JPH1039991A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH1039991A
JPH1039991A JP8811397A JP8811397A JPH1039991A JP H1039991 A JPH1039991 A JP H1039991A JP 8811397 A JP8811397 A JP 8811397A JP 8811397 A JP8811397 A JP 8811397A JP H1039991 A JPH1039991 A JP H1039991A
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真晴 福本
Hiroyuki Segawa
裕之 瀬川
Takayuki Shiomi
隆之 塩見
Osamu Oda
収 織田
Kenichi Konuma
健一 小沼
Etsuko Morota
悦子 諸田
Miwako Yoritatsu
美和子 寄立
Takeshi Hirano
毅 平野
Kayo Kouno
香世 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より少ないキー数で、かつ、ユーザの操作感
覚に適った操作体系によりながら、多様な機能項目に関
する設定や調整を行うことのできるモニタ装置を提供す
る。 【解決手段】 押圧操作及びスライド操作が可能なタブ
レットキー5により、カーソル移動Cの移動及び音量表
示20やサブメニューにおける各種調整値の変更を行う
ようにして、従来の操作体系に依る場合よりも少ないキ
ー数によってモニタ装置の各種機能に関するほとんど全
ての設定、調整が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばモニタ装置
等に備えられ、キー操作等に応じて表示制御を行うこと
のできる表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モニタ装置やテレビジョン受像機
等の表示装置においては、多機能化が進められてきてお
り、これに従って、ユーザが任意に設定変更可能な項目
も増加してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にユーザが設定変更可能な項目が増加していくに従っ
て、これらの設定操作は当然複雑化して面倒なものとな
る。このため、できるだけユーザが分かり易い操作体系
により、多数の設定項目を容易に変更したり調整できる
ようにすることが望まれている。
【0004】そこで、例えばモニタ装置本体の操作部や
リモートコントローラに対して、モニタ装置に付加され
た機能ごとに対応するキー等を設けることが考えられる
が、この場合には設けるべきキー数が膨大なものとな
り、かえってユーザにとっては扱いにくい操作体系とな
る。
【0005】このため、できるだけ少ないキー数によっ
てもユーザに分かり易い操作が実現されることが好まし
い。そこで、従来においては、例えばモニタ装置本体や
リモートコントローラに対して、比較的頻繁に使用する
とされる、音量キーや、入力ソースの切換えのための入
力切換えキーなどについては独立して設けた上で、画質
や音質調整その他、それほど使用頻度の多くない調整項
目についてはメニュー画面により選択して、調整を行う
といったことが行われている。
【0006】ただし、上記のような操作体系において
も、頻繁に使用する機能のためのキーは独立して設けら
れる。また、音量等を初めとする何らかの調整値の変更
やメニュー画面のカーソルの移動などは、通常、1対の
アップキー及びダウンキー(又は右キー及び左キー)を
使用して行われるように構成されおり、削減可能なキー
数には限度がある。また、上記のような調整値やカーソ
ルの移動などの感覚的な操作について、アップキー及び
ダウンキー(又は右キー及び左キー)等を押圧操作する
ことによって行うという方法は、必ずしもユーザの操作
感覚に適うものではないという問題も有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を解決するために、モニタに表示される各設定項目
の値の調整及び設定項目の選択を制御する表示制御装置
において、被押圧領域を有してこの被押圧領域の押圧さ
れた位置に応じた位置情報を出力する被押圧手段と、位
置情報に基づいて被押圧手段の押圧されている被押圧位
置が移動しているか否かを検出して被押圧位置が移動し
ていると検出した際には、位置情報の変化量を示す移動
情報を生成する検出手段と、この検出手段により被押圧
位置が移動していると検出された際には上記移動情報に
基づいて、また、検出手段により被押圧位置が移動して
いないと検出された際には位置情報に基づいて、上記各
設定項目の値の調整及び上記設定項目の選択を制御する
制御手段とを備えて構成することとした。
【0008】上記構成によれば、ユーザがタブレット
(被押圧手段)上を押圧した位置情報や、タブレット上
を押圧しながらスライド操作した移動情報などに応じ
て、例えば各種調整値の変更やカーソル位置等の変更の
ための操作を行うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明の実施の形態について説明する。本実施の形態として
の表示制御装置はモニタ装置に備えられるものとする。
なお、以降の説明は次の順序で行うものとする 1.モニタ装置の外観 2.タブレットキー 3.モニタ装置の構成 4.リモートコントローラの構成 5.本実施の形態のモニタ装置における操作例 6.本実施の形態のキー操作に基づく処理動作 (6−a. リモートコントローラの送信処理動作) (6−b.モニタ装置のシステムコントローラの表示制
御処理動作)
【0010】1.モニタ装置の外観 図1は、本発明の実施の形態としてのモニタ装置の外観
の一例を示す斜視図である。この図に示すモニタ装置1
においては、筐体1aの正面パネルに対して、表示画面
となるCRT(Cathode Ray Tube)2が設けられている。
また、この図において正面パネルの左縁側は操作パネル
とされて、上から当該モニタ装置の電源のオン/オフを
行うための電源キー3、後述するメニュー画面の表示/
消去の切換を行うためのコントロールキー4、メニュー
画面上のカーソル移動や調整値のアップ/ダウンを行う
ためのタブレットキー5、各種設定項目の確定操作を行
うためのエンターキー6が設けられている。
【0011】2.タブレットキー 次に、上記モニタ装置1のパネル面に設けられるタブレ
ットキー5について説明する。本実施の形態において
は、タブレットキー5上を単に押圧操作する、あるいは
タブレットキー5上を指で押圧した状態で、その指を上
下方向にスライドさせるように操作する(以降、このよ
うな操作を「スライド操作」という)ことで、メニュー
画面におけるカーソル移動や、現在選択されている項目
の調整値の変更を行うことができるように構成されるも
のである。
【0012】そこで先ず、タブレットキー5の構造につ
いて概略的に説明する。図2(a)は、タブレットキー
5を形成するタブレットシート5A−1を示している。
このタブレットシート5A−1はシート上で押圧操作さ
れた位置に対応して変化する電圧値Vが得られるように
されている。そして本実施の形態の場合には、実際の使
用形態を考慮して、シート上の押圧位置に対応する電圧
値は、図示する方向においてのみ1次元的に変化するよ
うに設定されている。
【0013】本実施の形態のタブレットシート5A−1
は、コンピュータ装置においてカーソルなどの移動のた
めの操作子として設けられるいわゆるトラックパッド等
に用いられるタブレットを利用することができるのであ
るが、図2(b)に本実施の形態のタブレットシート5
A−1として利用することのできるタブレットの構造の
一例を示す。
【0014】図2(b)に示すタブレットシート5A−
1は、例えばカーボンの抵抗体R1,R2が対向するよ
うにして配置されている。これら抵抗体R1及びR2
は、タブレットシート5A−1に対して行われる押圧操
作によって、その被押圧位置Pにて接触するようになっ
ている。この場合、抵抗体R1の両端からは電極T1,
T2がそれぞれ引き出されており、電極T1は所定レベ
ルの直流電圧Vccのラインと接続され、電極T2はア
ースに接地されている。また、抵抗体R2の一端からは
電極T3が引き出されると共にその他端はオープンとさ
れている。電極T3は例えばA/Dコンバータ30に対
して入力されている。このような構造によるタブレット
シート5A−1により、被押圧位置Pに応じた電圧値V
を検出するには、先ず、抵抗体R1の電極T1,T2に
対してそれぞれ電圧Vcc(V)、0(V)の電圧を印
加して、抵抗体R1において電圧Vcc(V)〜0
(V)の電位勾配が発生するようにしておく。この状態
において、タブレットシート5A−1に対する押圧操作
により任意の被押圧位置Pにて抵抗体R1とR2が接触
すると、被押圧位置Pにおける抵抗体R1の電位は抵抗
体R2を介して電極T3に伝えられることになる。そし
て、この電極T3に得られたアナログ値による電圧は、
例えばA/Dコンバータ30に入力されることにより、
デジタル値による電圧情報に変換されることになる。
【0015】図2(b)には、上記タブレットシート5
A−1を備えて形成されるタブレット5Aの構造を示す
斜視図が示されている。この図に示すように、タブレッ
トシート5A−1が基板5A−2上に配置され、シート
上の操作位置に応じた電圧値を出力するための電極5A
−3が引き出されている。また、グランド電位と接続さ
れるグランド電極5A−4が設けられている。
【0016】図3は、上記のような構造のタブレット5
Aを備えて構成されるタブレットキー5として、図1に
示したモニタ装置1に設けられた状態を抜き出して示し
たものとされる。このタブレットキー5は、図2(c)
に示したタブレット5Aに対して図3のように「+」記
号と「−]の記号が印刷されたパネルシートを表面に設
けるようにすることで構成される。
【0017】このタブレットキー5には、「+(プラ
ス)」の記号が印刷された部分が対応するアップ領域5
aと、「−(マイナス)」の記号が印刷された部分が対
応するダウン領域5b、及びこれらアップ領域5aとダ
ウン領域5bの間に設けられる不感帯領域5cが区分さ
れて設定される。この設定はユーザがタブレットキー5
上を押圧操作している位置に対応する電圧値の情報に基
づいて、図4により後述するシステムコントローラ11
により設定される。なお、上記アップ領域5aとダウン
領域5b、及び不感帯領域5cの区分設定は、タブレッ
トキー5の操作形態として、ユーザがタブレットキー5
上のある位置をスライドさせることなく押圧操作するよ
うな場合のみに有効とされるものであり、ユーザが図3
の矢印に示す方向に指などを押圧しながらスライド操作
を行っている場合(つまり、タブレットキー5上の押圧
位置に応じた電圧値Vが連続的に変化する場合)には、
無効となるように設定される。この不感帯領域5cの有
効、無効の設定は、例えば、システムコントローラ11
がタブレットキー5から出力される電圧値を認識するこ
とにより実現される。
【0018】このような構造によるタブレットキー5で
は、上記2つの操作方法のいずれによっても、図5にて
後述するように、カーソルの上下移動もしくは選択され
たメニュー項目の調整値の調整を行うことができる。つ
まり、上記図3に示したタブレットキー5のアップ領域
5aとダウン領域5bを個々に押圧操作することによっ
て、あたかもアップキーとダウンキーのように扱って、
カーソル移動又は調整値のアップ/ダウンを行う第1の
操作と、上記タブレットキー5上をスライド操作するこ
とによって、そのスライド操作した方向及び移動量に応
じてカーソル又は調整値のアップ/ダウンを行う第2の
操作の、何れの操作も行うことが可能とされている。こ
の操作方法の何れを行うかはユーザがその都度好みに応
じて任意に選択すればよく、モニタ装置1のシステムコ
ントローラ11(図4により後述)側では、常に何れの
操作方法にも対応した制御動作ができるように構成され
ている。
【0019】3.モニタ装置の構成 図4は、本実施の形態のモニタ装置1の要部の構成を示
すブロック図である。なお、図1と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。この図においては、映像信
号切換部13に対して、例えば複数の外部映像ソースの
映像信号が供給されている。映像信号切換部13では、
システムコントローラ11から出力される制御信号に基
づいて、入力された映像信号について択一的に選択して
映像信号処理ブロック7に対して供給する。映像信号処
理ブロック7においては、入力された映像信号について
所要の信号処理を施して映像スイッチ8に供給する。映
像信号処理ブロック7における信号処理動作はシステム
コントローラ11により制御される。管面表示デバイス
9は、キャラクタジェネレータ及びオンスクリーンディ
スプレイ等を備えて、後述する音量調整表示やメニュー
画面の表示などの管面表示を行うために設けられる。こ
の管面表示デバイス9では、システムコントローラ11
の制御によって所要の管面表示用の映像信号を生成して
映像スイッチ8に供給する。そして、表示画面上の所定
位置に対して上記管面表示用の画像が表示されるための
所定のタイミングにより、映像スイッチ8の信号切換を
行う。これにより、CRT2においては映像信号処理ブ
ロック7から供給された映像ソースの映像に重なるよう
にして、管面表示用のキャラクタ等を表示させることが
できる。
【0020】タブレットキー5から出力される押圧位置
に応じた電圧値は、タブレットキー検出部10に入力さ
れる。タブレットキー検出部10は、例えばマイクロコ
ンピュータ及び各種所要の演算情報等を格納するRAM
等を備えて構成され、例えば所定時間ごとにタブレット
キー5から取り込んだ電圧値情報に基づいて、少なくと
も現在のタブレットキー5上の被押圧操作位置Pに対応
する絶対位置情報を生成する。この場合、例えばタブレ
ットキー検出部10において、図2(b)に示したA/
Dコンバータが備えられて、デジタル値としての電圧値
が入力されるように構成されても構わない。ここで、図
6に本実施の形態のタブレットキー検出部10における
絶対位置情報の検出のための処理動作を示す。タブレッ
トキー検出部10は、先ずステップF101において、
あらかじめ設定された所定時間が経過したか否かについ
て判別を行い、所定時間が経過したことが判別されると
ステップF102に進み、現在タブレットキー5から出
力される電圧値を読み込む処理を実行する。ここで、タ
ブレットキー5より出力される電圧値としては、例え
ば、押圧操作が行われていないときには0(V)に対応
する最小値あるいはVcc(v)に対応する最大値を取
り、押圧操作が行われているときには0(V)より大き
くVcc(v)より小さい範囲内で被押圧操作位置Pに
応じた電圧値をとるものとされる。上記ステップF10
2において電圧値の読み込みが完了すると、ステップF
103において読みとった電圧値に基づいて絶対位置情
報を生成してRAMに保持してステップF101に戻
る。ここでいう絶対位置情報とは、タブレットキー5上
における絶対的な操作位置を示す情報である。このよう
に、タブレットキー検出部10は、タブレットキー5の
操作情報として、所定時間ごと、例えば8垂直走査周
期、即ち16msec×8=128msecごとに現在
のタブレットキー5の電圧値を読み込んで、これを絶対
位置情報として保持する処理を継続する。なお、本実施
の形態のタブレットキー検出部10は、例えば前回取り
込んだ電圧値と今回取り込んだ電圧値とに基づいて、前
回時に対する今回時の電圧値の相対変化量の情報(相対
移動量情報)を算出して保持するように構成し、システ
ムコントローラ11においてはこの相対移動量情報に基
づいて所要の演算処理や制御処理を実行するように構成
することもできる。
【0021】タブレットキー検出部10で生成された操
作情報のデータは、所定時間(例えば128msec)
ごとにシステムコントローラ11に取り込まれる。この
場合、コントロールキー4及びエンターキー6及び電源
キー3の操作信号はシステムコントローラ11に直接入
力されている。
【0022】スピーカSPは、エンターキー6の操作に
より何らかの設定項目について確定が行われた場合に、
これをユーザが確認できるようにするためのビープ音な
どの指示音声を出力するために設けられている。この場
合には、ビープ音の音声信号はシステムコントローラ1
1より供給される。
【0023】受信部12は、リモートコントローラRC
の操作に基づいて送信される操作情報信号を受信して、
システムコントローラ11に供給する。リモートコント
ローラRCにおいては、例えば、図1に示したモニタ装
置1の本体に操作パネルとして設けられたキー群が設け
られて、同様の操作が可能なように構成されているもの
とされる。なお、リモートコントローラRCの構成につ
いては後述する。
【0024】なお、図4においては入力ソースの音声信
号を処理して音声として出力する音声信号系の回路構成
は図示を省略しているが、例えば実際には映像ソースに
対応する音声信号の入力端子を備えて、選択された映像
ソースに応じた音声信号が選択される。そして選択され
た音声信号は図示しない音声信号処理ブロックにより所
要の信号処理が施された後に、増幅回路を介して増幅さ
れた音声信号として出力されるように構成されている。
【0025】4.リモートコントローラの構成 図5のブロック図は、本実施の形態のリモートントロー
ラRCの内部構成例を示している。このリモートコント
ローラRCにおいては、モニタ装置1本体に操作パネル
として設けられていたタブレットキー5、コントロール
キー4、エンターキー6、電源キー3と同様の機能を有
するタブレットキー50、コントロールキー40、エン
ターキー60、電源キー30が備えられているものとさ
れる。この場合、タブレットキー50には、先に図2及
び図3に示した構造及び外観構造と同様のものが用いら
れるものとされる。このタブレットキー50の操作情報
としての電圧値はタブレットキー検出部25に取り込ま
れる。このタブレットキー検出部25は、モニタ装置1
に備えられるタブレットキー検出部10と同様の構成を
採るものとされる。そして、たとえば図6により説明し
たのと同様の処理動作によって、所定時間ごとに現在タ
ブレットキー50から出力されている電圧値を読み込ん
で、これに基づいて生成した絶対位置情報を保持する処
理を継続する。タブレットキー検出部25にて得られた
絶対位置情報は、後述するようにして所定時間ごとにシ
ステムコントローラ26によって取り込まれる。
【0026】この場合、コントロールキー40、エンタ
ーキー60、電源キー30の操作情報は直接システムコ
ントローラ26に対して入力されている。システムコン
トローラ26は、後述するような処理動作によって、タ
ブレットキー検出部25から取り込んだタブレットキー
50の操作情報(絶対位置情報)、及び、コントロール
キー40、エンターキー60、電源キー30の操作情報
信号を取り込んで、キー操作信号として送信出力するた
めの処理を実行する。送信部27では、システムコント
ローラ26の制御によって、送信出力すべきキー操作信
号について所定の送信フォーマットに従った変調を施し
て、例えば無線により送信出力する。この場合の送信形
態としては赤外線や電波等によるものが考えられるが、
ここでは特に限定されるものではない。
【0027】5.本実施の形態のモニタ装置における操
作例 次に、本実施の形態のモニタ装置1に設けられるコント
ロールキー4、タブレットキー5、エンターキー6の操
作方法と、これらのキーの操作に応じたモニタ装置の動
作について、図7を参照して説明する。なお、リモート
コントローラRCに設けられたコントロールキー40、
タブレットキー50、エンターキー60の操作方法、及
びこれらのキー操作によるモニタ装置1側の動作も、モ
ニタ装置1のコントロールキー4、タブレットキー5、
エンターキー6を操作した場合と同様となる。
【0028】図7(a)〜(f)には、モニタ装置1の
CRT2に表示される表示画面が示されている。図7
(a)の表示画面においては、図示しないが実際には映
像信号処理ブロック7から供給された映像信号に基づい
て、現在選択された映像ソースの画像が表示されてい
る。このような状態において、例えば、ユーザがタブレ
ットキー5を操作した場合には、音量の調整が行われる
ようになっている。なお、以降単に「タブレットキー5
を操作する」と表現した場合には、図3にて説明した第
1と第2の2つの操作方法の何れが行われても構わない
ものとされる。具体的には、第1の操作方法としてタブ
レットキー5のアップ領域5aを単に押圧操作している
場合には音量がアップし、ダウン領域5bを押圧操作し
ている場合には、音量のダウンが行われる。また、第2
の操作方法としてタブレットキー5上を下から上方向に
スライド操作を行った場合にはその移動量に応じて音量
がアップし、逆に上から下方向にスライド操作した場合
には、その移動量に応じて音量がダウンする。そして、
この音量調整の操作が行われている間には、この図7
(a)のように、現在の音量を示す音量表示20が表示
画面内に表示され、ユーザはこの音量表示20を見なが
ら音量調節のための操作を行うことができる。
【0029】次に、上記図7(a)に示す状態におい
て、ユーザがコントロールキー4を操作したとする。す
ると、図7(b)に示すように映像ソースの画像に重な
るようにして入力切換表示21が表示される。なお、こ
の入力切換表示21及び以降説明するメインメニュー2
2及びサブメニュー(音質サブメニュー23)を一括し
て「メニュー画面」ということにする。この場合の入力
切換表示21においては、「ビデオ1」〜「ビデオ4」
の4つの映像ソースの項目と、「メニュー」と表示され
たメインメニュー22の表示に移行するための項目の計
5つの項目が表示されている。この図では、ビデオ3の
項目に対して□のマークが付されて、現在ビデオ3に接
続された映像ソースを選択していることが示されてい
る。また、この入力切換表示21内には、「ビデオ1」
の項目の欄に対してカーソルCが配置されるようにして
表示されているが、タブレットキー5の操作によって、
このカーソルCを上記5つの項目間において自在に上下
移動させることができる。
【0030】そして、上記図7(b)の状態から、ユー
ザがタブレットキー5を操作してカーソルCを「ビデオ
4」の項目まで移動して配置させ、この状態でエンター
キー6を操作したとする。すると入力切換表示21は図
7(c)に示すように「ビデオ4」の項目にカーソルが
配置されると共に□のマークが付されて、「ビデオ4」
に接続された映像ソースが選択されたことを示す。これ
に応じて実際の表示画面もビデオ3の映像ソースから、
新たに選択された「ビデオ4」の映像ソースの表示に切
り換わる。
【0031】なお、本実施の形態においては、エンター
キー6が操作されて何らかの操作の確定が行われた場合
には、このことをユーザに知らせるためのビープ音をス
ピーカSPより出力可能に構成されている。このため、
上記のようにしてエンターキーが操作されて映像ソース
が切り換わったような場合にも、ビープ音が出力される
ことになる。また、以降の説明においてもエンターキー
6の操作が適正に行われた場合には、その記述は省略す
るがその都度ビープ音が出力されるものである。
【0032】また、図7(a)又は図7(b)に示す入
力切換表示21の状態から、「メニュー」の項目にカー
ソルCを移動して配置させ、エンターキー6を操作した
場合には、図7(d)のメインメニュー22の表示に切
り換わる。このメインメニュー22では、図のように
「画質」、「音質」をはじめとして、その他の各種機能
に関連して設けられた各種調整項目が上下方向に並んで
表示されている。これら複数の調整項目に対しては、入
力切換表示21の場合と同様に、タブレットキー5の操
作によりカーソルCを移動して配置させることができ
る。
【0033】そして、図7(d)の状態からカーソルC
を「音質」の項目に移動して配置してエンターキー6を
操作すると、図7(e)に示すようなメインメニューの
下の階層のサブメニューとして、音質サブメニュー23
が表示出力される。サブメニューは、メインメニュー2
2において候補として挙げられた調整項目に応じて複数
設けられる。図7(e)の音質サブメニュー23では、
音質に関する調整項目として、「高音」、「低音」、ス
テレオ音声の左右の音量バランスを調整する「バラン
ス」、サラウンド効果のオン/オフを設定する「サラウ
ンド」の項目などが表示されている。
【0034】そして、上記図7(e)の表示状態からユ
ーザが「低音」を調節しようとする場合には、タブレッ
トキー5を操作して「低音」の項目にカーソルCを配置
させてエンターキー6を操作する。これにより、「低
音」の項目を調整することが確定され、音質サブメニュ
ー23は例えば図7(f)に示すように表示が切り換わ
る。図7(f)の音質サブメニュー23においては、カ
ーソルCは「低音」の項目の調整値の部分のみに配置さ
れるようにして表示されると共に、この位置で固定され
て、タブレットキー5の操作によっても移動しない。そ
して、この場合にはタブレットキー5を操作することに
よって、「低音」の調整値が増減するように変化する。
そして、上記タブレットキー5の操作により、ユーザが
適当と思う調整値が設定されると、ユーザはエンターキ
ー6を操作して、この調整値の決定を行う。これにより
以降はユーザが設定した調整値に基づいた低音が出力さ
れるようにシステムコントローラ11が図示しない音声
信号処理ブロックを制御することになる。
【0035】そして、これまで説明してキーたメニュー
画面(入力切換表示21、メインメニュー22、各種サ
ブメニュー)の表示を消去するには、再度、コントロー
ルキー4を操作すればよい。また、図7(a)〜(e)
に示すような音量表示20及びメニュー画面の表示は、
システムコントローラ11がキー操作に基づいて、管面
表示デバイス9の動作を制御して、適宜、音量表示20
や各種メニュー画面表示のための映像信号を生成し、映
像スイッチ8を介してCRT2に供給することにより実
現されるものである。
【0036】例えば、従来の操作体系によって図7に示
したような操作を行おうとした場合には、音量アップキ
ー、音量ダウンキー、少なくとも1つの入力ソース切り
換えキー、メニュー画面における設定項目の選択や調整
値の変更を行うメニュー用アップキー、ダウンキーの計
5つ程度のキーが少なくとも必要とされていた。これに
対して、本実施の形態のモニタ装置において、少なくと
も音量や各種調整値のアップダウン操作、及びカーソル
移動による項目の選択操作を行おうとした場合には、タ
ブレットキー5のみによって同等の操作を行うことが可
能となる。また、カーソルのアップ/ダウン又は調整値
の変更に際して、タブレットキー5を通常のアップ/ダ
ウンキーのようにして扱う操作に加え、タブレット上に
対する上下方向におけるスライド操作により行うことが
できるようにしているが、これによってカーソルを上下
移動させたり、数値を上下させたりするという操作が、
タブレット上の指の上下運動に対応するために、それだ
けユーザの操作性が向上されることになる。
【0037】ところで、本実施の形態のタブレットキー
5(50)によりスライド操作を行う場合には、そのと
きの操作対象によってスライド操作によって変化すべき
ステップ数が異なる。具体的に、図7(b)に示すよう
な入力表示切換21であれば、タブレットキー5のスラ
イド操作に応じて5つの項目間をカーソルCが移動する
ために、このときのステップ数としては「5」となる。
また、タブレットキー5のスライド操作により、図7
(a)や図7(f)などのように音量や低音などのなん
らかの調整値を変更する場合、例えば調整値が「0」〜
「99」の範囲で調整値が1づつ可変であるとすれば、
ステップ数は「100」となる。そこで本実施の形態に
おいては、タブレットキー5の操作対象が変更するごと
に、タブレットキー5に設定されたスライド可能領域の
全ステップ数(可変範囲)をM、操作対象の調整値の全
ステップ数(可変範囲)をSとして、 M/S=T・・・(式1) により、調整値1ステップが対応するタブレットキー5
上のスライドステップ量Tを算出する。そして、このス
ライドステップ量Tに基づいてカーソル移動や調整値の
変更を行うことにより、スライド操作によるタブレット
キー5上の単位移動量に対応するカーソル移動量又は調
整値の変化量を適宜変更するようにしている。これによ
り、例えば、図7(b)に示す入力表示切換21の場合
であれば、タブレットキー5上の全スライド可能範囲を
スライド操作すると、ちょうど表示された5項目間をカ
ーソルCが移動するようになり、図7(a)や図7
(f)に示すような調整値の変更であれば、例えばタブ
レットキー5上の全スライド可能範囲をスライド操作す
ると、ちょうど「0〜最大値」に調整値が変化するよう
になる。なお、場合によっては全スライド可能範囲をス
ライド操作しても「0〜途中の値」で調整が変化するよ
うにしても良い。このように、本実施の形態では、タブ
レットキー5の操作対象に応じてステップ数が変更して
も、常にタブレットキー5の全てのスライド操作領域を
有効に利用することができる。
【0038】6.本実施の形態のキー操作に基づく処理
動作 (6−a. リモートコントローラの送信処理動作)図8
は、リモートコントローラRCにおけるシステムコント
ローラ26の送信処理動作を示すフローチャートであ
る。このルーチンでは先ず、ステップF201におい
て、予め設定された所定時間が経過するのを待機してお
り、ここで所定時間が経過したことが判別されると、ス
テップF202に進んでタブレットキー検出部25にて
検出されて保持されている、タブレットキー50の電圧
値の絶対位置情報を取り込む処理を実行する。続いて、
ステップF203において、タブレットキー50以外の
キー操作(コントロールキー40及びエンターキー60
を含む)の状態について検出を行っている。そして、次
のステップF204においては、上記ステップF202
及びF203で得られた検出結果に基づいて、タブレッ
トキー50又は他の何らかのキーについて操作が行われ
たか否かについて判別する。ここで、特にタブレットキ
ーに対する操作の有無については、例えば前述したよう
に操作が行われていない状態であれば、タブレットキー
検出部25より取り込んだ絶対位置情報は、0(V)に
対応する最小値あるいはVcc(v)に対応する最大値
を取っていることから、これらの値のうち何れか一方が
得られていれば、タブレットキー50に対する操作は行
われていないこと判別することができる。これに対し
て、上記ステップF204において何のキー操作もない
と判別された場合にはステップF201の処理に戻っ
て、再び所定時間が経過するのを待機することになる。
【0039】そして、ステップF204において何らか
のキー操作が行われたと判別された場合には、ステップ
F205に進み、ステップF204で判別されたキー操
作はコントロールキー40の操作であったかどうかが判
別される。そして、コントロールキー40の操作が行わ
れたと判別された場合にはステップF206に進んで、
コントロールキー40の操作信号を送信する制御処理を
実行してステップS201に戻る。これに対して、ステ
ップF205においてコントロールキー40の操作では
ないと判別されたのであれば、ステップF207におい
てタブレットキー50の操作であったかどうかが判別さ
れ、タブレットキー50の操作であったと判別された場
合には、ステップF208のタブレットキー50の操作
信号を送信する制御処理を実行してステップF201に
戻る。なお、本実施の形態においてステップF206に
て送信されるタブレットキー50の操作信号としては、
少なくともタブレットキー検出部25から取り込んだ絶
対位置情報を送信するようにされればよい。
【0040】ステップF209においては、エンターキ
ー60の操作であったか否かが判別され、ここで、エン
ターキー60の操作であったと判別されたのであれば、
ステップF210のエンターキー60の操作信号を送信
する処理を実行してステップS201に戻る。これに対
して、エンターキー60の操作ではなかったと判別され
た場合には、ステップF211に進んで、上記コントロ
ールキー40、タブレットキー50、及びエンターキー
60以外で操作が行われたキーについての操作信号を送
信する処理を実行する。電源キー30が操作されたので
あれば、電源をオフ(又はオン)とするための処理を行
うことになる。
【0041】(6−b.モニタ装置のシステムコントロ
ーラの表示制御処理動作)次に、図7に示したキー操作
に対応してモニタ装置1としての表示制御動作及び各種
調整値の変更処理を実現するための、システムコントロ
ーラ11の処理動作について、図9〜図13のフローチ
ャートを参照して説明する。図9は、モニタ装置1に設
けられたキー群(タブレットキー5、コントロールキー
4、エンターキー6を含む)、あるいはリモートコント
ローラRCに設けられたキー群(タブレットキー50、
コントロールキー40、エンターキー60を含む)に対
して行われた操作に対応する判別処理を示している。
【0042】このルーチンにおいては、先ずステップS
300において予め設定された所定時間が経過するのを
待機しており、このステップで所定時間が経過したこと
が判別されるとステップF301に進み、タブレットキ
ー5(50)の操作状態を入力して現在の操作状態を把
握するための処理が行われる。このステップF301で
は、モニタ装置1のタブレットキー5が操作された場合
には、タブレットキー検出部10に保持されている絶対
位置情報を取り込むことになる。また、リモートコント
ローラRCのタブレットキー50が操作された場合に
は、リモートコントローラRCから送信されたタブレッ
トキー50の操作信号が受信部12にて受信されるの
で、システムコントローラ11は、受信部12から伝送
されるタブレットキー50の操作信号としての絶対位置
情報を取り込むことになる。
【0043】続いて、ステップF302においては、タ
ブレットキー5(50)以外のキー操作(コントロール
キー4(40)及びエンターキー6(60)を含む)の
状態について検出を行っている。ステップF302にお
いても、モニタ装置1のキーが操作された場合には、こ
れらのキーから出力される操作情報信号を取り込むこと
になり、リモートコントローラRCのキーが操作された
場合には受信部12にて受信した各キーごとの操作信号
を取り込むことになる。そして、ステップF303にお
いては、上記ステップF301及びF302で得られた
検出結果に基づいて、タブレットキー5又は他の何らか
のキー操作が行われたか否かについて判別し、ここで何
のキー操作もないと判別された場合には、ステップF3
04に進んでタブレットキーの操作が行われたことを示
すタブレットキー検知フラグFについてF=0とする、
つまりタブレットキー検知フラグFをクリアして、ステ
ップF300の処理に戻り、再び所定時間が経過するの
を待機することになる。なお、上記タブレットキー検知
フラグFは、F=0或いはF=1の何れかの値をとるも
のとされるが、ブレットキー検知フラグについてF=0
とされている場合には、タブレットキー5(50)は押
圧操作されていないことを示し、F=1とされている場
合には、タブレットキー5(50)が押圧操作されてい
る状態にあることを示す。
【0044】そして、ステップF303において何らか
のキー操作が行われたと判別された場合には、ステップ
F305に進み、ステップF303で判別されたキー操
作はコントロールキー4(40)の操作であったかどう
かが判別され、コントロールキー4(40)の操作が行
われたと判別された場合にはステップF306のコント
ロールキー4(40)の操作に対応する処理動作のルー
チンに移行する。これに対して、ステップF305にお
いてコントロールキー4(40)の操作ではないと判別
されたのであれば、ステップF307においてタブレッ
トキー5(50)の操作であったかどうかが判別され、
タブレットキー5(50)の操作であったと判別された
場合には、ステップF308のタブレットキー5(5
0)の操作に対応する処理動作のルーチンに移行し、タ
ブレットキー5(50)の操作ではないと判別されたの
であれば、ステップF309に進んで、タブレットキー
検知フラグFについてF=0としてから、ステップF3
10に進む。
【0045】ステップF310においては、エンターキ
ー6(60)の操作であったか否かが判別され、ここ
で、エンターキー6(60)の操作であったと判別され
たのであれば、ステップF311のエンターキー6(6
0)の操作に対応する処理のためのルーチンに移行す
る。これに対して、エンターキー6(60)の操作では
なかったと判別された場合には、ステップF312に進
んで、上記コントロールキー4(40)、タブレットキ
ー5(50)、及びエンターキー6(60)以外の他の
何らかのキーが操作されたとして、操作されたキーに対
応する処理を実行する。例えば電源キー3(30)が操
作されたのであれば、電源をオフ(又はオン)とするた
めの処理を行うことになる。なお、ステップF304、
F306、F308、F311、及びF312の処理が
終了した後は、ステップF300に戻る。
【0046】図10には、上記図9におけるステップF
306の処理ルーチンとしての、コントロールキー4
(40)の操作に対応する処理が示されている。ここで
は、ステップF401において、現在の表示状態として
何らかのメニュー画面(図7参照)が表示出力中である
かについて判別を行っており、表示出力中ではないと判
別された場合には、ステップF402においてメニュー
画面として入力切換表示21を表示するための処理が実
行される。一方、ステップF401において、何らかの
メニュー画面が表示出力中であると判別された場合に
は、ステップF403の処理によって、現在表示出力中
のメニュー画面を消去する。
【0047】図11には、図9のステップF308の処
理ルーチンとしての、タブレットキー5(50)の操作
に対応する処理が示されている。このルーチンでは、ス
テップF501において、現在タブレットキー検知フラ
グFについてF=1となっているか否かについて判別を
行っており、ここで、タブレットキー検知フラグFがF
=0とされている、つまり先の図9のステップF107
における肯定の判別結果が、タブレットキー5(50)
の操作開始時点に対応するものであった場合には、ステ
ップF502に進んで、タブレットキー検知フラグFに
ついてF=1として元のルーチンに戻る。これに対し
て、既にタブレットキー検知フラグFについてF=1と
されている場合には、ステップF503に進んで、先に
タブレットキー検知フラグF=1とされた時点から現在
までの、タブレット上におけるスライド移動量を相対的
に示す、移動相対値mについてm=0であるか否か、つ
まり、現在タブレットキー5(50)に対して行われて
いる操作がスライド操作か、単なる押圧操作かについて
の判別を行う。例えば、上記移動相対値mは、タブレッ
トキー検出部10から取り込んだ(或いは受信部12に
て受信された)絶対位置情報に基づいて得ることができ
る。つまり、タブレットキー5(50)に対する押圧操
作が開始されてタブレットキー検知フラグF=1が立て
られた時点に対応して取り込んだ絶対位置情報と、最新
の絶対位置情報との差を演算することにより移動相対値
mの情報を得ることが可能である。つまり、タブレット
キー検知フラグF=1が立てられた時点に対応して取り
込んだ絶対位置情報をa、最新の絶対位置情報をbとす
ると、移動相対値mは、 m=a−b・・・(式2) により求めることができる。
【0048】上記ステップF503において、移動相対
値mについてm=0ではない、つまりスライド操作が行
われていると判別された場合には、ステップF504に
進んで、現在の移動相対値mに基づいて、現在のタブレ
ットキー5(50)の操作対象として、カーソルCの移
動が可能とされている場合にはカーソル移動制御を行
い、調整値を変更可能とされている場合には調整値のア
ップ/ダウンのための制御を実行する。なお、このステ
ップF504では、カーソル移動制御又は調整値の変更
制御を行うのにあたり、前述のように操作対象ごとに調
整値のステップ数が変わるのに応じて、例えば(式1)
を利用して操作対象の調整値1ステップあたりが対応す
るタブレットキー5上のスライドステップ量Tを求め
て、これに基づいてタブレットキー5(50)上の単位
移動量に対応するカーソル移動量又は調整値の変化量を
適宜変更するように処理を実行するのであるが、このた
めの処理動作例については後述する。
【0049】ステップF503において、移動相対値m
についてm=0であり単なる押圧操作が行われている状
態であると判別された場合には、ステップF505に進
んで、現在のタブレットキー5(50)における操作位
置はどの領域(図3参照)であるかについての判別が行
われる。ここでいうタブレットキー5(22)における
操作位置とは、実質的には図2(b)に示した被押圧操
作位置Pに相当する。従って、操作位置の判別は最新の
絶対位置情報に基づいて行うことができる。
【0050】上記ステップF505において、現在の操
作領域がアップ領域5aであると判別された場合には、
ステップF506に進んで、現在の操作対象に応じて、
カーソルCを上方向に移動させるための処理又は調整値
をアップさせるための処理を実行する。また、現在の操
作領域がダウン領域5bであると判別された場合には、
ステップF507に進み、現在の操作対象に応じて、カ
ーソルCを下方向に移動させるための処理又は調整値を
ダウンさせるための処理を行う。また、現在の操作領域
が不感帯領域5cであると判別された場合には、特に処
理を実行せずに元のルーチンに戻るようにされ、これに
よって不感帯領域5cに対する押圧操作は無効とされ
る。
【0051】図12のフローチャートには、上記図11
におけるステップF504の処理ルーチンとして、操作
対象の制御パラメータの可変範囲に応じてタブレットキ
ー5(22 )上の単位移動量に対応するカーソル移動
量又は調整値の変化量を変更して、これらカーソル移動
制御又は調整値の変更制御を行うための処理動作が示さ
れている。ここでは、先ずステップF601に移行する
ことで、カーソル移動/調整値変更処理モードとなるよ
うにされている。なお、ここでは説明の便宜上、タブレ
ットキー5(22)に対して押圧操作が行われている状
態でのタブレットキー5(22)の電圧値(絶対位置情
報)の可変範囲は0〜63の64ステップであるものと
して以降の説明を行う。
【0052】上記ステップF601に続いては、現在の
操作対象が何であるかについて判別を行っていくことに
なるが、例えばここでは、ステップF602に進むこと
により、現在の操作対象が音量調整であるか否かについ
て判別を行うようにしている。そして、ステップF60
2において現在の操作対象は音量調整ではないと判別さ
れた場合にはステップF604に進むが、現在の操作対
象が音量調整であると判別された場合には、ステップF
603に進む。
【0053】ステップF603においては、スライド操
作に応じて音量の調整値を更新する処理が行われる。な
お、ここでは調整値の可変範囲は0〜63の64ステッ
プであるものとする。
【0054】ステップF603では調整値を更新するた
めに、先ず、調整値1ステップあたりに対するタブレッ
トキー5(50)のスライドステップ量Tを求めること
が行われるが、これは前述した(式1)に基づいて算出
することができる。この場合、タブレットキー5(5
0)の絶対位置情報の可変範囲は64ステップであるの
に対して、音量調整値の可変範囲も64ステップであ
り、M=S=64となるので、スライドステップ量T
は、 T=M/S=64/64=1・・・(式3) のようにして算出することになる。
【0055】続いては、上記のようにして算出されたス
ライドステップ量T=1を利用して新規調整値を求め
る。新規調整値VLnは、現在の調整値をVLcとし
て、 VLn=VLc+(m/T)=VLc+(m/1)・・・(式4) により算出する。なお、上記(式4)におけるmは移動
相対値である。そしてステップF603では、音量の調
整値を上記のようにして算出された新規調整値VLnに
更新してすべての処理を終了することになる。
【0056】このように、本実施の形態の調整値の更新
処理は、先ず調整値1ステップあたりに対するタブレッ
トキー5(50)のステップ可変量(スライドステップ
量T)を求め、このスライドステップ量T、及び現在の
移動相対値m、現在の調整値VLcを利用して新規の調
整値を求めるようにされる。
【0057】ステップF604においては、操作対象が
カーソル移動であるか否かが判別され、ここで操作対象
がカーソル移動ではないと判別された場合には、ステッ
プF606に進むが、操作対象がカーソル移動であるこ
とが判別された場合には、ステップF605に進む。
【0058】ステップF605では、スライド操作に応
じてカーソル値を更新する処理が行われる。ここでいう
「カーソル値」とは、カーソル移動可能領域ごとに割り
当てられる値をいうものとされる。具体的に、図7
(b)に示す入力切換表示21であれば、5つのカーソ
ル移動可能領域(「ビデオ1」〜「メニュー」の各領域
である)存在することになるが、この場合には、例えば
「ビデオ1」〜「メニュー」の各領域ごとにそれぞれ0
〜4のカーソル値を与えて管理することになる。
【0059】ここでは、ステップF605において、現
在のカーソル移動可能領域数が6つとされて、カーソル
値の可変範囲としては0〜5(6ステップ)とされてい
るものとする。この場合、タブレットキー5(22)の
絶対位置情報の全ステップ数Mが64ステップであるの
に対して、カーソル値の全ステップ数Sは6ステップと
なる。従って、この場合には、 T=M/S=64/6=10…4・・・(式5) によりスライドステップ量Tを算出することになる。た
だし、本実施の形態では上記(式5)のように演算結果
に端数(余り)が生じるときには、この端数(余り4)
を切り捨てるようにする。従って、この場合にはスライ
ドステップ量TについてはT=10となる。そして、上
記(式5)の演算結果としてのスライドステップ量T=
10を利用して、 CSn=CSc+(m/T)=CSc+(m/10)・・・(式6) により新規カーソル値CSnを求める。なお、上記(式
4)におけるCScは現在のカーソル値である。ステッ
プF605では、カーソル値が上記新規カーソル値CS
nとなるように更新を行ってすべての処理を終了する。
【0060】ステップF606においては、操作対象が
予め用意された各種画質調整項目のうちの何れか1つの
調整項目とされているか否かを判別しており、ここで操
作対象が画質調整項目ではないと判別された場合には、
ステップF608に進むが、操作対象がカーソル移動で
あることが判別された場合には、ステップF607に進
む。
【0061】ステップF607では、現在選択されてい
る画質調整項目について調整値を更新する処理が行われ
る。ここでは、当該画質調整項目における調整値の可変
範囲は0〜99の100ステップであるものとする。こ
の場合には、タブレットキー5(22)の絶対位置情報
の可変範囲Mが64ステップであるのに対して、調整値
の可変範囲Sは100ステップとなる。従ってスライド
ステップ量Tは、 T=M/S=64/100=0.64・・・(式7) により算出することになる。この場合には、新規調整値
VLnを算出するのに際して、移動相対値mに対して 1/T=1/0.64・・・(式8) の近似値である1.5を乗算することにする。つまり、 VLn=VLc+1.5m・・・(式9) による演算を行って新規調整値VLnを算出する。そし
てこの新規調整値VLnとなるように調整値を更新し
て、ステップF607としての処理を終了する。
【0062】ステップF608においては、操作対象が
予め用意された各種音質調整項目のうちの何れか1つの
調整項目とされているか否かについて判別しており、こ
こで操作対象が音質調整項目ではないと判別された場合
には、ステップF610に進むが、操作対象が音質調整
項目であることが判別された場合には、ステップF60
9に進む。
【0063】ステップF609では、現在選択されてい
る音質調整項目についての新規調整値を算出する処理が
行われる。ここでは、当該音質調整項目における調整値
の可変範囲は0〜99の100ステップであるものとす
る。この場合にも、上述したステップF609における
画質調整時と同様に、タブレットキー5(22)の絶対
位置情報の可変範囲が64ステップであるのに対して、
調整値の可変範囲は100ステップとなる。従ってこの
場合には、先に示した(式7)の演算によりスライドス
テップ量Tを求め、続いて、先に示した(式9)による
演算を行って新規調整値VLnを算出すればよいことに
なる。そして、この新規調整値VLnとなるように調整
値を更新してステップF609としての処理を終了す
る。
【0064】ステップF610においては、上記音量調
整、カーソル移動、画質調整項目、音質調整項目以外の
操作対象についての、新規調整値の算出処理を実行した
後に、ステップF611に進む。なお、本実施の形態の
モニタ装置1において、上記音量調整、カーソル移動、
画質調整、音質調整以外で、タブレットキー5(22)
により操作可能な操作対象項目が設定されていない場合
には、ステップF614の処理は省略することができ
る。
【0065】ステップF611においては、当該ステッ
プF611にまで至る過程において、上記ステップF6
03,F605,F607,F609,F610の何れ
かの処理の実行によって更新された調整値(ここでは新
規調整値VLnあるいは新規カーソル移動値CSnをい
うものとされる)が最大値以上あるいは最小値以下に至
ったか否かについて判別する。ここで、否定結果が得ら
れた場合には、更新された調整値が最小値から最大値の
範囲内にあるとしてそのままステップF613に進む
が、肯定結果が得られた場合にはステップF612に進
む。
【0066】ステップF612においては、更新された
調整値が最大値以上となった場合には現在の操作対象に
対して設定された調整値の最大値に制限する処理を実行
し、更新された調整値が最小値以下となった場合には、
現在の操作対象に対して設定された調整値の最小値に制
限する処理を実行してステップF613に進む。
【0067】ステップF613においては、これまでの
処理動作により更新された調整値あるいはカーソル値に
基づいて、現在選択されている操作対象に関する表示制
御、及び更新された調整値に基づく所要の調整項目に対
する調整制御を実行する。具体的には、例えばステップ
F603を経由することにより新規音量調整値VLnが
設定されてステップF613に至った場合には、規音量
調整値VLnに対応して実際に音量が変化するように音
量調整制御を実行する。また、これと並行して例えば図
7(a)に示す音量表示20における音量調整値が新規
音量調整値VLnに対応する値となるように表示制御を
実行することになる。また、例えばステップF605を
経由して新規カーソル値CSnが設定されてステップF
613に至った場合には、新規カーソル値CSnに基づ
くカーソル移動が行われるように表示制御を実行するこ
とになる。また、ステップF607を経由して、画質調
整のための新規調整値VLnが設定されてステップF6
13に至った場合には、新規調整値VLnに基づいて現
在選択されている画質調整項目の画質調整を実行すると
共に、このときに表示出力中とされている画質調整値を
変更して表示するための制御を実行することになる。さ
らに、ステップF609を経由して、音質調整のための
新規調整値VLnが設定されてステップF613に至っ
た場合には、新規調整値VLnに基づいて現在選択され
ている音質調整項目の音質調整を実行すると共に、この
ときに表示出力中とされている音質調整値を変更して表
示するための制御を実行する。例えば、図7(b)に示
す表示状態であれば、音質サブメニュー23における
「高音」の音質調整項目における調整値が、タブレット
キー5(22)の操作に応じて変更表示されると共に、
変更された調整値に従って、高音が強調あるいは低減さ
れるように出力音声の音質が変化するようにされる。な
お、ステップF605、F607、F609において移
動ステップ量Tについて端数切り捨て等によって近似値
を利用することができるのは、タブレットキー5(5
0)上をスライドさせるという大雑把な操作であること
による。
【0068】図13は、図9のステップF311の処理
ルーチンとしての、エンターキー6(60)の操作に対
応する処理が示されており、ここでは、先ずステップF
701において、現在なんらかのメニュー画面(図7
(b)(c)に示す入力切換表示21を含む)が表示さ
れているか否かについて判別を行っており、メニュー画
面が表示されていない場合には、そのままもとのルーチ
ンに戻ることにより、エンターキー6(60)の操作は
無効とされる。これに対して、現在メニュー画面が表示
されていると判別された場合には、ステップF702に
進んで、エンターキー6(60)の操作によって現在の
メニュー内容に対応する所定の確定処理が行われること
を示すビープ音を出力し、続くステップF703におい
て、メニュー画面の表示状態に応じた確定処理を実行し
て、元のルーチンに戻る。上記確定処理の具体例とし
て、例えば図7(c)に示す入力切換表示21において
「メニュー」の領域にカーソルCが配置されている状態
のもとでエンターキー6(60)の操作が行われたとす
ると、確定処理として、図7(c)から図7(d)のメ
インメニュー22の表示に切換えるように表示制御を行
うと共に、このときスピーカSPから確定処理の実行を
示すビープ音を出力させる。
【0069】なお、本発明はこれまで説明してきた実施
の形態に限定されるものではなく変更が可能とされ、例
えば、図7に示したような音量表示やメニュー画面表示
の表示形態は、実際にユーザが視覚的に把握しやすいよ
うに変更されて構わない。また、エンターキー6(6
0)操作時のビープ音の出力なども、例えばメニュー画
面の設定項目として設けられて、ユーザが任意にそのオ
ン/オフを設定できるようにすることができる。また、
本発明のモニタ装置として、テレビジョン放送を受信す
るチューナを備えたテレビジョン受像器に対しても適用
が可能とされることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、押圧操作
及びスライド操作により、カーソル移動及び調整値の変
更が可能なタブレットキーを備えたことで、従来の操作
体系において必要となるキー数と比較して、非常に少な
いキー数によって、モニタ装置の各種機能に関するほと
んど全ての設定、調整などを簡略に行うことが可能とな
るという効果を有している。また、例えばタブレットキ
ーを縦方向にスライドする操作によって、カーソルの上
下移動及び調整値の増減を行うように構成して、ユーザ
の操作感覚に適合するようにしているため、例え少ない
キー数による操作体系とされても、使い勝手の向上は妨
げられないという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのモニタ装置の外観
例を示す斜視図である。
【図2】本実施の形態のタブレットキーに用いられるタ
ブレットの構造を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態のモニタ装置に備えられるタブレ
ットキーを示す正面図である。
【図4】本実施の形態のモニタ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本実施の形態のリモートコントローラの構成例
を示すブロック図である。
【図6】タブレットキー検出部における処理動作を示す
フローチャートである。
【図7】本実施の形態のモニタ装置のキー操作に対応し
た表示画像の変化を示す説明図である。
【図8】リモートコントローラの送信処理を示すフロー
チャートである。
【図9】モニタ装置のキー操作に対する判別処理を示す
フローチャートである。
【図10】コントロールキーの操作に対応する処理動作
を示すフローチャートである。
【図11】タブレットキーの操作に対応する処理動作を
示すフローチャートである。
【図12】タブレットキーの操作に対応する処理動作と
して、可変されたスライド移動量に基づく調整値、カー
ソル移動値の更新処理を示すフローチャートである。
【図13】エンターキーの操作に対応する処理動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 モニタ装置、1a 筐体、2 CRT、3,30
電源キー、4,40コントロールキー、5,50 タブ
レットキー、5a アップ領域、5b ダウン領域、5
c 不感帯領域、5A−1 タブレットシート、5A−
2 基板、5A−3 電極、5A−4 グランド電極、
6,60 エンターキー、7 映像信号処理ブロック、
8 映像スイッチ、9 管面表示デバイス、10,25
タブレットキー検出部、11 システムコントロー
ラ、12 受信部、RC リモートコントローラ、SP
スピーカ、20 音量表示、21 入力切換表示、2
2メインメニュー、23 音質サブメニュー、27 送
信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/445 H04N 5/445 Z (72)発明者 織田 収 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小沼 健一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 諸田 悦子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 寄立 美和子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 平野 毅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 河野 香世 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モニタに表示される各設定項目の値の調整
    及び設定項目の選択を制御する表示制御装置において、 被押圧領域を有し、上記被押圧領域の押圧された位置に
    応じた位置情報を出力する被押圧手段と、 上記位置情報に基づいて、上記被押圧手段の押圧されて
    いる被押圧位置が、移動しているか否かを検出し、上記
    被押圧位置が移動していると検出した際には、上記位置
    情報の変化量を示す移動情報を生成する検出手段と、 上記検出手段が上記被押圧位置が移動していると検出し
    た際には、上記移動情報に基づいて、上記検出手段が上
    記被押圧位置が移動していないと検出した際は、上記位
    置情報に基づいて、上記各設定項目の値の調整及び上記
    設定項目の選択を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】上記検出手段は、上記被押圧手段の押圧が
    開始された位置を示す位置情報と現在の被押圧位置を示
    す位置情報との差分に基づいて、上記移動情報を生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】上記検出手段は、上記被押圧位置が移動し
    ていないと検出した際に、上記被押圧手段の被押圧領域
    を複数のサブ領域に分割し、上記位置情報で示される被
    押圧位置がどのサブ領域に位置するかを示すサブ領域情
    報を生成し、 上記制御手段は、上記サブ領域情報に基づいて、上記各
    設定項目の値の調整及び上記設定項目の選択を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】上記検出手段は、上記被押圧領域を第1の
    サブ領域と、第2のサブ領域と、上記第1のサブ領域と
    上記第2のサブ領域の間に位置する第3のサブ領域に分
    割し、 上記制御手段は、上記第3のサブ領域を不感領域とし
    て、上記各設定項目の値の調整及び上記設定項目の選択
    を制御することを特徴とする請求項3に記載の表示制御
    装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、選択されている設定項目
    に基づいて、上記移動情報に対する上記各設定項目の値
    の調整量及び上記設定項目の選択の切換えの遷移状態を
    可変とすることを特徴とする請求項1に記載の表示制御
    装置。
  6. 【請求項6】ユーザによる入力操作に基づいて、エンタ
    ー情報を出力するエンター手段をさらに備え、 上記制御手段は、上記エンター情報に基づいて、現在選
    択されている設定項目に関する確定処理を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】ユーザによる入力操作に基づいて、表示オ
    ンオフ切換え情報を出力する表示オンオフ切換え手段を
    さらに備え、 上記制御手段は、上記表示オンオフ切換え情報に基づい
    て、各設定項目の値の調整及び設定項目の選択を制御す
    るためのメニュー画面の表示のオンオフに関する切換え
    を制御することを特徴とする請求項6に記載の表示制御
    装置。
  8. 【請求項8】上記表示制御装置が、上記モニタを有する
    モニタ装置と、上記モニタ装置を制御する遠隔制御装置
    とからなり、 上記被押圧手段が、上記遠隔制御装置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  9. 【請求項9】上記検出手段と上記制御手段が、上記モニ
    タ装置に設けられていることを特徴とする請求項8に記
    載の表示制御装置。
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