JPH1040985A - 端子金具 - Google Patents

端子金具

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JPH1040985A
JPH1040985A JP19247296A JP19247296A JPH1040985A JP H1040985 A JPH1040985 A JP H1040985A JP 19247296 A JP19247296 A JP 19247296A JP 19247296 A JP19247296 A JP 19247296A JP H1040985 A JPH1040985 A JP H1040985A
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Masami Toyoda
昌美 豊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナとの係止部が変形するのを防止す
る。 【解決手段】 雄端子金具10は筒部12を有し、その
筒部12にはリテーナとの係止部17が形成されてい
る。雄端子金具10が半挿入のときには、仮係止された
リテーナの戻り規制部32が係止部17の下面と対向す
るようになる。この状態でリテーナを本係止位置へ移動
させようとすると、戻り規制部32が係止部17を突き
上げて変形させようとするが、変形規制部18が突っ支
い棒としてはたらくため、係止部17の変形が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グに挿入された状態においてリテーナにより戻りが規制
されるようにした端子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コネクタハウジングに挿入されるととも
に挿入状態においてリテーナにより戻りが規制されるよ
うにした端子金具として、図13に示すものがある。こ
の端子金具1は、板材を折り曲げて成形した筒部2を備
えており、その筒部2の底面においては板材の片持ち状
の端縁部が互いに突き合わされていて、この端縁部がリ
テーナ4との係止部3となっている(図14を参照)。
端子金具1がコネクタハウジング5に正規挿入された状
態でリテーナ4を本係止位置に移動させると、そのリテ
ーナ4の戻り規制部4Aが係止部3の縁部に対して後方
(図13の右方)から係止し、もって端子金具1の戻り
方向(反挿入方向)への移動が規制される。また、半挿
入状態の端子金具1が存在する場合には、図13に示す
ように、仮係止位置にあるリテーナ4の戻り規制部4A
が係止部3の底面に当接することによって、リテーナ4
の本係止位置への移動が規制されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の端子金具で
は、係止部3が単に片持ち状に延出しているだけなの
で、リテーナ4の戻り規制部4Aが係止部3に対して強
く押し当てられると、図15に示すように係止部3が内
面側へ変形してしまう虞がある。本願発明は上記事情に
鑑みて創案されたものであって、リテーナとの係止部が
変形するのを確実に防止することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、周面
の一部がリテーナとの係止部とされている筒部を有し、
コネクタハウジングに正規挿入された状態では前記コネ
クタハウジングに本係止されたリテーナの戻り規制部に
対して前記係止部を係止させることにより反挿入方向の
移動を規制されるとともに、前記コネクタハウジングに
半挿入されている状態では前記コネクタハウジングに仮
係止されている前記リテーナの前記戻り規制部に対して
前記係止部の外面を対向させるようになっている端子金
具において、前記筒部には前記係止部の内面側への変位
を規制する変形規制部が設けられているところに特徴を
有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、変形規制部は、電線接続部に固着される電線の先端
が突き当て可能な位置に配され、前記変形規制部に前記
電線が突き当たることによりその電線の前記筒部側への
一定以上の位置ずれが規制されるようにしたところに特
徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、半
挿入状態の端子金具が存在する状態でリテーナを仮係止
位置から本係止位置へ移動させようとすると、リテーナ
の戻り規制部が端子金具の係止部の外面に突き当たる
が、係止部は変形規制部によって内面側への変位が規制
されているため、係止部の外面にリテーナが強く押し当
たっても、係止部の変形は確実に防止される。
【0007】請求項2の発明においては、電線接続部に
固着される電線の位置が正規位置よりも筒部側へずれて
も、電線の先端が変形規制部に突き当たるため、電線の
位置が筒部側へ過剰にずれることが規制される。
【0008】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態の雄端子
金具(本発明の構成要件である端子金具)10は、コネ
クタハウジング20に前後両端面間を貫通するように形
成したキャビティ21内に後方から挿入される。雄端子
金具10が正規挿入位置に達すると、図1に示すように
ランス22により一次係止されるとともに、後述するリ
テーナ30により二次係止され、もって雄端子金具10
の反挿入方向への移動が規制される。
【0009】コネクタハウジング20には、その下面に
開口するとともに各キャビティ21に連通するリテーナ
収容室23が形成されている。このリテーナ収容室23
に下から押し込まれたリテーナ30は、係止手段(図示
せず)により図2に示す仮係止位置と図1に示す本係止
位置とに選択的に保持される。リテーナ30には、キャ
ビティ21に挿入された雄端子金具10を貫通させるた
めの貫通孔31と、正規挿入された雄端子金具10の反
挿入方向への移動を規制するための戻り規制部32とが
設けられている。リテーナ30が仮係止されている状態
では、戻り規制部32は雄端子金具10のキャビティ2
1への挿入を妨げない非干渉位置にある。リテーナ30
が本係止されている状態では、戻り規制部32は、キャ
ビティ21内に下から突出し、雄端子金具10の二次係
止部17に対して後方から係止可能な状態となる。
【0010】次に、雄端子金具10について説明する。
雄端子金具10は、導電性板材を曲げ加工して成形さ
れ、前端には細長いタブ11が形成され、タブ11の後
端には筒部12が連続して形成され、さらに筒部12の
後端には電線14を筒部12とほぼ同軸状に圧着するた
めの電線接続部13が形成されている。筒部12は導電
性板材を周方向に曲げて成形され、軸線を前後方向に向
けている。筒部12の横断面は方形をなしており、図4
に示すように、1枚の上面板12Aと、その両側縁から
下に延出する左右一対の側面板12B,12Bとを有し
ている。また、筒部12の下面は前後方向に3つの部位
に分かれている。前端側の部分では、両側面板12Bの
下端縁から下面板が内側へ延出して、この両下面板の先
端縁同士が接近して互いに突き合わせられている。この
一対の下面板は、その後端縁に対してランス22の係止
を可能とした一次係止部15となっている。また、筒部
12の下面の中央部分では、両側面板の下端縁から更に
下方へ面一状に延出するように板状のスタビライザ16
が形成されている。
【0011】さらに、筒部12の下面の後端側部分で
は、前端側部分と同様に、両側面板12Bの下端縁から
夫々下面板が内側へ延出して、この両下面板の先端縁同
士が接近して互いに突き合わせられている。この一対の
下面板は、その後端縁に対してリテーナ30の戻り規制
部32の係止を可能とした二次係止部(本発明の構成要
件である係止部)17となっている。雄端子金具10が
正規挿入された状態では、図1に示すように二次係止部
17は戻り規制部32よりも前側に位置して戻り規制部
32との前後方向に係止することが可能となる。しか
し、リテーナ30が仮係止の状態において雄端子金具1
0が半挿入となっている場合には、図2に示すように二
次係止部17が戻り規制部32の真上に位置し、二次係
止部17の下面が戻り規制部32と対向するようになっ
ている。
【0012】上記筒部12には、二次係止部17が戻り
規制部32の突き上げによって変形するのを防止するた
めの変形規制部18が設けられている。変形規制部18
は、図4に示すように、一対の二次係止部17の互いに
突き合わされた先端縁から上方へ延出するように形成さ
れており、この一対の変形規制部18の上端縁は、筒部
12の上面板12Aに対して当接または接近した状態と
なっている。また、この変形規制部18は、電線接続部
13に圧着される電線14に対してほぼ同軸の延長線上
に位置するため、電線14が正規の圧着位置よりも前方
(筒部12側)へ位置ずれした場合には、電線14の先
端が変形規制部18に突き当たるようになっている。
【0013】次に、本実施形態の作用について説明す
る。コネクタハウジング20に雄端子金具10とリテー
ナ30を組み付ける際には、まずリテーナ30をコネク
タハウジング20に対して仮係止しておき、その状態で
雄端子金具10をキャビティ21内に挿入し、最後にリ
テーナ30を本係止位置へ移動させる、という手順で作
業を行う。リテーナ30を本係止位置へ移動せる際に、
全ての雄端子金具10が正規挿入されている場合には、
二次係止部17が戻り規制部32よりも前側に位置する
のでリテーナ30の本係止位置への移動が支障なく行わ
れる。これにより、戻り規制部32が雄端子金具10の
二次係止部17に後方から係止し、全ての雄端子金具1
0に対してランス22による一次係止とリテーナ30に
よる二次係止が行われる。
【0014】これに対し、半挿入の雄端子金具10が存
在する場合には、リテーナ30を本係止位置へ移動させ
ようにしたときに戻り規制部32が二次係止部17の下
面に突き当たってその二次係止部17を上方へ突き上げ
ようとする。しかし、二次係止部17の先端縁に形成し
た変形規制部18の上端が筒部12の上面板12Aに当
接することによりその変形規制部18が突っ支い棒とし
て働き、二次係止部17が上方へ変形することが規制さ
れる。
【0015】このように二次係止部17の変形が防止さ
れるため、その半挿入の雄端子金具10をそのまま正規
挿入位置まで押し込んだ後にリテーナ30を本係止位置
へ移動させたときには、戻り規制部32が二次係止部1
7に対して確実に係止されるようになる。また、二次係
止部17の変形が防止されることによってリテーナ30
の本係止位置への移動も規制されるため、リテーナ30
を本係止位置へ移動させる操作が行えないことによっ
て、半挿入状態の雄端子金具10の存在を検出すること
ができる。
【0016】さらに、変形規制部18は電線14に対し
てほぼ同軸の延長線上に位置しているため、電線接続部
13への圧着時に電線14が正規の圧着位置よりも前方
(筒部12側)へ位置ずれすると、電線14の先端が変
形規制部18に突き当たることになる。これにより、電
線14が前方へ過剰に位置ずれすることが防止される。
さらに、電線14の筒部12内への侵入も阻止されるた
め、筒部12内におけるランス22と電線14との干渉
に起因してランス22の一次係止動作に支障を来すこと
が防止されている。
【0017】<他の実施形態>次に、実施形態2乃至実
施形態9について説明する。これらの実施形態は、いず
れも上記実施形態1において変形規制部の構成を異なら
せたものである。その他の構成については上記実施形態
1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を
付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。 <実施形態2>本発明を具体化した実施形態2を図5を
参照して説明する。本実施形態2の変形規制部42は、
一対の二次係止部17の互いに突き合わされた先端縁か
ら外側へ開くように傾いた斜め上方へ延出している。こ
の一対の変形規制部42の上端縁は、筒部12の上面板
12Aと側面板12Bとの接合角部に対して当接または
接近した状態となっている。また、この変形規制部42
も上記実施形態1と同様に、電線接続部13に圧着され
る電線14に対してほぼ同軸の延長線上に位置するた
め、電線14が正規の圧着位置よりも前方へ位置ずれし
た場合には、電線14の先端が変形規制部42に突き当
たるようになっている。
【0018】リテーナ30を本係止位置へ移動させよう
にしたときに、半挿入状態の雄端子金具10の二次係止
部17の下面に対して戻り規制部32が突き当たって
も、変形規制部42がその上端を上面板12Aと側面板
12Bとの接合角部に突き当てて突っ支い棒として働く
ため、二次係止部17の上方への変形が防止される。特
に、本実施形態2では、変形規制部42の先端が当接し
ている部分が上面板12Aと側面板12Bとの接合角部
となっているため、変形規制部42の先端の位置が左右
にずれるおそれがない。したがって、二次係止部17の
変形防機能の信頼性が高い。
【0019】<実施形態3>本発明を具体化した実施形
態3を図6を参照して説明する。本実施形態3の変形規
制部43は一対の二次係止部17の後端縁から真っ直ぐ
上方へ延出しており、この一対の変形規制部43の上端
縁は、筒部12の上面板12Aに対して当接または接近
した状態となっている。また、この変形規制部43も上
記実施形態1と同様に電線接続部13に圧着される電線
14に対してほぼ同軸の延長線上に位置しており、電線
14の先端の突き当てが可能とされている。リテーナ3
0を本係止位置へ移動させようにしたときに、半挿入状
態の雄端子金具10の二次係止部17の下面に対して戻
り規制部32が突き当たっても、変形規制部43がその
上端を上面板12Aに突き当てて突っ支い棒として働く
ため、二次係止部17の上方への変形が防止される。特
に、本実施形態3では、変形規制部43が電線14の軸
方向に対して直角をなして筒部12の開口領域をほぼ前
面に亘って塞ぐようになっているため、電線14の前方
への過剰な位置ずれを確実に防止することができる。
【0020】<実施形態4>本発明を具体化した実施形
態4を図7を参照して説明する。本実施形態4の変形規
制部44は筒部12の上面板12Aの一部を「U字形」
に切欠してその切欠部分を真下へ折り曲げることによっ
て形成されており、その変形規制部44の下端縁は一対
の二次係止部17に対して当接または接近した状態とな
っている。また、この変形規制部44も上記実施形態3
と同様に電線接続部13に圧着される電線14とほぼ同
軸の延長線上に位置してその電線14と突き当てを可能
としているとともに、その軸方向に対して直角をなし、
筒部12の開口領域を広い範囲に亘って塞ぐようになっ
ている。半挿入状態の雄端子金具10の二次係止部17
の下面に対して戻り規制部32が突き当たっても、その
二次係止部17は変形規制部44の下端縁に突き当たる
ことによって上方への変形が防止される。
【0021】<実施形態5>本発明を具体化した実施形
態5を図8を参照して説明する。本実施形態5の変形規
制部45は、筒部12の側面板12Bにおける下半分の
領域を「U字形」に切欠してその切欠部分を内側へ折り
曲げることによって形成されており、その変形規制部4
5の下端縁は二次係止部17に対して当接または接近し
た状態となっている。この変形規制部45も上記実施形
態3,4と同様に電線接続部13に圧着される電線14
とほぼ同軸の延長線上に位置してその電線14と突き当
てを可能としているとともに、その軸方向に対して直角
をなし、筒部12の開口領域を広い範囲に亘って塞ぐよ
うになっている。半挿入状態の雄端子金具10の二次係
止部17の下面に対して戻り規制部32が突き当たって
も、その二次係止部17は変形規制部45の下端縁に突
き当たることによって上方への変形が防止される。
【0022】<実施形態6>本発明を具体化した実施形
態6を図9を参照して説明する。本実施形態6の変形規
制部46は、筒部12の側面板12Bにおける下部領域
を「U字形」に切欠してその切欠部分を内側へ斜めに折
り曲げることによって形成されており、その変形規制部
46の下端縁は二次係止部17に対して当接または接近
した状態となっている。半挿入状態の雄端子金具10の
二次係止部17の下面に対して戻り規制部32が突き当
たっても、その二次係止部17は変形規制部46の下端
縁に突き当たることによって上方への変形が防止され
る。
【0023】<実施形態7>本発明を具体化した実施形
態7を図10を参照して説明する。本実施形態7の変形
規制部47は、筒部12の側面板12Bにおける下部領
域を内側へ三角形状に叩き出すことによって形成されて
いる。この変形規制部47を前後方向に視ると、その稜
線は側面板12Bの内面から斜めに延びて二次係止部1
7の上面に接近している。また、変形規制部47を上か
ら視ると、その外縁は二次係止部17上において三角形
状に張り出している。このような三角形状をなす変形規
制部47は構造的に剛性が高められており、下面側から
の力に対して変形を生じ難くなっている。半挿入状態の
雄端子金具10の二次係止部17の下面に対して戻り規
制部32が突き当たっても、その二次係止部17は変形
規制部47の下端縁に突き当たることによって上方への
変形が防止される。
【0024】<実施形態8>本発明を具体化した実施形
態8を図11を参照して説明する。本実施形態8の変形
規制部48は、筒部12における側面板12Bの下部か
ら二次係止部17の両外端部に亘る角部領域を内側へ三
角形状に叩き出すことによって形成されている。この変
形規制部48を前後方向に視ると、その稜線は側面板1
2Bの内面から斜めに延びて二次係止部17の上面に連
なっている。また、変形規制部48を上から視るとその
外縁は二次係止部17上において三角形状に張り出し、
内側から外方向に視るとその外縁は側面板12B上にお
いて三角形状に張り出している。かかる三角形状をなす
変形規制部48は剛性が高いため、二次係止部17に対
して戻り規制部32による突き上げ力が作用しても、そ
の二次係止部17の変形は変形規制部48の剛性によっ
て防止される。
【0025】<実施形態9>本発明を具体化した実施形
態9を図12を参照して説明する。本実施形態9の変形
規制部49Aは、図9における左側の二次係止部17L
の先端を水平面一状に延出させてその延出端縁を図9に
おける右側の側面板12Bの下端面に当接させることに
よって形成されている。この変形規制部49Aには、右
側の側面板12Bの外面に沿って立ち上げた立上り部4
9Bが形成されている。また、図9における右側の二次
係止部17Rの先端は左側の二次係止部17Lの上面に
沿って水平に延出しており、その延出端は、左側の側面
板12Bの内面に対して僅かに立ち上がった状態で水平
に突き当てられた遊動規制部49Cとなっている。二次
係止部17L,17Rに対して戻り規制部32による突
き上げ力が作用しても、変形規制部49Aが右側の側面
板12Bの下端面に突き当たることによって二次係止部
17L及び17Rの上方への変形が防止される。このと
き、左右両側面板12B,12Bの互いに接近する方向
への変位は遊動規制部49Cによって規制され、両側面
板12B,12Bの互いに離間する方向への変位は立上
り部49Bによって規制されるため、右側の側面板12
Bと変形規制部49Aとの間で左右方向への相対的位置
ずれが生じることはない。したがって、変形規制部49
Aによる二次係止部17L,17Rの変形防止効果が確
実に発揮される。
【0026】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雄端子金具に適用した場合につ
いて説明したが、本発明は、雌端子金具にも適用するこ
とができる。 (2)本発明は、電線が接続されるようにした端子金具
に限らず、端子金具同士を接続させるためのジョイント
ターミナルにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1において端子金具が正規挿
入されるとともにリテーナにより戻り規制された状態を
あらわす縦断面図
【図2】実施形態1において端子金具が半挿入の状態を
あらわす縦断面図
【図3】実施形態1の端子金具の底面図
【図4】実施形態1における端子金具の筒部の横断面図
【図5】実施形態2における端子金具の筒部の横断面図
【図6】実施形態3における端子金具の筒部の横断面図
【図7】実施形態4における端子金具の筒部の横断面図
【図8】実施形態5における端子金具の筒部の横断面図
【図9】実施形態6における端子金具の筒部の横断面図
【図10】実施形態7における端子金具の筒部の横断面
【図11】実施形態8における端子金具の筒部の横断面
【図12】実施形態9における端子金具の筒部の横断面
【図13】従来例の縦断面図
【図14】従来例の端子金具の筒部の横断面図
【図15】従来例の端子金具の筒部において係止部が変
形した状態をあらわす横断面図
【符号の説明】
10…雄端子金具 12…筒部 14…電線 17…二次係止部(係止部) 17L,17R…二次係止部(係止部) 18…変形規制部 20…コネクタハウジング 30…リテーナ 32…戻り規制部 42,43,44,45,46,47,48,49A…
変形規制部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面の一部がリテーナとの係止部とされ
    ている筒部を有し、コネクタハウジングに正規挿入され
    た状態では前記コネクタハウジングに本係止された前記
    リテーナの戻り規制部に対して前記係止部を係止させる
    ことにより反挿入方向の移動を規制されるとともに、前
    記コネクタハウジングに半挿入されている状態では前記
    コネクタハウジングに仮係止されている前記リテーナの
    前記戻り規制部に対して前記係止部の外面を対向させる
    ようになっている端子金具において、前記筒部には前記
    係止部の内面側への変位を規制する変形規制部が設けら
    れていることを特徴とする端子金具。
  2. 【請求項2】 変形規制部は、電線接続部に固着される
    電線の先端が突き当て可能な位置に配され、前記変形規
    制部に前記電線が突き当たることによりその電線の前記
    筒部側への一定以上の位置ずれが規制されるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の端子金具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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