JPH1035524A - パワーステアリング用シリンダおよびその製造法 - Google Patents

パワーステアリング用シリンダおよびその製造法

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JPH1035524A
JPH1035524A JP8197841A JP19784196A JPH1035524A JP H1035524 A JPH1035524 A JP H1035524A JP 8197841 A JP8197841 A JP 8197841A JP 19784196 A JP19784196 A JP 19784196A JP H1035524 A JPH1035524 A JP H1035524A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
power steering
port nut
port
cylinder body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8197841A
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English (en)
Inventor
Keita Ozeki
啓太 尾関
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T R W S S J KK
Original Assignee
T R W S S J KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ本体とポート用ナット部との間のオ
イル洩れを防止し、作業を簡単化し能率を向上させ、ま
た部品点数を削減する。 【解決手段】 シリンダ本体1に突起するポート用ナッ
ト部2a,2bを設けたパワーステアリング用シリンダ
において、シリンダ本体1にバルジ成形加工により形成
した突起するポート用ナット部2a,2bを一体に設
け、そのポート用ナット部2a,2bの中心部に油孔5
を穿設するとともにポート用ナット部2a,2bの外周
面にねじ4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーステアリン
グ装置のパワーステアリング用シリンダおよびその製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパワーステアリング装置は、図7
に示すような構造を有する。即ち、そのパワーステアリ
ング装置は、ハウジング20がパワーステアリング用シ
リンダ21とコントロールバルブ部22で構成され、パ
ワーステアリング用シリンダ21の各シリンダ室とコン
トロールバルブ部22の間が作動油給排管23a,23
bで接続された構造になっている。
【0003】前記パワーステアリング用シリンダ21の
各シリンダ室に該当する外周部には、作動油給排管23
a,23bがそれぞれ取り付けられる突起するポート用
ナット部24a,24bが設けられている。このポート
用ナット部24a,24bは、従来図8に示すように溶
接加工によりシリンダ本体(パワーステアリング用シリ
ンダ21)に溶接部25で取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポート
用ナット部24a,24bを溶接によりシリンダ本体
(パワーステアリング用シリンダ21)に取り付けた場
合には、両者の間の気密性が不完全なことがあり、オイ
ル洩れの虞がある。また、ポート用ナット部24a,2
4bをシリンダ本体にそれぞれ溶接しなければならない
ため、作業が複雑であり、能率も悪い。それに、部品点
数も多いことから、コスト高となっていた。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、シリンダ本体とポート用ナット部の間のオイル洩
れを防止し、作業を簡単し能率を向上させ、また部品点
数の削減が図れるパワーステアリング用シリンダおよび
その製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、シリンダ本体に突起するポート用ナット
部を設けたパワーステアリング用シリンダにおいて、前
記シリンダ本体にバルジ成形加工により形成した突起す
るポート用ナット部を一体に設け、該ポート用ナット部
の中心部に油孔を穿設するとともにポート用ナット部の
外周面にねじを設けたことを特徴とするパワーステアリ
ング用シリンダを提供する。
【0007】また、前記目的を達成するため、本発明
は、バルジ成形加工によりパイプ素材からなるシリンダ
本体に、突起するポート用ナット部を一体に成形し、そ
の後孔開け加工により前記ポート用ナット部の中心部に
油孔を形成するとともにねじ加工によりポート用ナット
部の外周面にねじを形成することを特徴とするパワース
テアリング用シリンダの製造法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態では、前記突
起するポート用ナット部は、該ポート用ナット部の先端
部が截頭円錐形状を有することを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1および2は、本発明に係るパワーステア
リング用シリンダの一実施例を示し、図1はその一部断
面側面図、図2はその要部拡大断面図である。
【0010】本発明のパワーステアリング用シリンダ
は、シリンダ本体1にポート用ナット部2a,2bがバ
ルジ成形加工により一体に設けられている。シリンダ本
体1は、パイプ素材をバルジ成形加工したもので、一端
に例えばコントロールバルブ部等を取り付けるための拡
径した拡径部1aが形成されている。シリンダ本体1の
他方側小径部1bは、シリンダ室となる部分で、その小
径部1bの左右のシリンダ室に該当する外周部には、バ
ルジ成形加工によりシリンダ本体1に一体に設けられた
突起するポート用ナット部2a,2bが形成されてい
る。
【0011】突起する各ポート用ナット部2a,2b
は、図2に示すように先端部が截頭円錐形状3を有する
突起からなる。その各ポート用ナット部2a,2bの外
周面には、作動油給排管を接続するためのねじ(雄ね
じ)4が形成されている。また、各ポート用ナット部2
a,2bの中心部には、作動オイルが通過できる貫通す
る油孔5が穿設されている。
【0012】従って、各ポート用ナット部2a,2b
に、図7に示すような状態に作動油給排管をねじ止めで
接続すれば、その作動油給排管を通してシリンダ本体1
内の各シリンダ室に作動オイルが供給できる。
【0013】本発明のパワーステアリング用シリンダは
このようになっており、シリンダ本体1にバルジ成形加
工により形成された突起する各ポート用ナット部2a,
2bが一体に設けられているため、シリンダ本体1と各
ポート用ナット部2a,2bはバルジ成形加工によって
完全一体に接続され、その両者の間の気密性は確実で完
全であり、オイル洩れはない。
【0014】また、各ポート用ナット部2a,2bは、
シリンダ本体1と一体に成形されるため、作業が簡単で
あり、能率もよい。それに、部品は、パイプ素材からな
る一つの部品で構成されており、部品点数の削減とな
る。
【0015】図3〜図6は、本発明のパワーステアリン
グ用シリンダの製造方法を示したものである。
【0016】図3および4は、バルジ成形加工装置およ
びその装置を用いて本発明のパワーステアリング用シリ
ンダを成形加工する状態を示したものであり、図3はそ
の横断面図、図4は図3のA−A視断面図である。
【0017】その装置6は、バルジ形成型7と軸方向加
圧プレス8で構成されている。バルジ成形型7は上成形
型7aと下成形型7bからなり、その内部には一端が拡
径した円柱形状の素材収容部9がある。また、上成形型
7aの素材収容部9には、各ポート用ナット部2a,2
bを成形するための凹部11a,11bが形成されてい
る。
【0018】軸方向加工プレス8は、シリンダ12と両
頭形ピストン13からなり、シリンダ12には、素材収
容部9に収容するシリンダ本体になるパイプ素材10内
面に高圧流体を圧入するための流路14が形成され、そ
の流路14の端に高圧ホース15が接続されている。一
方、シリンダ12には、ピストン13を作動させるため
の作動ホース16a,16bが接続されている。
【0019】上記バルジ成形加工装置6の素材収容部9
にパイプ素材10を収容し、作動ホース16b側から高
圧流体を圧入し、ピストン13をパイプ素材10に当接
させて押圧し、その状態で高圧ホース15を通して素材
収容部9に収容したパイプ素材10の内面に高圧流体を
圧入する。
【0020】この高圧流体の圧入により、シリンダ本体
1となるパイプ素材10の一端に拡径した拡径部1aが
成形され、また凹部11a,11bが設けられた部分に
各ポート用ナット部2a,2bが膨出突起し成形され
る。このバルジ成形によって、図5に示すようなシリン
ダ本体(パイプ素材10)1に各ポート用ナット部2
a,2bが一体に成形される。また、各ポート用ナット
部2a,2bは、先端が幾分尖った凹部11a,11b
の形状に沿って膨出し、截頭円錐形状3を有する突起と
なる。従って、作動油給排管を各ポート用ナット部2
a,2bに取り付ける際に、この截頭円錐形状3がある
ことにより、円滑に取り付けられる。
【0021】次に、孔開け加工により、図6に示すよう
に各ポート用ナット部2a,2bの軸中部に、貫通する
油孔5を形成する。この油孔5は、前述するように作動
オイルが通過するための孔となる。
【0022】その後、ねじ加工により、図1に示すよう
に各ポート用ナット部2a,2bの外周面にねじ4を形
成し、本発明のパワーステアリング用シリンダが製造さ
れる。
【0023】このように本発明は、バルジ成形加工によ
り各ポート用ナット部2a,2bをシリンダ本体1に一
体に成形するため、作業が簡単であり、パワーステアリ
ング用シリンダが能率的に製造される。また、シリンダ
本体1と各ポート用ナット部2a,2bの間の気密性が
確実になる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リンダ本体にバルジ成形加工により形成した突起するポ
ート用ナット部を一体に設けるため、シリンダ本体1と
突起するポート用ナット部との間の接続は完全であり、
溶接のような両者の間の気密性が不完全になることはな
く、従ってオイル洩れが生ずることがない。
【0025】また、突起するポート用ナット部は、バル
ジ成形加工によりシリンダ本体に一体に製造されるか
ら、作業が簡単になり能率的である。然も、一つの部品
で構成されるため、部品点数が少なくなり、コスト低減
になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパワーステアリング用シリンダ
の一実施例の一部断面側面図である。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 本発明に係るパワーステアリング用シリンダ
の製造法の一実施例のバルジ成形加工の状態の横断面図
である。
【図4】 図3のA−A視断面図である。
【図5】 パイプ素材をバルジ成形加工した状態の一部
断面側面図である。
【図6】 パイプ素材をバルジ成形加工した突起するポ
ート用ナット部に油孔を穿設した状態の一部断面側面図
である。
【図7】 一般的なパワーステアリング装置の側面図で
ある。
【図8】 図7のポート用ナット部を従来の方法で取り
付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ本体 2a,2b ポート用ナット部 4 ねじ 5 油孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体に突起するポート用ナット
    部を設けたパワーステアリング用シリンダにおいて、 前記シリンダ本体にバルジ成形加工により形成した突起
    するポート用ナット部を一体に設け、 該ポート用ナット部の中心部に油孔を穿設するとともに
    ポート用ナット部の外周面にねじを設けたことを特徴と
    するパワーステアリング用シリンダ。
  2. 【請求項2】 前記突起するポート用ナット部は、該ポ
    ート用ナット部の先端部が截頭円錐形状を有することを
    特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング用シリ
    ンダ。
  3. 【請求項3】 バルジ成形加工によりパイプ素材からな
    るシリンダ本体に、突起するポート用ナット部を一体に
    成形し、 その後孔開け加工により前記ポート用ナット部の中心部
    に油孔を形成するとともにねじ加工によりポート用ナッ
    ト部の外周面にねじを形成することを特徴とするパワー
    ステアリング用シリンダの製造法。
JP8197841A 1996-07-26 1996-07-26 パワーステアリング用シリンダおよびその製造法 Pending JPH1035524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002004141A1 (de) * 2000-07-04 2002-01-17 Schmittersysco Gmbh Herstellungsverfahren und vorrichtung sowie lenkstangen-führungselemente für zahnstangen-lenkgehäuse

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002004141A1 (de) * 2000-07-04 2002-01-17 Schmittersysco Gmbh Herstellungsverfahren und vorrichtung sowie lenkstangen-führungselemente für zahnstangen-lenkgehäuse
DE10033305C2 (de) * 2000-07-04 2003-05-28 Schmittersysco Gmbh Verfahren zur Herstellung von Zahnstangenlenkgehäusen

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