JPH1034727A - 視認性を有する押出成形品 - Google Patents

視認性を有する押出成形品

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Publication number
JPH1034727A
JPH1034727A JP8214250A JP21425096A JPH1034727A JP H1034727 A JPH1034727 A JP H1034727A JP 8214250 A JP8214250 A JP 8214250A JP 21425096 A JP21425096 A JP 21425096A JP H1034727 A JPH1034727 A JP H1034727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
reflection
pipe
outer layer
visibility
Prior art date
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Pending
Application number
JP8214250A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Tani
能充 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOGAWA SANGYO KK
Original Assignee
TOGAWA SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOGAWA SANGYO KK filed Critical TOGAWA SANGYO KK
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Publication of JPH1034727A publication Critical patent/JPH1034727A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の反射量を充分に確保できると共に耐久性
にも優れた視認性を有する押出成形品を提供する。 【解決手段】 チューブ12の外周に補強層14が形成
されており、この補強層14の外周に、高輝度再帰性を
有するマイクロプリズム層を有する反射層16が形成さ
れている。反射層16の外周には、透明な外層18が形
成されている。この外層18は反射層16の保護層とし
て機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は夜間等の暗い環境下
や、雨、霧等の環境下においても光が照射されることに
より充分な視認性を発揮できると共に耐久性にも優れた
視認性を有する押出成形品(以下、パイプという場合が
ある)に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場等において使用される、流
体や粉体等の輸送用のパイプでは、パイプがあることを
視認できるようにするために、パイプに目立ちやすい色
を施すことがなされている。
【0003】このようにパイプを目立った色にすること
により、例えば、工場で使用する資材の運送用トラック
等の運転者がパイプの存在を確認でき、トラックによっ
てパイプを踏み潰すといった事態を回避できるようにな
る。
【0004】また、パイプはその用途(輸送する流体の
種類等)等に応じて異なった色によって形成することも
なされており、パイプが何色かによって、パイプがどの
用途等に使用されているものであるか認識できるように
することもなされている。
【0005】しかしながら、上記の如く、単に、パイプ
に施す色によってパイプの有無や用途等を識別するよう
にしたものでは、夜間や、工場内の暗部の劣悪な環境
下、雨、霧等が発生した劣悪な環境下では、充分な視認
性を発揮できない。したがって、これらの劣悪な環境下
でも視認性を発揮できるようにするために、ラバーコー
ン、パーライトコーンに、いわゆるトラマークを施し夜
間安全標識として使用されている。この種の夜間安全標
識では、コーンの外表面に、ガラスビーズを使用した、
半永久的に繰返し反射機能を発揮しうる(以下、再帰性
と記す)反射エレメント式のテープ又は蛍光塗料を塗布
したものが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記夜
間安全標識では、油、粉塵、薬物を扱ったりする工場内
や、厳しい気象条件下の屋外で使用する場合、テープや
蛍光塗料の表面が汚れたり、破損したりして充分な視認
性が発揮できなくなるという問題がある。また、従来の
テープや蛍光塗料では、わずかな光が照射されただけで
は充分な光の反射量を確保することができないため、光
の反射量をさらに大きくしたいとう要請がある。
【0007】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、光の
反射量を充分に確保できると共に耐久性にも優れた視認
性を有するパイプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために提案されたものであり、下記の構成からなる
ことを特徴としている。すなわち、本発明によれば、複
数層からなる押出成形品において、外層の下側の層の外
周面にマイクロプリズムを有する反射層を設けたことを
特徴とする視認性を有する押出成形品が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1に示す如く、パイプ10は、ゴ
ム、ウレタン樹脂、またはポリオレフィン系樹脂等の熱
可塑性樹脂によって形成されたチューブ12を備えてお
り、このチューブ12の外周面は、図3にも示す如く、
ポリエステル糸等がネット状に巻かれてなる補強層14
によって被覆されている。これらチューブ12と補強層
14とによって内層が構成されている。
【0010】補強層14の外周面には、図2に示す如
く、マイクロプリズム層が反射面に形成された蛍光カラ
ーテープ(以下、単に蛍光カラーテープと記す)16A
が螺旋状に巻かれてなる反射層16が形成されている。
蛍光カラーテープ16Aは高輝度で再帰性を有する。こ
の反射層16の反射面と反対側の面には、接着剤が塗布
されており、図1に示すこの接着剤を介して反射層16
が補強層14に接着されている。上記マイクロプリズム
層は四面体からなるマイクロプリズムが複数個連続して
形成されてなるものである。
【0011】蛍光カラーテープ16Aを巻きつける際の
ピッチL(図2参照)は、パイプの径、用途によって異
なるが、一般的には、10ないし100mm、特に10
ないし50mmとするのが好ましい。また、テープ幅は
10ないし30mmとするのが好ましい。
【0012】本実施例では、蛍光カラーテープ16Aと
して、リフレクサイト株式会社製のReflexite (商品
名)を使用している。この蛍光カラーテープ16Aは、
光が入射されると、図4のないしに示す如く、マイ
クロプリズムの3つの面で3回反射され、マイクロプリ
ズムの全表面の75%(ガラスビーズの場合は25%)
が使用され、光の入射方向に戻るようになっている。こ
の場合のマイクロプリズムの反射性能は、ガラスーズの
場合の3ないし4倍となり、高輝度である。なお、蛍光
カラーテープ16Aとしてはイエロー、オレンジ、レッ
ド、ブルー、グリーン等種々の色のものが用意されてお
り、パイプ10の用途等に応じて色分けして使用でき
る。
【0013】また、図1に示す如く、反射層16の外
周、すなわち、マイクロプリズム層の外周には、外層1
8が形成されている。この外層18は、塩化ビニル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の透明な熱
可塑性樹脂によって形成されている。したがって、外層
18に照射された光は外層18を透過し反射層16(マ
イクロプリズム層)に照射されるようになっている。
【0014】以下に、パイプの製造方法について説明す
る。チューブ12の外周面に糸をネット状に巻きつけ、
チューブ12の外周面に補強層14を形成する。次い
で、補強層14の外周面に、蛍光カラーテープ16Aを
螺旋状に巻きつけ接着し、反射層16を形成する。そし
て、この反射層16が形成されたチューブ12の外周面
に外層形成用の押出成形機によって外層18を形成し、
冷却し、順次、巻取機により層状に巻取る。以上のよう
にしてパイプ10の製造が完了する。
【0015】上記の如く製造されたパイプ10が、工場
内の暗部等の劣悪環境下において、流体の運送用等に使
用された場合に、パイプ10にわずかな光でも当たる
と、光は外層18を透過して、反射層16に照射され
る。反射層16では、マイクロプリスムの3つの面で光
が反射され、高い反射性能のもとで光が入射方向に反射
される。このため、遠方からであってもパイプの存在等
の情報を必要とする人に明確にパイプの存在等が認識可
能となる。
【0016】なお、図示の実施例のパイプは、内層と外
層からなる2層のものについて示したが、3層以上のも
のについても適用し得ることは勿論である。
【0017】この場合、最も外側の外層(18)の下の
層の外周面上に反射層16は螺旋状に巻きつけられる。
【0018】また、本実施例では、反射層16の外周面
に外層18を形成したので、油、粉塵、薬物を扱ったり
する工場内や、厳しい気象条件下の屋外で使用しても、
反射層16の劣化が防止され、長期にわたって、充分な
反射機能を発揮し得る。さらに、上記実施例では、蛍光
カラーテープ16Aを補強層14に螺旋状に巻きつけて
いるが、補強層14の全体を隙間なく被覆してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、光の反射量を充分に確
保できると共に耐久性にも優れた視認性を有する押出成
形品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパイプを軸線方向に沿
って切断した断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るパイプの外観図であ
る。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るパイプの反射層によっ
て光が反射される様子を示す図である。
【符号の説明】
10 パイプ 12 チューブ 14 補強層 16 反射層 16A 蛍光カラーテープ 18 外層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 9/12 F16L 9/12 // B29L 23:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数層からなる押出成形品において、外
    層(18)の下側の層の外周面にマイクロプリズムを有
    する反射層(16)を設けたことを特徴とする視認性を
    有する押出成形品。
JP8214250A 1996-07-25 1996-07-25 視認性を有する押出成形品 Pending JPH1034727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8214250A JPH1034727A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 視認性を有する押出成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8214250A JPH1034727A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 視認性を有する押出成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1034727A true JPH1034727A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16652661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8214250A Pending JPH1034727A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 視認性を有する押出成形品

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JP (1) JPH1034727A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020089003A (ko) * 2001-05-22 2002-11-29 양옥진 봉제용 재귀반사 파이핑 튜브
KR100928304B1 (ko) 2009-07-01 2009-11-25 주식회사 프라코 빛의 반사에 의하여 촬영이 용이한 파이프
JP2012002281A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Plas-Tech Corp 夜光ホース

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020089003A (ko) * 2001-05-22 2002-11-29 양옥진 봉제용 재귀반사 파이핑 튜브
KR100928304B1 (ko) 2009-07-01 2009-11-25 주식회사 프라코 빛의 반사에 의하여 촬영이 용이한 파이프
JP2012002281A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Plas-Tech Corp 夜光ホース

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