JPH1037708A - 発電プラント設備 - Google Patents
発電プラント設備Info
- Publication number
- JPH1037708A JPH1037708A JP19615996A JP19615996A JPH1037708A JP H1037708 A JPH1037708 A JP H1037708A JP 19615996 A JP19615996 A JP 19615996A JP 19615996 A JP19615996 A JP 19615996A JP H1037708 A JPH1037708 A JP H1037708A
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- Japan
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- turbine
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- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】分解点検組立作業の集中化が可能で作業効率の
向上が図れ、かつ分解点検スペースの確保が容易な発電
プラント設備を提供する。 【解決手段】一つのタービン建屋内に、複数台のコンバ
インドサイクル発電プラントが並設配置されている発電
プラント設備において、前記タービン建屋の近傍に、タ
ービン建屋の長手方向と並行して移動可能に形成される
とともに、タービン建屋運転床面と同じレベル床面を有
し、かつタービン建屋運転室に連通している移動保守建
屋12を設けるようにした。
向上が図れ、かつ分解点検スペースの確保が容易な発電
プラント設備を提供する。 【解決手段】一つのタービン建屋内に、複数台のコンバ
インドサイクル発電プラントが並設配置されている発電
プラント設備において、前記タービン建屋の近傍に、タ
ービン建屋の長手方向と並行して移動可能に形成される
とともに、タービン建屋運転床面と同じレベル床面を有
し、かつタービン建屋運転室に連通している移動保守建
屋12を設けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発電プラント設備の
改良に係わり、特に一つのタービン建屋内に、複数台の
コンバインドサイクル発電プラントが並設配置されてい
る発電プラント設備の改良に関するものである。
改良に係わり、特に一つのタービン建屋内に、複数台の
コンバインドサイクル発電プラントが並設配置されてい
る発電プラント設備の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されているこの種のコン
バインドサイクル発電プラント設備の要部が図4に示さ
れている。この図は一つのタービン建屋内を示したもの
であり、建屋内には、複数のコンバインドサイクル発電
プラントが並設されている。
バインドサイクル発電プラント設備の要部が図4に示さ
れている。この図は一つのタービン建屋内を示したもの
であり、建屋内には、複数のコンバインドサイクル発電
プラントが並設されている。
【0003】すなわち、建屋内には、圧縮された空気と
燃料を燃焼させ回転運動を行うガスタービン2と、この
ガスタービン2で燃焼した排気ガスの通路となる排気ダ
クト1と、ガスタービン2から排出される高温の排気ガ
スを利用して発生した蒸気により回転運動を行う蒸気タ
ービン3と、回転運動を電気エネルギーに変換する発電
機4と、ガスタービン2、蒸気タービン3、発電機4を
支持する架台5と、ガスタービン2、蒸気タービン3、
発電機4を分解点検するための天井クレーン装置6が設
けられている。
燃料を燃焼させ回転運動を行うガスタービン2と、この
ガスタービン2で燃焼した排気ガスの通路となる排気ダ
クト1と、ガスタービン2から排出される高温の排気ガ
スを利用して発生した蒸気により回転運動を行う蒸気タ
ービン3と、回転運動を電気エネルギーに変換する発電
機4と、ガスタービン2、蒸気タービン3、発電機4を
支持する架台5と、ガスタービン2、蒸気タービン3、
発電機4を分解点検するための天井クレーン装置6が設
けられている。
【0004】このコンバインドサイクル発電プラントは
定期的に点検が行なわれ、この定期的点検時のプラント
の分解あるいは補修時のプラントの分解などに際して
は、ガスタービン2、蒸気タービン3、発電機4などの
その分解部品は、軸両脇の床面スペースを使用して仮置
としているのが普通である。
定期的に点検が行なわれ、この定期的点検時のプラント
の分解あるいは補修時のプラントの分解などに際して
は、ガスタービン2、蒸気タービン3、発電機4などの
その分解部品は、軸両脇の床面スペースを使用して仮置
としているのが普通である。
【0005】なお、この種発電プラント設備に関連すれ
ものとしては、例えば特開昭59−99006号公報あ
るいは特開昭63−243410号公報などが挙げられ
る。
ものとしては、例えば特開昭59−99006号公報あ
るいは特開昭63−243410号公報などが挙げられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように形成されて
いるコンバインドサイクル発電プラント設備であると、
異なる機器を同時期に分解点検あるいは組立作業する場
合には、その作業スペースの確保が非常に難しくなる。
すなわち、近年のタービン建屋はコストの面から縮小化
の傾向にあり、特に都市部に近いコンバインドサイクル
発電プラント設備は複数階建が主流となっている。この
ためタービン発電機軸の両脇のみの建屋スペースでは、
分解点検組立作業スペースの確保が困難となっている。
特にコンバインドサイクル発電プラント設備は多数軸か
らなるプラント構成が主流であり、作業スペースの確保
の関係(時間差)で、作業時間に空きが生じ、結果的に
は長時間作業となる恐れもあり、この点検作業時間の短
縮は非常に重要な課題となっている。
いるコンバインドサイクル発電プラント設備であると、
異なる機器を同時期に分解点検あるいは組立作業する場
合には、その作業スペースの確保が非常に難しくなる。
すなわち、近年のタービン建屋はコストの面から縮小化
の傾向にあり、特に都市部に近いコンバインドサイクル
発電プラント設備は複数階建が主流となっている。この
ためタービン発電機軸の両脇のみの建屋スペースでは、
分解点検組立作業スペースの確保が困難となっている。
特にコンバインドサイクル発電プラント設備は多数軸か
らなるプラント構成が主流であり、作業スペースの確保
の関係(時間差)で、作業時間に空きが生じ、結果的に
は長時間作業となる恐れもあり、この点検作業時間の短
縮は非常に重要な課題となっている。
【0007】また、天井クレーン設備6が、ガスタービ
ン2、蒸気タービン3、発電機4の連結された軸方向に
対して平行に設置されているため、異なる機器を同時期
に分解点検あるいは組立作業する場合には、一つの機器
を分解点検している間は、他の機器の分解点検作業は不
可能となり作業効率の低下が生じていた。さらに、従来
の天井クレーン装置6では、仮置スペースが遠距離にあ
った場合、分解部品を移動するのに多くの時間を要する
嫌いがあった。
ン2、蒸気タービン3、発電機4の連結された軸方向に
対して平行に設置されているため、異なる機器を同時期
に分解点検あるいは組立作業する場合には、一つの機器
を分解点検している間は、他の機器の分解点検作業は不
可能となり作業効率の低下が生じていた。さらに、従来
の天井クレーン装置6では、仮置スペースが遠距離にあ
った場合、分解部品を移動するのに多くの時間を要する
嫌いがあった。
【0008】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、分解点検組立作業の集中化が可能
で作業効率の向上が図れ、かつ分解点検スペースの確保
が容易なこの種の発電プラント設備を提供するにある。
目的とするところは、分解点検組立作業の集中化が可能
で作業効率の向上が図れ、かつ分解点検スペースの確保
が容易なこの種の発電プラント設備を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一つ
のタービン建屋内に、複数台のコンバインドサイクル発
電プラントが並設配置されている発電プラント設備にお
いて、前記タービン建屋の近傍に、タービン建屋の長手
方向と並行して移動可能に形成されるとともに、タービ
ン建屋運転床面と同じレベル床面を有し、かつタービン
建屋運転室に連通している移動保守建屋を設けるように
なし所期の目的を達成するようにしたものである。
のタービン建屋内に、複数台のコンバインドサイクル発
電プラントが並設配置されている発電プラント設備にお
いて、前記タービン建屋の近傍に、タービン建屋の長手
方向と並行して移動可能に形成されるとともに、タービ
ン建屋運転床面と同じレベル床面を有し、かつタービン
建屋運転室に連通している移動保守建屋を設けるように
なし所期の目的を達成するようにしたものである。
【0010】また、この場合、タービン建屋の長手方向
と並行してレールを敷設し、かつこのレール上に、前記
移動保守建屋を設けるようにしたものである。また、こ
の移動保守建屋の室内とタービン建屋運転室内との両者
に跨る,例えば門型クレーンなどのクレーン設備を設置
するようにしたものである。また、移動保守建屋の室内
とタービン建屋運転室内との間に、開閉可能な扉を設置
するようにしたものである。さらに前記移動保守建屋の
室内に、室内の空調が可能な装置を設置するようにした
ものである。
と並行してレールを敷設し、かつこのレール上に、前記
移動保守建屋を設けるようにしたものである。また、こ
の移動保守建屋の室内とタービン建屋運転室内との両者
に跨る,例えば門型クレーンなどのクレーン設備を設置
するようにしたものである。また、移動保守建屋の室内
とタービン建屋運転室内との間に、開閉可能な扉を設置
するようにしたものである。さらに前記移動保守建屋の
室内に、室内の空調が可能な装置を設置するようにした
ものである。
【0011】すなわちこのように形成された発電プラン
ト設備であると、タービン建屋の近傍に、タービン建屋
の長手方向と並行して移動可能に形成されるとともに、
タービン建屋運転床面と同じレベル床面を有し、かつタ
ービン建屋運転室に連通している移動保守建屋が設けら
れることから、移動保守建屋の移動によりその作業床面
を拡大することができ、分解点検組立作業の集中化が可
能で作業効率の向上が図れ、かつ分解点検作業スペース
および仮置スペースの確保が容易となるのである。
ト設備であると、タービン建屋の近傍に、タービン建屋
の長手方向と並行して移動可能に形成されるとともに、
タービン建屋運転床面と同じレベル床面を有し、かつタ
ービン建屋運転室に連通している移動保守建屋が設けら
れることから、移動保守建屋の移動によりその作業床面
を拡大することができ、分解点検組立作業の集中化が可
能で作業効率の向上が図れ、かつ分解点検作業スペース
および仮置スペースの確保が容易となるのである。
【0012】また、さらに、この移動保守建屋の室内と
タービン建屋運転室内との両者に跨る,例えば門型クレ
ーンなどのクレーン設備が設置されるので、異なる機器
を同時期に分解点検あるいは組立作業する場合であって
も、すなわち一つの機器を分解点検している間であって
も、他の機器の分解点検作業をすることができ、したが
って、分解点検組立作業の集中化が可能で作業効率の向
上を図ることができるのである。
タービン建屋運転室内との両者に跨る,例えば門型クレ
ーンなどのクレーン設備が設置されるので、異なる機器
を同時期に分解点検あるいは組立作業する場合であって
も、すなわち一つの機器を分解点検している間であって
も、他の機器の分解点検作業をすることができ、したが
って、分解点検組立作業の集中化が可能で作業効率の向
上を図ることができるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1にはその発電プラント設備
の平面が示されている。なお、本発明の適用としてはコ
ンバインドサイクル発電プラント設備のほか、ガスター
ビン単独のプラント設備、コージェネレーションプラン
ト設備等への適用も可能である。ここでコンバインドサ
イクル発電プラント設備について説明する。
発明を詳細に説明する。図1にはその発電プラント設備
の平面が示されている。なお、本発明の適用としてはコ
ンバインドサイクル発電プラント設備のほか、ガスター
ビン単独のプラント設備、コージェネレーションプラン
ト設備等への適用も可能である。ここでコンバインドサ
イクル発電プラント設備について説明する。
【0014】コンバインドサイクル発電プラント設備
は、ガスタービン2とガスタービン2から排出される高
温ガスを利用して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、
この排熱回収ボイラから発生した蒸気を回転運動に変換
する蒸気タービン3と、この回転運動を電気エネルギー
に変換する発電機4を備えている。ガスタービン2、蒸
気タービン3、発電機4の連結された軸方向に対して平
行に設置されている。なお、この他、ガスタービン2を
起動させる起動装置、ガスタービン2から排出される排
気ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝装置を備えている
プラントもある。
は、ガスタービン2とガスタービン2から排出される高
温ガスを利用して蒸気を発生させる排熱回収ボイラと、
この排熱回収ボイラから発生した蒸気を回転運動に変換
する蒸気タービン3と、この回転運動を電気エネルギー
に変換する発電機4を備えている。ガスタービン2、蒸
気タービン3、発電機4の連結された軸方向に対して平
行に設置されている。なお、この他、ガスタービン2を
起動させる起動装置、ガスタービン2から排出される排
気ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝装置を備えている
プラントもある。
【0015】ガスタービン設備は燃焼用空気を導入する
吸気ダクトと、空気の入口部の吸気プレナムと、空気を
必要圧力まで圧縮する圧縮機と、圧縮された空気と燃料
を燃焼させ回転運動に変換するタービンと、ガスタービ
ン2から排出される排気ガスを通す排気ダクト1から構
成されている。
吸気ダクトと、空気の入口部の吸気プレナムと、空気を
必要圧力まで圧縮する圧縮機と、圧縮された空気と燃料
を燃焼させ回転運動に変換するタービンと、ガスタービ
ン2から排出される排気ガスを通す排気ダクト1から構
成されている。
【0016】排熱回収ボイラは、ガスタービン2から排
出される高温の排気ガスを過熱器、蒸発器、節炭器の順
に導き、仕事を終えた排気ガスは煙突より大気放出され
る。ここで過熱器で発生した蒸気は配管を通して蒸気タ
ービン3ヘ送られる。蒸気タービン3は排熱回収ボイラ
で発生した蒸気を回転運動に変換する装置であり、高圧
タービン、中圧タービン、低圧タービン等の装置に分か
れているものもあり、それぞれの蒸気の圧力によって区
別されている。
出される高温の排気ガスを過熱器、蒸発器、節炭器の順
に導き、仕事を終えた排気ガスは煙突より大気放出され
る。ここで過熱器で発生した蒸気は配管を通して蒸気タ
ービン3ヘ送られる。蒸気タービン3は排熱回収ボイラ
で発生した蒸気を回転運動に変換する装置であり、高圧
タービン、中圧タービン、低圧タービン等の装置に分か
れているものもあり、それぞれの蒸気の圧力によって区
別されている。
【0017】この蒸気タービン3で仕事を終えた蒸気
は、復水器で水に戻された後、配管を通して排熱回収ボ
イラの節炭器へ送られ、送られた水は、ガスタービン2
からの排気ガスによってまた、蒸気に変換される。蒸気
タービン3およびガスタービン2で回転運動が発生する
が、これらは発電機4にて電気エネルギーとして変換さ
れる。コンバインドサイクル発電プラント設備のガスタ
ービン2と蒸気タービン3は各々別の発電機4に接続さ
れているもの、あるいは同一の発電機4に接続されてい
るものがあり、本発明はその何れにも適用できる。
は、復水器で水に戻された後、配管を通して排熱回収ボ
イラの節炭器へ送られ、送られた水は、ガスタービン2
からの排気ガスによってまた、蒸気に変換される。蒸気
タービン3およびガスタービン2で回転運動が発生する
が、これらは発電機4にて電気エネルギーとして変換さ
れる。コンバインドサイクル発電プラント設備のガスタ
ービン2と蒸気タービン3は各々別の発電機4に接続さ
れているもの、あるいは同一の発電機4に接続されてい
るものがあり、本発明はその何れにも適用できる。
【0018】本発明ではタービン建屋に隣接して移動保
守建屋が設置される。すなわち、タービン建屋の近傍
に、タービン建屋の長手方向と並行して移動可能に形成
されるとともに、タービン建屋運転床面と同じレベル床
面を有し、かつタービン建屋運転室に連通している移動
保守建屋,すなわち移動式保守装置室12が設けられて
いる。
守建屋が設置される。すなわち、タービン建屋の近傍
に、タービン建屋の長手方向と並行して移動可能に形成
されるとともに、タービン建屋運転床面と同じレベル床
面を有し、かつタービン建屋運転室に連通している移動
保守建屋,すなわち移動式保守装置室12が設けられて
いる。
【0019】移動式保守装置室12の移動は、タービン
建屋の長手方向と並行して敷設されたレール20に沿っ
て移動可能に形成される。そして分解点検が行なわれる
発電プラントの側部に移動される。この構成であると、
タービン発電機軸の両脇の建屋スペースに加えて、本装
置内スペースを使用することにより、分解点検組立作業
スペースの確保が可能となる。
建屋の長手方向と並行して敷設されたレール20に沿っ
て移動可能に形成される。そして分解点検が行なわれる
発電プラントの側部に移動される。この構成であると、
タービン発電機軸の両脇の建屋スペースに加えて、本装
置内スペースを使用することにより、分解点検組立作業
スペースの確保が可能となる。
【0020】移動式保守装置室12内には燃焼器分解点
検組立専用装置、タービンロータ洗浄装置、空調装置を
備えた構造で、分解点検組立作業の集中化、作業時間の
大幅短縮、作業環境の向上を図ることができる。
検組立専用装置、タービンロータ洗浄装置、空調装置を
備えた構造で、分解点検組立作業の集中化、作業時間の
大幅短縮、作業環境の向上を図ることができる。
【0021】移動式保守装置室12はタービン建屋外設
置の架溝レールにより支持し、必要とする軸(プラン
ト)へはレール上を走行させて移動するが、この場合、
装置本体は一体輸送することで、他のコンバインドサイ
クル発電プラント設備への利用も可能、発電所共通装置
としての採用が可能である。
置の架溝レールにより支持し、必要とする軸(プラン
ト)へはレール上を走行させて移動するが、この場合、
装置本体は一体輸送することで、他のコンバインドサイ
クル発電プラント設備への利用も可能、発電所共通装置
としての採用が可能である。
【0022】図2および図3においてガスタービン2、
蒸気タービン3、発電機4は連結されて架台5で支持さ
れており、天井クレーン設備6は、ガスタービン2、蒸
気タービン3、発電機4の連結された軸方向に対して平
行に設置されている。前述したように、単にこの構成の
場合天井クレーン設備6によって、一つの機器を分解点
検している間は、他の機器の分解点検作業は不可能とな
り、作業時間に大きな無駄が生じることになる。つま
り、異なる機器を同時期に分解点検する作業を可能とす
ることは、作業効率を向上し、定期点検作業時間の短縮
を計ることにつながる。
蒸気タービン3、発電機4は連結されて架台5で支持さ
れており、天井クレーン設備6は、ガスタービン2、蒸
気タービン3、発電機4の連結された軸方向に対して平
行に設置されている。前述したように、単にこの構成の
場合天井クレーン設備6によって、一つの機器を分解点
検している間は、他の機器の分解点検作業は不可能とな
り、作業時間に大きな無駄が生じることになる。つま
り、異なる機器を同時期に分解点検する作業を可能とす
ることは、作業効率を向上し、定期点検作業時間の短縮
を計ることにつながる。
【0023】そこで本発明ではさらに次のように形成し
たのである。すなわち、図1に示す実施例は、蒸気ター
ビン3、発電機4の分解点検用門型クレーン装置11を
示している。門型クレーン装置11は架台5上のレール
により支持され、タービン発電機軸と平行方向の移動が
可能である。多数軸からなるコンバインドサイクル発電
プラント設備において、必要とする軸へは天井クレーン
装置6による吊上移動により、適宜使用可能である。天
井クレーン装置6と門型クレーン装置11の併用により
蒸気タービン3、発電機4の分解点検作業時間の大幅短
縮が図れる。
たのである。すなわち、図1に示す実施例は、蒸気ター
ビン3、発電機4の分解点検用門型クレーン装置11を
示している。門型クレーン装置11は架台5上のレール
により支持され、タービン発電機軸と平行方向の移動が
可能である。多数軸からなるコンバインドサイクル発電
プラント設備において、必要とする軸へは天井クレーン
装置6による吊上移動により、適宜使用可能である。天
井クレーン装置6と門型クレーン装置11の併用により
蒸気タービン3、発電機4の分解点検作業時間の大幅短
縮が図れる。
【0024】以上説明してきたように、このように形成
された設備であると、異なる機器の同時期分解点検、分
解点検組立スペースの確保、分解点検組立作業の集中
化、効率向上を図ることができる。
された設備であると、異なる機器の同時期分解点検、分
解点検組立スペースの確保、分解点検組立作業の集中
化、効率向上を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、移動式保守装置室を採用した構造においては、分解
点検組立スペースの確保が可能となり、必要な軸、設備
への移動によって分解点検組立作業の集中化、作業効率
向上が図れ、また、異なる機器の同時期分解点検をする
ことが可能な発電プラント設備を得ることができる。
ば、移動式保守装置室を採用した構造においては、分解
点検組立スペースの確保が可能となり、必要な軸、設備
への移動によって分解点検組立作業の集中化、作業効率
向上が図れ、また、異なる機器の同時期分解点検をする
ことが可能な発電プラント設備を得ることができる。
【図1】本発明のコンバインドサイクル発電プラント設
備の一実施例を示す平面図である。
備の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明のコンバインドサイクル発電プラント設
備の一実施例を示す斜視図である。
備の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明のコンバインドサイクル発電プラント設
備の一実施例を示す側面図である。
備の一実施例を示す側面図である。
【図4】従来のコンバインドサイクル発電プラント設備
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1…排気ダクト、2…ガスタービン、3…蒸気タービ
ン、4…発電機、5…架台、6…天井クレーン装置、1
1…門型クレーン装置、12…移動式保守装置室、20
…レール。
ン、4…発電機、5…架台、6…天井クレーン装置、1
1…門型クレーン装置、12…移動式保守装置室、20
…レール。
Claims (9)
- 【請求項1】 一つのタービン建屋内に、複数台の発電
プラントが並設配置されている発電プラント設備におい
て、 前記タービン建屋の近傍に、タービン建屋の長手方向と
並行して移動可能に形成されるとともに、タービン建屋
運転床面と同じレベル床面を有し、かつタービン建屋運
転室に連通している移動保守建屋を設けるようにしたこ
とを特徴とする発電プラント設備。 - 【請求項2】 一つのタービン建屋内に、複数台のコン
バインドサイクル発電プラントが並設配置されている発
電プラント設備において、 前記タービン建屋に隣接した部分にタービン建屋の長手
方向と並行してレールを敷設し、かつこのレール上に、
レールに沿って移動可能に形成されるとともに、タービ
ン建屋運転床面と同じレベル床面を有し、かつタービン
建屋運転室に連通した移動保守建屋を設けるようにした
ことを特徴とする発電プラント設備。 - 【請求項3】 前記移動保守建屋の室内とタービン建屋
運転室内との両者に跨るクレーン設備を設置してなる請
求項1または2記載の発電プラント設備。 - 【請求項4】 前記クレーン設備が門型クレーン設備で
ある請求項3記載の発電プラント設備。 - 【請求項5】 前記移動保守建屋の室内とタービン建屋
運転室内との間に、開閉可能に形成された扉を設置して
なる請求項1,2,3または4記載の発電プラント設
備。 - 【請求項6】 前記移動保守建屋の室内に、室内の空調
が可能な装置を設置してなる請求項1,2,3,4また
は5記載の発電プラント設備。 - 【請求項7】 一つのタービン建屋内に、複数台の発電
プラントが並設配置されている発電プラント設備におい
て、 前記発電プラントの軸に対しほぼ垂直方向に設置される
レールと、このレール上を移動し、かつ発電プラントの
点検設備を備えた保守装置室とを有することを特徴とす
る発電プラント設備。 - 【請求項8】 前記保守装置室は、前記発電プラントの
構成機器を移動するクレーンを備えている請求項7記載
の発電プラント設備。 - 【請求項9】 前記発電プラントに対応し、かつ前記発
電プラントの軸に対し平行方向に設置され、前記クレー
ンが移動するクレーン用レールを備えている請求項8記
載の発電プラント設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19615996A JPH1037708A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 発電プラント設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19615996A JPH1037708A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 発電プラント設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037708A true JPH1037708A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16353196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19615996A Pending JPH1037708A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 発電プラント設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037708A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329025A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | コンバインド発電所 |
WO2015166761A1 (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | コンバインドサイクルプラント、及びそのプラント建屋 |
CN106523048A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-03-22 | 中国能源建设集团广东省电力设计研究院有限公司 | 燃气蒸汽联合循环发电厂主厂房布置结构 |
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