JPH1034973A - インクジェットカートリッジ保管ケース - Google Patents

インクジェットカートリッジ保管ケース

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Publication number
JPH1034973A
JPH1034973A JP19796496A JP19796496A JPH1034973A JP H1034973 A JPH1034973 A JP H1034973A JP 19796496 A JP19796496 A JP 19796496A JP 19796496 A JP19796496 A JP 19796496A JP H1034973 A JPH1034973 A JP H1034973A
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JP
Japan
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ink
cartridge
storage case
jet cartridge
case
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Withdrawn
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JP19796496A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kato
健一 加藤
Tsutomu Yamazaki
勉 山崎
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Ink Jet (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】振動や落下等の衝撃による気泡の侵入やインク
ジェットカートリッジの破損を防止できるインクジェッ
トカートリッジ保管ケースの提供。 【解決手段】インクジェットカートリッジの前面下部に
設けられた突起がインクジェットカートリッジ保管ケー
ス10に設けられた穴51a、51bに係合し、後部の
突起27は、可撓性のレバー14の溝15に係合し、カ
ートリッジは、保管ケース10に位置決め・固定され
る。カートリッジを固定した状態では、可撓性のノズル
押さえ部材12の弾性力によってカートリッジのノズル
がノズル押さえ部材12の表面に固着された平滑フィル
ム13に密着し、吐出部を確実にシールをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットカー
トリッジの保管ケースに関わるもので、特に、インク保
持容器とインク吐出部の両方を有しているインクジェッ
トカートリッジの保管ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】画信号に応じてインク粒子を細かいノズ
ルから噴射し、普通紙等の紙面に付着させて記録を得る
インクジェット記録方式のプリンタに用いられるインク
ジェットカートリッジの梱包ケースとして、インクジェ
ットカートリッジを容器に固定せずに入れ、容器にアル
ミラミネートフィルム(アルミに樹脂をコーティングし
たフィルム)の蓋を固着したものが実用化されている。
【0003】更に、特開平3−234659号公報に開
示されたインクジェットカートリッジ梱包ケースは、シ
ール部材をインク吐出部に押圧する押圧部材を有し、記
録ヘッドによる非記録時にインク吐出部を密閉すること
によりシールできるようにするものであった。また、こ
れはインク吐出部の密閉を行うに際し、粘着剤を有した
シール部材を直接インク吐出部に接着しシールするもの
である。
【0004】また、特開平5−270002号公報に開
示されたインクジェットカートリッジ梱包ケースは、弾
性部材により少なくとも四方からインクジェットカート
リッジを弾性支持するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術のように、消費者が、容器に接着、ないしは熱
融着された蓋を開けなければインクジェットカートリッ
ジを取り出せないケースでは、1度開けたら蓋を再度使
うことができず、更にはインクジェットカートリッジを
容器に固定できない為、振動や落下等の衝撃によってイ
ンクジェットカートリッジのノズルに気泡が侵入し、ド
ット抜け等の印字不良が発生したり、インクジェットカ
ートリッジが破損するという課題があった。
【0006】更に、収納容器の空間を形成する為にアル
ミラミネートフィルムで蓋をしていたり、特開平5−2
70002号公報に開示された技術のように、インクジ
ェットカートリッジをケースに固定するために複数の弾
性部材を用いている為に、部品点数が多くなるという課
題があった。
【0007】また、特開平3−234659号公報に開
示されたインクジェットカートリッジ収納ケースは、シ
ール部材の粘着材面をインク吐出部に押圧しているた
め、シール部材がインク吐出部に触れると、毛細管現象
によりインクが滲み出てくるため、シール部材のみでは
完全に吐出部を密閉できないという課題があった。その
ため、専用の押圧部材を併用する必要があった。
【0008】更に、いずれの従来技術においても、消費
者がインクジェットカートリッジを開梱した後に、振動
や落下等の衝撃によるインクジェットカートリッジのノ
ズルへの気泡の侵入を防止する為の保管ケースとしての
利用は不可能であり、また、梱包されているインクジェ
ットカートリッジを開梱する際に、インクジェットカー
トリッジ梱包ケースから取り外し難いといった課題もあ
った。
【0009】そこで本発明はこれらの課題を解決するた
めになされたものであり、専用の押圧部材を用いること
なく、また部品点数が少なく、極めて簡単な構造である
にも関わらず、インクジェットカートリッジを保管ケー
スに装着することによって確実に固定でき、更にインク
ジェットカートリッジのノズルを確実にシールができる
ことによって、振動や落下等の衝撃による気泡の侵入や
インクジェットカートリッジの破損を防止できるインク
ジェットカートリッジ保管ケースを提供することを目的
とする。
【0010】また、消費者がインクジェットカートリッ
ジを開梱した後においても、インクジェットカートリッ
ジの保管用として、インクジェットカートリッジ保管ケ
ースを何度でも利用することが可能であり、更にインク
ジェットカートリッジの保管ケースへの脱着が非常に容
易で、使い勝手の良いインクジェットカートリッジ保管
ケースを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、本発明のインクカートリッジ保管ケース
は、液体インクを保持する容器と、前記インクを液滴状
態で吐出する吐出部とを備えたインクジェットカートリ
ッジを保管するインクジェットカートリッジ保管ケース
において、前記インクジェットカートリッジは、複数の
引掛かり部を有し、前記インクジェットカートリッジ保
管ケースは、前記引掛かり部と係合し、前記インクカー
トリッジを所定の位置に位置決めする複数の受け部と、
所定位置に位置決めされたインクカートリッジの前記吐
出部を覆う可撓性のノズル押さえ部材と、前記複数の受
け部の少なくとも一つが形成された可撓性のレバーとを
有することを特徴とする。本発明によれば、インクジェ
ットカートリッジに設けられた各引掛かり部がインクジ
ェットカートリッジ保管ケースに設けられた、各引掛か
り部に対応する各受け部に係合し、インクカートリッジ
を保管ケースの所定位置に保持する。保管ケースに設け
られた受け部の少なくとも一つは、可撓性のレバーに設
けられ、インクカートリッジを保管ケースに装着すると
き、レバーが撓み、インクカートリッジの引掛かり部が
レバーを乗り越え、このレバーに設けられた受け部と、
対応する引掛かり部が係合する。この受け部と引掛かり
部が係合すると、レバーは元の位置に戻り、レバーを動
かさない限り、受け部と引掛かり部が係合は外れないた
め、インクジェットカートリッジをインクジェットカー
トリッジ保管ケースに確実に固定することができる。
【0012】このように、インクカートリッジを保管ケ
ースの所定位置に固定した状態では、可撓性のノズル押
さえ部材の弾性力によってインクカートリッジの吐出部
がノズル押さえ部材に密着するため、インクジェットカ
ートリッジの吐出部を確実にシールをすることができ
る。従って、振動や落下等の衝撃による気泡の侵入を防
止することができ、上記の課題を解決することができ
る。
【0013】インクカートリッジを保管ケースから取り
出すときは、レバーを引くまたは、押すことにより、レ
バーに設けられた受け部と、これに対応するインクカー
トリッジの引掛かり部が係合は外れるため、インクカー
トリッジを簡単に取り出すことができる。この場合、請
求項5に記載されるように、インクジェットカートリッ
ジ保管ケース下部に、前記インクカートリッジの引掛か
り部が、前記可撓性のレバーに形成された受け部に係合
した状態のインクカートリッジを上方に付勢する弾性部
を備えれば、レバーを動かすことにより、弾性部の弾性
力によってインクジェットカートリッジが持ち上がり、
インクジェットカートリッジを更に容易にインクジェッ
トカートリッジ保管ケースから取り出すことができる。
【0014】また、請求項2に記載されるように、請求
項1記載のインクジェットカートリッジ保管ケースにお
いて、前記レバーを前記インクジェットカートリッジ保
管ケースから突出させることにより、前記レバー側から
落下した際に、前記レバーの弾性により落下時の衝撃が
吸収される為、より一層、落下による衝撃からの気泡の
侵入を防止できるという効果を奏する。
【0015】また、インクカートリッジに不必要に、突
起等を設けるのは、望ましくないため、請求項3に記載
されるように、記録装置のキャリッジに設けられた受け
部に係合するインクカートリッジの引掛かり部が、保管
ケース側の受け部にも係合するように配置することが望
ましい。
【0016】また、請求項4に記載されるように、ノズ
ル押さえ部材の前記吐出部に接触する面に平滑なフィル
ムが固着されていることが望ましく、これによりインク
の滲み出しによって生じるシール不良を防止できる為、
インク吐出部を確実に密閉できるという効果を奏する。
【0017】このように、本発明によれば、インクジェ
ットカートリッジを開梱した後も上述したように確実に
固定でき、更に熱融着された蓋もない為、インクジェッ
トカートリッジの保管用として何度でも利用することが
可能となるという効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を用い
て本発明を詳細に説明する。
【0019】まず、図2を用いてインクジェットカート
リッジについて説明する。
【0020】図2は本発明の実施の形態におけるインク
ジェットカートリッジ保管ケースに保管されるインクジ
ェットカートリッジの構成を示す斜視図である。
【0021】インクジェットカートリッジ20は、主
に、インク液滴を吐出するためのノズル24aが列設さ
れたインクジェットヘッド24と、ヘッド24を挟持
し、ヘッドを所定位置に固定するノズルケース21と、
ノズルケース21が固定されるヘッドケース22と、ヘ
ッド24に供給されるインクが充填されたインク袋2
5、及びインク袋25を覆うインクケース23とから構
成される。
【0022】ノズルケース21はアクリロニトリル−ス
チレン共重合体(以下、便宜上ASと呼ぶ)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(以下、便宜
上ABSと呼ぶ)、ポリサルフォン(以下、便宜上PS
Fと称す)等の樹脂部材から構成されている。
【0023】ヘッドケース22はPSF、ポリカーボネ
ート(以下、便宜上PCと称す)、ABS等の透明部材
から構成されており、そこにインクジェットヘッド24
が収納され、ヘッドケース22に蓋をするようにノズル
ケース21が圧入によって結合される。
【0024】インク袋25は、その材質は例えばブチル
ゴムからなり、先端部は円形の開口部(図示せず)から
なり、その開口部の縁にはパッキンが設けられている。
このパッキンは、ヘッドケース22の一端面とインクケ
ース23の一端面とによって挟持され、インクケース2
3をヘッドケース22に圧入接合することで、インク袋
18を封止し、シール構造を形成する。
【0025】インクケース23はヘッドケース22と同
様に、PSF、PC、ABS等の透明部材から構成され
ており、インクケース23の開口部(図示せず)にはイ
ンク袋25が収納される。
【0026】ヘッドケース22の前部とインクケース2
3の後部には、インクジェットカートリッジ20をイン
クジェットカートリッジ保管ケース10に装着する際
に、インクジェットカートリッジ20を位置決めして固
定する為の第1の引掛かり部である突起26aと第2の
引掛かり部である突起26bが前部下方に、第3の引掛
かり部である突起27が後部に設けられている。また、
いずれの突起も、インクジェットカートリッジ20をイ
ンクジェットプリンタのキャリッジ(不図示)に装着す
る際の位置決め固定する役目も果たしている。また、イ
ンクケース23の後部上方には、インクジェットカート
リッジ20をインクジェットカートリッジ保管ケースも
しくは、キャリッジへの装着・脱着の際に、インクジェ
ットカートリッジ20を持ちやすくするために取っ手2
8が設けられている。
【0027】インクケース23の下部には、インクカー
トリッジ保管ケース10に装着した際、後述するように
保管ケース10に設けられた弾性部に当接し、上方に付
勢される突起29が設けられている。
【0028】上述したインクジェットカートリッジは本
発明の一実施の形態に過ぎず、インクを内包し、インク
滴を吐出するためのノズルを有するインクジェットカー
トリッジであれば、いかなる形態のものであっても、本
発明のインクジェットカートリッジ保管ケースに適応可
能であることはいうまでもない。
【0029】次に、本発明のインクジェットカートリッ
ジ保管ケースについて詳細に説明する。
【0030】上述のように構成されたインクジェットカ
ートリッジを落としたりしてインクジェットカートリッ
ジに衝撃が加わると、インクジェットカートリッジのノ
ズルに気泡が侵入する。このような状態のインクジェッ
トカートリッジでは、記録画素が欠落する現象、いわゆ
るドット抜けを起こし、正常なインク吐出を行うことが
できない。このような不具合が起こらないように、ノズ
ルをシールし、インクジェットカートリッジをインクジ
ェットカートリッジ保管ケースに確実に固定する工夫が
必要である。
【0031】図1は、本発明の一実施の形態を示すイン
クジェットカートリッジ保管ケースの斜視図であり、図
3は、図1のインクジェットカートリッジ保管ケースを
C方向からみた側面図であり、図4は、図3のA−Aに
おける断面図であり、図5は、図3のB−Bにおける断
面図であり、図7は、インクカートリッジ保管ケースの
中央部付近のA−A、B−B方向と垂直方向の断面図で
ある。また、図6は、図1のインクジェットカートリッ
ジ保管ケースにインクカートリッジを装着・固定した状
態を示す斜視図である。
【0032】インクカートリッジ保管ケース10は、後
述するレバー14、梁17等が一体に成形されたABS
等の樹脂からなるケース部材11、保管ケース10に装
着されたインクジェットカートリッジ20のノズル24
aが接する面に設けられた可撓性のノズル押さえ部材1
2とノズル押さえ部材12の表面に貼着された平滑なフ
ィルム13から構成されている。
【0033】本実施の形態において、ノズル押さえ部材
12は発泡ウレタンフォームで構成されているが、他の
発泡材や柔軟性のあるゴム等のようなものでもよい。ノ
ズル押さえ部材12の表面には平滑なフィルム13が、
例えば、両面テープ等を用いて固着されている。また、
平滑なフィルム13の表面には粘着剤等は塗布されてい
ない。ゆえに、インクの滲み出しによって生じるシール
不良が防止できる為、完全にインク吐出部を密閉するこ
とができる。
【0034】ケース部材11、の前方の内壁面下部に
は、インクカートリッジ20の突起26a、26bが係
合する受け部となる穴51a、51bが設けられてい
る。また、ケース部材後部には、可撓性のレバー14が
設けられ、このレバー14の中程には、インクカートリ
ッジ20の突起27が係合する受け部となる溝15が設
けられている。また、ケース部材10の両側部には、各
々凸部52a、凹部52bが設けられている。凹部52
bの形状は、凸部52aが上方より緩挿可能な形状に形
成されており、同形状のインクカートリッジ保管ケース
を複数連結して使用することができる。
【0035】インクカートリッジ20の突起26a、2
6bを保管ケース10の穴51a、51bに合わせて、
カートリッジ20を保管ケースに押し込むと、カートリ
ッジ20の突起27がレバー14に乗り上げ、レバー1
4は、外側(Y方向)に撓む。更に押し込むと、図6に
示すように、突起27がレバー14に設けられた溝15
に挿入され、レバー14は、元の形状に戻る。このよう
に、本実施形態では、主に、カートリッジ10の突起5
1a、51b、27と保管ケース20の穴51a、51
b及び溝15の3点の係合により、カートリッジ20
が、保管ケース10に対し、位置決めされる。
【0036】このように、カートリッジ20が、保管ケ
ース10に装着されたとき、カートリッジ20の突起2
5は、保管ケース10の底面に設けられた突起18に当
接する。保管ケース10の底面には、V字状の溝16が
設けられ、これにより台形状の片持ち梁17が形成され
ている。梁17の先端には、前述した突起18が設けら
れている。保管ケース10の底面をこのように形成する
ことにより、梁17が有する弾性力によって、カートリ
ッジ20の突起29は、梁17先端の突起18により、
上方(図6のZ方向)に付勢される。これにより、カー
トリッジ27の突起も、溝15の端部に付勢され、カー
トリッジ20を保管ケースに確実に固定することができ
る。
【0037】ノズル押さえ部材12は、カートリッジ2
0のノズル24aが形成された面に押され、変形する。
これにより、ノズル24aが形成された面が、フィルム
13に密着し、ノズル24aは密閉される。図7に示す
ように、インクカートリッジ保管ケース10の底面に
は、梁17の先端の突起18の近傍に突起19が設けら
れている。インクカートリッジ20が装着されたとき、
カートリッジ20下部の突起29の側面が突起19の内
側の側面に当接し、カートリッジ20がノズル押さえ部
材12に押され、Y方向にずれて、フィルム13とノズ
ル24aの密着があまくなることを防止している。
【0038】このようにしてインクジェットカートリッ
ジ20をインクジェットカートリッジ保管ケース10に
装着することにより、ノズル24aが形成された面が、
フィルム13に密着し、ノズル24aの密閉が行われる
ため、インク吐出部の密閉のために専用の押圧部材を用
いる必要がない。
【0039】このようにインクジェットカートリッジ2
0は前述した3ヶ所で位置決め・固定され、更にインク
ジェットカートリッジのノズル24aは、インクジェッ
トカートリッジ保管ケース10の平滑なフィルム13に
よって、完全にシールされており、インクジェットカー
トリッジは、図6に示す矢印X、Y、Z方向へずれるこ
とがない。従って、インクジェットカートリッジ20を
装着したインクジェットカートリッジ保管ケース10を
運搬する際や、インクジェットカートリッジ保管ケース
10にインクジェットカートリッジ20を保管する際の
振動や、落下等の衝撃を受けたときに、インクジェット
カートリッジ20のノズル24aへの気泡の侵入を防止
でき、更にインクジェットカートリッジ20の破損を防
止することができる。
【0040】また上述のレバー14は、インクジェット
カートリッジ保管ケース10から突出しており、インク
ジェットカートリッジ20が装着されたインクジェット
カートリッジ保管ケース10がレバー側14から落下し
た際には、前記レバー14に衝撃が吸収される為、より
一層、落下等による衝撃からの気泡の侵入を防止でき
る。
【0041】次に、インクジェットカートリッジ20を
インクジェットカートリッジ保管ケース10からの取り
外す方法を説明する。図6に示すように、レバー14を
Y方向へ引くことによって、レバー14に形成された溝
15と、インクジェットカートリッジ20の突起27の
係合が外れる。このとき、インクジェットカートリッジ
保管ケース10の下部に設けられている梁17の弾性力
によって、インクジェットカートリッジ20の突起25
が、梁17の先端の突起18に押され、カートリッジ2
0は上方(Z方向)に持ち上がり、容易にインクジェッ
トカートリッジ保管ケース10から取り出すことができ
る。
【0042】本発明のインクジェットカートリッジ保管
ケース10は前述したように3つの部品11、12、1
3から構成されており、このように構成された保管ケー
スを用いて、インクカートリッジ20が装着された保管
ケース20を化粧箱(不図示)等に収納した後、出荷さ
れる。このように、従来用いられていたように、アルミ
ラミネートフィルムを容器に融着する必要がなく、消費
者が化粧箱を開梱した後であっても、いつでも、インク
ジェットカートリッジの保管用として繰り返して使用す
ることが可能である。
【0043】また、このように極めて構造が簡単である
為に、インクカートリッジを梱包出荷するコストを低減
することも可能となる。
【0044】図8は、本発明のインクジェットカートリ
ッジ保管ケースの他の実施形態を示す断面図である。
【0045】図に示すように、インクカートリッジ保管
ケース100に形成されたレバー104は、その先端が
延長された逆U字形状を有し、落下や振動による衝撃等
によるインクジェットカートリッジのノズルへの気泡の
侵入を防止することができるなど、図1及び図3〜図7
に示した一実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、以下
のような優れた効果を有する。
【0047】(1)カートリッジケース、ノズル押さえ
部材、平滑なフィルムの3つの部品で構成されているに
も関わらず、インクジェットカートリッジを確実に固定
でき、インクジェットカートリッジのノズルを確実にシ
ールできる為、インクジェットカートリッジの保管時に
おいて、振動や落下等の衝撃による気泡の侵入を防止で
きるという効果を有する。
【0048】(2)インクジェットカートリッジを確実
に固定でき、熱融着された蓋もない為、インクジェット
カートリッジ保管ケースを何度でも繰り返し使用するこ
とができるという効果を有する。
【0049】(3)インクジェットカートリッジ保管ケ
ースに具備されたレバーがインクジェットカートリッジ
より突出している為、レバー側から落下した際には、よ
り一層、気泡の侵入を防止できるという効果を有する。
【0050】(4)インクジェットカートリッジのノズ
ル側をノズル押さえ部材に付けるようにし、上側から付
勢するだけでインクジェットカートリッジを装着するこ
とができ、更に、インクジェットカートリッジ保管ケー
スに具備されたレバーを引くだけで、インクジェットカ
ートリッジを容易に取り外すことができるという効果を
有する。
【0051】(5)専用の押圧部材の必要もなく、極め
て構造が簡単である為、低コストのインクジェットカー
トリッジ保管ケースを提供できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すインクジェットカ
ートリッジ保管ケースの斜視図。
【図2】図1のインクジェットカートリッジ保管ケース
に装着するインクジェットカートリッジを示す斜視図。
【図3】図1のインクジェットカートリッジ保管ケース
の側面図。
【図4】図3のインクジェットカートリッジ保管ケース
のA−A部の断面図。
【図5】図3のインクジェットカートリッジ保管ケース
のB−B部の断面図。
【図6】図2のインクジェットカートリッジを図1のイ
ンクジェットカートリッジ保管ケースに装着した状態を
示す斜視図。
【図7】図1のインクジェットカートリッジ保管ケース
の中央部の断面図。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すインクジェット
カートリッジ保管ケースの断面図。
【符号の説明】
10 インクジェットカートリッジ保管ケース 11 カートリッジケース 12 ノズル押さえ部材 13 平滑フィルム 14 レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体インクを保持する容器と、前記イン
    クを液滴状態で吐出する吐出部とを備えたインクジェッ
    トカートリッジを保管するインクジェットカートリッジ
    保管ケースにおいて、前記インクジェットカートリッジ
    は、複数の引掛かり部を有し、前記インクジェットカー
    トリッジ保管ケースは、前記引掛かり部と係合し、前記
    インクカートリッジを所定の位置に位置決めする複数の
    受け部と、所定位置に位置決めされたインクカートリッ
    ジの前記吐出部を覆う可撓性のノズル押さえ部材と、前
    記複数の受け部の少なくとも一つが形成された可撓性の
    レバーとを有することを特徴とするインクジェットカー
    トリッジ保管ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットカートリ
    ッジ保管ケースにおいて、前記レバーが前記インクジェ
    ットカートリッジ保管ケースから突出していることを特
    徴とするインクジェットカートリッジ保管ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインクジェットカートリ
    ッジ保管ケースにおいて、前記インクカートリッジの引
    掛かり部は、前記インクカートリッジを記録装置のキャ
    リッジに設けられた受け部に係合し、前記インクカート
    リッジを前記キャリッジの所定位置に固定し、前記イン
    クカートリッジに設けられた各受け部の相対位置が、前
    記キャリッジに設けられた各受け部の相対位置と略同一
    であることを特徴とするインクジェットカートリッジ保
    管ケース。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のインクジェットカ
    ートリッジ保管ケースにおいて、前記ノズル押さえ部材
    の前記吐出部に接触する面に平滑なフィルムが固着され
    ていることを特徴とするインクジェットカートリッジ保
    管ケース。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のインクジェットカ
    ートリッジ保管ケースにおいて、前記インクジェットカ
    ートリッジ保管ケース下部に、前記インクカートリッジ
    の引掛かり部が、前記可撓性のレバーに形成された受け
    部に係合した状態のインクカートリッジを上方に付勢す
    る弾性部を備えたことを特徴とするインクジェットカー
    トリッジ保管ケース。
JP19796496A 1996-07-26 1996-07-26 インクジェットカートリッジ保管ケース Withdrawn JPH1034973A (ja)

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JP19796496A JPH1034973A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 インクジェットカートリッジ保管ケース

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JP19796496A JPH1034973A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 インクジェットカートリッジ保管ケース

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JPH1034973A true JPH1034973A (ja) 1998-02-10

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ID=16383257

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JP19796496A Withdrawn JPH1034973A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 インクジェットカートリッジ保管ケース

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JP (1) JPH1034973A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192782A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液体収容体及び液体噴射装置

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JP2006192782A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液体収容体及び液体噴射装置

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