JPH1038639A - 流量メータ - Google Patents
流量メータInfo
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- JPH1038639A JPH1038639A JP19171996A JP19171996A JPH1038639A JP H1038639 A JPH1038639 A JP H1038639A JP 19171996 A JP19171996 A JP 19171996A JP 19171996 A JP19171996 A JP 19171996A JP H1038639 A JPH1038639 A JP H1038639A
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- magnet
- iron rust
- water flow
- impeller
- rotating shaft
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Abstract
ットを介して羽根車の回転を磁気的に検出するタイプの
流量メータにおいて、マグネットに吸着された鉄錆を自
動的に除去することのできる構成を提供すること。 【解決手段】 流量メータ1において、羽根車5の回転
軸51の上端部51aで流量検出用のマグネット53を
覆うマグネットホルダー80には、先端面810および
外周側面812に水流発生用の溝811、814(鉄錆
除去用水流発生手段)が形成されている。マグネット5
3に鉄錆が吸着されたとしても、回転軸51が回転する
と、溝811、814が水流を発生させるので、鉄錆は
マグネット53から自動的に引き離される。
Description
軸端部に取り付けられたマグネットを介して羽根車の回
転を磁気的に検出するタイプの流量メータに関するもの
である。さらに詳しくは、マグネットに吸着された鉄錆
の除去技術に関するものである。
車の回転軸の軸端部にマグネットを取り付け、このマグ
ネットを介して羽根車の回転数を磁気的に検出するよう
になっている。たとえば、図3(a)に示すものでは、
羽根車の回転軸11の上端部11aにマグネットホルダ
ー86を用いてマグネット53を取り付ける一方、この
マグネット53に隔壁90を介して磁気センサ71aを
対峙させてある。従って、磁気センサ71aはマグネッ
ト53を介して羽根車(回転軸11)の回転を検出でき
るので、その回転数から流量を求めることができる。こ
こで、マグネットホルダー86は、図3(b)、(c)
に示すように、先端面866および外周面867のいず
れもが平坦な面になっている。
11の上端部11aは隔壁90の遮水部分で囲まれてい
るものの、水道水中の鉄錆がマグネット53に吸着され
てしまうことがあり、このように鉄錆が付着した状態で
は、マグネット53のN極からS極に向かう磁力線の方
向や強度に狂いが生じる。このため、磁気センサ71a
の検出波形が不安定になって、流量の計測値に誤差が生
じるという問題点がある。このような誤差は、羽根車が
高速で回転するほど生じやすい。かといって、流量メー
タを分解してマグネット53から鉄錆を除去するのは困
難である。
決することにあり、羽根車の回転軸の軸端部に取り付け
たマグネットを介して羽根車の回転を磁気的に検出する
タイプの流量メータにおいて、マグネットに吸着された
鉄錆を自動的に除去することのできる構成を提供するこ
とにある。
めに、本発明では、メータケース内で流量に応じて回転
する羽根車と、該羽根車の回転軸の軸端部に取り付けら
れたマグネットと、該マグネットを介して前記羽根車の
回転を磁気的に検出する磁気センサとを有する流量メー
タにおいて、前記回転軸は、該回転軸の回転を利用し
て、前記マグネットに吸着された鉄錆を該マグネットか
ら引き離すための水流を発生させる鉄錆除去用水流発生
手段を有していることを特徴とする。
記軸端部において前記マグネットを覆うマグネットホル
ダーの先端面に放射状に形成された水流発生用の溝とし
て構成することができる。また、鉄錆除去用水流発生手
段は、前記軸端部において前記マグネットを覆うマグネ
ットホルダーの外周側面で前記回転軸の軸線方向に延び
た水流発生用の溝として構成することもできる。
ると、マグネットに吸着された鉄錆は、その遠心力を受
けるとともに、鉄錆除去用水流発生手段としてマグネッ
トホルダーの先端面や外周側面に構成された溝などが発
生させる水流によってもマグネットから除去される。従
って、マグネットに鉄錆が吸着されたとしても、鉄錆が
自動的に除去されることになるので、マグネットのN極
からS極に向かう磁力線は鉄錆によって乱されることが
ない。それ故、磁気センサは安定した状態でマグネット
の回転を検出するので、流量を正確に計測できる。ま
た、羽根車が高速で回転するほど、マグネットに吸着さ
れた鉄錆は、大きな遠心力を受けるとともに、鉄錆除去
用水流発生手段が発生させる強い水流を受けるので、マ
グネットに付着した鉄錆をより確実に除去できる。よっ
て、羽根車が高速で回転しているときでも、磁気センサ
は安定した状態でマグネットの回転を検出することがで
きる。
施の形態を説明する。
を適用した流量メータを示す縦断面図である。
1aは、下ケース21と上ケース22とからなるメータ
ケース2と、下ケース21の内部に固定された計量室4
と、メータケース2内において計量室4の上面側に位置
する受圧ケース6と、計量室4内において流量に応じて
回転する羽根車5と、羽根車5の上流側位置で流体に渦
流を発生させて羽根車5に加わるスラスト力を低減させ
る整流器31を支持する整流器ケース32とから概ね構
成されている。
21bを備え、流体の流路が区画形成されている。下ケ
ース21の内部には、流路を形成するための仕切り部2
1cがせり出し、そこに整流器ケース32が係合してい
る。この状態で、整流器ケース32は上から計量室4に
よって押さえられている。計量室4における整流器ケー
ス32を押さえた部分は円筒状になっており、その内側
には回転軸51と一体の羽根車5が配置されている。計
量室4の上部41はカップ状になっており、凹部41a
を上に向けた状態にある。この凹部41aの内側には、
計量室4の上端部41bにフランジ6aが載るようにし
て、カップ状の受圧ケース6が配置されている。受圧ケ
ース6の下面における中心部分には、下方に向けて開口
する凹部61(回転軸支持用の凹部)が形成されてい
る。
a(軸端部)が計量室4から上方に突出し、受圧ケース
6の凹部61内で回転自在に支持されている。一方、回
転軸51の下端部51bは、整流器31から上方に突出
する支持軸52によって回転自在に支持されている。
後述するように、マグネットが取り付けられており、こ
のマグネットの回転を磁気的に検出することにより、羽
根車5の回転を検出するようになっている。すなわち、
メータ本体1aの上面部において、受圧ケース6は有底
筒状を呈していることからそこには凹部6bが構成さ
れ、この凹部6bには、受圧ケース6を介して回転軸5
1の上端部51aに対峙するように計測ユニット7が嵌
め込まれている。計測ユニット7は全体として円柱状を
しており、下側は磁気センサを内蔵した検出部7aとな
っている。計測ユニット7の上端面7dには、データを
表示するための表示部74が形成され、上端面7dから
はデータを送信するための信号ケーブル73が引き出さ
れている。また、計測ユニット7の外周7bには環状に
張り出したフランジ部7cが形成されている。
は、固定用リング8を用いてそこに固定されている。固
定リング8は、全体として環状に形成されており、それ
を計測ユニット7に被せたときに計測ユニット7のフラ
ンジ部7cよりも上側部分を覆うように構成されてい
る。また、固定リング8の外周側面には環状に張り出し
たフランジ部8aが形成されている。従って、下ケース
21の内側に受圧ケース6などを装着した後、それに上
ケース22を被せ、ボルト23とナット24で上ケース
22と下ケース21とを固定する際に、固定リング8を
被せた計測ユニット7を受圧ケース6の凹部6bに嵌め
込んでおくと、固定リング8のフランジ部8aは、上ケ
ース22と受圧ケース6との間に挟持される。また、計
測ユニット7のフランジ部7cは、固定リング8と受圧
ケース6との間に挟持される。なお、計測ユニット7に
は、フランジ部7cの上下双方にガスケット71をそれ
ぞれ装着しておく。メータ本体1aに計測ユニット7を
固定した後は、固定リング8に蓋9が取り付けられる。
羽根車5の回転軸51の上端部51aおよびその周囲部
分を模式的に拡大して示す説明図である。
51aには、マグネットホルダー80によってマグネッ
ト53が取り付けられ、マグネット53はマグネットホ
ルダー80によって覆われた状態にある。マグネットホ
ルダー80は、先端面810が円錐面となっている。こ
こで、回転軸51の上端部51aは、受圧ケース6の凹
部61からなる遮水部611で囲まれ、回転軸51の上
端部51aの側に流れ込む水流を規制するようになって
いる。また、マグネット53に対しては、受圧ケース6
を介して計測ユニット7の検出部7aが対峙しており、
この検出部7aには磁気センサ71aが内蔵されてい
る。従って、羽根車5が流量に応じて回転軸51の軸線
周りに回転すると、マグネット53も回転するので、そ
のときの磁力変化を磁気センサ71aで検出すれば、流
量を計測することができる。
うにして計測を行っていくうちに、マグネット53に鉄
錆が吸着されると、鉄錆がマグネット53のN極からS
極に向かう磁力線を乱し、流量の計測値に誤差を生じさ
せてしまう。そこで、本発明では、図2(b)、(c)
を参照して以下に説明するように、回転軸51には、そ
の上端部51aにおいて回転軸51自身の回転により外
周側に向かう水流を発生させることよってマグネット5
3に吸着された鉄錆を除去する鉄錆除去用水流発生手段
が構成されている。
においてマグネット53を覆うマグネットホルダー80
の先端面810を拡大して示す平面図、図2(c)は、
このマグネットホルダー80の外周側面812を拡大し
て示す側面図である。
うに、回転軸51の上端部51aにおいてマグネット5
3を覆うマグネットホルダー80の先端面810には、
鉄錆除去用水流発生手段として、その中心813から外
周縁に向けて放射状に複数条の溝811が等角度間隔で
形成されている。これらの溝811はいずれも、中心8
13から回転軸51の回転方向(矢印Aで示す方向)と
反対側に流れるようなラインを描きながら外周縁にまで
延びている。
0の外周側面812にも、鉄錆除去用水流発生手段とし
て、先端面510の外周縁から下方(回転軸51の軸線
方向)に延びる複数本の溝814が等間隔で形成されて
いる。これらの溝814はいずれも、先端面810の溝
811から連続して延びており、回転軸51の回転方向
(矢印Aで示す方向)と反対側に流れるようなラインを
描きながら下方に延びている。
メータ1において、それを使用していくうちにマグネッ
ト53に鉄錆が吸着されたとしても、羽根車5の回転軸
51が回転すると、マグネットホルダー80の先端面8
10や外周側面812に形成されている溝811、81
4が図2(a)、(b)、(c)に矢印B、Cで示す方
向の水流を発生させる。従って、マグネット53に吸着
された鉄錆は、回転軸51から遠心力を受けるととも
に、溝811、814が発生させた水流に引っ張られ、
マグネット53から引き離される。また、水流は、マグ
ネットホルダー80の先端面810では外周側に向かう
方向(矢印Bで示す方向)に発生し、かつ、外周側面8
12では外周側かつ下方に向かう方向(矢印Cで示す方
向)に発生するので、マグネット53から引き離された
鉄錆は、そのままマグネット53から遠ざけられ、マグ
ネット53に再付着することがない。従って、マグネッ
ト53に鉄錆が吸着されたとしても、鉄錆が常に自動的
に除去されることになるので、マグネット53のN極か
らS極に向かう磁力線は鉄錆によって乱されることがな
い。それ故、磁気センサ71aは安定した状態でマグネ
ット53の回転を検出するので、流量を正確に計測でき
る。また、羽根車5が高速で回転するほど、マグネット
53に吸着された鉄錆は、大きな遠心力を受けるととも
に、より強い水流によってマグネット53から引き離さ
れる。よって、羽根車5が高速で回転しているときで
も、磁気センサ71aは安定した状態でマグネット53
の回転を検出するので、大流量も正確に計測できる。
0の先端面810が円錐面になっている分、そこに水流
を発生させるスペースが確保されている。それ故、マグ
ネットホルダー80の先端面810に付着した鉄錆をよ
り効果的に除去することができる。
ットホルダー80)の形状などについては上記形態のも
のに限定されることがないことは勿論である。
メータでは、羽根車の回転軸が回転すると、鉄錆除去用
水流発生手段としてマグネットホルダーの先端面や外周
側面に構成された溝は、マグネットに吸着された鉄錆を
除去するための水流を発生させることに特徴を有する。
従って、本発明によれば、マグネットに鉄錆が吸着され
たとしても、鉄錆が自動的に除去されることになるの
で、マグネットのN極からS極に向かう磁力線は鉄錆に
よって乱されることがない。それ故、磁気センサは安定
した状態でマグネットの回転を検出するので、流量を正
確に計測できる。
て羽根車の回転軸の上端部およびその周囲部分を拡大し
て模式的に示す拡大図、(b)は、回転軸の上端部にお
いてマグネットを覆うマグネットホルダーの外周側面を
拡大して示す平面図、(c)は、このマグネットホルダ
ーの先端面を拡大して示す側面図である。
回転軸の上端部およびその周囲部分を拡大して模式的に
示す拡大図、(b)は、回転軸の上端部においてマグネ
ットを覆うマグネットホルダーの先端面を拡大して示す
平面図、(c)は、このマグネットホルダーの外周側面
を拡大して示す側面図である。
手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 メータケース内で流量に応じて回転する
羽根車と、該羽根車の回転軸の軸端部に取り付けられた
マグネットと、該マグネットを介して前記羽根車の回転
を磁気的に検出する磁気センサとを有する流量メータに
おいて、 前記回転軸は、該回転軸の回転を利用して、前記マグネ
ットに吸着された鉄錆を該マグネットから引き離すため
の水流を発生させる鉄錆除去用水流発生手段を有してい
ることを特徴とする流量メータ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記鉄錆除去用水流
発生手段は、前記軸端部において前記マグネットを覆う
マグネットホルダーの先端面に放射状に形成された水流
発生用の溝を備えていることを特徴とする流量メータ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記鉄錆除
去用水流発生手段は、前記軸端部において前記マグネッ
トを覆うマグネットホルダーの外周側面で前記回転軸の
軸線方向に延びた水流発生用の溝を備えていることを特
徴とする流量メータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19171996A JP3701750B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 流量メータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19171996A JP3701750B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 流量メータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1038639A true JPH1038639A (ja) | 1998-02-13 |
JP3701750B2 JP3701750B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=16279349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19171996A Expired - Lifetime JP3701750B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 流量メータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3701750B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108469280A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-08-31 | 南京水门电子有限公司 | 机械传感器式电子水表 |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP19171996A patent/JP3701750B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108469280A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-08-31 | 南京水门电子有限公司 | 机械传感器式电子水表 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3701750B2 (ja) | 2005-10-05 |
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Legal Events
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