JPH1041826A - コンプレッサ回路 - Google Patents

コンプレッサ回路

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JPH1041826A
JPH1041826A JP8190731A JP19073196A JPH1041826A JP H1041826 A JPH1041826 A JP H1041826A JP 8190731 A JP8190731 A JP 8190731A JP 19073196 A JP19073196 A JP 19073196A JP H1041826 A JPH1041826 A JP H1041826A
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JP
Japan
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circuit
output signal
divider
shifter
value
Prior art date
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Withdrawn
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JP8190731A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Harada
裕章 原田
Tatsumasa Yoshida
達正 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除算器でのオーバーフローを回避する。 【解決手段】 全波整流回路11は、A/D変換された
ディジタル信号の絶対値を取る。シフタ12は、遅延回
路4の出力信号をシフトする。加算器13は、全波整流
回路11の出力信号からシフタ12の出力信号を引き算
する。判定回路14は、加算器13の出力信号が正又は
遅延回路4の出力信号が0であれば、切替スイッチ15
の出力端子をシフタ16、切替スイッチ17の入力端子
をシフタ16の出力端子に接続し、加算器13の出力信
号が負であれば、切替スイッチ15の出力端子を除算器
1の一方の入力端子、切替スイッチ17の入力端子を除
算器1の出力端子に接続する。除算器1は、除算する。
シフタ16は、入力信号をシフトする。全波整流回路2
は、絶対値を求める。ディジタルフィルタ3は、絶対値
の平均値を求める。遅延回路4は、一定時間遅延して、
除算器1に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号処
理のコンプレッサ回路に関するものであり、特に、その
コンプレッサ回路に使用される除算器のオーバーフロー
の回避に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信ではフェージングにより受信レ
ベルが変動するため、受信SNRがフェージングのない
場合に比較して大きく劣化し、受信レベルが相当高いと
きでも通話中に種々の雑音が入り、耳障りな妨害音とな
る。コンパンダ回路は通話時には無線区間における音声
レベルを高めSNRを改善し、また、無通話時には無線
系で発生する雑音を大きく抑圧する効果を持ち、移動通
信における通話品質の向上技術として非常に有力な手段
となる。コンパンダ回路は、コンプレッサ回路(圧縮
器)とエキスパンダ回路(伸張器)から構成される。コ
ンパンダ回路は、コンプレッサ回路により音声のレベル
が一定のレベルに近付くように圧縮し、エキスパンダ回
路(伸長器)により伸張を行う一連の動作より成るもの
である。
【0003】図2は、従来のコンプレッサ回路の構成図
である。このコンプレッサ回路は、除算器1、全波整流
回路2、ディジタルフィルタ3、及び遅延回路4で構成
されている。除算器1の被除数を入力する一方の入力端
子には、マイクロフォンから入力された音声がアナログ
/ディジタル変換器(以下、A/D変換器と呼ぶ)でデ
ィジタルデータに変換されて、バンドパスフィルタによ
り帯域制限されたディジタルデータの時系列データが入
力される。除算器1は、バンドパスフィルタにより帯域
制限されたディジタル信号を遅延回路4の出力信号で除
算して、全波整流回路2及び図示しないプリエンファシ
ス回路などに出力する。全波整流回路2は、除算器1の
出力信号を絶対値に変換して、ディジタルフィルタ3に
出力する。ディジタルフィルタ3は、全波整流回路2か
ら出力される絶対値を平均化して、遅延回路4に出力す
る。遅延回路4は、ディジタルフィルタ3で平均化され
たレベルを一定の時間Tだけ遅延して、除算器1に出力
する。
【0004】除算器1は、バンドパスフィルタから出力
されるディジタルデータを遅延回路5の出力信号で割り
算して、音声を基準レベルに近付けて、音声の振幅を小
さくして、プリエンフェファシス回路及び全波整流回路
2に出力する。全波整流回路2で絶対値を取って、ディ
ジタルフィルタ3で絶対値を平均化する。以上を繰り返
すことにより、ディジタルフィルタ3が一定の時定数
(例えば、20msec)以内で一定の値に収束し、除
算器1の被除数であるディジタルデータが一定の値で割
り算されて、音声を基準レベルに近付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンプレッサ回路においては、以下のような課題があっ
た。コンプレッサ回路は、移動機などに用いられてお
り、回路構成を簡単にして消費電力を低減するために、
除算器1は固定小数点演算のものを用いている。そのた
めに、除算器1では、被除数が除数よりも大きくなると
(例えば、無音から音声が急に立ち上がる際)、オーバ
ーフローを起こすことがある。除算器1がオーバーフロ
ーすると、誤った値がディジタルフィルタ3に入力さ
れ、ディジタルフィルタ3で平均化され、除算器1の除
数として、フィードバックされる。そのため、除算器1
の除算結果が変動して、ディジタルフィルタ3の収束に
時間がかかることになり、また除算結果によっては、デ
ィジタルフィルタ3が不安定動作を起こし、音声が受信
側で再生できないことが有った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、符号部がm11ビット、整数部がm12ビッ
ト、小数部がm13ビットの固定小数点表現された時系列
で入力される第1のディジタルデータを被除数、符号部
がn11ビット、整数部がn12ビット、小数部がn13ビッ
トの固定小数点表現された第2のディジタルデータを除
数として除算して、符号部がo11ビット、整数部がo12
ビット、小数部がo13ビットの除算結果を出力する除算
器と、前記除算器の出力信号の絶対値を取る第1の絶対
値回路と、前記絶対値の平均化をするディジタルフィル
タと、前記ディジタルフィルタの出力信号を一定時間遅
延させて、前記第2のディジルタルデータを出力する遅
延回路とを、備えたコンプレッサ回路において、以下の
回路を設けている。すなわち、前記第1のディジタルデ
ータの絶対値を取る第2の絶対値回路と、前記遅延回路
の出力信号を2のo12乗倍するシフタと、前記第2の絶
対値回路の出力信号の値と前記シフタの出力信号の値と
の差を求める加算器と、前記加算器の出力信号が、前記
第2の絶対値回路の出力信号の値の方が前記シフタの出
力信号の値以上であることを示す時、又は前記遅延回路
の出力信号の値が“0”であれば、前記第1のディジタ
ルデータの前記固定小数点表現の小数点の位置を前記除
算器の固定小数点表現の小数点位置に合わせて前記第1
の絶対値回路に出力し、前記加算器の出力信号が、前記
第2の絶対値回路の出力信号の値の方が前記シフタの出
力信号の値よりも小さいことを示す時、前記除算器の出
力信号を前記第1の絶対値回路に出力するよう制御する
制御回路とを設けている。
【0007】以上のようにコンプレッサ回路を構成した
ので、除算器の整数部がo12なので、被除数が除数の2
のo12乗倍を越えると、除算器がオーバーフローを起こ
す。シフタは、除数をシフトして2のo12乗倍するの
で、シフトした結果よりも被除数の絶対値が大きけれ
ば、除算器がオーバーフローする。制御回路は、加算器
の出力信号が0以上ならば、除算器がオーバーフローを
起こすと判定して、第1の絶対値回路に第1のディジタ
ルデータの固定小数点表現の小数点の位置を除算器の固
定小数点表現に合わせて出力する。これにより、オーバ
ーフローが回避され、ディジタルフィルタの収束が遅れ
ることが避けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
コンプレッサ回路の構成図であり、従来の図2中の要素
と共通する要素には共通の符号を付してある。図1に示
すように、本実施形態のコンプレッサ回路は、除算器
1、全波整流回路2、ディジタルフィルタ3、遅延回路
4、全波整流回路11、シフタ12、加算器13、判定
回路14、切替スイッチ15、シフタ16、及び切替ス
イッチ17を備えている。全波整流回路11及び切替ス
イッチ15の入力端子には、図示しないA/D変換器に
より変換されたディジタルデータの時系列データが入力
されている。全波整流回路11の出力端子は、加算器1
3の一方の入力端子に接続されている。加算器13の他
方の入力端子は、シフタ12の出力端子に接続されてい
る。加算器13の出力端子は、判定回路14の一方の入
力端子に接続されている。判定回路14の他方の入力端
子は、遅延回路4の出力端子に接続されている。判定回
路14の出力端子は、切替スイッチ15,17の制御端
子に接続されている。切替スイッチ15の一方の出力端
子は、シフタ16の入力端子に接続され、他方の出力端
子は、除算器12の一方の入力端子に接続されている。
除算器2の他方の入力端子は、遅延回路5の出力端子に
接続されている。
【0009】シフタ16の出力端子は、切替スイッチ1
7の一方の入力端子に接続されている。除算器1の出力
端子は、切替スイッチ17の他方の入力端子に接続され
ている。切替スイッチ17の出力端子は、全波整流回路
2の入力端子及び図示しないプリエンファシス回路の入
力端子に接続されている。全波整流回路2の出力端子
は、ディジタルフィルタ3の入力端子に接続されてい
る。ディジタルフィルタ3の出力端子は、遅延回路4の
入力端子に接続されている。遅延回路4の出力端子は、
判定回路14及び除算器1の一方の入力端子に接続され
ている。除算器1は、音声などのアナログ信号がA/D
変換器により変換されて、符号部がm11ビット、整数部
がm12ビット、小数部がm13ビットの2の補数形式の固
定小数点表現(以下、m11Sm12I.m13と呼ぶ)され
たディジタルデータを被除数、n11Sn12I.n13形式
の遅延回路4の出力信号を除数として、除算してo11
12I.o13の形式の除算結果を出力する回路である。
例えば、被除数をm11=2、m12=5、m13=25の3
2ビット、除数をn11=1、n12=3、n13=12の1
6ビット、除算結果をo11=1、o12=2、o13=13
の16ビットとする。
【0010】全波整流回路2は、切替スイッチ17の出
力信号の絶対値を取る第1の絶対値回路であり、例え
ば、S2I.13のデータで2の補数形式であれば、そ
の絶対値を取って、符号ビットとデータビットを正の表
現に変換する。ディジタルフィルタ3は、全波整流回路
2の出力信号のレベルを平均化して、n11Sn12I.n
13の固定小数点データを出力するフィルタ回路であり、
例えば、時定数20msecの1次のIIR型ディジタ
ルフィルタで構成されている。遅延回路4は、ディジタ
ルフィルタ3の出力信号を一定の時間(A/D変換器の
1サンプリング周期(8KHz))だけ遅延させて、デ
ィレイ・フリー・ループを回避するための回路である。
全波整流回路11は、m11Sm12I.m13の形式の入力
ディジタルデータの絶対値を取る第2の絶対値回路であ
る。シフタ12は、n11Sn12I.n13の遅延回路5の
出力信号を全波整流回路11のm11Sm12I.m13の形
式にn11Sn12.In13の小数点の位置がn11Sm
12I.m13の形式の小数点の位置よりも左にo12ビット
となるようにシフト動作して、遅延回路4の出力信号の
2のo12乗倍する回路である。
【0011】例えば、全波整流回路11の出力信号がS
S5I.25、遅延回路5の出力信号がS3I.12で
SIIIXXXXXXXXXXXXの時には、シフタ1
2の出力信号は、上位ビットから、SSIIIXXXX
XXXXXXXX000000000000000とな
る。加算器13は、全波整流回路11の出力信号からシ
フタ12の出力信号を減算器する回路である。判定回路
14は、加算器13の出力信号の値が0以上、又は遅延
回路4の出力信号の値が“0”の時には、切替スイッチ
15の出力端子をシフタ16の入力端子に接続し、切替
スイッチ17の出力端子をシフタ16の出力端子に接続
し、加算器13の出力信号が負の時は、切替スイッチ1
5の出力端子を除算器2の一方の入力端子に接続し、切
替スイッチ17の出力端子を除算器2の出力端子に出力
端子に接続するための制御信号を生成する回路である。
切替スイッチ15,17は、判定回路14の制御信号に
よりスイッチの切り替えを行う回路である。シフタ16
は、m11Sm12I.m13の形式のディジタルデータを除
算器1の出力信号と同じo11So12I.o13に固定小数
点の位置を合わせるためにシフトする回路である。
【0012】判定回路14、切替スイッチ15,17、
及びシフタ16は、除算器1がオーバーフローを起こす
か否かを判別して、全波整流回路2への入力を切り替え
る制御回路である。以下、図1のコンプレッサ回路の動
作の説明をする。本実施形態では、一例として、AMP
Sなどの移動機に用いられるコンプレッサ回路の場合に
ついて説明する。図示しないマイクロフォンから入力さ
れた音声のアナログ信号がA/D変換器で一定のサンプ
リング周期(例えば、8KHz)でサンプリングされ
て、例えば、2の補数形式のS.9のディジタル信号に
変換され、図示しないバンドパスフィルタにより、音声
帯域(例えば、0.3〜3KHz)に帯域制限された
後、m11Sm12I.m13(例えば、SS5I.25)の
形式に変換されて、全波整流回路11及び切替スイッチ
15に入力される。
【0013】全波整流回路11は、m11Sm12I.m13
の形式のディジタルデータの絶対値を取って、加算器1
3の一方の入力端子に出力する。シフタ12は、遅延回
路5のn11Sn12I.n13の出力信号の小数点の位置を
11Sm12I.m13の小数点の位置から左にo12ビット
ずらし、上位ビットには符号を詰め、下位には、“0”
を詰めて、m11Sm12I.m13の形式で出力する。例え
ば、全波整流回路11の出力信号がSS5I.25、遅
延回路5の出力信号がS3I.12であれば、シフタ1
2は、遅延回路5の出力信号SIIIXXXXXXXX
XXXXをシフトして、SSIIIXXXXXXXXX
XX000000000000000を加算器13の他
方の端子に出力する。これは、遅延回路4の出力信号の
値を4倍したことである。加算器13は、全波整流回路
11の出力信号からシフタ12の出力信号の差を求め
て、判定回路14に出力する。除算器1の除算結果がo
11So12I.o13なので、被除数が除数の2のo12乗倍
以上であれば、除算器1の除算結果は、o11So12I.
13を越えてオーバーフローする。シフタ12は、除数
を2のo12乗倍してあるので、加算器13の出力信号の
値が0以上であれば、除算器1がオーバーフローを起こ
す。
【0014】判定回路14は、加算器13の出力信号の
値が“0”以上又は遅延回路4の出力信号の値が“0”
であれば、除算器1がオーバーフローを起こすので、切
替スイッチ15の出力端子をシフタ16の入力端子に接
続し、切替スイッチ17の入力端子をシフタ16の出力
端子に接続するように制御信号を生成し、加算器13の
出力信号の値が負であれば、切替スイッチ15の出力端
子を除算器1の一方の入力端子に接続し、切替スイッチ
17の入力端子を除算器1の出力端子に接続するように
制御信号を生成する。除算器1は、切替スイッチ15か
らのm11Sm12I.m13の形式のディジタルデータを被
除数とし、遅延回路4からのn11Sn12I.n13の形式
のディジタルデータを除数として除算し、o11So
12I.o13の形式のディジタルデータを切替スイッチ1
7の一方の入力端子に出力する。
【0015】シフタ16は、切替スイッチ15からのm
11Sm12I.m13の形式のディジタルデータをo11So
12I.o13の形式に小数点の位置合わせをして、切替ス
イッチ17の他方の入力端子に出力する。切替スイッチ
17は、制御信号に従って、シフタ16の出力信号又は
除算器1の出力信号を全波整流回路2及びプリエンファ
シス回路などに出力する。判定回路14の制御により切
替スイッチ17の出力信号は、除算器1でオーバーフロ
ーが回避された正しい除算結果もしくは入力のディジタ
ルデータである。全波整流回路2は、o11So12I.o
13の形式のデータの絶対値を取り、ディジタルフィルタ
3に出力する。ディジタルフィルタ3は、例えば、1次
IIR型の時定数20msecのディジタルフィルタ
(ディジタルフィルタ3のタップ係数は、時定数と基準
レベルに合わせて設定)を用いて、全波整流回路2から
の出力レベルを平均化して、n11Sn12I.n13のデー
タ形式で遅延回路4に出力する。
【0016】ディジタルフィルタ3に入力される信号
は、正しい除算結果もしくは入力のディジタルデータな
ので、収束が遅れるようなことがなくなる。例えば、無
音から音声が立ち上がると、無音ではディジタルフィル
タ3の平均レベルが小さいので(0レベルの場合もあ
る)、除算器1がオーバーフローを起こすことがある
が、このような場合に、ディジタルフィルタ3には、入
力ディジタルデータの絶対値が入力される。そのため、
無音の時の小さな平均レベルにより立上がりの入力のデ
ィジタルデータのレベルが平均化されて、平均レベルが
下がった後、ディジタルフィルタ3が収束する(これ
は、オーバーフローを起こさない浮動小数点演算による
ものとほぼ同じ波形となる)。遅延回路4は、ディジタ
ルフィルタ3の出力信号を遅延時間T(A/D変換器の
サンプリング周期8KHz)だけ遅延して、除算器1及
び判定回路14に出力して、次の入力データの除数とす
る。
【0017】以上の処理がディジタルデータを入力する
毎に行われ、ディジタルフィルタ3には、正しい除算結
果もしくは入力ディジタルデータの絶対値が入力される
ために、このディジタルフィルタ3が正しく動作し、一
定の時間内に収束する。切替スイッチ17の出力結果
は、プリエンファシス回路にて、+6dBオタクーブ高
域強調され、偏移リミッタ回路で周波数偏移が12KH
zデビエーションを越えない範囲に抑えられ、ローパス
フィルタでフィルタ処理され、周波数変調(ディジタル
/アナログ変換)され、無線機より出力される。受信側
では、受信機で受信して、周波数復調回路(A/D変
換)、バンドパスフィルタ、ディエンファシス回路、エ
キスパンダ回路、及びD/A変換器を経て、スピーカに
出力される。
【0018】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、コンプレッサ回路に、全波整流回路11、シフタ1
1,16、加算器13、判定回路14、及び切替スイッ
チ15,17を設けたので、入力信号の値が遅延回路4
の出力値よりも大きい時や遅延回路4の出力値が0とな
り、除算器1がオーバーフローや過大出力を回避するこ
とができるため、ディジタルフィルタ3の収束が安定す
る。なお、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の
変形が可能である。その変形例としては、例えば次のよ
うなものがある。上記実施形態では移動機の場合を例に
説明したが、移動機に限らず、全ての固定小数点演算を
するコンプレッサ回路に適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、コンプレッサ回路に、第2の絶対値回路、シフ
タ、加算器、及び制御手段を設けたので、入力信号の値
が遅延回路の出力値よりも大きい時や遅延回路の出力値
が0となり、除算器がオーバーフローや過大出力を回避
することができるため、ディジタルフィルタの収束が安
定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコンプレッサ回路の構成図
である。
【図2】従来のコンプレッサ回路の構成図である。
【符号の説明】
1 除算器 2 全波整流回路 3 ディジタルフィ
ルタ 4 遅延回路 11 全波整流回路 12,16 シフタ 13 加算器 14 判定回路 15,17 切替スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号部がm11ビット、整数部がm12ビッ
    ト、小数部がm13ビットの固定小数点表現された時系列
    で入力される第1のディジタルデータを被除数、符号部
    がn11ビット、整数部がn12ビット、小数部がn13ビッ
    トの固定小数点表現された第2のディジタルデータを除
    数として除算して、符号部がo11ビット、整数部がo12
    ビット、小数部がo13ビットの除算結果を出力する除算
    器と、 前記除算器の出力信号の絶対値を取る第1の絶対値回路
    と、 前記絶対値の平均化をするディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタの出力信号を一定時間遅延させ
    て、前記第2のディジルタルデータを出力する遅延回路
    とを、備えたコンプレッサ回路において、 前記第1のディジタルデータの絶対値を取る第2の絶対
    値回路と、 前記遅延回路の出力信号を2のo12乗倍するシフタと、 前記第2の絶対値回路の出力信号の値と前記シフタの出
    力信号の値との差を求める加算器と、 前記加算器の出力信号が、前記第2の絶対値回路の出力
    信号の値の方が前記シフタの出力信号の値以上であるこ
    とを示す時、又は前記遅延回路の出力信号の値が“0”
    であれば、前記第1のディジタルデータの前記固定小数
    点表現の小数点の位置を前記除算器の固定小数点表現の
    小数点位置に合わせて前記第1の絶対値回路に出力し、
    前記加算器の出力信号が、前記第2の絶対値回路の出力
    信号の値の方が前記シフタの出力信号の値よりも小さい
    ことを示す時、前記除算器の出力信号を前記第1の絶対
    値回路に出力するよう制御する制御回路とを、 設けたことを特徴とするコンプレッサ回路。
JP8190731A 1996-07-19 1996-07-19 コンプレッサ回路 Withdrawn JPH1041826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182586A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Panasonic Electric Works Co Ltd マルチキャリア受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182586A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Panasonic Electric Works Co Ltd マルチキャリア受信装置

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