JPH1040012A - 仮想ポインティング・デバイスの生成指示方法、コンピュータ・システム及び装置 - Google Patents

仮想ポインティング・デバイスの生成指示方法、コンピュータ・システム及び装置

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JPH1040012A
JPH1040012A JP11370097A JP11370097A JPH1040012A JP H1040012 A JPH1040012 A JP H1040012A JP 11370097 A JP11370097 A JP 11370097A JP 11370097 A JP11370097 A JP 11370097A JP H1040012 A JPH1040012 A JP H1040012A
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JP11370097A
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Men-Han Shie Johnnie
ジョニィ・メン−ハン・シエ
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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチ画面上で仮想ポインティング・デバイ
スを生成する方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 コンピュータ・システム100が少なく
ともプロセッサ、メモリ及びタッチ画面を有する。本方
法は、タッチ画面上に配置される手の少なくとも第1の
部分を測定するステップと、第1の部分の少なくとも1
測定が、メモリに記憶されるあらゆる既存の測定に実質
的に一致するか否かを判断するステップと、実質的な一
致が存在する場合、メモリから定義済みの特性を読出す
ステップと、定義済みの特性に従い、仮想ポインティン
グ・デバイスをタッチ画面上に生成するステップとを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポインティング・デ
バイス及びポインタに関し、特に、タッチ画面システム
において使用されるポインティング・デバイスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザは"マウス"を用いて、コン
ピュータ・システムのデスクトップ及びオペレーティン
グ・システムと対話する。マウスはワイヤーまたは赤外
線信号によりコンピュータ・システムに接続される特殊
なハードウェア入力装置である。通常、マウスはその上
部に1つ以上の押しボタンと、その底部にローラを有
し、ローラがコンピュータ・システムに隣接する表面に
沿って回転するように設計される。ユーザがマウスのロ
ーラをこの表面上で移動するとき、コンピュータ・シス
テムの表示装置上に位置決めされるマウス・ポインタが
マウスのローラの移動を追跡する。ユーザがポインタを
オブジェクト上などの所望の位置に位置決めすると、ユ
ーザはマウスがプログラムされる仕様に依存して、マウ
ス押しボタンの1つをクリックし、そのオブジェクトを
呼び出したり開いたりする。
【0003】ユーザは、マウス及びマウス・ポインタの
操作を個別化すなわちカストマイズしてもよい。幾つの
かの従来のオペレーティング・システムにより保守され
るカストマイズ化メニューを通じて、ユーザは例えば、
第1のマウス・ボタンの単一のクリックを第1の機能の
呼び出しに割当て、第2のマウス・ボタンの単一のクリ
ックを第2の機能の呼び出しに割当てるようにカストマ
イズし得る。更に、ユーザは表示画面上のマウス・ポイ
ンタの外観をカストマイズし得る。例えばあるユーザは
マウス・ポインタとして小さな矢印を好み、別のユーザ
は大きな点滅する矢印を好み得る。同様に、あるユーザ
は高速のマウス・ポインタ(すなわちマウスのローラの
小さな動きがマウス・ポインタの大きな移動を生じる)
を好むのに対して、他のユーザはゆっくりしたマウス・
ポインタを好んだりする。この機構は、マウス・ポイン
タの"感度"として参照される。
【0004】これらのタイプのマウス及びマウス・ポイ
ンタの振舞いは、各個々のユーザに対してカストマイズ
され得る。しかしながら、ほとんどのオペレーティング
・システムはシステム上の1ユーザに対してのみ、カス
トマイズ化を提供する。従ってマルチユーザ・システム
では、ユーザは以前の設定からマウスを再度カストマイ
ズしなければならない。このためには通常、ユーザはボ
タンの振舞いを特定の機能にマップするマウス設定ファ
イルまたはローカル・データベースを編集する。X11
などの幾つかのシステムは、これを行うための特殊な初
期(init)ファイルを有する。
【0005】従来のマウスは特定の欠点及び制限を被
る。例えばマウスが無骨で、サイズが固定されているた
めに、非常に小さな手または非常に大きな手の者にはマ
ウスが適切に適合せず、コンピュータ・システムに永久
的に接続されずに無駄になってしまったり、或いはユー
ザが特定のマウスの振舞いを知ることが要求されたりす
る(例えば、どのマウス・ボタンを何回クリックすれ
ば、ある機能を呼び出せるかなど)。従って、多くの顧
客(カストマ)指向のシステム(例えばATMマシン)
及びマルチユーザ・システムはマウスを使用しない。む
しろ、マルチユーザ・システムの傾向はタッチ画面を使
用することである。
【0006】従来のタッチ画面はユーザの指またはポイ
ンティング・デバイスが、従来のマウス及びマウス・ポ
インタを置換することを可能にする。従来のタッチ画面
は、例えば熱感応、音感応、圧力感応または動き感応グ
リッド/検出器を用いて、タッチ画面上に配置される
手、指、またはオブジェクトを検出する。しかしなが
ら、従来のタッチ画面は特定の制限及び欠点を被る。例
えばマウス・ポインタと異なり、指は大きさが様々であ
り、従ってデスクトップは大きな指にも対応するため
に、連続的なオブジェクト・アイコン及びテキストを大
きく離して配置しなければならない。またユーザは、従
来のマウス及びマウス・ポインタにおいて見い出される
ような、カストマイズ化機構を選択することができな
い。
【0007】従って、タッチ画面技術を使用する上で、
オブジェクト・アイコン及びテキストを互いに接近して
配置することを可能にし、ポインティング・デバイス及
びポインタのユーザ・カストマイズ化を可能にする、新
たなポインティング・デバイスが待望される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、少なくともプロセッサ、メモリ及びタッチ画面を有
するコンピュータ・システムに、タッチ画面上で仮想ポ
インティング・デバイスを生成するように指示する方法
及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本方法は、タッチ画面上
に配置される手の少なくとも第1の部分(例えば掌及び
指)を測定するステップと、第1の部分の少なくとも1
測定が、メモリに記憶されるあらゆる既存の測定に実質
的に一致するか否かを判断するステップと、実質的な一
致が存在する場合、メモリから定義済みの特性を読出す
ステップと、定義済みの特性に従い、仮想ポインティン
グ・デバイスをタッチ画面上に生成するステップとを含
む。
【0010】
【発明の実施の形態】好適な実施例は、図1に示される
コンピュータ・システム100などの、タッチ画面を使
用する任意の好適なハードウェア構成、またはラップト
ップまたはノートパッド・コンピュータ・システムにお
いて実現され得る。コンピュータ・システム100は標
準のマイクロプロセッサなどの、任意の好適な中央処理
装置10、及びシステム・バス12により相互接続され
る任意の数の他のオブジェクトを含む。説明の都合上、
コンピュータ・システム100は読出し専用メモリ(R
OM)16、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)1
4、及びI/Oアダプタ18を介してシステム・バス1
2に接続される周辺メモリ装置(例えばディスクまたは
テープ・ドライブ20)などのメモリを含む。コンピュ
ータ・システム100は更に、システム・バス12を従
来のタッチ画面表示装置38に接続するタッチ画面表示
アダプタ36を含む。また、ユーザ・インタフェース・
アダプタ22が、システム・バス12をキーボード2
4、スピーカ28、マウス26、及びタッチパッド(図
示せず)などの他のユーザ制御に接続する。
【0011】当業者には、如何に従来のタッチ画面が作
用し、如何に従来のタッチ画面デバイス・ドライバがオ
ペレーティング・システムと通信し、また如何にユーザ
がタッチ画面を用いて、グラフィカル・ユーザ・インタ
フェース内のオブジェクトの操作を開始するかが容易に
理解されよう。例えばユーザはタッチ画面に触れること
により、プルダウン・メニューの表示を開始することが
でき、次に指をプルダウン・メニューに沿って下方にド
ラッグすることにより、そのメニュー内のオブジェクト
を選択する。
【0012】好適な実施例のグラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェース(GUI)及びオペレーティング・システ
ム(OS)は、コンピュータ読出し可能媒体内に存在し
て、タッチ画面デバイス・ドライバを含む。タッチ画面
デバイス・ドライバは1人以上のユーザがタッチ画面表
示装置上に表示されたオブジェクト・アイコン及びテキ
ストの操作を開始することを可能にする。任意の好適な
コンピュータ読出し可能媒体がGUI及びオペレーティ
ング・システムを保存し得る。こうした媒体には、RO
M16、RAM14、ディスク及び(または)テープ・
ドライブ20(例えば磁気ディスケット、磁気テープ、
CD−ROM、光ディスク、または他の好適な記憶媒体
など)が含まれる。
【0013】好適な実施例では、COSE(商標)(共
通オペレーティング・システム環境)デスクトップGU
Iが、ユーザとAIX(商標)オペレーティング・シス
テムとをインタフェースする。GUIはオペレーティン
グ・システム内に組み込まれ、埋め込まれているものと
見なされる。代わりに任意の好適なオペレーティング・
システム及びデスクトップ環境が使用され得る。他のG
UI及び(または)オペレーティング・システムの例に
は、X11(商標)(Xウィンドウ)グラフィカル・ユ
ーザ・インタフェース、サン社のソラリス(商標)・オ
ペレーティング・システム、及びマイクロソフト社のウ
ィンドウズ95(商標)オペレーティング・システムが
含まれる。GUI及びオペレーティング・システムは、
単にCPU10に命令及び指令するだけであるが、ここ
では説明の都合上、GUI及びオペレーティング・シス
テムが、次の機構及び機能を実行するように述べられ
る。
【0014】図2を参照すると、タッチ画面200が任
意の従来の好適なタッチ画面を含み、これは例えば掌及
び指紋の熱、圧力、または音に感応する。この図では、
ユーザは右手(図示せず)をタッチ画面200上に置い
ている。任意の好適なタッチ画面技術が使用され得る
が、説明の都合上、好適な実施例は音のパターンを検出
するタッチ画面を使用するように述べられる。ユーザが
彼(または彼女)の手をタッチ画面上に置いたことに応
答して、タッチ画面200はユーザの手の音パターンを
検出する。これには掌紋領域210、親指指紋領域21
5、及び指紋領域220、230、235及び240か
らの音が含まれる。或いは、手の一部だけ(例えば指だ
け)及び(または)特定のオブジェクトが手形の検出に
代用され得る。更に、複数の手またはオブジェクトが一
度に検出され得る。
【0015】タッチ画面200が、図2に示されるのと
類似の1つ以上の手または指のパターンを検出するとO
Sがユーザを識別しようとする。そのために、OSは掌
紋領域210から各指紋領域215、220、230及
び240までの距離を、掌紋領域210のX、Y座標、
並びに掌紋領域210のX、Y限界と一緒に測定する。
OSは最左端と最上点との交差点を、第1の基準点25
5として定義する。OSは親指の指紋215から第1の
基準点までの最短距離を測定する。同様に、OSは指紋
領域220及び230から、第1の基準点255までの
それぞれの最短距離を測定する。
【0016】同様にOSは最右端と最上点との交差点
を、第2の基準点260として定義し、それにより指紋
領域240から第2の基準点260までの最短距離が決
定される。最後にOSは掌紋領域210のX、Y座標、
それぞれ265及び270を測定する。更に精度を上げ
るために、各指紋のサイズが測定され得る。
【0017】次に、OSは、新たに決定された測定と、
あらゆる既存の測定との一致の検出のために、メモリに
記憶されるユーザ・ファイル・データベース(図示せ
ず)を探索し、手形に対応して記憶される人物が存在す
るか否かを判断する。特に、OSは4つの距離測定値及
び掌紋210のX、Y座標を、ユーザ・ファイル・デー
タベースに記憶されるあらゆる既存の測定値と比較す
る。しかしながら、当業者には、本発明の範囲及び趣旨
から逸脱すること無しに、特定のユーザ(またはユーザ
のオブジェクト)の手形(またはオブジェクトの跡)を
識別する様々な手段が存在することが理解されよう。図
では、掌紋領域210の幅だけが一致が存在するか否か
を判断するために使用され得る。
【0018】OSが、一致がユーザ定義済み(またはデ
フォルト指定)の受諾可能な公差内であると見い出す
と、OSはユーザ・ファイルから定義済みのカストマイ
ズ化機構を読出し、そのカストマイズ化機構を用いてタ
ッチ画面200上に位置決めされた手(または手の一
部)の下に、仮想ポインティング・デバイスを生成す
る。従って、例えばユーザの親指の下のタッチ画面20
0の領域(すなわち親指の指紋領域215)、指の下の
領域(すなわち指紋領域220、230、235及び2
40)、及び掌の下の領域(すなわち掌紋領域210)
が"活動化"され、これらの"活動化"領域上でのユーザの
指、親指及び(または)掌の特定の定義された動きが、
特定の機能を呼び出すことになる。しかしながら、OS
が手形を認識しない場合、OSはデフォルト指定の機能
セットを用いて手またはその一部の下に、デフォルト指
定の仮想ポインティング・デバイスを生成する。
【0019】図5は、如何にユーザが仮想ポインティン
グ・デバイスを移動し操作するかを示す。ユーザが彼
(または彼女)の手を実質的にタッチ画面200に接し
たまま、手をタッチ画面上でスライドするとき、OSは
タッチ画面上で移動するユーザの手の位置を検出し、そ
れに応答して仮想ポインティング・デバイスの"活動化"
領域を、手(または手の一部)の下の領域として連続的
に再定義する。従って、仮想ポインティング・デバイス
がユーザの手の移動と共に、及びそれに追従して移動す
る。例えば"活動化"領域が、タッチ画面画素座標[X
1、Y1、X2、Y2、X3、Y3及びX4、Y4]
(図示せず)内に含まれる領域として最初に定義され、
ユーザが指をその領域からタッチ画面画素座標[X5、
Y5、X6、Y6、X7、Y7及びX8、Y8]に移動
する場合、"活動化"領域はこれらの新たな座標に移動す
る。
【0020】OSは、ポインタ250が仮想ポインティ
ング・デバイスとロック・ステップの関係で移動するよ
うに、ポインタ250を仮想ポインティング・デバイス
の近く(この場合、指紋領域230の上方)に位置決め
する。従って、ユーザは例えば仮想ポインティング・デ
バイス、従ってポインタ250を移動することができ、
ポインタ250が所望のオブジェクト・アイコン上に位
置決めされる。或いはユーザは単に彼の手を持ち上げ、
それを所望の位置に配置することができる。それにより
OSは、ユーザの手の下の新たな位置に仮想ポインティ
ング・デバイスを再生する。
【0021】ユーザは仮想ポインティング・デバイス
を、ユーザの指、親指及び(または)掌の移動を介して
操作する。例証的に、ユーザは"フォーカス機能"245
を呼び出し、それによりポインタ250の下に位置決め
されるオブジェクト・アイコンがフォーカスを獲得す
る。これはユーザが彼の親指を持ち上げ、次に親指を親
指の指紋領域215に再度置くことにより達成され
る("シングル・クリック"として参照される)。同様に
ユーザは彼の第3の指(薬指)を持ち上げ、第3の指紋
領域235上で置き換えることにより"ペースト"機能2
61を呼び出すことができる。
【0022】指、掌及び親指の各々の振舞い及び関連機
能は、特定の機能を呼び出すために特殊にプログラムさ
れ、また後に再プログラムされ得る(以降で詳述され
る)。OSは各指紋/親指の指紋領域上にダイアログを
表示し、指の振舞い("(1)"はシングル・クリックを
表す:"(2)"はダブル・クリックを表すなど)、及び
対応する機能(例えばフォーカス245、オープン25
7、解除まで選択259、ペースト261、及びデフォ
ルト指定メニュー262)を示す。
【0023】デフォルト指定機能、指の振舞い及びポイ
ンタは好適な実施例では、次のように定義される。親指
の指紋領域215上での親指のシングル・クリックは、
OSにポインタ250下に配置される任意のオブジェク
ト・アイコンまたはテキスト上でフォーカス機能245
を呼び出すように指示する。指紋領域220上での指の
シングル・クリックは、OSにポインタ250下に配置
される任意のオブジェクト・アイコンまたはテキスト上
でオープン機能245を呼び出すように指示する。指紋
領域230上でのシングル・クリックは、ポインタ25
0下に配置される任意のオブジェクト・アイコンまたは
テキスト上で、解除まで選択機能259を呼び出す。ま
た指紋領域235上でのシングル・クリックは、ポイン
タ250下に配置される任意のオブジェクト・アイコン
またはテキスト上で、ペースト機能261を呼び出す。
最後に、指紋領域240上でのシングル・クリックは、
デフォルト指定メニュー機能263を呼び出す。デフォ
ルト指定ポインタ250は矢印形状であり、指紋領域2
30の近傍に位置決めされる。しかしながら、当業者に
は、デフォルト指定機能、ポインタ位置及び(または)
指の振舞い(例えば複数クリック)の任意の組み合わせ
が、デフォルト指定の仮想ポインティング・デバイスを
定義するために使用され得ることが容易に理解されよ
う。
【0024】図3は、好適な実施例を実現するための詳
細論理を含むフローチャートである。302でタッチ画
面200が手形(またはオブジェクト)または手形の一
部から、音、熱、圧力などを検出する。306でOSが
手形を読取り、図2に示される前述の測定を計算する。
310でOSはデータベース内のユーザ・ファイルを探
索し、手形測定を追跡する。312でOSは10%のデ
フォルト指定の公差(これは後にユーザにより変更され
得る)内のあらゆる既存の手形測定を突き止め、320
でOSはユーザ・ファイル内の全ての情報を読出す。そ
して322でユーザ・ファイル内で見い出される定義済
みの特性にもとづき、ユーザの手(または手の一部)の
下に、仮想ポインティング・デバイスを描く。
【0025】324では、OSは4秒以上、一貫して異
例な振舞いが存在するか否かを判断する。こうした振舞
いには、例えば指紋、親指の指紋の検出の失敗、または
手形が検出されない場合が含まれる。OSが異例な振舞
いを検出する場合、OSは326で作業事象ループ(図
9参照)を実行し、制御が324に復帰する。図9を参
照すると、902でOSはタッチ画面を横断する手の任
意の動きが発生したか否かを判断し、発生した場合、9
04でOSは仮想ポインティング・デバイスを手の動き
に従い移動する。906でOSは機能を呼び出すための
指または親指の動きが発生したか否かを判断し、発生し
た場合、908でOSはその機能を呼び出す。その後、
制御が324に復帰する。
【0026】図3の324を参照すると、OSが特定の
時間長(例えば4秒)の異例の振舞いを検出する場合、
328でOSは掌がタッチ画面上に留まったまま、全て
の指がタッチ画面から持ち上げられたか否かを判断す
る。或いは当業者には、"全ての指が持ち上げられた"こ
とを示す標識として、多くの他の標識が代用され得るこ
とが理解されよう。例えば指の組み合わせが持ち上げら
れたか否かを判断したり、指紋がタッチ画面に接したま
ま、掌が持ち上げられたか否かを判断したりしてもよ
い。OSが全ての指がタッチ画面から持ち上げられたと
判断すると、330でOSはメイン・メニュー600を
表示し(図6参照)、ユーザに仮想ポインティング・デ
バイスの任意のカストマイズ化を提供するように促す。
344でOSは330で実行されたあらゆる変更に従
い、新たな仮想ポインティング・デバイスを表示する。
【0027】328に戻り、掌がタッチ画面に接したま
ま、指が持ち上げられたことが検出されなかった場合、
342で制御が図8に移行する。図8を参照すると、8
10でOSは手全体(またはオブジェクト)がタッチ画
面から持ち上げられたか否かを判断する。手全体が持ち
上げられた場合、811でOSは仮想ポインティング・
デバイスをタッチ画面上の現位置に、所定期間(例えば
5秒間)明白な不活発状態(hibernated state)で表示
し続ける。これは、指紋及び掌紋領域がタッチ画面上の
半透明領域として見られることを意味する。812でO
Sは手がタッチ画面上に5秒以内に再配置されたか否か
を判断し、手の除去を検出する。手がタッチ画面上に5
秒以内に再配置されなかった場合、制御は826に移行
する。しかしながら、OSが手がタッチ画面上に5秒以
内に再配置されたことを検出する場合、816でOSは
複数の仮想ポインティング・デバイスが同時に使用され
ているか否かを判断し、使用されている場合、複数のユ
ーザが現在彼(または彼女)の手をタッチ画面から持ち
上げているか否かを判断する。否定の場合、制御は図3
の322に移行し、OSがユーザ・ファイルにより識別
される仮想ポインティング・デバイスを活動化し、それ
を再配置された手の位置に移動する。複数のユーザが同
時にタッチ画面から手を持ち上げる場合、820でOS
は手形を読出し、図2に示される前述の測定を計算す
る。822でOSは、検出された持ち上げられた手に測
定が一致する仮想ポインティング・デバイスのユーザ・
ファイルを探索する。823で一致が見い出されない場
合、OSは検出された持ち上げられた手を有する仮想ポ
インティング・デバイスの1つのユーザ識別を求めて、
ユーザ・ファイル・データベースを探索する。OSは次
にダイアログ(図示せず)を表示し、ユーザに、彼(ま
たは彼女)がユーザ識別により識別されるユーザか否か
を尋ねる。そうである場合、827で制御が図3の32
2に移行し、OSはユーザ・ファイルにより識別される
仮想ポインティング・デバイスを再配置された手の下に
移動する。しかしながら、825でユーザ識別がユーザ
を識別しない場合、制御は823に戻り、OSが検出さ
れた持ち上げられた手を有する仮想ポインティング・デ
バイスの次のユーザ・ファイルを探索する。このプロセ
スは、ユーザとユーザ識別との間の一致、従って対応す
る仮想ポインティング・デバイスが見い出されるまで繰
り返される。
【0028】812に戻り、手がタッチ画面上に5秒以
内に再配置されなかった場合、826でOSは仮想ポイ
ンティング・デバイスを明白な不活発状態で表示し続
け、828でダイアログ(図示せず)内で、ユーザに終
了を希望するか否かを尋ねる。ユーザが終了を希望する
場合、制御は830に移行し、OSは仮想ポインティン
グ・デバイスを表示から除去する。ユーザが終了を希望
しない場合、832でOSはマウスを"隠れ不活発(hid
den hibernation)"状態にする。これはタッチ画面上に
表示されるマウス画像が時間と共に消去し始めたことを
意味するが、ユーザが次にタッチ画面に触れるとき、マ
ウス画像は即時活動化され得る。従って、OSは仮想ポ
インティング・デバイスを明白な不活発状態(例えば半
透明形式の表示)から、隠れ不活発状態に変換する。ユ
ーザ指定時間(例えば30分)の経過後、OSはこの時
間遅延を仮想ポインティング・デバイスがもはや必要と
されないことを意味するものとして解釈する。836で
OSが30分以内に、手がタッチ画面上に配置されたこ
とを検出すると、840でOSは仮想ポインティング・
デバイスを隠れ不活発状態から戻し、それを手の下に再
描画し、制御が図3の324に復帰する。
【0029】図3の312に戻り、OSはタッチ画面上
に置かれ測定された手と、既存のユーザ・ファイルとの
間に一致が見い出されたか否かを判断する。OSが問題
の手形と近似する手形測定を有する複数のユーザ・ファ
イルを検出する場合、316でOSはタッチ画面上のド
ロップ・ダウン・メニュー(図示せず)内に、最も近い
一致を有するユーザを表示する。318でOSはユーザ
が(彼の他方の手を用いて、)ドロップ・ダウン・メニ
ューからユーザ識別の一致または不一致を選択するのを
待機する。一致が発生した場合、制御が前述の320に
移行される。一致が発生しなかった場合、制御は314
に移行され、OSはタッチ画面上にメニュー(図5の5
10参照)を表示し、ユーザにカストマイズされた仮想
ポインティング・デバイスの生成を希望するか否かを尋
ねる。ユーザがカストマイズされた仮想ポインティング
・デバイスの生成を希望しない場合、OSはユーザに彼
(または彼女)の手をタッチ画面上に置くように促し、
それに応答して、OSはユーザの手の下に図5に示され
るような、前述のデフォルト指定の指/掌の振舞い及び
指紋機能を有する総称的(generic)仮想ポインティン
グ・デバイスを生成する。
【0030】ユーザがカストマイズされた仮想ポインテ
ィング・デバイスの生成を希望する場合、332でOS
はユーザ・ファイルをオープンする。334でOSは指
紋及び掌紋のサイズをユーザ・ファイルに記憶する。3
36でOSは第1の基準点(図2に関連して上述)と、
最初の3つの指の各指紋の最も近い点との距離を計算す
る。更にOSは第2の基準点を計算し、そこから第4の
指紋までの距離を計算する。338でOSはユーザにユ
ーザ識別、及び仮想ポインティング・デバイス特性を催
促する。後者には、仮想ポインティング・デバイス形
状、ポインタ位置、振舞い及び感度、並びに指紋機能が
含まれる(これらについては図6に関連して後述す
る)。340でOSは全ての情報をユーザ・ファイルに
記憶する。制御が322に移行し、OSはユーザ・ファ
イルに記憶される情報にもとづき、手(または手の一
部)の下に仮想ポインティング・デバイスを描画する。
【0031】328に戻り、OSが仮想ポインティング
・デバイス上で手の異例の振舞いを検出したと仮定す
る。OSが手の全ての指がタッチ画面から持ち上げられ
たと判断すると、330でOSは図6に示されるような
メイン・メニュー600を表示し、ユーザに仮想ポイン
ティング・デバイスの任意のカストマイズ化を提供する
ように促す。図6を参照すると、OSがメイン・メニュ
ー600を表示した後、ユーザは彼(または彼女)の手
をタッチ画面から取り除く。
【0032】ユーザが形状ボタン620を選択する場
合、"形状"メニュー(図7の700参照)が現れ、ユー
ザが仮想ポインティング・デバイスの形状を定義/再定
義することを可能にする。図7の形状メニュー700を
参照すると、OSは幾つかの任意選択をユーザに表示す
る。例えばユーザは"指専用"の仮想ポインティング・デ
バイス(図4参照)を選択することができ、この場合、
仮想ポインティング・デバイスを移動するために、指だ
けがタッチ画面に接する必要がある。或いは掌及び親指
専用の仮想ポインティング・デバイスを選択することも
可能であり、この場合、仮想ポインティング・デバイス
を移動するために親指及び掌だけがタッチ画面に接する
必要がある。後者の場合、指の動きは機能に割当てられ
ない。更に、"親指と1つの指"または"掌"の仮想ポイン
ティング・デバイスが生成され得る。しかしながら、O
Sは掌をタッチ画面に接したまま、全ての指を持ち上げ
るとき、メイン・メニュー600(図6参照)を呼び出
すので、ユーザが掌を含まない新たな仮想ポインティン
グ・デバイスを定義する場合、ユーザは後にその特殊な
仮想ポインティング・デバイスの機能を再プログラムす
ることができない。むしろ、ユーザは新たなデバイスを
生成するための総称的仮想ポインティング・デバイスか
ら開始する必要がある。或いは、本発明の範囲から逸脱
すること無しに、メイン・メニュー600を活動化する
ための異なる技術が使用され得る。
【0033】ユーザはデフォルト指定の精度公差を10
%から、多数の事前にプログラム済みの値に変更しても
よい。そのために、ユーザは精度ボタン702を押下
し、それに応答してユーザ選択用に幾つかの値(例えば
4%、8%、20%)のドロップ・ダウン・リスト(図
示せず)が現れる。ユーザはボタン704を押下するこ
とにより、全ての選択を入力/保管する。それに応答し
て、図6に示されるメイン・メニュー600が再度現れ
る。
【0034】図6を参照すると、ユーザが機能定義ボタ
ン625を選択する場合、ユーザが指紋/掌紋領域の機
能を定義/再定義することを可能にする"機能定義"メニ
ューが現れる。特に、図7の機能定義メニュー730
は、ユーザが適切な指の隣の関連ボタンを押下すること
により、各指紋及び親指の指紋領域の機能を変更するこ
とを可能にする。例えばユーザがボタン732を押下す
ると、これはユーザが第2の指である中指(すなわち指
紋領域230)の機能を変更することを希望することを
示す。それに応答してOSはメモリに記憶される定義済
みの機能のドロップ・ダウン・リスト740を表示す
る。ユーザがオープン機能742を選択すると、それに
応答してOSは別のドロップ・ダウン・リスト746を
表示する。ユーザは機能を呼び出すために中指のダブル
・クリック744を選択している。ユーザは次に保管ボ
タン748を押下し、エントリをユーザ・ファイルに保
管する。それに応答して図6に示されるメイン・メニュ
ー600が現れる。しかしながら当業者には、本実施例
の範囲及び趣旨から逸脱すること無しに、指の振舞い及
び指紋領域の機能の他の変更も可能であることが容易に
理解されよう。
【0035】図6を参照して、ユーザがポインタ定義ボ
タン630を選択する場合、"ポインタ定義"メニューが
現れ、ユーザが仮想ポインティング・デバイス上のポイ
ンタの形状、感度及び位置を定義/再定義することを可
能にする。図7のポインタ定義メニュー760を参照す
ると、ユーザはポインタに関する多数の選択を有する。
例えばユーザは小さい、中間の、または大きい矢印及び
(または)点滅する矢印を選択することができる。ユー
ザはまた、小さなまたは大きなポインタ感度及び仮想ポ
インティング・デバイスに関するポインタの位置を選択
することができる。例えばポインタは第3の指(薬指)
上(デフォルト指定位置)、若しくは第1の指(人差し
指)上、または掌の下に位置決めされ得る。しかしなが
ら、当業者には、本実施例の範囲及び趣旨から逸脱する
こと無しに、ポインタの振舞いの様々な変更が可能であ
ることが容易に理解されよう。ユーザは保管ボタン76
2を押下してエントリを保管し、それに応答してメイン
・メニュー600が現れる。
【0036】最後に、図6において、ユーザは保管/終
了ボタン635を押下することにより、保管及び終了す
るための任意選択をまた取り消しボタン615を押下す
ることにより全ての変更を取り消し、デフォルト指定の
仮想ポインティング・デバイスに復帰する任意選択を有
する。
【0037】図4を参照すると、第2の実施例では、O
Sが定義済みの標準のサイズの指紋領域415、42
0、430、435及び440、並びにポインタ450
を、非活動状態("明白な不活発状態"としても参照され
る)の仮想ポインティング・デバイスとして表示する。
指紋領域が半透明状態に表示され、従ってオブジェクト
・アイコンがそれを透過して見える。仮想ポインティン
グ・デバイスを活動化するためにユーザは1つ以上の指
を、タッチ画面400上の指紋領域415、420、4
30、435または440上に配置する。OSが1つ以
上の指紋領域420、430、435及び440上で、
音パターン(または熱、圧力など)を検出する場合、O
Sは仮想ポインティング・デバイスを活動化し、それに
よりデフォルト指定の機能を指を配置された各指紋領域
に割当てる。従って、指を配置されない指紋領域は活動
化されず、それらは活動化されるまで、デフォルト指定
の機能を割当てられない。各指紋領域はいつでも活動化
され得る。
【0038】ユーザが彼(または彼女)の指をタッチ画
面400上でスライドするとき、OSはユーザの移動す
る指の下のタッチ画面画素座標を検出し、それに応答し
て、仮想ポインティング・デバイスの"活動化"領域を、
指の下のタッチ画面領域として連続的に再定義する。従
って、仮想ポインティング・デバイスはユーザの指の動
きと一緒に、それに追従して移動する。
【0039】OSは、ポインタ450が仮想ポインティ
ング・デバイスの動きに追従して移動するように、ポイ
ンタ450を指紋領域420の近くに位置決めする。従
って、ユーザは例えばポインタ450が所望のオブジェ
クト・アイコン上に位置決めされるように、仮想ポイン
ティング・デバイスを移動することができる。或いは、
ユーザは単に彼の手を持ち上げ、それを所望の位置に配
置してもよく、それによりOSが、仮想ポインティング
・デバイスをユーザの指の下の新たな位置に再生する。
【0040】この例では、ユーザは仮想ポインティング
・デバイスを活動化するために、彼(または彼女)の第
1の指(人差し指)を指紋領域420上に配置してい
る。ユーザが仮想ポインティング・デバイスの指紋領域
間の距離を再設定することを希望する場合、ユーザは単
に別の指を1つずつ、各表示される指紋領域上に配置し
(それによりそれらを活動化する)、各指を適当に外側
または内側にスライドすることにより、仮想ポインティ
ング・デバイスの形状をカストマイズすればよい。この
ように、ユーザは仮想ポインティング・デバイスのサイ
ズを、彼(または彼女)の指のサイズにカストマイズす
る。このようにして、ユーザは仮想ポインティング・デ
バイスを使用する度にそのサイズを積極的にカストマイ
ズすることができる。
【0041】ユーザがポインタ450を所望のオブジェ
クト・アイコン422上に位置決めすると、ユーザは例
えば、指紋領域420上で彼の第1の指(人差し指)を
シングル・クリックして、フォーカスをオブジェクト・
アイコン422に移す。しかしながら、この実施例で
は、総称的機能だけ(または前述の確立された機能)が
使用され得る。
【0042】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0043】(1)少なくともプロセッサ、メモリ及び
タッチ画面を有するコンピュータ・システムに、前記タ
ッチ画面上に仮想ポインティング・デバイスを生成する
ように指示する方法であって、前記タッチ画面上に配置
される手の少なくとも第1の部分を測定するステップ
と、前記第1の部分の少なくとも1測定が、前記メモリ
に記憶されるあらゆる既存の測定に実質的に一致するか
否かを判断するステップと、実質的な一致が存在する場
合、前記メモリから定義済みの特性を読出すステップ
と、前記定義済みの特性に従い、前記タッチ画面上に前
記仮想ポインティング・デバイスを生成するステップ
と、を含む、方法。 (2)実質的な一致が存在しない場合、前記仮想ポイン
ティング・デバイスを総称特性に従い前記タッチ画面上
に生成するステップを含む、前記(1)記載の方法。 (3)前記測定ステップが、前記手の親指の下の前記タ
ッチ画面の親指の指紋領域と、前記手の下の前記タッチ
画面の掌紋領域との間の距離を測定するステップと、前
記掌紋の下の前記タッチ画面の面積を測定するステップ
と、を含む、前記(1)記載の方法。 (4)前記測定ステップが、指の下の前記タッチ画面の
1つ以上の指紋領域と、掌の下の前記タッチ画面の掌紋
領域との間の距離を測定するステップを含む、前記
(1)記載の方法。 (5)前記測定ステップが、1つ以上の指の下の1つ以
上の指紋領域の面積を測定するステップを含む、前記
(1)記載の方法。 (6)前記判断ステップが、前記第1の部分の前記測定
が、データベースに記憶されるあらゆる既存の測定と百
分率公差内で一致するか否かを判断するステップを含
む、前記(1)記載の方法。 (7)前記読出しステップが、前記メモリからサイズ、
機能及びポインタ感度のデータを探索するステップを含
む、前記(1)記載の方法。 (8)前記生成ステップが、前記定義済み特性に従うサ
イズ及び機能を有する少なくとも1つの領域を、前記タ
ッチ画面上で活動化するステップを含む、前記(1)記
載の方法。 (9)前記手の少なくとも第2の部分の下の前記タッチ
画面上の領域を活動化するステップを含み、前記活動化
領域が前記手の前記第2の部分の前記タッチ画面に沿う
動きに従い移動する、前記(8)記載の方法。 (10)少なくともプロセッサ、メモリ及びタッチ画面
を有し、仮想ポインティング・デバイスを生成するコン
ピュータ・システムであって、前記タッチ画面上に配置
される手の少なくとも第1の部分を測定する手段と、前
記第1の部分の少なくとも1測定が、前記メモリに記憶
されるあらゆる既存の測定に実質的に一致するか否かを
判断する手段と、実質的な一致が存在する場合、前記メ
モリから定義済みの特性を読出す手段と、前記定義済み
の特性に従い、前記タッチ画面上に前記仮想ポインティ
ング・デバイスを生成する手段と、を含む、コンピュー
タ・システム。 (11)実質的な一致が存在しない場合、前記仮想ポイ
ンティング・デバイスを総称特性に従い前記タッチ画面
上に生成する手段を含む、前記(10)記載のコンピュ
ータ・システム。 (12)前記測定手段が、前記手の親指の下の前記タッ
チ画面の親指の指紋領域と、前記手の下の前記タッチ画
面の掌紋領域との間の距離を測定する手段と、前記掌紋
の下の前記タッチ画面の面積を測定する手段と、を含
む、前記(10)記載のコンピュータ・システム。 (13)前記測定手段が、指の下の前記タッチ画面の1
つ以上の指紋領域と、掌の下の前記タッチ画面の掌紋領
域との間の距離を測定する手段を含む、前記(10)記
載のコンピュータ・システム。 (14)前記測定手段が、1つ以上の指の下の1つ以上
の指紋領域の面積を測定する手段を含む、前記(10)
記載のコンピュータ・システム。 (15)前記判断手段が、前記第1の部分の前記測定
が、データベースに記憶されるあらゆる既存の測定と百
分率公差内で一致するか否かを判断する手段を含む、前
記(10)記載のコンピュータ・システム。 (16)前記読出し手段が、前記メモリからサイズ、機
能及びポインタ感度のデータを探索する手段を含む、前
記(10)記載のコンピュータ・システム。 (17)前記生成手段が、前記定義済み特性に従うサイ
ズ及び機能を有する少なくとも1つの領域を、前記タッ
チ画面上で活動化する手段を含む、前記(10)記載の
コンピュータ・システム。 (18)前記手の少なくとも第2の部分の下の前記タッ
チ画面上の領域を活動化する手段を含み、前記活動化領
域が前記手の前記第2の部分の前記タッチ画面に沿う動
きに従い移動する、前記(10)記載のコンピュータ・
システム。 (19)少なくともプロセッサ、メモリ及びタッチ画面
を有するコンピュータ・システムに、仮想ポインティン
グ・デバイスを生成するように指示するコンピュータ読
出し可能プログラム・コード手段を含む装置であって、
前記コンピュータ読出し可能プログラム・コード手段
が、前記コンピュータ・システムに、前記タッチ画面上
に配置される手の少なくとも第1の部分を測定するよう
に指示する、コンピュータ読出し可能プログラム・コー
ド手段と、前記コンピュータ・システムに、前記第1の
部分の少なくとも1測定が、前記メモリに記憶されるあ
らゆる既存の測定に実質的に一致するか否かを判断する
ように指示する、コンピュータ読出し可能プログラム・
コード手段と、実質的な一致が存在する場合、前記コン
ピュータ・システムに前記メモリから定義済みの特性を
読出すように指示する、コンピュータ読出し可能プログ
ラム・コード手段と、前記コンピュータ・システムに前
記定義済みの特性に従い、前記タッチ画面上に前記仮想
ポインティング・デバイスを生成するように指示する、
コンピュータ読出し可能プログラム・コード手段と、を
含む、装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と共に使用される従来のハードウェア構
成を示す図である。
【図2】本発明による仮想ポインティング・デバイスを
示す図である。
【図3】本発明に従いステップを実行する詳細論理をフ
ローチャート形式で示す図である。
【図4】図2に示される仮想ポインティング・デバイス
の変形を示す図である。
【図5】図2に示される仮想ポインティング・デバイス
の別の態様を示す図である。
【図6】本発明による仮想ポインティング・デバイスの
特性を定義するメニューを示す図である。
【図7】本発明による形状メニュー、機能定義メニュ
ー、及びポインタ定義メニューを示す図である。
【図8】本発明に従いステップを実行する詳細論理をフ
ローチャート形式で示す図である。
【図9】本発明に従いステップを実行する詳細論理をフ
ローチャート形式で示す図である。
【符号の説明】
10 中央処理装置 12 システム・バス 14 ランダム・アクセス・メモリ(RAM) 16 読出し専用メモリ(ROM) 18 I/Oアダプタ 20 ディスクまたはテープ・ドライブ 22 ユーザ・インタフェース・アダプタ 24 キーボード 26 マウス 28 スピーカ 36 タッチ画面表示アダプタ 38 タッチ画面表示装置 100 コンピュータ・システム 200、400 タッチ画面 210 掌紋領域 215 親指指紋領域 220、230、235、240、415、420、4
30、435、440指紋領域 245 フォーカス機能 250、450 ポインタ 255 第1の基準点 257 オープン 259 解除まで選択 260 第2の基準点 261 ペースト 262 デフォルト指定メニュー 265 X座標 270 Y座標 422 オブジェクト・アイコン 600 メイン・メニュー 615 取り消し 620 形状ボタン 625 機能定義ボタン 630 ポインタ定義ボタン 635 保管/終了ボタン 700 形状メニュー 702 精度ボタン 704 ボタン 730 機能定義ボタン 732 ボタン 740、746 ドロップ・ダウン・リスト 742 オープン機能 744 ダブル・クリック 748、762 保管ボタン 760 ポインタ定義メニュー

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともプロセッサ、メモリ及びタッチ
    画面を有するコンピュータ・システムに、前記タッチ画
    面上に仮想ポインティング・デバイスを生成するように
    指示する方法であって、 前記タッチ画面上に配置される手の少なくとも第1の部
    分を測定するステップと、 前記第1の部分の少なくとも1測定が、前記メモリに記
    憶されるあらゆる既存の測定に実質的に一致するか否か
    を判断するステップと、 実質的な一致が存在する場合、前記メモリから定義済み
    の特性を読出すステップと、 前記定義済みの特性に従い、前記タッチ画面上に前記仮
    想ポインティング・デバイスを生成するステップと、 を含む、方法。
  2. 【請求項2】実質的な一致が存在しない場合、前記仮想
    ポインティング・デバイスを総称特性に従い前記タッチ
    画面上に生成するステップを含む、 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記測定ステップが、 前記手の親指の下の前記タッチ画面の親指の指紋領域
    と、前記手の下の前記タッチ画面の掌紋領域との間の距
    離を測定するステップと、 前記掌紋の下の前記タッチ画面の面積を測定するステッ
    プと、 を含む、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記測定ステップが、指の下の前記タッチ
    画面の1つ以上の指紋領域と、掌の下の前記タッチ画面
    の掌紋領域との間の距離を測定するステップを含む、 請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】前記測定ステップが、1つ以上の指の下の
    1つ以上の指紋領域の面積を測定するステップを含む、 請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】前記判断ステップが、前記第1の部分の前
    記測定が、データベースに記憶されるあらゆる既存の測
    定と百分率公差内で一致するか否かを判断するステップ
    を含む、 請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】前記読出しステップが、前記メモリからサ
    イズ、機能及びポインタ感度のデータを探索するステッ
    プを含む、 請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】前記生成ステップが、前記定義済み特性に
    従うサイズ及び機能を有する少なくとも1つの領域を、
    前記タッチ画面上で活動化するステップを含む、 請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】前記手の少なくとも第2の部分の下の前記
    タッチ画面上の領域を活動化するステップを含み、前記
    活動化領域が前記手の前記第2の部分の前記タッチ画面
    に沿う動きに従い移動する、 請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】少なくともプロセッサ、メモリ及びタッ
    チ画面を有し、仮想ポインティング・デバイスを生成す
    るコンピュータ・システムであって、 前記タッチ画面上に配置される手の少なくとも第1の部
    分を測定する手段と、 前記第1の部分の少なくとも1測定が、前記メモリに記
    憶されるあらゆる既存の測定に実質的に一致するか否か
    を判断する手段と、 実質的な一致が存在する場合、前記メモリから定義済み
    の特性を読出す手段と、 前記定義済みの特性に従い、前記タッチ画面上に前記仮
    想ポインティング・デバイスを生成する手段と、 を含む、コンピュータ・システム。
  11. 【請求項11】実質的な一致が存在しない場合、前記仮
    想ポインティング・デバイスを総称特性に従い前記タッ
    チ画面上に生成する手段を含む、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  12. 【請求項12】前記測定手段が、 前記手の親指の下の前記タッチ画面の親指の指紋領域
    と、前記手の下の前記タッチ画面の掌紋領域との間の距
    離を測定する手段と、 前記掌紋の下の前記タッチ画面の面積を測定する手段
    と、 を含む、請求項10記載のコンピュータ・システム。
  13. 【請求項13】前記測定手段が、指の下の前記タッチ画
    面の1つ以上の指紋領域と、掌の下の前記タッチ画面の
    掌紋領域との間の距離を測定する手段を含む、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  14. 【請求項14】前記測定手段が、1つ以上の指の下の1
    つ以上の指紋領域の面積を測定する手段を含む、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  15. 【請求項15】前記判断手段が、前記第1の部分の前記
    測定が、データベースに記憶されるあらゆる既存の測定
    と百分率公差内で一致するか否かを判断する手段を含
    む、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  16. 【請求項16】前記読出し手段が、前記メモリからサイ
    ズ、機能及びポインタ感度のデータを探索する手段を含
    む、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  17. 【請求項17】前記生成手段が、前記定義済み特性に従
    うサイズ及び機能を有する少なくとも1つの領域を、前
    記タッチ画面上で活動化する手段を含む、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  18. 【請求項18】前記手の少なくとも第2の部分の下の前
    記タッチ画面上の領域を活動化する手段を含み、前記活
    動化領域が前記手の前記第2の部分の前記タッチ画面に
    沿う動きに従い移動する、 請求項10記載のコンピュータ・システム。
  19. 【請求項19】少なくともプロセッサ、メモリ及びタッ
    チ画面を有するコンピュータ・システムに、仮想ポイン
    ティング・デバイスを生成するように指示するコンピュ
    ータ読出し可能プログラム・コード手段を含む装置であ
    って、前記コンピュータ読出し可能プログラム・コード
    手段が、 前記コンピュータ・システムに、前記タッチ画面上に配
    置される手の少なくとも第1の部分を測定するように指
    示する、コンピュータ読出し可能プログラム・コード手
    段と、 前記コンピュータ・システムに、前記第1の部分の少な
    くとも1測定が、前記メモリに記憶されるあらゆる既存
    の測定に実質的に一致するか否かを判断するように指示
    する、コンピュータ読出し可能プログラム・コード手段
    と、 実質的な一致が存在する場合、前記コンピュータ・シス
    テムに前記メモリから定義済みの特性を読出すように指
    示する、コンピュータ読出し可能プログラム・コード手
    段と、 前記コンピュータ・システムに前記定義済みの特性に従
    い、前記タッチ画面上に前記仮想ポインティング・デバ
    イスを生成するように指示する、コンピュータ読出し可
    能プログラム・コード手段と、 を含む、装置。
JP11370097A 1996-05-28 1997-05-01 仮想ポインティング・デバイスの生成指示方法、コンピュータ・システム及び装置 Withdrawn JPH1040012A (ja)

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