JPH1040811A - カラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置 - Google Patents

カラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置

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JPH1040811A
JPH1040811A JP19015996A JP19015996A JPH1040811A JP H1040811 A JPH1040811 A JP H1040811A JP 19015996 A JP19015996 A JP 19015996A JP 19015996 A JP19015996 A JP 19015996A JP H1040811 A JPH1040811 A JP H1040811A
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JP19015996A
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Tadahiro Kojima
忠洋 小島
Yuichi Sano
雄一 佐野
Masahiro Yokota
昌広 横田
Eiji Kanbara
英治 蒲原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル内面の全面の照度を周辺部の照度にま
で低下させて光吸収層や蛍光体層の大きさを均一にし、
かつ短時間に露光できるカラー陰極線管の蛍光面形成用
露光装置を構成することを目的とする。 【解決手段】 光源26から放射される紫外線光22を取出
す開口部27に光透過部材44が配置されてなるランプハウ
ス40を備えカラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置にお
いて、光透過部材の内外面の少なくとも一方を、パネル
1 内面の周辺部の感光性蛍光面形成部材層42上に紫外線
光を集光する曲面をもつ形状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー陰極線管
の蛍光面形成用露光装置に係り、特にパネル内面に形成
された感光性蛍光面形成部材層の全面に対する照度分布
を良好にするカラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、図12に示
すように、パネル1およびこのパネル1に一体に接合さ
れた漏斗状のファンネル2からなる真空外囲器を有し、
そのパネル1の内面に、多数の電子ビーム通過孔が形成
されたシャドウマスク3に対向して蛍光面4が形成され
ている。一方、ファンネル2のネック5内に電子銃6が
配設されている。そして、この電子銃6から放出される
電子ビーム7をファンネル2の外側に装着された偏向装
置8の発生する磁界により偏向し、シャドウマスク3を
介して蛍光面4を水平、垂直走査することにより、カラ
ー画像を表示する構造に形成されている。
【0003】上記蛍光面4としては、図13に示すよう
に、マトリクス状の光吸収層10の隙間(マトリクスホ
ール)に、青、緑、赤に発光するドット状の3色蛍光体
層11B ,11G ,11R が埋込まれるように設けられ
たブラック・マトリクス型蛍光面、図14に示すよう
に、ストライプ状の光吸収層10の隙間に、青、緑、赤
に発光するストライプ状の3色蛍光体層11B ,11G
,11R が埋込まれるように設けられたブラック・ス
トライプ型蛍光面、および図15および図16に示すよ
うに、光吸収層をもたないドット状またはストライプ状
の3色蛍光体層11B ,11G ,11R が互いに接する
ように設けられた蛍光面がある。
【0004】従来よりこれら蛍光面4は、写真印刷法に
より形成され、特に光吸収層10をもつブラック・マト
リクス型またはブラック・ストライプ型蛍光面について
は、最初に光吸収層10を形成し、ついで蛍光体層11
B ,11G ,11R を形成する方法により形成されてい
る。
【0005】すなわち、光吸収層10をもつ蛍光面は、
図17(a)に示すように、まずパネル1の内面に感光
剤を塗布し、乾燥して感光膜13を形成する。ついでこ
の感光膜13をシャドウマスク3を介して露光し、感光
膜13にシャドウマスク3の電子ビーム通過孔14に対
応するパターンを焼付ける。ついでこのパターンの焼付
けられた感光膜13を現像して未感光部を除去し、同
(b)に示すように、上記電子ビーム通過孔に対応する
パターンからなるレジスト15を形成する。つぎにこの
レジスト15の形成されたパネル1の内面に黒色の光吸
収層形成塗料を塗布し、乾燥して、同(c)に示すよう
に、光吸収層形成塗料層16を形成する。ついでレジス
ト15上に塗布された光吸収層形成塗料層16をレジス
ト15とともに剥離して、同(d)に示すように、光吸
収層10を形成する。
【0006】その後、上記光吸収層10の形成されたパ
ネル1の内面に、蛍光体および感光剤を主成分とする感
光性蛍光体スラリを塗布して、同(e)に示すように、
感光性蛍光体スラリ層18を形成する。ついでこの感光
性蛍光体スラリ層18をシャドウマスク3を介して露光
し、蛍光体スラリ層16にシャドウマスク3の電子ビー
ム通過孔14に対応するパターンを焼付ける。ついでこ
のパターンの焼付けられた蛍光体スラリ層16を現像し
て未感光部を除去し、同(f)に示すように、任意1色
の蛍光体層、たとえば青蛍光体層11B を所定の光吸収
層10の隙間に形成する。そしてこの蛍光体層11B の
形成方法を、緑および赤蛍光体について繰返すことによ
り、同(g)に示すように、所定の光吸収層10の隙間
に緑および赤蛍光体層11G ,11R 形成する。
【0007】また、光吸収層をもたない蛍光面について
は、上記青蛍光体層11B 形成工程以後の工程を繰返す
ことにより形成される。
【0008】上記写真印刷法による蛍光面形成方法にお
いて、光吸収層10を形成するための感光膜13および
蛍光体層11B ,11G ,11R を形成するための感光
性蛍光体スラリ層18にシャドウマスク3の電子ビーム
通過孔14に対応するパターンを焼付けるとき、露光装
置が用いられる。
【0009】従来この露光装置は、図18(a)に示す
ように、パネル1を位置決め支持する支持台20の下部
にランプハウス21が設置され、このランプハウス21
上に、ランプハウス21から放射される紫外線光22の
軌道をカラー陰極線管の電子銃から放出される電子ビー
ムの軌道に近似させる補正レンズ23などの光学系、パ
ネル1の内面に対するランプハウス21から放射される
紫外線光22の分布を補正する補正フィルター24など
が配置されている。
【0010】そのランプハウス21は、図18(b)に
示すように、一般に直管型の超高圧水銀ランプなどを光
源26とし、この光源26から放射される紫外線光を取
出す開口部27に石英ガラスなどからなる内外面が平面
または球面などの曲面、もしくは内外面の一方が平面、
他方が球面などの曲面からなる光透過部材28が配置さ
れている。また上記光源26のまわりには、図19に示
すように、光源26の大きさを規制する所定の大きさの
スリット29が設けられた遮光体30が配置されてい
る。なお、このランプハウス21は、超高圧水銀ランプ
の点灯時の発熱による温度上昇を防止するため、水冷方
式となっている。
【0011】また、補正フィルター24は、パネル1内
面の中央部に対する照度を周辺部に対する照度とほぼ等
しくするものとなっている。すなわち、光源からパネル
1内面の中央部までの距離と周辺部までの距離が異な
り、図20に曲線32で示すように、一般に、パネル内
面の中央部に対して周辺部の照度が低くなる。たとえば
90度偏向カラー陰極線管の場合、中央部に対して対角
部では、光源からの距離が約1.4倍となる。そのた
め、中央部に対して対角部の照度は約50%に低下す
る。またパネル内面への入射光は、中央部に対して対角
部ではより斜めになる。そのため、対角部の照度はさら
に低下し、30%程度となる。
【0012】したがって、上記光量分布のまま光吸収層
や蛍光体層を形成すると、中央部にくらべて周辺部の光
吸収層の隙間や蛍光体層の大きさ小さくなる。これを防
ぐため、補正フィルター24は、直線33で示したよう
に、パネル内面の全面の照度が周辺部の照度とをほぼ等
しくなるように紫外線光の透過率分布が設定されてい
る。たとえば上記90度偏向カラー陰極線管の場合に
は、パネル内面の全面を中央部の30%程度の照度にま
で減少させ、それにより、パネル内面の全面にわたり、
光吸収層の隙間や蛍光体層の大きさをほぼ均一に形成し
うるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
陰極線管の蛍光面は、写真印刷法により形成され、その
光吸収層を形成するための感光膜や蛍光体層を形成する
ための蛍光体スラリ層の露光に、ランプハウス、このラ
ンプハウスから放射される紫外線光の軌道をカラー陰極
線管の電子銃から放出される電子ビームの軌道に近似さ
せる補正レンズなどの光学系、パネルの内面に対するラ
ンプハウスから放射される紫外線光の分布を補正する補
正フィルターなどが配置された露光装置が用いられる。
【0014】従来、この露光装置のランプハウスは、直
管型の超高圧水銀ランプなどを光源とし、この光源から
放出される紫外線光を取出す開口部に、内外面が平面ま
たは球面などの曲面、もしくは内外面の一方が平面、他
方が球面などの曲面からなる光透過部材が配置されてい
る。また、補正フィルターについては、パネル内面の中
央部に対して周辺部の照度が低くなるため、そのパネル
内面の中央部に対する照度を周辺部に対する照度とほぼ
等しくするように紫外線光の透過率分布が設定されてい
る。
【0015】しかしこのような露光装置を用いて光吸収
層や蛍光体層を形成すると、パネル内面の全面の照度を
周辺部の照度にまで低下させているため、光吸収層の隙
間や蛍光体層の大きさの均一性が損われ、かつ露光時間
が長くなるという問題がある。
【0016】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、従来パネル内面の全面の照度を周
辺部の照度にまで低下させて、形成される光吸収層や蛍
光体層の大きさを均一にし、かつ短時間に露光できるカ
ラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置を構成することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】光源およびこの光源から
放射される紫外線光を取出す開口部を有しこの開口部に
光透過部材が配置されてなるランプハウスを備え、その
光透過部材を介して光源から放射される紫外線光により
パネル内面に形成された感光性蛍光面形成部材層に所定
のパターンを焼付けるカラー陰極線管の蛍光面形成用露
光装置において、光透過部材の内外面の少なくとも一方
を、パネル内面の周辺部の感光性蛍光面形成部材層上に
紫外線光を集光する曲面をもつ形状に形成した。
【0018】また、その光透過部材の内外面の少なくと
も一方を、この光透過部材の中心軸と直交する軸に対し
て軸対称に形成した。
【0019】さらに、光源およびこの光源から放射され
る紫外線光を取出す開口部を有しこの開口部に光透過部
材が配置されてなるランプハウスと、パネル内面に対す
る紫外線光の光量分布を補正する補正フィルターとを備
え、これら光透過部材および補正フィルターを介して光
源から放射される紫外線光によりパネル内面に形成され
た感光性蛍光面形成部材層に所定のパターンを焼付ける
カラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置において、光透
過部材は内外面の少なくとも一方を、パネル内面の周辺
部の感光性蛍光面形成部材層上に紫外線光を集光する曲
面をもち、補正フィルターの中央部と周辺部との紫外線
光に対する透過率差を緩和する形状に形成した。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0021】図1にその一形態である露光装置を示す。
この露光装置は、パネル1を位置決め支持する支持台2
0の下部にランプハウス40が設置され、このランプハ
ウス40上に、ランプハウス40から放射される紫外線
光22の軌道をカラー陰極線管の電子銃から放出される
電子ビームの軌道に近似させる補正レンズ23などの光
学系、パネル1の内面に対するランプハウス40から放
射される紫外線光22の分布を補正する補正フィルター
41などが配置されている。
【0022】なお、3はパネル1の内側に装着されたシ
ャドウマスク、42はパネル1の内面に塗布形成された
光吸収層を形成するための感光膜や蛍光体層を形成する
ための感光性蛍光体スラリ層などの感光性蛍光面形成部
材層である。
【0023】上記ランプハウス40は、図1(b)に示
すように、直管型の超高圧水銀ランプなどを光源26と
し、この光源26のまわりに、この光源26の大きさを
規制する所定の大きさのスリット29の設けられた遮光
体30が配置されている。また光源26から放射される
紫外線光を取出す開口部27に石英ガラスなどからなる
下記光透過部材44が配置されている。
【0024】上記光透過部材44は、従来の露光装置の
光透過部材と異なり、図2に示すように、光源側である
内面は平面であるが、その反対側の外面は、中央部に対
して周辺部45の曲率が大きく、少なくとも周辺部45
は、光源からの紫外線光を集光する所定曲率の凸曲面に
形成されている。
【0025】蛍光面を構成する光吸収層や蛍光体層の形
成は、上記感光性蛍光面形成部材層42が形成され、か
つシャドウマスク3が装着されたパネル1を支持台20
に位置決め支持し、光源26から遮光体30のスリット
29および光透過部材44を通って放射される紫外線光
22を、補正レンズ23、補正フィルター41および上
記シャドウマスク3などを介して上記感光性蛍光面形成
部材層42に照射し、上記感光性蛍光面形成部材層42
にシャドウマスク3の電子ビーム通過孔に対応するパタ
ーンを焼付けることによりおこなわれる。
【0026】この場合、ランプハウス40の開口部27
に上記形状の光透過部材44を配置すると、パネル内面
1の中央部に対しては、図3(a)に示すように、光透
過部材44の中央部を通る集光されないを紫外線光22
を照射することができる。これに対して、パネル1内面
の周辺部に対しては、同(b)に示すように、光透過部
材44の周辺部45を通る集光された紫外線光22が照
射される。
【0027】したがって上記光透過部材44を用いるこ
とにより、図4に曲線46で示すように、パネル1内面
の中央部に対しては、図20に曲線32で示した従来の
露光装置とほぼ同じ照度として、パネル1内面の周辺部
の照度を、曲線32よりも高くすることができる。した
がってパネル1内面の全面にわたり光吸収層の隙間や蛍
光体層の大きさがほぼ均一になるように、補正フィルタ
ー41でパネル1内面の全面の照度を調整した場合、そ
の照度を図4に直線47で示すように、図20に曲線3
3で示した従来の露光装置にくらべて高くでき、結果と
して、従来の露光装置とくらべて、パネル1内面の全面
にほぼ均一な所定大きさの光吸収層の隙間や蛍光体層を
短時間に形成することができる。
【0028】この場合、補正フィルター41について
は、中央部と周辺部との透過率の差が小さくなり、従来
の補正フィルターにくらべて、透過率分布が緩和され
る。
【0029】つぎに、上記光透過部材とは異なる光透過
部材について説明する。
【0030】図5に示す光透過部材44は、中央部から
周辺部まで板厚が一定であり、その中央部の内外面に対
して周辺部45の内外面の曲率が大きく、少なくとも周
辺部45を光源からの紫外線光を集光する所定曲率の凸
曲面としたものである。このように構成しても、図2に
示した光透過部材と同様の効果が得られる。
【0031】なお、図5では、周辺部の内外面を板厚一
定の凸曲面としたが、外面の曲率よりも内面の曲率を小
さくして,周辺部の集光作用を大きくすることは任意で
ある。
【0032】図6に示す光透過部材44は、光源側であ
る内面を平面とし、その反対側の外面については、中央
部49を凹曲面とし、周辺部45を凸曲面としたもので
ある。このように構成すると、光源から放出される紫外
線光を、中央部49では発散し、周辺部45では集光す
る。したがって上記図2、図5に示した光透過部材にく
らべて、より効果的にパネル内面の照度を全面にわたり
均一にすることができる。
【0033】図7に示す光透過部材44は、中央部49
から周辺部45まで板厚が一定であり、その中央部49
の内外面を凹曲面とし、周辺部45の内外面を凸曲面と
したものである。このように構成しても、上記図6に示
す光透過部材と同様の効果が得られる。
【0034】図8に示す光透過部材44は、中心軸と直
交する直交2軸50,51に対して、それぞれ異なる対
称形状をなし、かつ光源側である内面を平面とし、その
反対側の外面については、中央部に対して周辺部45の
曲率が大きく、少なくとも周辺部45を光源からの紫外
線光を集光する凸曲面に形成したものである。このよう
に直交2軸50,51に対して、それぞれ異なる形状に
すると、特に縦横の比がほぼ4:3の矩形状パネルの内
面の対角部付近の照度を効果的に改善することができ
る。
【0035】図9に示す光透過部材44は、図8に示し
た光透過部材と同様に、中心軸と直交する直交2軸5
0,51に対して、それぞれ異なる対称形状をなし、か
つ中央部から周辺部まで板厚が一定であり、その中央部
49の内外面に対して周辺部45の内外面の曲率が大き
く、少なくとも周辺部45を光源からの紫外線光を集光
する所定曲率の凸曲面としたものである。このように構
成しても、図8に示した光透過部材と同様の効果が得ら
れる。
【0036】なお、図9では、周辺部の内外面を板厚一
定の凸曲面としたが、外面の曲率よりも内面の曲率を小
さくして,周辺部の集光作用を大きくすることは任意で
ある。
【0037】図10に示す光透過部材44も、図8に示
した光透過部材と同様に、中心軸と直交する直交2軸5
0,51に対して、それぞれ異なる対称形状をなし、か
つ光源側である内面を平面とし、その反対側の外面につ
いては、中央部49を凹曲面とし、周辺部45を凸曲面
としたものである。このように構成すると、光源から放
出される紫外線光を、中央部49では発散し、周辺部4
5では集光する。したがって上記図8、図9に示した光
透過部材にくらべて、より効果的にパネル内面の照度を
全面にわたり均一化することができる。
【0038】図11に示す光透過部材44も、図8に示
した光透過部材と同様に、中心軸と直交する直交2軸5
0,51に対して、それぞれ異なる対称形状をなし、か
つ中央部49から周辺部45まで板厚が一定であり、そ
の中央部の内外面を凹曲面とし、周辺部45の内外面を
凸曲面としたものである。このように構成すると、光源
から放射される紫外線光を、中央部49では発散し、周
辺部45では集光し、上記図10に示した光透過部材と
同様の効果が得られる。
【0039】なお、上記各光透過部材は、光源側である
内面を平面として外面のみを曲面、あるいは内外面をと
もに同様の曲面としたが、この発明の実施の形態に係る
光透過部材は、必ずしもこのような形状に限定されるも
のではなく、上記各光透過部材の形状を適宜組合わせた
形状としてもよく、さらに異なる凸曲面や凹曲面を組合
わせた形状としてもよい。
【0040】
【発明の効果】光源およびこの光源から放射される紫外
線光を取出す開口部を有しこの開口部に光透過部材が配
置されてなるランプハウスを備え、その光透過部材を介
して光源から放射される紫外線光によりパネル内面に形
成された感光性蛍光面形成部材層に所定のパターンを焼
付けるカラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置におい
て、光透過部材の内外面の少なくとも一方を、パネル内
面の周辺部の感光性蛍光面形成部材層上に紫外線光を集
光する曲面をもつ形状に形成し、また、その光透過部材
の内外面の少なくとも一方を、この光透過部材の中心軸
と直交する軸に対して軸対称に形成し、さらには、光源
およびこの光源から放射される紫外線光を透過する開口
部を有しこの開口部に光透過部材が配置されてなるラン
プハウスと、パネル内面に対する紫外線光の光量分布を
補正する補正フィルターとを備え、その光透過部材およ
び補正フィルターを介して光源から放射される紫外線光
によりパネル内面に形成された感光性蛍光面形成部材層
に所定のパターンを焼付けるカラー陰極線管の蛍光面形
成用露光装置において、光透過部材は内外面の少なくと
も一方を、パネル内面の周辺部の感光性蛍光面形成部材
層上に紫外線光を集光する曲面をもち、補正フィルター
の中央部と周辺部との紫外線光に対する透過率差を緩和
する形状に形成すると、少なくとも光源から放射される
紫外線光をパネル内面の周辺部の感光性蛍光面形成部材
層に集光して照射でき、パネル内面の周辺部の感光性蛍
光面形成部材層に対する照度を大きくすることができ
る。したがってそれにより、パネル内面の全面の照度を
周辺部の照度と同じになるように最適に設計された補正
フィルターを用いて、パネル内面の全面にわたり、均一
な所定大きさの光吸収層や蛍光体層を短時間に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の実施の一形態であるカ
ラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置の構成を示す図、
図1(b)はそのランプハウスの構成を示す図である。
【図2】図2(a)は上記ランプハウスの開口部に配置
される光透過部材の平面図、図2(b)はそのB−B線
断面図である。
【図3】図3(a)および(b)はそれぞれ光源から放
射される紫外線光に対する上記光透過部材の作用を説明
するための図である。
【図4】上記光透過部材を配置した場合のパネル内面の
照度を説明するための図である。
【図5】図5(a)は図2の光透過部材とは異なる形状
の光透過部材の平面図、図5(b)はそのB−B線断面
図である。
【図6】図6(a)は図2および図5の光透過部材とは
異なる形状の光透過部材の平面図、図6(b)はそのB
−B線断面図である。
【図7】図7(a)は図2、図5および図6の光透過部
材とは異なる形状の光透過部材の平面図、図7(b)は
そのB−B線断面図である。
【図8】図8(a)は図2および図5乃至図7の光透過
部材とは異なる形状の光透過部材の平面図、図8(b)
はそのB−B線断面図、図8(c)はC−C線断面図で
ある。
【図9】図9(a)は図2および図5乃至図8の光透過
部材とは異なる形状の光透過部材の平面図、図9(b)
はそのB−B線断面図、図9(c)はC−C線断面図で
ある。
【図10】図10(a)は図2および図5乃至図9の光
透過部材とは異なる形状の光透過部材の平面図、図10
(b)はそのB−B線断面図、図10(c)はC−C線
断面図である。
【図11】図11(a)は図2および図5乃至図10の
光透過部材とは異なる形状の光透過部材の平面図、図1
1(b)はそのB−B線断面図、図11(c)はC−C
線断面図である。
【図12】カラー陰極線管の構成を示す図である。
【図13】図13(a)はカラー陰極線管のブラックマ
トリクス型蛍光面の構成を示す平面図、図13(b)は
その断面図である。
【図14】図14(a)はカラー陰極線管のブラックス
トライプ型蛍光面の構成を示す平面図、図14(b)は
その断面図である。
【図15】図15(a)はカラー陰極線管の光吸収層を
もたないドット状蛍光体層からなる蛍光面の構成を示す
平面図、図15(b)はその断面図である。
【図16】図16(a)はカラー陰極線管の光吸収層を
もたないストライプ状蛍光体層からなる蛍光面の構成を
示す平面図、図16(b)はその断面図である。
【図17】図17(a)乃至(g)はそれぞれカラー陰
極線管の蛍光面形成方法を説明するための図である。
【図18】図18(a)は従来のカラー陰極線管の蛍光
面形成用露光装置の構成を示す図、図18(b)はその
ランプハウスの構成を示す図である。
【図19】上記ランプハウスの遮光体の構成を示す図で
ある。
【図20】上記従来のカラー陰極線管の蛍光面形成用露
光装置を用いた場合のパネル内面の照度を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…パネル 3…シャドウマスク 26…光源 27…開口部 40…ランプハウス 41…補正フィルター 42…感光性蛍光面形成部材層 44…光透過部材 45…周辺部 49…中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蒲原 英治 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源およびこの光源から放射される紫外
    線光を取出す開口部を有しこの開口部に光透過部材が配
    置されてなるランプハウスを備え、上記光透過部材を介
    して上記光源から放射される紫外線光によりパネル内面
    に形成された感光性蛍光面形成部材層に所定のパターン
    を焼付けるカラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置にお
    いて、 上記光透過部材は内外面の少なくとも一方が上記パネル
    内面の周辺部の感光性蛍光面形成部材層上に上記紫外線
    光を集光する曲面をもつ形状に形成されていることを特
    徴とするカラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置。
  2. 【請求項2】 光透過部材の内外面の少なくとも一方が
    この光透過部材の中心軸と直交する軸に対して軸対称に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のカラー
    陰極線管の蛍光面形成用露光装置。
  3. 【請求項3】 光源およびこの光源から放射される紫外
    線光を取出す開口部を有しこの開口部に光透過部材が配
    置されてなるランプハウスと、パネル内面に対する上記
    紫外線光の光量分布を補正する補正フィルターとを備
    え、上記光透過部材および上記補正フィルターを介して
    上記光源から放射される紫外線光によりパネル内面に形
    成された感光性蛍光面形成部材層に所定のパターンを焼
    付けるカラー陰極線管の蛍光面形成用露光装置におい
    て、 上記光透過部材は内外面の少なくとも一方が上記パネル
    内面の周辺部の感光性蛍光面形成部材層上に上記紫外線
    光を集光する曲面をもち、上記補正フィルターの中央部
    と周辺部との紫外線光に対する透過率差を緩和する形状
    に形成されていることを特徴とするカラー陰極線管の蛍
    光面形成用露光装置。
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