JPH103974A - コネクタの吸着用補助具 - Google Patents

コネクタの吸着用補助具

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JPH103974A
JPH103974A JP8152067A JP15206796A JPH103974A JP H103974 A JPH103974 A JP H103974A JP 8152067 A JP8152067 A JP 8152067A JP 15206796 A JP15206796 A JP 15206796A JP H103974 A JPH103974 A JP H103974A
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JP
Japan
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suction
connector
flat plate
locking
plate portion
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JP8152067A
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Inventor
Kiyoshi Ato
清 阿藤
Nariyasu Kitamura
成康 北村
Akira Kasuga
明 春日
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ半体に着脱自在な吸着用補助具を提
供する。 【解決手段】 吸着用補助具10は、上面側に吸着面を
有する吸着用平板部11と、この平板部11の下面から
下方へ延びて形成された支持部12a、12bと、この
支持部に繋がって平板部11に対して平行に前後方向へ
延びて形成された一対の係止用アーム部13a、13b
とから構成される。さらに、係止用アーム部の前端部及
び後端部には、外方へ隆起して接触部14a、14b及
び15a、15bが形成される。係止用アーム部13
a、13bがレセプタクルコネクタの嵌合孔へ上面側か
ら挿入された際に、吸着用補助具10は、支持部と係止
用アーム部とに生じる弾性力によって着脱自在にレセプ
タクルコネクタに係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタを搬送する際
に、コネクタを真空式の吸着ノズルに吸着させるために
用いられる吸着用補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板にICやコンデンサ等の電
子部品を取り付ける際に、作業を自動化して生産性を上
げるために自動実装装置が用いられる場合が多い。自動
実装装置は、一般に、吸着式搬送機構を備えて構成さ
れ、真空式の吸着ノズルによって電子部品を吸着保持し
てプリント基板上の実装位置へその電子部品を搬送す
る。
【0003】しかしながら、上部に平面部分をもたない
他の電子部品、特にコネクタ等には、吸着式搬送機構に
よって自動実装し難いという不利な点がある。コネクタ
(以下、プラグコネクタあるいはレセプタクルコネクタ
のいずれをも含む場合はコネクタ半体と称する)は、相
手側コネクタと結合するための挿入接続部(プラグ)あ
るいはそれを受容する嵌合孔(レセプタクル)が、薄板
状の側壁からなる電気絶縁性ハウジングに囲まれて形成
されるが、その目的上、各々の嵌合結合部が上方に向け
られてプリント基板上に載置されることが多い。そのた
め、プリント基板への実装時におけるコネクタ上部に、
吸着ノズルによって吸着されるに必要な平面部を確保す
ることは容易ではない。
【0004】このため、コネクタ半体を自動実装する際
には、従来、吸着用補助具が用いられている。この吸着
用補助具は、コネクタ半体の上部に平滑な部分を備える
ための吸着用平板部と、この平板部から下方へ延びる係
止用脚部とからなり、この脚部によってコネクタ半体に
装着された補助具の吸着用平板部を介してコネクタ半体
を間接的に吸着ノズルへ吸着させるものである。この吸
着用補助具は、プリント基板にコネクタ半体が実装され
た後に取り除かれねばならないため、吸着用平板部の下
方に設けられた係止用脚部は、コネクタ半体に配列され
た弾性コンタクトを挟み込むことによりこれらコンタク
トから弾性力を得て、あるいはハウジングの突起部分を
引っかけて着脱自在にコネクタ半体を係止するように構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように吸着用補助
具を係止するためには、コネクタ半体のコンタクトの上
方先端部分が水平方向へ突き出してコンタクトが配列さ
れているか、あるいはハウジングに突起部分が設けられ
ていなければならないという制約がある。そこで、コネ
クタ半体に突起部分を設けたくない場合には、係止用脚
部を長く形成して係止用脚部自体に弾性を施し、この弾
性力によってコネクタ半体を係止することが考えられ
る。ところが、コネクタ半体はプリント基板からの高さ
が限られる場合が多いため、係止用脚部を上下方向へ長
く形成することができないという事情がある。
【0006】ところで、短い係止用脚部の弾性力によっ
てコネクタ半体を係止する場合は、コネクタ半体のハウ
ジングと係止用脚部との寸法関係にかなりの注意を払う
必要がある。コネクタ半体のハウジング外形寸法にばら
つきがあると、係止用脚部に適度な弾性力を確保しにく
く、その結果、係止力が弱過ぎてコネクタ半体を係止で
きない、あるいは係止力が強過ぎコネクタ半体に損傷を
与えるという問題も生ずる。このため、コネクタ半体の
ハウジングには高い寸法精度が求められてしまう。本発
明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、コ
ネクタ半体に引っかかりを必要とせずにコネクタ半体に
着脱自在な吸着用補助具を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、吸着用平板部と支持部と一対の係止用ア
ーム部とから吸着用補助具を構成する。吸着用平板部の
上面側には、自動実装装置の吸着搬送機構等の吸着ノズ
ルに、コネクタ半体を吸着させるに必要な面積と滑らか
さとを有して吸着面が形成される。また、吸着用平板部
の下面には支持部が下方へ延びて形成され、この支持部
に繋がって吸着用平板部に対して平行に両方向へ延びて
係止用アーム部が形成される。さらに、各係止用アーム
部の両先端部分には、コネクタ半体に当接する接触部が
形成される。
【0008】コネクタ半体がレセプタクルコネクタの場
合には、相手コネクタ(プラグコネクタ)の挿入接続部
を受容する、上方に開口した嵌合孔がレセプタクルコネ
クタに設けられているため、係止用アーム部先端部分の
接触部は、この嵌合孔の内面に当接するよう外方へ隆起
して形成される。このように構成された吸着用補助具
は、係止用アーム部がレセプタクルコネクタの嵌合孔へ
挿入された状態において、嵌合孔の内面に接触部が当接
するため、支持部及び係止用アーム部が内方へ弾性変形
を生じる。その結果、係止用アーム部は外方へ拡がる弾
性力を得、これによってレセプタクルコネクタを着脱自
在に係止する。このように係止されたレセプタクルコネ
クタは、吸着用補助具の上部に位置する吸着用平板部の
吸着面に真空式の吸着ノズルが近づけられることによっ
て吸着が可能である。
【0009】また、本発明の吸着用補助具が、相手コネ
クタ(レセプタクルコネクタ)の嵌合孔内に挿入される
挿入接続部を上面側に有するプラグコネクタを、真空式
の吸着ノズルに吸着させるために用いられる場合には、
各係止用アーム部の両先端部分に設けられる接触部は内
方へ隆起して形成される。吸着用補助具は、係止用アー
ム部がプラグコネクタの挿入接続部を挟持した状態にお
いて、挿入接続部の外面にこの接触部が接触し、支持部
及び係止用アーム部が外方へ弾性変形を生じるように構
成される。このため、吸着用補助具が装着された状態に
おいて、係止用アーム部は内方へ閉じる弾性力を得、こ
れによってプラグコネクタを着脱自在に係止する。この
ように係止されたプラグコネクタは、吸着用補助具の吸
着面に吸着ノズルが近づけられることによって吸着が可
能である。
【0010】さらに、本発明の吸着用補助具は、レセプ
タクルコネクタあるいはプラグコネクタの如何に関わら
ず、コネクタ半体を真空式の吸着ノズルに吸着させるこ
とができる。この場合は、各係止用アーム部の両先端部
分に設けられる接触部は、内方へ隆起して形成される。
この吸着用補助具は、係止用アーム部がコネクタ半体の
ハウジングを挟持した状態において、そのハウジングの
外周面にこの接触部が接触し、支持部及び係止用アーム
部が外方へ弾性変形するように構成される。このため、
吸着用補助具が装着された状態において、係止用アーム
部は内方へ閉じる弾性力を得、これによってコネクタ半
体を着脱自在に係止する。このように係止されたコネク
タ半体は、吸着用補助具の吸着面に吸着ノズルが近づけ
られることによって吸着が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図を参照して説明する。第一実施例として本
発明の吸着用補助具10が図1に示されている。この補
助具10は、上面側に平滑な吸着面を有する吸着用平板
部11と、この平板部11の下面に下方へ延びて形成さ
れた支持部12a、12bと、この支持部に繋がって吸
着用平板部11に対して平行に前後方向へ延びて形成さ
れた一対の係止用アーム部13a、13bとから構成さ
れている。さらに、係止用アーム部13a、13bの前
端部及び後端部には、接触部14a、14b及び15
a、15bが、外方へ隆起して上下方向に半円柱状に形
成されている。
【0012】このように形成された吸着用補助具10
は、図2に示されるように、レセプタクルコネクタ50
に装着される。レセプタクルコネクタ50は、直方体状
のハウジング51と複数のコンタクト52とからなり、
ハウジング51の中央には、プラグコネクタ(図4参
照)の挿入接続部が入れられる嵌合孔が上面側に開口し
て設けられており、この嵌合孔、左右内面から下面側に
沿って、略「L」字状に形成されたコンタクト52が前
後方向に配列されて圧入されている。
【0013】このレセプタクルコネクタ50の嵌合孔
へ、上面側から吸着用補助具10の係止用アーム部13
a、13bが挿入されるとき、接触部14a、14b及
び15a、15bが嵌合孔の内面に当接され、支持部1
2a、12bと係止用アーム部13a、13bとに弾性
変形が生じる。これは、左右係止用アーム部13a、1
3bの接触部14a、14b及び15a、15bの外幅
が、嵌合孔の内幅よりも所定値だけ大きくデザインされ
ているためであり、この幅寸法差の分だけ接触部の弾性
変位が生じる。
【0014】従って、吸着用補助具10が装着された状
態において、係止用アーム部13a、13bの接触部1
4a、14b及び15a、15bとレセプタクルコネク
タ50との間には、支持部12a、12b及び係止用ア
ーム部13a、13bの外方へ拡がろうとする弾性力が
働いている。この弾性力によって吸着用補助具10は着
脱自在にレセプタクルコネクタ50に係止される。
【0015】吸着用補助具10の平板部11の吸着面に
は、レセプタクルコネクタ50に係止された吸着用補助
具10が吸着ノズル(図示せず)の陰圧によって吊り上
げられるに必要な面積と滑らかさとが備えられているた
め、自動実装装置の吸着搬送機構等の吸着ノズルが平板
部11の吸着面へ上方から近づけられるとき、レセプタ
クルコネクタ50は吸着用補助具10を介して吸着ノズ
ルへ吸着され、プリント基板上に搬送載置される。その
後、コンタクト52がプリント基板の導電パッドにはん
だ付けされることによってプリント基板上に実装され
る。
【0016】尚、吸着用補助具10の接触部における弾
性変位は、支持部12a、12b及び、レセプタクルコ
ネクタ50の長手方向に沿って長く形成された係止用ア
ーム部13a、13bの全長に渡る弾性変形によるた
め、レセプタクルコネクタ50の嵌合孔の内幅の寸法に
多少のばらつきがあったとしても、レセプタクルコネク
タ50を係止する弾性力にはほとんど影響が出ない。
【0017】図3には、第二実施例として本発明の吸着
用補助具20が示されている。この補助具20も、吸着
用補助具10と同様に、上面側に平滑な吸着面を有する
吸着用平板部21と、この平板部21の下面に下方へ延
びて形成された支持部22a、22bと、この支持部に
繋がって吸着用平板部21に対して平行に前後方向へ延
びて形成された一対の係止用アーム部23a、23bと
から構成されている。さらに、係止用アーム部23a、
23bの前端部及び後端部には、接触部24a、24b
及び25a、25bが、内方へ隆起して上下方向に半円
柱状に形成されている。
【0018】このように形成された吸着用補助具20
は、図4に示されるように、プラグコネクタ60に装着
される。プラグコネクタ60は、直方体状のハウジング
61と、このハウジング61の上面にブロック状に隆起
して形成された挿入接続部62とからなり、挿入接続部
62の左右外面からハウジング61内を通り下面側に沿
って、略「L」字状に形成されたコンタクト63が前後
方向に配列されて圧入されている。
【0019】吸着用補助具20をこのプラグコネクタ6
0へ係止する場合は、係止用アーム部23a、23bに
よって挿入接続部62を挟持するよう、接触部24a、
24b及び25a、25bが挿入接続部62の左右外面
に当接される。このとき、支持部22a、22bと係止
用アーム部23a、23bとに弾性変形が生じる。これ
は、左右係止用アーム部23a、23bの接触部24
a、24b及び25a、25bの内幅が、挿入接続部6
2の外幅よりも所定値だけ小さくデザインされているた
めであり、この幅寸法差の分だけ接触部の弾性変位が生
じる。
【0020】従って、吸着用補助具20が装着された状
態において、係止用アーム部23a、23bの接触部2
4a、24b及び25a、25bとプラグコネクタ60
の挿入接続部62との間には、支持部22a、22b及
び係止用アーム部23a、23bが内方へ閉じようとす
る弾性力が働いている。この弾性力によって吸着用補助
具20は着脱自在にプラグコネクタ60に係止される。
吸着用補助具20の平板部21の吸着面には、プラグコ
ネクタ60に係止された吸着用補助具20が吸着ノズル
の陰圧によって吊り上げられるに必要な面積と滑らかさ
とが備えられている。このため、自動実装装置の吸着搬
送機構等の吸着ノズルが平板部21の吸着面へ上方から
近づけられるとき、プラグコネクタ60は吸着用補助具
20を介して吸着ノズルへ吸着される。
【0021】尚、吸着用補助具20についても、接触部
における弾性変位は、支持部22a、22b及び、プラ
グコネクタ60の長手方向に沿って長く形成された係止
用アーム部23a、23bの全長に渡る弾性変形による
ため、プラグコネクタ60の挿入接続部62の外幅の寸
法に多少のばらつきがあったとしても、プラグコネクタ
60を係止するための弾性力にはほとんど影響が出な
い。
【0022】図5には、第三実施例として本発明の吸着
用補助具30が示されている。この補助具30は、補助
具10や補助具20と同様、上面側に平滑な吸着面を有
する吸着用平板部31と、この平板部31の下面に下方
へ延びて形成された支持部32a、32bと、この支持
部に繋がって吸着用平板部31に対して平行に前後方向
へ延びて形成された一対の係止用アーム部33a、33
bとから構成されている。また、吸着用補助具20と同
様、係止用アーム部33a、33bの前端部及び後端部
には、接触部34a、34b及び35a、35bが、内
方へ隆起して上下方向に半円柱状に形成されている。し
かし、この吸着用補助具30の接触部は、吸着用補助具
20のようにプラグコネクタ60の挿入接続部62を挟
持するためのものではなく、レセプタクルコネクタ50
のハウジング外面を挟持するものとして設けられてい
る。
【0023】このように形成された吸着用補助具30
は、係止用アーム部33a、33bがレセプタクルコネ
クタ50のハウジング51の外面を挟持してレセプタク
ルコネクタ50に装着されるが、この際、接触部34
a、34b及び35a、35bがハウジング51の左右
外面に当接され、支持部32a、32bと係止用アーム
部33a、33bとに弾性変形が生じる。これは、吸着
用補助具20と同様、左右係止用アーム部33a、33
bの接触部34a、34b及び35a、35bの内幅
が、ハウジング51の外幅よりも所定値だけ小さくデザ
インされているためであり、この幅寸法差の分だけ接触
部の弾性変位が生じる。
【0024】従って、吸着用補助具30が装着された状
態において、係止用アーム部33a、33bの接触部3
4a、34b及び35a、35bとレセプタクルコネク
タ50のハウジング51との間には、支持部32a、3
2b及び係止用アーム部33a、33bが内方へ閉じよ
うとする弾性力が働いている。この弾性力によって吸着
用補助具30は着脱自在にレセプタクルコネクタ50に
係止される。吸着用補助具30の平板部31の吸着面に
は、レセプタクルコネクタ50に係止された吸着用補助
具30が吸着ノズルの陰圧によって吊り上げられるに必
要な面積と滑らかさとが備えられている。このため、自
動実装装置の吸着搬送機構等の吸着ノズル(図示せず)
が平板部31の吸着面へ上方から近づけられるとき、レ
セプタクルコネクタ50は吸着用補助具30を介して吸
着ノズルへ吸着される。
【0025】尚、吸着用補助具30についても、接触部
における弾性変位は、支持部32a、32b及び、レセ
プタクルコネクタ50の長手方向に沿って長く形成され
た係止用アーム部33a、33bの全長に渡る弾性変形
によるため、レセプタクルコネクタ50のハウジング5
1の外幅の寸法に多少のばらつきがあったとしても、レ
セプタクルコネクタ50を係止する弾性力にはほとんど
影響が出ない。従って、レセプタクルコネクタ50のハ
ウジング51の加工に、高い精度が要求されることはな
い。
【0026】尚、上記実施例において、吸着用補助具
は、レセプタクルコネクタ50あるいはプラグコネクタ
60に装着されるものとしてデザインされたが、これら
に限られることはなく、左右接触部の内幅を、各種コネ
クタ半体のハウジングの外面幅等に対応させれば、多く
のコネクタ半体への装着が可能である。また、係止用ア
ーム部を平板部に平行に、且つ、湾曲させて形成するこ
とも可能であるため、直方体形状のコネクタに限らず、
種々の形状のコネクタ半体に装着することもできる。本
発明はこれらに限られるものではなく、本発明の特許請
求の範囲内においてさらなる改善、改良、変更等が行え
得ることは明らかである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による吸着
用補助具は、装着時における支持部及び係止用アーム部
の弾性変形から得られる弾性力によってコネクタ半体を
係止するため、レセプタクルコネクタやプラグコネクタ
等のコネクタ半体が、吸着用補助具が係止可能な突起部
分をもたない場合であっても、着脱自在にコネクタ半体
へ係止可能である。
【0028】さらに、本発明の吸着用補助具は、プリン
ト基板における実装高さが制限されたコネクタ半体につ
いても、その高さ制限に影響を受けることなく、吸着用
平板部に対して平行に両方向へ延びて形成された、すな
わちコネクタ半体の長手方向へ沿って長く形成された係
止用アーム部によって、コネクタ半体装着時の吸着用補
助具の接触部における弾性変位が大きく得られるため、
係止に必要な適度な範囲の弾性力が得易い。このため、
係止力が弱過ぎたり強過ぎたりすることはない。従っ
て、吸着用補助具の装着のためにコネクタ半体のハウジ
ングに高い寸法精度が要求されることはない。このた
め、低コストにて種々のコネクタ半体の吸着搬送が可能
となる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例としての吸着用補助具の斜
視図である。
【図2】この吸着用補助具がレセプタクルコネクタに装
着された状態を表す斜視図である。
【図3】本発明の第二実施例としての吸着用補助具の斜
視図である。
【図4】この吸着用補助具がプラグコネクタに装着され
た状態を表す斜視図である。
【図5】本発明の第三実施例としての吸着用補助具がレ
セプタクルコネクタに装着された状態を表す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30 吸着用補助具 11、21、31 吸着用平板部 12a、22a、32a、12b、22b、32b 支
持部 13a、23a、33a、13b、23b、33b 係
止用アーム部 50 レセプタクルコネクタ 51 ハウジング 60 プラグコネクタ 62 挿入接続部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口した、相手コネクタとの接続
    用嵌合孔を有するレセプタクルコネクタを上面側におい
    て真空式の吸着ノズルに吸着させるための吸着用補助具
    であって、 前記吸着ノズルに吸着させるに必要な面積及び滑らかさ
    を有して形成された吸着面を上面側に有してなる吸着用
    平板部と、 この吸着用平板部の下面から下方へ延び出した支持部
    と、 この支持部に繋がって前記吸着用平板部に対して平行に
    両方向へ延び、先端部分に外方へ隆起した接触部を有す
    る一対の係止用アーム部とからなり、 前記係止用アーム部が前記嵌合孔へ挿入されて着脱自在
    に取付可能であり、アーム部が前記嵌合孔に挿入された
    状態において前記支持部及び前記係止用アーム部の外方
    へ拡がる弾性力によって前記レセプタクルコネクタに係
    止されるように構成されたことを特徴とするコネクタの
    吸着用補助具。
  2. 【請求項2】 上方に向いた、相手コネクタの嵌合孔内
    に挿入される挿入接続部を有するプラグコネクタを上面
    側において真空式の吸着ノズルに吸着させるための吸着
    用補助具であって、 前記吸着ノズルに吸着させるに必要な面積及び滑らかさ
    を有して形成された吸着面を上面側に有してなる吸着用
    平板部と、 この吸着用平板部の下面から下方へ延び出した支持部
    と、 この支持部に繋がって前記吸着用平板部に対して平行に
    両方向へ延び、先端部分に内方へ隆起した接触部を有す
    る一対の係止用アーム部とからなり、 前記係止用アーム部が前記挿入接続部を挟持して着脱自
    在に取付可能であり、アーム部が前記挿入接続部を挟持
    した状態において前記支持部及び前記係止用アーム部の
    内方へ閉じる弾性力によって前記プラグコネクタに係止
    されるように構成されたことを特徴とするコネクタの吸
    着用補助具。
  3. 【請求項3】 コネクタ半体を真空式の吸着ノズルに吸
    着させるための吸着用補助具であって、 前記吸着ノズルに吸着させるに必要な面積及び滑らかさ
    を有して形成された吸着面を上面側に有してなる吸着用
    平板部と、 この吸着用平板部の下面から下方へ延び出した支持部
    と、 この支持部に繋がって前記吸着用平板部に対して平行に
    両方向へ延び、先端部分に内方へ隆起した接触部を有す
    る一対の係止用アーム部とからなり、 前記係止用アーム部が前記コネクタ半体のハウジングを
    その外面にて挟持して着脱自在に取付可能であり、アー
    ム部が前記ハウジングを挟持した状態において前記支持
    部及び前記係止用アーム部の内方へ閉じる弾性力によっ
    て前記コネクタ半体に係止されるように構成されたこと
    を特徴とするコネクタの吸着用補助具。
JP8152067A 1996-06-13 1996-06-13 コネクタの吸着用補助具 Pending JPH103974A (ja)

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