JPH1038778A - 高温試験装置 - Google Patents

高温試験装置

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JPH1038778A
JPH1038778A JP19474496A JP19474496A JPH1038778A JP H1038778 A JPH1038778 A JP H1038778A JP 19474496 A JP19474496 A JP 19474496A JP 19474496 A JP19474496 A JP 19474496A JP H1038778 A JPH1038778 A JP H1038778A
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JP
Japan
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holes
jig
pins
load
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP19474496A
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English (en)
Inventor
Hisanori Fuse
寿則 布施
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスヘッドやテーブルなどに代表される第
1および第2の負荷枠に、ピンなどの取付部により取り
付けられた第1および第2のつかみ具を備えた高温試験
装置において、試験終了後、直ちに上下つかみ具を容易
に取り外せるようにする。 【解決手段】 上治具9と上つかみ具10とを連結する
ピン13および下治具11と下つかみ具12とを連結す
るピン14に貫通孔13A,14Aを形成し、この貫通
孔13A,14Aにエアコンプレッサ30より空気を供
給する。試験終了後、上つかみ具10および下つかみ具
12を上治具9および下治具11から取り外す際には、
貫通孔13A,14Aに空気を供給してピン13,14
を冷却して、ピン13,14と貫通孔9A,10A,1
1A,12Aとのクリアランスを大きくしてピン13,
14を抜き取りやすくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱炉内において
加熱された試験片を負荷する高温試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の高温試験装置は、テーブル上に
立設された一対のねじ棹にクロスヘッドの両端を螺合す
るとともに、クロスヘッドとテーブルとに治具を取り付
け、この治具に、ピンあるいはボルトなどにより一対の
つかみ具を同軸で取付け、つかみ具を加熱炉内に挿通し
て試験片を把持し、試験片を高温雰囲気中にて負荷する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような高温試
験装置において、上下つかみ具をピンによりテーブルま
たはクロスヘッドに取り付ける場合には、強度的な問題
からピンの外径と治具に形成されたピン挿通孔の内径と
のクリアランスをできる限り小さくする必要がある。し
かしながら、試験片に加えられた熱が治具にまで伝導さ
れると、熱膨張によりピンと治具とのクリアランスが小
さくなり、試験が終了してつかみ具を取り外す際に、ピ
ンが治具から抜けなくなり、上下つかみ具を取り外すこ
とが困難となる。これは、ボルトによりつかみ具を治具
に取り付ける際にも同様に生じる問題である。
【0004】本発明の目的は、試験終了後であっても上
下つかみ具を容易に取り外すことができる高温試験装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
を参照して説明すると、請求項1の発明は、第1の負荷
枠2と、第1の負荷枠2に対して負荷軸方向に離接され
る第2の負荷枠5と、第1および第2の負荷枠2,5に
それぞれ第1および第2の取付部9,13,11,14
を介して取り付けられた第1および第2のつかみ具1
0,11と、第1および第2のつかみ具10,11に把
持された試験片Tを加熱する加熱炉21とを備え、第2
の負荷枠5を第1の負荷枠2に対して負荷軸方向に離接
させ、第1および第2のつかみ具10,11に両端を固
定された試験片Tを高温雰囲気中にて負荷する高温試験
装置に適用され、第1および第2の取付部9,13,1
1,14の少なくとも一方に、取付部9,13,11,
14を貫通する貫通孔9A,11A,13A,14Aを
形成し、貫通孔9A,11A,13A,14Aを介して
取付部13,14に空気を供給する空気供給機構30を
備えたことにより上記目的を達成する。
【0006】請求項2の発明は、貫通孔13A,14A
の空気が供給される側とは反対側13C,14Cにサイ
レンサ27,29を設けてなる。
【0007】請求項1の発明によれば、取付部13,1
4の貫通孔13A,14Aに空気供給機構30から空気
を供給することにより取付部13,14が冷却されるた
め、試験片Tを加熱することにより生じる取付部13,
14の熱膨張が抑制される。請求項2の発明によれば、
取付部13,14の貫通孔13A,14Aに供給された
空気が貫通孔13A,14Aから排出される際の騒音が
サイレンサ27,29により低減される。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る高温試験装置の構成を示す図、図2はその平面
図、図3および図4は図1の要部を示す図である。
【0010】図1に示すように、試験機本体100にお
いて、床面に立設された一対の支柱1には、下部にテー
ブル2の両端がそれぞれ支持されるとともに、上部にク
ロスヨーク3が横架されている。テーブル2の両端部に
は、各支柱1の内部において一対のねじ棹(不図示)が
それぞれ立設され、これらのねじ棹にクロスヘッド5の
両端がそれぞれ螺合されている。したがって、一対のね
じ棹4の回転に応じてクロスヘッド5はテーブル2に対
して昇降する。
【0011】クロスヘッド5の下面にはロードセル6、
水冷ジャケット7、遮熱板8および上治具9を介して上
つかみ具10が、テーブル2の上面には下治具11を介
して下つかみ具12がそれぞれ同軸で取付けられる。こ
こで、図3に示すように、上治具9には貫通孔9Aが、
上つかみ具10には貫通孔10Aが形成されており、貫
通孔9A,10Aの位置合わせを行った後に貫通孔9
A,10Aにピン13を挿入することにより、上治具9
と上つかみ具10とが結合される。同様に、図4に示す
ように、下治具11には貫通孔11Aが、下つかみ具1
2には貫通孔12Aが形成されており、貫通孔11A,
12Aの位置合わせを行った後に貫通孔11A,12A
にピン14を挿入することにより、下治具11と下つか
み具12とが結合される。
【0012】テーブル2に立設された支柱20には円筒
状の加熱炉21が回動自在に取り付けられている。加熱
炉21の上下面には、上つかみ具10および下つかみ具
12が挿通される挿通孔22,23が形成されており、
その内部には不図示のヒータが内蔵されている。また、
加熱炉21は半割れ式に開閉可能とされており、加熱炉
21を開いて支柱20の周囲を回動させることにより、
加熱炉21内に試験片Tを出し入れすることができる。
【0013】冷却ジャケット7には貫通孔7Aが形成さ
れ、この貫通孔7Aには管路24,25が接続され、さ
らに管路24,25は不図示の給水装置に供給されてい
る。そして、給水装置から管路24を介して冷却ジャケ
ット7に冷却水を供給することにより、冷却ジャケット
7が冷却される。また、遮熱板8は加熱炉21からの輻
射熱により上つかみ具10、冷却ジャケット7およびロ
ードセル6が加熱されることを防止する。
【0014】図3に示すように、上治具9と上つかみ具
10とを連結するピン13には貫通孔13Aが形成され
ており、貫通孔13Aの入口部13Bには雄カプラ26
が、出口部13Cにはサイレンサ27がそれぞれ取り付
けられている。また、雄カプラ26にはエアコンプレッ
サ30に管路31を介して接続された雌カプラ32が接
続可能とされている。同様に、下治具11と下つかみ具
12とを連結するピン14には貫通孔14Aが形成され
ており、貫通孔14Aの入口部14Bには雄カプラ28
が、出口部14Cにはサイレンサ29がそれぞれ取り付
けられている。そして、雄カプラ28にはエアコンプレ
ッサ30に管路33を介して接続された雌カプラ34が
接続可能とされている。
【0015】次いで、本実施の形態の動作について説明
する。加熱炉21が開いた状態で、挿通孔22,23を
介して加熱炉21内に挿通された上つかみ具10および
下つかみ具12に試験片Tの両端を固定し、加熱炉21
を閉じる。そして、加熱炉21を作動させ、試験片Tの
温度を所定値まで上昇させる。一方、加熱炉21の作動
と同時に給水装置から冷却水を管路24に送る。冷却水
は管路24から冷却ジャケット7に導かれ、管路25か
ら排出される。これにより、加熱炉21から外部に伝わ
る熱は遮熱板8により遮られるとともに、冷却ジャケッ
ト7により冷却されるため、ロードセル6に熱影響を与
えることがなくなる。
【0016】加熱炉21内が所定温度に達したら、不図
示のねじ棹を回転させてクロスヘッド5を上昇させ、上
つかみ具10を介して試験片Tに引張荷重を与える。
【0017】試験片Tが破断するなどして試験が終了し
た後、加熱炉21の作動を停止して加熱炉21を開き、
試験片Tを上つかみ具10および下つかみ具12から取
り外す。そして、上つかみ具10および下つかみ具12
を上治具9および下治具11から取り外す際には、ピン
13,14の雄カプラ26,28に雌カプラ32,34
を取り付けて、エアコンプレッサ30から管路31,3
3を介してピン13,14の貫通孔13A,14Aに空
気を供給してピン13,14を冷却する。貫通孔13
A,14Aに供給される空気は出口部13C,14Cに
取り付けられたサイレンサ27,29を介して貫通孔1
3A,14Aから排出される。このため、貫通孔13
A,14Aから空気が排出される際の騒音を低減するこ
とができる。
【0018】これにより、加熱炉21から伝達される熱
によってピン13,14と上治具9および下治具11の
貫通孔9A,11Aならびに上つかみ具10および下つ
かみ具12の貫通孔10A,12Aとのクリアランスが
小さくなっていても、ピン13,14が空気により冷却
されるため、クリアランスが大きくなり、ピン13,1
4を容易に貫通孔9A,10A,11A,12Aから抜
き取ることができる。したがって、上つかみ具10およ
び下つかみ具12を上治具9および下治具11から容易
に取り外すことができる。
【0019】なお、空気による冷却は水による冷却と比
較して効率は悪いが、冷却後に水を拭き取るなどの後始
末をする必要がなくなるとともに、水漏れにより加熱炉
21を損傷するおそれがなくなるため、好ましいもので
ある。
【0020】また、上記実施の形態においては、ピン1
3,14の双方に貫通孔13A,14Aを形成してピン
13,14を空気冷却しているが、上つかみ具10およ
び下つかみ具12のいずれか一方が上治具9および下治
具11に固定されている場合は、いずれか一方のピンに
のみ貫通孔を形成して冷却してもよい。
【0021】さらに、上記実施の形態においては、ピン
13,14により上つかみ具10および下つかみ具12
と上治具9および下治具11とを固定しているが、貫通
孔9A,10A,11A,12Aをねじ孔としてボルト
によりこれらを固定してもよい。この場合は、ボルトの
長軸に沿って貫通孔を形成すればよい。
【0022】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、テーブル2が第1の負荷枠を、クロスヘッド5が第
2の負荷枠を、下つかみ具12が第1のつかみ具を、上
つかみ具10が第2のつかみ具を、上治具9、下治具1
1およびピン13,14が取付部を、エアコンプレッサ
30が空気供給機構をそれぞれ構成する。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る高温試験装置によれば、加熱炉からの熱により取付部
が膨張しても、取付部の貫通孔に空気を供給することに
より取付部が冷却されてその熱膨張が防止されるため、
試験終了直後であっても、第1および第2のつかみ具を
第1および第2の取付部から容易に取り外すことができ
る。請求項2の発明によれば、取付部の貫通孔に供給さ
れた空気が貫通孔から排出される際の騒音がサイレンサ
により低減されるため、取付部に供給される空気による
騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る高温試験装置の構成
を示す正面図
【図2】本発明の実施の形態に係る高温試験装置の構成
を示す平面図
【図3】図1の要部を示す図(上つかみ具)
【図4】図1の要部を示す図(下つかみ具)
【符号の説明】
1 支柱 2 テーブル 3 クロスヨーク 5 クロスヘッド 6 ロードセル 9 上治具 10 上つかみ具 11 下治具 12 下つかみ具 13,14 ピン 13A,14A 貫通孔 27,29 サイレンサ 30 エアコンプレッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の負荷枠と、該第1の負荷枠に対し
    て負荷軸方向に離接される第2の負荷枠と、前記第1お
    よび第2の負荷枠にそれぞれ第1および第2の取付部を
    介して取り付けられた第1および第2のつかみ具と、該
    第1および第2のつかみ具に把持された試験片を加熱す
    る加熱炉とを備え、前記第2の負荷枠を前記第1のつか
    み具に対して負荷軸方向に離接させ、前記第1および第
    2のつかみ具に両端を固定された試験片を高温雰囲気中
    にて負荷する高温試験装置において、 前記第1および第2の取付部の少なくとも一方に、該取
    付部を貫通する貫通孔を形成し、 該貫通孔を介して前記取付部に空気を供給する空気供給
    機構を備えたことを特徴とする高温試験装置。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔の前記空気が供給される側と
    は反対側にサイレンサを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の高温試験装置。
JP19474496A 1996-07-24 1996-07-24 高温試験装置 Pending JPH1038778A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102183416A (zh) * 2011-02-18 2011-09-14 浙江华电器材检测研究所 用于高温承载试验的拉力传感器液冷装置
CN104215521A (zh) * 2014-09-11 2014-12-17 中国科学院金属研究所 在室温到超高温下热-力-环境耦合作用测试装置及应用
CN104704341A (zh) * 2012-08-08 2015-06-10 Mts系统公司 用于高温环境的试验样品保持器

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