JPH1035900A - 書状供給装置及び郵便物自動読取区分装置 - Google Patents
書状供給装置及び郵便物自動読取区分装置Info
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- JPH1035900A JPH1035900A JP19067196A JP19067196A JPH1035900A JP H1035900 A JPH1035900 A JP H1035900A JP 19067196 A JP19067196 A JP 19067196A JP 19067196 A JP19067196 A JP 19067196A JP H1035900 A JPH1035900 A JP H1035900A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 常に安定して多数の郵便物の安定供給を実行
できる郵便物供給装置を提供する。 【解決手段】 搬送ベルト１１及び供給ピン１２を用い
た供給部６により列設状態の郵便物３０を順次この供給
部６から取出部７に至る郵便物３０の通過経路に供給部
６から取出部７側に至るに従い高くなる傾斜配置に設け
られた搬送面に段差１９ａを有する段差付きベルト１９
を用いた段差生成手段１８に送って、順次供給される郵
便物３０相互間に大きな段差を生成させ、前記段差生成
手段１８からの先行する郵便物３０を吸着ベルト１６及
びメインチャンバー１５により搬送するとともに後続の
郵便物３０をサブチャンバー１４により吸着保持して、
先行する郵便物３０から順次一枚ずつ搬送先へ送り出す
ものである。
できる郵便物供給装置を提供する。 【解決手段】 搬送ベルト１１及び供給ピン１２を用い
た供給部６により列設状態の郵便物３０を順次この供給
部６から取出部７に至る郵便物３０の通過経路に供給部
６から取出部７側に至るに従い高くなる傾斜配置に設け
られた搬送面に段差１９ａを有する段差付きベルト１９
を用いた段差生成手段１８に送って、順次供給される郵
便物３０相互間に大きな段差を生成させ、前記段差生成
手段１８からの先行する郵便物３０を吸着ベルト１６及
びメインチャンバー１５により搬送するとともに後続の
郵便物３０をサブチャンバー１４により吸着保持して、
先行する郵便物３０から順次一枚ずつ搬送先へ送り出す
ものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、書状供給装置及び
郵便物自動読取区分装置に関する。
郵便物自動読取区分装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】多数の書状である郵便物の郵便番号等を
自動的に読取り、自動的に区分する郵便物自動読取区分
装置においては、従来、図８に示すような書状供給装置
が用いられている。
自動的に読取り、自動的に区分する郵便物自動読取区分
装置においては、従来、図８に示すような書状供給装置
が用いられている。
【０００３】図８に示す書状供給装置は、水平に配置し
た矢印方向に移動する歯付きの搬送ベルト５１上に垂直
方向の列設状態で配置される多数の書状である郵便物５
０を、前記搬送ベルト５１とともに矢印方向に移動する
供給ピン５２間に挟み、取出部５３へ送り、この取出部
５３に設けたサブチャンバー５４、メインチャンバー５
５、吸着ベルト５６の動作で一枚ずつ図８において上方
に取り出し、搬送先へと搬出するようになっている。
た矢印方向に移動する歯付きの搬送ベルト５１上に垂直
方向の列設状態で配置される多数の書状である郵便物５
０を、前記搬送ベルト５１とともに矢印方向に移動する
供給ピン５２間に挟み、取出部５３へ送り、この取出部
５３に設けたサブチャンバー５４、メインチャンバー５
５、吸着ベルト５６の動作で一枚ずつ図８において上方
に取り出し、搬送先へと搬出するようになっている。
【０００４】前記吸着ベルト５６には、所要数の穴が穿
設されるとともに、矢印方向に搬送駆動され、また、メ
インチャンバー５５には常に吸着ベルト５６側から背面
側へ空気による吸着力が作用している。前記サブチャン
バー５４にも郵便物５０を吸着する空気による吸着力が
作用するようになっている。
設されるとともに、矢印方向に搬送駆動され、また、メ
インチャンバー５５には常に吸着ベルト５６側から背面
側へ空気による吸着力が作用している。前記サブチャン
バー５４にも郵便物５０を吸着する空気による吸着力が
作用するようになっている。
【０００５】次に、図９、図１０を参照して、従来の書
状供給装置の動作を説明する。
状供給装置の動作を説明する。
【０００６】この書状供給装置における郵便物５０の安
定供給時には、供給ピン５２間に挟さまれた郵便物５０
が順次サブチャンバー５４、メインチャンバー５５へと
送られ、吸着ベルト５６の穴とメインチャンバー５５の
吸着力の作用部分とが一致すると先行する郵便物５０ａ
は、図９に示すように吸着ベルト５６側に吸着されつつ
矢印方向に搬送される。このとき、後続する郵便物５０
ｂは、サブチャンバー５４により吸着されて先行する郵
便物５０ａとの間に図９に示すずれが生じ、先行する郵
便物５０ａとともに持ち上がることは無く、このような
動作を繰り返すことで、郵便物５０ａ、５０ｂ、５０
ｃ、…を順次一枚ずつ取り出し、搬送先へと送り出して
いる。
定供給時には、供給ピン５２間に挟さまれた郵便物５０
が順次サブチャンバー５４、メインチャンバー５５へと
送られ、吸着ベルト５６の穴とメインチャンバー５５の
吸着力の作用部分とが一致すると先行する郵便物５０ａ
は、図９に示すように吸着ベルト５６側に吸着されつつ
矢印方向に搬送される。このとき、後続する郵便物５０
ｂは、サブチャンバー５４により吸着されて先行する郵
便物５０ａとの間に図９に示すずれが生じ、先行する郵
便物５０ａとともに持ち上がることは無く、このような
動作を繰り返すことで、郵便物５０ａ、５０ｂ、５０
ｃ、…を順次一枚ずつ取り出し、搬送先へと送り出して
いる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た書状供給装置の場合、先行する郵便物５０ａと後続す
る郵便物５０ｂとの間に例えば静電気等による密着過多
の状態が生じているような場合、上述した吸着ベルト５
６による先行する郵便物５０ａ搬送動作と、サブチャン
バー５４による後続の郵便物５０ｂとの吸着動作とが正
常に行われず、図１０に示すように、先行する郵便物５
０ａと後続の郵便物５０ｂとが同時にメインチャンバー
５５による吸着力で吸着ベルト５６側に吸着されつつ矢
印方向に搬送されてしまう２部取りの状態が生じ、郵便
物の詰り等の不安定供給を招いてしまう。
た書状供給装置の場合、先行する郵便物５０ａと後続す
る郵便物５０ｂとの間に例えば静電気等による密着過多
の状態が生じているような場合、上述した吸着ベルト５
６による先行する郵便物５０ａ搬送動作と、サブチャン
バー５４による後続の郵便物５０ｂとの吸着動作とが正
常に行われず、図１０に示すように、先行する郵便物５
０ａと後続の郵便物５０ｂとが同時にメインチャンバー
５５による吸着力で吸着ベルト５６側に吸着されつつ矢
印方向に搬送されてしまう２部取りの状態が生じ、郵便
物の詰り等の不安定供給を招いてしまう。
【０００８】そこで、本発明は、書状の供給部と取出部
との間の構成を改良し、常に安定して多数の書状の安定
供給を実行できる書状供給装置及びこの書状供給装置を
適用した郵便物自動読取区分装置を提供することを目的
とする。
との間の構成を改良し、常に安定して多数の書状の安定
供給を実行できる書状供給装置及びこの書状供給装置を
適用した郵便物自動読取区分装置を提供することを目的
とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係る書状供給装
置は、列設状態の書状を供給する供給手段と、この供給
手段からの書状を取り出し搬送先へ送る取出手段と、供
給手段から取出手段に至る書状の通過経路に設けた取出
手段に供給される書状相互間の密着過多を防止する密着
防止手段とを有することを特徴とするものである。
置は、列設状態の書状を供給する供給手段と、この供給
手段からの書状を取り出し搬送先へ送る取出手段と、供
給手段から取出手段に至る書状の通過経路に設けた取出
手段に供給される書状相互間の密着過多を防止する密着
防止手段とを有することを特徴とするものである。
【００１０】前記密着防止手段は、供給手段から取出手
段に至る書状の通過経路に設けた供給される書状相互間
に段差を生成させる段差生成手段を用いて構成できる。
段に至る書状の通過経路に設けた供給される書状相互間
に段差を生成させる段差生成手段を用いて構成できる。
【００１１】この段差生成手段は、供給手段から取出手
段に至る書状の通過経路に供給手段側から取出手段側に
至るに従い高くなる傾斜配置に設けた順次供給される書
状相互間に段差を生成させて取出手段へ送る搬送面に段
差を有する段差付きベルトを用いて構成できる。
段に至る書状の通過経路に供給手段側から取出手段側に
至るに従い高くなる傾斜配置に設けた順次供給される書
状相互間に段差を生成させて取出手段へ送る搬送面に段
差を有する段差付きベルトを用いて構成できる。
【００１２】また、前記取出手段は、吸着孔を有する吸
着ベルト及び前記吸着孔に空気による吸着力を作用させ
るチャンバーを具備し、前記供給手段からの書状を一枚
ずつ吸着して搬送先へ送る構成とすることができる。
着ベルト及び前記吸着孔に空気による吸着力を作用させ
るチャンバーを具備し、前記供給手段からの書状を一枚
ずつ吸着して搬送先へ送る構成とすることができる。
【００１３】この場合、前記取出手段は、吸着孔を有す
る吸着ベルト及び前記吸着孔に空気による吸着力を作用
させるメインチャンバーと、空気による吸着力が作用す
るサブチャンバーとを上下配置に備え、前記供給手段か
らの先行する書状を吸着ベルトにより搬送するとともに
後続の書状をサブチャンバーにより吸着保持して、先行
する書状から順次一枚ずつ搬送先へ送る構成とすること
ができる。
る吸着ベルト及び前記吸着孔に空気による吸着力を作用
させるメインチャンバーと、空気による吸着力が作用す
るサブチャンバーとを上下配置に備え、前記供給手段か
らの先行する書状を吸着ベルトにより搬送するとともに
後続の書状をサブチャンバーにより吸着保持して、先行
する書状から順次一枚ずつ搬送先へ送る構成とすること
ができる。
【００１４】また、前記サブチャンバーの書状当接面に
設けられ、このサブチャンバーに当接する書状の圧力を
検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の検出結果
を基に前記段差生成手段の段差付きベルトによる書状の
搬送速度を制御し、前記サブチャンバーの書状当接面に
対する書状の圧力を適切に制御する制御手段を付加する
ことで、前記サブチャンバーによる後続の書状の吸着保
持動作と、前記吸着ベルト、メインチャンバーによる先
行する書状の搬送動作とを円滑に行う構成とすることが
できる。
設けられ、このサブチャンバーに当接する書状の圧力を
検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の検出結果
を基に前記段差生成手段の段差付きベルトによる書状の
搬送速度を制御し、前記サブチャンバーの書状当接面に
対する書状の圧力を適切に制御する制御手段を付加する
ことで、前記サブチャンバーによる後続の書状の吸着保
持動作と、前記吸着ベルト、メインチャンバーによる先
行する書状の搬送動作とを円滑に行う構成とすることが
できる。
【００１５】上述した構成の書状供給装置によれば、書
状の供給部と取出部との間に設けた密着防止手段、即
ち、搬送面に段差を有する段差付きベルトを用いた段差
生成手段の動作で、多数の書状を常に安定した動作の基
に一枚ずつに分離して搬送先へ供給することができる。
状の供給部と取出部との間に設けた密着防止手段、即
ち、搬送面に段差を有する段差付きベルトを用いた段差
生成手段の動作で、多数の書状を常に安定した動作の基
に一枚ずつに分離して搬送先へ供給することができる。
【００１６】また、本発明の郵便物自動読取区分装置
は、供給手段から取出手段に至る郵便物の通過経路に、
供給手段側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配
置に設けられ、順次供給される郵便物相互間に段差を生
成させて取出手段へ送る搬送面に段差を有する段差付き
ベルトを用いた段差生成手段を備えているので、多数の
郵便物を常に安定した動作の基に一枚ずつに分離して搬
送先へ供給することができる。
は、供給手段から取出手段に至る郵便物の通過経路に、
供給手段側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配
置に設けられ、順次供給される郵便物相互間に段差を生
成させて取出手段へ送る搬送面に段差を有する段差付き
ベルトを用いた段差生成手段を備えているので、多数の
郵便物を常に安定した動作の基に一枚ずつに分離して搬
送先へ供給することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００１８】図１は本発明の実施の形態である郵便物自
動読取区分装置を示す正面図である。
動読取区分装置を示す正面図である。
【００１９】本実施の形態の郵便物自動読取区分装置１
は、大型の箱型状の装置本体１ａを有し、この装置本体
１ａの左側には、郵便物３０を積載し送り出す供給系２
を設け、装置本体１ａの中央部には、長尺の区分集積手
段としての収納系３を設け、供給系２から収納系３の下
部を経て後述する振り分けゲート部４に至る領域には、
郵便物を搬送するベルト及びローラを多数用いた搬送系
５を設けている。
は、大型の箱型状の装置本体１ａを有し、この装置本体
１ａの左側には、郵便物３０を積載し送り出す供給系２
を設け、装置本体１ａの中央部には、長尺の区分集積手
段としての収納系３を設け、供給系２から収納系３の下
部を経て後述する振り分けゲート部４に至る領域には、
郵便物を搬送するベルト及びローラを多数用いた搬送系
５を設けている。
【００２０】前記供給系２は、大量の郵便物３０を積載
する供給部６と、この供給部６から郵便物３０を一部ず
つ取り出し搬送系５に送り出す取出部７と、前記搬送系
５により搬送される郵便物３０に付された郵便番号を読
み取る郵便番号読取部８とを具備している。前記供給部
６及び取出部７を含んで本実施の形態の書状供給装置を
構成している。
する供給部６と、この供給部６から郵便物３０を一部ず
つ取り出し搬送系５に送り出す取出部７と、前記搬送系
５により搬送される郵便物３０に付された郵便番号を読
み取る郵便番号読取部８とを具備している。前記供給部
６及び取出部７を含んで本実施の形態の書状供給装置を
構成している。
【００２１】前記収納系３は、供給系２から搬送系５を
経て送られてくる郵便物３０を郵便番号読取部８で読み
取った郵便番号に応じて振り分ける振り分けゲート部４
と、この振り分けゲート部４により振り分けられる郵便
物を各々区分集積する多数の集積領域としての収納ポケ
ット９とを具備している。
経て送られてくる郵便物３０を郵便番号読取部８で読み
取った郵便番号に応じて振り分ける振り分けゲート部４
と、この振り分けゲート部４により振り分けられる郵便
物を各々区分集積する多数の集積領域としての収納ポケ
ット９とを具備している。
【００２２】ここで、本実施の形態の書状供給装置につ
いて図２、図３を参照して詳述する。
いて図２、図３を参照して詳述する。
【００２３】図２に示す書状供給装置は、水平に配置し
た矢印ａ方向に移動する供給部６の歯付きの搬送ベルト
１１上に垂直方向の列設状態で配置される多数の郵便物
３０を、前記搬送ベルト１１とともに矢印ａ方向に移動
する供給ピン１２間に挟み、取出部７へ送り、この取出
部７に設けたサブチャンバー１４、メインチャンバー１
５、吸着ベルト１６の動作で一枚ずつ図２において上方
（矢印ｂ）方向に取り出し、搬送先へと搬出するように
なっている。
た矢印ａ方向に移動する供給部６の歯付きの搬送ベルト
１１上に垂直方向の列設状態で配置される多数の郵便物
３０を、前記搬送ベルト１１とともに矢印ａ方向に移動
する供給ピン１２間に挟み、取出部７へ送り、この取出
部７に設けたサブチャンバー１４、メインチャンバー１
５、吸着ベルト１６の動作で一枚ずつ図２において上方
（矢印ｂ）方向に取り出し、搬送先へと搬出するように
なっている。
【００２４】前記吸着ベルト１６には、所要数の穴が穿
設されるとともに、矢印方向に搬送駆動され、また、メ
インチャンバー１５には常に吸着ベルト１６側から背面
側へ空気による吸着力が作用している。前記サブチャン
バー１４にも郵便物３０を吸着する空気による吸着力が
作用するようになっている。
設されるとともに、矢印方向に搬送駆動され、また、メ
インチャンバー１５には常に吸着ベルト１６側から背面
側へ空気による吸着力が作用している。前記サブチャン
バー１４にも郵便物３０を吸着する空気による吸着力が
作用するようになっている。
【００２５】また、前記供給部６と取出部７との間に
は、図２に示すように、供給部６から取出部７に至る郵
便物３０の通過経路に供給部６側から取出部７側に至る
に従い高くなる傾斜配置の段差生成手段１８が設けら
れ、段差生成手段１８により順次供給される郵便物３０
相互間に段差を生成させて取出部７へ送り込むようにな
っている。
は、図２に示すように、供給部６から取出部７に至る郵
便物３０の通過経路に供給部６側から取出部７側に至る
に従い高くなる傾斜配置の段差生成手段１８が設けら
れ、段差生成手段１８により順次供給される郵便物３０
相互間に段差を生成させて取出部７へ送り込むようにな
っている。
【００２６】段差生成手段１８は、図２に示すように、
その搬送面に凹凸状の段差１９ａを有する段差付きベル
ト１９を駆動ローラ２５、従動ローラ２６に張設した構
成となっている。前記駆動ローラ２５、従動ローラ２６
間の寸法は、例えば１０ｃｍ程度、段差付きベルト１９
の水平方向に対する傾斜角は例えば３０度程度に設定さ
れている。
その搬送面に凹凸状の段差１９ａを有する段差付きベル
ト１９を駆動ローラ２５、従動ローラ２６に張設した構
成となっている。前記駆動ローラ２５、従動ローラ２６
間の寸法は、例えば１０ｃｍ程度、段差付きベルト１９
の水平方向に対する傾斜角は例えば３０度程度に設定さ
れている。
【００２７】前記サブチャンバー１４の書状当接面に
は、このサブチャンバー１４に当接する郵便物３０の圧
力を検出する圧力検出手段である圧力検出センサー２７
を突設している。
は、このサブチャンバー１４に当接する郵便物３０の圧
力を検出する圧力検出手段である圧力検出センサー２７
を突設している。
【００２８】図３は、図２に示す書状供給装置の制御系
を示すものであり、この書状供給装置は、全体の制御を
行う制御部２０を具備し、この制御部２０により前記供
給部６の搬送ベルト１１及び供給ピン１２を駆動する供
給駆動部２１を制御し、また、前記取出部７のサブチャ
ンバー１４、メインチャンバー１５を制御し、さらに、
吸着ベルト１６を駆動する吸着ベルト駆動部１７を制御
するようになっている。
を示すものであり、この書状供給装置は、全体の制御を
行う制御部２０を具備し、この制御部２０により前記供
給部６の搬送ベルト１１及び供給ピン１２を駆動する供
給駆動部２１を制御し、また、前記取出部７のサブチャ
ンバー１４、メインチャンバー１５を制御し、さらに、
吸着ベルト１６を駆動する吸着ベルト駆動部１７を制御
するようになっている。
【００２９】さらに、前記制御部２０に圧力検出センサ
ー２７を接続するとともに、前記段差生成手段１８の駆
動ローラ２５を駆動する段差付きベルト駆動部２８を制
御するようになっている。
ー２７を接続するとともに、前記段差生成手段１８の駆
動ローラ２５を駆動する段差付きベルト駆動部２８を制
御するようになっている。
【００３０】次に、図４乃至図７を参照して、本実施の
形態の書状供給装置の動作を説明する。
形態の書状供給装置の動作を説明する。
【００３１】この書状供給装置における郵便物３０の安
定供給時には、供給駆動部２１により矢印方向に駆動さ
れる供給ピン５２間に挟さまれた多数の郵便物３０が順
次図４、図６に示すように段差生成手段１８の段差付き
ベルト１９上に送り込まれ、段差付きベルト１９は段差
付きベルト駆動部２８により矢印方向に駆動されて、こ
れにより、段差付きベルト１９の傾斜及び段差１９ａに
起因して多数の郵便物３０（郵便物３０ａ、郵便物３０
ｂ、郵便物３０ｃ…）相互間には仮に静電気等による密
着要因が存在したとしても図４乃至図７に各々示すよう
に大きな段差が生成される。
定供給時には、供給駆動部２１により矢印方向に駆動さ
れる供給ピン５２間に挟さまれた多数の郵便物３０が順
次図４、図６に示すように段差生成手段１８の段差付き
ベルト１９上に送り込まれ、段差付きベルト１９は段差
付きベルト駆動部２８により矢印方向に駆動されて、こ
れにより、段差付きベルト１９の傾斜及び段差１９ａに
起因して多数の郵便物３０（郵便物３０ａ、郵便物３０
ｂ、郵便物３０ｃ…）相互間には仮に静電気等による密
着要因が存在したとしても図４乃至図７に各々示すよう
に大きな段差が生成される。
【００３２】このようにして相互間に段差が生成された
各郵便物３０ａ、郵便物３０ｂ、郵便物３０ｃは、図５
に示すように、段差付きベルト１９上をサブチャンバー
１４、メインチャンバー１５へと送られる。
各郵便物３０ａ、郵便物３０ｂ、郵便物３０ｃは、図５
に示すように、段差付きベルト１９上をサブチャンバー
１４、メインチャンバー１５へと送られる。
【００３３】そして、吸着ベルト１６の穴とメインチャ
ンバー１５の吸着力の作用部分とが一致すると先行する
郵便物３０ａは、図７に示すように吸着ベルト１６側に
吸着されつつ矢印方向に搬送される。このとき、後続す
る郵便物３０ｂは、サブチャンバー１４により吸着され
て抑えられ先行する郵便物３０ａとともに持ち上がるこ
とは無く、このような動作を繰り返すことで、郵便物３
０ａ、３０ｂ、３０ｃ、…を順次一枚ずつ取り出し、安
定して搬送先へと送り出すことができる。
ンバー１５の吸着力の作用部分とが一致すると先行する
郵便物３０ａは、図７に示すように吸着ベルト１６側に
吸着されつつ矢印方向に搬送される。このとき、後続す
る郵便物３０ｂは、サブチャンバー１４により吸着され
て抑えられ先行する郵便物３０ａとともに持ち上がるこ
とは無く、このような動作を繰り返すことで、郵便物３
０ａ、３０ｂ、３０ｃ、…を順次一枚ずつ取り出し、安
定して搬送先へと送り出すことができる。
【００３４】上述した書状供給装置の動作において、前
記サブチャンバー１４から突設した圧力検出センサー２
７は、図５に示すように、郵便物３０ａ、３０ｂ、３０
ｃ、…によりサブチャンバー１４側へ作用する圧力を検
出し、制御部２０に送る。制御部２０は、圧力検出セン
サー２７の検出圧力を基に、前記供給駆動部２１を制御
し、前記搬送ベルト１１及び供給ピン１２による後続す
る郵便物３０ｂ、３０ｃ、…の搬送速度を適切に制御
し、郵便物３０ｂ、３０ｃ、…がサブチャンバー１４側
へ過剰に供給されて供給過多にならないようにしてい
る。
記サブチャンバー１４から突設した圧力検出センサー２
７は、図５に示すように、郵便物３０ａ、３０ｂ、３０
ｃ、…によりサブチャンバー１４側へ作用する圧力を検
出し、制御部２０に送る。制御部２０は、圧力検出セン
サー２７の検出圧力を基に、前記供給駆動部２１を制御
し、前記搬送ベルト１１及び供給ピン１２による後続す
る郵便物３０ｂ、３０ｃ、…の搬送速度を適切に制御
し、郵便物３０ｂ、３０ｃ、…がサブチャンバー１４側
へ過剰に供給されて供給過多にならないようにしてい
る。
【００３５】上述した構成の段差生成手段１８を前記供
給部６と取出部７との間に設けた郵便物自動読取区分装
置１によれば、前記供給部６に積載される各郵便物３０
を段差生成手段１８に送って各郵便物３０間に大きな段
差を生成しつつ取出部７へ送り込むことで、各郵便物３
０を一部ずつ順に搬送系５に送り出すことができる。
給部６と取出部７との間に設けた郵便物自動読取区分装
置１によれば、前記供給部６に積載される各郵便物３０
を段差生成手段１８に送って各郵便物３０間に大きな段
差を生成しつつ取出部７へ送り込むことで、各郵便物３
０を一部ずつ順に搬送系５に送り出すことができる。
【００３６】尚、上述した段差付きベルト１９として
は、上述した凹凸状の段差１９ａを設けたものの他、鋸
歯状の段差、多数の小突起による段差を設けたものでも
実施可能である。
は、上述した凹凸状の段差１９ａを設けたものの他、鋸
歯状の段差、多数の小突起による段差を設けたものでも
実施可能である。
【００３７】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、搬送面に
段差を有する段差付きベルトを用いた段差生成手段の動
作で、多数の書状を常に安定した動作の基に一枚ずつに
分離して搬送先へ供給することができる書状供給装置を
提供することができる。
段差を有する段差付きベルトを用いた段差生成手段の動
作で、多数の書状を常に安定した動作の基に一枚ずつに
分離して搬送先へ供給することができる書状供給装置を
提供することができる。
【００３８】また、本発明によれば、多数の郵便物を常
に安定した動作の基に一枚ずつに分離して搬送系に送り
出すことができる郵便物自動読取区分装置を提供するこ
とができる。
に安定した動作の基に一枚ずつに分離して搬送系に送り
出すことができる郵便物自動読取区分装置を提供するこ
とができる。
【図１】本発明の実施の形態である郵便物自動読取区分
装置を示す正面図である。
装置を示す正面図である。
【図２】本発明の実施の形態の書状供給装置を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図３】本発明の実施の形態の書状供給装置の制御系を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図４】本発明の実施の形態の書状供給装置の書状搬送
動作を示す説明図である。
動作を示す説明図である。
【図５】本発明の実施の形態の書状供給装置の書状搬送
動作を示す説明図である。
動作を示す説明図である。
【図６】本発明の実施の形態の書状供給装置の書状搬送
動作を示す説明図である。
動作を示す説明図である。
【図７】本発明の実施の形態の書状供給装置の書状搬送
動作を示す説明図である。
動作を示す説明図である。
【図８】従来の書状供給装置の概略構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図９】従来の書状供給装置の取出部による書状の取り
出し動作を示す説明図である。
出し動作を示す説明図である。
【図１０】従来の書状供給装置の取出部による書状の取
り出し動作を示す説明図である。
り出し動作を示す説明図である。
１ 郵便物自動読取区分装置 ６ 供給部 ７ 取出部 １１ 搬送ベルト １２ 供給ピン １４ サブチャンバー １５ メインチャンバー １６ 吸着ベルト １８ 段差生成手段 １９ 段差付きベルト １９ａ 段差 ２７ 圧力検出センサー ３０ 郵便物
Claims (7)
- 【請求項１】 列設状態の書状を供給する供給手段と、 この供給手段からの書状を取り出し搬送先へ送る取出手
段と、 供給手段から取出手段に至る書状の通過経路に設けた取
出手段に供給される書状相互間の密着過多を防止する密
着防止手段と、 を有することを特徴とする書状供給装置。 - 【請求項２】 列設状態の書状を供給する供給手段と、 この供給手段からの書状を取り出し搬送先へ送る取出手
段と、 供給手段から取出手段に至る書状の通過経路に設けた供
給される書状相互間に段差を生成させる段差生成手段
と、 を有することを特徴とする書状供給装置。 - 【請求項３】 列設状態の書状を順次供給する供給手段
と、 この供給手段からの書状を取り出し搬送先へ送る取出手
段と、 供給手段から取出手段に至る書状の通過経路に供給手段
側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配置に設け
られ、順次供給される書状相互間に段差を生成させる段
差生成手段と、 を有することを特徴とする書状供給装置。 - 【請求項４】 列設状態の書状を順次供給する搬送ベル
ト及び供給ピンを用いた供給手段と、 吸着孔を有する吸着ベルト及び前記吸着孔に空気による
吸着力を作用させるチャンバーを具備し、前記供給手段
からの書状を一枚ずつ吸着して搬送先へ送る取出手段
と、 供給手段から取出手段に至る書状の通過経路に供給手段
側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配置に設け
られ、順次供給される書状相互間に段差を生成させて取
出手段へ送る段差生成手段と、 を有することを特徴とする書状供給装置。 - 【請求項５】 列設状態の書状を順次供給する搬送ベル
ト及び供給ピンを用いた供給手段と、 吸着孔を有する吸着ベルト及び前記吸着孔に空気による
吸着力を作用させるメインチャンバーと、空気による吸
着力が作用するサブチャンバーとを上下配置に備え、前
記供給手段からの先行する書状を吸着ベルトにより搬送
するとともに後続の書状をサブチャンバーにより吸着保
持して、先行する書状から順次一枚ずつ搬送先へ送る取
出手段と、 供給手段から取出手段に至る書状の通過経路に供給手段
側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配置に設け
られ、順次供給される書状相互間に段差を生成させて取
出手段へ送る搬送面に段差を有する段差付きベルトを用
いた段差生成手段と、 を有することを特徴とする書状供給装置。 - 【請求項６】 列設状態の書状を順次供給する搬送ベル
ト及び供給ピンを用いた供給手段と、 吸着孔を有する吸着ベルト及び前記吸着孔に空気による
吸着力を作用させるメインチャンバーと、空気による吸
着力が作用するサブチャンバーとを上下配置に備え、前
記供給手段からの先行する書状を吸着ベルトにより搬送
するとともに後続の書状をサブチャンバーにより吸着保
持して、先行する書状から順次一枚ずつ搬送先へ送る取
出手段と、 供給手段から取出手段に至る書状の通過経路に供給手段
側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配置に設け
られ、順次供給される書状相互間に段差を生成させて取
出手段へ送る搬送面に段差を有する段差付きベルトを用
いた段差生成手段と、 前記サブチャンバーの書状当接面に設けられ、このサブ
チャンバーに当接する書状の圧力を検出する圧力検出手
段と、 この圧力検出手段の検出結果を基に前記段差生成手段の
段差付きベルトによる書状の搬送速度を制御し、前記サ
ブチャンバーの書状当接面に対する書状の圧力を適切に
制御する制御手段と、 を有することを特徴とする書状供給装置。 - 【請求項７】 列設状態の郵便物を順次供給する搬送ベ
ルト及び供給ピンを用いた供給手段と、 吸着孔を有する吸着ベルト及び前記吸着孔に空気による
吸着力を作用させるメインチャンバーと、空気による吸
着力が作用するサブチャンバーとを上下配置に備え、前
記供給手段からの先行する郵便物を吸着ベルトにより搬
送するとともに後続の郵便物をサブチャンバーにより吸
着保持して、先行する郵便物から順次一枚ずつ送る取出
手段と、 この取出手段で送られた郵便物を集積する集積手段を有
する郵便物自動読取区分装置であって、 前記供給手段から取出手段に至る郵便物の通過経路に供
給手段側から取出手段側に至るに従い高くなる傾斜配置
に設けられ、順次供給される郵便物相互間に段差を生成
させて取出手段へ送る搬送面に段差を有する段差付きベ
ルトを用いた段差生成手段を備えたこと、 を特徴とする郵便物自動読取区分装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067196A JPH1035900A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 書状供給装置及び郵便物自動読取区分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067196A JPH1035900A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 書状供給装置及び郵便物自動読取区分装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1035900A true JPH1035900A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16261963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19067196A Pending JPH1035900A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 書状供給装置及び郵便物自動読取区分装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1035900A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7686896B2 (en) | 2003-09-26 | 2010-03-30 | Jfe Steel Corporation | High-strength steel sheet excellent in deep drawing characteristics and method for production thereof |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP19067196A patent/JPH1035900A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7686896B2 (en) | 2003-09-26 | 2010-03-30 | Jfe Steel Corporation | High-strength steel sheet excellent in deep drawing characteristics and method for production thereof |
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