JPH1037234A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JPH1037234A
JPH1037234A JP20796496A JP20796496A JPH1037234A JP H1037234 A JPH1037234 A JP H1037234A JP 20796496 A JP20796496 A JP 20796496A JP 20796496 A JP20796496 A JP 20796496A JP H1037234 A JPH1037234 A JP H1037234A
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JP
Japan
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oil passage
oil
angle
tilt
valve
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Application number
JP20796496A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kajita
重夫 梶田
Hiroyasu Nishikawa
裕康 西川
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベルの下部走行体に左右傾動および
前後傾動自在なブレードを設けるにあたり、ロータリジ
ョイントに形成されるポートの数を減らして小型化を計
る。 【解決手段】 上部旋回体側に設けたチルトアングル用
コントロールバルブ16からロータリジョイント19を
経由して下部走行体に至る第一、第二油路C、Dを、ロ
ータリジョイントの下流側においてチルトシリンダ8に
至るチルト用油路E、Fとアングルシリンダ9に至るア
ングル用油路G、Hとに分岐すると共に、チルト用油路
の開放状態ではアングル用油路を閉鎖し、アングル用油
路の開放状態ではチルト用油路を閉鎖するチルト油路用
開放弁20、アングル用油路開閉弁21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の建設機械の油圧回
路の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建設機械においては、下
部走行体の上方に上部旋回体を旋回自在に支持したもの
として例えばショベル系建設機械があるが、この様な建
設機械の下部走行体に、ドーザ作業を行うためのブレー
ドを設けることがある。ところで近年、建設機械の多機
能化が求められており、そこで前記ブレードを、上下動
だけでなくブルドーザの様に左右傾動および前後傾動も
さらにできるようにすることが要求される。ところで、
前記ショベル系建設機械において、上部旋回体側に配設
されるコントロールバルブから下部走行体側に設けられ
る各油圧アクチュエータへの圧油供給は、旋回サークル
の中心部にセットされるロータリジョイントを経由して
行われることになるが、この場合に、従来、前記コント
ロールバルブから油圧アクチュエータに至る圧油供給油
路は、各油圧アクチュエータに対応してそれぞれ設けら
れており、このためロータリジョイントには、下部走行
体に設けられる油圧アクチュエータの数に対応するだけ
のポートが必要であった。このため、前述の上下動、左
右傾動、前後傾動ができるブレードを設けようとしたと
き、通常設けられる走行モータ用のポート(右側走行前
進用、右側走行後退用、左側走行前進用、左側走行後退
用の各ポート)およびドレンポートの他に、ブレードの
上下動を行うためのリフトシリンダ、左右傾動を行うた
めのチルトシリンダ、前後傾動を行うためのアングルシ
リンダの各シリンダの伸長用、縮小用の各ポートが必要
であって、このためロータリジョイントは、これら各ポ
ートを配設できるだけの大径のものが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、小型の
建設機械についても多機能化が求められており、そこで
該小型のショベル系建設機械に、前記上下動、左右傾
動、前後傾動ができるブレードを設けようとしたとき、
ロータリジョイントは、前述したように各シリンダ専用
のポートがそれぞれ配設されたものとなってどうしても
大型にならざるを得ず、これが小型のショベル系建設機
械の多機能化の妨げになるという問題があり、ここに本
発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、上部旋回体が旋回自在に支持さ
れる下部走行体に、ブレードと、該ブレードを左右傾動
させるためのチルトシリンダおよび前後傾動させるため
のアングルシリンダとを設けてなる建設機械において、
前記チルトシリンダおよびアングルシリンダに圧油を供
給するにあたり、上部旋回体側に前記両シリンダ共用の
操作レバーおよびコントロールバルブを設けると共に、
該コントロールバルブからロータリジョイントを経由し
て下部走行体に至る圧油供給油路を、ロータリジョイン
トの下流側においてチルトシリンダに至るチルト用油路
とアングルシリンダに至るアングル用油路とに分岐し、
さらにチルト用油路の開放状態ではアングル用油路を閉
鎖し、アングル用油路の開放状態ではチルト用油路を閉
鎖する油路開閉弁を設けたものである。そしてこの様に
することにより、ロータリジョイントにポートを形成す
るにあたり、チルト用油路とアングル用油路とに分岐さ
れる前の共通の油路用のポートを形成すれば良いことに
なって、従来の各シリンダごとにポートが必要なものと
比してポートの数を削減でき、その分だけロータリジョ
イントを小型のものにし得て、小型の建設機械にも容易
に搭載できる。このものにおいて、油路開閉弁を、チル
ト用油路を開閉するチルト用油路開閉弁と、アングル用
油路を開閉するアングル用油路開閉弁とから構成すると
共に、これら開閉弁は、何れか一方の開閉弁が対応する
油路を開放している状態では他方の開閉弁は対応する油
路を閉鎖し、他方の開閉弁が対応する油路を開放してい
る状態では一方の開閉弁は対応する油路を閉鎖するよう
連繋されているものとすることができる。この場合に、
何れか一方の開閉弁は、上部旋回体側に設けられる切換
え弁から前記ロータリジョイントを経由して下部走行体
に至るパイロット油路からのパイロット圧油の供給に基
づいて油路閉鎖状態から油路開放状態に切換えられ、他
方の開閉弁は、前記パイロット油路からのパイロット圧
油の供給に基づいて油路開放状態から油路閉鎖状態に切
換えられるものとすることにより、ロータリジョイント
に形成されるパイロット油路用のポートを少なくでき
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。該図面において、1は油圧ショベ
ルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走
行体2、該下部走行体2の上方に旋回サークル3を介し
て旋回自在に支持される上部旋回体4、該上部旋回体4
に設けられる運転席部5等の各部から構成されているこ
と等の基本的構成は従来通りである。
【0006】6は前記下部走行体2に設けられるブレー
ドであって、該ブレード6は、リフトシリンダ7、チル
トシリンダ8、左右一対のアングルシリンダ9の各シリ
ンダの伸縮作動に基づいて、上下動、左右傾動、前後傾
動できるように構成されている。
【0007】前記各シリンダ7、8、9への圧油供給
を、図3に示す油圧回路図に基づいて説明すると、図3
において、10はメインポンプ、11はパイロットポン
プ、12は油タンクであって、これら油圧機器は上部旋
回体4側に配設されている。また、13は運転席部5に
配設されるジョイスティック型の操作レバーであって、
本実施の形態においては、該操作レバー13を前後方向
に操作することに基づいてリフトシリンダ7の伸縮作
動、即ちブレード6の上下動がなされ、また操作レバー
13を左右方向に操作することに基づいてチルトシリン
ダ8およびアングルシリンダ9の伸縮作動、即ちブレー
ド6の左右傾動および前後傾動がなされるように設定さ
れている。ここで、操作レバー13の左右方向の操作で
ブレード6の上下動がなされ、また操作レバー13の前
後方向の操作で左右傾動および前後傾動がなされるよう
に設定することもできる。また、ブレード用操作レバー
の握り部上面に設けたスイッチ、あるいはアタッチメン
ト用ペダル等の操作に基づいてブレード6の左右傾動お
よび前後傾動を行うように構成することも勿論できる。
【0008】さらに、15はリフト用パイロットバル
ブ、16はチルトアングル用パイロットバルブであっ
て、リフト用パイロットバルブ15は、前記操作レバー
13の前後方向の操作に基づいて後述のリフト用コント
ロールバルブ17にパイロット圧油を供給し、またチル
トアングル用パイロットバルブ16は、操作レバー13
の左右方向の操作に基づいてチルトアングル用コントロ
ールバルブ18にパイロット圧油を供給するように構成
されている。
【0009】前記リフト用コントロールバルブ17は、
リフトシリンダ7への圧油供給制御を行うべく上部旋回
体4側に配設されるものであるが、このものは、前記操
作レバー13が中立位置に操作されていてリフト用パイ
ロットバルブ15からパイロット圧油が供給されていな
い状態では、メインポンプ10からの圧油を伸長側リフ
ト用油路Aおよび縮小側リフト用油路Bの両油路に供給
しない中立位置に位置しているが、操作レバー13の操
作に伴いリフト用パイロットバルブ15から伸長側パイ
ロットポート17aにパイロット圧油が供給されること
に基づき、メインポンプ10からの圧油を伸長側リフト
用油路Aに供給する伸長側位置に切換わり、またリフト
用パイロットバルブ15から縮小側パイロットポート1
7bにパイロット圧油が供給されることに基づき、メイ
ンポンプ10からの圧油を縮小側リフト用油路Bに供給
する縮小側位置に切換わるように構成されている。
【0010】さらに前記伸長側、縮小側リフト用油路
A、Bは、前記上部旋回体4側のリフト用コントロール
バルブ17から、旋回サークル3の中心部にセットされ
るロータリジョイント19を経由して下部走行体2に至
る油路であって、伸長側リフト用油路Aはリフトシリン
ダ7の伸長側油室7aに、縮小側リフト用油路Bは縮小
側油室7bにそれぞれ連結されている。そしてリフトシ
リンダ7は、前記各油路A、Bから対応する各油室7
a、7bに圧油が供給されることに基づいて伸縮する構
成となっている。
【0011】一方、チルトアングル用コントロールバル
ブ18は、前記チルトシリンダ8およびアングルシリン
ダ9への圧油供給制御を行うべく上部旋回体4側に配設
されるものであるが、このものは、前記操作レバー13
が中立位置に操作されていてチルトアングル用パイロッ
トバルブ16からパイロット圧油が供給されていない状
態では、メインポンプ10からの圧油を後述する第一油
路Cおよび第二油路Dの両油路に供給しない中立位置に
位置しているが、操作レバー13の操作に伴いチルトア
ングル用パイロットバルブ16から第一パイロットポー
ト18aにパイロット圧油が供給されることに基づき、
メインポンプ10からの圧油を第一油路Cに供給する第
一位置に切換わり、またチルトアングル用パイロットバ
ルブ16から第二パイロットポート18bにパイロット
圧油が供給されることに基づき、メインポンプ10から
の圧油を第二油路Dに供給する第二位置に切換わるよう
に構成されている。
【0012】前記第一、第二油路C、Dは、チルトアン
グル用コントロールバルブ18からロータリジョイント
19を経由して下部走行体2に至る油路であって、これ
ら第一、第二油路C、Dは、ロータリジョイント19の
下流側、つまり下部走行体2側においてチルト用油路
E、Fとアングル用油路G、Hとにそれぞれ分岐されて
いる。つまり、第一油路Cは、第一チルト用油路Eと第
一アングル用油路Gとに分岐され、そして第一チルト用
油路Eはチルトシリンダ8の縮小側油室8aに、また第
一アングル用油路Gは左側アングルシリンダ9の縮小側
油室9aおよび右側アングルシリンダ9の伸長側油室9
bにそれぞれ連結されている。一方、第二油路Dは、第
二チルト用油路Fと第二アングル用油路Hとに分岐さ
れ、そして第二チルト用油路Fはチルトシリンダ8の伸
長側油室8bに、また第二アングル用油路Hは左側アン
グルシリンダ9の伸長側油室9bおよび右側アングルシ
リンダ9の縮小側油室9aにそれぞれ連結されている。
【0013】また、20はチルト用油路開閉弁であっ
て、該チルト用油路開閉弁20は、パイロットポート2
0aにパイロット圧油が供給されていない状態では、弾
機20bの付勢力により前記第一、第二の両チルト用油
路E、Fを開く開放位置に位置しているが、パイロット
ポート20aにパイロット圧油が供給されることに基づ
き、両チルト用油路E、Fを閉じる閉鎖位置に切換わる
ように設定されている。
【0014】さらに、21はアングル用油路開閉弁であ
って、該アングル用油路開閉弁21は、パイロットポー
ト21aにパイロット圧油が供給されていない状態で
は、弾機21bの付勢力により前記第一、第二の両アン
グル用油路G、Hを閉じる閉鎖位置に位置しているが、
パイロットポート21aにパイロット圧油が供給される
ことに基づき、両アングル用油路G、Hを開く開放位置
に切換わるように設定されている。
【0015】一方、Jはパイロットポンプ11から前記
ロータリジョイント19を経由して下部走行体2に至る
パイロット油路であって、該パイロット油路Jは、ロー
タリジョイント19の下流側、つまり下部走行体2側に
おいて分岐して、前記チルト用油路開閉弁20のパイロ
ットポート20aおよびアングル用油路開閉弁21のパ
イロット21aに連結されている。
【0016】また、22は前記パイロット油路Jの上部
旋回体4側に設けられる油路切換え弁であって、該油路
切換え弁22は、ソレノイド22aが非通電状態では前
記チルト用油路開閉弁パイロットポート20aおよびア
ングル用油路開閉弁パイロット21aからの油を油タン
ク12に排出する排出位置に位置しているが、ソレノイ
ド22aが通電状態になることに基づき、パイロットポ
ンプ11からの油を前記両パイロットポート20a、2
1aに供給する供給位置に切換わるように設定されてい
る。
【0017】さらに、23は前記油路切換え弁22のソ
レノイド22aを非通電−通電状態に切り換えるための
切換えスイッチであって、このものは前記操作レバー1
3の握り部に設けられているが、該切換えスイッチ23
のスイッチ接点23aは、図4に示す如く、セーフティ
ロック回路Xに対して並列状に設けたソレノイド回路Y
に設けられている。
【0018】前記セーフティロック回路Xは、セーフテ
ィロックスイッチのスイッチ接点24とリレーRとが直
列接続される回路であって、セーフティロックスイッチ
24が開成しているときにはリレーRは非通電状態で、
セーフティロックスイッチ24が閉成することに伴って
リレーRが通電状態となるように設定されている。そし
て、該リレーRのスイッチ接点Rは、後述するようにソ
レノイド回路Yに設けられているが、リレーRの非通電
状態では開成し、通電状態では閉成するように設定され
ている。
【0019】ここで、前記セーフティロックスイッチ2
4は、例えば運転席部5の出入り口に配設されるセーフ
ティレバー(図示せず)の起倒操作に基づいて切換えら
れるものであって、オペレータが運転席部5から離れて
いる等してセーフティロックスイッチ24が開成してい
るときには、油圧ショベル1に設けられる各種油圧アク
チュエータへの圧油供給が禁止されたセーフティロック
状態となっているが、オペレータが運転席部5に着座し
てセーフティレバーをセーフティロックスイッチ24閉
成側に操作することに伴い、前記油圧アクチュエータへ
の圧油供給が許容されてオペレータの操作に基づき油圧
アクチュエータが作動するロック解除状態となるように
構成されているが、このセーフティロックシステムにつ
いては周知のものであるため、その詳細は省略する。
【0020】また、前記ソレノイド回路Yは、前記切換
えスイッチ23のスイッチ接点23aと、前記リレー接
点Rと、前記油路切換え弁22のソレノイド22aとが
直列接続される回路であって、前記スイッチ接点23a
とリレー接点Rとが共に閉成しているときにはソレノイ
ド22aは通電状態となるが、両接点のうち何れか一方
でも開成しているときにはソレノイド22aは非通電状
態となるように設定されている。そうして、油圧アクチ
ュエータへの圧油供給が禁止されるセーフティロック状
態においては、リレー接点Rが開成しているためソレノ
イド22aは常に非通電状態となっていて電力の無駄な
消費を回避できるようになっているが、油圧アクチュエ
ータの作動を行うことができるロック解除状態において
は、切換えスイッチ23の開閉切換え操作に基づいてソ
レノイド22aの非通電−通電状態の切換えが行えるよ
うに構成されている。因みに、該切換えスイッチ23の
開閉切換え操作および操作レバー13の操作は、セーフ
ティロック解除状態で行われることは勿論である。
【0021】叙述の如く構成されたものにおいて、ブレ
ード6を左右傾動させるべくチルトシリンダ8を伸縮し
たい場合には、切換えスイッチ23を開成側に切換えた
状態で操作レバー13を左右方向に操作すれば良く、ま
たブレード6を前後傾動させるべくアングルシリンダ9
を伸縮したい場合には、切換えスイッチ23を閉成側に
切換えた状態で操作レバー13を左右方向に操作すれば
良いことになる。
【0022】つまり、切換えスイッチ23の開成状態で
は、油路切換え弁22のソレノイド22aが非通電状態
となっていて油路切換え弁22は排出位置に位置してお
り、このためチルト用油路開閉弁20およびアングル用
油路開閉弁21にパイロット圧油が供給されず、チルト
用油路開閉弁20は開成位置に位置していてチルト用油
路E、Fを開放している一方、アングル用油路開閉弁2
1は閉成位置に位置していてアングル用油路G、Hを閉
じている。そしてこの状態では、操作レバー13の操作
に基づき、メインポンプ10からの圧油がチルトアング
ル用コントロールバルブ18、第一、第二油路C、D、
チルト用油路E、Fを経由してチルトシリンダ8の縮小
側、伸長側8a、8bに供給され、チルトシリンダ8の
伸縮作動が行われることになる。
【0023】一方、切換えスイッチ23を閉成側に切換
えると、ソレノイド22aが通電状態となって油路切換
え弁22が供給位置に切換わり、これによりチルト用油
路開閉弁20およびアングル用油路開閉弁21にそれぞ
れパイロット圧油が供給されて、チルト用油路開閉弁2
0は閉成位置に切換わってチルト用油路E、Fを閉じる
一方、アングル用油路開閉弁21は開放位置に切換わっ
てアングル用油路G、Hを開放することになる。そして
この状態では、操作レバー13の操作に基づき、メイン
ポンプ10からの圧油がチルトアングル用コントロール
バルブ18、第一、第二油路C、D、アングル用油路
H、Gを経由してアングルシリンダ9の縮小側、伸長側
9a、9bに供給され、アングルシリンダ9の伸縮作動
が行われることになる。
【0024】このように、本発明の実施の形態において
は、チルトシリンダ8またはアングルシリンダ9への圧
油供給は、チルトアングル用コントロールバルブ18、
第一、第二油路C、D、チルト用油路E、Fまたはアン
グル用油路G、Hを経由して行われることになるが、こ
の場合、チルトアングル用コントロールバルブ18から
ロータリジョイント19を経由して下部走行体3に至る
第一、第二油路C、Dは、ロータリジョイント19の下
流側、つまり下部走行体2においてチルト用油路E、F
およびアングル用油路G、Hに分岐されることになる。
【0025】この結果、ロータリジョイント19にチル
トシリンダ8、アングルシリンダ9用のポートを設ける
にあたり、両シリンダ8、9に共通して用いられる第
一、第二油路C、D用のポートだけで良くなって、従来
の各シリンダ8、9ごとに伸長用、縮小用の各ポートが
必要であったものと比してポートの数を確実に削減する
ことができ、その分だけロータリジョイント19を小型
のものにし得て、小型のショベル系建設機械にも容易に
搭載できることになる。
【0026】尚、本実施の形態においては、チルト用油
路E、F、アングル用油路G、Hの開閉を行うチルト用
油路開閉弁20、アングル用油路開閉弁21をパイロッ
ト操作式のものとしたため、ロータリジョイント19に
パイロット油路J用のポートを設ける必要があるが、こ
の場合、パイロット圧油の供給に基づきチルト用油路開
閉弁20は開放位置から閉鎖位置に切換えられ、アング
ル用油路開閉弁21は閉鎖状態から開放状態に切換えら
れる設定となっているためパイロット油路は一つで良
く、このようにしたものにおいても、前記従来のものよ
りもロータリジョイント19のポートの数を少なくでき
ることは勿論であるが、前記開閉弁20、21を電磁式
のものとすればパイロット油路用のポートは不要とな
る。
【0027】また本実施の形態においては、油路切換え
弁22のソレノイド22aの非通電状態でチルト用油路
E、Fが開放され、アングル用油路G、Hが閉鎖される
よう設定されているが、これに限定されることなく、チ
ルト作業、アングル作業のうち頻繁に行う方の油路をソ
レノイド22aの非通電状態で開放するように設定して
おくことで、逆側の作業を行う場合のみソレノイド22
aに通電されることになって、消費電力を少なくできて
都合が良い。さらに、切換えスイッチ23が閉成側に切
り換えられている状態でも、オペレータが降車する等し
てセイフティロックスイッチ24が開成しているときに
はソレノイド22aには通電されないことになって都合
がよい。そしてこの場合、オペレータが乗車して作業を
再開すべくセイフティロックスイッチ24を閉成するこ
とで自動的にソレノイド22aに通電され、これによっ
て自動的に前回状態に復帰してそのまま作業を続行でき
るという利点が有る。尚、エンジンを停止した場合に、
切換えスイッチ23が自動的に開成する設定としておけ
ば、次作業を開始するような場合、頻度の高い側の作業
状態が優先されることとなって、切換えスイッチ23の
状態をいちいち確認しないでもよいという利点がある。
【0028】さらに、図5に示す第二の実施の形態の如
く、チルト用油路E、Fとアングル用油路G、Hとの分
岐部位に、第一、第二油路C、Dの圧油をチルト用油路
E、Fに流すがアングル用油路G、Hには流さないチル
ト位置と、第二油路C、Dの圧油をアングル用油路G、
Hに流すがチルト用油路E、Fには流さないアングル位
置とに切換え可能な油路開閉弁25を設けても良く、こ
のようにした場合には油路開閉弁を少なくできるという
利点が有る。尚、図5において、第一の実施の形態と同
一のものについては、同一の符号を付して引出してあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの一部切欠き側面図である。
【図2】(V)はブレードの取付け状態を示す平面図、
(W)は(V)のW矢視図である。
【図3】ブレード用の油圧回路図である。
【図4】ソレノイドの電気回路図である。
【図5】第二の実施の形態を示すブレード用の油圧回路
図である。
【符号の説明】
2 下部走行体 4 上部旋回体 6 ブレード 8 チルトシリンダ 9 アングルシリンダ 13 操作レバー 18 チルトアングル用コントロールバルブ 19 ロータリジョイント 20 チルト用油路開閉弁 21 アングル用油路開閉弁 22 油路切換え弁 C 第一油路 D 第二油路 E 第一チルト用油路 F 第二チルト用油路 G 第一アングル用油路 H 第二アングル用油路 J パイロット油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体が旋回自在に支持される下部
    走行体に、ブレードと、該ブレードを左右傾動させるた
    めのチルトシリンダおよび前後傾動させるためのアング
    ルシリンダとを設けてなる建設機械において、前記チル
    トシリンダおよびアングルシリンダに圧油を供給するに
    あたり、上部旋回体側に前記両シリンダ共用の操作レバ
    ーおよびコントロールバルブを設けると共に、該コント
    ロールバルブからロータリジョイントを経由して下部走
    行体に至る圧油供給油路を、ロータリジョイントの下流
    側においてチルトシリンダに至るチルト用油路とアング
    ルシリンダに至るアングル用油路とに分岐し、さらにチ
    ルト用油路の開放状態ではアングル用油路を閉鎖し、ア
    ングル用油路の開放状態ではチルト用油路を閉鎖する油
    路開閉弁を設けた建設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、油路開閉弁は、チル
    ト用油路を開閉するチルト用油路開閉弁と、アングル用
    油路を開閉するアングル用油路開閉弁とから構成される
    と共に、これら開閉弁は、何れか一方の開閉弁が対応す
    る油路を開放している状態では他方の開閉弁は対応する
    油路を閉鎖し、他方の開閉弁が対応する油路を開放して
    いる状態では一方の開閉弁は対応する油路を閉鎖するよ
    う連繋されている建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、何れか一方の開閉弁
    は、上部旋回体側に設けられる切換え弁から前記ロータ
    リジョイントを経由して下部走行体に至るパイロット油
    路からのパイロット圧油の供給に基づいて油路閉鎖状態
    から油路開放状態に切換えられ、他方の開閉弁は、前記
    パイロット油路からのパイロット圧油の供給に基づいて
    油路開放状態から油路閉鎖状態に切換えられるものであ
    る建設機械の油圧回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111155579A (zh) * 2020-01-16 2020-05-15 山推工程机械股份有限公司 一种折叠式推土铲、控制系统及推土机

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