JPH10341038A - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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- JPH10341038A JPH10341038A JP15060197A JP15060197A JPH10341038A JP H10341038 A JPH10341038 A JP H10341038A JP 15060197 A JP15060197 A JP 15060197A JP 15060197 A JP15060197 A JP 15060197A JP H10341038 A JPH10341038 A JP H10341038A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 素子サイズを小型にしても均一な面発光が得
られ、信頼性の高い半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 基板1と、前記基板1上に設けられたp
型層3と、前記基板1上に設けられたn型層2と、前記
p型層3かもしくは前記n型層2の少なくとも一方の上
に設けられた透光性電極6とを備えた半導体発光素子に
おいて、透光性電極に電気的抵抗の高い領域と低い領域
とを設けたこととする構成よりなる。
られ、信頼性の高い半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 基板1と、前記基板1上に設けられたp
型層3と、前記基板1上に設けられたn型層2と、前記
p型層3かもしくは前記n型層2の少なくとも一方の上
に設けられた透光性電極6とを備えた半導体発光素子に
おいて、透光性電極に電気的抵抗の高い領域と低い領域
とを設けたこととする構成よりなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発光ダイオードやレ
ーザダイオード等の光デバイスに用いられる半導体発光
素子に係り、特に発光特性、及び信頼性に優れた半導体
発光素子の構造に関する。
ーザダイオード等の光デバイスに用いられる半導体発光
素子に係り、特に発光特性、及び信頼性に優れた半導体
発光素子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、III-V族及びII-VI族化合物半導体
からなる高出力発光デバイスに対する需要が高まってお
り、青色や緑色の短波長可視領域や紫外領域で動作する
発光デバイス用の材料として、窒化ガリウム系化合物半
導体に多くの関心が集まっている。中でも、窒化ガリウ
ム系化合物半導体からなる半導体発光素子を有する青色
や緑色、紫色等の発光ダイオードやレーザダイオードが
注目されている。
からなる高出力発光デバイスに対する需要が高まってお
り、青色や緑色の短波長可視領域や紫外領域で動作する
発光デバイス用の材料として、窒化ガリウム系化合物半
導体に多くの関心が集まっている。中でも、窒化ガリウ
ム系化合物半導体からなる半導体発光素子を有する青色
や緑色、紫色等の発光ダイオードやレーザダイオードが
注目されている。
【0003】半導体発光素子は、一般に有機金属気相成
長(以下、「MOCVD」と略称す。)法や分子線エピ
タキシー法等により、基板上に、半導体結晶からなるn
型層及びp型層を順に積層させた後、それぞれの層にA
lやAu等の電極材料を蒸着させて電極を取り出し、ウ
ェハーをダイシングやスクライブ等によりチップ状に分
離することによって得られる。
長(以下、「MOCVD」と略称す。)法や分子線エピ
タキシー法等により、基板上に、半導体結晶からなるn
型層及びp型層を順に積層させた後、それぞれの層にA
lやAu等の電極材料を蒸着させて電極を取り出し、ウ
ェハーをダイシングやスクライブ等によりチップ状に分
離することによって得られる。
【0004】しかしながら、上記のような窒化ガリウム
系化合物半導体を用いた発光素子においては、一般に基
板にサファイアという絶縁性の材料を用いているため、
素子の上面と下面から電極を取り出すことは非常に困難
である。このため、p型層の一部をエッチングで除去
し、n型層を露出させ、この露出されたn型層上とp型
層上にAuやNi等の金属を円形や矩形状に蒸着させ、
素子の上面側からn側及びp側の電極を取り出す構成
が、実登3027676号公報にて提案されている。
系化合物半導体を用いた発光素子においては、一般に基
板にサファイアという絶縁性の材料を用いているため、
素子の上面と下面から電極を取り出すことは非常に困難
である。このため、p型層の一部をエッチングで除去
し、n型層を露出させ、この露出されたn型層上とp型
層上にAuやNi等の金属を円形や矩形状に蒸着させ、
素子の上面側からn側及びp側の電極を取り出す構成
が、実登3027676号公報にて提案されている。
【0005】また、窒化ガリウム系化合物半導体のp型
層は一般に高抵抗であるため、p型層に電気的に接続さ
れたp側電極から素子の電流が注入されてもp型層で十
分広がらず、p側電極の直下付近でしか発光しない。こ
のため、同公報にて、p型層のほぼ全面にAuやNi等
の金属からなる透光性の電極を形成し、これに印加され
た電流をp型層の全面に広げることにより全面発光を得
る構成が提案されている。
層は一般に高抵抗であるため、p型層に電気的に接続さ
れたp側電極から素子の電流が注入されてもp型層で十
分広がらず、p側電極の直下付近でしか発光しない。こ
のため、同公報にて、p型層のほぼ全面にAuやNi等
の金属からなる透光性の電極を形成し、これに印加され
た電流をp型層の全面に広げることにより全面発光を得
る構成が提案されている。
【0006】図11(a)と図11(b)は窒化ガリウ
ム系化合物半導体を用いた従来の半導体発光素子の構造
を示す上面図と断面図である。1は基板、2はn型層、
3はp型層、4はn側パッド電極、5はp側パッド電
極、6は透光性電極である。透光性電極6はp型層3の
ほぼ全面に形成されており、透光性電極6上に形成され
たp側パッド電極5とn型層上に形成されたn側パッド
電極4にそれぞれ図示しない金線が接続される。
ム系化合物半導体を用いた従来の半導体発光素子の構造
を示す上面図と断面図である。1は基板、2はn型層、
3はp型層、4はn側パッド電極、5はp側パッド電
極、6は透光性電極である。透光性電極6はp型層3の
ほぼ全面に形成されており、透光性電極6上に形成され
たp側パッド電極5とn型層上に形成されたn側パッド
電極4にそれぞれ図示しない金線が接続される。
【0007】図11(a)及び図11(b)において、
p側パッド電極5に注入された電流は、p側パッド電極
5と電気的に接続された透光性電極6で全面に広がり、
透光性電極6からp型層3に均一に流れる。これにより
均一な面発光が得られうる構成となっている。
p側パッド電極5に注入された電流は、p側パッド電極
5と電気的に接続された透光性電極6で全面に広がり、
透光性電極6からp型層3に均一に流れる。これにより
均一な面発光が得られうる構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の半導体発光素子においては次のような問題点
がある。すなわち、製造歩留まりを向上させる目的で素
子サイズを小型にすると、p側パッド電極とn側パッド
電極を素子の同一面側に形成しているため、p側パッド
電極とn型パッド電極を接近させて形成しなければなら
ない。さらに、透光性電極はp型層と電気的に接続させ
るために、一般にAu、Ni等の金属を用いて形成され
るので、これらの金属を透光性とするために非常に薄く
形成しなければならないが、極端に薄くなると電流が透
光性電極の面内で均一に流れにくくなる。このため、パ
ッド電極から注入された電流は透光性電極の全面に広が
りにくくなり、電気的抵抗が小さいp型電極とn型電極
の間の領域に電流が集中しやすくなる。電流が局部的に
集中すると、透光性電極の全面に広がらず均一な面発光
が得られにくい。また、電流が集中すると、局部的な結
晶の劣化や、パッド電極からの電極材料のマイグレーシ
ョン等による透光性電極の透光性の低下が起こりやすく
なり、素子寿命が短い。
うな構造の半導体発光素子においては次のような問題点
がある。すなわち、製造歩留まりを向上させる目的で素
子サイズを小型にすると、p側パッド電極とn側パッド
電極を素子の同一面側に形成しているため、p側パッド
電極とn型パッド電極を接近させて形成しなければなら
ない。さらに、透光性電極はp型層と電気的に接続させ
るために、一般にAu、Ni等の金属を用いて形成され
るので、これらの金属を透光性とするために非常に薄く
形成しなければならないが、極端に薄くなると電流が透
光性電極の面内で均一に流れにくくなる。このため、パ
ッド電極から注入された電流は透光性電極の全面に広が
りにくくなり、電気的抵抗が小さいp型電極とn型電極
の間の領域に電流が集中しやすくなる。電流が局部的に
集中すると、透光性電極の全面に広がらず均一な面発光
が得られにくい。また、電流が集中すると、局部的な結
晶の劣化や、パッド電極からの電極材料のマイグレーシ
ョン等による透光性電極の透光性の低下が起こりやすく
なり、素子寿命が短い。
【0009】本発明は、上記の問題を解決することを課
題としており、素子サイズを小型にしても均一な面発光
が得られ、信頼性の高い半導体発光素子を提供すること
を目的としている。
題としており、素子サイズを小型にしても均一な面発光
が得られ、信頼性の高い半導体発光素子を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の半導体発光素子は、基板と、前記基板上に設
けられたp型層と、前記基板上に設けられたn型層と、
前記p型層かもしくは前記n型層の少なくとも一方の上
に設けられた透光性電極とを備えた半導体発光素子にお
いて、透光性電極に電気的抵抗の高い領域と低い領域と
を設けたこととする構成よりなる。
に本発明の半導体発光素子は、基板と、前記基板上に設
けられたp型層と、前記基板上に設けられたn型層と、
前記p型層かもしくは前記n型層の少なくとも一方の上
に設けられた透光性電極とを備えた半導体発光素子にお
いて、透光性電極に電気的抵抗の高い領域と低い領域と
を設けたこととする構成よりなる。
【0011】この構成により、素子サイズを小型にして
も均一な面発光が得られ、信頼性の高い半導体発光素子
を提供することが可能となる。
も均一な面発光が得られ、信頼性の高い半導体発光素子
を提供することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、前記基板上に設けられたp型層と、前記基
板上に設けられたn型層と、前記p型層かもしくは前記
n型層の少なくとも一方の上に設けられた透光性電極と
を備えた半導体発光素子であって、透光性電極に電気的
抵抗の高い領域と低い領域とを設けたこととしたもので
あり、透光性電極の電気的抵抗の高い領域に電流が流れ
にくくすることができるという作用を有する。
は、基板と、前記基板上に設けられたp型層と、前記基
板上に設けられたn型層と、前記p型層かもしくは前記
n型層の少なくとも一方の上に設けられた透光性電極と
を備えた半導体発光素子であって、透光性電極に電気的
抵抗の高い領域と低い領域とを設けたこととしたもので
あり、透光性電極の電気的抵抗の高い領域に電流が流れ
にくくすることができるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、透光性電極の厚さを異ならせ
ることによって、電気的抵抗の高い領域と低い領域とを
設けたこととしたものであり、透光性電極の厚さの薄い
領域に電流を流れにくくすることができるという作用を
有する。
1に記載の発明において、透光性電極の厚さを異ならせ
ることによって、電気的抵抗の高い領域と低い領域とを
設けたこととしたものであり、透光性電極の厚さの薄い
領域に電流を流れにくくすることができるという作用を
有する。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、透光性電極の構成材料を異な
らせることによって、電気的抵抗の高い領域と低い領域
とを設けたこととしたものであり、透光性電極の構成材
料のうち電気的抵抗の高い材料からなる領域に電流を流
れにくくすることができるという作用を有する。
1に記載の発明において、透光性電極の構成材料を異な
らせることによって、電気的抵抗の高い領域と低い領域
とを設けたこととしたものであり、透光性電極の構成材
料のうち電気的抵抗の高い材料からなる領域に電流を流
れにくくすることができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3の内いずれか1に記載の発明において、前記p型
層及び前記n型層はそれぞれ窒化ガリウム系化合物半導
体を含むこととしたものであり、窒化ガリウム系化合物
半導体を含む半導体発光素子の発光面における面発光を
均一にできるという作用を有する。
1〜3の内いずれか1に記載の発明において、前記p型
層及び前記n型層はそれぞれ窒化ガリウム系化合物半導
体を含むこととしたものであり、窒化ガリウム系化合物
半導体を含む半導体発光素子の発光面における面発光を
均一にできるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、基板
と、前記基板上に半導体のn型層及びp型層が配設され
た積層構造と、を有し、前記p型層と前記n型層のうち
上面側に形成された層の一部が除去されて基板側に形成
された層の一部が露出されたエッチング除去部が形成さ
れており、上面側の層に透光性電極と、第一のパッド電
極とが電気的に接続されて設けてあり、前記基板側に形
成された層と電気的に接続された第二のパッド電極が前
記エッチング除去部の表面に設けてあり、透光性電極と
第一のパッド電極と第二のパッド電極とが同一面側に形
成されており、この面を発光観測面側とする半導体発光
素子であって、透光性電極に電気的抵抗の高い領域と低
い領域とを設けたこととするものであり、透光性電極の
電気的抵抗の高い領域に電流が流れにくくすることがで
きるという作用を有する。
と、前記基板上に半導体のn型層及びp型層が配設され
た積層構造と、を有し、前記p型層と前記n型層のうち
上面側に形成された層の一部が除去されて基板側に形成
された層の一部が露出されたエッチング除去部が形成さ
れており、上面側の層に透光性電極と、第一のパッド電
極とが電気的に接続されて設けてあり、前記基板側に形
成された層と電気的に接続された第二のパッド電極が前
記エッチング除去部の表面に設けてあり、透光性電極と
第一のパッド電極と第二のパッド電極とが同一面側に形
成されており、この面を発光観測面側とする半導体発光
素子であって、透光性電極に電気的抵抗の高い領域と低
い領域とを設けたこととするものであり、透光性電極の
電気的抵抗の高い領域に電流が流れにくくすることがで
きるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、透光性電極における第一のパ
ッド電極と第二のパッド電極とが対向するパッド電極対
向領域の透光性電極の厚さが、透光性電極におけるパッ
ド電極対向領域以外の領域の透光性電極の厚さと異なる
こととしたものであり、透光性電極のパッド電極対向領
域に電流が流れにくくすることができるという作用を有
する。
5に記載の発明において、透光性電極における第一のパ
ッド電極と第二のパッド電極とが対向するパッド電極対
向領域の透光性電極の厚さが、透光性電極におけるパッ
ド電極対向領域以外の領域の透光性電極の厚さと異なる
こととしたものであり、透光性電極のパッド電極対向領
域に電流が流れにくくすることができるという作用を有
する。
【0018】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載の発明において、透光性電極における第一のパ
ッド電極と第二のパッド電極とが対向するパッド電極対
向領域の透光性電極の厚さが、透光性電極におけるパッ
ド電極対向領域以外の領域の透光性電極の厚さよりも薄
いこととしたものであり、透光性電極のパッド電極対向
領域に電流が流れにくくすることができるという作用を
有する。
6に記載の発明において、透光性電極における第一のパ
ッド電極と第二のパッド電極とが対向するパッド電極対
向領域の透光性電極の厚さが、透光性電極におけるパッ
ド電極対向領域以外の領域の透光性電極の厚さよりも薄
いこととしたものであり、透光性電極のパッド電極対向
領域に電流が流れにくくすることができるという作用を
有する。
【0019】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
5〜7の内いずれか1に記載の発明において、透光性電
極における第一のパッド電極と第二のパッド電極とが対
向するパッド電極対向領域において、透光性電極の膜厚
が厚い領域と薄い領域とを設けたこととしたものであ
り、パッド電極対向領域に均一に電流を流すことができ
るという作用を有する。
5〜7の内いずれか1に記載の発明において、透光性電
極における第一のパッド電極と第二のパッド電極とが対
向するパッド電極対向領域において、透光性電極の膜厚
が厚い領域と薄い領域とを設けたこととしたものであ
り、パッド電極対向領域に均一に電流を流すことができ
るという作用を有する。
【0020】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、透光性電極のパッド電極対向
領域とパッド電極対向領域以外の領域の構成材料を異な
らせることとしたものであり、透光性電極の構成材料の
うち電気的抵抗の高い材料からなる領域に電流を流れに
くくすることができるという作用を有する。
5に記載の発明において、透光性電極のパッド電極対向
領域とパッド電極対向領域以外の領域の構成材料を異な
らせることとしたものであり、透光性電極の構成材料の
うち電気的抵抗の高い材料からなる領域に電流を流れに
くくすることができるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項5〜9の内いずれか1に記載の発明において、前記p
型層及び前記n型層はそれぞれ窒化ガリウム系化合物半
導体を含むこととしたものであり、窒化ガリウム系化合
物半導体を含む半導体発光素子の発光面における面発光
を均一にできるという作用を有する。
項5〜9の内いずれか1に記載の発明において、前記p
型層及び前記n型層はそれぞれ窒化ガリウム系化合物半
導体を含むこととしたものであり、窒化ガリウム系化合
物半導体を含む半導体発光素子の発光面における面発光
を均一にできるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項11に記載の発明は、基板
と、前記基板上に設けられたp型層と、前記基板上に設
けられたn型層と、前記p型層かもしくは前記n型層の
少なくとも一方の上に設けられた透光性電極とを備えた
半導体発光素子であって、透光性電極に膜厚の厚い部分
と薄い部分とを設けたこととしたものであり、透光性電
極の膜厚の薄い部分に電流を流しにくくすることができ
るという作用を有する。
と、前記基板上に設けられたp型層と、前記基板上に設
けられたn型層と、前記p型層かもしくは前記n型層の
少なくとも一方の上に設けられた透光性電極とを備えた
半導体発光素子であって、透光性電極に膜厚の厚い部分
と薄い部分とを設けたこととしたものであり、透光性電
極の膜厚の薄い部分に電流を流しにくくすることができ
るという作用を有する。
【0023】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11に記載の発明において、前記p型層及び前記n型
層はそれぞれ窒化ガリウム系化合物半導体を含むことと
したものであり、窒化ガリウム系化合物半導体を含む半
導体発光素子の発光面における面発光を均一にできると
いう作用を有する。
項11に記載の発明において、前記p型層及び前記n型
層はそれぞれ窒化ガリウム系化合物半導体を含むことと
したものであり、窒化ガリウム系化合物半導体を含む半
導体発光素子の発光面における面発光を均一にできると
いう作用を有する。
【0024】以下に、本発明の実施の形態の具体例を図
面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に係る半
導体発光素子の上面図を示す。図2(a)は図1の線A
−A’に沿った断面図である。図2(b)は線B−B’
に沿った断面図である。これらの図において、1は基
板、2はn型層、3はp型層、4はn側パッド電極、5
はp側パッド電極、6は透光性電極である。透光性電極
6はp型層3のほぼ全面に形成されており、p側パッド
電極5とn側パッド電極4とが対向するパッド電極対向
領域6aとパッド電極対向領域以外の領域6bとからな
る。
面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に係る半
導体発光素子の上面図を示す。図2(a)は図1の線A
−A’に沿った断面図である。図2(b)は線B−B’
に沿った断面図である。これらの図において、1は基
板、2はn型層、3はp型層、4はn側パッド電極、5
はp側パッド電極、6は透光性電極である。透光性電極
6はp型層3のほぼ全面に形成されており、p側パッド
電極5とn側パッド電極4とが対向するパッド電極対向
領域6aとパッド電極対向領域以外の領域6bとからな
る。
【0025】図2(b)の断面図に示されるように、透
光性電極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向
領域以外の領域6bの厚さは異なるように形成してあ
り、本実施の形態においては、パッド電極対向領域6a
の厚さはパッド電極対向領域以外の領域6bの厚さより
も薄くなるように形成されている。透光性電極6をこの
ような構成で形成することにより、電流が集中しやすい
パッド電極対向領域6aに電流が流れにくくなり、比較
的電流が流れやすいパッド電極対向領域以外の領域6b
に電流が広がるようになる。このため、電流は透光性電
極6全体に広がり、p型層3全体に均一に流れることに
より、均一な面発光が得られるようになっている。
光性電極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向
領域以外の領域6bの厚さは異なるように形成してあ
り、本実施の形態においては、パッド電極対向領域6a
の厚さはパッド電極対向領域以外の領域6bの厚さより
も薄くなるように形成されている。透光性電極6をこの
ような構成で形成することにより、電流が集中しやすい
パッド電極対向領域6aに電流が流れにくくなり、比較
的電流が流れやすいパッド電極対向領域以外の領域6b
に電流が広がるようになる。このため、電流は透光性電
極6全体に広がり、p型層3全体に均一に流れることに
より、均一な面発光が得られるようになっている。
【0026】図3〜図6は本発明の実施の形態1に係る
半導体発光素子の製造方法の各工程を説明するための上
面図と断面図を示す図である。各図において、断面図は
上面図の線AA’に沿った断面を示している。
半導体発光素子の製造方法の各工程を説明するための上
面図と断面図を示す図である。各図において、断面図は
上面図の線AA’に沿った断面を示している。
【0027】まず、サファイアからなる厚さ約100μ
mの基板上に、MOCVD法によって、厚さ4μmの窒
化ガリウム系化合物半導体からなるn型層3と厚さ0.
4μmの窒化ガリウム系化合物半導体からなるp型層4
を順に成長させる。その上面図と断面図をそれぞれ図3
(a)と図3(b)に示す。
mの基板上に、MOCVD法によって、厚さ4μmの窒
化ガリウム系化合物半導体からなるn型層3と厚さ0.
4μmの窒化ガリウム系化合物半導体からなるp型層4
を順に成長させる。その上面図と断面図をそれぞれ図3
(a)と図3(b)に示す。
【0028】次に、電子線蒸着法を用いてp型層4の上
にNiとAuをそれぞれ2nm、5nmの厚さで蒸着さ
せる。p型パッド電極5とn型パッド電極4と透光性電
極のパッド電極対向領域6aを覆うことができる形状の
メタルマスクをp型層3上に配置させ、さらに、Auを
5nmの厚さで蒸着させる。次に、透光性電極6の上に
フォトリソグラフィーによりフォトレジストを形成し、
露光してパターンニングを施した後、透光性電極6をエ
ッチングによりフォトレジストと同様の形状にパターン
ニングする。透光性電極6のパターンニングが終了した
ウェハーを溶剤に浸漬し、フォトレジストを剥離する。
その上面図と断面図をそれぞれ図4(a)と図4(b)
に示す。蒸着の際に用いるメタルマスクの形状は、p型
パッド電極5とn型パッド電極4と透光性電極6のパッ
ド電極対向領域6aを覆うことができる形状であれば良
く、例えば、図4(a)の網掛け部で示される形状とす
ることができる。
にNiとAuをそれぞれ2nm、5nmの厚さで蒸着さ
せる。p型パッド電極5とn型パッド電極4と透光性電
極のパッド電極対向領域6aを覆うことができる形状の
メタルマスクをp型層3上に配置させ、さらに、Auを
5nmの厚さで蒸着させる。次に、透光性電極6の上に
フォトリソグラフィーによりフォトレジストを形成し、
露光してパターンニングを施した後、透光性電極6をエ
ッチングによりフォトレジストと同様の形状にパターン
ニングする。透光性電極6のパターンニングが終了した
ウェハーを溶剤に浸漬し、フォトレジストを剥離する。
その上面図と断面図をそれぞれ図4(a)と図4(b)
に示す。蒸着の際に用いるメタルマスクの形状は、p型
パッド電極5とn型パッド電極4と透光性電極6のパッ
ド電極対向領域6aを覆うことができる形状であれば良
く、例えば、図4(a)の網掛け部で示される形状とす
ることができる。
【0029】次に、プラズマCVD法を用いてp型層3
と透光性電極6の上に保護膜として二酸化ケイ素膜を1
μmの厚さで形成し、フォトリソグラフィーによりフォ
トレジストを形成し、露光を行い、パターンニングを施
す。さらに、ウェハーをフッ酸に浸漬し、二酸化ケイ素
膜をフォトレジストのと同様の形状にエッチングしてパ
ターンニングする。ウェハーを水洗した後、溶剤に浸漬
し、フォトレジストを剥離する。このようにしてパター
ンニングされた二酸化ケイ素膜をマスクとして、上面が
露出されたp型層3をドライエッチングして、n型層2
の一部を露出させる。その後、残留した二酸化ケイ素膜
を、前述のフッ酸溶液に浸漬することによって除去す
る。その上面図と断面図をそれぞれ図5(a)と図5
(b)に示す。
と透光性電極6の上に保護膜として二酸化ケイ素膜を1
μmの厚さで形成し、フォトリソグラフィーによりフォ
トレジストを形成し、露光を行い、パターンニングを施
す。さらに、ウェハーをフッ酸に浸漬し、二酸化ケイ素
膜をフォトレジストのと同様の形状にエッチングしてパ
ターンニングする。ウェハーを水洗した後、溶剤に浸漬
し、フォトレジストを剥離する。このようにしてパター
ンニングされた二酸化ケイ素膜をマスクとして、上面が
露出されたp型層3をドライエッチングして、n型層2
の一部を露出させる。その後、残留した二酸化ケイ素膜
を、前述のフッ酸溶液に浸漬することによって除去す
る。その上面図と断面図をそれぞれ図5(a)と図5
(b)に示す。
【0030】露出されたn型層2上にAlからなるn側
パッド電極4を、また透光性電極6上にAuからなるp
側パッド電極5を電子線蒸着法によりそれぞれ形成す
る。このようにして、図6(a)及び図6(b)で示さ
れるような半導体発光素子が完成する。
パッド電極4を、また透光性電極6上にAuからなるp
側パッド電極5を電子線蒸着法によりそれぞれ形成す
る。このようにして、図6(a)及び図6(b)で示さ
れるような半導体発光素子が完成する。
【0031】(比較例1)上記実施の形態1の半導体発
光素子の製造方法の透光性電極を形成する工程におい
て、電子線蒸着法を用いてp型層3の上にNiとAuを
それぞれ2nm、5nmの厚さで前述のメタルマスクを
用いることなく蒸着させる以外は実施の形態1と同様に
して、従来構造の半導体発光素子を作製する。このよう
にして得られた試料を比較例1とした。
光素子の製造方法の透光性電極を形成する工程におい
て、電子線蒸着法を用いてp型層3の上にNiとAuを
それぞれ2nm、5nmの厚さで前述のメタルマスクを
用いることなく蒸着させる以外は実施の形態1と同様に
して、従来構造の半導体発光素子を作製する。このよう
にして得られた試料を比較例1とした。
【0032】次に、以上の製造方法によって作製された
半導体発光素子の評価を行った。評価として、順方向電
流10mAで駆動させたときの発光状態のニアフィール
ドパターンの測定と、順方向電流20mAで駆動された
ときの1000時間の通電寿命試験を行った。。ニアフ
ィールドパターンは図1の線BB’で示されるように、
p側パッド電極5とn側パッド電極4を結ぶ対角線とは
別の対角線に沿って測定された。
半導体発光素子の評価を行った。評価として、順方向電
流10mAで駆動させたときの発光状態のニアフィール
ドパターンの測定と、順方向電流20mAで駆動された
ときの1000時間の通電寿命試験を行った。。ニアフ
ィールドパターンは図1の線BB’で示されるように、
p側パッド電極5とn側パッド電極4を結ぶ対角線とは
別の対角線に沿って測定された。
【0033】図7(a)及び図7(b)に、上記実施の
形態1の半導体発光素子のニアフィールドパターンと断
面図をそれぞれ示す。これらの図からわかるように、電
流が集中しやすい透光性電極のパッド電極対向領域に電
流が集中することなく、透光性電極全体に広がるため、
p型層に均一に電流が流れ、均一な面発光が得られてい
る。この発光素子は、1000時間の通電寿命試験を行
った後でも、輝度の劣化がほとんど生じなかった。さら
に、透光性電極にも変化は認められなかった。一方、上
記比較例1の方法で作製された従来構造の半導体発光素
子においては、図8(a)及び図8(b)に示されるニ
アフィールドパターンと断面図とからわかるように、透
光性電極のパッド電極対向領域に電流が集中しやすいた
め、均一な面発光が得られなかった。1000時間の通
電寿命試験を行った後、輝度は通電初期の40%にまで
低下した。さらに、透光性電極のパッド電極対向領域で
変色が認められ、透光性電極の透光性が低下しているこ
とが認められた。
形態1の半導体発光素子のニアフィールドパターンと断
面図をそれぞれ示す。これらの図からわかるように、電
流が集中しやすい透光性電極のパッド電極対向領域に電
流が集中することなく、透光性電極全体に広がるため、
p型層に均一に電流が流れ、均一な面発光が得られてい
る。この発光素子は、1000時間の通電寿命試験を行
った後でも、輝度の劣化がほとんど生じなかった。さら
に、透光性電極にも変化は認められなかった。一方、上
記比較例1の方法で作製された従来構造の半導体発光素
子においては、図8(a)及び図8(b)に示されるニ
アフィールドパターンと断面図とからわかるように、透
光性電極のパッド電極対向領域に電流が集中しやすいた
め、均一な面発光が得られなかった。1000時間の通
電寿命試験を行った後、輝度は通電初期の40%にまで
低下した。さらに、透光性電極のパッド電極対向領域で
変色が認められ、透光性電極の透光性が低下しているこ
とが認められた。
【0034】(実施の形態2)上記実施の形態1の半導
体発光素子の製造方法の透光性電極を形成する工程にお
いて、電子線蒸着法を用いてp型層3の上にNiとAu
をそれぞれ2nm、5nmの厚さで蒸着させる際にメタ
ルマスクの代わりにフォトリソグラフィーによりパター
ンニングされた二酸化ケイ素膜をマスクとして用い、蒸
着後にマスクとして用いた二酸化ケイ素膜を除去し、さ
らにAuを5nmの厚さで蒸着させる以外は実施の形態
1と同様にして、実施の形態2の半導体発光素子を作製
した。
体発光素子の製造方法の透光性電極を形成する工程にお
いて、電子線蒸着法を用いてp型層3の上にNiとAu
をそれぞれ2nm、5nmの厚さで蒸着させる際にメタ
ルマスクの代わりにフォトリソグラフィーによりパター
ンニングされた二酸化ケイ素膜をマスクとして用い、蒸
着後にマスクとして用いた二酸化ケイ素膜を除去し、さ
らにAuを5nmの厚さで蒸着させる以外は実施の形態
1と同様にして、実施の形態2の半導体発光素子を作製
した。
【0035】図9(a)は本発明の実施の形態2に係る
半導体発光素子の上面図、図9(b)は線BB’に沿っ
た断面図である。図9(b)からわかるように、透光性
電極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向領域
以外の領域6bとの境界には、ほぼ矩形状の段差を形成
して膜厚を変化させてある。
半導体発光素子の上面図、図9(b)は線BB’に沿っ
た断面図である。図9(b)からわかるように、透光性
電極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向領域
以外の領域6bとの境界には、ほぼ矩形状の段差を形成
して膜厚を変化させてある。
【0036】実施の形態1の半導体発光素子と同様に、
実施の形態2の半導体発光素子の評価を行ったところ、
ニアフィールドパターンから、電流が透光性電極面内で
ほぼ均一に広がっていることが認められた。また、通電
寿命試験においても、輝度の劣化はほとんどなく、透光
性電極の透光性にも変化は認められなかった。
実施の形態2の半導体発光素子の評価を行ったところ、
ニアフィールドパターンから、電流が透光性電極面内で
ほぼ均一に広がっていることが認められた。また、通電
寿命試験においても、輝度の劣化はほとんどなく、透光
性電極の透光性にも変化は認められなかった。
【0037】なお、本実施の形態2においては、パッド
電極対向領域6aの透光性電極の厚さをほぼ均一とした
が、この領域内で部分的に厚さの薄い領域と厚い領域と
を形成することにより、パッド電極対向領域以外の領域
6bに比べてパッド電極対向領域6a全体の抵抗を小さ
くし、パッド電極対向領域6aに電流を流しにくくする
ことによっても同様の結果が得られる。
電極対向領域6aの透光性電極の厚さをほぼ均一とした
が、この領域内で部分的に厚さの薄い領域と厚い領域と
を形成することにより、パッド電極対向領域以外の領域
6bに比べてパッド電極対向領域6a全体の抵抗を小さ
くし、パッド電極対向領域6aに電流を流しにくくする
ことによっても同様の結果が得られる。
【0038】(実施の形態3)上記実施の形態1の半導
体発光素子の製造方法の透光性電極を形成する工程にお
いて、電子線蒸着法を用いてp型層3の上にNiとAu
をそれぞれ2nm、10nmの厚さで前述のメタルマス
クを用いて蒸着させた後、p型パッド電極5とn型パッ
ド電極4と透光性電極のパッド電極対向領域以外の領域
6bを覆うことができる形状のメタルマスクを用いて、
透光性電極のパッド電極対向領域6aの上にAuよりも
電気的抵抗の小さい金属であるAlを10nmの厚さで
蒸着させる以外は実施の形態1と同様にして、実施の形
態3の半導体発光素子を作製した。
体発光素子の製造方法の透光性電極を形成する工程にお
いて、電子線蒸着法を用いてp型層3の上にNiとAu
をそれぞれ2nm、10nmの厚さで前述のメタルマス
クを用いて蒸着させた後、p型パッド電極5とn型パッ
ド電極4と透光性電極のパッド電極対向領域以外の領域
6bを覆うことができる形状のメタルマスクを用いて、
透光性電極のパッド電極対向領域6aの上にAuよりも
電気的抵抗の小さい金属であるAlを10nmの厚さで
蒸着させる以外は実施の形態1と同様にして、実施の形
態3の半導体発光素子を作製した。
【0039】図10(a)は本発明の実施の形態3に係
る半導体発光素子の上面図、図10(b)は線BB’に
沿った断面図である。図10(b)に示すように、透光
性電極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向領
域以外の領域6bは異なる材料の金属が形成されてい
る。
る半導体発光素子の上面図、図10(b)は線BB’に
沿った断面図である。図10(b)に示すように、透光
性電極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向領
域以外の領域6bは異なる材料の金属が形成されてい
る。
【0040】実施の形態1の半導体発光素子と同様に、
実施の形態3の半導体発光素子の評価を行ったところ、
ニアフィールドパターンから、電流が透光性電極面内で
ほぼ均一に広がっていることが認められた。また、通電
寿命試験においても、輝度の劣化はほとんどなく、透光
性電極の透光性にも変化は認められなかった。
実施の形態3の半導体発光素子の評価を行ったところ、
ニアフィールドパターンから、電流が透光性電極面内で
ほぼ均一に広がっていることが認められた。また、通電
寿命試験においても、輝度の劣化はほとんどなく、透光
性電極の透光性にも変化は認められなかった。
【0041】なお、本実施の形態3において、透光性電
極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向領域以
外の領域6bに用いる電極材料はAu及びAlの組み合
わせに限定するものではなく、パッド電極対向領域以外
の領域6bに比べてパッド電極対向領域6aの抵抗を大
きくできるようにAuやGe、Ni等の合金材料や、A
lやPt、ITO等の導電性材料を種々組み合わせて用
いることができる。
極6のパッド電極対向領域6aとパッド電極対向領域以
外の領域6bに用いる電極材料はAu及びAlの組み合
わせに限定するものではなく、パッド電極対向領域以外
の領域6bに比べてパッド電極対向領域6aの抵抗を大
きくできるようにAuやGe、Ni等の合金材料や、A
lやPt、ITO等の導電性材料を種々組み合わせて用
いることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、素子サ
イズを小型にしても均一な面発光が得られ、信頼性の高
い半導体発光素子を提供することができるという優れた
効果が得られる。
イズを小型にしても均一な面発光が得られ、信頼性の高
い半導体発光素子を提供することができるという優れた
効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の
構造を示す上面図
構造を示す上面図
【図2】(a)本発明の実施の形態1に係る半導体発光
素子のA−A’に沿った断面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子のB
−B’に沿った断面図
素子のA−A’に沿った断面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子のB
−B’に沿った断面図
【図3】(a)本発明の実施の形態1に係る半導体発光
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
【図4】(a)本発明の実施の形態1に係る半導体発光
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
【図5】(a)本発明の実施の形態1に係る半導体発光
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
【図6】(a)本発明の実施の形態1に係る半導体発光
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
素子の製造方法を説明するための上面図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の製
造方法を説明するための断面図
【図7】(a)本発明の実施の形態1に係る半導体発光
素子のニアフィールドパターンを示す図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の断
面図
素子のニアフィールドパターンを示す図 (b)本発明の実施の形態1に係る半導体発光素子の断
面図
【図8】(a)従来の半導体発光素子のニアフィールド
パターンを示す図 (b)従来の半導体発光素子の断面図
パターンを示す図 (b)従来の半導体発光素子の断面図
【図9】(a)本発明の実施の形態2に係る半導体発光
素子の構造を示す上面図 (b)本発明の実施の形態2に係る半導体発光素子の構
造を示す断面図
素子の構造を示す上面図 (b)本発明の実施の形態2に係る半導体発光素子の構
造を示す断面図
【図10】(a)本発明の実施の形態3に係る半導体発
光素子の構造を示す上面図 (b)本発明の実施の形態3に係る半導体発光素子の構
造を示す断面図
光素子の構造を示す上面図 (b)本発明の実施の形態3に係る半導体発光素子の構
造を示す断面図
【図11】(a)従来の半導体発光素子の構造を示す上
面図 (b)従来の半導体発光素子の構造を示す断面図
面図 (b)従来の半導体発光素子の構造を示す断面図
1 基板 2 n型層 3 p型層 4 n側パッド電極 5 p側パッド電極 6 透光性電極 6a パッド電極対向領域 6b パッド電極対向領域以外の領域
Claims (12)
- 【請求項1】基板と、前記基板上に設けられたp型層
と、前記基板上に設けられたn型層と、前記p型層かも
しくは前記n型層の少なくとも一方の上に設けられた透
光性電極とを備えた半導体発光素子であって、透光性電
極に電気的抵抗の高い領域と低い領域とを設けたことを
特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】透光性電極の厚さを異ならせることによっ
て、電気的抵抗の高い領域と低い領域とを設けたことを
特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。 - 【請求項3】透光性電極の構成材料を異ならせることに
よって、電気的抵抗の高い領域と低い領域とを設けたこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。 - 【請求項4】前記p型層及び前記n型層はそれぞれ窒化
ガリウム系化合物半導体を含むことを特徴とする請求項
1〜3の内いずれか1に記載の半導体発光素子。 - 【請求項5】基板と、前記基板上に半導体のn型層及び
p型層が配設された積層構造と、を有し、前記p型層と
前記n型層のうち上面側に形成された層の一部が除去さ
れて基板側に形成された層の一部が露出されたエッチン
グ除去部が形成されており、上面側の層に透光性電極
と、第一のパッド電極とが電気的に接続されて設けてあ
り、前記基板側に形成された層と電気的に接続された第
二のパッド電極が前記エッチング除去部の表面に設けて
あり、透光性電極と第一のパッド電極と第二のパッド電
極とが同一面側に形成されており、この面を発光観測面
側とする半導体発光素子であって、透光性電極に電気的
抵抗の高い領域と低い領域とを設けたことを特徴とする
半導体発光素子。 - 【請求項6】透光性電極における第一のパッド電極と第
二のパッド電極とが対向するパッド電極対向領域の透光
性電極の厚さが、透光性電極におけるパッド電極対向領
域以外の領域の透光性電極の厚さと異なることを特徴と
する請求項5に記載の半導体発光素子。 - 【請求項7】透光性電極における第一のパッド電極と第
二のパッド電極とが対向するパッド電極対向領域の透光
性電極の厚さが、透光性電極におけるパッド電極対向領
域以外の領域の透光性電極の厚さよりも薄いことを特徴
とする請求項6に記載の半導体発光素子。 - 【請求項8】透光性電極における第一のパッド電極と第
二のパッド電極とが対向するパッド電極対向領域におい
て、透光性電極の膜厚が厚い領域と薄い領域とを設けた
ことを特徴とする請求項5〜7の内いずれか1に記載の
半導体発光素子。 - 【請求項9】透光性電極のパッド電極対向領域とパッド
電極対向領域以外の領域の構成材料を異ならせることを
特徴とする請求項5に記載の半導体発光素子。 - 【請求項10】前記p型層及び前記n型層はそれぞれ窒
化ガリウム系化合物半導体を含むことを特徴とする請求
項5〜9いずれか1に記載の半導体発光素子。 - 【請求項11】基板と、前記基板上に設けられたp型層
と、前記基板上に設けられたn型層と、前記p型層かも
しくは前記n型層の少なくとも一方の上に設けられた透
光性電極とを備えた半導体発光素子であって、透光性電
極に膜厚の厚い部分と薄い部分とを設けたことを特徴と
する半導体発光素子。 - 【請求項12】前記p型層及び前記n型層はそれぞれ窒
化ガリウム系化合物半導体を含むことを特徴とする請求
項11に記載の半導体発光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15060197A JP3489395B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 半導体発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15060197A JP3489395B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 半導体発光素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10341038A true JPH10341038A (ja) | 1998-12-22 |
JP3489395B2 JP3489395B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=15500456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15060197A Expired - Fee Related JP3489395B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 半導体発光素子 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3489395B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008227109A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Mitsubishi Chemicals Corp | GaN系LED素子および発光装置 |
WO2011033625A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-24 | 株式会社 東芝 | 半導体発光素子 |
CN102201515A (zh) * | 2010-03-26 | 2011-09-28 | 丰田合成株式会社 | 半导体发光器件 |
JP2012060188A (ja) * | 2011-12-26 | 2012-03-22 | Toshiba Corp | 半導体発光素子 |
WO2014073139A1 (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-15 | パナソニック株式会社 | 紫外半導体発光素子およびその製造方法 |
JP2015005701A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | スタンレー電気株式会社 | 発光素子 |
JP2017195212A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | スタンレー電気株式会社 | 垂直共振器型発光素子 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP15060197A patent/JP3489395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102201515A (zh) * | 2010-03-26 | 2011-09-28 | 丰田合成株式会社 | 半导体发光器件 |
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JP2017195212A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | スタンレー電気株式会社 | 垂直共振器型発光素子 |
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