JPH1039238A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH1039238A
JPH1039238A JP9108756A JP10875697A JPH1039238A JP H1039238 A JPH1039238 A JP H1039238A JP 9108756 A JP9108756 A JP 9108756A JP 10875697 A JP10875697 A JP 10875697A JP H1039238 A JPH1039238 A JP H1039238A
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color
optical device
micro
matrix
microfilter
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JP9108756A
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Piero Perlo
ピエーロ・ペルロ
Repetto Piermario
ピエールマリオ・レペット
Sabino Sinesi
サビーノ・シネシ
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Centro Ricerche Fiat SCpA
Original Assignee
Centro Ricerche Fiat SCpA
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3111Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying the colours sequentially, e.g. by using sequentially activated light sources
    • H04N9/3117Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying the colours sequentially, e.g. by using sequentially activated light sources by using a sequential colour filter producing two or more colours simultaneously, e.g. by creating scrolling colour bands
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    • G02B3/00Simple or compound lenses
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色及び画像の動的選択装置を提供すること。 【解決手段】 限定された大きさの多色光源から発射さ
れる拡散光線がマイクロレンズ(2)のアレイに入射す
る。マイクロレンズ(2)のアレイは、拡散光線をカラ
ーマイクロフィルター(3)のアレイに向かう複数のマ
イクロビームに集光及び分割する機能を有する。カラー
マイクロフィルタ(3)を通過すると、拡散光線は、画
像を生成するために制御処理ユニット(7)により互い
に独立に選択されるマイクロチョッパのマトリックスに
到達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の動的表示の
ための光学装置の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、その状態を変化
させることができるセルのマトリックスを使用するもの
が知られている。例えば、偏光フィルタとマイクロミラ
ーを備える表示装置を備えている液晶表示装置(LC
D)が知られている。2種類の液晶投映システム、すな
わち3個のLCDを備えるシステムと、1個のLCDを
備えるシステムとが知られている。上記3個のLCDを
備えるシステムは、白色光源と、光線を赤色、緑色及び
青色の三原色の色付き光線に分割するためのレンズを備
え、3個の単色LCDが3つの色付き光線を3つの画像
に変換する。これらの画像はダイクロイック要素により
互いに重ね合わせられ、最終的にはレンズによりスクリ
ーンに投映される。この種の投映システムは、上記白色
光源の全てのスペクトルを使用するという長所を有する
が、3個のLCDとダイクロイックプリズムが必要であ
ることから、高価かつ大型である。さらに、この種の投
映システムは、光軸調整が困難である。
【0003】1つのLCDを備えるシステムは、透明陽
画投映装置により1つのLCDの画像がスクリーンに投
映されるため、より小型で廉価である。このシステムで
使用されるタイプのLCDは、個々の副画素に対応する
カラーフィルタのモザイクを備えている。1/3より少
ない光線がLCDを通過するが、残余の光線は上記モザ
イクフィルタに吸収される。そのため、1個のLCDを
備える投映機は3個のLCDを備えるものよりも明度が
低い。
【0004】カラーフィルタのモザイクの使用を避ける
ために、例えば、“SID91’ダイジェスト”(19
91年)の427ページから429ページに掲載された
M.ダブラ他による“変形したCdSe−TFTを備え
る改良されたフレームシーケンシャルカラー投映機”に
記載されているような回転フィルタ装置を使用すること
が知られている。
【0005】LCDは1個であるがモザイクフィルタを
備えない他の投映機としては、“ユーロディスプレイ9
3”(1993年)の249ページから252ページに
掲載されたP.ジャンセンによる“新規な単一の電球高
光度HDカラー投映機”に記載された方形回転プリズム
を備えるものがある。このシステムでは、モザイクカラ
ーフィルタによる損失はないが、記憶同期装置、高速L
CD及び上記方形プリズムを回転するための機構が必要
となる。
【0006】TFT型のLCDパネルとカラーフイルタ
のモザイクにマイクロレンズを結合することは、例え
ば、“SID92’ダイジェスト”(1992年)の2
69ページから272ページに掲載されたH.ハマダ他
による“マイクロレンズアレイによる液晶投映機の明度
増強”に開示されている。
【0007】この技術は1個のLCDを備える投映機に
も応用されており、このことは“ジャパンディスプレイ
92ダイジェスト”(1992年)の875ページに掲
載されたT.タカマアツ他による“平面状のマイクロレ
ンズアレイを備える単一のパネルLCD投映機”に記載
されている。
【0008】しかしながら、マイクロレンズのマトリッ
クスを使用するが、マイクロフィルタのモザイクを備え
ない、LCD投映機の解決手段が、シャープ株式会社の
ハマダ他による“モザイクカラーフィルタを備えない新
規な明るい単一パネルLCD投映機システム”に開示さ
れている。添付図面のうち図12(A)はこの解決手段
を示しており、この図12(A)は互いに下流側へ配列
された3つのダイクロイックミラー101が白色光線を
赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の三原色の3つ
の光線に分割し、これら3つの光線は、マイクロレンズ
103a(図12(B)に図示する。)のマトリックス
103により、異なる角度で1個のTFT型LCD12
0に入射する。各マイクロレンズ103aに対して、T
FT型LCD120の3個の画素120aが組み合わせ
られている。TFT型LCD120から出射された光線
は、視野レンズ106により収束し、スクリーン108
に投映するためのレンズ107に入射する。この解決手
段には依然問題がある。すなわち、比較的平行な光線が
必要であり、また、ダイクロイックフィルタが効果的に
作動せず、反射のみを行う高価なダイクロイックミラー
を使用することにより光線を曲げることが可能となる。
さらに、液晶パネルも必要である。赤色、緑色又は青色
の画素の各サブクラスには、それぞれ赤色、青色及び緑
色の信号の1つが印加される。ディスプレイテック.I
ncから提案されている解決手段では、「RGB高速フ
ィルタ」と呼ばれる多層強誘電型の液晶を、赤色、緑色
又は青色が順に通過するように電子制御することができ
る。また、透過させる色を変更可能なフィルタとして
は、ねじれネマティック液晶と偏光フィルタを備えるも
のがある。さらに、偏光子がなく、ねじれの大きい液晶
の層を備えるものでもよく、これらの層は染色されたコ
レステリックとネマティックの混合の液晶により構成さ
れ、ガラスの間に配置されると共に、導電ITOにより
コーティングされている。
【0009】液晶を使用するすべての場合には、基材と
要求される技術の両方のコストが問題となる。その他の
問題としては、使用可能な温度範囲が限定されているこ
とがある。実際、液晶は−20℃から+80℃の範囲外
では機能しなくなる。
【0010】静止画像投映用の表示装置の分野では、透
明陽画は多色光線により均一に照らされ、レンズがスク
リーンに画像を投映する。画像を変更するたびに、透明
陽画を置換する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を解消した色彩及び画像の動的選択のた
めの光学装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、請求項1に示された特徴を備える装置を
提供するものである。本発明に係る装置のさらに好適な
特徴はサブクレームに記載されている。すなわち、本発
明に係る色及び画像の動的選択ための光学装置は、多色
光線発生器と、透明薄板に統合され、限定された波長に
集中する3つの色帯の光線を生成する機能を備えると共
に、例えば、それぞれ赤色、緑色及び青色の3つ光線で
ある、多数の矩形の集束光線を発生可能であり、該集束
光線が動的画像変調システムの隣接する画素群に対応す
る異なる領域にそれぞれ集束するようにしたマトリック
ス状に配置された網状マイクロレンズ(図7)と、上記
網状マイクロレンズのマトリックスにより生成される色
帯の中心波長に対応する透過率のピークを有し、コント
ラストの増大、分離性の向上又は上記色帯の重なり、す
なわち混ざりの問題を消去する機能を有すると共に、上
記動的画像変調システムと網状マイクロレンズのマトリ
ックスとの間に挿入されるカラーマイクロフィルタ(図
9)とを備えることを特徴としている。
【0013】上記動的画像変調システムは、TFT/L
CD型であることが好ましい。
【0014】また、上記動的画像変調システムは、まつ
毛型又は高分子フィルム型の静電マイクロチョッパ(図
5)と、視野レンズ及び投映レンズを備えることが好ま
しい。
【0015】上記カラーマイクロフィルタのマトリック
スをなくしてもよい。
【0016】まつ毛型又は高分子フィルム型の静電マイ
クロチョッパ(図5)を備える複数の透明陽画(図1
0)に予め記録された画像を投映又は半動的表示するも
のであって、上記多色光線がN個、例えば4個のM×N
個の画素からなる画像を含む複数の透明陽画に照射さ
れ、対応するM×N個のマイクロチョッパを開放するこ
とにより記録された画像の1つを選択するようにし、視
野レンズと投映レンズとを設けることが好ましい。
【0017】上記動的画像変調システムは、マイクロフ
ィルタのマトリックス又はマイクロレンズのマトリック
スの駆動手段を備え、まつ毛型又は高分子フィルム型の
静電マイクロチョッパを設けてもよい。
【0018】マイクロレンズとマイクロフィルタ又はマ
イクロセルが直線状、円形状、螺旋状又はこれらの組み
合わせた何らかの配置で配置され、マイクロレンズとマ
イクロフィルタの間の相対移動により、マイクロフィル
タ又はマイクロセルに記録されたパターンの種類を選択
できるようにすることが好ましい。
【0019】上記マイクロレンズは、辺長L、Hの矩形
横断面を有する収束レンズのマトリックスにより構成さ
れ、上記マイクロフィルタ又はマイクロセルはN×S個
あると共にその辺長がL/N、H/Sであり、K、M、
N、Sが整数であることが好ましい。
【0020】漫画において使用される公知の方法によ
り、互いに僅かに異なる画像を順に選択することによ
り、動画像を得ることが好ましい。
【0021】上記マイクロレンズは、1つのマイクロビ
ームの色を選択して、上記光線の形状、横断面、発散及
び方向を制御するものであることが好ましい。
【0022】例えば、カラービームが間欠することによ
り危険状況であることを警告するヘッドランプや、その
内部に組み込まれるブレーキ表示を備え、又は、Uター
ンの警告及びカラービームを発射するためのヘッドラン
プのような車両の照明システムの部品として使用され、
車両の照明システムに影響を与えないものであってもよ
い。
【0023】1つの光源から色、方向信号及び点滅効果
が得られるものであってもよい。
【0024】道路標識に使用され、信号の種類の選択の
他、可視角度方向を選択することができ、異なる方向か
ら異なる画像を同時に見ることができるものであっても
よい。
【0025】本発明の光学装置は、広告パネル又は光る
看板であってもよい。
【0026】スクリーン上に集束させるためにレンズを
使用する投影機であり、マイクロレンズのマリトックス
を備え、複数の画像が透明陽画の全域にわたって記録さ
れているものであってもよい。
【0027】多色マイクロビームが部分的又は全体的に
マイクロレンズの焦点の周辺に隣接して配置されたカラ
ーセル群に遮られるようにしてもよい。
【0028】本発明では、マイクロフィルタのマトリッ
クス及び静電マイクロチョッパのマトリックスを使用す
ることにより、先行技術の問題を解決している。材料は
通常のものであり、本発明を実行するために必要な技術
は低コストである。
【0029】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、多色光線1は
マイクロレンズ2のマトリックスM1により遮られる。
各マイクロレンズ2は、多色光線1の遮った部分を、マ
イクロフィルタ3のマトリックスM2上に集束させる。
マイクロフィルタ3のマトリックスM2は、制御処理ユ
ニット5によって制御される駆動装置4よりマトリック
ス2に供給される並進により所望の色又は画像を選択す
る。駆動装置4の詳細な構造と、マイクロレンズ2のマ
トリックスM1に対してマトリックスM2が存在する平
面を異ならせる方法は、図1には図示していない。その
理由は、これらの方法は公知の方法から得られるもので
あり、図面からそれらの詳細を削除することにより、マ
イクロレンズ2のマトリックスM1に対してマトリック
スM2が存在する平面を異なることが単純化されて理解
が容易になるからである。マイクロフィルタ3を通過し
た光線は、マイクロチョッパ6のマトリックスM3に到
達する。マイクロチョッパ6の開閉動作は制御処理ユニ
ット7により制御される。
【0030】上記マイクロフィルタ3の寸法は、各マイ
クロレンズ2の領域が複数のマイクロフィルタ3に覆わ
れるように設定している。図2に図示した例の場合、辺
長がL、L/Nである矩形のマイクロレンズ2は、辺長
がL/Nの対応するマイクロフィルタ3を備えている。
ここでN=3であり、一つのマイクロレンズ2には、赤
色、緑色及び青色のマイクロフィルタ3が対応してい
る。
【0031】マイクロフィルタ3とマイクロレンズ2の
間の距離は、マイクロレンズ2により集束された光線の
寸法がそれを遮るマイクロフィルタ3の寸法よりも小さ
くなるように設定しており、また、マイクロレンズ2に
入射する多色光線が非平行であること、及び、各マイク
ロビームにおける残留色収差を考慮している。
【0032】マイクロフィルタ3のマトリックスM2が
三原色のフィルタにより構成されていれば、マトリック
スM2を置き換え可能な3つの異なる位置毎に、マイク
ロレンズ2と等しい個数の多数の要素(画素)に対応す
る単色光線が生成される。その結果、すべての原色は、
1つのマイクロチョッパ6に到達する。従って、マイク
ロチョッパ6のマトリックス3上では、マイクロチョッ
パ6の開放時間を制御することにより、1つの画素又は
1つのマイクロチョッパの色を選択することができる。
各原色毎にタイミングを異ならせてマイクロチョッパ6
の作動と非作動を繰り返すことにより、視覚系に錯覚を
起こさせることができ、その結果、実際にはマイクロフ
ィルタに含まれていない一つの色が生じているかのよう
に感知させることかできる。実際、1つの原色の開放時
間tiに、測色と測光において知られている概念を応用
することにより、認識される色を選択することができ
る。一次近似では、認識される色は和、すなわちRt1
+Gt2+Bt3で表される。ここで、R、G及びBは原
色を示し、tiはその色の露光時間を示している。
【0033】もし、一つのマイクロレンズ2が辺長Lの
正方形横断面を有する場合、辺長がL/N(Nは2以上
の整数)の正方形のマイクロフィルタや、辺長がL及び
L/Nの横断面を有する矩形のマイクロフィルタ2を使
用することができる。N=2とし、マイクロフィルタ3
を正方形とした場合、各マイクロレンズ2には、N2
4個のマイクロフィルタ3が対応している。さらに、一
般には、マイクロレンズ2が非矩形の横断面を有する場
合には、マイクロレンズ3もそれに対応する形状及び寸
法を有する。
【0034】1つのマトリックスがK×M個のマイクロ
レンズ2を備える場合、(図10(A)参照)、マトリ
ックスをAKMで示し、マイクロレンズ2を符号aij
で示す。ここでi=1,2,…Kであり、j=1,2,
…Mである。マイクロレンズ2がすべて同一であり、例
えば、マイクロレンズ2が辺長L×Hの矩形であり、マ
イクロフィルタ3のマトリックスが辺長がL/N、H/
Sの大きさの矩形要素により構成される場合、マイクロ
フィルタ3のマトリックス内の1つのマイクロフィルタ
3(図10(B)参照)を符号(Fabijにより表
す。ここで添字i,jは対応するマイクロレンズ2を表
す。また、a=1,2,…Nであり、b=1,2…Sで
ある。
【0035】各マイクロレンズ2はマイクロビームを発
生し、各マイクロレンズ2にN×S個のマイクロフィル
タ3が対応している。マイクロレンズ2により集束され
る光線を遮るマイクロフィルタ3の種類は、N×Sの可
能な位置のうちから選択される。K×M個のマイクロレ
ンズ2はK×M個のマイクロビームを発生し、このマイ
クロビームはK×Mの同様のまたは異なるマイクロフィ
ルタ3に接近する。もし、同じ添字a,bを有するマイ
クロフィルタ3がすべて同一であれば、各位置に対して
光線の色が対応する。その逆に、K×M個の要素から構
成される多色光線又はカラー画像が生成される。全ての
マイクロチョッパ6を開放すると、動画効果を生み出す
ために、N×S個の画像を使用することが可能となる。
【0036】上記説明した概念は、不連続又はデジタル
形態というよりもむしろ、緩やかな変動により、フィル
タ又は画像が記録される光学要素を使用していることに
ある。図1に示す多色光線2は、放電、ネオン、白熱
光、半導体、固体、高分子、蛍光又はガス光源により発
生させることができる。上記光線は、さらに、自由伝播
や、反射現象を利用する導波管により、あるいは屈折、
全内反射、回折又はこれらの組み合わせにより作動する
公知のシステムにより、部分的又は全体的にその境界に
集光させることができる。マイクロレンズ2のマトリッ
クスは、屈折レンズ、回折レンズ、屈折−回折複合レン
ズ、屈折率の半径又は体積変化を有するレンズにより構
成することができる。マイクロレンズ2のマトリックス
の基材は、樹脂又はガラスにより構成することができ、
光線の伝達効果を向上するために、薄膜タイプ又は回折
タイプの非反射コーティングが施される。
【0037】1つのマイクロレンズ2は、球面レンズ又
は非球面レンズの位相機能を備えるひし形、六角形、矩
形又は正方形の横断面を有し、あるいは、それ自体又は
隣接するマイクロレンズとの組み合わせにより、回折ま
たは回折と反射の複合効果により、発散及び分配が制御
された光を有する光線が生成される。図3(A),
(B),(C)に図示するように、マイクロフィル3が
湾曲部を有し、その形状がマイクロレンズとして機能す
る場合、マイクロフィルタ3は、強度の分配と光線の発
散に貢献する。図3(A)では、各マイクロレンズ2の
出射光は、マイクロフィルタ3の中心に位置する光軸X
上に集束し、マイクロレンズ2とマイクロフィルタ3の
焦点は一致している。図3(B)の場合、それらの焦点
は一致しておらず、図3(C)の場合はマイクロレンズ
2及び/又はマイクロフィルタ3は延長された焦点を有
する回折タイプである。
【0038】図4に示す形態は特に有用である。この形
態では、マイクロレンズ2のマトリックスM1と、マイ
クロレンズ2とマイクロフィルタ3の間の移動を駆動す
るための駆動装置4をなくしている。この場合、マイク
ロチョッパ6のマトリックスは、全体が光線により照射
される。マイクロフィルタ3には原色のみが記録され、
マイクロチョッパの支持部上に載置され、あるいは、マ
イクロチョッパ6の支持部に接触して支持される。マイ
クロフィルタに到達した光線の一部はマイクロチョッパ
6により選択される。1つの色のセルは3つマイクロチ
ョッパ6、従って、3つのマイクロフィルタにより構成
されるため、3つのマイクロチョッパの個々の開放時間
を調節することにより、1つのセルの色を選択すること
ができる。
【0039】好適な解決手段では、マイクロチョッパは
静電フィルム形である。高解像度を有する第1の解決手
段では、図5に示すように、厚さ1μのベリリウム−銅
フィルムを使用することにより、一つの要素の開閉が総
開口寸法が50μ×25μである1つ要素が開閉され
る。同様のベリリウム−銅材料のまつ毛状のフィルムで
あれば、10μ2または25mm2以上のセルを製造上の
困難なしに得られる。同様の材料からなるまつ毛状フィ
ルムはより大きな厚みを有していてもよいが、平均寿命
又は開閉動作に要求されるたわみサイクルの回数は、厚
みが1ミクロンのオーダーであれば実質上無限になる。
従って、フィルムの厚さはこの値に設定することが好ま
しい。
【0040】図6(A)に示された形態では、マイクロ
チョッパ6として機能するまつ毛状又は高分子静電フィ
ルムに光線が照射され、マイクロチョッパ6はマイクロ
ミラーとして機能する。各マイクロチョッパ6の前方に
は、三原色のうちの1つに着色された1つのマイクロフ
ィルム3が配置されているため、3又は4のマイクロチ
ョッパにより構成される1つのセルの色は、このセルを
構成するマイクロチョッパの開放時間を制御することに
より規定される。マイクロチョッパ6のフィルムに直接
着色することにより、マイクロフィルタ3をなくすこと
ができる。開放するマイクロチョッパを選択することに
より画像を生成することができる。図6(B)は表示又
は投映ための装置において可能な照明の形態を示してい
る。光源Soからの多色光線は反射器Riにより装置に
向けられている。レンズLはスクリーンSに画像を投映
する。もし、この装置を直接画像を表示するために応用
するのであれば、通常、周囲の光線で十分機能する。
【0041】レンズの機能に回折格子の機能を結合させ
た要素のマトリックスを使用すれば、光線をそれぞれ赤
色、緑色及び青色に集中した色帯に分解することができ
る。特に、網状マイクロレンズのマトリックスに入射す
る多色光線が平行であれば、網状マイクロレンズのマト
リックスにより色の分解が行われるため、2つのレンズ
のマトリックスのうちの1つの駆動機構のみでなく、色
付きのマイクロフィルタをなくすことができる。実際、
TFT/LCD型又は電子マイクロチョッパを備える画
像変調システムの面で色帯が良好に分離される。各網状
マイクロレンズに対して、通過させる光線の色を選択す
る3つのマイクロチョッパが対応している。3つのミク
ロの画素、すなわち赤色、緑色及び青色のミクロの画素
により構成されるマクロの画素の色は、1つの色の通過
の順番や、1つの色(マイクロチョッパ6)の開放時間
により規定される。
【0042】単一の網状マイクロレンズは2つの機能、
すなわち波長の分離と光線の整形及び/又は集束を行
う。これらの2つの機能は、2つの分離された突出面ま
たは一つの表面で実行される。第1の機能は色分離のた
めの回折格子により得られる(H.ダマン,“色分離格
子”,応用光学17,p2273−2279(197
8)及びM.W.ファーン,“2元光学の会議”,Na
sa出版物3227,p409(1993))。第2の
機能はレンズにより得られ、このレンズの位相関数は
球、円柱、円柱断面又は非球面である。また、このレン
ズは回折、屈折又は調和回折型であってもよい(D.
W.スウィーニィ,“調和回折レンズ”,応用光学34
(1995))、あるいは回折−屈折複合型であっても
よい(G.J.スワンソン,“二元光学技術”,技術レ
ポート854,MITリンカーン研究所(198
9))。回折タイプのレンズは色収差が大きいため、色
の分離を一層強めることができる。
【0043】図7及び図8に示す実施例では、マイクロ
レンズ2は辺長Lの正方形横断面を有し、焦点面に可視
スペクトラムの領域の青色、緑色及び赤色に対応する矩
形の色帯を生成する。色分離はNレベルの格子を備えて
いる。この格子は以下の過程で設計される。 1)中心の波長λ2を選択する。 2)分離される両側の波長λ1、λ3の関数としてレンズ
のレベルNを選択する。レンズのレベルNの数値は波長
λ1,λ3と以下の関係がある。
【0044】
【数1】
【0045】各レベルの高さは、d=λ2/[n(λ2
−1]で与えられる。ここでn(λ2)は波長λ2におけ
る材料の屈折率である。 3)得られる色分離の角度の関数として格子の周期Tを
選択する。各辺長Lのマイクロセルは1またはそれ以上
の格子の周期Tを含む。
【0046】格子はすべてのスペクトル波長で回折を生
じさせる。特に、λ2は効率100%、角度偏向0であ
る0次で回折する。λ1は効率が81%で角度偏向が−
λ1/Tである−1次で回折する。λ3は効率が81%で
角度偏向がλ3/Tである+1次で回折する。例えば、
N=4、λ2=525mmと設定すると、λ1=420n
m、λ3=700nmとなる。
【0047】上記回折次数は、画像変調システムを含む
平面に集束する。図7に示す好適な形態では、この集束
は2で示す辺長Lの正方形横断面を有する単一のシリン
ドリカルレンズにより実行され、このシリンドリカルレ
ンズ2は長さLの線内に各波長を集束させる。マイクロ
レンズ2の焦点距離fは、マイクロレンズ2が存在する
平面と変調平面の間の距離に等しい。1つの波長は上記
変調平面上に完全に集束し、これはマイクロレンズの設
計時に選択される。変調面上でのλ1へ集中する帯とλ2
へ集中する帯との間の距離はd12=λ1f/Tであり、
λ2に集中する帯とλ3に集中する帯との間の距離はd23
=λ3f/Tである。
【0048】回折のスポットサイズは限定されているた
め、完全に集束した波長に対応する焦線は横寸法がλf
/Tに達する。他の焦線の横寸法は、焦点収差のぼやけ
のために、一般にこの値よりも大きくなる。
【0049】焦点面での3つの帯の重ね合わせ効果の現
象は、主として技術的限界によるものである。
【0050】図8は、3つの色帯の分割から集束までを
実行する網状レンズ2の詳細を示している。この図8に
示す形態では、画像の光透過率が最大となる。その結
果、暗い画素と明るい画素の間のコントラストも最大と
なる。良好な平行性を有する多色光線を使用し、装置の
全領域が均一であるとの仮定は、設計及び製造における
重要な限定を意味する。実際、拡大された横断面を有す
る平行線を生成するためには、光学システムを拡大する
必要がある。単一の網状マイクロレンズにより色帯の光
線の角度分離を行うことは、製造技術が複雑化すること
による制約がある。集束光線の分離角度が大きくなるほ
ど、この制約が大きくなる。
【0051】図9に示す他の好適な形態では、色帯を分
離する網状マイクロレンズ2のマトリックスの後方に、
カラーマイクロフィルタ3のマトリックスM2がある。
色C1の周囲に集中するスペクトルと対応して、その最
大透過曲線が同じ色C1の周囲に集中するフィルタがあ
る。マイクロフィルタのマトリックスの機能は、網状マ
イクロレンズにより生成される色帯の交差又は重ね合わ
せ効果の低減にある。単一のカラーフィルタは、入射光
線の少しの部分のみを吸収又は反射し、装置全体として
は図2、図3及び図4に図示されたものより効率がよ
い。この場合、平行な多色光線を使用する必要をなくす
ことができ、色帯の交差又は重ね合わせの問題と同様
に、網状マイクロレンズのマトリックスの生成に関する
技術的な複雑化が低減される。フィルタは対応するスペ
ルトル帯上でのみ作用し、色間のコントラストは最大で
あるため、光線の透過率が高い。
【0052】図10(A),(B)には、4つの静止画
像を表示するためのシステムが図示されている。マイク
ロフィルタのマトリックス上には、K×M個のセル(画
素)の画像が示されており、セルの色は単色画像の生成
と全く同一又は多色画像を生成するいずれの色でもよ
い。マイクロチョッパの数は、上記カラーセル(マイク
ロフィルタ)と同一の数である。画像を規定するセルに
対応するマイクロチョッパを開放することにより画像が
選択される。マイクロチョッパのマトリックスは複数の
透明陽画の下流に容易に配置できることが実証されてい
るが、装置は多色光源と多数の透明陽画との間に配置さ
れたマイクロチョッパのマトリックスと共に良好に機能
する。
【0053】漫画に応用される公知の方法に基づいて、
互いに僅かに異なる連続画像を選択することにより、動
画効果が容易に得られる。各画素が互いに独立して開放
又は閉鎖される動画像変調システムにおいて必要なもの
と比較すると、1つの画像を選択するために透明動画を
置換又は回転移動させる必要がなく、また、画像を規定
するマイクロチョッパを開放するには、簡単な制御処理
を含む1つの電気パルスのみが必要である点に、このタ
イプの装置の利点がある。
【0054】マイクロレンズとマイクロフィルタは、例
えば図2に示すような線形マトリックス、環状マトリッ
クス(図11(A),(B))、螺旋、さらにはそれら
を置換、回転または傾斜化又はそれらを組み合わせた他
のいかなる配置でもよく、マイクロフィルタに対するマ
イクロレンズの配置により、光線または画像の種類が選
択され、これはマイクロレンズ、マイクロフィルタ及び
マイクロチョッパの組み合わせによる。図2の解決方法
では、マイクロレンズとマイクロフィルタ間の相対移動
があり、必要に応じて、誘導、容量、静電、圧電又は高
分子アクチュエータ又は他の何らかの手段により、マイ
ロレンズ2又はマイクロフィルタ3のいずれかを機械的
又は電機的に移動させればよい。
【0055】一般に、この種の装置では、カラーマイク
ロフィルタも拡散機であれば、大きく傾いた角度からマ
イクロフィルタの面を見ても、画像を明瞭に見ることが
できる。逆に、マイクロフィルタがマイクロビームを散
光させることなく透過させるのであれば、色付きのマイ
クロフィルタの面上の画像を見ることができる角度は、
マイクロレンズの開口数により限定される。後者の場合
は、視野角度を制限したい場合に、特に有益である。そ
の例としては、道路信号と車両の車内情報灯がある。
【0056】以上説明したように、本発明に係る装置で
は、有限の大きさの多色光源から発射される拡散光線
は、まず、その境界に集光した後、反射器又は反射、回
折又は全内反射の現象により作動するシステムで拡散
し、正方形、矩形又は任意の横断面を有するマイクロレ
ンズのアレイ上に照射され、このマイクロレンズのアレ
イは、拡散光線をカラーマイクロフィルタ又はカラー画
像を含むマトリックスへ向けて照射される複数のマイク
ロビームに収束及び分割する機能を有する。マイクロフ
ィルタ又は画像を通過した拡散光線は、マイクロチョッ
パのマトリックスに到達し、このマイクロチョッパは生
成する画像又は色に応じて制御装置により互いに独立に
選択することができる。
【0057】マイクロレンズのマトリックスに存在する
1つのマイクロレンズ毎に、対応するマイクロフィルタ
が3個又は4個ある。一般的には、このマイクロフィル
タの数はすべての色を生成するのに最も適した原色の数
である。色付きのマイクロフィルタの大きさは、収束光
線を部分的又は全体的に遮るように設定している。1つ
のセルの色の選択は、光線に所望の色を介装することに
より行われる。マイクロフィルタの基板が移動すること
により色を変更することが可能となる。マイクロチョッ
パの寸法は、マイクロレンズの寸法と同様である。マイ
クロフィルタの横断面及び使用するマイクロレンズの種
類を適宜設定することにより、所望の光線分配を有する
カラーパターンが可能となる。マイクロフィルタプレー
トが動かない実施例についても示したが、これらの実施
例では、光線のマイクロフィルタに到達する部分はマイ
クロチョッパにより選択され、3つのマイクロチョッパ
により構成される1つのセルの色、すなわち3つの原色
のマイクロフィルタにより構成される1つのセルは、3
つのマイクロチョッパのぞれぞれの開放時間を調整する
ことにより選択される。
【0058】多色光線は網状マイクロレンズにより色帯
に分割することができる。これにより、他の実施例のよ
うなマイクロフィルタを備えない製造する容易な装置と
することができ、他の実施例では非平行の多色光線を使
用することができ、対応するスペクトル帯のみを遮るマ
イクロフィルタを備えている。
【0059】本発明の原則と同一の範囲内であれば、構
造及び実施例の詳細は、非限定的に単なる例として説明
及び図示したものから、本発明の範囲から離れることな
く大幅に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カラーフィルタのマトリックスの後方にマイ
クロレンズのマトリックスと、マイクロチョッパとを備
え、各マイクロレンズに多数のカラーマイクロフィルタ
を設けるようにした本発明に係る装置の実施例を概略的
に示している。
【図2】 図1の詳細を概略的に示す斜視図であり、こ
の図2は1個のマイクロレンズから出射する多色光線が
一つのマイクロフィルタを遮るように、マイクロフィル
タとマイクロレンズの距離を設定していることを示して
いる。この図2はそれぞれ幅L、高さL/3である3個
の矩形の赤色、緑色及び青色のマイクロフィルタが後に
続く辺長Lの正方形のマイクロレンズを備える例を示し
ている。
【図3】 (A),(B),(C)は、それぞれマイク
ロレンズとマイロフィルタの焦点が一致する場合、それ
らが一致しない場合、さらにマイクロレンズが延長され
た焦点を備える場合のマイクロレンズとマイロフィルタ
を示し、また、これらの図面は、マイロフィルタが湾曲
部を備え、かつ、その形状がマイクロレンズとして作用
する場合には、光線の強度及び境界の分配に貢献するこ
とを示している。
【図4】 マイクロフィルタをマイクロチョッパのマト
リックスの下流に配置した解決方法を示しており、光線
が直接マイクロチョッパに照射され、マイクロフィルタ
とマイクロレンズの間には相対移動が全くなく、マイロ
フィルタの数はマイクロチョッパの数と等しい。
【図5】 まつ毛状の導電フィルムからなるマイクロチ
ョッパの実施例を示す斜視図である。
【図6】 (A)は、反射により作動する実施例を示
し、原色のカラーマイクロミラーとして機能するマイク
ロチョッパに光線が照射され、3個又は4個のマイクロ
チョッパから構成される一つのセルの色は、セルを構成
するマイクロチョッパの開放時間を調節することにより
規定され、開放するマイクロチョッパを選択することに
より像が生成される。(B)は、画像を表示又は投映す
るための装置の実施可能な照明形態を示している。
【図7】 入射する平行な多色光線を3つの分離された
色帯に分割する網状マイクロレンズを示しており、この
図7に詳細に図示された解決方法では、マイクロレンズ
は画像変調システムの平面に辺長Lの正方形の横断面を
有すると共に、画像変調システムに隣接する3つの画素
を覆う、辺長L、L/3の3個の矩形の色帯を生成す
る。
【図8】 上記3個の色帯への分割を実行する網状マイ
クロレンズを詳細に示す斜視図である。この特種な形態
において、マイクロレンズは回折次数を集束させるシリ
ンドリカルレンズに複合回折格子を載置することにより
得られるものであり、複合回折格子は、緑色の色帯を0
次で通過させ、赤色及び青色の色帯を+1次に向ける。
【図9】 色帯を分割する網状マイクロレンズのマトリ
ックスの後にマイクロフィルタのマトリックスがある解
決方法を示しており、一つの色の周囲に集中するするス
ペクトル帯に対して、その最大の透過曲線が同じ色の周
囲に集中するマイロフィルタが協働する。
【図10】 (A),(B)はK×Mのマイクロレンズ
のマトリックスと、M×Kの正方形又は矩形の画素によ
り構成される4つの画像が表示される2K×2Mのマイ
クロフィルタ(複数の透明陽画)のマトリックスを示し
ている。マイクロチョッパの数はマイクロフィルタのカ
ラーセルの数と同じである。1つの画像は、3つ非表示
の行(又は列)と交互に1つの行(又は列)に表示する
ロジックに従って、又は、連続的に表示可能な4個の画
素の組のそれぞれについて一つの画素を表示するロジッ
クに従って、複数の透明陽画に表示され、残りの行、列
又は画素は残りの3つの画像を表示することができる。
【図11】 (A),(B)は、マイクロレンズ及びマ
イクロフィルタの環状マトリックスを示している。
【図12】 (A),(B)は、3個のダイクロイック
ミラー、マイクロレンズのマトリックス、TFT型LC
D及び投映装置を備えるシャープ株式会社による公知の
システムを示している。
【符号の説明】
1 多色光線 2 マイクロレンズ 3 マイクロフィルタ 4 駆動装置 5,7 制御処理ユニット 6 マイクロチョッパ M1,M2 マトリックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエールマリオ・レペット イタリア10145トリノ、ヴィア・シスモン ダ10/6番 (72)発明者 サビーノ・シネシ イタリア10045ピオッサスコ(トリノ)、 ヴィア・ピエトロ・ミッカ14番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色光線発生器(1)と、 透明薄板(M1)に統合され、限定された波長に集中す
    る3つの色帯の光線を生成する機能を備えると共に、例
    えば、それぞれ赤色、緑色及び青色の3つ光線である、
    多数の矩形の集束光線を発生可能であり、該集束光線が
    動的画像変調システムの隣接する画素群に対応する異な
    る領域にそれぞれ集束するようにしたマトリックス状に
    配置された網状マイクロレンズと、 上記網状マイクロレンズのマトリックスにより生成され
    る色帯の中心波長に対応する透過率のピークを有し、コ
    ントラストの増大、分離性の向上又は上記色帯の重な
    り、すなわち混ざりの問題を消去する機能を有すると共
    に、上記動的画像変調システムと網状マイクロレンズの
    マトリックスとの間に挿入されるカラーマイクロフィル
    タとを備えることを特徴とする色及び画像の動的選択た
    めの光学装置。
  2. 【請求項2】 上記動的画像変調システムは、TFT/
    LCD型であることを特徴とする請求項1に記載の光学
    装置。
  3. 【請求項3】 上記動的画像変調システムは、まつ毛型
    又は高分子フィルム型の静電マイクロチョッパと、視野
    レンズ及び投映レンズを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 上記カラーマイクロフィルタのマトリッ
    クスをなくしたことを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれか1項に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 まつ毛型又は高分子フィルム型の静電マ
    イクロチョッパを備える複数の透明陽画に予め記録され
    た画像を投映又は半動的表示するものであって、上記多
    色光線がN個、例えば4個のM×N個の画素からなる画
    像を含む複数の透明陽画に照射され、対応するM×N個
    のマイクロチョッパを開放することにより記録された画
    像の1つを選択するようにしており、視野レンズと投映
    レンズとを備える請求項1に記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 上記動的画像変調システムは、マイクロ
    フィルタのマトリックス(M2)又はマイクロレンズの
    マトリックス(M1)の駆動手段(4)を備え、まつ毛
    型又は高分子フィルム型の静電マイクロチョッパ(6)
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 マイクロレンズとマイクロフィルタ又は
    マイクロセルが直線状、円形状、螺旋状又はこれらの組
    み合わせた何らかの配置で配置され、マイクロレンズと
    マイクロフィルタの間の相対移動により、マイクロフィ
    ルタ又はマイクロセルに記録されたパターンの種類を選
    択できるようにしている請求項1に記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 上記マイクロレンズは、辺長L、Hの矩
    形横断面を有する収束レンズのマトリックスにより構成
    され、上記マイクロフィルタ又はマイクロセルはN×S
    個あると共にその辺長がL/N、H/Sであり、K、
    M、N、Sが整数である請求項1に記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 漫画において使用される公知の方法によ
    り、互いに僅かに異なる画像を順に選択することによ
    り、動画像を得ることを特徴とする請求項1に記載の光
    学装置。
  10. 【請求項10】 上記マイクロレンズは、1つのマイク
    ロビームの色を選択して、上記光線の形状、横断面、発
    散及び方向を制御する請求項1に記載の光学装置。
  11. 【請求項11】 例えば、カラービームが間欠すること
    により危険状況であることを警告するヘッドランプや、
    その内部に組み込まれるブレーキ表示を備え、又は、U
    ターンの警告及びカラービームを発射するためのヘッド
    ランプのような車両の照明システムの部品として使用さ
    れ、車両の照明システムに影響を与えないものである請
    求項1に記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 1つの光源から色、方向信号及び点滅
    効果が得られることを特徴とする請求項1に記載の光学
    装置。
  13. 【請求項13】 道路標識に使用され、信号の種類の選
    択の他、可視角度方向を選択することができ、異なる方
    向から異なる画像を同時に見ることができる請求項1に
    記載の光学装置。
  14. 【請求項14】 広告パネル又は光る看板であることを
    特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  15. 【請求項15】 スクリーン上に集束させるためにレン
    ズを使用する投影機であり、マイクロレンズのマリトッ
    クスを備え、複数の画像が透明陽画の全域にわたって記
    録されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装
    置。
  16. 【請求項16】 多色マイクロビームが部分的又は全体
    的にマイクロレンズの焦点の周辺に隣接して配置された
    カラーセル群に遮られるようにしている請求項1に記載
    の光学装置。
JP9108756A 1996-05-27 1997-04-25 光学装置 Pending JPH1039238A (ja)

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