JPH1035908A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH1035908A
JPH1035908A JP20416596A JP20416596A JPH1035908A JP H1035908 A JPH1035908 A JP H1035908A JP 20416596 A JP20416596 A JP 20416596A JP 20416596 A JP20416596 A JP 20416596A JP H1035908 A JPH1035908 A JP H1035908A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
sponge roller
pressing member
roller
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP20416596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Nishimura
始 西村
Tetsuya Kodama
哲也 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Publication date
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Publication of JPH1035908A publication Critical patent/JPH1035908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ等において記録紙を確実に1枚ずつ
給紙することのできる新規な給紙装置を提供する。 【構成】 記録紙を積み重ねた状態で収容する記録紙収
容手段10と、該記録紙収容手段に収容される最下方の
記録紙S1を所定方向に移送する移送手段20とを有す
る給紙装置において、該移送手段が、回転駆動されるス
ポンジローラ21と、該スポンジローラの上方に対向配
置される押圧部材22とを有してなる。押圧部材を常時
スポンジローラに向けて付勢する付勢手段23を設ける
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、コピー
等の画像形成装置において用いられる給紙装置に関し、
特に記録紙を積み重ねた状態で収容するいわゆるストッ
カ方式の記録紙収容手段を有する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給紙装置としては従来より各種の構成お
よび方式のものが提案されているが、多くは、その前端
に記録紙1枚分の厚さ寸法に対応するスリットを設け、
スリットの給紙方向後方に設けた移送手段により1枚の
記録紙をスリットを介して移送するように構成されてい
る。
【0003】給紙装置には一般に記録紙を多数枚収容可
能な収容手段が付設される。記録紙収容手段は、給紙装
置内に脱着可能に設けられるカセット等として構成され
るもの(いわゆるカセット方式)と、給紙装置の上方に
設けられて記録紙を積み重ねた状態に収容するもの(い
わゆるストッカ方式)とがあるが、名刺用紙やはがき等
の厚手の用紙を記録紙として用いる場合には、その移送
経路をできるだけ平面的に形成する必要があることか
ら、ストッカ方式の記録紙収容手段が一般に採用されて
いる。
【0004】ストッカ方式の場合には、記録紙の補充を
行うためにカセットを脱着させる必要がなく、記録紙の
収容枚数が少なくなったことを確認したときにその上に
積み重ねて補充すれば良く、補充作業が容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ストッカ方式によると
きは、ストッカに収容されている記録紙のうちの最下方
の1枚に対してその裏面側から移送手段が移送に必要な
摩擦力を与えて移送するものであるが、この移送手段に
よる摩擦力は、紙間摩擦、すなわち最下方の1枚の記録
紙がその表面側に受ける荷重に伴う摩擦力よりも若干大
きいものでなければならない。
【0006】ところが、紙間摩擦はストッカ内の収容枚
数により変動するため、移送手段による摩擦力が常に紙
間摩擦を上回るように設定すると、ストッカ内の収容枚
数が少なくなった場合には移動手段による摩擦力が過大
となり、複数枚が重なり合った状態で移送される多重送
りのエラーが発生しやすくなる。
【0007】このエラーを防止しようとして移送手段に
よる摩擦力を小さくすると、ストッカ内に多数枚の記録
紙が収容されている場合に紙間摩擦の方が大きくなって
しまい、給紙不能のエラーの原因となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、記録紙
を確実に1枚ずつ給紙することのできる新規な給紙装置
を提供することを目的とする。
【0009】すなわち請求項1記載の本発明による給紙
装置は、回転駆動されるスポンジローラと、該スポンジ
ローラの上方に対向配置される押圧部材と、該スポンジ
ローラと該押圧部材との間に記録紙を案内する記録紙案
内手段とを有してなり、該記録紙案内手段により該スポ
ンジローラと該押圧部材との間に案内された記録紙は該
スポンジローラにめり込んだ状態で該スポンジローラの
回転方向に移送されることを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の本発明による給紙装
置は、記録紙を積み重ねた状態で収容する記録紙収容手
段と、該記録紙収容手段に収容される最下方の記録紙を
所定方向に移送する移送手段とを有するものにおいて、
該移送手段が、回転駆動されるスポンジローラと、該ス
ポンジローラの周面に接して該スポンジローラの上方に
対向配置される押圧部材とを有してなることを特徴とす
る。
【0011】押圧部材とスポンジローラとは、常に実質
的に接して設けてもよく、あるいは押圧部材とスポンジ
ローラとの間に常に記録紙1枚の紙厚よりも小さな間隔
を設けてもよい。
【0012】さらに、押圧部材を常時スポンジローラに
向けて付勢する付勢手段を設けることができる。
【0013】また、押圧部材を回転しない静止ローラと
して構成することができる。
【0014】上記構成による本発明の給紙装置によれ
ば、記録紙収容手段に収容される最下方の記録紙1枚の
みがスポンジローラと押圧部材との間に入り込み、スポ
ンジローラの大きな摩擦力をその裏面側で受けると共
に、該記録紙がスポンジローラにめり込んだ状態で移送
される。
【0015】本発明で用いるスポンジローラは、摩擦係
数の大きなスポンジよりなるローラである。ここにスポ
ンジとは、ゴムまたは樹脂の発泡体であって下記の性質
を有することが必要である。
【0016】まず、圧縮弾性率が小さく、すなわち小さ
な荷重で容易に変形するものでなければならない。この
性質により、押圧部材との間に供給された記録紙がスポ
ンジローラにめり込んだ状態で搬送される。
【0017】次に、反発弾性が大きく、すなわち荷重が
取り除かれたときに直ちに元の形状に復元するものでな
ければならない。この性質により、1枚の記録紙が通過
した直後には弾性変形していたスポンジローラが次の記
録紙搬送に備えるべく復元し、記録紙の連続搬送を可能
にする。
【0018】さらに、圧縮永久歪が小さく、すなわち記
録紙連続搬送により長時間の荷重を受けた後も厚さの変
化が少ないことが要求され、JIS K6401による
厚さ変化が20%以下であることが必要である。この性
質により、大きな反発弾性とも相俟って、スポンジロー
ラの耐久性を向上させる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例による給
紙装置の概略構成を示す縦断側面図であり、本体1は、
名刺用紙やはがき等の記録紙を積み重ねた状態で収容可
能な記録紙収容手段10を有する。なお、図1は記録紙
収容手段10に記録紙が収容されていない状態として示
されている。
【0020】記録紙収容手段10は、収容される記録紙
の前端位置を規制してストッパとして機能する前板11
と、前板に取り付けられる一対の側板12と、記録紙の
載置面を与える支持体13とを有するものとして示され
ている。
【0021】前板11の下端14は後述する静止ローラ
22に近接する位置まで延長されている。
【0022】一対の側板13は収容される記録紙の幅寸
法に応じて離隔配置されるが、これら側板間の間隔を変
えて異なる幅寸法の記録紙を収容可能とするための幅調
整手段(図示せず)を設けることが好ましい。
【0023】支持体13は、本体1に固定された軸2に
軸支され、記録紙の移送方向に向けて下方に傾斜する載
置面を与えるように設けられる。そして、支持体13の
両側面に固定されたピン15が本体1の側板に形成され
た案内溝3に案内されて軸2を中心として所定角度範囲
内において回動可能とされていることにより、その傾斜
角度を調整することができるようになっている。
【0024】さらに、支持体13の上面すなわち記録紙
載置面には、記録紙の幅寸法に応じて離隔配置される一
対の側壁16が立設される。この側壁16についても、
前述の側板12と同様に、異なる幅寸法の記録紙を収容
可能とするための幅調整手段(図示せず)を設けること
が好ましい。
【0025】移送手段20は、記録紙収容手段10の最
下方に収容される記録紙を図において左方向に移送経路
Pに沿って移送するものであり、本体1に固定された軸
2に回転自在に軸支されてモータ等の駆動源(図示せ
ず)により図において反時計方向に回転駆動されるウレ
タンスポンジローラ21と、スポンジローラ21の周面
に接してその上方に対向配置される静止ローラ22と、
静止ローラ22をスポンジローラ21に向けて付勢する
バネ23とを有する。かくして、記録紙が存在しない場
合、静止ローラ22は所定の比較的軽微な圧接力をもっ
てスポンジローラ21と接している。
【0026】より詳しくは、バネ23はその一端が本体
1に固定のブロック24に係止された状態で中空部25
に設けられており、他端は静止ローラ22を支持する軸
の端部に固定されている。これにより静止ローラ22は
常にスポンジローラ21に向けて付勢されているが、バ
ネ23の付勢力は比較的軽微であるため、静止ローラ2
2とスポンジローラ21との間に挟まれて移送される記
録紙の紙厚が大きい場合にはその紙厚に応じてバネ23
が収縮する。
【0027】また、ブロック24を図1に示す矢印方向
に若干移動可能とする手段を設け、使用する記録紙の紙
厚に応じて、スポンジローラ21と静止ローラ22との
間の圧接力を微調整するようにしてもよい。
【0028】図2は図1の給紙装置の作用を説明する図
であり、作用説明に必要な部材のみが拡大して示されて
いる。
【0029】前述のようにスポンジローラ21には対向
配置される静止ローラ22によって比較的軽微な圧接力
が加えられているため、静止ローラ22と接している周
面部分はスポンジローラ21の弾性により若干扁平化さ
れ、比較的広い接触面積で静止ローラ22と接触してい
る。
【0030】記録紙収容手段10に多数枚の記録紙が収
容されると、支持体13の記録紙載置面が下方傾斜面と
されていることから、最下方の記録紙S1およびその上
に収容されている若干枚の記録紙がスライドして、前板
11の下端14とスポンジローラ21との間の隙間Gに
入り込む。図2では最下方の記録紙S1およびその上の
記録紙S2の2枚が隙間Gに入り込んだ状態が示されて
いる。
【0031】なお、上記より理解されるように、前板下
端14とスポンジローラ21との間の隙間Gは、従来の
給紙装置に設けられるスリットとは全く異なるものであ
り、最下方の記録紙S1を含む若干枚の記録紙を通過さ
せるものであれば良い。したがって、記録紙の紙厚変化
に対応して比較的大きな間隔に設定することができ、そ
の場合にも後述する作用を損なうことがない。
【0032】このようにして記録紙S1、S2が隙間G
に入り込むと、上方の記録紙S2の前端は静止ローラ2
2に当接するが、スポンジローラ21との接触は全く生
じない。すなわち、静止ローラ22は非回転であるた
め、記録紙S2に対しては静止ローラ22がストッパと
して働き、それ以上の前進が阻止される。
【0033】一方、最下方の記録紙S1は、その前端が
静止ローラ22に当接すると共にその裏面側においてス
ポンジローラの扁平化された周面部分に接触し、しかも
静止ローラ22による押圧力を受けるため、スポンジロ
ーラ21との間に働くきわめて大きな摩擦力を介して、
スポンジローラ21の回転に伴って移送される。
【0034】このとき、記録紙S1は、図2に仮想線で
示されるように、静止ローラ22による押圧力を受ける
領域において、スポンジローラ21の中にめり込んだ状
態となって移送される。したがって、スポンジローラ2
1の摩擦が有効に記録紙S1に作用し、円滑な給紙を可
能にする。
【0035】図示の構成は本発明の一実施例を示すにす
ぎず、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内におい
て種々の変更態様をとることができる。たとえば、静止
ローラ22は、記録紙をスポンジローラ21側に押し付
けて弾性材料よりなるスポンジローラ21内にめり込ま
せるに十分な押圧力を与える押圧部材の一例として示さ
れているが、その形状は必ずしもローラ状である必要は
なく、円筒状、棒状、ブロック状の任意の形状であって
も上記作用を果たすものであればよい。
【0036】また、記録紙の紙厚が変化する場合であっ
ても静止ローラ22等の押圧部材がスポンジローラ21
の周面に対して常に接触するようにバネ23を設けるこ
とは好適な態様であると考えられるが、本発明はこれに
限定されるものではなく、押圧部材とスポンジローラと
が常に実質的に接するように、あるいは押圧部材とスポ
ンジローラとの間に常に記録紙1枚の紙厚よりも小さな
間隔が設けられるように、押圧部材とスポンジローラと
の位置関係を設定することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、名刺用紙やはがき等の
厚手の記録紙や、糊代部分を有する封筒等の紙厚ムラの
ある記録紙であっても、多重送りや給紙不能等のエラー
を生ずることなく、確実に1枚ずつ給紙することができ
る。
【0038】また、紙厚の異なる記録紙が混在する場合
であっても、スポンジローラの柔軟な弾性変形機能を介
して、連続給紙が可能である。
【0039】さらに、本発明の給紙装置は構造が簡単で
あって安価に提供することができると共に、スポンジロ
ーラが磨耗した場合には該スポンジローラだけを交換す
れば良く、パーソナルユースに適した給紙装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による給紙装置の概略構成を
示す縦断側面図である。
【図2】図1の給紙装置の作用を説明する拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 記録紙収容手段 20 移送手段 21 スポンジローラ 22 静止ローラ(押圧部材) 23 バネ S1 最下方の記録紙 S2 S1の上に収容される記録紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるスポンジローラと、該ス
    ポンジローラの上方に対向配置される押圧部材と、該ス
    ポンジローラと該押圧部材との間に記録紙を案内する記
    録紙案内手段とを有してなり、該記録紙案内手段により
    該スポンジローラと該押圧部材との間に案内された記録
    紙は該スポンジローラにめり込んだ状態で該スポンジロ
    ーラの回転方向に移送されることを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 記録紙を積み重ねた状態で収容する記録
    紙収容手段と、該記録紙収容手段に収容される最下方の
    記録紙を所定方向に移送する移送手段とを有するものに
    おいて、該移送手段が、回転駆動されるスポンジローラ
    と、該スポンジローラの上方に対向配置される押圧部材
    とを有してなることを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材と前記スポンジローラとが
    常に実質的に接して設けられることを特徴とする請求項
    1または2の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材と前記スポンジローラとの
    間に常に記録紙1枚の紙厚よりも小さな間隔が設けられ
    ることを特徴とする請求項1または2の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧部材を常時前記スポンジローラ
    に向けて付勢する付勢手段が設けられることを特徴とす
    る請求項1または2の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材が回転しない静止ローラで
    あることを特徴とする請求項1または2の給紙装置。
JP20416596A 1996-07-16 1996-07-16 給紙装置 Pending JPH1035908A (ja)

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JP20416596A JPH1035908A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 給紙装置

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JP20416596A JPH1035908A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 給紙装置

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