JPH10383A - 空気清浄機の放電極の固定構造 - Google Patents

空気清浄機の放電極の固定構造

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Publication number
JPH10383A
JPH10383A JP17287096A JP17287096A JPH10383A JP H10383 A JPH10383 A JP H10383A JP 17287096 A JP17287096 A JP 17287096A JP 17287096 A JP17287096 A JP 17287096A JP H10383 A JPH10383 A JP H10383A
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JP
Japan
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discharge wire
case
discharge
fixing structure
positioning
Prior art date
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Pending
Application number
JP17287096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hara
慎一 原
Yoshihide Gunji
佳英 郡司
Hide Kusakabe
秀 草壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
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Publication of JPH10383A publication Critical patent/JPH10383A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体成形の場合の型抜きの問題を生じさせる
ことがない放電極の固定構造を提供すること。 【解決手段】 空気清浄機のケース1と一体に合成樹脂
成形された支柱部材4に張架された放電ワイヤ5を支柱
部材4に位置決め固定するための放電極の固定構造にお
いて、支柱部材4がケース1の底壁3から垂直方向に一
体に延設されると共に、放電ワイヤ5を所定の位置Aで
上下から抑え込む一対の位置決め部材6が柱状部材4に
一体に形成されており、一方の位置決め部材61と他の
位置決め部材62とが放電ワイヤ5の軸方向に沿って相
互に重なり合わないようずらして配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄機におい
て浄化すべき流入空気中の塵等の微粒子を帯電させるた
めのアイオナイザに用いられる放電極の固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】空気中の塵等を電気的に取り除くため、
浄化すべき流入空気中の塵等をアイオナイザによって負
に帯電させ、帯電させた塵等の微粒子をコレクタに通し
その高圧極に付着させることによって取り除くようにし
た電気式の空気清浄機が公知である。この種の空気清浄
機に用いられているアイオナイザは、放電極と対向極と
の間に高圧直流電圧を印加してコロナ放電を発生させ、
そこを通過する塵等の微粒子を帯電させる構成となって
おり、従来のアイオナイザにおいては、直径100μm
程度の金属線を放電ワイヤとして用いたイオン化線方式
のものが一般的である。
【0003】図3には、イオン化線方式による従来の空
気清浄機の要部の構造が示されている。図3において、
100は合成樹脂製のケース、101、102はケース
100と一体に樹脂成形された支柱であり、これらの支
柱101、102を用いて放電極として働く放電ワイヤ
103が張架されている。ここで、放電ワイヤ103が
支柱101、102の所定の位置にしっかりと位置決め
されるよう、図4に示されるように支柱101には放電
ワイヤ103を受け入れるためのV字溝101Aが形成
されており、これにより放電ワイヤ103の張架状態を
安定に保つことができる構成となっている。支柱102
についても同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、放電ワイ
ヤ103を係入するためのV字溝101Aを有する支柱
101を図3に示す如くケース100と合成樹脂で一体
成形しようとする場合、金型を支柱101の軸方向には
抜くことができないので、図4に示すようにケース10
0の側壁100Aに金型スライド用の窓100Bを設
け、この窓100Bから金型を引き抜く構成となってい
る。このように、従来の構成では放電ワイヤ103に対
向してケースに窓があけられているので、この窓を介し
て放電ワイヤ103が外部の部材との間で放電を生じる
ことがないよう、高圧部を絶縁しなければならない上
に、窓を放電ワイヤ103から20〜30mm程度離す
必要があるため、ケース100が大型化してしまうとい
う問題を有している。
【0005】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題を解決することができる空気清浄機の
放電極の固定構造を提供することにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、空気清浄機のケースと一体に合成樹
脂成形された支柱部材に張架された放電ワイヤを該支柱
部材に位置決め固定するための放電極の固定構造におい
て、前記支柱部材が前記ケースの底部から垂直方向に一
体に延設されると共に、前記放電ワイヤを前記所定の位
置で上下から抑え込む一対の位置決め部材が前記柱状部
材に一体に形成されており、該一対の位置決め部材の一
方の位置決め部材と他の位置決め部材とが前記放電ワイ
ヤの軸方向に沿って相互に重なり合わないようずれて配
置されている点にある。
【0007】支柱部材に一体形成される一方の位置決め
部材と他方の位置決め部材とが放電ワイヤの軸方向に沿
って、すなわち、支柱部材の周方向に沿って重なり合わ
ないようにずれて配設されているので、支柱部材とこれ
らの一対の位置決め部材とをケースと共に合成樹脂で一
体成形する場合、金型の抜き方向をケースの側壁と直角
の方向とする必要がなくなる。この結果、ケースの側壁
に金型の抜き作業のための窓をあけなくても済む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明による放電極固定構造を適
用した空気清浄機の内部の要部を示す図である。図1に
おいて、1は空気清浄機のケース、2はケース1の側
壁、3はケース1の底壁である。符号4で示されるの
は、アイオナイザの主要構成部品である放電ワイヤ5を
支持、固定するための支柱部材である。本実施の形態で
は、柱部材4は放電ワイヤ5を円弧状に巻くうにしてそ
こに張架する構成となっており、したがって全体として
U字状をなしている。支柱部材4は底壁3から上方に延
びるようにしてケース1と一体に合成樹脂成形されてい
る。なお、図1では支柱部材4は1つだけ示されている
が、支柱部材4は複数対設けられており、放電ワイヤ5
がこれらの支柱部材4によって張架されている。
【0010】図1から判るように、放電ワイヤ5の支柱
部材4への張架は、支柱部材4のU字状外周面4Aに放
電ワイヤ5を張力をもって巻回すようにして行ない、こ
れを順々に繰り返すことにより放電ワイヤ5を蛇行させ
てケース1内に張架することができる。
【0011】次に、図2を参照して支柱部材4に張架さ
れる放電ワイヤ5を所定の位置に位置決めして固定する
ための構造について説明する。図2において符号6で示
されるのは、放電ワイヤ5を所定の位置で上下から抑え
込むよう支柱部材4に一体形成された上側位置決め部材
61と下側位置決め部材62とから成る一対の位置決め
部材である。上側位置決め部材61は放電ワイヤ5を固
定すべき位置Aの上側に支柱部材4と一体に成形された
突部として形成されている。上側位置決め部材61は支
柱部材4の外側の垂直壁41と所定の角度をもって立ち
上がる上側斜面61Aを有している。一方、下側位置決
め部材62は放電ワイヤ5を固定すべき位置Aの下側に
支柱部材4と一体に成形された突部として形成されてい
る。下側位置決め部材62は支柱部材4の外側の垂直壁
41に対して上側斜面61Aとは逆の向きに所定の角度
をもって立ち上がる下側斜面62Aを有している。上側
位置決め部材61と下側位置決め部材62とは、位置A
で示される位置に位置決めされることになる放電ワイヤ
5の軸方向に沿ってずれており、垂直方向での重なり合
いを生じない。したがって、上側斜面61Aと下側斜面
62Aとは対向していない。
【0012】一対の位置決め部材6は以上のように構成
されているので、支柱部材4の外周面4Aに沿って放電
ワイヤ5を張架するとき、放電ワイヤ5は上側位置決め
部材61と下側位置決め部材62とによって位置Aに抑
え込まれ、支柱部材4の外周壁で上下動しないように拘
束され、位置Aで示す位置、すなわち上側斜面61Aと
下側斜面62Aとにより形成される谷底線に沿って位置
決めされ、安定に固定される。
【0013】そして、一対の位置決め部材6の上側位置
決め部材61と下側位置決め部材62とは上述のように
図1に示す平面図で見た場合、重なり合う事がないの
で、ケース1と支柱部材4と位置決め部材6とを合成樹
脂による一体成形で作成する場合上下の型抜きで済むの
で、従来のようにケース1の側壁2に型抜きのための窓
を設ける必要がなくなるという利点を生じる。なお、一
対の位置決め部材6は支柱部材4のもう一端の端部にも
同様にして設けられている。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く放電ワイヤ
を支柱部材に固定するための固定を、放電ワイヤを挟む
ように設けられた、相互になり合わない一対の位置決め
部材を用いて行う構造としたので、一体成形の場合の型
抜きの問題を生じさせることがなく、製作コストの低減
を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気清浄機の放電極の固定構造の
実施の形態の一例を示す平面図。
【図2】図1に示した支柱状部に設けられた位置決め部
材を詳細に示す拡大斜視図。
【図3】従来の空気清浄機の放電極の固定構造を示す平
面図。
【図4】図5のX−X線断面図。
【符号の説明】
1 ケース 2 側壁 3 底壁 4 支柱部材 5 放電ワイヤ 6 一対の位置決め部材 61 上側位置決め部材 62 下側位置決め部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気清浄機のケースと一体に合成樹脂成
    形された支柱部材に張架された放電ワイヤを該支柱部材
    に位置決め固定するための放電極の固定構造において、
    前記支柱部材が前記ケースの底部から垂直方向に一体に
    延設されると共に、前記放電ワイヤを前記所定の位置で
    上下から抑え込む一対の位置決め部材が前記柱状部材に
    一体に形成されており、該一対の位置決め部材の一方の
    位置決め部材と他の位置決め部材とが前記放電ワイヤの
    軸方向に沿って相互に重なり合わないようずれて配置さ
    れていることを特徴とする空気清浄機の放電極の固定構
    造。
JP17287096A 1996-06-13 1996-06-13 空気清浄機の放電極の固定構造 Pending JPH10383A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17287096A JPH10383A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 空気清浄機の放電極の固定構造

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JP17287096A JPH10383A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 空気清浄機の放電極の固定構造

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JPH10383A true JPH10383A (ja) 1998-01-06

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JP17287096A Pending JPH10383A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 空気清浄機の放電極の固定構造

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JP (1) JPH10383A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4878920A (en) * 1987-04-28 1989-11-07 Burlington Industries, Inc. Process for the continuous dyeing of industrial nylon
JP2007307501A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Midori Anzen Co Ltd 静電式集塵装置の放電線支持構造
JP2010125444A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Midori Anzen Co Ltd 静電式集塵装置
JP2015163206A (ja) * 2015-04-09 2015-09-10 三菱電機株式会社 放電装置及び放電装置を備える製品

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JP2007307501A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Midori Anzen Co Ltd 静電式集塵装置の放電線支持構造
JP2010125444A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Midori Anzen Co Ltd 静電式集塵装置
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