JP4012519B2 - アレイアンテナ通信装置及び制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態におけるアダプティブアレイ通信装置40の全体構成を示すブロック図である。アダプティブアレイ通信装置40は大きく分けて送受信系とモニタ系に分けられ、さらにモニタ系には同期確立回路30を有している。
同期用符号出力器22は記憶メモリを内蔵するアナログ出力器であり、単位アンテナ1毎の同期用符号が記憶され、遅延制御部18からの指令により出力するものである。同期用符号は、以下に示す方法により予め“0”と“1”のパターンが選定される。しかし、実際に相関演算を行う場合には“0”は“−1”に置き換えて乗算することはいうまでもない。
(1)自己相関が同期点で最大値
(2)相関値(相互相関を含む)で同期点が判別可能
(3)同期点からズレた場合の自己相関関数の傾きが急峻である
(4)同相加算して生成される系列について0の連続数が少ない
(5)同相加算して生成される系列について0の個数が少ない
図4は、本発明の実施形態における同期確立処理の流れを示すフローチャートである。モニタ受信機14の同期確立を行う手順を図4に基づいて説明する。最初に、アダプティブアレイ通信を中断して、ステップS11において符号同期を開始する。
ステップS12において、セレクタ20は普段は直交用符号が選択されているので、同期確立時は同期用符号に切り換える。よって同期確立中は、アダプティブアレイの運用は休止する。
ステップS13において、遅延回路17の遅延量(0〜1周期)をn=―4から+4まで順次設定を行う。遅延回路がディジタル回路である場合、受信信号のサンプル間隔の分解能で遅延量を制御すればよい。また、同期点は必ず同期用符号の1周期以内に存在するので、遅延量の可変範囲は同期用符号1周期分あれば良い。
ステップS14において、振幅検出器19で受信信号の振幅レベルの大きさを測定する。図3に示した相関特性より、最も相関値が高い場所が同期点であることから、全ての測定が完了してから大小を比較するため遅延量設定値とペアにして相関値を記録しておく。全ての設定値についての測定が完了するまで、手順2、3(ステップS13、S14)を繰り返す。
ステップS15の計測終了判定において、1周期分の測定が終了した場合、ステップS16へ進む。ステップS16において、記録しておいた結果から、最大の相関値を持つ遅延量設定値を同期点に最も近い遅延量であると判断して、遅延回路に再設定し同期確立を完了する。
ステップS17において、セレクタ20を直交用符号に切り換えて、ステップS18において符号同期処理が終了し、アダプティブアレイ通信の運用を再開する。
Claims (5)
- 複数の単位アンテナを含むアダプティブ・アレイ・アンテナを用いる送受信系と、各単位アンテナの指向性をモニタするモニタ系と、を有するアレイアンテナ通信装置において、
前記送受信系は、
単位アンテナ毎に設けられたRF送信増幅部と、
単位アンテナ毎に前記RF送信増幅部と並列に設けられるRF受信増幅部と、
前記RF送信増幅部又は前記RF受信増幅部と切り換えて接続される重み付け部と、
複数の重み付け部に接続され、送信信号を分配し、受信信号を合成する分配合成部と、
分配合成部に接続された送信部(TX)及び受信部(RX)と、
重み付け部を制御して複数の単位アンテナをアダプティブ・アレイ・アンテナとして機能させるアダプティブアレイ制御部と、
を備え、
前記モニタ系は、
前記RF受信増幅部から分岐した単位アンテナ毎の信号を拡散多重する拡散多重部と、
拡散多重化された信号を周波数変換して増幅するモニタ受信部(モニタRX)と、
前記モニタ受信部からの信号を単位アンテナ毎の拡散符号で逆拡散分離する逆拡散分離部と、
前記拡散多重部に供給した拡散符号を前記モニタ受信部の遅延量でタイミングを補正して逆拡散分離部へ拡散符号を供給する同期確立部と、
を備え、
前記同期確立部は、
拡散符号を遅延させる遅延部と、
前記逆拡散分離部の少なくとも振幅を検出する振幅検出部と、
振幅検出部より検出結果を取得して、前記遅延部へ補正された遅延量を設定する遅延制御部と、
直交用符号を出力する直交用符号出力部と、
同期用符号を出力する同期用符号出力部と、
直交用符号と同期用符号を切り換える符号切換部と、
を備え、
直交用符号の代わりに前記モニタ受信部の遅延量を測定する同期用符号を切り換えて遅延量を測定し、補正された遅延値を設定することにより同期を確立することを特徴とするアレイアンテナ通信装置。 - 請求項1に記載のアレイアンテナ装置において、
前記遅延制御部は、
遅延量を測定するために前記符号切換部を制御し、前記拡散多重手段に同期用符号を供給し、
モニタ受信信号のサンプル間隔きざみで前記遅延部の遅延量を可変する遅延量可変手段と、
当該遅延量可変手段による遅延量と振幅検出器の検出結果とを記憶する遅延量記憶手段と、
検出した振幅が最大となる遅延量を前記遅延量記憶手段から検索し、当該遅延量から同期点に近い遅延量を判定する遅延量判定手段と、
を備え、
前記符号遅延部に補正された遅延量を設定し同期を確立することを特徴とするアレイアンテナ装置。 - 請求項1から2のいずれか1項に記載のアレイアンテナ装置において、
前記同期用符号出力部は、
同期用符号を記憶する記憶手段を有し、
自己相関が同期点で最大値となり、相互相関を含む相関値で同期点が判別可能であり、同期点からずれた場合の自己相関関数の傾きが急峻である符号信号を、記憶し、出力することを特徴とするアレイアンテナ装置。 - 請求項3に記載のアレイアンテナ装置において、
前記同期用符号出力部は、さらに、
同相加算して生成される系列について‘0’の連続数が少なく、同相加算して生成される系列について‘0’の個数が少ない符号信号を、記憶し、出力することを特徴とするアレイアンテナ装置。 - 複数の単位アンテナを含むアダプティブ・アレイ・アンテナを用いる送受信工程と、単位アンテナの指向性をモニタするモニタ工程を、を有するアレイアンテナ通信装置の制御方法において、
前記送受信工程は、
単位アンテナ毎に設けられたRF送信増幅工程及びRF受信増幅工程と、
前記RF送信増幅工程と前記RF受信増幅工程の信号に重み付けを行う重み付け工程と、
当該重み付け工程で得られた信号を分配合成する分配合成工程と、
分配合成工程の信号を送信する送信工程(TX)及び信号を受信する受信工程(RX)と、
前記重み付け工程を制御して複数の単位アンテナをアダプティブ・アレイ・アンテナとして機能させるアダプティブアレイ制御工程と、
を備え、
前記モニタ工程は、
前記RF受信増幅工程から分岐した単位アンテナ毎の信号を拡散多重する拡散多重工程と、
拡散多重化された信号を周波数変換して増幅するモニタ受信工程(モニタRX)と、
前記モニタ受信工程からの信号を単位アンテナ毎の拡散符号で逆拡散分離する逆拡散分離工程と、
前記拡散多重工程に供給した拡散符号を前記モニタ受信工程の遅延量でタイミングを補正して逆拡散分離工程へ拡散符号を供給する同期確立工程と、
を備え、
前記同期確立工程は、
拡散符号を遅延させる遅延工程と、
前記逆拡散分離工程の少なくとも振幅を検出する振幅検出工程と、
振幅検出工程より検出結果を取得して、前記遅延工程へ補正された遅延量を設定する遅延制御工程と、
直交用符号を出力する直交用符号出力工程と、
同期用符号を出力する同期用符号出力工程と、
直交用符号と同期用符号を切り換える符号切換工程と、
を備え、
前記同期確立工程は、前記モニタ受信工程の遅延量を測定する同期用符号を直交用符号の代わりに用いて遅延量を求め補正し、
補正された遅延量に基づき、直交用符号により拡散して多重化された信号から、正しく所望の信号を分離するために、対応する直交用符号をモニタ受信信号に含まれる直交用符号の信号にタイミングを合わせて出力することを特徴とするアレイアンテナ通信装置の制御方法。
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JP2004126976A JP4012519B2 (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | アレイアンテナ通信装置及び制御方法 |
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