JPH1037780A - 小型船舶のエンジン運転装置 - Google Patents
小型船舶のエンジン運転装置Info
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- JPH1037780A JPH1037780A JP19776996A JP19776996A JPH1037780A JP H1037780 A JPH1037780 A JP H1037780A JP 19776996 A JP19776996 A JP 19776996A JP 19776996 A JP19776996 A JP 19776996A JP H1037780 A JPH1037780 A JP H1037780A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 仮に船体側の特にバッテリに何らかの不具合
が生じてもエンジンの回転を継続できるようにした小型
船舶のエンジン運転装置を提供する。 【解決手段】 船尾に船外機を搭載した小型船舶のエン
ジン運転装置において、船体側のエンジン運転部品に起
因するエンジン運転継続阻害要因を軽減するエンジン運
転継続補償手段、例えば複数のバッテリ16a,16b
を備え、該各バッテリに発電機21からの電力を分割し
て供給する。
が生じてもエンジンの回転を継続できるようにした小型
船舶のエンジン運転装置を提供する。 【解決手段】 船尾に船外機を搭載した小型船舶のエン
ジン運転装置において、船体側のエンジン運転部品に起
因するエンジン運転継続阻害要因を軽減するエンジン運
転継続補償手段、例えば複数のバッテリ16a,16b
を備え、該各バッテリに発電機21からの電力を分割し
て供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船尾に船外機を搭
載した小型船舶においてエンジンを継続的に運転できる
ようにしたエンジン運転装置に関する。
載した小型船舶においてエンジンを継続的に運転できる
ようにしたエンジン運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機を備えた小型船舶では、船
体側にバッテリを搭載し、該バッテリと船外機内のエン
ジンとを給電回線で接続するというように、その電源供
給回路は船体側と船外機側との両方に跨がって構成され
ている。
体側にバッテリを搭載し、該バッテリと船外機内のエン
ジンとを給電回線で接続するというように、その電源供
給回路は船体側と船外機側との両方に跨がって構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記船外機用
エンジンの場合、海洋を航走するという用途上、何らか
のアクシデントが生じた場合でも必ず帰港できるよう
に、エンジンの運転を安定的に継続できることが必要で
ある。
エンジンの場合、海洋を航走するという用途上、何らか
のアクシデントが生じた場合でも必ず帰港できるよう
に、エンジンの運転を安定的に継続できることが必要で
ある。
【0004】ところが船外機を備えた小型船舶の場合、
その構造上、上述のように電源供給回路が船体側と船外
機側とに跨がっているので、電源供給回路に故障が生じ
る懸念がある。例えば船体側におけるバッテリの接続が
外れたり、あるいはバッテリ自体の性能状態に何らかの
不具合が生じるとエンジン側に故障がない場合でもエン
ジンが停止してしまうことが考えられ、このような場合
の対策を講じることが要請される。
その構造上、上述のように電源供給回路が船体側と船外
機側とに跨がっているので、電源供給回路に故障が生じ
る懸念がある。例えば船体側におけるバッテリの接続が
外れたり、あるいはバッテリ自体の性能状態に何らかの
不具合が生じるとエンジン側に故障がない場合でもエン
ジンが停止してしまうことが考えられ、このような場合
の対策を講じることが要請される。
【0005】本発明は、上記要請に鑑みてなされたもの
で、仮に船体側の特にバッテリに何らかの不具合が生じ
てもエンジンの回転を継続できるようにした小型船舶の
エンジン運転装置を提供することを課題としている。
で、仮に船体側の特にバッテリに何らかの不具合が生じ
てもエンジンの回転を継続できるようにした小型船舶の
エンジン運転装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、船尾
に船外機を搭載した小型船舶のエンジン運転装置におい
て、船体側のエンジン運転部品に起因するエンジン運転
継続阻害要因を軽減するエンジン運転継続補償手段、例
えば請求項2〜6に記載した手段、を備えたことを特徴
としている。
に船外機を搭載した小型船舶のエンジン運転装置におい
て、船体側のエンジン運転部品に起因するエンジン運転
継続阻害要因を軽減するエンジン運転継続補償手段、例
えば請求項2〜6に記載した手段、を備えたことを特徴
としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記エンジン運転継続補償手段を、船体側に複数のバッテ
リを配設し、エンジンにより回転駆動される発電機から
の電力をアイソレータにより分割して上記各バッテリに
供給するように構成したことを特徴としている。
記エンジン運転継続補償手段を、船体側に複数のバッテ
リを配設し、エンジンにより回転駆動される発電機から
の電力をアイソレータにより分割して上記各バッテリに
供給するように構成したことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1において、上
記エンジン運転継続補償手段を、エンジンにより回転駆
動される発電機の出力を確保するための負荷を設けるこ
とにより構成したことを特徴としている。
記エンジン運転継続補償手段を、エンジンにより回転駆
動される発電機の出力を確保するための負荷を設けるこ
とにより構成したことを特徴としている。
【0009】請求項4の発明は、請求項1において、上
記エンジン運転継続補償手段を、船外機側に補助バッテ
リを内蔵することにより構成したことを特徴としてい
る。
記エンジン運転継続補償手段を、船外機側に補助バッテ
リを内蔵することにより構成したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1において、上
記エンジン運転継続補償手段を、燃料噴射制御系に電力
を供給するための専用コイルにより構成したことを特徴
としている。
記エンジン運転継続補償手段を、燃料噴射制御系に電力
を供給するための専用コイルにより構成したことを特徴
としている。
【0011】請求項6の発明は、請求項1において、上
記エンジン運転継続補償手段を、低速運転の可能な専用
電源により構成したことを特徴としている。
記エンジン運転継続補償手段を、低速運転の可能な専用
電源により構成したことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1〜図4は請求項1,2の発
明の第1実施形態による小型船舶のエンジン運転装置を
説明するための図であり、図1は小型船舶の斜視図、図
2はエンジン運転装置の構成図、図3は電気回路図、図
4は電圧波形図である。
面に基づいて説明する。図1〜図4は請求項1,2の発
明の第1実施形態による小型船舶のエンジン運転装置を
説明するための図であり、図1は小型船舶の斜視図、図
2はエンジン運転装置の構成図、図3は電気回路図、図
4は電圧波形図である。
【0013】図において、1は小型船舶(パワーボー
ト)あり、該船舶1はオープンデッキタイプの船体2の
船尾に船外機3を搭載し、前部に、操舵ハンドル4,シ
ート5,リモートコントロールハンドル6,メインスイ
ッチを備えるスイッチパネル7,及びメータパネル8等
を配設した構成となっている。
ト)あり、該船舶1はオープンデッキタイプの船体2の
船尾に船外機3を搭載し、前部に、操舵ハンドル4,シ
ート5,リモートコントロールハンドル6,メインスイ
ッチを備えるスイッチパネル7,及びメータパネル8等
を配設した構成となっている。
【0014】上記船外機3は、カウリング9内に水冷式
4サイクルV型6気筒エンジン10をクランク軸縦置き
に配置した構造のものである。該エンジン10は、各気
筒に燃焼用の空気を導入する吸気系11と、各気筒に燃
料を噴射供給する燃料供給系12と、点火プラグ13a
に所定タイミングで高圧電流を供給する点火系13と、
各気筒で発生した排気ガスを合流させた後水中に排出す
る排気系14とを備えている。
4サイクルV型6気筒エンジン10をクランク軸縦置き
に配置した構造のものである。該エンジン10は、各気
筒に燃焼用の空気を導入する吸気系11と、各気筒に燃
料を噴射供給する燃料供給系12と、点火プラグ13a
に所定タイミングで高圧電流を供給する点火系13と、
各気筒で発生した排気ガスを合流させた後水中に排出す
る排気系14とを備えている。
【0015】上記吸気系11は、外気を吸気サイレンサ
(図示せず)を介して吸引し、スロットルバルブ11
a,吸気マニホールド11bを介して各気筒に導入する
ように構成されている。
(図示せず)を介して吸引し、スロットルバルブ11
a,吸気マニホールド11bを介して各気筒に導入する
ように構成されている。
【0016】上記燃料供給系12は、船体2側に搭載さ
れた燃料タンク12a内の燃料を燃料ポンプ12bによ
りエンジン側に配置されたベーパセパレータタンク12
cに供給し、該タンク12c内の燃料を高圧ポンプ12
dにより燃料噴射弁12eに供給するように構成されて
いる。
れた燃料タンク12a内の燃料を燃料ポンプ12bによ
りエンジン側に配置されたベーパセパレータタンク12
cに供給し、該タンク12c内の燃料を高圧ポンプ12
dにより燃料噴射弁12eに供給するように構成されて
いる。
【0017】そして本実施形態エンジン10の運転装置
は図2,図3に示す構成となっている。2組のバッテリ
16a,16bを船体2内に搭載し、該両バッテリ16
a,16bからの電力を給電回線17bによりメインス
イッチ18,及びダイオード19を介してエンジン制御
系(点火系13,燃料供給系12及びECU20等)に
供給する。
は図2,図3に示す構成となっている。2組のバッテリ
16a,16bを船体2内に搭載し、該両バッテリ16
a,16bからの電力を給電回線17bによりメインス
イッチ18,及びダイオード19を介してエンジン制御
系(点火系13,燃料供給系12及びECU20等)に
供給する。
【0018】またエンジン10で回転駆動される交流発
電機21とバッテリ16a,16bとを充電回路30を
介して接続する。この充電回路30は、図3に示すよう
に、発電機21のコイル21aの両端と一方のバッテリ
16aとをダイオード22a,22b,23a,23b
からなるダイオードブリッジを介して充電回線17aに
より接続するとともに、コイル21aの両端と他方のバ
ッテリ16bとをダイオード27a,27b,23a,
23bからなるダイオードブリッジを介して充電回線1
7a′により接続した構成となっている。
電機21とバッテリ16a,16bとを充電回路30を
介して接続する。この充電回路30は、図3に示すよう
に、発電機21のコイル21aの両端と一方のバッテリ
16aとをダイオード22a,22b,23a,23b
からなるダイオードブリッジを介して充電回線17aに
より接続するとともに、コイル21aの両端と他方のバ
ッテリ16bとをダイオード27a,27b,23a,
23bからなるダイオードブリッジを介して充電回線1
7a′により接続した構成となっている。
【0019】また上記発電機21のコイル21aの両端
には、電圧調整器として機能するサイリスタ28a,2
8bが接続されている。このサイリスタ28a,28b
はゲート電圧が所定値(例えば14.5V)を越えると
オンして発電機21からの電流をアースに流し、バッテ
リの過剰充電を阻止するものである。なお、サイリスタ
28a,28bのゲートには発電機又はバッテリの電圧
が印加される。
には、電圧調整器として機能するサイリスタ28a,2
8bが接続されている。このサイリスタ28a,28b
はゲート電圧が所定値(例えば14.5V)を越えると
オンして発電機21からの電流をアースに流し、バッテ
リの過剰充電を阻止するものである。なお、サイリスタ
28a,28bのゲートには発電機又はバッテリの電圧
が印加される。
【0020】ここで、発電機21の出力は図4(a)に
示す電圧波形を有する。そしてバッテリの接続状態が正
常の場合、バッテリ電圧は図4(c)に示すように通常
14.3V以下であり、そのためサイリスタ28a,2
8bのゲート電圧が14.5Vより低くなることから該
サイリスタ28a,28bはオンしない。一方、バッテ
リの接続が外れた場合には、上記ゲート電圧が14.5
Vを越えることからサイリスタ28a,28bがオン
し、発電機21からの電流はアースに流れ、そのため発
電機21からエンジン制御系に流れる電流は、図4
(b)に示すような電圧波形を描き、点火プラグ13a
による点火,燃料噴射弁12eによる燃料噴射が不能と
なりエンジンは停止する。
示す電圧波形を有する。そしてバッテリの接続状態が正
常の場合、バッテリ電圧は図4(c)に示すように通常
14.3V以下であり、そのためサイリスタ28a,2
8bのゲート電圧が14.5Vより低くなることから該
サイリスタ28a,28bはオンしない。一方、バッテ
リの接続が外れた場合には、上記ゲート電圧が14.5
Vを越えることからサイリスタ28a,28bがオン
し、発電機21からの電流はアースに流れ、そのため発
電機21からエンジン制御系に流れる電流は、図4
(b)に示すような電圧波形を描き、点火プラグ13a
による点火,燃料噴射弁12eによる燃料噴射が不能と
なりエンジンは停止する。
【0021】なお図2において、25はエンジン停止ス
イッチであり、該スイッチ25をオフにすると、上記バ
ッテリ16a、16b,及び発電機21からの電力はア
ースに流れ、上記燃料供給系12,点火系13,及びE
CU20の何れにも供給されない。また、24はスター
タモータ、26は該スタータモータ24への給電をオン
オフするスタートスイッチである。
イッチであり、該スイッチ25をオフにすると、上記バ
ッテリ16a、16b,及び発電機21からの電力はア
ースに流れ、上記燃料供給系12,点火系13,及びE
CU20の何れにも供給されない。また、24はスター
タモータ、26は該スタータモータ24への給電をオン
オフするスタートスイッチである。
【0022】本第1実施形態では、2組のバッテリ16
a,16bを船体側に搭載し、発電機21と各バッテリ
16a,16bとを別々のダイオードブリッジを介して
接続するという、エンジン運転継続補償手段を採用した
ので、仮に一方のバッテリ側に接続状態あるいはバッテ
リ自体の性能状態に何らかの不具合が生じた場合でも、
他方のバッテリ側に接続状態等の不具合が生じない限
り、エンジン制御系に流れる電流は図4(c)に示す通
りとなり、従ってこの場合にもエンジン運転を継続で
き、エンジンの不意の停止の可能性を低減できる。
a,16bを船体側に搭載し、発電機21と各バッテリ
16a,16bとを別々のダイオードブリッジを介して
接続するという、エンジン運転継続補償手段を採用した
ので、仮に一方のバッテリ側に接続状態あるいはバッテ
リ自体の性能状態に何らかの不具合が生じた場合でも、
他方のバッテリ側に接続状態等の不具合が生じない限
り、エンジン制御系に流れる電流は図4(c)に示す通
りとなり、従ってこの場合にもエンジン運転を継続で
き、エンジンの不意の停止の可能性を低減できる。
【0023】図5は、請求項1,3の発明の第2実施形
態を説明するための電気回路図であり、本実施形態で
は、上記エンジン運転継続補償手段を、エンジンにより
回転駆動される発電機の出力を確保するための負荷を船
外機側に設けることにより構成している。
態を説明するための電気回路図であり、本実施形態で
は、上記エンジン運転継続補償手段を、エンジンにより
回転駆動される発電機の出力を確保するための負荷を船
外機側に設けることにより構成している。
【0024】本第2実施形態では、図5に示すように、
交流発電機21のコイル21aとバッテリ16とをダイ
オードブリッジ22を介して接続するとともに、船外機
側において、エンジン制御系への給電回線17bとアー
スとの間に上記負荷としてのコンデンサ31を接続して
いる。
交流発電機21のコイル21aとバッテリ16とをダイ
オードブリッジ22を介して接続するとともに、船外機
側において、エンジン制御系への給電回線17bとアー
スとの間に上記負荷としてのコンデンサ31を接続して
いる。
【0025】また上記給電回線17bの上記コンデンサ
31の接続点とバッテリ充電回線17aとの間には両者
を分離するアイソレータとしてのダイオード32が介設
され、さらにバッテリ給電回線17aの途中にはヒュー
ズ33が介設されている。
31の接続点とバッテリ充電回線17aとの間には両者
を分離するアイソレータとしてのダイオード32が介設
され、さらにバッテリ給電回線17aの途中にはヒュー
ズ33が介設されている。
【0026】本第2実施形態では、コンデンサ31を設
けたので、負荷が安定して確保され、交流発電機21の
出力を確保でき、従ってバッテリ16側に何らかの不具
合が生じた場合にも、エンジン制御系に図4(c)に示
す電圧波形を有する電流を供給でき、従ってエンジンを
安定して継続運転できる。
けたので、負荷が安定して確保され、交流発電機21の
出力を確保でき、従ってバッテリ16側に何らかの不具
合が生じた場合にも、エンジン制御系に図4(c)に示
す電圧波形を有する電流を供給でき、従ってエンジンを
安定して継続運転できる。
【0027】またコンデンサ31とバッテリ16との間
にダイオード32を介設したのでバッテリ16の故障の
影響を回避でき、さらにバッテリ充電回線17aにヒュ
ーズ33を介設したのでバッテリ側のショート故障が生
じた場合にもエンジン運転を継続できる。
にダイオード32を介設したのでバッテリ16の故障の
影響を回避でき、さらにバッテリ充電回線17aにヒュ
ーズ33を介設したのでバッテリ側のショート故障が生
じた場合にもエンジン運転を継続できる。
【0028】図6は請求項1,4の発明の第3実施形態
を説明するための電気回路図であり、本実施形態では、
上記エンジン運転継続補償手段は、船外機側3側に補助
バッテリ16cを設けることにより構成されている。
を説明するための電気回路図であり、本実施形態では、
上記エンジン運転継続補償手段は、船外機側3側に補助
バッテリ16cを設けることにより構成されている。
【0029】本第3実施形態では、図6に示すように、
交流発電機21のコイル21aとバッテリ16とをダイ
オードブリッジ22を介して接続するとともに、エンジ
ン制御系への給電回線17bとアースとの間に補助バッ
テリ16cを接続している。また上記補助バッテリ16
cとメインバッテリ16とを分離するダイオード32,
ヒューズ33が介設されている。
交流発電機21のコイル21aとバッテリ16とをダイ
オードブリッジ22を介して接続するとともに、エンジ
ン制御系への給電回線17bとアースとの間に補助バッ
テリ16cを接続している。また上記補助バッテリ16
cとメインバッテリ16とを分離するダイオード32,
ヒューズ33が介設されている。
【0030】本第3実施形態では、補助バッテリ16c
を設けたので、船体側のバッテリ16側に何らかの不具
合が生じた場合でも、エンジン制御系に図4(c)に示
す電圧波形を有する電流を供給でき、従ってエンジンを
安定して継続運転できる。
を設けたので、船体側のバッテリ16側に何らかの不具
合が生じた場合でも、エンジン制御系に図4(c)に示
す電圧波形を有する電流を供給でき、従ってエンジンを
安定して継続運転できる。
【0031】図7は請求項1,5の発明の第4実施形態
を説明するための電気回路図であり、本第4実施形態
は、上記エンジン運転継続補償手段を、燃料噴射制御系
に電力を供給するための専用コイルを設けることにより
構成した例である。
を説明するための電気回路図であり、本第4実施形態
は、上記エンジン運転継続補償手段を、燃料噴射制御系
に電力を供給するための専用コイルを設けることにより
構成した例である。
【0032】本第4実施形態では、図7に示すように、
交流発電機21にバッテリ充電用コイル21aと、燃料
噴射制御系(燃料噴射弁及びコントローラ等)34用コ
イル21bを設け、コイル21aとバッテリ16とをダ
イオードブリッジ22を介して接続するとともに、コイ
ル21bと燃料噴射系とをダイオードブリッジ22′を
介して接続している。
交流発電機21にバッテリ充電用コイル21aと、燃料
噴射制御系(燃料噴射弁及びコントローラ等)34用コ
イル21bを設け、コイル21aとバッテリ16とをダ
イオードブリッジ22を介して接続するとともに、コイ
ル21bと燃料噴射系とをダイオードブリッジ22′を
介して接続している。
【0033】本第4実施形態では、燃料噴射制御系34
に電力を供給するための専用コイル21bを設けたの
で、バッテリの状態に係わらず燃料噴射を行うことがで
き、エンジンの継続運転が可能である。
に電力を供給するための専用コイル21bを設けたの
で、バッテリの状態に係わらず燃料噴射を行うことがで
き、エンジンの継続運転が可能である。
【0034】図8は請求項1,6の発明の第5実施形態
を説明するための電気回路図であり、本第5実施形態
は、エンジン運転継続補償手段を、低速運転の可能な専
用電源により構成した例である。
を説明するための電気回路図であり、本第5実施形態
は、エンジン運転継続補償手段を、低速運転の可能な専
用電源により構成した例である。
【0035】本第5実施形態では、図8に示すように、
交流発電機21にバッテリ充電用かつ全運転域にて燃料
噴射制御系(燃料噴射弁及びコントローラ等)34を駆
動可能のコイル21aと、該燃料噴射制御系34を所定
の低速運転域でのみ駆動可能の専用電源を構成するコイ
ル21bを設ける。
交流発電機21にバッテリ充電用かつ全運転域にて燃料
噴射制御系(燃料噴射弁及びコントローラ等)34を駆
動可能のコイル21aと、該燃料噴射制御系34を所定
の低速運転域でのみ駆動可能の専用電源を構成するコイ
ル21bを設ける。
【0036】上記コイル21aとバッテリ16,及び燃
料噴射制御系34とはダイオードブリッジ22を介して
接続されている。また上記専用電源は上記コイル21b
と燃料噴射制御系34とをダイオードブリッジ22′を
介して接続することにより構成されている。
料噴射制御系34とはダイオードブリッジ22を介して
接続されている。また上記専用電源は上記コイル21b
と燃料噴射制御系34とをダイオードブリッジ22′を
介して接続することにより構成されている。
【0037】本第5実施形態では、仮にメインバッテリ
16側に何らかの故障が発生した場合でも、コイル21
bからなる専用電源により燃料噴射制御系34を所定の
低速運転域において駆動できるので、エンジンの継続運
転が可能である。なお、専用電源側に何らかの故障が発
生した場合にもメインバッテリ16側が正常である限り
エンジンは通常通り運転可能である。
16側に何らかの故障が発生した場合でも、コイル21
bからなる専用電源により燃料噴射制御系34を所定の
低速運転域において駆動できるので、エンジンの継続運
転が可能である。なお、専用電源側に何らかの故障が発
生した場合にもメインバッテリ16側が正常である限り
エンジンは通常通り運転可能である。
【0038】なお、本発明におけるエンジン運転継続補
償手段は、上述の各実施形態に限定されるものではな
く、例えば図9,図10に示すように、エンジン制御系
への電源供給系を二重に構成することも有効である。
償手段は、上述の各実施形態に限定されるものではな
く、例えば図9,図10に示すように、エンジン制御系
への電源供給系を二重に構成することも有効である。
【発明の効果】請求項1の発明に係る小型船舶のエンジ
ン運転装置によれば、船体側のエンジン運転部品に起因
するエンジン運転継続阻害要因を軽減するエンジン運転
継続補償手段(例えば請求項2〜6に示す)を備えたの
で、仮に船体側の、特にバッテリ系に何らかの不具合が
あった場合にも、エンジン運転の継続可能性を高めるこ
とができる。
ン運転装置によれば、船体側のエンジン運転部品に起因
するエンジン運転継続阻害要因を軽減するエンジン運転
継続補償手段(例えば請求項2〜6に示す)を備えたの
で、仮に船体側の、特にバッテリ系に何らかの不具合が
あった場合にも、エンジン運転の継続可能性を高めるこ
とができる。
【0039】請求項2の発明では、2組のバッテリを船
体側に搭載し、発電機と各バッテリとを別々のダイオー
ドブリッジを介して接続することにより、上記エンジン
運転継続補償手段を構成したので、仮に一方のバッテリ
側に接続状態あるいはバッテリ自体の性能状態に故障が
生じた場合でも、他方のバッテリ側に接続状態等の故障
が生じない限り、エンジン制御系に必要な電流を確保で
き、エンジン運転を継続でき、エンジンの不意の停止の
可能性を低減できる効果がある。
体側に搭載し、発電機と各バッテリとを別々のダイオー
ドブリッジを介して接続することにより、上記エンジン
運転継続補償手段を構成したので、仮に一方のバッテリ
側に接続状態あるいはバッテリ自体の性能状態に故障が
生じた場合でも、他方のバッテリ側に接続状態等の故障
が生じない限り、エンジン制御系に必要な電流を確保で
き、エンジン運転を継続でき、エンジンの不意の停止の
可能性を低減できる効果がある。
【0040】請求項3の発明では、上記エンジン運転継
続補償手段を、エンジンにより回転駆動される発電機の
出力を確保するための負荷を船外機側に設けることによ
り構成したので、負荷が安定して確保され、交流発電機
の出力を確保でき、従ってバッテリ側に何らかの不具合
が生じた場合にも、エンジン制御系に電流を供給でき、
エンジンを安定して継続運転できる効果がある。
続補償手段を、エンジンにより回転駆動される発電機の
出力を確保するための負荷を船外機側に設けることによ
り構成したので、負荷が安定して確保され、交流発電機
の出力を確保でき、従ってバッテリ側に何らかの不具合
が生じた場合にも、エンジン制御系に電流を供給でき、
エンジンを安定して継続運転できる効果がある。
【0041】請求項4の発明では、上記エンジン運転継
続補償手段を、船外機側側に補助バッテリを設けること
により構成したので、バッテリ側に何らかの不具合が生
じた場合でも、エンジン制御系に電流を供給でき、エン
ジンを安定して継続運転できる効果がある。
続補償手段を、船外機側側に補助バッテリを設けること
により構成したので、バッテリ側に何らかの不具合が生
じた場合でも、エンジン制御系に電流を供給でき、エン
ジンを安定して継続運転できる効果がある。
【0042】請求項5の発明では、上記エンジン運転継
続補償手段を、燃料噴射制御系に電力を供給するための
専用コイルを設けることにより構成したので、バッテリ
の状態に係わらず燃料噴射を行うことができ、エンジン
を継続運転できる効果がある。
続補償手段を、燃料噴射制御系に電力を供給するための
専用コイルを設けることにより構成したので、バッテリ
の状態に係わらず燃料噴射を行うことができ、エンジン
を継続運転できる効果がある。
【0043】請求項6の発明では、上記エンジン運転継
続補償手段を、低速運転の可能な専用電源により構成し
たので、仮にメインバッテリ側に何らかの故障が発生し
た場合でも、専用コイルからなる専用電源により燃料噴
射制御系を所定の低速運転域において駆動でき、エンジ
ンを継続運転できる効果がある。
続補償手段を、低速運転の可能な専用電源により構成し
たので、仮にメインバッテリ側に何らかの故障が発生し
た場合でも、専用コイルからなる専用電源により燃料噴
射制御系を所定の低速運転域において駆動でき、エンジ
ンを継続運転できる効果がある。
【図1】請求項1,2の発明の第1実施形態によるエン
ジン運転装置を備えたエンジンを搭載したパワーボート
の斜視図である。
ジン運転装置を備えたエンジンを搭載したパワーボート
の斜視図である。
【図2】上記第1実施形態装置の構成図である。
【図3】上記第1実施形態装置の電気回路図である。
【図4】上記第1実施形態装置の作用効果を説明するた
めの電圧波形図である。
めの電圧波形図である。
【図5】請求項1,3の発明に係る第2実施形態装置の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図6】請求項1,4の発明に係る第3実施形態装置の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図7】請求項1,5の発明に係る第4実施形態装置の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図8】請求項1,6の発明に係る第5実施形態装置の
電気回路図である。
電気回路図である。
【図9】上記第1実施形態の変形実施形態の電気回路図
である。
である。
【図10】上記第1実施形態の変形実施形態の電気回路
図である。
図である。
1 小型船舶 2 船体 3 船外機 16 バッテリ(エンジン運転部品) 16a,16b 複数のバッテリ 16c 補助バッテリ 21 発電機 21b 噴射制御系用専用コイル(専用電源) 22a,22b,23a,23b,27a,27b 分
割用ダイオード(アイソレータ) 31 コンデンサ(負荷) 34 燃料噴射制御系
割用ダイオード(アイソレータ) 31 コンデンサ(負荷) 34 燃料噴射制御系
Claims (6)
- 【請求項1】 船尾に船外機を搭載した小型船舶のエン
ジン運転装置において、船体側のエンジン運転部品に起
因するエンジン運転継続阻害要因を軽減するエンジン運
転継続補償手段を備えたことを特徴とする小型船舶のエ
ンジン運転装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記エンジン運転継
続補償手段は、船体側に複数のバッテリを配設し、エン
ジンにより回転駆動される発電機からの電力をアイソレ
ータにより分割して上記各バッテリに供給するように構
成されていることを特徴とする小型船舶のエンジン運転
装置。 - 【請求項3】 請求項1において、上記エンジン運転継
続補償手段は、エンジンにより回転駆動される発電機の
出力を確保するための負荷を設けることにより構成され
ていることを特徴とする小型船舶のエンジン運転装置。 - 【請求項4】 請求項1において、上記エンジン運転継
続補償手段は、船外機側に補助バッテリを内蔵すること
により構成されていることを特徴とする小型船舶のエン
ジン運転装置。 - 【請求項5】 請求項1において、上記エンジン運転継
続補償手段は、燃料噴射制御系に電力を供給するための
専用コイルにより構成されていることを特徴とする小型
船舶のエンジン運転装置。 - 【請求項6】 請求項1において、上記エンジン運転継
続補償手段は、低速運転の可能な専用電源により構成さ
れていることを特徴とする小型船舶のエンジン運転装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19776996A JPH1037780A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 小型船舶のエンジン運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19776996A JPH1037780A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 小型船舶のエンジン運転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037780A true JPH1037780A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16380050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19776996A Withdrawn JPH1037780A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 小型船舶のエンジン運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037780A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7195525B2 (en) | 2005-04-12 | 2007-03-27 | Honda Motor Co., Ltd | Outboard motor |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP19776996A patent/JPH1037780A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7195525B2 (en) | 2005-04-12 | 2007-03-27 | Honda Motor Co., Ltd | Outboard motor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |