JPH1040018A - マウスカーソルの制御装置及びマウスカーソルの制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
マウスカーソルの制御装置及びマウスカーソルの制御プログラムを記録した記録媒体Info
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- JPH1040018A JPH1040018A JP9105517A JP10551797A JPH1040018A JP H1040018 A JPH1040018 A JP H1040018A JP 9105517 A JP9105517 A JP 9105517A JP 10551797 A JP10551797 A JP 10551797A JP H1040018 A JPH1040018 A JP H1040018A
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- Japan
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- mouse
- straight line
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、マウスの移動量を軽減させること
によって使用者の作業の能率向上を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 マウスを用いて所望のオブジェクトを迅
速かつ容易に操作可能にすることを特徴とし、マウスカ
ーソルが、マウスを微量移動させた方向に回転して向き
を変え、更には、マウスカーソルの先端からその延長線
上に直線を表示して、該直線上にボタンなどのイベント
可能なオブジェクトが存在する場合に、該オブジェクト
の色または形状を変化させて選択可能な状態とする。こ
の選択可能な状態でダブルクリックすることによって、
オブジェクトが実行される。
によって使用者の作業の能率向上を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 マウスを用いて所望のオブジェクトを迅
速かつ容易に操作可能にすることを特徴とし、マウスカ
ーソルが、マウスを微量移動させた方向に回転して向き
を変え、更には、マウスカーソルの先端からその延長線
上に直線を表示して、該直線上にボタンなどのイベント
可能なオブジェクトが存在する場合に、該オブジェクト
の色または形状を変化させて選択可能な状態とする。こ
の選択可能な状態でダブルクリックすることによって、
オブジェクトが実行される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装置
及びマウスを付属するパーソナルコンピュータなどの情
報処理装置において、ディスプレイ装置に出力される画
面上のアイコン等のオブジェクトを、マウスを用いて操
作するためのマウスカーソルの制御装置に関する。
及びマウスを付属するパーソナルコンピュータなどの情
報処理装置において、ディスプレイ装置に出力される画
面上のアイコン等のオブジェクトを、マウスを用いて操
作するためのマウスカーソルの制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、情報処理装置の表示画面上におい
て種々の入力操作を行うために、両面上の任意の位置を
指示する指標としてカーソルが利用されている。また、
マウスにより制御されるカーソルは、通常、マウスカー
ソルと呼ばれ、マウスカーソルの移動は、マウスの移動
方向及び移動量に比例して制御される。
て種々の入力操作を行うために、両面上の任意の位置を
指示する指標としてカーソルが利用されている。また、
マウスにより制御されるカーソルは、通常、マウスカー
ソルと呼ばれ、マウスカーソルの移動は、マウスの移動
方向及び移動量に比例して制御される。
【０００３】図７に、マウスの概略図を示す。同図にお
いて、２３はマウス本体、２４はボタン、２５はケーブ
ル、２６はボールである。マウスカーソルの移動は、マ
ウス本体２３を平面上でスライドさせてマウス本体２３
のボール２６を回転させることによって行われる。従来
のマウス制御方法においては、例えば、マウスを用いて
目的のオブジェクトを操作する際には、マウス本体２３
を平面上でスライドさせて、まずマウスカーソルを所望
のオブジェクトに対して大まかな見当をつけてその近く
にまで移動させ、その後マウス本体２３を２〜３度微動
・調節しながら所望のオブジェクト上にマウスカーソル
を移動させてオブジェクトをイベント実行可能状態に
し、クリックやドラッグなどの操作を行っていた。
いて、２３はマウス本体、２４はボタン、２５はケーブ
ル、２６はボールである。マウスカーソルの移動は、マ
ウス本体２３を平面上でスライドさせてマウス本体２３
のボール２６を回転させることによって行われる。従来
のマウス制御方法においては、例えば、マウスを用いて
目的のオブジェクトを操作する際には、マウス本体２３
を平面上でスライドさせて、まずマウスカーソルを所望
のオブジェクトに対して大まかな見当をつけてその近く
にまで移動させ、その後マウス本体２３を２〜３度微動
・調節しながら所望のオブジェクト上にマウスカーソル
を移動させてオブジェクトをイベント実行可能状態に
し、クリックやドラッグなどの操作を行っていた。
【０００４】また、特開平６−１８７０９８号公報に
は、初期移動方向を認識し、その後、マウスを円動作あ
るいは往復動作をさせることによってマウスカーソルを
自動的に移動させるマウス制御方法が記載されている。
は、初期移動方向を認識し、その後、マウスを円動作あ
るいは往復動作をさせることによってマウスカーソルを
自動的に移動させるマウス制御方法が記載されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、特に大型ディスプレイ装置の画面上におい
て，マウスカーソルを画面の端から端まで移動させる際
に、使用者はマウスを大きく移動させる必要があり、時
にはマウスを繰り返しスライドさせる必要があり、この
操作が、使用者の作業効率を低下させていた。また、マ
ウス内のドラッグボールが目詰まりするなどのために、
マウスの大きな移動の際に操作の安定性は必ずしも高い
とは言えなかった。
技術では、特に大型ディスプレイ装置の画面上におい
て，マウスカーソルを画面の端から端まで移動させる際
に、使用者はマウスを大きく移動させる必要があり、時
にはマウスを繰り返しスライドさせる必要があり、この
操作が、使用者の作業効率を低下させていた。また、マ
ウス内のドラッグボールが目詰まりするなどのために、
マウスの大きな移動の際に操作の安定性は必ずしも高い
とは言えなかった。
【０００６】更に、特開平６−１８７０９８号に記載の
マウス制御方法においては、マウスの円動作や往復動作
はマウスカーソルを移動させる操作としては一般的でな
いため、ある程度の熟練を要し、迅速な操作が必要な場
合に誤操作する可能性が高い。
マウス制御方法においては、マウスの円動作や往復動作
はマウスカーソルを移動させる操作としては一般的でな
いため、ある程度の熟練を要し、迅速な操作が必要な場
合に誤操作する可能性が高い。
【０００７】また、現在ラップトップパソコンなどの携
帯型情報処理装置において、トラックボールなど手を大
きく移動させずにオブジェクトを操作するポインティン
グ・デバイスが存在するが、いずれも携帯化を主目的と
して考案されたものであり、マウスと比較して直観性、
確実性に欠け、操作の自由度に欠けるものが多い。
帯型情報処理装置において、トラックボールなど手を大
きく移動させずにオブジェクトを操作するポインティン
グ・デバイスが存在するが、いずれも携帯化を主目的と
して考案されたものであり、マウスと比較して直観性、
確実性に欠け、操作の自由度に欠けるものが多い。
【０００８】従って、本発明は、マウスの移動量を軽減
させることによって使用者の作業の能率向上を図ること
を目的とする。
させることによって使用者の作業の能率向上を図ること
を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すベく、
本発明によれば、ディスプレイ装置及びマウスを付属す
る情報処理装置において、マウスを用いて所望のオブジ
ェクトを迅速かつ容易に操作可能にすることを特徴とす
るマウスカーソルの制御装置が提供される。
本発明によれば、ディスプレイ装置及びマウスを付属す
る情報処理装置において、マウスを用いて所望のオブジ
ェクトを迅速かつ容易に操作可能にすることを特徴とす
るマウスカーソルの制御装置が提供される。
【００１０】本発明のマウスカーソルの制御装置は、マ
ウスカーソルが、マウスを微量移動させた方向に回転し
て向きを変えるように構成され、更には、マウスカーソ
ルの先端からその延長線上に直線を表示して、該直線上
にボタンなどのイベント可能なオブジェクトが存在する
場合に、該オブジェクトの色または形状を変化させて選
択可能な状態とするように構成される。
ウスカーソルが、マウスを微量移動させた方向に回転し
て向きを変えるように構成され、更には、マウスカーソ
ルの先端からその延長線上に直線を表示して、該直線上
にボタンなどのイベント可能なオブジェクトが存在する
場合に、該オブジェクトの色または形状を変化させて選
択可能な状態とするように構成される。
【００１１】好ましくは、本発明のマウスカーソルの制
御装置は、前述の直線上にボタンなどのイベント可能な
オブジエクトが存在しない場合に、該直線をウインドウ
の端部で反射させて、オブジェクトを選択可能にするよ
うに構成され、更に、前述の直線上に複数のオブジェク
トが存在する場合には、後方にあるオブジェクトを右も
しくは左に移動させて選択可能にする、または、マウス
カーソルを同じ方向へ再微動させることによって、後方
にあるオブジェクトを選択可能にするように構成され
る。
御装置は、前述の直線上にボタンなどのイベント可能な
オブジエクトが存在しない場合に、該直線をウインドウ
の端部で反射させて、オブジェクトを選択可能にするよ
うに構成され、更に、前述の直線上に複数のオブジェク
トが存在する場合には、後方にあるオブジェクトを右も
しくは左に移動させて選択可能にする、または、マウス
カーソルを同じ方向へ再微動させることによって、後方
にあるオブジェクトを選択可能にするように構成され
る。
【００１２】更に好ましくは、本発明のマウスカーソル
の制御装置は、オブジエタトの色または形状が変化した
状態で、クリックすることによって、マウスカーソルが
該オブジェクト上に瞬時に移動するように、また、ダブ
ルクリックすることによって，マウスカーソルをオブジ
エクト上に移動させることなく、該オブジェクトが実行
されるように構成される。
の制御装置は、オブジエタトの色または形状が変化した
状態で、クリックすることによって、マウスカーソルが
該オブジェクト上に瞬時に移動するように、また、ダブ
ルクリックすることによって，マウスカーソルをオブジ
エクト上に移動させることなく、該オブジェクトが実行
されるように構成される。
【００１３】また、操作したいオブジエクトがプルダウ
ンメニューである場合には、オブジェクトの色または形
状が変化した状態でドラッグすることによって、マウス
カーソルをオブジェクト上に移動させることなく、オブ
ジェクトの移動またはメニューの表示が行われるように
構成される。
ンメニューである場合には、オブジェクトの色または形
状が変化した状態でドラッグすることによって、マウス
カーソルをオブジェクト上に移動させることなく、オブ
ジェクトの移動またはメニューの表示が行われるように
構成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
以下に説明する。図１に、本発明のマウスカーソルの制
御装置に関するブロック図を示す。同図において、情報
処理装置本体９には、マウス等の入力装置１及びディス
プレイ装置８が接続されており、情報処理装置本体９
は、マウス移動検出部２、カーソル移動方向演算部３、
カーソル及びオブジエクト座標記憶保持部４、オブジェ
クトとの衝突判定部５、及びディスプレイ表示部６を備
えている。
以下に説明する。図１に、本発明のマウスカーソルの制
御装置に関するブロック図を示す。同図において、情報
処理装置本体９には、マウス等の入力装置１及びディス
プレイ装置８が接続されており、情報処理装置本体９
は、マウス移動検出部２、カーソル移動方向演算部３、
カーソル及びオブジエクト座標記憶保持部４、オブジェ
クトとの衝突判定部５、及びディスプレイ表示部６を備
えている。
【００１５】使用者がマウス１を操作してマウスカーソ
ル７を目的のオブジェクト（メニュー、アイコン等）の
方向に微動させる時、マウス移動検出部２は、使用者に
よるマウス１の移動量を検出し、検出したデータをカー
ソル移動方向演算部３に転送する。カーソル及びオブジ
エクト座標記億保持部４には、マウスカーソル７の移動
前の座標と、各オブジエクトが存在する座標範囲とが記
憶されており、カーソル移動方向演算部３は、カーソル
及びオブジエクト座標記憶保持部４に記億されているマ
ウスカーソル７の移動前の座標と、マウス移動検出部２
において検出されたマウス１の移動量とから移動後のマ
ウスカーソル７の座標を計算し、マウスカーソルの初期
微動の方向を表すベクトルａを決定する。オブジェクト
との衝突判定部５は、カーソル移動方向演算部３におい
て決定されたべクトルａと、カーソル及びオブジエクト
座標記憶保持部４に記億されている各オブジエクトの存
在座標範囲とから、ベクトルａの延長線上にオブジェク
トが存在するか否かの判定を行う。ディスプレイ表示部
６は、オブジェクトとの衝突判定部５からその判定結果
を受け、ディスプレイ装置８ヘの表示を制御する。
ル７を目的のオブジェクト（メニュー、アイコン等）の
方向に微動させる時、マウス移動検出部２は、使用者に
よるマウス１の移動量を検出し、検出したデータをカー
ソル移動方向演算部３に転送する。カーソル及びオブジ
エクト座標記億保持部４には、マウスカーソル７の移動
前の座標と、各オブジエクトが存在する座標範囲とが記
憶されており、カーソル移動方向演算部３は、カーソル
及びオブジエクト座標記憶保持部４に記億されているマ
ウスカーソル７の移動前の座標と、マウス移動検出部２
において検出されたマウス１の移動量とから移動後のマ
ウスカーソル７の座標を計算し、マウスカーソルの初期
微動の方向を表すベクトルａを決定する。オブジェクト
との衝突判定部５は、カーソル移動方向演算部３におい
て決定されたべクトルａと、カーソル及びオブジエクト
座標記憶保持部４に記億されている各オブジエクトの存
在座標範囲とから、ベクトルａの延長線上にオブジェク
トが存在するか否かの判定を行う。ディスプレイ表示部
６は、オブジェクトとの衝突判定部５からその判定結果
を受け、ディスプレイ装置８ヘの表示を制御する。
【００１６】次に、ディスプレイ装置８におけるディス
プレイ画面及びウインドウ画面の基本構成図を図２に示
す。同図において、１０はメニューバー、１１はマウス
カーソル、１２はアイコン等のオブジェクト、１３はウ
インドウ画面である。
プレイ画面及びウインドウ画面の基本構成図を図２に示
す。同図において、１０はメニューバー、１１はマウス
カーソル、１２はアイコン等のオブジェクト、１３はウ
インドウ画面である。
【００１７】使用者が、マウスを操作して目的のオブジ
ェクト１２の方向へマウスカーソル１１を微動させる
と、図３（ａ）に示すように、マウスの初期移動の方向
に応じてマウスカーソル１１の矢印が回転し、マウスカ
ーソル１１の先端からその延長線上に点線が表示され
る。このとき、この点線上にアイコン等のオブジェクト
１２が存在する場合には、オブジェクト１２の色や形状
を変化させて、オブジェクト１２を選択された状態にす
る。本実施例においては、オブジェクト１２を白抜き反
転表示することによって選択された状態を表すように構
成されている。
ェクト１２の方向へマウスカーソル１１を微動させる
と、図３（ａ）に示すように、マウスの初期移動の方向
に応じてマウスカーソル１１の矢印が回転し、マウスカ
ーソル１１の先端からその延長線上に点線が表示され
る。このとき、この点線上にアイコン等のオブジェクト
１２が存在する場合には、オブジェクト１２の色や形状
を変化させて、オブジェクト１２を選択された状態にす
る。本実施例においては、オブジェクト１２を白抜き反
転表示することによって選択された状態を表すように構
成されている。
【００１８】このように、オブジェクト１２が選択され
た状態にある時に、クリック（マウスボタンを１回押
下）すると、図３（ｂ）に示すように、マウスカーソル
１１が選択状態にあるオブジェクト１２上へ瞬時に移動
し、また、オブジェクト１２が選択された状態にある時
に、ダブルクリック（マウスボタンを２回連続して押
下）すると、マウスカーソルをオブジェクト上に移動さ
せることなく、選択状態にあるオブジエクト１２に対応
するイベント、即ちプログラムが実行される。
た状態にある時に、クリック（マウスボタンを１回押
下）すると、図３（ｂ）に示すように、マウスカーソル
１１が選択状態にあるオブジェクト１２上へ瞬時に移動
し、また、オブジェクト１２が選択された状態にある時
に、ダブルクリック（マウスボタンを２回連続して押
下）すると、マウスカーソルをオブジェクト上に移動さ
せることなく、選択状態にあるオブジエクト１２に対応
するイベント、即ちプログラムが実行される。
【００１９】即ち、マウスの微動のみの操作により正確
なマウスカーソルの移動を実現することができ、目的の
オブジエクトを迅速かつ容易に操作することができる。
なマウスカーソルの移動を実現することができ、目的の
オブジエクトを迅速かつ容易に操作することができる。
【００２０】次に、本発明の−実施例における動作を説
明するフローチャートを図４に示す。
明するフローチャートを図４に示す。
【００２１】ステップ１において、まず使用者はディス
プレイ画面を見ながらマウスを、操作したいオブジェク
トのある方向に微動させる。このマウスの微動に応答し
て、ステップ２において、マウス移動検出部２は、使用
者によるマウスの移動量を検出する。このとき、マウス
移動検出部２は、Ｘ方向にＸｍｍ、Ｙ方向にＹｍｍとい
ったようにマウスの移動量を検出するものとし、検出し
たデータはカーソル移動方向演算部３に転送される。カ
ーソル及びオブジエクト座標記億保持部４に記憶されて
いるマウスカーソルの移動前の座標（ｘ、ｙ）及び各オ
ブジェクトの存在座標範囲等の位置情報もまた、カーソ
ル移動方向演算部３に転送される。
プレイ画面を見ながらマウスを、操作したいオブジェク
トのある方向に微動させる。このマウスの微動に応答し
て、ステップ２において、マウス移動検出部２は、使用
者によるマウスの移動量を検出する。このとき、マウス
移動検出部２は、Ｘ方向にＸｍｍ、Ｙ方向にＹｍｍとい
ったようにマウスの移動量を検出するものとし、検出し
たデータはカーソル移動方向演算部３に転送される。カ
ーソル及びオブジエクト座標記億保持部４に記憶されて
いるマウスカーソルの移動前の座標（ｘ、ｙ）及び各オ
ブジェクトの存在座標範囲等の位置情報もまた、カーソ
ル移動方向演算部３に転送される。
【００２２】ステップ３においては、カーソル移動方向
演算部３は、マウスカーソルの移動前の座標（ｘ、ｙ）
と、マウス移動検出部２において検出されたマウスの移
動量とから移動後のマウスカーソルの座標（ｘ’，
ｙ’）を計算し、マウスカーソルの初期微動の方向を表
すベクトルａを決定する。また、カーソル移動方向演算
部３は、ベクトルａからマウスカーソルの回転角度を計
算する。
演算部３は、マウスカーソルの移動前の座標（ｘ、ｙ）
と、マウス移動検出部２において検出されたマウスの移
動量とから移動後のマウスカーソルの座標（ｘ’，
ｙ’）を計算し、マウスカーソルの初期微動の方向を表
すベクトルａを決定する。また、カーソル移動方向演算
部３は、ベクトルａからマウスカーソルの回転角度を計
算する。
【００２３】ステップ４においては、オブジェクトとの
衝突判定部５は、ステップ３において決定されたベクト
ルａの延長線上にオブジェクトが存在するか否かの判定
を行う。即ち、オブジェクトとの衝突判定部５は、ベク
トルａと、各オブジェクトの存在座標範囲とから、オブ
ジェクトがその存在座標範囲内においてベクトルａの延
長線と交差するかどうかの判定を行う。続いて、ステッ
プ５において、ディスプレイ表示部６は、カーソル移動
方向演算部３において計算されたベクトルａ及びマウス
カーソルの回転角度に応じて、マウスカーソルの矢印を
回転させてマウスカーソルの向きを変え、且つマウスカ
ーソルの先端からその延長線上に点線を表示させる。
衝突判定部５は、ステップ３において決定されたベクト
ルａの延長線上にオブジェクトが存在するか否かの判定
を行う。即ち、オブジェクトとの衝突判定部５は、ベク
トルａと、各オブジェクトの存在座標範囲とから、オブ
ジェクトがその存在座標範囲内においてベクトルａの延
長線と交差するかどうかの判定を行う。続いて、ステッ
プ５において、ディスプレイ表示部６は、カーソル移動
方向演算部３において計算されたベクトルａ及びマウス
カーソルの回転角度に応じて、マウスカーソルの矢印を
回転させてマウスカーソルの向きを変え、且つマウスカ
ーソルの先端からその延長線上に点線を表示させる。
【００２４】更に、ディスプレイ表示部６は、オブジェ
クトとの表示を制御する。即ち、ディスプレイ表示部６
は、オブジェクトとの衝突判定部５における判定結果に
基づいて、ディスプレイ装置８におけるオブジェクトの
表示を制御する。即ち、ディスプレイ表示部６は、ベク
トルａの延長線上にオブジェクトが存在する場合に、そ
のオブジェクトの色や形状を変化させて選択された状態
にする。
クトとの表示を制御する。即ち、ディスプレイ表示部６
は、オブジェクトとの衝突判定部５における判定結果に
基づいて、ディスプレイ装置８におけるオブジェクトの
表示を制御する。即ち、ディスプレイ表示部６は、ベク
トルａの延長線上にオブジェクトが存在する場合に、そ
のオブジェクトの色や形状を変化させて選択された状態
にする。
【００２５】ここで、ベクトルａの延長線上にオブジェ
クトが存在しない場合には、使用者はマウスカーソルを
再微動させて、マウスカーソルの延長線が目的のオブジ
ェクトの領域内にくるように再調整を行う。
クトが存在しない場合には、使用者はマウスカーソルを
再微動させて、マウスカーソルの延長線が目的のオブジ
ェクトの領域内にくるように再調整を行う。
【００２６】また、図５（ａ）に示すように、ベクトル
ａの延長線上にオブジェクトが存在しない場合に、ベク
トルａの延長線をウインドウの端で反射させてオブジェ
クトを選択可能にするように構成することもできる。
ａの延長線上にオブジェクトが存在しない場合に、ベク
トルａの延長線をウインドウの端で反射させてオブジェ
クトを選択可能にするように構成することもできる。
【００２７】更に、ベクトルａの延長線上に複数のオブ
ジェクトが存在し、遠い方のオブジェクトを操作したい
場合には、図５（ｂ）に示すように、遠い方のオブジェ
クトを自動的に延長線外（左右）に移動させて、マウス
カーソルの再微動により選択可能にすることができ、ま
た、図５（ｃ）に示すように、マウスカーソルを少し前
進させることにより、後方のオブジェクトが順次選択さ
れるように構成することもできる。
ジェクトが存在し、遠い方のオブジェクトを操作したい
場合には、図５（ｂ）に示すように、遠い方のオブジェ
クトを自動的に延長線外（左右）に移動させて、マウス
カーソルの再微動により選択可能にすることができ、ま
た、図５（ｃ）に示すように、マウスカーソルを少し前
進させることにより、後方のオブジェクトが順次選択さ
れるように構成することもできる。
【００２８】このようにして、オブジェクトの形状、色
が変化した状態、即ちオブジェクトが選択された状態に
おいて、マウスカーソルをクリックすることによって、
マウスカーソルを選択状態にあるオプジエクト上へ瞬時
に移動させることができ、また、オブジェクトが選択さ
れた状態において、マウスカーソルをダブルクリックす
ることによって、マウスカーソルをオブジエクト上に移
動させることなく、イベントを実行させることができ
る。そのため、反射的かつ瞬間的なオブジェクトの操作
が可能になり、非常に迅速な操作が可能になる。
が変化した状態、即ちオブジェクトが選択された状態に
おいて、マウスカーソルをクリックすることによって、
マウスカーソルを選択状態にあるオプジエクト上へ瞬時
に移動させることができ、また、オブジェクトが選択さ
れた状態において、マウスカーソルをダブルクリックす
ることによって、マウスカーソルをオブジエクト上に移
動させることなく、イベントを実行させることができ
る。そのため、反射的かつ瞬間的なオブジェクトの操作
が可能になり、非常に迅速な操作が可能になる。
【００２９】上記説明においては、使用者の操作したい
オブジェクトがアイコンである場合について説明した
が、本発明は、操作したいオブジェクトがプルダウンメ
ニューである場合にも実施可能である。その場合には、
使用者は、操作したいメニューのある方向にマウスを微
動させて、そのメニューの形状、色を変化させ、即ちそ
のメニューを選択状態にし、その位置でドラッグ（マウ
スボタンを押下し、その状態でマウスを移動）すること
により、マウスをメニューのある位置まで移動させるこ
となくメニューから所望のプログラムを選択して起動さ
せることができる。また、メニューを選択状態にしてク
リックすることによって、マウスカーソルを選択状態に
あるメニュー上へ瞬時に移動させることもできる。
オブジェクトがアイコンである場合について説明した
が、本発明は、操作したいオブジェクトがプルダウンメ
ニューである場合にも実施可能である。その場合には、
使用者は、操作したいメニューのある方向にマウスを微
動させて、そのメニューの形状、色を変化させ、即ちそ
のメニューを選択状態にし、その位置でドラッグ（マウ
スボタンを押下し、その状態でマウスを移動）すること
により、マウスをメニューのある位置まで移動させるこ
となくメニューから所望のプログラムを選択して起動さ
せることができる。また、メニューを選択状態にしてク
リックすることによって、マウスカーソルを選択状態に
あるメニュー上へ瞬時に移動させることもできる。
【００３０】最後に、本発明が適用される情報処理装置
の基本構成を図６に示す。同図において、情報処理装置
は、外部記憶装置１４と、ＲＡＭ１５と、Ｒ０Ｍ１６
と、装置全体を制御するＣＰＵ１７と、入力装置ドライ
バ１８及び入力装置１９と、ディスプレイドライバ２０
及びディスプレイ装置２１と、データバス２２とを備え
ている。このような情報処理装置内に、本発明のマウス
カーソルの制御装置を構成する、マウス移動検出部、カ
ーソル移動方向演算部、カーソル及びオブジエクト座標
記億保持部、オブジエクトとの衝突判定部、及びディス
プレイ表示部が設けられる。
の基本構成を図６に示す。同図において、情報処理装置
は、外部記憶装置１４と、ＲＡＭ１５と、Ｒ０Ｍ１６
と、装置全体を制御するＣＰＵ１７と、入力装置ドライ
バ１８及び入力装置１９と、ディスプレイドライバ２０
及びディスプレイ装置２１と、データバス２２とを備え
ている。このような情報処理装置内に、本発明のマウス
カーソルの制御装置を構成する、マウス移動検出部、カ
ーソル移動方向演算部、カーソル及びオブジエクト座標
記億保持部、オブジエクトとの衝突判定部、及びディス
プレイ表示部が設けられる。
【００３１】上記一実施例においては、各機能を実現す
るためのマウスカーソルの制御プログラムが予め情報処
理装置内部に組み込まれて存在するものについて説明し
たが、図６に示すように、該マウスカーソルの制御プロ
グラムを記録した外部記録媒体より外部記憶装置１４を
介して情報処理装置にロードしても同様に動作させるこ
とが可能である。
るためのマウスカーソルの制御プログラムが予め情報処
理装置内部に組み込まれて存在するものについて説明し
たが、図６に示すように、該マウスカーソルの制御プロ
グラムを記録した外部記録媒体より外部記憶装置１４を
介して情報処理装置にロードしても同様に動作させるこ
とが可能である。
【００３２】尚、外部の記録媒体としては、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ、フロッピーディスク、光磁気ディスク等のあらゆる
媒体を用いることができる。
Ｍ、フロッピーディスク、光磁気ディスク等のあらゆる
媒体を用いることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マウスカーソルをオブジェクトのある位置まで移動させ
ることなく、マウスの微動のみの操作により正確なマウ
スカーソルの移動を実現することができ、目的のオブジ
エクトを迅速かつ容易に操作することができる。
マウスカーソルをオブジェクトのある位置まで移動させ
ることなく、マウスの微動のみの操作により正確なマウ
スカーソルの移動を実現することができ、目的のオブジ
エクトを迅速かつ容易に操作することができる。
【００３４】即ち、マウスの移動量を大幅に軽減させる
ことができ、作業の効率化を図ることができる。また、
マウスを大きく移動させることが不可能な狭い場所での
迅速かつ容易なマウス操作が可能になる。
ことができ、作業の効率化を図ることができる。また、
マウスを大きく移動させることが不可能な狭い場所での
迅速かつ容易なマウス操作が可能になる。
【図１】本発明のマウスカーソルの制御装置に関するブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】ディスプレイ装置におけるディスプレイ画面及
びウインドウ画面の基本構成図である。
びウインドウ画面の基本構成図である。
【図３】本発明の一実施例に関する説明図である。
【図４】本発明の一実施例における動作を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図５】本発明の一実施側に関する説明図である。
【図６】本発明が適用される情報処理装置の基本構成図
である。
である。
【図７】マウスの概略図である。
１ マウス等の入力装置 ２ マウス移動検出部 ３ カーソル移動方向演算部 ４ カーソル及びオブジエクト座標記憶保持部 ５ オブジエクトとの衡突判定部 ６ ディスプレイ表示部 ７ マウスカーソル ８ ディスプレイ装置 ９ 情報処理装置本体 １０ メニューバー １１ マウスカーソル １２ オブジェクト １３ウインドウ画面
Claims (18)
- 【請求項１】 ディスプレイ装置及びマウスを付属する
情報処理装置において、マウスを用いて所望のオブジェ
クトを迅速かつ容易に操作可能にすることを特徴とする
マウスカーソルの制御装置。 - 【請求項２】 マウスカーソルが、マウスを微量移動さ
せた方向に回転して向きを変えることを特徴とする請求
項１に記載のマウスカーソルの制御装置。 - 【請求項３】 マウスカーソルの先端からその延長線上
に直線を表示して、該直線上にボタンなどのイベント可
能なオブジェクトが存在する場合に、該オブジエクトの
色または形状を変化させて選択可能な状態とすることを
特徴とする請求項２に記載のマウスカーソルの制御装
置。 - 【請求項４】 前記直線上にボタンなどのイベント可能
なオブジェクトが存在しない場合に、該直線をウインド
ウの端部で反射させて、オブジエクトを選択可能にする
請求項３に記載のマウスカーソルの制御装置。 - 【請求項５】 前記直線上に複数のオブジェクトが存在
する場合に、後方にあるオブジエクトを右もしくは左に
移動させて選択可能にする請求項３に記載のマウスカー
ソルの制御装置。 - 【請求項６】 前記直線上に複数のオブジェクトが存在
する場合に、マウスカーソルを同じ方向ヘ再微動させる
ことによって、後方にあるオブジェクトを選択可能にす
る請求項３に記載のマウスカーソルの制御装置。 - 【請求項７】 オブジエクトの色または形状が変化した
状態でクリックすることによって、マウスカーソルが該
オブジェクト上に瞬時に移動することを特徴とする請求
項３に記載のマウスカーソルの制御装置。 - 【請求項８】 オブジエクトの色または形状が変化した
状態でダブルクリックすることによって、マウスカーソ
ルをオブジェクト上に移動させることなく、該オブジェ
クトが実行されることを特徴とする請求項３に記載のマ
ウスカーソルの制御装置。 - 【請求項９】 オブジェクトの色または形状が変化した
状態でドラッグすることによって、マウスカーソルをオ
ブジェクト上に移動させることなく、オブジェクトの移
動またはメニューの表示が行われることを特徴とする請
求項３に記載のマウスカーソルの制御装置。 - 【請求項１０】 ディスプレイ装置及びマウスを付属す
る情報処理装置に適応するマウスカーソルの制御プログ
ラムを記録した記録媒体であって、マウスを用いて所望
のオブジェクトを迅速かつ容易に操作可能にすることを
特徴とするマウスカーソルの制御プログラムを記録した
記録媒体。 - 【請求項１１】 マウスカーソルが、マウスを微量移動
させた方向に回転して向きを変えることを特徴とする請
求項１０に記載のマウスカーソルの制御プログラムを記
録した記録媒体。 - 【請求項１２】 マウスカーソルの先端からその延長線
上に直線を表示して、該直線上にボタンなどのイベント
可能なオブジェクトが存在する場合に、該オブジエクト
の色または形状を変化させて選択可能な状態とすること
を特徴とする請求項１１に記載のマウスカーソルの制御
プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項１３】 前記直線上にボタンなどのイベント可
能なオブジェクトが存在しない場合に、該直線をウイン
ドウの端部で反射させて、オブジエクトを選択可能にす
る請求項１２に記載のマウスカーソルの制御プログラム
を記録した記録媒体。 - 【請求項１４】 前記直線上に複数のオブジェクトが存
在する場合に、後方にあるオブジエクトを右もしくは左
に移動させて選択可能にする請求項１２に記載のマウス
カーソルの制御プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項１５】 前記直線上に複数のオブジェクトが存
在する場合に、マウスカーソルを同じ方向ヘ再微動させ
ることによって、後方にあるオブジェクトを選択可能に
する請求項１２に記載のマウスカーソルの制御プログラ
ムを記録した記録媒体。 - 【請求項１６】 オブジエクトの色または形状が変化し
た状態でクリックすることによって、マウスカーソルが
該オブジェクト上に瞬時に移動することを特徴とする請
求項１２に記載のマウスカーソルの制御プログラムを記
録した記録媒体。 - 【請求項１７】 オブジエクトの色または形状が変化し
た状態でダブルクリックすることによって、マウスカー
ソルをオブジェクト上に移動させることなく、該オブジ
ェクトが実行されることを特徴とする請求項１２に記載
のマウスカーソルの制御プログラムを記録した記録媒
体。 - 【請求項１８】 オブジェクトの色または形状が変化し
た状態でドラッグすることによって、マウスカーソルを
オブジェクト上に移動させることなく、オブジェクトの
移動またはメニューの表示が行われることを特徴とする
請求項１２に記載のマウスカーソルの制御プログラムを
記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9105517A JPH1040018A (ja) | 1996-04-24 | 1997-04-23 | マウスカーソルの制御装置及びマウスカーソルの制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-102732 | 1996-04-24 | ||
| JP10273296 | 1996-04-24 | ||
| JP9105517A JPH1040018A (ja) | 1996-04-24 | 1997-04-23 | マウスカーソルの制御装置及びマウスカーソルの制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040018A true JPH1040018A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=26443408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9105517A Pending JPH1040018A (ja) | 1996-04-24 | 1997-04-23 | マウスカーソルの制御装置及びマウスカーソルの制御プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1040018A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6686919B1 (en) | 1999-09-14 | 2004-02-03 | Sony Computer Entertainment Inc. | Method of creating image frames, storage medium and program executing apparatus |
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1997
- 1997-04-23 JP JP9105517A patent/JPH1040018A/ja active Pending
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