JPH1039364A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JPH1039364A JPH1039364A JP8193070A JP19307096A JPH1039364A JP H1039364 A JPH1039364 A JP H1039364A JP 8193070 A JP8193070 A JP 8193070A JP 19307096 A JP19307096 A JP 19307096A JP H1039364 A JPH1039364 A JP H1039364A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emission
- exposure
- strobe
- light
- amount
- Prior art date
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- Pending
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- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】動画撮像と静止画撮像が可能な撮像装置に安価
で精度の高いストロボ装置を装着できるようにする。 【解決手段】電子シャッタによる電荷掃き出しと絞り閉
鎖とで静止画露出制御を行う撮像において、露出制御回
路5は、事前の動画撮像によりストロボ露出を選択した
ときは、絞り値を特定の絞りに固定し、レリーズ釦信号
の入力に基づいて、電子シャッタの掃き出し後にストロ
ボ発光パルスを出力し、その後に絞り閉鎖を行う。
で精度の高いストロボ装置を装着できるようにする。 【解決手段】電子シャッタによる電荷掃き出しと絞り閉
鎖とで静止画露出制御を行う撮像において、露出制御回
路5は、事前の動画撮像によりストロボ露出を選択した
ときは、絞り値を特定の絞りに固定し、レリーズ釦信号
の入力に基づいて、電子シャッタの掃き出し後にストロ
ボ発光パルスを出力し、その後に絞り閉鎖を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に係り、特
に動画撮影と静止画撮影が可能な撮像装置におけるスロ
トボ撮影の露出制御に関する。
に動画撮影と静止画撮影が可能な撮像装置におけるスロ
トボ撮影の露出制御に関する。
【0002】
【従来の技術】動画と静止画の撮影が可能な従来の撮像
装置は、例えば、特開昭59−194575号公報に記
載されているように、絞りを開閉させて静止画の撮影を
行うようにしている。しかしながら、一般的に家庭用ビ
デオカメラの撮像部で用いている絞り装置は、直流電流
計等のメータ類でよく用いられているような、コイルと
永久磁石を用いてコイルの電流により生じた磁界と永久
磁石のそれとの間で生じる反発吸引力と、絞りの羽根を
付勢するバネのバネ力のバランスにより特定の絞り値を
確保する、所謂メータ式の簡単な駆動部を備えた絞り装
置が多い。
装置は、例えば、特開昭59−194575号公報に記
載されているように、絞りを開閉させて静止画の撮影を
行うようにしている。しかしながら、一般的に家庭用ビ
デオカメラの撮像部で用いている絞り装置は、直流電流
計等のメータ類でよく用いられているような、コイルと
永久磁石を用いてコイルの電流により生じた磁界と永久
磁石のそれとの間で生じる反発吸引力と、絞りの羽根を
付勢するバネのバネ力のバランスにより特定の絞り値を
確保する、所謂メータ式の簡単な駆動部を備えた絞り装
置が多い。
【0003】このような構成の絞り装置は、元々、高速
で動作させることを配慮しておらず、そのために、前述
したような撮像装置をこのメータ式の絞りの駆動部を備
える家庭用ビデオカメラで実現させる場合には、絞り装
置に新たに高速のサーボループを付加して応答性を向上
させることが必要である。
で動作させることを配慮しておらず、そのために、前述
したような撮像装置をこのメータ式の絞りの駆動部を備
える家庭用ビデオカメラで実現させる場合には、絞り装
置に新たに高速のサーボループを付加して応答性を向上
させることが必要である。
【0004】従って、通常は、家庭用ビデオカメラのよ
うな撮像装置では前述したような動画と静止画の撮影を
実現させるために、絞りの高速開閉動作を行なわせるこ
とは困難である。そのため、実際の静止画の撮影におい
ては、絞りとは別に高速開閉動作が可能な機械式シャッ
タを設けて実現するケースが多い。
うな撮像装置では前述したような動画と静止画の撮影を
実現させるために、絞りの高速開閉動作を行なわせるこ
とは困難である。そのため、実際の静止画の撮影におい
ては、絞りとは別に高速開閉動作が可能な機械式シャッ
タを設けて実現するケースが多い。
【0005】この点を改良して通常の動画撮像用の絞り
装置を用いて静止画を撮影できるように構成した撮像装
置が、特開平8−65570号公報に記載されている。
装置を用いて静止画を撮影できるように構成した撮像装
置が、特開平8−65570号公報に記載されている。
【0006】この改良された撮像装置は、静止画の撮像
を行なう前に、先ず、動画の撮像を行なう。この動画撮
像における露出制御の結果、すなわち、絞り値とシャッ
タ速度に基づいて被写体の明るさ検出する。その後、動
画で制御していたままの絞りの開口径から絞りを急速閉
鎖し、閉鎖後に撮像素子を所謂1行のフルフレーム読み
出しすることにより、高画質な静止画のフルフレーム画
像信号を得ようとする撮像装置である。
を行なう前に、先ず、動画の撮像を行なう。この動画撮
像における露出制御の結果、すなわち、絞り値とシャッ
タ速度に基づいて被写体の明るさ検出する。その後、動
画で制御していたままの絞りの開口径から絞りを急速閉
鎖し、閉鎖後に撮像素子を所謂1行のフルフレーム読み
出しすることにより、高画質な静止画のフルフレーム画
像信号を得ようとする撮像装置である。
【0007】このような撮像装置を家庭用ビデオカメラ
で安価に構成しようとする場合は、前述したように、絞
り装置の急速閉鎖が困難であるので絞りの閉鎖時間が長
くかかることになる。そのため、シャッタ時間が長くな
らざるを得なく、スローシャッタの弊害である手振れ等
の原因となる。そこで、この改良された撮像装置ではシ
ャッタの閉鎖途中で撮像素子の光電変換電荷を掃き出
し、実質的に短いシャッタ時間を実現するようにしてい
る。
で安価に構成しようとする場合は、前述したように、絞
り装置の急速閉鎖が困難であるので絞りの閉鎖時間が長
くかかることになる。そのため、シャッタ時間が長くな
らざるを得なく、スローシャッタの弊害である手振れ等
の原因となる。そこで、この改良された撮像装置ではシ
ャッタの閉鎖途中で撮像素子の光電変換電荷を掃き出
し、実質的に短いシャッタ時間を実現するようにしてい
る。
【0008】この動作例を、図11及び図12を用いて
説明する。図11において、(A)は絞りの特性、
(B)はレリーズ釦(図示省略)が押された場合に発生
して静止画露出を行うシャッタパルスである。(C)は
撮像素子をインターライン型CCDセンサと想定した場
合に、画素の電荷を垂直CCDに転送する転送パルスで
あり、このタイミングでCCDセンサの露出期間が終了
する。(D)はCCDセンサを電子シャッタ制御するた
めの掃き出しパルスであり、図ではハイレベルの間が電
荷の掃き出しを実行する期間とする。(E)は垂直同期
信号を示す垂直同期パルスであり、説明のために各フィ
ールドを区別する番号をV1、V2…のように付加して
示している。
説明する。図11において、(A)は絞りの特性、
(B)はレリーズ釦(図示省略)が押された場合に発生
して静止画露出を行うシャッタパルスである。(C)は
撮像素子をインターライン型CCDセンサと想定した場
合に、画素の電荷を垂直CCDに転送する転送パルスで
あり、このタイミングでCCDセンサの露出期間が終了
する。(D)はCCDセンサを電子シャッタ制御するた
めの掃き出しパルスであり、図ではハイレベルの間が電
荷の掃き出しを実行する期間とする。(E)は垂直同期
信号を示す垂直同期パルスであり、説明のために各フィ
ールドを区別する番号をV1、V2…のように付加して
示している。
【0009】先ず、動画露出期間は、通常のカメラと同
様に、掃き出しパルス(D)による電子シャッタと絞り
量(A)による露出量の制限とを併用しながら撮像素子
上に露出を与え、動画撮影の露出制御を実施する。この
場合の絞りとシャッタ時間できまる露出量をEX1,E
X2…で示す。
様に、掃き出しパルス(D)による電子シャッタと絞り
量(A)による露出量の制限とを併用しながら撮像素子
上に露出を与え、動画撮影の露出制御を実施する。この
場合の絞りとシャッタ時間できまる露出量をEX1,E
X2…で示す。
【0010】この動画露出制御においては、絞り値Fa
とシャッタ速度Taで表わされる露出量EX1,EX2
…が求まる。この値により、被写体の明るさが推定でき
るので、静止画露出においては動画撮影の露出量EX
1,EX2…に基づいて静止画撮影用の露出量を求めて
露出制御を行なう。通常、動画撮影は画素混合読み出
し、静止画撮影は1行フレーム読み出しであるので静止
画撮影では感度が半分となり、そのために、静止画撮影
では、通常、動画撮影での露出量の2倍の露出量を与え
る。この露出量をEX5(=EX5a+EX5b+EX
5c)で示す。このように、露出量が多く必要な場合に
は、掃き出しパルス(D)による電子シャッタを利用し
た露出量EX5aと、フィールド期間の時間単位で行う
露出量EX5bと、絞りの閉鎖時間を利用した露出量E
X5cとにより全体の露出量EX5を得る。しかし、露
出に要するシャッタ時間が長いので、動いている被写体
では振れが生じてしまう場合がある。
とシャッタ速度Taで表わされる露出量EX1,EX2
…が求まる。この値により、被写体の明るさが推定でき
るので、静止画露出においては動画撮影の露出量EX
1,EX2…に基づいて静止画撮影用の露出量を求めて
露出制御を行なう。通常、動画撮影は画素混合読み出
し、静止画撮影は1行フレーム読み出しであるので静止
画撮影では感度が半分となり、そのために、静止画撮影
では、通常、動画撮影での露出量の2倍の露出量を与え
る。この露出量をEX5(=EX5a+EX5b+EX
5c)で示す。このように、露出量が多く必要な場合に
は、掃き出しパルス(D)による電子シャッタを利用し
た露出量EX5aと、フィールド期間の時間単位で行う
露出量EX5bと、絞りの閉鎖時間を利用した露出量E
X5cとにより全体の露出量EX5を得る。しかし、露
出に要するシャッタ時間が長いので、動いている被写体
では振れが生じてしまう場合がある。
【0011】そこで、静止画撮影の絞り閉鎖開始を動画
撮影のときの絞り開口径から行うという点を満たしつつ
静止画撮影でのシャッタ時間を短くして、手振れを防止
するように構成したものが図12に示す露出制御であ
る。
撮影のときの絞り開口径から行うという点を満たしつつ
静止画撮影でのシャッタ時間を短くして、手振れを防止
するように構成したものが図12に示す露出制御であ
る。
【0012】図12において、(A)は絞り特性であ
り、この例では絞り値Fbの場合を示している。(B)
はシャッタパルス、(F)は転送パルス、(G)は掃出
しパルスである。その他の波形は、図11に示す同一符
号を付した波形と同一機能の波形である。なお、説明の
ために各フィールドを区別する番号をV11,V12…
として示している。
り、この例では絞り値Fbの場合を示している。(B)
はシャッタパルス、(F)は転送パルス、(G)は掃出
しパルスである。その他の波形は、図11に示す同一符
号を付した波形と同一機能の波形である。なお、説明の
ために各フィールドを区別する番号をV11,V12…
として示している。
【0013】図11に示した制御と同様に、先ず、動画
露出は掃き出しパルス(G)による電子シャッタと、絞
り量(A)による露出制限とを併用しながら撮像素子上
に露出を与える制御を実施する。この場合の、絞りとシ
ャッタ時間できまる露出量をEX11,EX12…で示
す。
露出は掃き出しパルス(G)による電子シャッタと、絞
り量(A)による露出制限とを併用しながら撮像素子上
に露出を与える制御を実施する。この場合の、絞りとシ
ャッタ時間できまる露出量をEX11,EX12…で示
す。
【0014】この動画露出制御においては、絞り値Fb
とシャッタ速度Tbで表わされる露出量EX11,EX
12…が求まる。この値により、被写体の明るさが推定
できるので、静止画露出においては動画撮影の露出量E
X11,EX12…に基づいて静止画撮影用の露出量を
求めて露出制御を行なう。通常、動画撮影では画素混合
読み出し、静止画撮影では1行フレームよ見出しである
ので静止画撮影では感度が半分となり、そのために、前
述したように、静止画撮影では動画撮影での露出量の2
倍の露出量を与える。これを露出量EX15で示す。
とシャッタ速度Tbで表わされる露出量EX11,EX
12…が求まる。この値により、被写体の明るさが推定
できるので、静止画露出においては動画撮影の露出量E
X11,EX12…に基づいて静止画撮影用の露出量を
求めて露出制御を行なう。通常、動画撮影では画素混合
読み出し、静止画撮影では1行フレームよ見出しである
ので静止画撮影では感度が半分となり、そのために、前
述したように、静止画撮影では動画撮影での露出量の2
倍の露出量を与える。これを露出量EX15で示す。
【0015】このようにして静止画撮影用の露出制御を
行なうが、この場合は、図11の例と比べて、動画撮影
での電子シャッタ速度Tbを短くして絞り値を上昇さ
せ、露出量EX11,EX12…を少なくしている。こ
のために、静止画撮影の露出において、その露出量EX
15は少なくてすむ。すなわち、シャッタ時間を短く設
定できるので、手振れの可能性が下がってくる特徴があ
る。
行なうが、この場合は、図11の例と比べて、動画撮影
での電子シャッタ速度Tbを短くして絞り値を上昇さ
せ、露出量EX11,EX12…を少なくしている。こ
のために、静止画撮影の露出において、その露出量EX
15は少なくてすむ。すなわち、シャッタ時間を短く設
定できるので、手振れの可能性が下がってくる特徴があ
る。
【0016】この静止画撮影露出は、同図に示すよう
に、フィールドV14の終わりで絞りを急速閉鎖してシ
ャッタ動作を行なわせると同時に、(ロ)で示す静止画
掃き出し時間だけ、掃き出しパルス(G)により光電変
換された電荷を掃き出すことによりEX15で示す露出
量を得る。そのために、絞りの閉鎖に要する時間より短
い露出時間を得ることが可能となる。
に、フィールドV14の終わりで絞りを急速閉鎖してシ
ャッタ動作を行なわせると同時に、(ロ)で示す静止画
掃き出し時間だけ、掃き出しパルス(G)により光電変
換された電荷を掃き出すことによりEX15で示す露出
量を得る。そのために、絞りの閉鎖に要する時間より短
い露出時間を得ることが可能となる。
【0017】このような動画撮影露出と静止画撮影露出
制御を行なうことにより、高速の静止画撮影露出が可能
となる。
制御を行なうことにより、高速の静止画撮影露出が可能
となる。
【0018】なお、この従来装置で指摘しているよう
に、このような方法で短時間のシャッタ時間を得ようと
する場合は、絞りの閉鎖時間がばらつくことがあるの
で、静止画撮影での露出量がばらついて正確な露出がで
きない欠点がある。そのために、この従来装置では、絞
りの閉鎖時間のばらつきと露出量のばらつきとに強い相
関関係があることを見いだし、それを利用して露出精度
を向上させている。すなわち、露出の際の閉鎖時間等を
測定し、その値で静止画の信号処理回路のゲインを制御
してばらつきを吸収することにより、精度の高い露出制
御を実現するようにしている。
に、このような方法で短時間のシャッタ時間を得ようと
する場合は、絞りの閉鎖時間がばらつくことがあるの
で、静止画撮影での露出量がばらついて正確な露出がで
きない欠点がある。そのために、この従来装置では、絞
りの閉鎖時間のばらつきと露出量のばらつきとに強い相
関関係があることを見いだし、それを利用して露出精度
を向上させている。すなわち、露出の際の閉鎖時間等を
測定し、その値で静止画の信号処理回路のゲインを制御
してばらつきを吸収することにより、精度の高い露出制
御を実現するようにしている。
【0019】このように、改良された従来の撮像装置に
よれば、高速シャッタを安価に実現でき、ユーザーに求
めやすい電子カメラを容易に構成できる特徴がある。
よれば、高速シャッタを安価に実現でき、ユーザーに求
めやすい電子カメラを容易に構成できる特徴がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように改
良された撮像装置においても、動画撮影での測光という
観点からの制御であるため静止画撮影における制御には
不都合な点がある。それは、通常のフィルムカメラでは
当然のように実施されている低照度下での撮影に対する
配慮がなされていない点である。
良された撮像装置においても、動画撮影での測光という
観点からの制御であるため静止画撮影における制御には
不都合な点がある。それは、通常のフィルムカメラでは
当然のように実施されている低照度下での撮影に対する
配慮がなされていない点である。
【0021】すなわち、従来の改良された撮像装置は、
動画撮影での測光を基にして静止画撮影の露出を制御す
る制御方法を採用しているので、被写体対象が動画での
撮影が可能な被写体であることを前提として構成されて
いる。そのため、低照度の被写体に対する撮影では、こ
のような制御及び撮影方法が適合しない。
動画撮影での測光を基にして静止画撮影の露出を制御す
る制御方法を採用しているので、被写体対象が動画での
撮影が可能な被写体であることを前提として構成されて
いる。そのため、低照度の被写体に対する撮影では、こ
のような制御及び撮影方法が適合しない。
【0022】通常、このような低照度下でのフィルムカ
メラでの撮影では、ストロボ装置や閃光電球による照明
を加えた撮影が行われているが、改良された従来の撮像
装置での露出制御方法は、通常のフィルムカメラとは全
く異なる構成の制御方法ならびに露出機構を採用してい
るために、従来のストロボ装置を併用することができな
い。
メラでの撮影では、ストロボ装置や閃光電球による照明
を加えた撮影が行われているが、改良された従来の撮像
装置での露出制御方法は、通常のフィルムカメラとは全
く異なる構成の制御方法ならびに露出機構を採用してい
るために、従来のストロボ装置を併用することができな
い。
【0023】従って、本発明の目的は、動画撮影と静止
画撮影を両立させた撮像装置において、低照度下で良好
な静止画撮影を可能にする露出制御を提案することにあ
る。
画撮影を両立させた撮像装置において、低照度下で良好
な静止画撮影を可能にする露出制御を提案することにあ
る。
【0024】本発明の他の目的は、従来のストロボ装置
等をそのまま使用して被写体を照明することができるよ
うな撮像装置を提案することにある。
等をそのまま使用して被写体を照明することができるよ
うな撮像装置を提案することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、低照度下でス
トロボ露出を行う必要が生じた場合には、動画露出によ
る測光中であってもストロボパルスを発生させる前に適
正な絞り値になるように絞りを設定し、フィルムカメラ
におけるX接点信号と同様の信号をを生成してストロボ
装置に発光を指令するが、そのときには、静止画露出に
特有の転送パルス,掃き出しパルス及び絞り閉鎖信号と
ストロボパルスとを調整して出力することにより、最適
なストロボ露出を行なう。
トロボ露出を行う必要が生じた場合には、動画露出によ
る測光中であってもストロボパルスを発生させる前に適
正な絞り値になるように絞りを設定し、フィルムカメラ
におけるX接点信号と同様の信号をを生成してストロボ
装置に発光を指令するが、そのときには、静止画露出に
特有の転送パルス,掃き出しパルス及び絞り閉鎖信号と
ストロボパルスとを調整して出力することにより、最適
なストロボ露出を行なう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明になる撮像装置の第1
の実施形態を示すブロック図である。図1において、1
はレンズ、2は絞り、3は撮像素子、4は動画信号と静
止画信号を生成するための信号処理回路、22は絞り駆
動回路、21は絞り2の絞り値を検出する絞り検出回
路、31は電子シャッタ駆動回路、402は出力端子、
7はレリーズ釦スイッチ、5は露出系全体の制御を行う
露出制御回路、51は動画撮影時に絞り値と電子シャッ
タ速度の制御特性曲線を記憶するAE特性メモリであ
る。
用いて説明する。図1は、本発明になる撮像装置の第1
の実施形態を示すブロック図である。図1において、1
はレンズ、2は絞り、3は撮像素子、4は動画信号と静
止画信号を生成するための信号処理回路、22は絞り駆
動回路、21は絞り2の絞り値を検出する絞り検出回
路、31は電子シャッタ駆動回路、402は出力端子、
7はレリーズ釦スイッチ、5は露出系全体の制御を行う
露出制御回路、51は動画撮影時に絞り値と電子シャッ
タ速度の制御特性曲線を記憶するAE特性メモリであ
る。
【0027】撮影時にレンズ1と絞り2を経て撮像素子
3に入射した光学像はここで電気信号に変換して信号処
理回路4に入力される。信号処理回路4は、入力された
電気信号を放送規格であるNTSC方式等の映像信号に
変換して出力端子402に出力すると共に信号量情報4
01を露出制御回路5に出力する。
3に入射した光学像はここで電気信号に変換して信号処
理回路4に入力される。信号処理回路4は、入力された
電気信号を放送規格であるNTSC方式等の映像信号に
変換して出力端子402に出力すると共に信号量情報4
01を露出制御回路5に出力する。
【0028】動画撮影での露出制御は、露出制御回路5
において、この信号量情報401に基づいて電子シャッ
タスピード制御信号301と絞り値制御信号201を生
成して出力することにより、シャッタスピードと絞り値
を制御して被写体の撮像状態を適正露出に保つ。
において、この信号量情報401に基づいて電子シャッ
タスピード制御信号301と絞り値制御信号201を生
成して出力することにより、シャッタスピードと絞り値
を制御して被写体の撮像状態を適正露出に保つ。
【0029】静止画撮影での露出制御では、先ず、絞り
2の絞り値を絞り検出回路21から出力される絞り値検
出信号202により検出し、この絞り値検出信号202
とAE特性メモリ51からのデータにより絞りの閉鎖特
性を求める。次に、動画撮影での露出制御で判明した絞
り値と電子シャッタスピードの露出量から、この露出量
に相当した露出量を得るように、求めた絞りの閉鎖特性
等から電子シャッタスピード制御信号301のシャッタ
スピードや閉鎖開始タイミングを決定することにより露
出の制御を行うが、これらの動作や制御方法は、従来例
の説明及び特開平8−65570号公報に記載されてい
るので詳細は省略する。
2の絞り値を絞り検出回路21から出力される絞り値検
出信号202により検出し、この絞り値検出信号202
とAE特性メモリ51からのデータにより絞りの閉鎖特
性を求める。次に、動画撮影での露出制御で判明した絞
り値と電子シャッタスピードの露出量から、この露出量
に相当した露出量を得るように、求めた絞りの閉鎖特性
等から電子シャッタスピード制御信号301のシャッタ
スピードや閉鎖開始タイミングを決定することにより露
出の制御を行うが、これらの動作や制御方法は、従来例
の説明及び特開平8−65570号公報に記載されてい
るので詳細は省略する。
【0030】6はストロボ装置であり、62はこのスト
ロボ装置6のストロボ発光部、63はストロボ発光によ
り被写体を照射した光の反射光を受光するストロボ受光
部、61はストロボ制御回路、601はストロボパルス
である。
ロボ装置6のストロボ発光部、63はストロボ発光によ
り被写体を照射した光の反射光を受光するストロボ受光
部、61はストロボ制御回路、601はストロボパルス
である。
【0031】ストロボ制御回路61は、ストロボパルス
601が露出制御回路5から出力されると、ストロボ発
光部62により発光を開始させて被写体を照明すると同
時にストロボ受光部63でその照明状態、すなわち、発
光後の被写体への露出量を検出し、露出量が予め定めた
スレッショルドに達したならばストロボ発光部62の発
光を停止する。
601が露出制御回路5から出力されると、ストロボ発
光部62により発光を開始させて被写体を照明すると同
時にストロボ受光部63でその照明状態、すなわち、発
光後の被写体への露出量を検出し、露出量が予め定めた
スレッショルドに達したならばストロボ発光部62の発
光を停止する。
【0032】このストロボ制御回路61とストロボ発光
部62とストロボ受光部63は、所謂、オートストロボ
を構成している。
部62とストロボ受光部63は、所謂、オートストロボ
を構成している。
【0033】この実施形態での静止画撮影の露出動作
は、フィルムカメラのフォーカルプレーンシャッタやレ
ンズシャッタを用いた露出制御方式とも、ビデオカメラ
で用いられている電子シャッタを用いた露出制御方式と
もその露出制御方法が異なっている。従って、この実施
形態においては独自のストロボ露出制御を行うが、この
制御を行う露出制御回路5の動作を図2を用いて詳細に
説明する。
は、フィルムカメラのフォーカルプレーンシャッタやレ
ンズシャッタを用いた露出制御方式とも、ビデオカメラ
で用いられている電子シャッタを用いた露出制御方式と
もその露出制御方法が異なっている。従って、この実施
形態においては独自のストロボ露出制御を行うが、この
制御を行う露出制御回路5の動作を図2を用いて詳細に
説明する。
【0034】図2において、(B−1)は絞り閉鎖パル
ス、(H)は転送パルス、(I)は掃き出しパルス、
(J)はストロボパルスである。絞り(A)において、
Fa,Fb,Fdは種々の絞り値を示す。その他の波形
は、図11に示した同一参照符号を付した波形と同一機
能の波形である。
ス、(H)は転送パルス、(I)は掃き出しパルス、
(J)はストロボパルスである。絞り(A)において、
Fa,Fb,Fdは種々の絞り値を示す。その他の波形
は、図11に示した同一参照符号を付した波形と同一機
能の波形である。
【0035】いま、露出制御回路5が信号量情報401
及び絞り値検出信号202に基づいて低照度状態である
ことを検出し、その結果、ストロボ発光が必要と判定し
た場合には、この露出制御回路5は、絞り駆動回路22
により絞り2の絞り量を絞り値Faの状態に設定する。
これは、良く知られているように、例えば外付けのオー
トストロボでは、その使用に際して、フィルム感度やF
値の設定を指定して使用するのと同様である。この実施
形態においては、説明のために、ストロボ装置6のスト
ロボ制御回路61は絞り値Faにおいて露出調整の設定
がなされているものとしている。
及び絞り値検出信号202に基づいて低照度状態である
ことを検出し、その結果、ストロボ発光が必要と判定し
た場合には、この露出制御回路5は、絞り駆動回路22
により絞り2の絞り量を絞り値Faの状態に設定する。
これは、良く知られているように、例えば外付けのオー
トストロボでは、その使用に際して、フィルム感度やF
値の設定を指定して使用するのと同様である。この実施
形態においては、説明のために、ストロボ装置6のスト
ロボ制御回路61は絞り値Faにおいて露出調整の設定
がなされているものとしている。
【0036】なお、露出制御回路5は絞り値をFaに設
定する。この設定は動画撮影での露出による測光でスト
ロボを使用することを決定した後に絞りを固定して設定
するものであるが、勿論、入力釦(図示省略)等により
マニュアルでストロボ使用の判定入力を入力してストロ
ボの発光準備をしてもよい。
定する。この設定は動画撮影での露出による測光でスト
ロボを使用することを決定した後に絞りを固定して設定
するものであるが、勿論、入力釦(図示省略)等により
マニュアルでストロボ使用の判定入力を入力してストロ
ボの発光準備をしてもよい。
【0037】さて、このような設定状態において、レリ
ーズ釦7が押された場合は、露出制御回路5は電子シャ
ッタ駆動回路31と絞り駆動回路22を駆動制御し、転
送パルス(H)及び掃き出しパルス(I)を出力した後
にストロボパルス(J)を出力すると供に絞り閉鎖パル
ス(B−1)を出力してストロボ露出を行う。
ーズ釦7が押された場合は、露出制御回路5は電子シャ
ッタ駆動回路31と絞り駆動回路22を駆動制御し、転
送パルス(H)及び掃き出しパルス(I)を出力した後
にストロボパルス(J)を出力すると供に絞り閉鎖パル
ス(B−1)を出力してストロボ露出を行う。
【0038】ここで、フィルムカメラのフォーカルプレ
ーンシャッタやレンズシャッタを用いて露出を行うとき
のシャッタの開閉動作に対して、本発明では、撮像素子
3の光電変換電荷のクリアを行う転送パルス(H)ある
いは掃き出しパルス(I)の終了直後が開成動作に対応
し、絞り閉鎖の開始が閉成動作に対応している。そのた
め、ストロボ発光はこの開閉動作の間に行う必要がある
ことが分かる。
ーンシャッタやレンズシャッタを用いて露出を行うとき
のシャッタの開閉動作に対して、本発明では、撮像素子
3の光電変換電荷のクリアを行う転送パルス(H)ある
いは掃き出しパルス(I)の終了直後が開成動作に対応
し、絞り閉鎖の開始が閉成動作に対応している。そのた
め、ストロボ発光はこの開閉動作の間に行う必要がある
ことが分かる。
【0039】なお、図2にも示しているように、絞り2
の変化の動作はフィルムカメラに使用されている通常の
シャッタに比べて遅い。そのため、絞り閉鎖を行う絞り
閉鎖パルス(B−1)の出力と同時にストロボパルスを
発生しても十分な露出が行われることは言うまでもな
い。
の変化の動作はフィルムカメラに使用されている通常の
シャッタに比べて遅い。そのため、絞り閉鎖を行う絞り
閉鎖パルス(B−1)の出力と同時にストロボパルスを
発生しても十分な露出が行われることは言うまでもな
い。
【0040】また、図2では掃き出しパルス(I)を閉
鎖直前に発生させているが、これは、転送パルス(H)
で十分であることは言うまでもない。
鎖直前に発生させているが、これは、転送パルス(H)
で十分であることは言うまでもない。
【0041】次に、図1に示した第1の実施形態におけ
るストロボ露出制御を中心とした動作を図3を参照して
説明する。図3において、(K)は転送パルス、(L)
は掃き出しパルス、(M)はストロボパルスであり、
(N)はストロボ発光部62の発光波形、(O)はスト
ロボ受光部(63)からの信号をストロボ制御回路61
により積分した受光積分波形、(P)はストロボ発光部
62の発光を停止する発光停止信号である。その他の波
形は、図2に示した同一参照符号を付した波形と同一機
能の波形である。
るストロボ露出制御を中心とした動作を図3を参照して
説明する。図3において、(K)は転送パルス、(L)
は掃き出しパルス、(M)はストロボパルスであり、
(N)はストロボ発光部62の発光波形、(O)はスト
ロボ受光部(63)からの信号をストロボ制御回路61
により積分した受光積分波形、(P)はストロボ発光部
62の発光を停止する発光停止信号である。その他の波
形は、図2に示した同一参照符号を付した波形と同一機
能の波形である。
【0042】いま、ストロボパルス(M)が制御回路5
からストロボ装置6に入力されると、ストロボ制御回路
61はストロボ発光部62を発光させる。ストロボ制御
回路61は、被写体からの反射光をストロボ受光部63
で受光して光電変換した後に積分する。この積分値が受
光積分波形(O)の(二)で示す露出量スレッショルド
に達したならば、発光停止信号(P)を発生して発光を
停止させる。このようにしてオートストロボ動作が完了
する。
からストロボ装置6に入力されると、ストロボ制御回路
61はストロボ発光部62を発光させる。ストロボ制御
回路61は、被写体からの反射光をストロボ受光部63
で受光して光電変換した後に積分する。この積分値が受
光積分波形(O)の(二)で示す露出量スレッショルド
に達したならば、発光停止信号(P)を発生して発光を
停止させる。このようにしてオートストロボ動作が完了
する。
【0043】ここでは、図3では発光波形(N)がVパ
ルス(E)と同程度に長時間続くものと仮定して説明し
たが、実際には数千分の1秒のオーダーであり、絞り閉
鎖に要する時間に比べて十分小さい。そのため、図2に
おいても述べたが、ストロボパルス(M)と同時に絞り
閉鎖パルス(図示省略)を出力しても実用的には何らの
問題もない。
ルス(E)と同程度に長時間続くものと仮定して説明し
たが、実際には数千分の1秒のオーダーであり、絞り閉
鎖に要する時間に比べて十分小さい。そのため、図2に
おいても述べたが、ストロボパルス(M)と同時に絞り
閉鎖パルス(図示省略)を出力しても実用的には何らの
問題もない。
【0044】なお、ストロボの発光時間と絞りの閉鎖に
要する時間とが大きく異なるということを述べたが、そ
のために、当然、ストロボ発光による照明だけという非
常に暗い場合と、ストロボ発光は必要としないが照度は
低い明るさの場合とのそれぞれの照度の中間で、ストロ
ボ発光による露出と絞り閉鎖による露出の双方の露出の
それぞれ無視し得ない明るさがある。その場合には、ス
トロボを使用すると露出オーバーとなる可能性が生ずる
ことが考えられるが、この点についての詳細は、後述す
る別の実施形態において説明する。
要する時間とが大きく異なるということを述べたが、そ
のために、当然、ストロボ発光による照明だけという非
常に暗い場合と、ストロボ発光は必要としないが照度は
低い明るさの場合とのそれぞれの照度の中間で、ストロ
ボ発光による露出と絞り閉鎖による露出の双方の露出の
それぞれ無視し得ない明るさがある。その場合には、ス
トロボを使用すると露出オーバーとなる可能性が生ずる
ことが考えられるが、この点についての詳細は、後述す
る別の実施形態において説明する。
【0045】ところで、露出量スレッショルド(二)
は、ストロボ装置6において予め設定されているが、撮
像素子3の感度や信号処理回路4の増幅度及び絞り2の
絞り値等の露出のパラメータにより再設定してもよいこ
とは言うまでもない。また、この露出量スレッショルド
を変更して、絞り値(A)を他の値、例えば絞りFbで
適正露出となるよう露出制御回路4で設定してもよいこ
とも勿論である。
は、ストロボ装置6において予め設定されているが、撮
像素子3の感度や信号処理回路4の増幅度及び絞り2の
絞り値等の露出のパラメータにより再設定してもよいこ
とは言うまでもない。また、この露出量スレッショルド
を変更して、絞り値(A)を他の値、例えば絞りFbで
適正露出となるよう露出制御回路4で設定してもよいこ
とも勿論である。
【0046】次に、露出量スレッショルド(二)、すな
わち、感度設定に関する第2の実施形態を図4を参照し
て以下に説明する。
わち、感度設定に関する第2の実施形態を図4を参照し
て以下に説明する。
【0047】図4において、41は可変増幅器であり、
撮像装置の撮影の感度を変更する。その他の構成要素
は、図1に示した第1の実施形態において同一の参照符
号を付した構成要素と同一機能の構成要素である。
撮像装置の撮影の感度を変更する。その他の構成要素
は、図1に示した第1の実施形態において同一の参照符
号を付した構成要素と同一機能の構成要素である。
【0048】通常、静止画画像はランダムノイズ等が重
畳した場合は該ノイズが固定して見えるので、できるだ
けS/Nを高く維持することが望まれる。しかし、スト
ロボの発光量は放電管(発光管)や放電用回路のパワー
によって最大値が制限されるので、遠くの被写体の場合
には発光量不足となることが多い。そのために、可変増
幅器41の増幅度を上げ、また、その分だけ受光量スレ
ッショルド(二)を低下させてストロボ制御を行えば、
S/Nは劣化するが適正露出されるので遠くのあるいは
反射率の低い被写体でも良好に撮影することが可能とな
る。
畳した場合は該ノイズが固定して見えるので、できるだ
けS/Nを高く維持することが望まれる。しかし、スト
ロボの発光量は放電管(発光管)や放電用回路のパワー
によって最大値が制限されるので、遠くの被写体の場合
には発光量不足となることが多い。そのために、可変増
幅器41の増幅度を上げ、また、その分だけ受光量スレ
ッショルド(二)を低下させてストロボ制御を行えば、
S/Nは劣化するが適正露出されるので遠くのあるいは
反射率の低い被写体でも良好に撮影することが可能とな
る。
【0049】この増幅度の切り替えは、手動あるいは一
旦露出した後に露出量不足であることが判明したとき、
あるいは、次の実施形態で説明するが、ストロボ露出の
露出量制御の精度を高めるための予備発光での測定で露
出量不足が判明したとき等に切り変えてもよい。
旦露出した後に露出量不足であることが判明したとき、
あるいは、次の実施形態で説明するが、ストロボ露出の
露出量制御の精度を高めるための予備発光での測定で露
出量不足が判明したとき等に切り変えてもよい。
【0050】図5は、予備発光でストロボ発光量を制御
する第3の実施形態を示している。図1において、52
は絞り閉鎖露出制御回路であり、信号量情報401や絞
り値検出信号202から絞り2を用いて従来の改良され
た撮像装置(特開平8−65570号公報)と同様の動
画撮影による測光の後に静止画撮影のための絞り露出制
御を行う。
する第3の実施形態を示している。図1において、52
は絞り閉鎖露出制御回路であり、信号量情報401や絞
り値検出信号202から絞り2を用いて従来の改良され
た撮像装置(特開平8−65570号公報)と同様の動
画撮影による測光の後に静止画撮影のための絞り露出制
御を行う。
【0051】54は第1の測光処理回路で予備測光によ
る処理を行い、55は第2の測光処理回路で本測光によ
る処理を行う。56はストロボ設定回路であり、第1の
測光処理回路54と第2の測光処理回路55の処理結果
等を基にしてストロボ装置6の設定処理等を行う。
る処理を行い、55は第2の測光処理回路で本測光によ
る処理を行う。56はストロボ設定回路であり、第1の
測光処理回路54と第2の測光処理回路55の処理結果
等を基にしてストロボ装置6の設定処理等を行う。
【0052】53は露出タイミング制御回路であり、絞
り閉鎖露出制御回路52,第1の測光処理回路54,第
2の測光処理回路55,ストロボ制御回路56をレリー
ズ釦スイッチ7のトリガー信号を元に制御する。
り閉鎖露出制御回路52,第1の測光処理回路54,第
2の測光処理回路55,ストロボ制御回路56をレリー
ズ釦スイッチ7のトリガー信号を元に制御する。
【0053】その他の構成要素は、図4で説明した第2
の実施形態において同一参照符号を付して説明した構成
要素と同一機能を有する構成要素である。
の実施形態において同一参照符号を付して説明した構成
要素と同一機能を有する構成要素である。
【0054】この第3の実施形態の動作を図6に示す波
形図を参照して以下に説明する。
形図を参照して以下に説明する。
【0055】図6において、(Q)は転送パルス、
(R)は掃き出しパルス、(S)は予備測光用発光パル
ス、(T)は予備測光処理の期間を示している。(U)
は静止画撮影のストロボ露出を行う露出用発光パルスで
あり、図2に示したストロボパルス(J)と同等であ
る。(V)はストロボ発光部62の発光波形であり、
(ト)は予備発光の波形、(チ)は露出用発光パルス
(U)による本発光の波形である。(O)はストロボ受
光部63で受光した光の積分波形であり、予備発光
(ト)及び本発光(チ)で受光した光量が積分されてい
る。なお、予備測光処理期間(T)で受光積分波形
(O)のリセットを行って本発光(チ)の測光に備える
ことを示す。
(R)は掃き出しパルス、(S)は予備測光用発光パル
ス、(T)は予備測光処理の期間を示している。(U)
は静止画撮影のストロボ露出を行う露出用発光パルスで
あり、図2に示したストロボパルス(J)と同等であ
る。(V)はストロボ発光部62の発光波形であり、
(ト)は予備発光の波形、(チ)は露出用発光パルス
(U)による本発光の波形である。(O)はストロボ受
光部63で受光した光の積分波形であり、予備発光
(ト)及び本発光(チ)で受光した光量が積分されてい
る。なお、予備測光処理期間(T)で受光積分波形
(O)のリセットを行って本発光(チ)の測光に備える
ことを示す。
【0056】また、図3で説明した動作と同様に、
(リ)の露出量スレッショルド(1)、(ヌ)の露出量
スレッショルド(2)は、それぞれ予備露出,本露出の
ストロボ発光停止を決めるスレッショルドを表してい
る。
(リ)の露出量スレッショルド(1)、(ヌ)の露出量
スレッショルド(2)は、それぞれ予備露出,本露出の
ストロボ発光停止を決めるスレッショルドを表してい
る。
【0057】(X)は撮像素子3の出力信号レベルを示
しており、YL1はストロボ発光無しの場合の出力信号
レベル、YL2は予備測光用発光パルス(S)により照
明された場合の出力信号レベル、YL3は露出用発光パ
ルス(U)により照明された場合の出力信号レベルを示
している。
しており、YL1はストロボ発光無しの場合の出力信号
レベル、YL2は予備測光用発光パルス(S)により照
明された場合の出力信号レベル、YL3は露出用発光パ
ルス(U)により照明された場合の出力信号レベルを示
している。
【0058】ここで、出力信号レベルYL3の領域では
2つのV周期信号が出力されているが、これは、所謂静
止画撮影の1行読み出し駆動による第1フィールドと第
2フィールドの映像信号の読み出しを意味し、転送パル
ス(Q)において第1フィールド転送(ホ)と第2フィ
ールド転送(ヘ)のパルスに対応して撮像素子3から読
み出されていることを表している。
2つのV周期信号が出力されているが、これは、所謂静
止画撮影の1行読み出し駆動による第1フィールドと第
2フィールドの映像信号の読み出しを意味し、転送パル
ス(Q)において第1フィールド転送(ホ)と第2フィ
ールド転送(ヘ)のパルスに対応して撮像素子3から読
み出されていることを表している。
【0059】これは、特に以下の観点で露出制御を行う
必要があることを示す必要があるためにこの図で表示し
ている。すなわち、前述した改良された従来の撮像装置
でも開示しているように、動画撮影では所謂2行混合読
み出しを行い、静止画撮影では1行読み出しを行って測
光と静止画撮影の露出を行うので、センサの感度が異な
るために1フィールドでの露出量を静止画撮影では2倍
にすることが必要がある。そのため、ストロボでの予備
測光で測光した値を元にしてストロボ撮影での本露出量
を決める必要がある。
必要があることを示す必要があるためにこの図で表示し
ている。すなわち、前述した改良された従来の撮像装置
でも開示しているように、動画撮影では所謂2行混合読
み出しを行い、静止画撮影では1行読み出しを行って測
光と静止画撮影の露出を行うので、センサの感度が異な
るために1フィールドでの露出量を静止画撮影では2倍
にすることが必要がある。そのため、ストロボでの予備
測光で測光した値を元にしてストロボ撮影での本露出量
を決める必要がある。
【0060】これは、今、予備測光での露出量スレッシ
ョルド(1)(リ)により与えたストロボの露出がYL
2の出力レベルとなるが、この出力レベルYL2が適正
のレベルであったとしても、本露出でのスレッショルド
である露出量スレッショルド(ヌ)のレベルを同一とす
ることはできず、2倍とする必要があることを表す。勿
論、センサのダイナミックレンジがあるために単に2倍
の設定とすることは望ましくないことがあることは言う
までもなく、その場合には、可変増幅器41の増幅度や
静止画撮影の露出量の設定の変更を行って設定すること
が必要となる。増幅度と露出量をどのように配分するか
は、動画測光による画像の使用方法、たとえばモニター
に出力するとか、S/Nの配分をどうするか等の設計事
項となるので、詳細は省略する。
ョルド(1)(リ)により与えたストロボの露出がYL
2の出力レベルとなるが、この出力レベルYL2が適正
のレベルであったとしても、本露出でのスレッショルド
である露出量スレッショルド(ヌ)のレベルを同一とす
ることはできず、2倍とする必要があることを表す。勿
論、センサのダイナミックレンジがあるために単に2倍
の設定とすることは望ましくないことがあることは言う
までもなく、その場合には、可変増幅器41の増幅度や
静止画撮影の露出量の設定の変更を行って設定すること
が必要となる。増幅度と露出量をどのように配分するか
は、動画測光による画像の使用方法、たとえばモニター
に出力するとか、S/Nの配分をどうするか等の設計事
項となるので、詳細は省略する。
【0061】図5及び図6において、予め信号量情報4
01や絞り値検出信号202等とからストロボによる露
出を行うことを検出した絞り閉鎖露出制御回路52は、
絞り駆動回路22により絞り2の絞り値をストロボ装置
6の設定に応じた絞り値に設定する。
01や絞り値検出信号202等とからストロボによる露
出を行うことを検出した絞り閉鎖露出制御回路52は、
絞り駆動回路22により絞り2の絞り値をストロボ装置
6の設定に応じた絞り値に設定する。
【0062】その後、レリーズ釦スイッチ7によりシャ
ッタパルス(B)が入力されると、静止画撮影の露出開
始を検知した露出タイミング制御回路53は、予備測光
の設定データ等を保持して予備測光の設定等を行う第1
の測光処理回路54により、ストロボ設定回路56を通
じて、予備測光のための露出量スレッショルド(1)
(リ)をストロボ制御回路61に設定する。それと同時
に<ストロボ制御回路56から予備測光用発光パルス
(S)を出力させwストロボ発光部62によりストロボ
発光を行う。
ッタパルス(B)が入力されると、静止画撮影の露出開
始を検知した露出タイミング制御回路53は、予備測光
の設定データ等を保持して予備測光の設定等を行う第1
の測光処理回路54により、ストロボ設定回路56を通
じて、予備測光のための露出量スレッショルド(1)
(リ)をストロボ制御回路61に設定する。それと同時
に<ストロボ制御回路56から予備測光用発光パルス
(S)を出力させwストロボ発光部62によりストロボ
発光を行う。
【0063】ストロボ受光部63の受光信号を受光積分
波形(O)で示すように積分し、露出量スレッショルド
(1)(リ)に達したことを検出したストロボ制御回路
61は、発光停止信号を出力してストロボ発光部62の
発光を停止させる。
波形(O)で示すように積分し、露出量スレッショルド
(1)(リ)に達したことを検出したストロボ制御回路
61は、発光停止信号を出力してストロボ発光部62の
発光を停止させる。
【0064】その後、ストロボによる露出を行った次の
フィールドV5のタイミングでの撮像素子3の出力信号
レベルはYL2であるが、この信号レベルYL2を第1
の測光処理回路54が検出する。この信号レベルYL2
の量は、露出量スレッショルド(1)(リ)で決まるス
トロボ発光の照明の大きさに対応しているので、受光積
分波形(O)の大きさと撮像素子出力(X)は比例して
いる。
フィールドV5のタイミングでの撮像素子3の出力信号
レベルはYL2であるが、この信号レベルYL2を第1
の測光処理回路54が検出する。この信号レベルYL2
の量は、露出量スレッショルド(1)(リ)で決まるス
トロボ発光の照明の大きさに対応しているので、受光積
分波形(O)の大きさと撮像素子出力(X)は比例して
いる。
【0065】そこで、第2の測光処理回路55では、出
力信号レベルYL2が標準的なレベルに対してどの程度
のレベルか、すなわち予備測光でのYレベル出力比(例
えば、=YLN/YL2、ここでYLN=適正撮像素子
出力)を算出した後に、本露出の露出量スレッショルド
(2)(ヌ)のレベルを露出量スレッショルド(1)
(リ)のYレベル出力比だけ乗算した後に、1行読み出
しのために感度が低下する分(1/2倍)だけ更に大き
く設定し、これをストロボ設定回路56を通じてストロ
ボ制御回路61に設定して発光制御を行う。
力信号レベルYL2が標準的なレベルに対してどの程度
のレベルか、すなわち予備測光でのYレベル出力比(例
えば、=YLN/YL2、ここでYLN=適正撮像素子
出力)を算出した後に、本露出の露出量スレッショルド
(2)(ヌ)のレベルを露出量スレッショルド(1)
(リ)のYレベル出力比だけ乗算した後に、1行読み出
しのために感度が低下する分(1/2倍)だけ更に大き
く設定し、これをストロボ設定回路56を通じてストロ
ボ制御回路61に設定して発光制御を行う。
【0066】このように設定することにより、予備露出
で得た撮像信号を基に本露出の露出量を補正することが
可能となり、より精度の高いストロボ露出を実現するこ
とができる。
で得た撮像信号を基に本露出の露出量を補正することが
可能となり、より精度の高いストロボ露出を実現するこ
とができる。
【0067】なお、静止画撮像で感度が低下する分だけ
露出量スレッショルド(2)(ヌ)のレベルを変更する
ものとしたが、勿論、可変増幅器41の増幅度を変更し
て、S/Nとのトレードオフで増幅度を決め、増幅度の
可変分だけスレッショルドを変更して本露出を行えばよ
いことは言うまでもない。
露出量スレッショルド(2)(ヌ)のレベルを変更する
ものとしたが、勿論、可変増幅器41の増幅度を変更し
て、S/Nとのトレードオフで増幅度を決め、増幅度の
可変分だけスレッショルドを変更して本露出を行えばよ
いことは言うまでもない。
【0068】あるいは、予備測光の場合だけ増幅度を特
定のレベルだけ上昇させ、増幅後の撮像素子3の出力レ
ベルを判定し、測光してもよいことは言うまでもない。
定のレベルだけ上昇させ、増幅後の撮像素子3の出力レ
ベルを判定し、測光してもよいことは言うまでもない。
【0069】更に、撮像素子出力(X)の信号レベルと
してピークレベルを選んで露出量の制御に用いるように
説明したが、平均レベルでもよいし、またその組み合わ
せ、更には撮像素子出力にウインドウをかけてその組み
合わせでレベルを評価してもよいことは言うまでもな
い。
してピークレベルを選んで露出量の制御に用いるように
説明したが、平均レベルでもよいし、またその組み合わ
せ、更には撮像素子出力にウインドウをかけてその組み
合わせでレベルを評価してもよいことは言うまでもな
い。
【0070】これは、撮像素子出力の評価方式が何であ
れ、評価の出力と受光積分波形の出力がほぼ対応してい
るためである。勿論、レンズ1とストロボ受光部63が
被写体を覗く画角が異なるので全く対応することはな
い。全く対応させるためには、レンズ1を通じてストロ
ボ受光部を配置する、所謂TTL測光形式のストロボ装
置とする必要がある。
れ、評価の出力と受光積分波形の出力がほぼ対応してい
るためである。勿論、レンズ1とストロボ受光部63が
被写体を覗く画角が異なるので全く対応することはな
い。全く対応させるためには、レンズ1を通じてストロ
ボ受光部を配置する、所謂TTL測光形式のストロボ装
置とする必要がある。
【0071】以上、ストロボ装置の形式まで関連づけた
が、これらのストロボ光,自然光,撮像素子出力及び受
光積分波形をまとめて図7に示し、更に新たな制御方法
の第4の実施形態を説明する。
が、これらのストロボ光,自然光,撮像素子出力及び受
光積分波形をまとめて図7に示し、更に新たな制御方法
の第4の実施形態を説明する。
【0072】図7において、(Y)はストロボ受光部6
2の受光信号を積分した受光積分波形であり、新たにス
トロボ光がない場合の受光積分波形を検出するためにシ
ャッタ速度Taの期間だけストロボ受光部63の出力を
積分したベース積分期間(ル)を設けた例である。同様
に、露出量スレッショルド(2)SL2も露出期間のみ
の露出量EXAを積分したものである。また、EXAは
絞り値Faで且つシャッタ速度Taの場合の露出量であ
ってEX31〜EX36と同一であり、EXBは閉鎖し
た場合の露出量であってEX37と同一である。
2の受光信号を積分した受光積分波形であり、新たにス
トロボ光がない場合の受光積分波形を検出するためにシ
ャッタ速度Taの期間だけストロボ受光部63の出力を
積分したベース積分期間(ル)を設けた例である。同様
に、露出量スレッショルド(2)SL2も露出期間のみ
の露出量EXAを積分したものである。また、EXAは
絞り値Faで且つシャッタ速度Taの場合の露出量であ
ってEX31〜EX36と同一であり、EXBは閉鎖し
た場合の露出量であってEX37と同一である。
【0073】また、発光波形(V)においてEXS2は
予備発光の場合のストロボ発光量を示し、EXS3は本
発光の場合のストロボ発光量を示している。その他の波
形は、図6において同一の参照符号を付した形と同一機
能の波形である。
予備発光の場合のストロボ発光量を示し、EXS3は本
発光の場合のストロボ発光量を示している。その他の波
形は、図6において同一の参照符号を付した形と同一機
能の波形である。
【0074】ここで、ストロボ発光の撮像素子出力への
寄与分を出力レベルとして表すとする。
寄与分を出力レベルとして表すとする。
【0075】先ず、絞り閉鎖特性は、予め、AE特性メ
モリ51から分かっているので、絞り値Faを絞り値検
出信号で検出することにより露出量EXAと露出量EX
Bの比は容易に得られる。これは特開平8−65570
号公報に開示されているので詳細な説明は略する。算出
結果を露出量EXBとすると、撮像素子出力の寄与分Y
EXBは YEXB=YL1 × (EXB/EXA) となる。露出量スレッショルド(1)の撮像素子出力へ
の寄与分をYTH1とすると、予備測光の露出は露出量
EXAとストロボ発光の双方の寄与であるから YL2=YL1+YTH1 となる。露出量スレッショルド(2)の撮像素子出力へ
の寄与分をYTH2とすると、本露出の露出は露出量E
XBとストロボ発光の双方の寄与であるから YL3=YEXB+YTH2 となる。ところで、露出量スレッショルド(1),
(2)をそれぞれTH1,TH2とすると、撮像素子へ
の寄与分に対応するので、 TH1:TH2=YTH1:YTH2 となる。従って、露出量スレッショルド(2)を制御し
て出力信号YL3を予め定めた適正撮像素子出力YLN
としたとすると、 YL3=YLN となるので、 TH2=TH1×(YTH2/YTH1) =TH1×(YLN−YEXB)/(YL2−YL1) となる。TH1,YLN,YEXB,YL2,YL1は
総てが既知であるので、露出量スレッショルド(2)の
値を算出することができ、これを第2の測光処理回路5
5で算出した後にストロボ設定回路56を通じてストロ
ボ制御回路61の露出量スレッショルド(2)に設定す
れば、薄明かりでのストロボ撮影等の所謂ミックス光で
の良好な撮影が可能となる。
モリ51から分かっているので、絞り値Faを絞り値検
出信号で検出することにより露出量EXAと露出量EX
Bの比は容易に得られる。これは特開平8−65570
号公報に開示されているので詳細な説明は略する。算出
結果を露出量EXBとすると、撮像素子出力の寄与分Y
EXBは YEXB=YL1 × (EXB/EXA) となる。露出量スレッショルド(1)の撮像素子出力へ
の寄与分をYTH1とすると、予備測光の露出は露出量
EXAとストロボ発光の双方の寄与であるから YL2=YL1+YTH1 となる。露出量スレッショルド(2)の撮像素子出力へ
の寄与分をYTH2とすると、本露出の露出は露出量E
XBとストロボ発光の双方の寄与であるから YL3=YEXB+YTH2 となる。ところで、露出量スレッショルド(1),
(2)をそれぞれTH1,TH2とすると、撮像素子へ
の寄与分に対応するので、 TH1:TH2=YTH1:YTH2 となる。従って、露出量スレッショルド(2)を制御し
て出力信号YL3を予め定めた適正撮像素子出力YLN
としたとすると、 YL3=YLN となるので、 TH2=TH1×(YTH2/YTH1) =TH1×(YLN−YEXB)/(YL2−YL1) となる。TH1,YLN,YEXB,YL2,YL1は
総てが既知であるので、露出量スレッショルド(2)の
値を算出することができ、これを第2の測光処理回路5
5で算出した後にストロボ設定回路56を通じてストロ
ボ制御回路61の露出量スレッショルド(2)に設定す
れば、薄明かりでのストロボ撮影等の所謂ミックス光で
の良好な撮影が可能となる。
【0076】以上の説明で、露出量スレッショルド
(1)や露出量スレッショルド(2)が撮像素子出力に
全く対応しているとして説明したが、勿論、スレッショ
ルドに到達後の発光停止信号が出力されても残光が生じ
て全く影響がないわけではないが、その量は十分無視で
きる程度である。しかし、必要であれば補正を行えばよ
いことは言うまでもない。
(1)や露出量スレッショルド(2)が撮像素子出力に
全く対応しているとして説明したが、勿論、スレッショ
ルドに到達後の発光停止信号が出力されても残光が生じ
て全く影響がないわけではないが、その量は十分無視で
きる程度である。しかし、必要であれば補正を行えばよ
いことは言うまでもない。
【0077】なお、この露出制御の要点は、ストロボ発
光の時間が絞りシャッタ等による露出に比べて短く、ス
トロボ発光の露出量スレッショルドに達するまでの時間
では絞りシャッタ等の露出の寄与がほとんどない。その
ため、露出量スレッショルドと、それに対するストロボ
光の寄与分が対応しているので、全く独立に露出量を算
出してもかまわない点にある。
光の時間が絞りシャッタ等による露出に比べて短く、ス
トロボ発光の露出量スレッショルドに達するまでの時間
では絞りシャッタ等の露出の寄与がほとんどない。その
ため、露出量スレッショルドと、それに対するストロボ
光の寄与分が対応しているので、全く独立に露出量を算
出してもかまわない点にある。
【0078】また、この露出制御においても、撮像素子
出力レベルYLの評価式を変更しても全く同様の制御が
可能なことは言うまでもない。
出力レベルYLの評価式を変更しても全く同様の制御が
可能なことは言うまでもない。
【0079】以上、ストロボ発光部62からのストロボ
光の反射光をストロボ受光部63で検出する場合を述べ
たが、本発明になる撮像装置は、これに限られないこと
は言うまでもない。
光の反射光をストロボ受光部63で検出する場合を述べ
たが、本発明になる撮像装置は、これに限られないこと
は言うまでもない。
【0080】図8は、その場合の変形例を示す第4の実
施形態である。図8において、64はストロボ発光量検
出器であり、その他の構成要素は図5に示した同一参照
符号構成要素と同一機能の構成要素である。
施形態である。図8において、64はストロボ発光量検
出器であり、その他の構成要素は図5に示した同一参照
符号構成要素と同一機能の構成要素である。
【0081】ストロボ発光検出器64は、ストロボ発光
部62の発光量を検出するものであり、例えば、発光部
に隣接して光り検出器を設置し、その出力信号からスト
ロボ発光量を得るように構成してもよく、詳細は後述す
る実施形態にて説明する。
部62の発光量を検出するものであり、例えば、発光部
に隣接して光り検出器を設置し、その出力信号からスト
ロボ発光量を得るように構成してもよく、詳細は後述す
る実施形態にて説明する。
【0082】このように構成された撮像装置における動
作は、図5に示す第3の実施形態における図7の動作信
号波形において、受光積分波形(Y)での波形レベルS
L1が0となった場合に相当する。そのために、制御作
用は同様になるので説明を省略する。
作は、図5に示す第3の実施形態における図7の動作信
号波形において、受光積分波形(Y)での波形レベルS
L1が0となった場合に相当する。そのために、制御作
用は同様になるので説明を省略する。
【0083】但し、図5に示した第3の実施形態では、
ストロボ制御回路61は被写体からの反射光を検出して
いるので、被写体に応じて適正な予備発光が可能となる
が、図8に示した第4の実施形態ではそのようにはなら
ない。
ストロボ制御回路61は被写体からの反射光を検出して
いるので、被写体に応じて適正な予備発光が可能となる
が、図8に示した第4の実施形態ではそのようにはなら
ない。
【0084】そのために、予備発光の撮像素子出力への
寄与分が適正値にない場合には、再度、第1の測光処理
回路を通じて発光量を調整する再試行を行えばよい。す
なわち、撮像素子出力レベルYL2がオーバーであると
きには露出量スレッショルド(1)を下げ、アンダーで
あるときには上げることで予備の測光を行って本露出の
制御を行うようにすればよい。勿論、最初の本露出で
は、ストロボ装置6のガイドナンバーに適した距離の標
準的な反射率(17%程度)を想定した設定にしておく
ことが設計上必要である。
寄与分が適正値にない場合には、再度、第1の測光処理
回路を通じて発光量を調整する再試行を行えばよい。す
なわち、撮像素子出力レベルYL2がオーバーであると
きには露出量スレッショルド(1)を下げ、アンダーで
あるときには上げることで予備の測光を行って本露出の
制御を行うようにすればよい。勿論、最初の本露出で
は、ストロボ装置6のガイドナンバーに適した距離の標
準的な反射率(17%程度)を想定した設定にしておく
ことが設計上必要である。
【0085】次に、ストロボ装置6の具体的な実施形態
を詳細に説明する。図9は、前述したストロボ装置6の
1つの実施形態を示す内部構成のブロック図である。6
11は発光量制御回路であり、ストロボ制御回路61に
相当する。621は放電管(発光管)、622は電流遮
断回路、623は高圧印加回路であって、これらはスト
ロボ発光部62に相当する。641は電流検出部、64
2は積分回路であって、これらはストロボ発光量検出器
64に相当する。そして、(ヲ)は放電管621の発光
を開始させる発光開始パルス、(ワ)は露出量スレッシ
ョルドを変更する発光量調整信号であり、これらは発光
量制御回路611に入力される。
を詳細に説明する。図9は、前述したストロボ装置6の
1つの実施形態を示す内部構成のブロック図である。6
11は発光量制御回路であり、ストロボ制御回路61に
相当する。621は放電管(発光管)、622は電流遮
断回路、623は高圧印加回路であって、これらはスト
ロボ発光部62に相当する。641は電流検出部、64
2は積分回路であって、これらはストロボ発光量検出器
64に相当する。そして、(ヲ)は放電管621の発光
を開始させる発光開始パルス、(ワ)は露出量スレッシ
ョルドを変更する発光量調整信号であり、これらは発光
量制御回路611に入力される。
【0086】発光開始パルス(ヲ)が入力されると、発
光量調整回路611は、高圧印加回路623により放電
管621の発光を開始させる。その後、電流検出部64
1の出力信号を積分回路642で積分し、この積分量が
発光量調整信号(ワ)で与えられる露出量スレッショル
ド(2)に対応したレベルまで達すると、発光量制御回
路611は、電流遮断回路622によって放電管621
の電流を遮断して発光を停止させる。
光量調整回路611は、高圧印加回路623により放電
管621の発光を開始させる。その後、電流検出部64
1の出力信号を積分回路642で積分し、この積分量が
発光量調整信号(ワ)で与えられる露出量スレッショル
ド(2)に対応したレベルまで達すると、発光量制御回
路611は、電流遮断回路622によって放電管621
の電流を遮断して発光を停止させる。
【0087】こようにして、ストロボ受光部を使用しな
いで発光量を検出する制御を実現する。
いで発光量を検出する制御を実現する。
【0088】図10は、ストロボ装置6の他の実施形態
を示している。この実施形態において、643は光量検
出器であり、ストロボ発光量検出器を構成する構成要素
である。その他の構成要素は、図9に示した実施形態に
おいて同一の参照符号を付した構成要素と同一機能の構
成要素である。
を示している。この実施形態において、643は光量検
出器であり、ストロボ発光量検出器を構成する構成要素
である。その他の構成要素は、図9に示した実施形態に
おいて同一の参照符号を付した構成要素と同一機能の構
成要素である。
【0089】光量検出器643は、放電管621に隣接
して設置されたフォトセンサであり、放電光の強さを検
出する。
して設置されたフォトセンサであり、放電光の強さを検
出する。
【0090】そして、発光開始パルス(ヲ)が入力され
て放電管621が発光を開始すると、図9に示す実施形
態と同様に、光量検出器643の出力信号が積分回路6
42によって積分されて増加する。積分値が発光量調整
信号(ワ)によって与えられる露出量スレッショルド
(2)に相当する値まで増加すると、発光量制御回路6
11は、電流遮断回路622によって発光を停止させて
発光量の制御を行う。
て放電管621が発光を開始すると、図9に示す実施形
態と同様に、光量検出器643の出力信号が積分回路6
42によって積分されて増加する。積分値が発光量調整
信号(ワ)によって与えられる露出量スレッショルド
(2)に相当する値まで増加すると、発光量制御回路6
11は、電流遮断回路622によって発光を停止させて
発光量の制御を行う。
【0091】図9に示した実施形態は、放電管621の
放電電流により発光量を推定する構成であり、図10に
示した実施形態は、放電管621の発光光により発光量
を求める構成としたが、勿論、必要に応じて、印加電圧
も検出して光量推定に加味したり、光量検出器643を
放電管621の内部に設置したり、放電管621の反射
鏡のボディー側に装着したり、検出器643の感度をフ
ィルタ等で低下させたりしすることもできることは言う
までもない。
放電電流により発光量を推定する構成であり、図10に
示した実施形態は、放電管621の発光光により発光量
を求める構成としたが、勿論、必要に応じて、印加電圧
も検出して光量推定に加味したり、光量検出器643を
放電管621の内部に設置したり、放電管621の反射
鏡のボディー側に装着したり、検出器643の感度をフ
ィルタ等で低下させたりしすることもできることは言う
までもない。
【0092】ところで、以上の実施形態は、動画撮影と
静止画撮影に分けて動画撮影において測光を行うものと
してきたが、勿論、静止画撮影において必要な回数だけ
動画撮影と同様に測光動作を行ってもよいことは言うま
でもなく、特に予備発光によりストロボ制御を行う場合
には、数度の静止画撮影により高精度なストロボ露出が
行えることは勿論である。これは、特に撮像素子自体に
静止画撮影機能が付加されている場合に、絞り閉鎖等の
動作をせずに簡便に被写体の試し取りができるので、動
画撮影と同様に、数度の且つ早急な測光動作が可能とな
り、動画撮影での処理が静止画撮影での処理で十分可能
となることによる。
静止画撮影に分けて動画撮影において測光を行うものと
してきたが、勿論、静止画撮影において必要な回数だけ
動画撮影と同様に測光動作を行ってもよいことは言うま
でもなく、特に予備発光によりストロボ制御を行う場合
には、数度の静止画撮影により高精度なストロボ露出が
行えることは勿論である。これは、特に撮像素子自体に
静止画撮影機能が付加されている場合に、絞り閉鎖等の
動作をせずに簡便に被写体の試し取りができるので、動
画撮影と同様に、数度の且つ早急な測光動作が可能とな
り、動画撮影での処理が静止画撮影での処理で十分可能
となることによる。
【0093】なお、このように撮像素子自体にシャッタ
の開閉機能が付加されても、被写界深度の設定等の絞り
固有の機能は必要であるので、絞り2は撮像装置の露出
制御において不可欠であり、構成上必要となる。そのた
め、ストロボ発光の前の特定絞り値に絞りを設定する等
の制御を行わせることが必要であることは言うまでもな
い。
の開閉機能が付加されても、被写界深度の設定等の絞り
固有の機能は必要であるので、絞り2は撮像装置の露出
制御において不可欠であり、構成上必要となる。そのた
め、ストロボ発光の前の特定絞り値に絞りを設定する等
の制御を行わせることが必要であることは言うまでもな
い。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、汎用のビ
デオカメラで使用される絞りを用いて動画撮影と静止画
撮影とを両立させた撮像装置において、安価で精度の高
いストロボ露出を実現することができる。
デオカメラで使用される絞りを用いて動画撮影と静止画
撮影とを両立させた撮像装置において、安価で精度の高
いストロボ露出を実現することができる。
【図1】本発明になる撮像装置の第1の実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1に示した本発明になる撮像装置のストロボ
露出制御における動作波形図である。
露出制御における動作波形図である。
【図3】図1に示した本発明になる撮像装置をストロボ
露出制御を中心にした説明のための動作波形図である。
露出制御を中心にした説明のための動作波形図である。
【図4】本発明になる撮像装置の第2の実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】本発明になる撮像装置の第3の実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】図5に示した本発明になる撮像装置のストロボ
露出制御における動作波形図である。
露出制御における動作波形図である。
【図7】本発明になる撮像装置におけるストロボ露出制
御の動作波形図である。
御の動作波形図である。
【図8】本発明になる撮像装置の第4の実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図9】本発明になる撮像装置におけるストロボ装置の
一実施形態を示すブロック図である。
一実施形態を示すブロック図である。
【図10】本発明になる撮像装置におけるストロボ装置
の他の実施形態を示すブロック図である。
の他の実施形態を示すブロック図である。
【図11】従来の撮像装置における露出制御の動作波形
図である。
図である。
【図12】従来の撮像装置における露出制御の動作波形
図である。
図である。
1…レンズ、2…絞り、3…撮像素子、4…信号処理回
路、5…露出制御回路、6…ストロボ装置、7…レリー
ズ釦スイッチ、21…絞り検出回路、22…絞り駆動回
路、31…電子シャッタ駆動回路、51…AE特性メモ
リ、61…ストロボ制御回路、62…ストロボ発光部、
63…ストロボ受光部、201…絞り値制御信号、20
2…絞り値検出信号、301…電子シャッタスピード制
御信号、401…信号量情報、402…出力端子。
路、5…露出制御回路、6…ストロボ装置、7…レリー
ズ釦スイッチ、21…絞り検出回路、22…絞り駆動回
路、31…電子シャッタ駆動回路、51…AE特性メモ
リ、61…ストロボ制御回路、62…ストロボ発光部、
63…ストロボ受光部、201…絞り値制御信号、20
2…絞り値検出信号、301…電子シャッタスピード制
御信号、401…信号量情報、402…出力端子。
Claims (15)
- 【請求項1】入射した光学像を光電変換する撮像素子
と、この撮像素子における光電変換電荷を掃き出すこと
により該撮像素子の電荷蓄積時間を制御する電子シャッ
タ制御手段と、前記撮像素子への入射光量を制限する絞
り手段と、この絞り手段の絞り閉鎖特性を記憶しておく
絞り特性記憶手段とを備え、前記絞り特性記憶手段の特
性を参照して前記電子シャッタ制御手段による電荷の掃
き出しと絞りの閉鎖で決定される露出量を予め予測して
露出制御行うことにより静止画撮像を可能とする撮像装
置において、 前記電子シャッタ制御手段による電荷の掃き出しが終了
した後にストロボ発光開始パルスを発生させると共に絞
り手段の閉鎖開始を行うようにしたこと特徴とする撮像
装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記絞り手段を用いて
動画露出制御を行う動画露出制御手段を備え、この動画
露出制御手段による露出での絞り値と撮像信号量から被
写体の低照度状態を検出して該絞り手段により該絞りの
値を特定の絞り値に設定してストロボ発光を行うように
したことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項3】請求項1において、低照度状態を検出した
ときに絞りを特定の絞り値に設定する前に静止画撮像を
実行するレリーズ釦が押された場合には、絞り値の設定
が終了した後にレリーズ釦信号の受け付けを行なう時間
よりも長い時間を使用して該レリーズ釦信号の受け付け
を行う露出制御回路を設けたことを特徴とする撮像装
置。 - 【請求項4】入射した光学像を光電変換する撮像素子
と、この撮像素子への入射光量を制限する絞り手段と、
前記撮像素子における光電変換電荷を掃き出すことによ
り該撮像素子の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ制
御手段と、前記撮像素子の信号を可変増幅して適正な映
像信号レベルに変換する可変増幅手段とを備え、前記絞
り手段と電子シャッタ制御手段と可変増幅手段とによる
露出制御を行うことにより動画及び静止画撮像を可能と
した撮像装置において、 ストロボを利用して静止画露出を行う場合には、絞り値
をストロボ制御に適した値に固定し、前記可変増幅手段
と電子シャッタ制御手段とにより動画撮像の露出制御を
行って静止画露出開始用のレリーズ釦信号に従う静止画
撮影を行うことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記レリーズ釦が押さ
れたときに前記可変増幅手段の増幅度を予め定められた
値に変更して前記ストロボの発光を行うことを特徴とす
る撮像装置。 - 【請求項6】入射した光学像を光電変換する撮像素子
と、この撮像素子への入射光量を制限する絞り手段と、
前記撮像素子の出力信号を可変増幅して適正な映像信号
レベルに変換する可変増幅手段とを備え、前記絞り手段
と可変増幅手段とによって露出制御を行うことにより動
画撮像及び静止画撮像を可能にする撮像装置において、 ストロボと、このストロボの発光量を検出する発光量検
出手段と、この発光量検出手段の出力信号とスレッショ
ルドとの比較で前記ストロボの発光量を制御する制御回
路と、動画撮像の状態で前記制御回路を設定して発光制
御する第1の発光制御手段と、静止画撮像の状態で前記
制御回路を設定して発光制御する第2の発光制御手段
と、前記撮像素子の映像信号出力により撮像信号レベル
を検出する撮像信号レベル検出手段とを設け、前記第1
の発光制御手段によるストロボ発光で得られる露出での
第1の撮像信号レベルに基づいて前記第2の発光制御手
段二より前記制御回路のスレッショルドの設定を変更す
るようにしたことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項7】請求項6において、前記第1の発光制御手
段によるストロボ発光の場合と前記第2の発光制御手段
によるストロボ発光の場合とでは前記可変増幅器の増幅
度を異ならせるようにしたことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項8】請求項6において、前記発光量検出手段
は、前記ストロボの発光電流に基づいた発光量を検出す
ることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項9】請求項6において、前記発光量検出手段
は、前記ストロボの発光光を直接検出することにより発
光量を検出することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項10】請求項6において、前記発光量検出手段
は、前記ストロボの発光光の反射光を検出することによ
り発光量を検出することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項11】電子シャッタ機能を備えて静止画撮像が
可能な撮像素子と、この撮像素子への入射光量を制限す
る絞り手段と、前記撮像素子の出力信号を可変増幅して
適正な映像信号レベルに変換する可変増幅手段とを備
え、前記シャッタ機能と絞り手段と可変増幅手段とによ
って露出制御を行うことにより静止画撮像を可能にした
撮像装置において、 ストロボと、このストロボの発光量を検出する発光量検
出手段と、この発光量検出手段の出力信号とスレッショ
ルドとの比較で前記ストロボの発光量を制御する制御回
路と、動画撮像の状態で前記制御回路を設定して発光制
御する第1の発光制御手段と、静止画撮像の状態で前記
制御回路を設定して発光制御する第2の発光制御手段
と、前記撮像素子の映像信号出力により撮像信号レベル
を検出する撮像信号レベル検出手段とを設け、前記第1
の発光制御手段によるストロボ発光で得られる露出での
第1の撮像信号レベルに基づいて前記第2の発光制御手
段が前記制御回路のスレッショルドの設定を変更するこ
とを特徴とする撮像装置。 - 【請求項12】請求項11において、前記第1の発光制
御手段によるストロボ発光の場合と前記第2の発光制御
手段によるストロボ発光の場合とで前記可変増幅器の増
幅度を異ならせることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項13】請求項11において、前記発光量検出手
段は、前記ストロボの発光電流に基づいて発光量を検出
することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項14】請求項11において、前記発光量検出手
段は、前記ストロボの発光光を直接検出することにより
発光量を検出することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項15】請求項11において、前記発光量検出手
段は、前記ストロボの発光光の反射光を検出することに
より発光量を検出することを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8193070A JPH1039364A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8193070A JPH1039364A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1039364A true JPH1039364A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16301713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8193070A Pending JPH1039364A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1039364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008009052A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Fujifilm Corp | ストロボ装置及び撮影装置 |
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1996
- 1996-07-23 JP JP8193070A patent/JPH1039364A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008009052A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Fujifilm Corp | ストロボ装置及び撮影装置 |
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