JPH104082A - 半導体集積装置の中間製品および製造方法 - Google Patents
半導体集積装置の中間製品および製造方法Info
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- JPH104082A JPH104082A JP15547096A JP15547096A JPH104082A JP H104082 A JPH104082 A JP H104082A JP 15547096 A JP15547096 A JP 15547096A JP 15547096 A JP15547096 A JP 15547096A JP H104082 A JPH104082 A JP H104082A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一エッチング時間で深・浅両コンタクトホ
ールが形成され、浅いコンタクトホールでの過度のエッ
チング防止がなされる構造の半導体集積装置の中間製品
および製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板2内あるいは基板2面に接し
て形成された、電気的接続されるべき構成層2B、3な
らびに、少なくとも構成層2B、3上を含む基板2上に
層間膜4が形成され、かつコンタクトホールを形成する
位置によって層間膜4表面から構成層2B、3にいたる
コンタクトホールの深度が異なる構成を有し、層間膜4
の、少なくとも深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域5におけるエッチング速度が、少なくとも深度の
浅いコンタクトホールが形成される領域6における層間
膜4のエッチング速度よりも、相対的に速く構成され
る。
ールが形成され、浅いコンタクトホールでの過度のエッ
チング防止がなされる構造の半導体集積装置の中間製品
および製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板2内あるいは基板2面に接し
て形成された、電気的接続されるべき構成層2B、3な
らびに、少なくとも構成層2B、3上を含む基板2上に
層間膜4が形成され、かつコンタクトホールを形成する
位置によって層間膜4表面から構成層2B、3にいたる
コンタクトホールの深度が異なる構成を有し、層間膜4
の、少なくとも深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域5におけるエッチング速度が、少なくとも深度の
浅いコンタクトホールが形成される領域6における層間
膜4のエッチング速度よりも、相対的に速く構成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積装置の
中間製品およびその製造方法に関し、特に層間膜中に深
いコンタクトホールと浅いコンタクトホールを具備する
半導体集積装置の中間製品及びその製造方法に関するも
のである。
中間製品およびその製造方法に関し、特に層間膜中に深
いコンタクトホールと浅いコンタクトホールを具備する
半導体集積装置の中間製品及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】NMOSFETやPMOSFET等の半
導体集積装置は、基板上に堆積された層間膜中に深いコ
ンタクトホールと浅いコンタクトホールを兼備するもの
が多い。このような半導体集積装置は一般に、図13に
示されるような断面構造を有している。すなわち図13
は、従来方法で製造されるMOS集積回路装置の一工程
段階における中間製品の断面図であり、MOS集積回路
装置の中間製品30は、LOCOS膜などによる段差部
2Aが形成された半導体基板2の、2個の段差部2A間
に形成される領域内に拡散層2Bが形成されて、ソー
ス、ドレイン領域を構成している。拡散層2Bと段差部
2A間の、半導体基板2表面上には、図示されないゲー
ト電極が図示されないゲート酸化膜を介して配設されて
いる。
導体集積装置は、基板上に堆積された層間膜中に深いコ
ンタクトホールと浅いコンタクトホールを兼備するもの
が多い。このような半導体集積装置は一般に、図13に
示されるような断面構造を有している。すなわち図13
は、従来方法で製造されるMOS集積回路装置の一工程
段階における中間製品の断面図であり、MOS集積回路
装置の中間製品30は、LOCOS膜などによる段差部
2Aが形成された半導体基板2の、2個の段差部2A間
に形成される領域内に拡散層2Bが形成されて、ソー
ス、ドレイン領域を構成している。拡散層2Bと段差部
2A間の、半導体基板2表面上には、図示されないゲー
ト電極が図示されないゲート酸化膜を介して配設されて
いる。
【0003】一方、段差部2A表面には多結晶シリコン
層による配線膜3Aが形成され、この配線膜3Aは、ゲ
ート電極に接続されている。また、配線膜3Aの上面に
接して、WSiによる接続膜3が設けられている。さら
に拡散層2B、段差部2A、接続膜3に接して上方に層
間膜4が堆積されている。したがって、層間膜4の表面
からみると、拡散層2Bの上面が深いコンタクトを形成
し、また接続膜3が浅いコンタクトを形成している。よ
って、接続膜3にコンタクトすることにより、ゲート電
極に接続されることになる。
層による配線膜3Aが形成され、この配線膜3Aは、ゲ
ート電極に接続されている。また、配線膜3Aの上面に
接して、WSiによる接続膜3が設けられている。さら
に拡散層2B、段差部2A、接続膜3に接して上方に層
間膜4が堆積されている。したがって、層間膜4の表面
からみると、拡散層2Bの上面が深いコンタクトを形成
し、また接続膜3が浅いコンタクトを形成している。よ
って、接続膜3にコンタクトすることにより、ゲート電
極に接続されることになる。
【0004】層間膜4は、実際の製造プロセスでは図1
4に示されるように、一つの層厚が数百nm程度の複数
の膜の積層で構成されることがある。すなわち、最初の
層34Nを堆積させ、ついで次層35Nを堆積させる。
最初の層34Nの膜厚を、拡散層2BにおいてN34、
接続膜3でN32、次層35Nの膜厚を、拡散層2Bに
おいてN35、接続膜3でN33とすると、N34とN
32、N35とN33は殆ど同一値となる。これら各層
34N、35Nは下地の基板2の形状に忠実にしたが
い、段差2Aをそのまま再現させる。
4に示されるように、一つの層厚が数百nm程度の複数
の膜の積層で構成されることがある。すなわち、最初の
層34Nを堆積させ、ついで次層35Nを堆積させる。
最初の層34Nの膜厚を、拡散層2BにおいてN34、
接続膜3でN32、次層35Nの膜厚を、拡散層2Bに
おいてN35、接続膜3でN33とすると、N34とN
32、N35とN33は殆ど同一値となる。これら各層
34N、35Nは下地の基板2の形状に忠実にしたが
い、段差2Aをそのまま再現させる。
【0005】そこで、リフローあるいはエッチバックと
いった層間膜4の平坦化がなされる。この処理で、層間
膜4が平坦にされる。これにより、層34Nの拡散層2
Bにおける膜厚N34は、段差上からのリフロー等によ
り若干増え、接続膜3における膜厚N32は若干減る。
これは層35Nについても同様である。
いった層間膜4の平坦化がなされる。この処理で、層間
膜4が平坦にされる。これにより、層34Nの拡散層2
Bにおける膜厚N34は、段差上からのリフロー等によ
り若干増え、接続膜3における膜厚N32は若干減る。
これは層35Nについても同様である。
【0006】再び図13に戻ると、前記のように、基板
2には素子分離のための段差部2Aが存在するから、こ
れらの上に堆積された層間膜4の平坦化により、必然的
に深いコンタクト(例えば拡散層2B上)と浅いコンタ
クト(例えば接続膜3上)が形成されることになる。こ
こで、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)な
どの異方性処理が施されて、深いコンタクトの部分に
は、層間膜4の表面から拡散層2Bの上面に至る、深度
の深い第1コンタクトホール7が開口され、また浅いコ
ンタクトの部分には、同様にRIEなどで、層間膜4の
表面から接続膜3の上面に至る、深度の浅い第2コンタ
クトホール8が開口される。
2には素子分離のための段差部2Aが存在するから、こ
れらの上に堆積された層間膜4の平坦化により、必然的
に深いコンタクト(例えば拡散層2B上)と浅いコンタ
クト(例えば接続膜3上)が形成されることになる。こ
こで、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)な
どの異方性処理が施されて、深いコンタクトの部分に
は、層間膜4の表面から拡散層2Bの上面に至る、深度
の深い第1コンタクトホール7が開口され、また浅いコ
ンタクトの部分には、同様にRIEなどで、層間膜4の
表面から接続膜3の上面に至る、深度の浅い第2コンタ
クトホール8が開口される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来で
はRIEによるコンタクト開口を、コンタクトの深度に
かかわらず同一条件で行っていた。このため、深いコン
タクトを十分に開口するためにエッチングを継続する
と、浅いコンタクト部が過度にオーバーエッチングされ
ることになる。この結果、図15に示されるように、浅
いコンタクト部におけるポリサイド上の、WSiによる
接続膜3が極端に薄くなり、その後の熱処理で酸化され
て膨潤し、トラブルを引き起こすという問題点があっ
た。
はRIEによるコンタクト開口を、コンタクトの深度に
かかわらず同一条件で行っていた。このため、深いコン
タクトを十分に開口するためにエッチングを継続する
と、浅いコンタクト部が過度にオーバーエッチングされ
ることになる。この結果、図15に示されるように、浅
いコンタクト部におけるポリサイド上の、WSiによる
接続膜3が極端に薄くなり、その後の熱処理で酸化され
て膨潤し、トラブルを引き起こすという問題点があっ
た。
【0008】さらに、両者のエッチング時間に大きな不
一致があると、例えば配線膜3Aを突き抜けて、段差部
2A内をも削ってしまうという不都合が発生し、製造上
の障害となっていた。しかも、エッチングレート管理が
難しいという欠点もあった。
一致があると、例えば配線膜3Aを突き抜けて、段差部
2A内をも削ってしまうという不都合が発生し、製造上
の障害となっていた。しかも、エッチングレート管理が
難しいという欠点もあった。
【0009】本発明は従来技術の前記のような課題や欠
点を解決するためなされたもので、その目的は層間膜中
の不純物濃度が深いコンタクト上と浅いコンタクト上と
で異なる分布を有して、同一エッチング時間で深いコン
タクトホールならびに浅いコンタクトホールが形成さ
れ、浅いコンタクトホールでの過度のエッチング防止が
なされる構造の半導体集積装置の中間製品および製造方
法を提供することにある。
点を解決するためなされたもので、その目的は層間膜中
の不純物濃度が深いコンタクト上と浅いコンタクト上と
で異なる分布を有して、同一エッチング時間で深いコン
タクトホールならびに浅いコンタクトホールが形成さ
れ、浅いコンタクトホールでの過度のエッチング防止が
なされる構造の半導体集積装置の中間製品および製造方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者は種々の理論的考察および実験値に基づき
開発を重ねた結果、以下のそれぞれの手段を開発した。
その第1の手段は、層間膜上に局所的にイオン注入を施
すことにより選択的にエッチングレートを変化させ、よ
って異なる深度のエッチング所要時間差の極小を図るも
のである。この手段に基づく半導体集積装置の中間製品
および製造方法は、前記請求項1〜4および7〜9で開
示される。
に、本発明者は種々の理論的考察および実験値に基づき
開発を重ねた結果、以下のそれぞれの手段を開発した。
その第1の手段は、層間膜上に局所的にイオン注入を施
すことにより選択的にエッチングレートを変化させ、よ
って異なる深度のエッチング所要時間差の極小を図るも
のである。この手段に基づく半導体集積装置の中間製品
および製造方法は、前記請求項1〜4および7〜9で開
示される。
【0011】また、粘性流体の流動に関する実験値に依
拠する知見によれば、粘性流体の移動度は拘束面から遠
いほど大となり、ファンデルワーズ力等の拘束力が及ぶ
部分ほど移動度が小となることが知られている。さら
に、一定距離を異なる速度で移動する際の所要時間差
は、速度が大であるほど小となる。これらを勘案した第
2の手段は、多層の層間膜構成の半導体集積装置の中間
製品および製造方法は、前記請求項5〜6および10〜
11で開示される。
拠する知見によれば、粘性流体の移動度は拘束面から遠
いほど大となり、ファンデルワーズ力等の拘束力が及ぶ
部分ほど移動度が小となることが知られている。さら
に、一定距離を異なる速度で移動する際の所要時間差
は、速度が大であるほど小となる。これらを勘案した第
2の手段は、多層の層間膜構成の半導体集積装置の中間
製品および製造方法は、前記請求項5〜6および10〜
11で開示される。
【0012】前記目的を達成するために、本発明に係る
半導体集積装置の中間製品は、半導体基板内あるいは半
導体基板面に接して形成された、電気的接続(コンタク
ト)されるべき構成層ならびに、少なくとも前記構成層
上を含む前記半導体基板上に層間膜が形成され、かつコ
ンタクトホールを形成する位置によって前記層間膜表面
から前記構成層にいたるコンタクトホールの深度が異な
る構成を有し、前記層間膜の、少なくとも前記深度の深
いコンタクトホールが形成される領域におけるエッチン
グ速度が、少なくとも前記深度の浅いコンタクトホール
が形成される領域における前記層間膜のエッチング速度
よりも、相対的に速く構成される。
半導体集積装置の中間製品は、半導体基板内あるいは半
導体基板面に接して形成された、電気的接続(コンタク
ト)されるべき構成層ならびに、少なくとも前記構成層
上を含む前記半導体基板上に層間膜が形成され、かつコ
ンタクトホールを形成する位置によって前記層間膜表面
から前記構成層にいたるコンタクトホールの深度が異な
る構成を有し、前記層間膜の、少なくとも前記深度の深
いコンタクトホールが形成される領域におけるエッチン
グ速度が、少なくとも前記深度の浅いコンタクトホール
が形成される領域における前記層間膜のエッチング速度
よりも、相対的に速く構成される。
【0013】ここで、両者のエッチング速度は相対的に
構成されていればよく、よって層間膜内の、少なくとも
深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含み、
かつ深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含
まない領域に、エッチング速度を速くする不純物が注入
されて構成されてもよい。あるいは逆に、層間膜内の、
少なくとも深度の浅いコンタクトホールが形成される領
域を含み、かつ深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域を含まない領域に、エッチング速度を遅くする不
純物が注入されて構成されてもよい。
構成されていればよく、よって層間膜内の、少なくとも
深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含み、
かつ深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含
まない領域に、エッチング速度を速くする不純物が注入
されて構成されてもよい。あるいは逆に、層間膜内の、
少なくとも深度の浅いコンタクトホールが形成される領
域を含み、かつ深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域を含まない領域に、エッチング速度を遅くする不
純物が注入されて構成されてもよい。
【0014】さらに、少なくとも深度の深いコンタクト
ホールが形成される領域を含み、深度の浅いコンタクト
ホールが形成される領域を含まない領域に、エッチング
速度を速くする不純物が注入され、かつ少なくとも深度
の浅いコンタクトホールが形成される領域を含み、深度
の深いコンタクトホールが形成される領域を含まない領
域に、エッチング速度を遅くする不純物が注入されて構
成されてもよい。
ホールが形成される領域を含み、深度の浅いコンタクト
ホールが形成される領域を含まない領域に、エッチング
速度を速くする不純物が注入され、かつ少なくとも深度
の浅いコンタクトホールが形成される領域を含み、深度
の深いコンタクトホールが形成される領域を含まない領
域に、エッチング速度を遅くする不純物が注入されて構
成されてもよい。
【0015】また、本発明に係る半導体集積装置の中間
製品は、段差を有する半導体基板上に複数層からなる層
間膜が形成されたのち、前記層間膜に平坦化が施される
半導体集積装置の中間製品であって、前記層間膜を構成
する複数層のうちで、前記半導体基板上に近い層はエッ
チング速度が遅い材料で、また前記半導体基板上から遠
い層はエッチング速度が速い材料で構成される。
製品は、段差を有する半導体基板上に複数層からなる層
間膜が形成されたのち、前記層間膜に平坦化が施される
半導体集積装置の中間製品であって、前記層間膜を構成
する複数層のうちで、前記半導体基板上に近い層はエッ
チング速度が遅い材料で、また前記半導体基板上から遠
い層はエッチング速度が速い材料で構成される。
【0016】前記の構成に加え、平坦化が加熱によるリ
フローによりなされ、かつ半導体基板上に近く、しかも
エッチング速度が遅い材料で構成された層の流動化温度
が、半導体基板上から遠く、しかもエッチング速度が速
い材料で構成された層の流動化温度よりも高く構成さ
れ、かつリフローがエッチング速度の遅い材料で構成さ
れた層の流動化温度以下のリフロー温度で施される構成
とすることもできる。
フローによりなされ、かつ半導体基板上に近く、しかも
エッチング速度が遅い材料で構成された層の流動化温度
が、半導体基板上から遠く、しかもエッチング速度が速
い材料で構成された層の流動化温度よりも高く構成さ
れ、かつリフローがエッチング速度の遅い材料で構成さ
れた層の流動化温度以下のリフロー温度で施される構成
とすることもできる。
【0017】前記のように構成された本発明の半導体集
積装置の中間製品によれば、例えば層間膜の平坦化によ
り生ずる深いコンタクト上の不純物濃度が、イオン注入
等により所定の値に調整されることで、深いコンタクト
上の層間膜のエッチングレートが、浅いコンタクト上の
層間膜のエッチングレートに比べて速くなる。あるい
は、浅いコンタクト上の層間膜のエッチングレートが、
深いコンタクト上の層間膜のエッチングレートに比べて
遅くなる。
積装置の中間製品によれば、例えば層間膜の平坦化によ
り生ずる深いコンタクト上の不純物濃度が、イオン注入
等により所定の値に調整されることで、深いコンタクト
上の層間膜のエッチングレートが、浅いコンタクト上の
層間膜のエッチングレートに比べて速くなる。あるい
は、浅いコンタクト上の層間膜のエッチングレートが、
深いコンタクト上の層間膜のエッチングレートに比べて
遅くなる。
【0018】これにより、深いコンタクトホールの形成
時間と、浅いコンタクトホールの形成時間との時間差が
短縮され、あるいは両形成時間が一致することによっ
て、浅いコンタクト上での過度のエッチングの防止がな
される。この結果、接続膜(WSi)が削られて薄くな
り、膨潤により発生していたトラブルが解決される。
時間と、浅いコンタクトホールの形成時間との時間差が
短縮され、あるいは両形成時間が一致することによっ
て、浅いコンタクト上での過度のエッチングの防止がな
される。この結果、接続膜(WSi)が削られて薄くな
り、膨潤により発生していたトラブルが解決される。
【0019】また、本発明に係る半導体集積装置の製造
方法は、半導体基板内あるいは半導体基板面に接して形
成された、電気的接続(コンタクト)されるべき構成層
ならびに、少なくとも前記構成層上を含む前記半導体基
板上に層間膜が形成され、かつコンタクトホールを形成
する位置によって前記層間膜表面から前記構成層にいた
るコンタクトホールの深度が異なる構成の半導体集積装
置の中間製品に対して、前記層間膜内の、少なくとも前
記深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含
み、かつ前記深度の浅いコンタクトホールが形成される
領域を含まない領域に、エッチング速度を速くする不純
物を注入する工程を有することを特徴とする。
方法は、半導体基板内あるいは半導体基板面に接して形
成された、電気的接続(コンタクト)されるべき構成層
ならびに、少なくとも前記構成層上を含む前記半導体基
板上に層間膜が形成され、かつコンタクトホールを形成
する位置によって前記層間膜表面から前記構成層にいた
るコンタクトホールの深度が異なる構成の半導体集積装
置の中間製品に対して、前記層間膜内の、少なくとも前
記深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含
み、かつ前記深度の浅いコンタクトホールが形成される
領域を含まない領域に、エッチング速度を速くする不純
物を注入する工程を有することを特徴とする。
【0020】また、前記とは逆に層間膜内の、少なくと
も前記深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を
含み、かつ前記深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域を含まない領域に、エッチング速度を遅くする不
純物を注入する工程を有する構成としてもよく、さらに
また、層間膜内の、少なくとも前記深度の深いコンタク
トホールが形成される領域を含み、前記深度の浅いコン
タクトホールが形成される領域を含まない領域に、エッ
チング速度を速くする不純物を注入する工程と、少なく
とも深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含
み、前記深度の深いコンタクトホールが形成される領域
を含まない領域に、エッチング速度を速くする不純物を
注入する工程を有する構成としてもよい。
も前記深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を
含み、かつ前記深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域を含まない領域に、エッチング速度を遅くする不
純物を注入する工程を有する構成としてもよく、さらに
また、層間膜内の、少なくとも前記深度の深いコンタク
トホールが形成される領域を含み、前記深度の浅いコン
タクトホールが形成される領域を含まない領域に、エッ
チング速度を速くする不純物を注入する工程と、少なく
とも深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含
み、前記深度の深いコンタクトホールが形成される領域
を含まない領域に、エッチング速度を速くする不純物を
注入する工程を有する構成としてもよい。
【0021】あるいは本発明に係る半導体集積装置の製
造方法は、段差を有する半導体基板上に複数層からなる
層間膜が形成された半導体集積装置の中間製品に対し
て、前記層間膜を構成する複数層のうちで、前記半導体
基板上に近い層をエッチング速度が遅い材料で形成する
工程と、前記半導体基板上から遠い層をエッチング速度
が速い材料で形成する工程を有することを特徴とする。
造方法は、段差を有する半導体基板上に複数層からなる
層間膜が形成された半導体集積装置の中間製品に対し
て、前記層間膜を構成する複数層のうちで、前記半導体
基板上に近い層をエッチング速度が遅い材料で形成する
工程と、前記半導体基板上から遠い層をエッチング速度
が速い材料で形成する工程を有することを特徴とする。
【0022】さらに前記半導体基板上に接し、かつエッ
チング速度が遅い層を、高い流動化温度Tnの材料で形
成する工程と、前記半導体基板上から遠く、しかもエッ
チング速度が速い層を、前記流動化温度Tnよりも低い
流動化温度Tfの材料で形成する工程と、前記平坦化
を、前記高い流動化温度Tnによるリフロー温度で施す
工程を有する構成としてもよい。
チング速度が遅い層を、高い流動化温度Tnの材料で形
成する工程と、前記半導体基板上から遠く、しかもエッ
チング速度が速い層を、前記流動化温度Tnよりも低い
流動化温度Tfの材料で形成する工程と、前記平坦化
を、前記高い流動化温度Tnによるリフロー温度で施す
工程を有する構成としてもよい。
【0023】前記のように構成された本発明の半導体集
積装置の製造方法によれば、層間膜に平坦化が施される
と、段差を縮小するようにとりわけ外側の層が流動し
て、深度の浅いコンタクトホール形成に要するエッチン
グ時間と、深度の深いコンタクトホール形成に要するエ
ッチング時間との差が短縮される。
積装置の製造方法によれば、層間膜に平坦化が施される
と、段差を縮小するようにとりわけ外側の層が流動し
て、深度の浅いコンタクトホール形成に要するエッチン
グ時間と、深度の深いコンタクトホール形成に要するエ
ッチング時間との差が短縮される。
【0024】前記の製造方法が、加熱によるリフローで
平坦化をするものであり、かつ半導体基板上に接し、し
かもエッチング速度が遅い材料で構成された層の流動化
温度が、半導体基板上から遠く、しかもエッチング速度
が速い材料で構成された層の流動化温度よりも高く構成
され、かつリフローがエッチング速度の遅い材料で構成
された層の流動化温度以下のリフロー温度で施されるも
のであるから、エッチング速度が速い材料で構成された
層だけがリフローにより段差を縮小するように流動す
る。これによって深度の浅いコンタクトホールが形成さ
れる領域のエッチング時間と、深度の浅いコンタクトホ
ールが形成される領域のエッチング時間との差が短縮さ
れる。
平坦化をするものであり、かつ半導体基板上に接し、し
かもエッチング速度が遅い材料で構成された層の流動化
温度が、半導体基板上から遠く、しかもエッチング速度
が速い材料で構成された層の流動化温度よりも高く構成
され、かつリフローがエッチング速度の遅い材料で構成
された層の流動化温度以下のリフロー温度で施されるも
のであるから、エッチング速度が速い材料で構成された
層だけがリフローにより段差を縮小するように流動す
る。これによって深度の浅いコンタクトホールが形成さ
れる領域のエッチング時間と、深度の浅いコンタクトホ
ールが形成される領域のエッチング時間との差が短縮さ
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る半導
体集積装置の中間製品の一実施形態の断面図である。同
図に示されるように、本発明に係る半導体集積装置の中
間製品1は、素子分離のためのLOCOS膜などによる
段差部2Aが形成された半導体基板2の、2個の段差部
2A間に形成される領域内に、ソース、ドレイン領域を
構成する拡散層(第1構成層)2Bが形成されている。
拡散層2Bと段差部2A間の、半導体基板2表面上に
は、図示されないゲート電極が図示されないゲート酸化
膜を介して配設されている。
て、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る半導
体集積装置の中間製品の一実施形態の断面図である。同
図に示されるように、本発明に係る半導体集積装置の中
間製品1は、素子分離のためのLOCOS膜などによる
段差部2Aが形成された半導体基板2の、2個の段差部
2A間に形成される領域内に、ソース、ドレイン領域を
構成する拡散層(第1構成層)2Bが形成されている。
拡散層2Bと段差部2A間の、半導体基板2表面上に
は、図示されないゲート電極が図示されないゲート酸化
膜を介して配設されている。
【0026】一方、段差部2A表面には多結晶シリコン
層による配線膜3Aが形成される。この配線膜3Aは、
ゲート電極に接続されている。また、配線膜3Aの上面
に接して、WSiによる接続膜(第2構成層)3が設け
られている。さらに拡散層2B、段差部2A、接続膜3
に接して上方に層間膜4が堆積されている。したがっ
て、層間膜4の表面からみると、拡散層2Bの上面が深
いコンタクトを形成し、また接続膜3が浅いコンタクト
を形成している。よって、接続膜3にコンタクトするこ
とにより、ゲート電極に接続される。層間膜4は、CV
Dにより膜厚600nm程度に成長したBPSG等で構
成される。
層による配線膜3Aが形成される。この配線膜3Aは、
ゲート電極に接続されている。また、配線膜3Aの上面
に接して、WSiによる接続膜(第2構成層)3が設け
られている。さらに拡散層2B、段差部2A、接続膜3
に接して上方に層間膜4が堆積されている。したがっ
て、層間膜4の表面からみると、拡散層2Bの上面が深
いコンタクトを形成し、また接続膜3が浅いコンタクト
を形成している。よって、接続膜3にコンタクトするこ
とにより、ゲート電極に接続される。層間膜4は、CV
Dにより膜厚600nm程度に成長したBPSG等で構
成される。
【0027】基板2に存在する段差部2Aのために、こ
れらの上への堆積物にも段差が生じるが、これにレジス
トエッチバック等の平坦化処理を施して、図示されるよ
うに、平坦な層間膜4となる。ここで、拡散層2Bの上
面から層間膜4の表面に至る、深度が600nm程度の
深い第1コンタクトホールが開口されるべき第1コンタ
クトホール領域5(その境界が第1コンタクトホール領
域境界線5Aで示される)には、不純物注入によってエ
ッチング速度が速くなった、第1濃度領域Vが形成され
ている。第1濃度領域Vの境界が第1濃度領域境界線1
0であるが、本実施例では第1濃度領域Vが第1コンタ
クトホール領域5に等しく構成されている。従って、第
1コンタクトホール領域境界線5Aと第1濃度領域境界
線10は等しくなっている。
れらの上への堆積物にも段差が生じるが、これにレジス
トエッチバック等の平坦化処理を施して、図示されるよ
うに、平坦な層間膜4となる。ここで、拡散層2Bの上
面から層間膜4の表面に至る、深度が600nm程度の
深い第1コンタクトホールが開口されるべき第1コンタ
クトホール領域5(その境界が第1コンタクトホール領
域境界線5Aで示される)には、不純物注入によってエ
ッチング速度が速くなった、第1濃度領域Vが形成され
ている。第1濃度領域Vの境界が第1濃度領域境界線1
0であるが、本実施例では第1濃度領域Vが第1コンタ
クトホール領域5に等しく構成されている。従って、第
1コンタクトホール領域境界線5Aと第1濃度領域境界
線10は等しくなっている。
【0028】また、接続膜3の上面から層間膜4の表面
に至る、深度が300nm程度の浅い第2コンタクトホ
ールが開口されるべき第2コンタクトホール領域6(そ
の境界が第2コンタクトホール領域境界線6Aで示され
る)には、不純物注入によってエッチング速度が遅くな
った、第2濃度領域Wが形成されている。第2濃度領域
Wの境界が第2濃度領域境界線11であるが、本実施例
では第2濃度領域Wが第2コンタクトホール領域6に等
しく構成されている。従って、第2コンタクトホール領
域境界線6Aと第2濃度領域境界線11は等しくなって
いる。
に至る、深度が300nm程度の浅い第2コンタクトホ
ールが開口されるべき第2コンタクトホール領域6(そ
の境界が第2コンタクトホール領域境界線6Aで示され
る)には、不純物注入によってエッチング速度が遅くな
った、第2濃度領域Wが形成されている。第2濃度領域
Wの境界が第2濃度領域境界線11であるが、本実施例
では第2濃度領域Wが第2コンタクトホール領域6に等
しく構成されている。従って、第2コンタクトホール領
域境界線6Aと第2濃度領域境界線11は等しくなって
いる。
【0029】前記の中間製品1を製造用原料として使用
し、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)など
の異方性処理を施して第1コンタクトホール領域5と第
2コンタクトホール領域6をエッチングすると、第1コ
ンタクトホール領域5は深度が深いものの、第1コンタ
クトホール領域5を形成している第1濃度領域Vのエッ
チング速度が速い。一方、第2コンタクトホール領域6
は深度が浅いものの、第2コンタクトホール領域6を形
成している第2濃度領域Wのエッチング速度が遅い。こ
の結果、略同じ時間で第1コンタクトホール領域5と第
2コンタクトホール領域6のエッチングを完了でき、浅
い第2コンタクトホール領域6が過度のオーバーエッチ
ングされることがない。このように、中間製品1を製造
用原料として前記図13に示される中間製品30が製造
できる。
し、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)など
の異方性処理を施して第1コンタクトホール領域5と第
2コンタクトホール領域6をエッチングすると、第1コ
ンタクトホール領域5は深度が深いものの、第1コンタ
クトホール領域5を形成している第1濃度領域Vのエッ
チング速度が速い。一方、第2コンタクトホール領域6
は深度が浅いものの、第2コンタクトホール領域6を形
成している第2濃度領域Wのエッチング速度が遅い。こ
の結果、略同じ時間で第1コンタクトホール領域5と第
2コンタクトホール領域6のエッチングを完了でき、浅
い第2コンタクトホール領域6が過度のオーバーエッチ
ングされることがない。このように、中間製品1を製造
用原料として前記図13に示される中間製品30が製造
できる。
【0030】また前記構成で、第1濃度領域Vの速いエ
ッチング速度と、第2濃度領域Wの遅いエッチング速度
とは相対的なものであり、従って本実施形態は、以下の
各組合せで実施できる。 1.第1濃度領域Vを元来の層間膜のエッチング速度よ
りも速いエッチング速度の不純物濃度とし、第2濃度領
域Wを元来の層間膜で構成 2.第1濃度領域Vを元来の層間膜で構成し、第2濃度
領域Wを元来の層間膜のエッチング速度よりも遅いエッ
チング速度の不純物濃度として構成 3.第1濃度領域Vを元来の層間膜のエッチング速度よ
りも速いエッチング速度の不純物濃度とし、第2濃度領
域Wを元来の層間膜のエッチング速度よりも遅いエッチ
ング速度の不純物濃度として構成
ッチング速度と、第2濃度領域Wの遅いエッチング速度
とは相対的なものであり、従って本実施形態は、以下の
各組合せで実施できる。 1.第1濃度領域Vを元来の層間膜のエッチング速度よ
りも速いエッチング速度の不純物濃度とし、第2濃度領
域Wを元来の層間膜で構成 2.第1濃度領域Vを元来の層間膜で構成し、第2濃度
領域Wを元来の層間膜のエッチング速度よりも遅いエッ
チング速度の不純物濃度として構成 3.第1濃度領域Vを元来の層間膜のエッチング速度よ
りも速いエッチング速度の不純物濃度とし、第2濃度領
域Wを元来の層間膜のエッチング速度よりも遅いエッチ
ング速度の不純物濃度として構成
【0031】図2は、本発明に係る半導体集積装置の中
間製品の別の実施形態の断面図である。なお前記実施形
態と同じ部分は、図1と同じ符号を付して説明を省略す
る。同図に示されるように、本発明に係る半導体集積装
置の中間製品1Aは、深度の深い第1コンタクトホール
が開口されるべき第1コンタクトホール領域5を包含す
るさらに広い領域に、第1濃度領域Vが形成されてい
る。すなわち第1濃度領域Vの境界である第1濃度領域
境界線10は、第1コンタクトホール領域5から外側に
構成されている。
間製品の別の実施形態の断面図である。なお前記実施形
態と同じ部分は、図1と同じ符号を付して説明を省略す
る。同図に示されるように、本発明に係る半導体集積装
置の中間製品1Aは、深度の深い第1コンタクトホール
が開口されるべき第1コンタクトホール領域5を包含す
るさらに広い領域に、第1濃度領域Vが形成されてい
る。すなわち第1濃度領域Vの境界である第1濃度領域
境界線10は、第1コンタクトホール領域5から外側に
構成されている。
【0032】また、接続膜3の上面から層間膜4の表面
に至る、深度の浅い第2コンタクトホールが開口される
べき第2コンタクトホール領域6を包含するさらに広い
領域に、第2濃度領域Wが形成されている。すなわち第
2濃度領域Wの境界である第2濃度領域境界線11は、
第2コンタクトホール領域6から外側に構成されてい
る。
に至る、深度の浅い第2コンタクトホールが開口される
べき第2コンタクトホール領域6を包含するさらに広い
領域に、第2濃度領域Wが形成されている。すなわち第
2濃度領域Wの境界である第2濃度領域境界線11は、
第2コンタクトホール領域6から外側に構成されてい
る。
【0033】つぎに、本発明にかかる半導体集積装置の
製造方法を説明する。図3〜図5は、本発明に係る半導
体集積装置の製造方法の一実施形態による製造工程段階
の、中間製品の断面図である。図3に示される工程で
は、拡散層2Bと、配線膜3Aが敷設された段差部2A
とを有する基板2の上に、BPSG膜による層間膜4が
設けられた中間製品の、層間膜4上に遮蔽膜20を設け
て、その開口20Aから層間膜4にリンイオン21を適
当なエネルギーでイオン注入する。リンのドーズ量は、
RIEによるBSPG膜のエッチングレートが、ドーズ
なしの場合の2倍程度になるように設定する。開口20
Aの位置は拡散層2Bの真上にあり、開口20Aと拡散
層2Bを結ぶ層間膜4内の領域が深いコンタクトホール
の形成される領域となる。
製造方法を説明する。図3〜図5は、本発明に係る半導
体集積装置の製造方法の一実施形態による製造工程段階
の、中間製品の断面図である。図3に示される工程で
は、拡散層2Bと、配線膜3Aが敷設された段差部2A
とを有する基板2の上に、BPSG膜による層間膜4が
設けられた中間製品の、層間膜4上に遮蔽膜20を設け
て、その開口20Aから層間膜4にリンイオン21を適
当なエネルギーでイオン注入する。リンのドーズ量は、
RIEによるBSPG膜のエッチングレートが、ドーズ
なしの場合の2倍程度になるように設定する。開口20
Aの位置は拡散層2Bの真上にあり、開口20Aと拡散
層2Bを結ぶ層間膜4内の領域が深いコンタクトホール
の形成される領域となる。
【0034】前記のイオン打ち込みによって、図4に示
されるように層間膜4内に第1濃度領域Vが形成され
る。これにより第1濃度領域境界線10で囲まれる、第
1濃度領域Vのエッチング速度が速いものに改善され
る。
されるように層間膜4内に第1濃度領域Vが形成され
る。これにより第1濃度領域境界線10で囲まれる、第
1濃度領域Vのエッチング速度が速いものに改善され
る。
【0035】ついで、図5に示されるように層間膜4上
にRIEのための遮蔽膜22を設けて、その開口22A
から層間膜4内の第1濃度領域Vにイオン23を打ち込
む。この結果、第1濃度領域Vが速いエッチング速度で
エッチングされ、第1コンタクトホールの一部分5Bが
開口される。また、配線膜3Aの上方の層間膜4内に
は、開口22Bからイオン23が打ち込まれ、第2コン
タクトホールの一部分6Bが開口される。
にRIEのための遮蔽膜22を設けて、その開口22A
から層間膜4内の第1濃度領域Vにイオン23を打ち込
む。この結果、第1濃度領域Vが速いエッチング速度で
エッチングされ、第1コンタクトホールの一部分5Bが
開口される。また、配線膜3Aの上方の層間膜4内に
は、開口22Bからイオン23が打ち込まれ、第2コン
タクトホールの一部分6Bが開口される。
【0036】第1コンタクトホールの一部分5Bの開口
速度は、第2コンタクトホールの一部分6Bの開口速度
よりも速いから、より深い第1コンタクトホールがその
下端である、拡散層2Bに達するまでに要するエッチン
グ時間と、より浅い第2コンタクトホールがその下端で
ある、接続膜3に達するまでに要するエッチング時間と
の差を極小にできる。さらに好ましくは、前記両エッチ
ング時間を等しくできる。この結果、第2コンタクトホ
ール下端における過度のオーバーエッチングを回避で
き、前記図13に示されるような、深度の深い第1コン
タクトホール7と深度の浅い第2コンタクトホール8が
開口された中間製品30が製造される。
速度は、第2コンタクトホールの一部分6Bの開口速度
よりも速いから、より深い第1コンタクトホールがその
下端である、拡散層2Bに達するまでに要するエッチン
グ時間と、より浅い第2コンタクトホールがその下端で
ある、接続膜3に達するまでに要するエッチング時間と
の差を極小にできる。さらに好ましくは、前記両エッチ
ング時間を等しくできる。この結果、第2コンタクトホ
ール下端における過度のオーバーエッチングを回避で
き、前記図13に示されるような、深度の深い第1コン
タクトホール7と深度の浅い第2コンタクトホール8が
開口された中間製品30が製造される。
【0037】前記のようにして製造された中間製品30
に、従来の配線工程等が施されて半導体集積装置が完成
する。また、エッチング処理中に底面に付着する反応性
生成物を除去するために、第1コンタクトホール7の底
部と第2コンタクトホール8の底部が、軽いオーバーエ
ッチング状態とされることが好ましい。
に、従来の配線工程等が施されて半導体集積装置が完成
する。また、エッチング処理中に底面に付着する反応性
生成物を除去するために、第1コンタクトホール7の底
部と第2コンタクトホール8の底部が、軽いオーバーエ
ッチング状態とされることが好ましい。
【0038】図6〜図8は、本発明に係る半導体集積装
置の製造方法の別の実施形態による製造工程段階の、中
間製品の断面図である。図6に示される工程では、配線
膜3Aが敷設された段差部2Aを有する基板2の上に層
間膜4が設けられた中間製品の、層間膜4上に遮蔽膜2
4を設けて、その開口24Aから層間膜4にボロンイオ
ン21をイオン注入する。注入量はBPSGのエッチン
グレートが通常の50パーセント程度になるようにす
る。開口24Aの位置は配線膜3Aの真上にあり、開口
24Aと配線膜3Aを結ぶ層間膜4内の領域が浅いコン
タクトホールの形成される領域となる。
置の製造方法の別の実施形態による製造工程段階の、中
間製品の断面図である。図6に示される工程では、配線
膜3Aが敷設された段差部2Aを有する基板2の上に層
間膜4が設けられた中間製品の、層間膜4上に遮蔽膜2
4を設けて、その開口24Aから層間膜4にボロンイオ
ン21をイオン注入する。注入量はBPSGのエッチン
グレートが通常の50パーセント程度になるようにす
る。開口24Aの位置は配線膜3Aの真上にあり、開口
24Aと配線膜3Aを結ぶ層間膜4内の領域が浅いコン
タクトホールの形成される領域となる。
【0039】前記のイオン注入によって、図7に示され
るように層間膜4内に第2濃度領域Wが形成される。こ
れにより第2濃度領域境界線11で囲まれる、第2濃度
領域Wのエッチング速度が遅いものに改善される。
るように層間膜4内に第2濃度領域Wが形成される。こ
れにより第2濃度領域境界線11で囲まれる、第2濃度
領域Wのエッチング速度が遅いものに改善される。
【0040】ついで、図8に示されるように層間膜4上
にRIEのための遮蔽膜22を設けて、その開口22B
から層間膜4内の第2濃度領域Wにイオン23を打ち込
む。この結果、第2濃度領域Wが遅いエッチング速度で
エッチングされ、第2コンタクトホールの一部分6Cが
開口される。また、拡散層2Bの上方の層間膜4内には
第1コンタクトホールの一部分5Cが開口される。
にRIEのための遮蔽膜22を設けて、その開口22B
から層間膜4内の第2濃度領域Wにイオン23を打ち込
む。この結果、第2濃度領域Wが遅いエッチング速度で
エッチングされ、第2コンタクトホールの一部分6Cが
開口される。また、拡散層2Bの上方の層間膜4内には
第1コンタクトホールの一部分5Cが開口される。
【0041】第2コンタクトホールの一部分6Cの開口
速度は、第1コンタクトホールの一部分5Cの開口速度
よりも遅いから、より浅い第2コンタクトホールがその
下端である、接続膜3に達するまでに要するエッチング
時間と、より深い第1コンタクトホールがその下端であ
る、拡散層2Bに達するまでに要するエッチング時間と
の差を極小にできる。さらに好ましくは、前記両エッチ
ング時間を等しくできる。この結果、第2コンタクトホ
ール下端における過度のオーバーエッチングを回避で
き、前記図13に示されるような、深度の深い第1コン
タクトホール7と深度の浅い第2コンタクトホール8が
開口された中間製品30が製造される。
速度は、第1コンタクトホールの一部分5Cの開口速度
よりも遅いから、より浅い第2コンタクトホールがその
下端である、接続膜3に達するまでに要するエッチング
時間と、より深い第1コンタクトホールがその下端であ
る、拡散層2Bに達するまでに要するエッチング時間と
の差を極小にできる。さらに好ましくは、前記両エッチ
ング時間を等しくできる。この結果、第2コンタクトホ
ール下端における過度のオーバーエッチングを回避で
き、前記図13に示されるような、深度の深い第1コン
タクトホール7と深度の浅い第2コンタクトホール8が
開口された中間製品30が製造される。
【0042】図9は、本発明に係る半導体集積装置の製
造方法の、さらに別の実施形態による製造工程段階の中
間製品の断面図である。さらに図10は、図9に示す製
造方法で製造された最終中間製品の断面図である。図9
に示されるエッチング工程では、拡散層2Bと、配線膜
3Aが敷設された段差部2Aを有する基板2の、上方向
に向かい層間膜4が設けられ、層間膜4内には第1コン
タクトホール領域5を包含する、エッチング速度が速い
第1濃度領域Vと、第2コンタクトホール領域6を包含
する、エッチング速度が遅い第2濃度領域Wが形成され
た中間製品の、層間膜4上を遮蔽膜22でマスクし、そ
の開口22A、22Bから層間膜4にイオン23を打ち
込んでエッチングを進める。
造方法の、さらに別の実施形態による製造工程段階の中
間製品の断面図である。さらに図10は、図9に示す製
造方法で製造された最終中間製品の断面図である。図9
に示されるエッチング工程では、拡散層2Bと、配線膜
3Aが敷設された段差部2Aを有する基板2の、上方向
に向かい層間膜4が設けられ、層間膜4内には第1コン
タクトホール領域5を包含する、エッチング速度が速い
第1濃度領域Vと、第2コンタクトホール領域6を包含
する、エッチング速度が遅い第2濃度領域Wが形成され
た中間製品の、層間膜4上を遮蔽膜22でマスクし、そ
の開口22A、22Bから層間膜4にイオン23を打ち
込んでエッチングを進める。
【0043】この結果、第1濃度領域Vが速いエッチン
グ速度で、また第2濃度領域Wが遅いエッチング速度で
エッチングされ、図10のように第1コンタクトホール
7と第2コンタクトホール8が殆ど同時に開口される。
このように、本実施形態によれば、第1コンタクトホー
ル7の面積よりも第1濃度領域Vの面積が大であり、ま
た第2コンタクトホール8の面積よりも第2濃度領域W
の面積が大であるから、第1濃度領域Vおよび第2濃度
領域Wの形成工程でも、あるいは第1コンタクトホール
7および第2コンタクトホール8のエッチング工程で
も、十分なマージンの確保が可能になり、製造コストを
低減できる。
グ速度で、また第2濃度領域Wが遅いエッチング速度で
エッチングされ、図10のように第1コンタクトホール
7と第2コンタクトホール8が殆ど同時に開口される。
このように、本実施形態によれば、第1コンタクトホー
ル7の面積よりも第1濃度領域Vの面積が大であり、ま
た第2コンタクトホール8の面積よりも第2濃度領域W
の面積が大であるから、第1濃度領域Vおよび第2濃度
領域Wの形成工程でも、あるいは第1コンタクトホール
7および第2コンタクトホール8のエッチング工程で
も、十分なマージンの確保が可能になり、製造コストを
低減できる。
【0044】前記のように、本発明は平坦化された層間
膜において発生する深いコンタクトと浅いコンタクト上
の層間膜の不純物濃度を選択的に変えることによりエッ
チレートに差をつけ、これにより深いコンタクト部と浅
いコンタクト部のエッチングが同時間で完了するように
して、浅いコンタクト部の過度のオーバーエッチングに
よって発生するトラブルを防止するものである。
膜において発生する深いコンタクトと浅いコンタクト上
の層間膜の不純物濃度を選択的に変えることによりエッ
チレートに差をつけ、これにより深いコンタクト部と浅
いコンタクト部のエッチングが同時間で完了するように
して、浅いコンタクト部の過度のオーバーエッチングに
よって発生するトラブルを防止するものである。
【0045】つぎに前記とは異なる構成の、本発明に係
る半導体集積装置および製造方法を、図11に基づき説
明する。これは、粘性流体の移動度は拘束面から遠いほ
ど大となり、近いほど移動度も小となること、および一
定距離を異なる速度で移動する際の所要時間差は、速度
が大であるほど小となることを勘案して、発明された。
図11に示されるように、本発明に係る半導体集積装置
の製造方法は、段差2Aを有する半導体基板2上に複数
の層4F、4Sからなる層間膜4が形成された半導体集
積装置の中間製品に対して、半導体基板2上に近い層4
Sをエッチング速度が遅い材料で形成する工程と、半導
体基板2上から遠い層4Fをエッチング速度が速い材料
で形成する工程と、平坦化する工程を有して構成され
る。
る半導体集積装置および製造方法を、図11に基づき説
明する。これは、粘性流体の移動度は拘束面から遠いほ
ど大となり、近いほど移動度も小となること、および一
定距離を異なる速度で移動する際の所要時間差は、速度
が大であるほど小となることを勘案して、発明された。
図11に示されるように、本発明に係る半導体集積装置
の製造方法は、段差2Aを有する半導体基板2上に複数
の層4F、4Sからなる層間膜4が形成された半導体集
積装置の中間製品に対して、半導体基板2上に近い層4
Sをエッチング速度が遅い材料で形成する工程と、半導
体基板2上から遠い層4Fをエッチング速度が速い材料
で形成する工程と、平坦化する工程を有して構成され
る。
【0046】同様に、本発明に係る半導体集積装置の中
間製品は、図11に示されるように、段差2Aを有する
半導体基板2上に複数の層4F、4Sからなる層間膜4
が形成され、半導体基板2上に近い層4Sがエッチング
速度の遅い材料で形成され、半導体基板2上から遠い層
4Fがエッチング速度の速い材料で形成され、さらに平
坦化が施されて構成される。
間製品は、図11に示されるように、段差2Aを有する
半導体基板2上に複数の層4F、4Sからなる層間膜4
が形成され、半導体基板2上に近い層4Sがエッチング
速度の遅い材料で形成され、半導体基板2上から遠い層
4Fがエッチング速度の速い材料で形成され、さらに平
坦化が施されて構成される。
【0047】具体的には、CVD等でまず半導体基板2
上に近い層4Sを、不純物濃度を増減させない通常濃度
のBPSGにより、層厚300nm程度を膜形成させ
る。ついでこの上に、CVD等により次の層4Fを、リ
ンPの添加で高い不純物濃度としたBPSGにより、層
厚300nm程度を膜形成させ、さらにリフロー処理な
どの平坦化を施す。層4Sは、不純物が通常濃度ゆえ、
そのエッチングレートは平均値であり、一方、高いリン
P濃度により、層4Fのエッチングレートが速くなって
いる。
上に近い層4Sを、不純物濃度を増減させない通常濃度
のBPSGにより、層厚300nm程度を膜形成させ
る。ついでこの上に、CVD等により次の層4Fを、リ
ンPの添加で高い不純物濃度としたBPSGにより、層
厚300nm程度を膜形成させ、さらにリフロー処理な
どの平坦化を施す。層4Sは、不純物が通常濃度ゆえ、
そのエッチングレートは平均値であり、一方、高いリン
P濃度により、層4Fのエッチングレートが速くなって
いる。
【0048】以下、この構成によってエッチング時間差
が如何に短縮改善されるかを、数値に基づいて説明す
る。図11において、層4Fと4Sの境界をBCとす
る。拡散層2Bに対応する位置のエッチング反応の経路
を、層4FにつきF1、層4SにつきS1、また接触膜
3に対応する位置のエッチング反応の経路を、層4Fに
つきF2、層4SにつきS2とする。すると、経路F
1、F2は速いエッチングレート、経路S1、S2は遅
いエッチングレートとなる。
が如何に短縮改善されるかを、数値に基づいて説明す
る。図11において、層4Fと4Sの境界をBCとす
る。拡散層2Bに対応する位置のエッチング反応の経路
を、層4FにつきF1、層4SにつきS1、また接触膜
3に対応する位置のエッチング反応の経路を、層4Fに
つきF2、層4SにつきS2とする。すると、経路F
1、F2は速いエッチングレート、経路S1、S2は遅
いエッチングレートとなる。
【0049】ここで層4Fと4Sの両方ともが、図14
で述べたような、不純物が通常濃度で構成されている場
合には、経路F1、F2、S1、S2すべてが遅いエッ
チングレートとなる。したがって、経路S1、S2にそ
れぞれ要する時間は、図11の場合も、図14に準ずる
場合(以下、便宜的に図14と略記する)も同じであ
り、差異はない。したがって、経路F1、F2につき、
図11と図14の差異を検討すればよい。
で述べたような、不純物が通常濃度で構成されている場
合には、経路F1、F2、S1、S2すべてが遅いエッ
チングレートとなる。したがって、経路S1、S2にそ
れぞれ要する時間は、図11の場合も、図14に準ずる
場合(以下、便宜的に図14と略記する)も同じであ
り、差異はない。したがって、経路F1、F2につき、
図11と図14の差異を検討すればよい。
【0050】速いエッチングレートが、遅いエッチング
レートの2倍とする。図14において、経路F1に要す
る時間が10秒、F2に要する時間が8秒であった場
合、所要時間の差は2秒である。これが図11の構成で
あると、経路F1に要する時間が5秒、F2に要する時
間が4秒となって、所要時間の差は1秒に短縮される。
すなわち、この構成によってエッチング所要時間差が短
縮されるから、過度のオーバーエッチング発生が避けら
れることになる。
レートの2倍とする。図14において、経路F1に要す
る時間が10秒、F2に要する時間が8秒であった場
合、所要時間の差は2秒である。これが図11の構成で
あると、経路F1に要する時間が5秒、F2に要する時
間が4秒となって、所要時間の差は1秒に短縮される。
すなわち、この構成によってエッチング所要時間差が短
縮されるから、過度のオーバーエッチング発生が避けら
れることになる。
【0051】図12は、本発明に係る半導体集積装置の
中間製品および製造方法の、さらに別の実施形態を示す
断面図である。本発明に係る半導体集積装置の中間製品
製造方法は、半導体基板2上に近く、かつエッチング速
度が遅い層4Dを、高い流動化温度Tnの材料で形成す
る工程と、半導体基板2上から遠く、しかもエッチング
速度が速い層4Pを、流動化温度Tnよりも低い流動化
温度Tfの材料で形成する工程と、平坦化を、高い流動
化温度Tnによるリフロー温度で施す工程を有してい
る。
中間製品および製造方法の、さらに別の実施形態を示す
断面図である。本発明に係る半導体集積装置の中間製品
製造方法は、半導体基板2上に近く、かつエッチング速
度が遅い層4Dを、高い流動化温度Tnの材料で形成す
る工程と、半導体基板2上から遠く、しかもエッチング
速度が速い層4Pを、流動化温度Tnよりも低い流動化
温度Tfの材料で形成する工程と、平坦化を、高い流動
化温度Tnによるリフロー温度で施す工程を有してい
る。
【0052】また、本発明に係る半導体集積装置の中間
製品は、半導体基板2上に接し、かつエッチング速度が
遅く、高い流動化温度Tnの材料で形成された層4D
と、半導体基板2上から遠く、しかもエッチング速度が
速く、流動化温度Tnよりも低い流動化温度Tfの材料
で形成された層4Pとを備え、高い流動化温度Tnによ
るリフロー温度で平坦化が施されて構成される。
製品は、半導体基板2上に接し、かつエッチング速度が
遅く、高い流動化温度Tnの材料で形成された層4D
と、半導体基板2上から遠く、しかもエッチング速度が
速く、流動化温度Tnよりも低い流動化温度Tfの材料
で形成された層4Pとを備え、高い流動化温度Tnによ
るリフロー温度で平坦化が施されて構成される。
【0053】前記のように、本発明に係る中間製品およ
び製造方法が、加熱によるリフローで平坦化をするもの
であり、かつ半導体基板上に近く、しかもエッチング速
度が遅い材料で構成された層の流動化温度が、半導体基
板上から遠く、しかもエッチング速度が速い材料で構成
された層の流動化温度よりも高く構成され、かつリフロ
ーがエッチング速度の遅い材料で構成された層の流動化
温度以下のリフロー温度で施されるものであるから、エ
ッチング速度が速い材料で構成された、外側の層だけが
リフローにより段差を縮小するように流動する。これに
よって深度の浅いコンタクトホールが形成される領域の
エッチング時間と、深度の浅いコンタクトホールが形成
される領域のエッチング時間との差が短縮される。
び製造方法が、加熱によるリフローで平坦化をするもの
であり、かつ半導体基板上に近く、しかもエッチング速
度が遅い材料で構成された層の流動化温度が、半導体基
板上から遠く、しかもエッチング速度が速い材料で構成
された層の流動化温度よりも高く構成され、かつリフロ
ーがエッチング速度の遅い材料で構成された層の流動化
温度以下のリフロー温度で施されるものであるから、エ
ッチング速度が速い材料で構成された、外側の層だけが
リフローにより段差を縮小するように流動する。これに
よって深度の浅いコンタクトホールが形成される領域の
エッチング時間と、深度の浅いコンタクトホールが形成
される領域のエッチング時間との差が短縮される。
【0054】以上、本発明の好ましい実施形態について
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることな
く、他の構成でも実現でき、また製造手順、条件も適宜
に変更することができる。
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることな
く、他の構成でも実現でき、また製造手順、条件も適宜
に変更することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る半導体集積装置の中間製品は、例えば平坦化によ
り生じた、層間膜表面から構成層にいたる深度の深いコ
ンタクトホールが形成される領域におけるエッチング速
度を、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域に
おけるエッチング速度より相対的に速く構成するもので
あるから、深いコンタクト上の層間膜のエッチングレー
トが、浅いコンタクト上の層間膜のエッチングレートよ
りも速くなる。
に係る半導体集積装置の中間製品は、例えば平坦化によ
り生じた、層間膜表面から構成層にいたる深度の深いコ
ンタクトホールが形成される領域におけるエッチング速
度を、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域に
おけるエッチング速度より相対的に速く構成するもので
あるから、深いコンタクト上の層間膜のエッチングレー
トが、浅いコンタクト上の層間膜のエッチングレートよ
りも速くなる。
【0056】これにより、深いコンタクトホールの形成
時間と、浅いコンタクトホールの形成時間との時間差が
短縮され、あるいは両形成時間が一致することによっ
て、浅いコンタクト上での過度のエッチングの防止がな
される。この結果、例えばポリサイドWSiで形成され
る構成層が削られて薄くなることにより生じる膨潤が原
因となっていたトラブルを解決できる。また、コンタク
トエッチング時間の短縮を実現できる。さらに、両形成
時間の不一致によって生じていた、いずれかの構成層へ
の極端な過剰エッチングによる下地への突き抜け等のト
ラブルを解決できる。
時間と、浅いコンタクトホールの形成時間との時間差が
短縮され、あるいは両形成時間が一致することによっ
て、浅いコンタクト上での過度のエッチングの防止がな
される。この結果、例えばポリサイドWSiで形成され
る構成層が削られて薄くなることにより生じる膨潤が原
因となっていたトラブルを解決できる。また、コンタク
トエッチング時間の短縮を実現できる。さらに、両形成
時間の不一致によって生じていた、いずれかの構成層へ
の極端な過剰エッチングによる下地への突き抜け等のト
ラブルを解決できる。
【0057】本発明の請求項2に係る半導体集積装置の
中間製品は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の浅いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を速くする不純物を注入して形成されるか
ら、深度の深いコンタクトホールが形成される領域のエ
ッチング速度が、深度の浅いコンタクトホールが形成さ
れる領域におけるエッチング速度より速くなり、よって
前記請求項1に係る半導体集積装置の中間製品で述べた
効果を実現できる。
中間製品は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の浅いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を速くする不純物を注入して形成されるか
ら、深度の深いコンタクトホールが形成される領域のエ
ッチング速度が、深度の浅いコンタクトホールが形成さ
れる領域におけるエッチング速度より速くなり、よって
前記請求項1に係る半導体集積装置の中間製品で述べた
効果を実現できる。
【0058】本発明の請求項3に係る半導体集積装置の
中間製品は、層間膜内の、少なくとも深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の深いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を遅くする不純物を注入して形成されるか
ら、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域のエ
ッチング速度が、深度の深いコンタクトホールが形成さ
れる領域におけるエッチング速度より遅くなり、よって
前記請求項1に係る半導体集積装置の中間製品で述べた
効果を実現できる。
中間製品は、層間膜内の、少なくとも深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の深いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を遅くする不純物を注入して形成されるか
ら、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域のエ
ッチング速度が、深度の深いコンタクトホールが形成さ
れる領域におけるエッチング速度より遅くなり、よって
前記請求項1に係る半導体集積装置の中間製品で述べた
効果を実現できる。
【0059】本発明の請求項4に係る半導体集積装置の
中間製品は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含まない領域に、エッチ
ング速度を速くする不純物を注入し、かつ少なくとも深
度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含み、深
度の深いコンタクトホールが形成される領域を含まない
領域に、エッチング速度を遅くする不純物を注入して形
成されるから、深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域のエッチング速度が、深度の浅いコンタクトホー
ルが形成される領域におけるエッチング速度より速くな
り、よって前記請求項1に係る半導体集積装置の中間製
品で述べた効果を実現できる。
中間製品は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含まない領域に、エッチ
ング速度を速くする不純物を注入し、かつ少なくとも深
度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含み、深
度の深いコンタクトホールが形成される領域を含まない
領域に、エッチング速度を遅くする不純物を注入して形
成されるから、深度の深いコンタクトホールが形成され
る領域のエッチング速度が、深度の浅いコンタクトホー
ルが形成される領域におけるエッチング速度より速くな
り、よって前記請求項1に係る半導体集積装置の中間製
品で述べた効果を実現できる。
【0060】本発明の請求項5に係る半導体集積装置の
中間製品は、段差を有する半導体基板上に複数層からな
る層間膜が形成されたのち、層間膜に平坦化が施される
ものであって、層間膜を構成する複数層のうちで、半導
体基板上に近い層がエッチング速度の遅い材料で、また
半導体基板上から遠い層がエッチング速度の速い材料で
形成されるから、層間膜に平坦化が施されると、段差を
縮小するように各複数層が流動して、深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域のエッチング時間と、深度
の浅いコンタクトホールが形成される領域のエッチング
時間との差が短縮され、よって前記請求項1に係る半導
体集積装置の中間製品で述べた効果を実現できる。
中間製品は、段差を有する半導体基板上に複数層からな
る層間膜が形成されたのち、層間膜に平坦化が施される
ものであって、層間膜を構成する複数層のうちで、半導
体基板上に近い層がエッチング速度の遅い材料で、また
半導体基板上から遠い層がエッチング速度の速い材料で
形成されるから、層間膜に平坦化が施されると、段差を
縮小するように各複数層が流動して、深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域のエッチング時間と、深度
の浅いコンタクトホールが形成される領域のエッチング
時間との差が短縮され、よって前記請求項1に係る半導
体集積装置の中間製品で述べた効果を実現できる。
【0061】本発明の請求項6に係る半導体集積装置の
中間製品は、平坦化を加熱によるリフローで実施され、
かつ半導体基板上に近く、しかもエッチング速度が遅い
材料で構成された層の流動化温度を、半導体基板上から
遠く、しかもエッチング速度が速い材料で構成された層
の流動化温度よりも高く構成し、かつリフローがエッチ
ング速度の遅い材料で構成された層の流動化温度以下の
リフロー温度で施されて構成されるものであるから、リ
フローにより、エッチング速度が速い材料で構成された
層だけが段差を縮小するように流動し、よって深度の浅
いコンタクトホールが形成される領域のエッチング時間
と、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域のエ
ッチング時間との差が短縮される。これにより、前記請
求項1に係る半導体集積装置の中間製品で述べた効果を
実現できる。
中間製品は、平坦化を加熱によるリフローで実施され、
かつ半導体基板上に近く、しかもエッチング速度が遅い
材料で構成された層の流動化温度を、半導体基板上から
遠く、しかもエッチング速度が速い材料で構成された層
の流動化温度よりも高く構成し、かつリフローがエッチ
ング速度の遅い材料で構成された層の流動化温度以下の
リフロー温度で施されて構成されるものであるから、リ
フローにより、エッチング速度が速い材料で構成された
層だけが段差を縮小するように流動し、よって深度の浅
いコンタクトホールが形成される領域のエッチング時間
と、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域のエ
ッチング時間との差が短縮される。これにより、前記請
求項1に係る半導体集積装置の中間製品で述べた効果を
実現できる。
【0062】本発明の請求項7に係る半導体集積装置の
製造方法は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の浅いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を速くする不純物を注入する工程を有する
から、深度の深いコンタクトホールが形成される領域の
エッチング速度を、深度の浅いコンタクトホールが形成
される領域におけるエッチング速度より速くできる。
製造方法は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の浅いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を速くする不純物を注入する工程を有する
から、深度の深いコンタクトホールが形成される領域の
エッチング速度を、深度の浅いコンタクトホールが形成
される領域におけるエッチング速度より速くできる。
【0063】これにより、深いコンタクトホールの形成
時間と、浅いコンタクトホールの形成時間との時間差の
短縮、あるいは両形成時間の一致が実現され、先ず、処
理工程での浅いコンタクト上での極端なオーバーエッチ
ング発生を防止できる。この結果、例えばポリサイドW
Siで形成される構成層が削られる不都合を解決でき
る。また、コンタクトエッチング時間の短縮を実現でき
る。さらに、両形成時間の不一致によって生じていた、
いずれかの構成層への極端な過剰エッチングによる下地
への突き抜け等の不都合の発生を回避できる。
時間と、浅いコンタクトホールの形成時間との時間差の
短縮、あるいは両形成時間の一致が実現され、先ず、処
理工程での浅いコンタクト上での極端なオーバーエッチ
ング発生を防止できる。この結果、例えばポリサイドW
Siで形成される構成層が削られる不都合を解決でき
る。また、コンタクトエッチング時間の短縮を実現でき
る。さらに、両形成時間の不一致によって生じていた、
いずれかの構成層への極端な過剰エッチングによる下地
への突き抜け等の不都合の発生を回避できる。
【0064】本発明の請求項8に係る半導体集積装置の
製造方法は、層間膜内の、少なくとも深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の深いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を遅くする不純物を注入する工程を有する
から、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域の
エッチング速度を、深度の深いコンタクトホールが形成
される領域におけるエッチング速度より遅くできる。こ
れにより、前記請求項7にかかる製造方法で述べた効果
を実現できる。
製造方法は、層間膜内の、少なくとも深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、かつ深度の深いコ
ンタクトホールが形成される領域を含まない領域に、エ
ッチング速度を遅くする不純物を注入する工程を有する
から、深度の浅いコンタクトホールが形成される領域の
エッチング速度を、深度の深いコンタクトホールが形成
される領域におけるエッチング速度より遅くできる。こ
れにより、前記請求項7にかかる製造方法で述べた効果
を実現できる。
【0065】本発明の請求項9に係る半導体集積装置の
製造方法は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含まない領域に、エッチ
ング速度を速くする不純物を注入する工程と、少なくと
も深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含
み、深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含
まない領域に、エッチング速度を速くする不純物を注入
する工程を有するものであるから、深度の深いコンタク
トホールが形成される領域のエッチング速度が、深度の
浅いコンタクトホールが形成される領域におけるエッチ
ング速度より速くなり、よって前記請求項7に係る半導
体集積装置の製造方法で述べた効果を実現できる。
製造方法は、層間膜内の、少なくとも深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含み、深度の浅いコンタ
クトホールが形成される領域を含まない領域に、エッチ
ング速度を速くする不純物を注入する工程と、少なくと
も深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含
み、深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含
まない領域に、エッチング速度を速くする不純物を注入
する工程を有するものであるから、深度の深いコンタク
トホールが形成される領域のエッチング速度が、深度の
浅いコンタクトホールが形成される領域におけるエッチ
ング速度より速くなり、よって前記請求項7に係る半導
体集積装置の製造方法で述べた効果を実現できる。
【0066】本発明の請求項10に係る半導体集積装置
の製造方法は、層間膜を構成する複数層のうちで、半導
体基板上に近い層をエッチング速度が遅い材料で形成す
る工程と、半導体基板上から遠い層をエッチング速度が
速い材料で形成する工程を有するものであるから、層間
膜に平坦化を施すと、段差を縮小するようにとりわけ外
側の層が流動して、深度の浅いコンタクトホールが形成
される領域のエッチング時間と、深度の深いコンタクト
ホールが形成される領域のエッチング時間との差が短縮
される。この結果、前記請求項5に係る半導体集積装置
の中間製品で述べた効果を有する半導体集積装置を、こ
の製造方法により製造できる。
の製造方法は、層間膜を構成する複数層のうちで、半導
体基板上に近い層をエッチング速度が遅い材料で形成す
る工程と、半導体基板上から遠い層をエッチング速度が
速い材料で形成する工程を有するものであるから、層間
膜に平坦化を施すと、段差を縮小するようにとりわけ外
側の層が流動して、深度の浅いコンタクトホールが形成
される領域のエッチング時間と、深度の深いコンタクト
ホールが形成される領域のエッチング時間との差が短縮
される。この結果、前記請求項5に係る半導体集積装置
の中間製品で述べた効果を有する半導体集積装置を、こ
の製造方法により製造できる。
【0067】本発明の請求項11に係る半導体集積装置
の製造方法は、平坦化を加熱によるリフローで実施さ
れ、かつ半導体基板上に近く、しかもエッチング速度が
遅い材料で構成された層の流動化温度を、半導体基板上
から遠く、しかもエッチング速度が速い材料で構成され
た層の流動化温度よりも高く構成し、かつリフローがエ
ッチング速度の遅い材料で構成された層の流動化温度以
下のリフロー温度で施されて構成されるものであるか
ら、リフローにより、エッチング速度が速い材料で構成
された層だけが段差を縮小するように流動し、よって深
度の浅いコンタクトホールが形成される領域のエッチン
グ時間と、深度の深いコンタクトホールが形成される領
域のエッチング時間との差が短縮される。これにより、
前記請求項6に係る半導体集積装置の中間製品で述べた
効果を有する半導体集積装置を、この製造方法により製
造できる。
の製造方法は、平坦化を加熱によるリフローで実施さ
れ、かつ半導体基板上に近く、しかもエッチング速度が
遅い材料で構成された層の流動化温度を、半導体基板上
から遠く、しかもエッチング速度が速い材料で構成され
た層の流動化温度よりも高く構成し、かつリフローがエ
ッチング速度の遅い材料で構成された層の流動化温度以
下のリフロー温度で施されて構成されるものであるか
ら、リフローにより、エッチング速度が速い材料で構成
された層だけが段差を縮小するように流動し、よって深
度の浅いコンタクトホールが形成される領域のエッチン
グ時間と、深度の深いコンタクトホールが形成される領
域のエッチング時間との差が短縮される。これにより、
前記請求項6に係る半導体集積装置の中間製品で述べた
効果を有する半導体集積装置を、この製造方法により製
造できる。
【0068】このように、本発明に係る半導体集積装置
の中間製品および製造方法は、安定した性能を備える、
高集積化された微細構造の半導体集積装置の中間製品、
ならびに半導体集積装置を、容易に製造することができ
るという顕著な効果を奏する。
の中間製品および製造方法は、安定した性能を備える、
高集積化された微細構造の半導体集積装置の中間製品、
ならびに半導体集積装置を、容易に製造することができ
るという顕著な効果を奏する。
【図1】本発明に係る半導体集積装置の中間製品の一実
施形態の断面図である。
施形態の断面図である。
【図2】本発明に係る半導体集積装置の中間製品の、他
の実施形態の断面図である。
の実施形態の断面図である。
【図3】本発明に係る半導体集積装置の製造方法の一実
施形態による製造工程段階の、中間製品の断面図であ
る。
施形態による製造工程段階の、中間製品の断面図であ
る。
【図4】図3に示す工程に続く製造工程段階の中間製品
の断面図である。
の断面図である。
【図5】図4に示す工程に続く製造工程段階の中間製品
の断面図である。
の断面図である。
【図6】本発明に係る半導体集積装置の製造方法の他の
実施形態による製造工程段階の、中間製品の断面図であ
る。
実施形態による製造工程段階の、中間製品の断面図であ
る。
【図7】図6に示す工程に続く製造工程段階の中間製品
の断面図である。
の断面図である。
【図8】図7に示す工程に続く製造工程段階の中間製品
の断面図である。
の断面図である。
【図9】本発明に係る半導体集積装置の製造方法の、さ
らに別の実施形態による製造工程段階の、中間製品の断
面図である。
らに別の実施形態による製造工程段階の、中間製品の断
面図である。
【図10】図9に示す製造方法で製造された最終の中間
製品の断面図である。
製品の断面図である。
【図11】本発明に係る半導体集積装置の製造方法のま
た別の実施形態による製造工程段階の、中間製品の断面
図である。
た別の実施形態による製造工程段階の、中間製品の断面
図である。
【図12】本発明に係る半導体集積装置の中間製品の、
さらに別の実施形態を示す断面図である。
さらに別の実施形態を示す断面図である。
【図13】深いコンタクトホールと浅いコンタクトホー
ルを兼備する半導体集積装置の中間製品を説明する断面
図である。
ルを兼備する半導体集積装置の中間製品を説明する断面
図である。
【図14】従来の多層の層間膜構成の平坦化以前の状態
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図15】従来の製造方法で製造された半導体集積装置
の中間製品の、極端な過剰エッチングにより生じる状態
の説明図である。
の中間製品の、極端な過剰エッチングにより生じる状態
の説明図である。
1……本発明に係る半導体集積装置の中間製品、2……
半導体基板、2A……段差部、2B……拡散層(第1構
成層)、3……接続膜(第2構成層)、3A……配線
膜、4……層間膜、5……第1コンタクトホール、5A
……第1コンタクトホール領域境界線、6……第2コン
タクトホール、6A……第2コンタクトホール領域境界
線、10……第1濃度領域境界線、11……第2濃度領
域境界線。
半導体基板、2A……段差部、2B……拡散層(第1構
成層)、3……接続膜(第2構成層)、3A……配線
膜、4……層間膜、5……第1コンタクトホール、5A
……第1コンタクトホール領域境界線、6……第2コン
タクトホール、6A……第2コンタクトホール領域境界
線、10……第1濃度領域境界線、11……第2濃度領
域境界線。
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体基板内あるいは半導体基板面に接
して形成された、電気的接続(コンタクト)されるべき
構成層ならびに、少なくとも前記構成層上を含む前記半
導体基板上に層間膜が形成され、かつコンタクトホール
を形成する位置によって前記層間膜表面から前記構成層
にいたるコンタクトホールの深度が異なる構成を有し、 前記層間膜の、少なくとも前記深度の深いコンタクトホ
ールが形成される領域におけるエッチング速度が、少な
くとも前記深度の浅いコンタクトホールが形成される領
域における前記層間膜のエッチング速度よりも、相対的
に速く構成されたことを特徴とする半導体集積装置の中
間製品。 - 【請求項2】 前記層間膜内の、少なくとも前記深度の
深いコンタクトホールが形成される領域を含み、かつ前
記深度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含ま
ない領域に、エッチング速度を速くする不純物が注入さ
れて構成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体
集積装置の中間製品。 - 【請求項3】 前記層間膜内の、少なくとも前記深度の
浅いコンタクトホールが形成される領域を含み、かつ前
記深度の深いコンタクトホールが形成される領域を含ま
ない領域に、エッチング速度を遅くする不純物が注入さ
れて構成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体
集積装置の中間製品。 - 【請求項4】 前記層間膜内の、少なくとも前記深度の
深いコンタクトホールが形成される領域を含み、前記深
度の浅いコンタクトホールが形成される領域を含まない
領域に、エッチング速度を速くする不純物が注入され、
かつ少なくとも深度の浅いコンタクトホールが形成され
る領域を含み、前記深度の深いコンタクトホールが形成
される領域を含まない領域に、エッチング速度を遅くす
る不純物が注入されて構成されたことを特徴とする請求
項1記載の半導体集積装置の中間製品。 - 【請求項5】 段差を有する半導体基板上に複数層から
なる層間膜が形成されたのち、前記層間膜に平坦化が施
される半導体集積装置の中間製品であって、 前記層間膜を構成する複数層のうちで、前記半導体基板
上に近い層はエッチング速度が遅い材料で、また前記半
導体基板上から遠い層はエッチング速度が速い材料で構
成されたことを特徴とする半導体集積装置の中間製品。 - 【請求項6】 前記平坦化が加熱によるリフローにより
なされ、かつ前記半導体基板上に近く、しかもエッチン
グ速度が遅い材料で構成された層の流動化温度が、前記
半導体基板上から遠く、しかもエッチング速度が速い材
料で構成された層の流動化温度よりも高く構成され、か
つ前記リフローが前記エッチング速度の遅い材料で構成
された層の流動化温度以下のリフロー温度で施されて構
成されたことを特徴とする請求項5記載の半導体集積装
置の中間製品。 - 【請求項7】 半導体基板内あるいは半導体基板面に接
して形成された、電気的接続(コンタクト)されるべき
構成層ならびに、少なくとも前記構成層上を含む前記半
導体基板上に層間膜が形成され、かつコンタクトホール
を形成する位置によって前記層間膜表面から前記構成層
にいたるコンタクトホールの深度が異なる構成の半導体
集積装置の中間製品に対して、前記層間膜内の、少なく
とも前記深度の深いコンタクトホールが形成される領域
を含み、かつ前記深度の浅いコンタクトホールが形成さ
れる領域を含まない領域に、エッチング速度を速くする
不純物を注入する工程を有することを特徴とする半導体
集積装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板内あるいは半導体基板面に接
して形成された、電気的接続(コンタクト)されるべき
構成層ならびに、少なくとも前記構成層上を含む前記半
導体基板上に層間膜が形成され、かつコンタクトホール
を形成する位置によって前記層間膜表面から前記構成層
にいたるコンタクトホールの深度が異なる構成の半導体
集積装置の中間製品に対して、前記層間膜内の、少なく
とも前記深度の浅いコンタクトホールが形成される領域
を含み、かつ前記深度の深いコンタクトホールが形成さ
れる領域を含まない領域に、エッチング速度を遅くする
不純物を注入する工程を有することを特徴とする半導体
集積装置の製造方法。 - 【請求項9】 半導体基板内あるいは半導体基板面に接
して形成された、電気的接続(コンタクト)されるべき
構成層ならびに、少なくとも前記構成層上を含む前記半
導体基板上に層間膜が形成され、かつコンタクトホール
を形成する位置によって前記層間膜表面から前記構成層
にいたるコンタクトホールの深度が異なる構成の半導体
集積装置の中間製品に対して、前記層間膜内の、少なく
とも前記深度の深いコンタクトホールが形成される領域
を含み、前記深度の浅いコンタクトホールが形成される
領域を含まない領域に、エッチング速度を速くする不純
物を注入する工程と、少なくとも深度の浅いコンタクト
ホールが形成される領域を含み、前記深度の深いコンタ
クトホールが形成される領域を含まない領域に、エッチ
ング速度を遅くする不純物を注入する工程を有すること
を特徴とする半導体集積装置の製造方法。 - 【請求項10】 段差を有する半導体基板上に複数層か
らなる層間膜が形成された半導体集積装置の中間製品に
対して、前記層間膜を構成する複数層のうちで、前記半
導体基板上に近い層をエッチング速度が遅い材料で形成
する工程と、前記半導体基板上から遠い層をエッチング
速度が速い材料で形成する工程と、前記層間膜を平坦化
する工程を有することを特徴とする半導体集積装置の製
造方法。 - 【請求項11】 前記半導体基板上に接し、かつエッチ
ング速度が遅い層を高い流動化温度Tnの材料で形成す
る工程と、前記半導体基板上から遠く、しかもエッチン
グ速度が速い層を、前記流動化温度Tnよりも低い流動
化温度Tfの材料で形成する工程と、前記平坦化を、前
記高い流動化温度Tnによるリフロー温度で施す工程を
有することを特徴とする半導体集積装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15547096A JPH104082A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 半導体集積装置の中間製品および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15547096A JPH104082A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 半導体集積装置の中間製品および製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH104082A true JPH104082A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15606762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15547096A Pending JPH104082A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 半導体集積装置の中間製品および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH104082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023512798A (ja) * | 2020-04-08 | 2023-03-29 | チャンシン メモリー テクノロジーズ インコーポレイテッド | 半導体構造及びその製造方法 |
CN117908599A (zh) * | 2024-01-18 | 2024-04-19 | 苏州恩腾半导体科技有限公司 | 一种用于动态控制湿式蚀刻工艺的温度的方法和设备 |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP15547096A patent/JPH104082A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023512798A (ja) * | 2020-04-08 | 2023-03-29 | チャンシン メモリー テクノロジーズ インコーポレイテッド | 半導体構造及びその製造方法 |
US12133375B2 (en) | 2020-04-08 | 2024-10-29 | Changxin Memory Technologies, Inc. | Semiconductor structures and manufacturing methods thereof |
CN117908599A (zh) * | 2024-01-18 | 2024-04-19 | 苏州恩腾半导体科技有限公司 | 一种用于动态控制湿式蚀刻工艺的温度的方法和设备 |
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