JPH1040782A - 電磁操作装置 - Google Patents

電磁操作装置

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JPH1040782A
JPH1040782A JP19423196A JP19423196A JPH1040782A JP H1040782 A JPH1040782 A JP H1040782A JP 19423196 A JP19423196 A JP 19423196A JP 19423196 A JP19423196 A JP 19423196A JP H1040782 A JPH1040782 A JP H1040782A
Authority
JP
Japan
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force
current
electromagnetic
capacitor
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP19423196A
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English (en)
Inventor
Yukio Yamada
幸雄 山田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、高効率の動作が可能な電磁操作装置を
提供すること。 【解決手段】 非磁性体の巻枠に巻線を巻装した2個の
空心コイル1、2を、一方を固定、他方を可動の取り付
け状態で対向させる。両巻線を直列に接続し、通電によ
って発生する電磁力を遮断器などの操作・制御力として
利用する。その場合、反発力または吸引力となるように
両巻線の巻方向と通電方向を選定する。空心コイル1、
2に通電する電流は、コンデンサ3の放電電流とする。
そのために空心コイル1、2とコンデンサ3の間に半導
体スイッチ(サイリスタ)4を設け、これにダイオード
5を逆接続する。コンデンサ3には充電用直流電源7を
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直流高速度
遮断器の操作機構に組み込み、電磁力を高速遮断の操作
力として利用する電磁操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な遮断器においては、電気的な開
閉指令を機械的な動作に変換する手段として電磁ソレノ
イドが利用されている。電磁ソレノイドは、遮断器のよ
うに機械的な負荷が10kgf前後の場合には動作時間
が10ms以上になる。これは、コイルに流れる電流が
回路の時定数によって指数関数的に立ち上がったり、鉄
心の磁化が遅れたり、表皮効果が影響したりするためで
ある。
【0003】このため、高速性能を要求される直流高速
度遮断器などでは、その操作機構の一部に反発コイルが
使用されている。この反発コイルは、図3及び図4に示
すように巻線11Aを非磁性体の巻枠11Bに巻装した
空心コイル11に対向して平板(電導体:反発板)12
を設け、空心コイル11に通電して反発板12に電流を
誘起させ、コイル電流と誘起電流との電磁力を利用して
機械的動作をさせるものである。空心コイル11への通
電電流は、充電用直流電源7により充電されたコンデン
サ3の放電電流(サイリスタ4のオン時、つまり遮断指
令時に放電開始)を利用している。なお、5は前記サイ
リスタ4に逆並列接続したダイオード、6は充電回路の
抵抗である。
【0004】反発コイルを直流高速度遮断器の操作機構
に使用した例(例えば、特開平7−114862号)を
図5に示す。図中、21は真空バルブ、22は反発コイ
ル、23は反発板(短絡板)、24は前記真空バルブ2
1の可動接点側に連結した開閉駆動ロッド、25は絶縁
連結レバー、26は加圧用ワイプばね、27は連結レバ
ー、28は係合レバー、29−1及び29−2はサイリ
スタ、30は反発コンデンサ、31は遮断ばね、32は
タッチレバー、33は引き外しコイル、34は手動遮断
スイッチ、35は直流電源である。
【0005】上記構成においては、反発コイル22への
通電に伴い反発コイル22と短絡板23との間に発生し
た電磁力(反発力)により真空バルブ21の遮断動作が
開始され、これに遮断ばね31の遮断操作力が加わっ
て、遮断動作が完結する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】反発コイルを用いた場
合、電磁反発力を利用しているため、数ms程度の高速
動作が可能であるが、反発コイルはエネルギー効率が2
0%前後と非常に悪いため、反発コイルに電流を供給す
るコンデンサ7(または30)の容量(寸法)が大きく
なり、電源部が大形になる。その理由は下記の通りであ
る。
【0007】第一に、反発板12に誘起される電流の一
部が反発力として有効に働かない渦電流などになるた
め、そのジュール損失が効率低下の要因となること、反
発コイル11の電流と反発板12に誘起される電流の位
相が異なるために、必要な電流と磁界の強さのピークが
ずれて反発力が低減することが原因である。
【0008】第二に、誘起電流を発生させるため、反発
コイル11には時間的に変化する電流を供給する必要が
ある。そのためにはコンデンサ7と反発コイル11との
LC振動回路となり、パルス的な電流(出力)となるこ
とである。
【0009】そこで本発明は、上記課題を解決し、高
速、高効率の動作が可能で、加えて連続出力も可能な電
磁操作装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、非磁性体巻枠
の2個の空心コイルを、一方を固定、他方を可動の取り
付け状態で対向させるとともに、両コイルを直列に接続
し、通電によって発生する電磁力を遮断器などの操作・
制御力として利用するようにしたことを特徴とする。そ
の場合、電磁力を反発力として利用するか、吸引力とし
て利用するかによって、両コイルの巻方向と通電方向を
選定する。
【0011】また本発明は、非磁性体の巻枠の2個の空
心コイルを、一方を固定、他方を可動の取り付け状態で
対向させるとともに、両コイルを直列に接続し、通電に
よって発生する電磁力を遮断器などの操作・制御力とし
て利用すること、及び空心コイルに通電する電流をコン
デンサの放電電流、直流電流もしくは交流電流としたこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明の一実施形
態を示す。図中、1及び2は空心コイルで、巻線1A、
2Aを各々の非磁性体の巻枠1B、2Bに巻装し、中心
軸が一致するように対向させている。そして、例えば、
一方の空心コイル1を固定、他方の空心コイル2を可動
とする取り付け状態としている。両巻線1A、2Aは、
直列に接続し、その両端にコンデンサ3を半導体スイッ
チ(例えば、サイリスタ)4とダイオード5の逆並列回
路を介して接続している。コンデンサ3は、抵抗6を介
して充電用直流電源7に接続している。両巻線1A、2
Aの直列接続に際しては、発生する電磁力を反発力とす
るか、吸引力とするかによって、巻き方向と通電方向を
選定する。例えば、図5のような直流高速度遮断器の操
作機構に使用する場合は、発生する電磁力を反発力とし
て利用するため、巻き方向を逆にするなど電流の向きが
異なる接続とする。
【0013】なお、可動側の空心コイル2は、軸方向に
移動自在な駆動ロッド8に固定しており、駆動ロッド8
と共に移動して高速度遮断器の操作機構に遮断操作力を
付与する。
【0014】次に、動作について述べる。コンデンサ3
は直流電源7により図示極性に充電されている。動作命
令(遮断器引き外し指令)でサイリスタ4がオンする
と、コンデンサ3の電荷が巻線1A、2Aの直列回路に
放電される。この放電電流の通電により両コイル1、2
間に電磁力が発生する。この電磁力は同じ放電電流の相
互作用で発生しており、両コイル1、2の電流の向きが
反対の時には反発力となり、可動の空心コイル2が瞬時
に移動する。この移動で遮断動作が開始され、これに遮
断ばねの力が加わって遮断動作が完結する。
【0015】なお、電磁力は、両コイル1、2の接続を
変更することにより、吸引力として利用することも可能
である。また、通電電流は、時間的に変化しない直流電
流や交流電流でもよく、その場合には連続出力が可能と
なる。しかも、コンデンサが不要な簡易な電源回路とな
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空心コイ
ル相互の電磁反発力または吸引力を利用するため、ms
オーダーの高速動作が可能である。しかも、接続変更の
みで吸引、反発を選択することができ、制御・操作機構
の構成に際し柔軟に対処できる。また、空心コイル相互
の電磁力を利用するため、60%以上の高効率となる。
更に、多様な種類の電源を使用できるため、連続出力が
可能であったり、電源回路の簡易化が図れる、といった
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成説明図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】反発コイルの一例を示す構成説明図。
【図4】図3のB−B線矢視断面図。
【図5】直流高速度遮断器の一例を示す構成説明図。
【符号の説明】
1,2…空心コイル 1A,2A…巻線 1B,2B…非磁性体の巻枠 3…コンデンサ 4…半導体スイッチ(サイリスタ) 5…ダイオード 6…抵抗 7…充電用直流電源 8…駆動ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体巻枠の2個の空心コイルを、一
    方を固定、他方を可動の取り付け状態で対向させるとと
    もに、両コイルを直列に接続し、通電によって発生する
    電磁力を遮断器などの操作・制御力として利用するよう
    にしたことを特徴とする電磁操作装置。
  2. 【請求項2】 反発力または吸引力となるように両コイ
    ルの巻方向と通電方向を選定して直列接続を行うように
    したことを特徴とする請求項1に記載の電磁操作装置。
  3. 【請求項3】 空心コイルに通電する電流をコンデンサ
    の放電電流、直流電流もしくは交流電流としたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の電磁操作装置。
JP19423196A 1996-07-24 1996-07-24 電磁操作装置 Pending JPH1040782A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013161285A1 (ja) 2012-04-26 2013-10-31 株式会社 東芝 操作機構、及び、その操作機構を備える電力用開閉装置
WO2014064909A1 (ja) 2012-10-22 2014-05-01 株式会社 東芝 操作機構、及び、その操作機構を備える電力用開閉装置

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