JPH1037112A - 覆工板 - Google Patents

覆工板

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Publication number
JPH1037112A
JPH1037112A JP19818996A JP19818996A JPH1037112A JP H1037112 A JPH1037112 A JP H1037112A JP 19818996 A JP19818996 A JP 19818996A JP 19818996 A JP19818996 A JP 19818996A JP H1037112 A JPH1037112 A JP H1037112A
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JP
Japan
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lining plate
light
road
lining
light emitting
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Application number
JP19818996A
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English (en)
Inventor
Masaharu Fukuoka
雅治 福岡
Takao Iwai
孝夫 岩井
Akira Suzuki
鈴木  朗
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面の覆工を行う際に、本来の機能を損なう
ことなく、仮設の路面となる上面において、路面標識を
容易かつ明確に標示し、安全で円滑な交通状態を得るこ
とができる覆工板を提供する。 【解決手段】開放された路面を覆うために敷設する覆工
板1は、その上面10aに、発光することによって路面
標識となる多数の発光体20をマトリックス状に備え、
そのうちの所定の箇所に設けられた発光体20aは、前
記上面から上方に出没自在に可動するように設けられた
支持筒30の先端部に取付けられ、任意の前記発光体2
0、20aを発光させることによって、車線、車道中央
線などの線標識を標示する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開放された路面を
覆って、仮設の路面を形成する覆工板に関する。
【0002】
【従来の技術】覆工板は、例えば、掘削工事、地下鉄工
事や下水工事等において、工事空間の上方にある地盤表
面での歩行や交通などの支障が生じないように、地盤表
面の高さに作る仮設の床や仮設路面などを形成する等と
いった、開放された路面を覆うために用いられるもので
ある。そして、その形状は、一般的には、強度上必要な
一様な厚さを備えた平面長方形状に構成されており、そ
の材質は、鋼製あるいは鉄筋コンクリート製の板が多く
採用されている。
【0003】このような覆工板を使用して、例えば、道
路を長期的に覆工する現場においては、各作業毎に、作
業帯の形状が変わるため、その度、仮設の路面となって
いる前記覆工板上面では、歩行や交通の支障がないよう
に車道中央線、車線を標示する車線境界線または車道外
側線などの路面標識を変更する必要がある。
【0004】従来では、前記覆工板上の車道中央線や車
線等の位置を変更する際、車道中央線としてカラーコー
ンあるいはバリケード等を所定の位置に敷設し、また、
車線等は、路面を形成している覆工板の上面に、区画す
る車線境界線および車線外側線等の線標識をペイントや
シール等のマーキングによって標示していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夜間等
の視界が狭くなる時間帯に於て、このようにカラーコー
ンあるいはバリケード等を所定の位置に配置したり、ま
た、路面を形成している覆工板の上面に、ペイントやシ
ール等を施したりして車道中央線および車線を区画する
車線境界線等の線標識を標示する場合、それぞれ手間が
掛かる上、通常の道路の一部としての役割を担っている
前記覆工板上に於いては、車両の往来などのため、作業
者の危険を伴うといった問題があった。
【0006】また、視界が狭くなる時間帯などにおいて
は、上記のように施された車道中央線及び車線等を区画
する線標識は、当該覆工板上を往来する第三者(利用
者)に対して認識され難いものとなって、交通渋滞およ
び交通事故を引き起こす可能性があるという問題があっ
た。
【0007】本発明の課題は、本来の機能を損なうこと
なく、仮設の路面となる上面において、路面標識を容易
かつ、明確に標示し、安全で円滑な交通状態を得ること
ができる覆工板を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
開放された路面を覆うために敷設する覆工板であって、
上面に、発光することによって路面標識となる多数の発
光体を備えた、ことを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、上面に多数
の発光体が設けられているので、任意の箇所の発光体を
発光させて、当該覆工板の上面において必要な路面標示
を行うことができる。また、予め覆工板に設けられてい
る発光体を発光させるだけでよいため、遠隔操作によっ
て、覆工板に路面標識を施すことができ、安全かつ容易
に路面標示を施すことが可能となる。さらに、発光体を
発光させることによって、標示された路面標識は、覆工
板上を走行する車両の操縦者等の利用者に視認され易く
なり、交通事故の発生を減少させると共に、交通渋滞を
減少させることができ、覆工板上面の歩行、交通を安
全、且つ円滑に行うことができる。
【0010】具体的には、前記発光体は、当該覆工板の
上面に、板の上方から視認されるように埋設されてお
り、かつ板上を往来する車両などの荷重に耐え得るよう
に構成されている。例えば、埋設された発光体の上端部
が、覆工板上面よりも低くなるように構成されているな
どである。また、この場合、当該発光体の上方に光学的
透過性を有するカバー等を設けるなどしてもよい。な
お、前記発光体には、発光素子、特に発光ダイオードを
用いることが望ましいが、電球、蛍光灯等の発光可能な
ものであるならばどのようなものでもよい。また、この
発光体を備えた覆工板は、防水処理がなされていること
は勿論である。さらに、前記発光体を選択的に発光させ
て、路面標識を標示するのは、手動作によるものでもよ
いが、コンピュータによって集中管理する等といった発
光制御手段によって行われるようにすれば一層好適であ
る。また、本発明に係る覆工板を多数敷設して使用する
場合、各々の覆工板に設けられた発光体の配線が相互に
接続可能となるように構成し、当該発光体を一括して操
作できるようにして、敷設した複数の覆工板全面におけ
る路面標示を行うことができるようにすればより好適で
ある。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の覆
工板において、前記発光体は、前記上面に対して出没可
能に設けられている、ことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、必要に応じ
て、発光体を当該覆工板の上面に対して突出させること
ができるので、例えば、車道中央線等の明確に区画しな
ければならない境界線を標示する際に、当該発光体を前
記覆工板上面に対して突出させて発光させることによっ
て明確に標示することができる。さらに、任意の箇所の
発光体が、上面に対して突出して発光することが可能と
なり、夜間でも遠方から当該発光体による路面標識を明
確に視認できるため、交通事故の発生を減少させると共
に、交通渋滞を減少させることができ、覆工板上面の歩
行、交通を安全且つ円滑に行うことができる。
【0013】具体的には、出没可能に設けられている前
記発光体は、上面に対して出没自在に設けられた筒状の
支持部材の先端部に取り付けられている。この支持部材
は、所定の間隔で列をなして設けられるものであって、
その設けられる数は任意である。また、この支持部材
は、取り付けられる発光体が、前記上面に対して出没可
能となるならばどの様な形状、構成でもよく、例えば、
その部材自身が伸縮可能なものであって、その先端部に
前記発光体が取り付けられ、前記上面から伸長して、突
出した発光体を支持するように設けられていてもよい。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の覆工板において、前記発光体は、前記上面のほぼ
全面にマトリックス状に配設されていることを特徴とし
ている。
【0015】請求項3記載の発明によれば、前記発光体
が当該覆工板上面のほぼ全面にマトリックス状に配設さ
れているので、これら発光体を必要に応じて選択して発
光させることができ、その発光によって容易且つ安全に
多様な路面標識を覆工板上面のどの位置にでも施すこと
ができる。
【0016】具体的には、マトリックス状とは、千鳥格
子状も含んだ形状であり、多数の発光体が前記覆工板上
のほぼ全面に規則的に並んで埋設されているものであ
る。その配設される間隔は任意であり、当該覆工板の荷
重に耐え得るように構成されていることは勿論である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明に係る覆工板の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1〜図3は、本発明を適用した第1の実
施の形態例、第2の実施の形態例、および第3の実施の
形態例としての覆工板を示す平面図、図4は、支持筒を
備える図1の第1の実施の形態および図3の第3の実施
の形態例としての覆工板において、その上面に対し当該
支持筒を突出させた状態を説明する斜視図である。
【0019】まず、構成を説明する。
【0020】1は、本発明に係る第1の実施の形態にお
ける覆工板、10は覆工板の本体、20、20aは、発
光体である発光ダイオード、30は先端部に前記発光ダ
イオード20aが設けられている支持部材である支持筒
である。
【0021】図1に示す覆工板1の本体10は、一般的
な覆工板の形状と同様に、強度上必要な一様な厚さを備
えるとともに、所定の大きさ、ここでは短辺100c
m、長辺200cmの大きさの平面長方形状に構成され
ている。この本体10の上面10aには、発光すること
によって路面標識となる多数の発光ダイオード20が、
所定の間隔、10cmの間隔で、ここでは前記覆工板の
本体10の四辺端部から5cm内側の箇所から内方に千
鳥格子状に埋設されている。なお、当該本体10の上面
10a上方から視認できるように、且つ上方からの荷重
に耐えられる構成で埋め込まれて配設されていることは
勿論である。ここで、上方からの荷重に耐えられる構成
とは、例えば、埋設されている前記発光ダイオード20
の上端部が、当該覆工板上面10aよりやや下方にくる
ように埋設された状態などである。また、図示しない
が、これらの発光ダイオード20の点灯(発光)及び消
灯は、例えば、現場事務所等に配備したコンピュータに
よって集中管理され行われ、任意に行うことができるよ
うに構成されている。
【0022】そして、上面のほぼ全面に千鳥格子状に配
設された前記多数の発光ダイオード20のうち、図1に
示すように、所定の箇所に設けられている発光ダイオー
ド20aは、当該覆工板1に、その上面10aに対して
鉛直方向に出没自在に可動するように配設された支持筒
30の先端部に取り付けられている。ここで所定の箇所
に設けられている前記発光ダイオード20aは、長手方
向に所定の間隔、60cmの間隔で設けられている。つ
まり、先端部に発光ダイオード20aが取り付けられて
いる前記支持筒30が、所定の間隔で並んで配設された
状態となっており、通常、当該支持筒30は、先端部に
取り付けられた発光ダイオード20aの上端部が、当該
覆工板本体10上面10aよりやや下方に位置するよう
に前記本体10に埋没した状態で配置されている。ここ
では、支持筒の形状は、直径20mm、全長600mm
となるように構成されている。また、当該支持筒の材質
は、弾性部材で設けられていることが望ましい。この支
持筒30も、先の発光ダイオード20、20aの操作と
同様に任意で、図示しないが、例えばコンピュータ等に
よって、上方に出没自在に操作可能となるように管理さ
れている。この支持筒30が前記上面10aに対して突
出すると、図4に示すように先端部に取り付けられた発
光ダイオード20aは、覆工板上面10aから支持筒3
0に支持される形で当該支持筒30の突出分だけ上方に
浮上する。
【0023】なお、これらの発光ダイオード及び支持筒
の操作に使用されるケーブル等は、他目的に使用されて
いるケーブル例えば、計測用のケーブル等とまとめるこ
とができるように配線されていれば好適である。
【0024】次に、長期的に道路を覆工する現場に、こ
のような構成の覆工板を使用する場合についての作用効
果を説明する。
【0025】上記構成の覆工板を使用して道路を覆工す
る現場において、開放された路面を覆うために、当該覆
工板を地盤表面の高さに敷設して、仮設の路面を形成す
る。そして、上記覆工板1において、任意の箇所の前記
発光ダイオード20を選択して発光させることによっ
て、仮設の路面となっている当該覆工板の上面10aに
必要な路面標識を形成して標示する。
【0026】まず、車線を標示する場合、前記覆工板に
埋設された前記発光ダイオード20の任意の箇所を発光
させて、車線境界線、車線外側線等の線標識を形成して
標示する。また、横断歩道、矢印なども車線と同様に標
示することができる。さらに、車道中央線を標示する場
合には、図4に示すように前記覆工板1に設けられてい
る、標示する車道中央線に該当する位置の支持筒30を
前記覆工板上面10aに対して突出させ、当該支持筒3
0の先端部に設けられている発光ダイオード20aを点
滅させる。このように、所定の間隔で設けられている前
記支持筒30を突出させて、当該支持筒30の先端部に
設けられている発光ダイオード20aを発光させること
によって、覆工板上面10aを往来する車両の操縦者に
車道の境界である車道中央線を明確に標示し、各々の車
線を走行する車両が、対向車線を走行することを防ぐこ
とができる。
【0027】上記のように、前記覆工板に設けられた発
光ダイオードを選択して、発光させることによって、道
路の車道中央線、横断舗道、停止線、矢印等を各々場合
に応じて、当該覆工板のどの位置にも形成することがで
きる。ここで矢印を標示する場合、通行止めを行うとき
に直進のみ、または右折禁止、左折禁止等の標示が簡単
に操作できる。
【0028】したがって、上記実施の形態の構成によれ
ば、予め覆工板に設けられている発光体を発光させるだ
けでよいため、遠隔操作によって、覆工板に路面標識を
施すことができ、安全かつ容易に路面標示を施すことが
可能となる。さらに、発光体が発光することによって標
示された路面標識は、覆工板上を走行する車両の操縦者
等の利用者に視認され易くなり、交通事故の発生を減少
させると共に、交通渋滞を減少させることができ、覆工
板上面の歩行、交通を安全、且つ円滑に行うことができ
る。また、上記構成の覆工板によれば、たとえば転向車
線、低速度車線、追越し車線、登り坂車線、連絡車線等
といった上述した標識以外の路面標識を、マーキングあ
るいはシール等によって標示することなく、任意の当該
発光ダイオードを発光させることによって容易に標示す
ることができる。
【0029】以上の第1の実施の形態例の覆工板には、
発光ダイオード20aを当該覆工板の上面に対して出没
可能に設ける支持筒が所定の箇所に配設されているとし
たが、本案はこれに限定されるものではなく、ほぼ全面
に用いられていたり、また、必ずしも、この支持筒は用
いられなくでも良い。その第2及び第3実施の形態例を
図2、図3に示す。なお、前記第1の実施の形態例と同
様の構成は省略する。
【0030】即ち、図2は、第2実施の形態例としての
覆工板の平面図である。この覆工板50は、発光体であ
る発光ダイオード20が、当該覆工板の上面50aのほ
ぼ全面にマトリックス状に埋設されているものである。
千鳥格子状の寸法等、その他の構成は、第1の実施の形
態と同様である。この第2実施の形態例の覆工板50
を、長期的に道路を覆工する現場に使用する場合、予め
車線、横断歩道、あるいは矢印等の車道中央線以外の路
面標識を標示する箇所に敷設することによって、それら
を標示することができる。その効果は上記第1の実施の
形態例と同様の効果が得ることができる。また、図3
は、第3の実施の形態例としての覆工板を示す平面図で
あり、第1の実施の形態例において説明した、先端部に
発光ダイオード20aを取り付けた支持筒30が、覆工
板の上面60aのほぼ全面にマトリックス状に配設され
ている。なお、前記支持筒30の配設箇所は、前記実施
の形態例1の発光ダイオードが埋設された箇所と同様で
ある。また、この第3の実施の形態例の覆工板における
支持筒30は、それぞれ、図4に示すように、第1の実
施の形態例と同様に、前記上面60aに対して突出する
と、先端部に取り付けられた発光ダイオード20aは、
覆工板上面60aから支持筒30に支持される形で当該
支持筒30の突出分だけ上方に配置される形となるもの
である。この第3の実施の形態例における覆工板60
は、前述した第1及び第2の実施の形態例の効果をすべ
て達成できるとともに、当該覆工板60上のどの箇所に
でも、当該支持筒30を突出させて先端部の発光ダイオ
ード20aを発光させることにより、必要に応じて車道
中央線を標示することができる。
【0031】また、これらの覆工板を多数用いて、横断
歩道、車道、矢印等の路面標識を標示する場合は、同色
の発光ダイオードを使用せず、それぞれの路面標識を種
々の異なった色で標示するようにすれば、より効果的で
ある。
【0032】なお、標示される路面標識が、多色で標示
されるように構成されていても良い。例えば、上記実施
の形態の中で述べた覆工板の発光ダイオードを配設した
箇所に、複数の発光ダイオードを埋設する構成や、ま
た、上記実施の形態において、覆工板上面に発光色の異
なる発光体を一定の密度で配列されるように埋設する構
成などである。この場合、当該覆工板上面に備えられる
発光体の埋設密度が高密度となる程好適であることは勿
論である。このような構成の前記覆工板に設けられた発
光ダイオードを選択して発光させることによって、場合
に応じて、道路の車道中央線、横断舗道、停止線、矢印
等を各々異なった色で、どの位置にも形成することがで
きる。
【0033】なお、以上の実施の形態例においては、発
光体である発光ダイオード及び支持部材である支持筒の
操作は、コンピュータ管理し、現場事務所で行うものと
したが、本発明はこれに限らず、これらの操作を現地の
作業員および職員等が直接作業できるように、リモコン
化して行うようにしてもよく、また、両者を併用できる
ようにしてもよい。また、たとえば、上記構成の覆工板
を複数敷設することによって、路面を形成する場合、各
々の覆工板を敷き詰める際、各々の覆工板を相互に接続
して、各々の覆工板に設けられた発光体の発光および支
持筒の動作を一括して操作できるようにしてもよい。
【0034】さらに、上記の実施の形態例では、発光ダ
イオードが配設される間隔等は、10cmの間隔とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、前述した
間隔以外の間隔で構成されていてもよく、つまり覆工板
において、任意の発光体の発光によって路面標識を標示
できるものであるならばどの様に構成されていてもよ
い。また、前記支持筒も、覆工板上面に60cm間隔で
設けられているとしたが、これに限らず、配設される間
隔は任意である。
【0035】なお、上記実施の形態例では、支持筒は車
道中央線を標示するものとしたが、これに限らず、前記
支持筒によって標示する車道中央線以外の区画、例え
ば、歩行者用道路と車道との境界を標示する等の路面標
識に用いても良いことは勿論である。
【0036】なお、以上の実施の形態例においては、発
光ダイオードによって路面標識のうち線標識を標示する
ものとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、所定の箇所の前記発光ダイオードを選択して発光さ
せることによって、例えば、制限速度等の記号や文字等
の線標識以外の路面標識も標示するようにしてもよい。
【0037】さらに、上記実施の形態例では前記発光ダ
イオードを発光して路面標示を行うようにしたが、これ
に限らず、点滅して標示するようにしてもよい。このと
き、任意に選択された前記発光ダイオードの点滅によっ
て標示されている路面標識が、その点滅箇所によって当
該覆工板上面10aを流動してるかのように標示するよ
うにするとより好適である。例えば、覆工板上面に矢印
を標示する場合、標示された矢印が、車両の進行方向に
向かって流動しているように視認できる構成のものとす
れば、覆工板上面を矢印方向に走行する車両の操縦者に
対して、より認識し易いものとなる。
【0038】発光ダイオードの配置位置は千鳥格子状に
限らず、覆工板上面において、その発光によって路面標
識を標示可能であるならば、どの様に配設されていても
良く、千鳥格子状以外の配置、例えば、格子状に配置さ
れるようにしても良い。また、発光ダイオード、覆工
板、支持部材の形状等も任意であり、その他、具体的な
細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論
である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、覆工板上
面に設けられた多数の発光体を選択して発光させること
によって、車道中央線・車線等の路面標識を分かりやす
く整然と容易に標示することができる。また、標示され
た路面標識が、利用者に明確に視認されることになり、
交通事故の発生を減少させると共に、交通渋滞を減少さ
せることができ、覆工板上面の歩行、交通を安全且つ円
滑に行うことができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、発光体を前
記上面に対して突出させて発光するることによって車道
中央線等の明確に区画しなければならない境界線を容易
に明確に標示することができ、また、覆工板上面を往来
する車両の操縦者に夜間でも遠方から車線の境界を明確
に視認させることができる。したがって、各々の車線を
走行している車両の対向車線への逸走を防ぐことがで
き、交通事故の発生を減少させると共に、交通渋滞を減
少させることができ、覆工板上面の歩行、交通を安全且
つ円滑に行うことができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、前記発光体
が当該覆工板の上面のほぼ全面にマトリックス状に配設
されており、必要に応じ、発光体を選択して発光するこ
とによって、路面標識をどの箇所にでも標示することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての
覆工板を示す平面図である。
【図2】本発明を適用した第2の実施の形態例としての
覆工板を示す平面図である。
【図3】本発明を適用した第3の実施の形態例としての
覆工板を示す平面図である。
【図4】支持筒を備える図1の第1の実施の形態および
図3の第3の実施の形態例としての覆工板において、そ
の上面に対し当該支持筒を突出させた状態を説明する斜
視図である。
【符号の説明】
1,50,60 覆工板 10 本体 10a,50a,60a 本体上面 20,20a 発光ダイオード 30 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放された路面を覆うために敷設する覆工
    板であって、 上面に、発光することによって路面標識となる多数の発
    光体を備えた、ことを特徴とする覆工板。
  2. 【請求項2】前記発光体は、前記上面に対して出没可能
    に設けられている、ことを特徴とする請求項1記載の覆
    工板。
  3. 【請求項3】前記発光体は、前記上面のほぼ全面にマト
    リックス状に配設されている、ことを特徴とする請求項
    1または2記載の覆工板。
JP19818996A 1996-07-26 1996-07-26 覆工板 Pending JPH1037112A (ja)

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JP19818996A JPH1037112A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 覆工板

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008240448A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Kajima Corp 路面標示プレート
GB2478151A (en) * 2010-02-26 2011-08-31 Owenamoy Limted Temporary ground cover with lighting stud

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