JPH10340226A - 連想記憶方式のキャッシュメモリ - Google Patents

連想記憶方式のキャッシュメモリ

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JPH10340226A
JPH10340226A JP9150796A JP15079697A JPH10340226A JP H10340226 A JPH10340226 A JP H10340226A JP 9150796 A JP9150796 A JP 9150796A JP 15079697 A JP15079697 A JP 15079697A JP H10340226 A JPH10340226 A JP H10340226A
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Toshichika Sakai
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0864Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches using pseudo-associative means, e.g. set-associative or hashing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
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    • G06F2212/10Providing a specific technical effect
    • G06F2212/1028Power efficiency
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒット率を低下させることなく、マイクロプ
ロセッサの消費電力を削減する。 【解決手段】 エントリアドレス14をデコードするデ
コーダ1と、各ウェイに共通なアドレスタグの上位のビ
ットを記憶して各ウェイに1つだけ設けられる第1のタ
グメモリ2と、各ウェイ毎に個別なアドレスタグの下位
のビットを記憶している第2のタグメモリ3a,3b
と、第1のタグメモリ2と第2のタグメモリ3a,3b
の各ビットの合成されたアドレスにより指示されるデー
タを記憶しているデータメモリ5a,5bと、アドレス
タグ12と第1のタグメモリ2の内容を比較するコンパ
レータ6と、アドレスタグ13と第2のタグメモリ3
a,3bの内容を比較するコンパレータ7a,7bと、
コンパレータ6,7a,7bから送られるヒット信号に
よりデータメモリ3からのデータを選択して出力するウ
ェイセレクタ9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連想記憶方式のキ
ャッシュメモリに関し、特に、データ処理装置からアク
セスされる主メモリのデータの一部を保持するデータメ
モリと、データメモリに保持されたデータの主メモリに
おけるアドレスに対応するアドレスタグを保持するタグ
メモリとを備え、データ処理装置が示すアドレスと、タ
グメモリの記憶内容とを比較して両者が一致したとき、
該アドレスタグに対応したデータメモリのデータをデー
タ処理装置に出力する複数nウェイの連想記憶方式のキ
ャッシュメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサの高性能化に
伴い、マイクロプロセッサの性能に最も影響を及ぼすメ
モリアクセスを高速化するために、1チップ上にキャッ
シュメモリ等の高速な連想メモリを載せる傾向が強くな
り、連想メモリの容量が増大して1チップの面積の大半
を連想メモリが占めるようになってきた。そのために、
連想メモリの性能、面積及び消費電力がマイクロプロセ
ッサの性能、面積及び消費電力に大きく影響してきた。
【0003】近年のマイクロプロセッサに用いられるキ
ャッシュメモリでは、例えばデータメモリの32ビット
に対してタグビットが20ビットというように、タグメ
モリのビット幅が広くなり、連想メモリの全メモリセル
中にタグメモリセルの占める割合が高くなっている。さ
らに、キャッシュメモリは、データを高速に読み出し、
書き込みするばかりでなく、データがメモリに記憶され
ているか否かの判断も高速に処理しなければならないの
で、ビット幅の広いタグメモリの全ビットを同時に読み
出し、書き込み、あるいはメモリ内容の比較等を行なう
必要がある。そのために必要なタグメモリの消費電力が
大きくなり、従って連想メモリの消費電力、ひいてはマ
イクロプロセッサの消費電力の増大を招いている。
【0004】特に、1エントリにつきn個のタグメモリ
を備える従来のnウェイセットアソシアティブ方式のキ
ャッシュメモリにおいては、アドレスタグのビット幅を
Wビットとすると、1つのデータアクセスにつき、W*
nビットのタグメモリのメモリセルを同時に読み出し、
Wビットの比較器n個で比較が行なわれるので、W*n
ビット分の電力が消費される。
【0005】図3は、従来のキャッシュメモリの1例の
ブロック図で、7ビットのアドレスで、4エントリの2
ウエイセットアソシアティブ方式のキャッシュメモリの
構成を示す。
【0006】図3において、データ処理装置からアドレ
スバスに出力されるアドレス10は、4ビットのアドレ
スタグ11、2ビットのエントリアドレス14及び1ビ
ットのバイトアドレス15からなる。
【0007】このキャッシュメモリは、アドレス10の
エントリアドレス14をデコードするデコーダ1、タグ
メモリ3’(3’a,3’b)、2バイト分のデータを
記憶するデータメモリ5(5a,5b)、データメモリ
5の記憶内容が有効か否かを示すバリッドビット4(4
a,4b)、アドレスタグ11とタグメモリ3’の内容
が一致しているか否かを判定するとともに、バリッドビ
ット4の内容によってデータメモリ5に記憶されている
データが有効か否かを判定するコンパレータ7’(7’
a,7’b)、バイトアドレス15の内容に従ってデー
タメモリ5のバイトデータを選択するバイトセレクタ8
(8a,8b)、コンパレータ7’の判定結果を示すヒ
ット信号16、ヒット信号によりバイトセレクタ8の出
力を選択するウェイセレクタ9を有する。
【0008】なお、タグメモリ3’(3’a,3’
b)、データメモリ5(5a,5b)等の括弧内の符号
の添字a,bは、それぞれがa,bの2つのウェイに対
応していることを表している。
【0009】次に、このキャッシュメモリの動作につい
て説明する。
【0010】データ処理装置からアドレス10が与えら
れると、そのエントリアドレス14がデコーダ1でデコ
ードされ、その結果によって示される各ウェイのタグメ
モリ3’の内容がコンパレータ7’に与えられると共
に、データメモリ5の内容もバイトセレクタ8に与えら
れ、バイトセレクタ8により選択されたバイトデータが
ウェイセレクタ9に送られる。
【0011】そして、選択されたタグメモリ3’のバリ
ッドビット4の内容と共にコンパレータ7’によりアド
レスタグ11と一致しているか否かが判定される。
【0012】一致したウェイが存在すれば、そのウェイ
のデータがウェイセレクタ9からデータ出力として出力
され、不一致の場合は、キャッシュメモリではなく、不
図示のメインメモリに対してデータアクセスが行なわ
れ、該当するデータがメインメモリから読み出されてデ
ータ処理装置に与えられるとともに、キャッシュメモリ
内のデータメモリ5にも格納される。
【0013】上述の従来のキャッシュメモリにおいて
は、データメモリに保持可能なデータ数に比例してタグ
メモリの素子数が増大するので、タグメモリのメモリ素
子数を削減してハードウェア効率を向上させることを目
的とするキャッシュメモリが特開平2−161546号
公報に開示された。
【0014】この第2の従来例のキャッシュメモリは、
上述の目的を達成するために、タグメモリを複数のビッ
ト群に分割し、上位側の各ビット群をその1データ分の
ビット数にて構成される共通のメモリとして備えるとい
うもので、図4に同案による1例として、2ウェイセッ
トアソシアティブ方式で、7ビットアドレス、4エント
リのキャッシュメモリを示す。
【0015】図4において、このタグメモリは、2ビッ
ト構成の第1のタグメモリ33(33a,33b)と、
2ビット構成の第2のタグメモリ36(36a,36
b)とからなり、第1のタグメモリ33(33a,33
b)は、アドレスタグ11を構成する4ビットの内、各
データに共通な上位2ビットに相当するビットが記憶さ
れ、第2のタグメモリ36(36a,36b)は、アド
レスタグ11の4ビットの内の個々のデータに対応する
アドレスの下位2ビットに相当するビットが記憶され
る。そして、データメモリ5(5a,5b)には、第1
のタグメモリ33の2ビットを上位ビットとし、第2の
タグメモリ36の2ビットを下位ビットとして合成した
4ビットのアドレスで指示される2バイト分のデータが
記憶される。換言すると、データメモリ5(5a,5
b)には、第1のタグメモリ33(33a,33b)に
記憶された2ビットを上位2ビットとして共通にもつデ
ータのみが保持される。
【0016】従って、バイトセレクタ8によって選択さ
れてウェイセレクタ9に送られたバイトデータがアドレ
スタグ11と不一致の場合に、主メモリにアクセスして
データメモリ5に格納されるデータは、アドレスタグ1
1の上位2ビットが第1のタグメモリ33(33a,3
3b)の内容と一致している必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
nウェイセットアソシアティブ方式のキャッシュメモリ
においては、1つのデータアクセスにつき、W*nビッ
トのタグメモリのメモリセルを同時に読み出し、Wビッ
トの比較器n個で比較が行なわれるので、W*nビット
分の電力が消費される。
【0018】一方、1ウェイセットアソシアティブ方式
に相当するダイレクトマップ方式のキャッシュメモリに
おいては、1つのデータアクセスにつきWビットのタグ
メモリの同時読み出しとWビットのタグメモリとアドレ
スタグの比較が行なわれるので、nウェイセットアソシ
アティブ方式のキャッシュメモリはダイレクトマップ方
式のキャッシュメモリのn倍の電力を消費する。ただ
し、ダイレクトマップ方式のキャッシュメモリは、2ウ
ェイ以上のセットアソシアティブ方式のキャッシュメモ
リに比較するとヒット率が低く、マイクロプロセッサの
性能が低下してしまうという問題点がある。
【0019】第2の従来例のタグメモリのメモリ素子数
を削減したキャッシュメモリは、メモリセル数とタグメ
モリのワード線の負荷容量の小さい分だけ、タグメモリ
セルの同時読み出しに必要な電力は少なくなるが、1回
のデータアクセスについて、W*nビットのタグメモリ
セルを同時に読み出し、W*nビットのアドレスタグと
タグメモリの内容とを比較する必要があるので、ダイレ
クトマップ方式のキャッシュメモリに比較するとやはり
大きな消費電力を必要とする。
【0020】本発明の目的は、ヒット率を低下させるこ
となく、マイクロプロセッサの消費電力を削減できる連
想記憶方式のキャッシュメモリを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の連想記憶方式の
キャッシュメモリは、タグメモリが、アドレスタグ中の
各ウェイを通じて共通なビット群を有する第1のタグメ
モリと、各ウェイ毎に独自なビット群を有する第2のタ
グメモリとに分割され、データ処理装置から示されるア
ドレスを第1及び第2のタグメモリごとに分割して比較
する。
【0022】また、タグメモリには、ビット群がウェイ
に共通な上位ビット群と、ウェイ毎に異なる下位ビット
群とに分けた仮想アドレスが格納されてもよい。
【0023】アドレスタグの上位ビットに対応するタグ
メモリのビット幅は、連続してアクセスされるデータの
ヒット率に対応して設定されるのがよい。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明のキャッシュメモリの1実
施例のブロック図である。
【0026】図1において、本実施例のキャッシュメモ
リは、エントリアドレスをデコードするデコーダ1と、
n個の各ウェイを通じて共用としてエントリ毎に1つず
つ備えられ、アドレスタグの上位のビットを記憶してい
る第1のタグメモリ2と、アドレスタグの下位のビット
で、各ウェイ毎に独自なビットを記憶している第2のタ
グメモリ3(3a,...,3n)と、第1のタグメモ
リ2と第2のタグメモリ3の各ビットの合成されたアド
レスにより指示されるデータを記憶しているnウェイの
データメモリ5(5a,...,5n)と、アドレスタ
グ12と第1のタグメモリ2の内容を比較するコンパレ
ータ6と、各ウェイ毎にアドレスタグ13と第2のタグ
メモリ3の内容を比較するコンパレータ7(7
a,...,7n)と、コンパレータ6,7から送られ
るヒット信号によりデータメモリ5からのデータを選択
して出力するウェイセレクタ9とを備えている。
【0027】また、データ処理装置からアドレスバスに
出力されるアドレス10は、上位ビットのアドレスタグ
12、下位ビットのアドレスタグ13、エントリアドレ
ス14を含む。
【0028】次に、本実施例の動作について説明する。
【0029】データ処理装置から与えられたアドレス1
0のエントリアドレス14により、エントリiが選択さ
れたとする。
【0030】図1において、エントリiの第1のタグメ
モリ2の内容がコンパレータ6に送られ、エントリiの
各ウェイの第2のタグメモリ3(3a,...,3n)
の内容とバリッドビット4の内容とが各ウェイに対応す
るコンパレータ7(7a,...,7n)に送られる。
それと同時に、エントリiの各ウェイのデータメモリ5
(5a,...,5n)の内容がウェイセレクタ9に送
られる。
【0031】コンパレータ6は、エントリiの第1のタ
グメモリ2の内容と、データ処理装置から与えられたア
ドレス10の上位のアドレスタグ12とが一致するか否
かを判定し、判定結果を第1のヒット信号としてウェイ
セレクタ9に送る。この判定結果、第1のタグメモリ2
とアドレスタグ12とが一致したときの第1のヒット信
号はアクティブであるという。
【0032】また、コンパレータ7(7a,...,7
n)は、バリッドビット4(4a,...,4n)の内
容によってエントリiのデータメモリ5(5
a,...,5n)に記憶されているデータが有効か否
かを判定すると共に、第2のタグメモリ3(3
a,...,3n)の内容と下位のアドレスタグ13と
が一致しているか否かを判定し、判定結果を第2のヒッ
ト信号としてそれぞれウェイセレクタ9に送る。これら
2つの判定で、データメモリ3a〜3nのエントリiに
記憶されているデータが有効であり、かつ、エントリi
の第2のタグメモリ3(3a,...,3n)の内容と
アドレスタグ13とが一致しているとき、第2のヒット
信号はアクティブであるという。
【0033】ウェイセレクタ9は、第1のヒット信号と
第2のヒット信号が共にアクティブであるウェイjが存
在するとき、キャッシュヒットとしてそのウェイjのデ
ータをデータ処理装置に出力する。
【0034】上記以外の場合、すなわち、第1のヒット
信号と第2のヒット信号の内、いずれか一方でもアクテ
ィブでないときは、キャッシュミスとして、キャッシュ
メモリではなく、メインメモリに対してデータアクセス
が行なわれる。そして、該当するデータがメインメモリ
から読み出されてデータ処理装置に送られると共に、同
じデータがキャッシュメモリのデータメモリ5にも格納
される。
【0035】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例として、図2
により、2ウェイセットアソシアティブ方式のキャッシ
ュメモリについて、従来例と比較して説明する。
【0036】図2は、本実施例のキャッシュメモリのブ
ロック図である。
【0037】このキャッシュメモリは、アドレス10が
7ビットで、4エントリの2ウェイセットアソシアティ
ブ方式のキャッシュメモリで、デコーダ1、第1のタグ
メモリ2、第2のタグメモリ3(3a,3b)、データ
メモリ5(5a,5b)、第1のコンパレータ6、第2
のコンパレータ7(7a,7b)、バイトセレクタ8
(8a,8b)、及びウェイセレクタ9を有する。
【0038】アドレス10は、第2の従来例と同様に、
2ビットの上位のアドレスタグ12と、2ビットの下位
のアドレスタグ13と、2ビットのエントリアドレス1
4と、1ビットのバイトアドレス15とからなる。
【0039】第1のタグメモリ2は、アドレスタグ12
に相当する上位2ビットを記憶し、第2のタグメモリ3
(3a,3b)は、アドレスタグ13に相当する下位2
ビットを記憶する。第1のタグメモリ2は、各エントリ
毎に2つのウェイに対して共通である。すなわち、従来
例の、図3のタグメモリ3’のうちの上位2ビットの部
分、及び図4のタグメモリ33aと33bが、各ウェイ
に1つずつ共通の2ビットのタグメモリ2として構成さ
れている。
【0040】第1のコンパレータ6は、上位のアドレス
タグ12の内容と第1のタグメモリ2の2ビットとを比
較して、一致か不一致かを判定し、その結果を第1のヒ
ット信号としてウェイセレクタ9に送る。
【0041】第2のコンパレータ7(7a,7b)は、
a,bの各ウェイごとにそれぞれ、エントリアドレス1
4により指定されたエントリのバリッドビット4の内容
から、そのエントリのデータが有効であるか否かを判定
すると共に、下位のアドレスタグ13の内容と第2のタ
グメモリ3(3a,3b)の2ビットとを比較して、一
致、不一致の判定を行い、その結果を第2のヒット信号
としてウェイセレクタ9に送る。
【0042】ウェイセレクタ9は、第1及び第2のヒッ
ト信号を調べて、キャッシュヒットしたウェイのデータ
を選択し、そのデータをデータ処理装置に出力する。キ
ャッシュミスの場合は、メインメモリに対してデータア
クセスが行なわれ、該当するデータがメインメモリから
データ処理装置に出力されると共に、そのデータがデー
タメモリ5に格納される。
【0043】連想記憶によるアドレス変換のTLB方式
(translation lookaside buffer)の場合は、タグメモ
リ2,3には仮想アドレスが保持され、データメモリ5
には物理的なページフレーム番号に加えて、保護用フィ
ールド、使用ビット、ダーティビットが保持される。し
かし、タグメモリ2,3には、第1の実施例と同様に、
ビット群がウェイに共通な上位ビット群と、ウェイ毎に
異なる下位ビット群とに分けて格納される。
【0044】ここで、タグメモリのビット幅W、連想度
nのセットアソシアティブ方式のキャッシュメモリにつ
いて考える。
【0045】本発明においては、タグメモリのうち、ウ
ェイに共通なビット群のビット幅をW1 、ウェイ毎に独
自なビット群のビット幅をW2 として、タグメモリのビ
ット幅WをW1 とW2 に分割する。そして、データ処理
装置から要求されるデータがキャッシュメモリに記憶さ
れているか、つまり、キャッシュメモリがヒットしてい
るか否かを判定するためには、データ処理装置から示さ
れるエントリアドレスのエントリのタグメモリの全ビッ
ト、すなわち、W1 とW2 *nビットを同時に読み出し
て、W1 +W2 *nビットのアドレスタグとタグメモリ
の内容の比較を行なう。
【0046】一方、従来のキャッシュメモリでは、エン
トリアドレスによって示されたエントリの全ビット、す
なわち、Wn=(W1 +W2 )*nビットを同時に読み
出して、Wnビットのアドレスタグとタグメモリとの比
較を行なっていた。
【0047】従って、データ処理装置からの1回のアク
セスに対するタグメモリの消費電力を比較すると、従来
のキャッシュメモリから本発明によって、{(W1 +W
2 )*n}−{W1 +W2 *n}=(n−1)W1 ビッ
ト分だけ、タグメモリの消費電力を削減することができ
る。
【0048】第2の従来例では、各ウェイごとにタグメ
モリが複数のビット群に分割され、一部のタグメモリの
ビット群がエントリに共通のメモリとして1個だけ備え
られているので、共通なタグメモリのビット群のビット
幅のワード線の負荷容量を駆動する電力は節減されてい
るが、アドレスタグの比較には各データごとにW1 +W
2 ビットずつ比較しているので、その分の電力は消費さ
れる。
【0049】また、一般にデータ処理装置で処理される
プログラムには、例えば命令キャッシュメモリのよう
に、局所性があり、連続してアクセスするアドレスタグ
の上位ビットが同一である確率が高い。従って、第1の
ヒット信号がアクティブであることが連続することが多
く、タグメモリのビット数を削減しても、キャッシュヒ
ット率を低下させることなく消費電力を削減することが
できる。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明は、タグメモリをア
ドレスタグ中の各ウェイを通じて共通なビット群を有す
る第1のタグメモリと、各ウェイ毎に独自なビット群を
有する第2のタグメモリとに分割し、データ処理装置か
ら示されるアドレスを第1及び第2のタグメモリごとに
分割して比較することにより、アドレスタグの比較のた
めに消費する電力を低減し、ヒット率を低下させること
なく、マイクロプロセッサの消費電力を削減できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連想記憶方式のキャッシュメモリの1
実施例のブロック図である。
【図2】本発明の具体的な実施例のブロック図である。
【図3】従来のキャッシュメモリの1例のブロック図で
ある。
【図4】従来のキャッシュメモリの第2の例のブロック
図である。
【符号の説明】
1 デコーダ 2,3,3a,...,3n タグメモリ 4,4a,...,4n バリッドビット 5,5a,...,5n データメモリ 6,7,7a,...,7n コンパレータ 8,8a,8b バイトセレクタ 9 ウェイセレクタ 10 アドレス 11,11a,11b,12,13 アドレスタグ 14 エントリアドレス 15 バイトアドレス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置からアクセスされる主メ
    モリのデータの一部を保持するデータメモリと、前記デ
    ータメモリに保持されたデータの前記主メモリにおける
    アドレスに対応するアドレスタグを保持するタグメモリ
    とを備え、データ処理装置が示すアドレスと、前記タグ
    メモリの記憶内容とを比較して両者が一致したとき、該
    アドレスタグに対応した前記データメモリのデータをデ
    ータ処理装置に出力する複数nウェイの連想記憶方式の
    キャッシュメモリにおいて、 タグメモリが、アドレスタグ中の各ウェイを通じて共通
    なビット群を有する第1のタグメモリと、各ウェイ毎に
    独自なビット群を有する第2のタグメモリとに分割さ
    れ、 データ処理装置から示されるアドレスを分割して前記第
    1及び第2のタグメモリごとに比較することを特徴とす
    る連想記憶方式のキャッシュメモリ。
  2. 【請求項2】 タグメモリには、ビット群がウェイに共
    通な上位ビット群と、ウェイ毎に異なる下位ビット群と
    に分けた仮想アドレスが格納される請求項1に記載の連
    想記憶方式のキャッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 アドレスタグの上位ビットに対応するタ
    グメモリのビット幅が、連続してアクセスされるデータ
    のヒット率に対応して制御される請求項1または2に記
    載の連想記憶方式のキャッシュメモリ。
  4. 【請求項4】 データ処理装置から示されるエントリア
    ドレスをデコードするデコーダ(1)と、 複数n個の各ウェイを通じて共用としてエントリ毎に1
    つずつ備えられ、アドレスタグの上位のビットを記憶し
    ている第1のタグメモリ(2)と、 アドレスタグの下位のビットで、各ウェイ毎に独自なビ
    ットを記憶している第2のタグメモリ(3a,...,
    3n)と、 第1のタグメモリ(2)と第2のタグメモリ(3)の各
    ビットの合成されたアドレスにより指示されるデータを
    記憶しているnウェイのデータメモリ(5a,...,
    5n)と、 データ処理装置から示されるタグアドレスの上位ビット
    (12)と第1のタグメモリ(2)の内容を比較する第
    1のコンパレータ(6)と、 データ処理装置から示されるタグアドレスの下位ビット
    (13)と第2のタグメモリ(3)の内容を各ウェイ毎
    に比較する第2のコンパレータ(7a,...,7n)
    と、 第1及び第2のコンパレータから送られるヒット信号に
    よりデータメモリ(5a,...,5n)からのデータ
    を選択して出力するウェイセレクタ(9)とを備えてい
    る請求項1に記載の連想記憶方式のキャッシュメモリ。
JP9150796A 1997-06-09 1997-06-09 連想記憶方式のキャッシュメモリ Pending JPH10340226A (ja)

Priority Applications (3)

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