JPH1040016A - タッチパネル入力装置 - Google Patents
タッチパネル入力装置Info
- Publication number
- JPH1040016A JPH1040016A JP19727596A JP19727596A JPH1040016A JP H1040016 A JPH1040016 A JP H1040016A JP 19727596 A JP19727596 A JP 19727596A JP 19727596 A JP19727596 A JP 19727596A JP H1040016 A JPH1040016 A JP H1040016A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pen
- touch panel
- detection
- noise
- axis
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タッチパネル入力装置において、タッチパネ
ルのシートのたわみや、LCDやCRTからのノイズに
よるペンダウンや座標位置の誤検出をなくすことにあ
る。 【解決手段】 抵抗膜シートのタッチパネル(2)と、
ペンダウンを検出するための手段と、ペンダウンがあっ
たかどうかを判断する手段と、ペンダウンがあったタッ
チパネルの座標位置を検出する手段(3)とを備え、ペ
ンダウン検出を行う前に,ペンダウン検出ラインを一旦
(Lレベル)にしてから、ペンダウン検出とタッチパネ
ルの座標データ検出を複数回行い、前記の複数回の検出
データを比較して、ノイズかどうかを判断し、ノイズと
判断されるときは、タッチパネルの座標データを捨てる
ように構成した。
ルのシートのたわみや、LCDやCRTからのノイズに
よるペンダウンや座標位置の誤検出をなくすことにあ
る。 【解決手段】 抵抗膜シートのタッチパネル(2)と、
ペンダウンを検出するための手段と、ペンダウンがあっ
たかどうかを判断する手段と、ペンダウンがあったタッ
チパネルの座標位置を検出する手段(3)とを備え、ペ
ンダウン検出を行う前に,ペンダウン検出ラインを一旦
(Lレベル)にしてから、ペンダウン検出とタッチパネ
ルの座標データ検出を複数回行い、前記の複数回の検出
データを比較して、ノイズかどうかを判断し、ノイズと
判断されるときは、タッチパネルの座標データを捨てる
ように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗膜シート(X
軸,Y軸)で構成されたタッチパネルとノイズ除去手段
を備えたタッチパネル入力装置に関するものである。
軸,Y軸)で構成されたタッチパネルとノイズ除去手段
を備えたタッチパネル入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のタッチパネル入力装置では、タッ
チパネルを構成する抵抗膜シートでできたX軸,Y軸の
それぞれのシートに電圧をかけ、図3,図4に示すよう
に、X軸,Y軸の座標位置の電圧をA−D変換して、座
標位置を検出していた。
チパネルを構成する抵抗膜シートでできたX軸,Y軸の
それぞれのシートに電圧をかけ、図3,図4に示すよう
に、X軸,Y軸の座標位置の電圧をA−D変換して、座
標位置を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タッチパネルは、図5
に示すように、シートのたわみによる座標値の誤検出が
生じたり、LCDやCRTの上に透明の抵抗膜シート
(X軸,Y軸)が重ねられている場合に、LCDやCR
Tのノイズが抵抗膜シートに乗って、誤って座標位置の
誤検出が生じたり、さらに、タッチパネルの抵抗膜シー
トの寿命による劣化が原因となって誤検出が生じること
がある。
に示すように、シートのたわみによる座標値の誤検出が
生じたり、LCDやCRTの上に透明の抵抗膜シート
(X軸,Y軸)が重ねられている場合に、LCDやCR
Tのノイズが抵抗膜シートに乗って、誤って座標位置の
誤検出が生じたり、さらに、タッチパネルの抵抗膜シー
トの寿命による劣化が原因となって誤検出が生じること
がある。
【0004】本発明は、これらの誤検出をなくすことに
ある。
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】タッチパネルのスキャン
は、通常は[ペンダウン検出]→[Y軸スキャン]→
[X軸スキャン]という順序で行うが、最初のペンダウ
ン検出を誤ると座標検出の誤検出に繋がるので、ペンダ
ウン検出を行う前にペンダウン検出前設定を行い、ペン
ダウン検出ラインを一旦[Lレベル]にして、ノイズの
大きな原因となる残留電荷を除去してからペンダウン検
出を行うようにする。つまり、[ペンダウン検出前設
定]→[ペンダウン]→[Y軸スキャン]→[X軸スキ
ャン]という順序で行うことである。また、[ペンダウ
ン],[Y軸スキャン],[X軸スキャン]は複数回比
較して一致の有無によりノイズかどうかを判断し、ノイ
ズの場合は捨てるようにする。
は、通常は[ペンダウン検出]→[Y軸スキャン]→
[X軸スキャン]という順序で行うが、最初のペンダウ
ン検出を誤ると座標検出の誤検出に繋がるので、ペンダ
ウン検出を行う前にペンダウン検出前設定を行い、ペン
ダウン検出ラインを一旦[Lレベル]にして、ノイズの
大きな原因となる残留電荷を除去してからペンダウン検
出を行うようにする。つまり、[ペンダウン検出前設
定]→[ペンダウン]→[Y軸スキャン]→[X軸スキ
ャン]という順序で行うことである。また、[ペンダウ
ン],[Y軸スキャン],[X軸スキャン]は複数回比
較して一致の有無によりノイズかどうかを判断し、ノイ
ズの場合は捨てるようにする。
【0006】
【作用】本発明により、タッチパネルのシートのたわみ
や、LCDやCRTからのノイズによる再現性のない誤
検出を大幅に削減することができる。
や、LCDやCRTからのノイズによる再現性のない誤
検出を大幅に削減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施例構成図で
ある。図において、1はコントローラ、2は抵抗膜タッ
チパネル、3は座標位置をデジタル値に変換するAD変
換器、4はタッチパネルの動作時間を累算して寿命の到
来を検出できるようにする動作時間カウンタ、5は座標
位置を検出するための走査アドレスを発生するスキャン
カウンタである。6は4本で構成される制御線であり、
それぞれ[ペンダウン検出前設定],[ペンダウン検
出],[Y軸スキャン],[X軸スキャン]の動作モー
ドに対応して、シートのY軸上,Y軸下,X軸右,X軸
左の各レベル状態を設定する。また7はペンダウン制御
線、8はペンダウン検出線である。
ある。図において、1はコントローラ、2は抵抗膜タッ
チパネル、3は座標位置をデジタル値に変換するAD変
換器、4はタッチパネルの動作時間を累算して寿命の到
来を検出できるようにする動作時間カウンタ、5は座標
位置を検出するための走査アドレスを発生するスキャン
カウンタである。6は4本で構成される制御線であり、
それぞれ[ペンダウン検出前設定],[ペンダウン検
出],[Y軸スキャン],[X軸スキャン]の動作モー
ドに対応して、シートのY軸上,Y軸下,X軸右,X軸
左の各レベル状態を設定する。また7はペンダウン制御
線、8はペンダウン検出線である。
【0008】図2は、図1に6ないし8で示される各制
御線、検出線に各動作モードで設定されるレベル状態を
一覧で示したものである。図中のHは高レベル(たとえ
ば5V)、Lは低レベル(たとえば0レベル)、Hiは
ハイインピーダンス(フローティング)状態を表してい
る。
御線、検出線に各動作モードで設定されるレベル状態を
一覧で示したものである。図中のHは高レベル(たとえ
ば5V)、Lは低レベル(たとえば0レベル)、Hiは
ハイインピーダンス(フローティング)状態を表してい
る。
【0009】図2の[ペンダウン検出前設定]の動作モ
ードでは、各シートがLレベルに設定されることによ
り、ペンダウン検出時の無信号レベルがほぼ0となる。
図2の[ペンダウン検出]の動作モードでは、等価回路
は図3の(a)のようになり、ペンダウン検出線8の信
号をコンパレータで識別して、[H]レベルが検出され
ればペンダウン、[L]レベルが検出されればペンアッ
プと判断する。図2の[Y軸スキャン]の動作モードで
は、等価回路は図3の(b)のようになり、Y座標位置
に応じてHレベルを抵抗で分圧した結果のレベルがAD
変換器でデジタル値に変換され、Y座標値が得られる。
図2の[X軸スキャン]の動作モードの等価回路は図3
の(c)に示され、図3の(b)の場合と同様にしてA
D変換器からX座標値が得られる。
ードでは、各シートがLレベルに設定されることによ
り、ペンダウン検出時の無信号レベルがほぼ0となる。
図2の[ペンダウン検出]の動作モードでは、等価回路
は図3の(a)のようになり、ペンダウン検出線8の信
号をコンパレータで識別して、[H]レベルが検出され
ればペンダウン、[L]レベルが検出されればペンアッ
プと判断する。図2の[Y軸スキャン]の動作モードで
は、等価回路は図3の(b)のようになり、Y座標位置
に応じてHレベルを抵抗で分圧した結果のレベルがAD
変換器でデジタル値に変換され、Y座標値が得られる。
図2の[X軸スキャン]の動作モードの等価回路は図3
の(c)に示され、図3の(b)の場合と同様にしてA
D変換器からX座標値が得られる。
【0010】図4のフローに、全体の制御手順を示す。
なおこのフローではペンダウン検出前設定の動作は最後
の(10)のステップで実行され、次のスキャンに備え
るようになっている。
なおこのフローではペンダウン検出前設定の動作は最後
の(10)のステップで実行され、次のスキャンに備え
るようになっている。
【0011】まず(1)のステップでスキャン時間の到
来を待ち、スキャン時間になると、(2)のステップで
ペンダウン検出動作を行う。(3)のステップで検出判
定を行い、1回目のペンダウンが検出されると(4)の
ステップで再びペンダウン検出動作を行い、(5)のス
テップでその検出判定を行う。ここで2回目のペンダウ
ンが検出されると、そのペンダウン検出はノイズではな
いものとし、(6)のステップでY軸座標について2回
のAD変換を行う。次に(7)のステップで2回の各A
D変換値を比較し、差があればシートのたわみやノイズ
の影響を受けているものとして捨て、また一致が得られ
れば採用する。次に(8)のステップでX軸座標につい
て2回のAD変換を行う。(9)のステップでは(7)
のステップと同様にして2回の変換値を比較し、差があ
れば捨て、一致が得られれば採用する。これらの過程は
採用できるXY座標値が得られるまで繰り返される。こ
のようにして、ノイズを排除し、正しいXY座標値の取
り込みを行った後、(10)のステップでペンダウン検
出前設定を行い、次のスキャンを待つ。
来を待ち、スキャン時間になると、(2)のステップで
ペンダウン検出動作を行う。(3)のステップで検出判
定を行い、1回目のペンダウンが検出されると(4)の
ステップで再びペンダウン検出動作を行い、(5)のス
テップでその検出判定を行う。ここで2回目のペンダウ
ンが検出されると、そのペンダウン検出はノイズではな
いものとし、(6)のステップでY軸座標について2回
のAD変換を行う。次に(7)のステップで2回の各A
D変換値を比較し、差があればシートのたわみやノイズ
の影響を受けているものとして捨て、また一致が得られ
れば採用する。次に(8)のステップでX軸座標につい
て2回のAD変換を行う。(9)のステップでは(7)
のステップと同様にして2回の変換値を比較し、差があ
れば捨て、一致が得られれば採用する。これらの過程は
採用できるXY座標値が得られるまで繰り返される。こ
のようにして、ノイズを排除し、正しいXY座標値の取
り込みを行った後、(10)のステップでペンダウン検
出前設定を行い、次のスキャンを待つ。
【0012】なお、図1のコントローラ1内に設けられ
た動作時間カウンタ4が寿命の到来を示したときは、上
述した座標検出が行われないようにすることができる。
た動作時間カウンタ4が寿命の到来を示したときは、上
述した座標検出が行われないようにすることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明により、タッチパネルの座標検出
がノイズや、タッチパネルのシートの寿命による座標の
誤検出がなくなる。
がノイズや、タッチパネルのシートの寿命による座標の
誤検出がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】タッチパネルの制御表を示す説明図である。
【図3】ペンダウン検出および座標検出の等価回路図で
ある。
ある。
【図4】タッチパネル制御手順のフロー図である。
【図5】シートのたわみによる誤検出の説明図である。
1:コントローラ 2:抵抗膜タッチパネル 3:AD変換器 4:動作時間カウンタ 5:スキャンカウンタ 6:制御線 7:ペンダウン制御線 8:ペンダウン検出線
Claims (1)
- 【請求項1】 抵抗膜シートのタッチパネル(2)と、
ペンダウンを検出するための手段と、ペンダウンがあっ
たかどうかを判断する手段と、ペンダウンがあったタッ
チパネルの座標位置を検出する手段(3)とを備え、 ペンダウン検出を行う前に、ペンダウン検出ラインを一
旦[Lレベル]にしてから、ペンダウン検出とタッチパ
ネルの座標データ検出を複数回行い、前記の複数回の検
出データを比較して、ノイズかどうかを判断し、ノイズ
と判断されるときは、タッチパネルの座標データを捨て
るように構成したタッチパネル入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19727596A JPH1040016A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | タッチパネル入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19727596A JPH1040016A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | タッチパネル入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1040016A true JPH1040016A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16371763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19727596A Pending JPH1040016A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | タッチパネル入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1040016A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7576731B2 (en) | 2004-09-10 | 2009-08-18 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Information processing apparatus and a method of controlling the same that detects position coordinates without superimposed noise |
JP2011008725A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Sony Corp | タッチセンサ、表示装置および電子機器 |
EP2320305A1 (en) * | 2008-08-25 | 2011-05-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
JP2016170754A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-23 | 三菱電機株式会社 | タッチパネル装置 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19727596A patent/JPH1040016A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7576731B2 (en) | 2004-09-10 | 2009-08-18 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Information processing apparatus and a method of controlling the same that detects position coordinates without superimposed noise |
EP2320305A1 (en) * | 2008-08-25 | 2011-05-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
EP2320305A4 (en) * | 2008-08-25 | 2013-01-02 | Sharp Kk | DISPLAY DEVICE |
JP2011008725A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Sony Corp | タッチセンサ、表示装置および電子機器 |
JP2016170754A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-23 | 三菱電機株式会社 | タッチパネル装置 |
US10146370B2 (en) | 2015-03-16 | 2018-12-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Touch panel device having state restoration function |
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