JPH10339866A - 収納型液晶表示装置 - Google Patents

収納型液晶表示装置

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JPH10339866A
JPH10339866A JP15054397A JP15054397A JPH10339866A JP H10339866 A JPH10339866 A JP H10339866A JP 15054397 A JP15054397 A JP 15054397A JP 15054397 A JP15054397 A JP 15054397A JP H10339866 A JPH10339866 A JP H10339866A
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JP
Japan
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substrate
liquid crystal
crystal display
display element
display device
Prior art date
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Pending
Application number
JP15054397A
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English (en)
Inventor
Shiyuuichi Uchikoga
修一 内古閑
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明では、携帯情報機器において、携帯性に
必要な小型化を実現しつつ、第1の基板を大きくするこ
とが可能な第1の基板の構成及び、携帯情報機器の構成
を提供する。 【解決手段】プラスチック基板を用いたロール可能な液
晶表示装置を用い、液晶表示装置の駆動部を第1の基板
の一辺に集める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面を屈曲する事
が可能な収納型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯情報機器は、小型軽量であることが
重要である。一方、従来の電子手帳、情報通信等から携
帯情報端末が表示すべく情報量は増加し、今後もさらに
増加する。従って、携帯情報機器には、必要に応じ、多
くの情報を表示する表示画面が必要である。携帯情報機
器の表示画面として、液晶表示装置が多用されている。
これは、液晶表示装置が軽量、低消費電力型の平面表示
装置だからである。
【0003】従来の技術では、携帯情報機器の携帯性と
表示画面サイズの両立はできなかった。また携帯の便宜
のため、従来の携帯情報機器は、表示画面が小さかっ
た。携帯する場合、機器は小型であるべきだが、機器の
小型化にともない表示画面も小型化した。従来の技術で
は、表示画面を大型化できても、これは、表示画面の額
縁を縮小するのが限界である。
【0004】その原因として、携帯情報機器の表示画面
である液晶表示装置が第1の基板で、モジュール化され
ている為である。図4を用いてこの事を具体的に説明す
る。図4はTABを用いた液晶表示装置のモジュール構
造の説明図である。第1の基板401は液晶表示素子が
アクティブマトリックス駆動されるもので、それぞれ、
X方向、Y方向に対応した走査線ドライバ回路チップ4
02、信号線ドライバ回路チップ403がTAB404
に直接実装され、さらにプリント基板405に接続され
ている。走査線ドライバ回路チップ402とTAB40
4は第1の基板401より引き出された走査電極に接続
される。同様に、信号ドライバ回路チップ403は第1
の基板401より引き出された信号線電極とTAB40
4を用いて接続されている。
【0005】この様な、典型的なモジュールは、更に、
ベゼルに組み込まれ、携帯情報機器を構成する。TAB
は柔軟性に富んでいるために、TAB部を第1の基板4
01の裏側に折り曲げ、液晶表示モジュールの大きさを
小さくする事ができる。しかし、図4に示す液晶表示モ
ジュールを用いた携帯情報機器では、たとえ第1の基板
をフレキシブル基板で作成した場合でも、TAB404
の接続部、ドライバ回路チップ402、403の剛性の
為に第1の基板を屈曲させる事はできない。従って、従
来の液晶モジュールを用いた場合、携帯情報機器の大き
さで第1の基板で決定されてしまう。
【0006】図4のデバイスを概念的に示すのが図5で
ある。第1の基板501の少なくとも2辺に、走査線ド
ライバ回路回路部502と信号線ドライバ回路回路部5
03が別々に存在するのが従来の液晶表示装置であっ
た。走査線ドライバ回路回路部502、信号線ドライバ
回路回路部503と第1の基板501との接続を良好に
保つため、また、ドライバ回路およびプリント基板の剛
性から、第1の基板501を屈曲させる事ができなかっ
たのである。
【0007】従って、従来の携帯情報機器の大きさと、
第1の基板501の大きさは、ほぼ一致する事となって
いた。冒頭に記述したように、第1の基板501に多く
の情報が必要となるにも拘わらず、携帯性という大きさ
の制限の中で、第1の基板も小型化せざるを得なかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯情報端末
は、液晶表示素子を主体とする第1の基板の小型化が困
難でありこの液晶表示素子のサイズで全体の大きさが決
定されていた。本発明では、上記問題点に鑑みてなされ
たもので、携帯性に必要な小型化を実現しつつ、第1の
基板を大きくすることが可能な第1の基板の構成を有す
る液晶表示素子及びこれを持ちいた携帯情報機器を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の収納型液晶表示装置は、対向する第1及び
第2の辺を有しこの2辺と直交する方向に自在に折り曲
げまたはロールして縮小可能な第1の基板と、この第1
の基板上に形成された液晶表示素子と、前記第1の基板
の片方の前記第1の辺に寄せて形成され前記液晶表示素
子を駆動する回路部とを具備し、前記液晶表示素子を表
示するに際しては前記第1の基板を広げ、前記液晶表示
素子を非表示する際には折り曲げまたはロールして縮小
することを特徴とするものである。
【0010】請求項2の収納型液晶表示装置は、請求項
1において、前記第1の基板上の第2の辺に接して形成
され前記液晶表示素子を収納可能な収納部を有すること
を特徴とするものである。
【0011】請求項3の収納型液晶表示装置は、請求項
2において、前記収納部には前記液晶表示素子の電源供
給回路が形成され、前記回路部には前記液晶表示素子の
走査線ドライバ回路及び信号線ドライバ回路が形成され
ることを特徴とするものである。
【0012】請求項4の収納型液晶表示装置は、請求項
1において、前記第1の基板は、プラスチック基板であ
り前記収納部にロールして収納されることを特徴とする
ものである。
【0013】請求項5の収納型液晶表示装置は、請求項
1において、前記第1の基板の下に非接着にて形成さ
れ、前記液晶表示素子を表示する際には台座となり非表
示の際には前記第1の基板を保護する容器になる第2の
基板を有することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の携帯情報機器であ
る。図1(a) はこの携帯情報機器を使用した状態を示
し、図1(b) は携帯時(未表示時)の状態を示す。図1
(a) を用いて、携帯情報機器の構成を示す。まず、第1
の基板101は長方形であり、2つの短辺の内の一方の
辺に後述する液晶表示素子を駆動する回路部102、他
方の辺に携帯情報機器全体に電源を供給する電源回路、
表示信号を受信する信号処理回路等が形成された収納部
103とが接続されている。この回路部102を第1の
基板101の片方の一辺に寄せて形成すると共に他の辺
には形成しないことが重要である。この第1の基板は長
方形である必要は必ずしもなく、正方形、角が取れた四
角形、多角形であっても対向する2つの辺が存在すれば
ここで用いた長方形の基板と同様に使用することができ
る。対向とっても必ずしも2つの辺は平行である必要は
ない。この第1の基板101は支持部104によって接
着することなく支えられている。
【0015】この支持部104はガラス基板(第2の基
板)で形成されており第1の基板101を用いたペン入
力を容易に可能とする為の台座である下敷きの役目を果
たす固定板である。そのためには第1の基板よりも堅い
ものが望ましい。この支持部104上に第1の基板10
1、回路部102、収納部103が搭載される様になっ
ている。そして、第1の基板101とこれら回路部10
2、収納部103は、それぞれ短辺で接続されている
が、この第1の基板が回路部102、収納部103の下
に延在した状態で接続されていても機能的には同様に使
用することができる。
【0016】この携帯情報機器の特徴は、収納時に見ら
れる。図1(b) を用いて、この特徴を説明する。第1の
基板101は回路部102を収納部103方向にスライ
ドする事により収納部103の内側にロールされ収納さ
れる。ロールする代わりに細かく折り畳んでも同様に収
納可能な機能は代わりないので採用することができる。
もちろん、この第1の基板がロールできるためにはプラ
スチックなどの折り曲げ可能な材料を採用する必要があ
るが、折り畳むのであればプラスチックだけでなくガラ
スなどの堅い基板材料であっても折り曲げる部分に蝶番
等を採用することで可能になる。第1の基板をロール可
能にする為に、第1の基板101はプラスチックなど曲
げ強度に優れた基板を用いる。例えば、ポリアリレー
ト、ポリエーテルサルフォン、ポリスルホンを用いる事
が望ましい。第1の基板101下の第2の基板104に
は複数の蝶番105が設けられ、図1(b) に示す様に回
路部102を収納部103の内側に取り入れて収納・折
り畳む事ができる。この第2の基板はこの収納部103
は信号処理用のLSIのチップ、電源回路用のパワーア
ンプ等が搭載されているが内部の空いた空間に第1の基
板101がロールされ収納される様になっている。この
状態で第2の基板は、第1の基板101だけでなく回路
部102、収納部103等を携帯情報機器の携帯状態時
において収納容器として働きこれらの回路部102、収
納部103等を携帯時の衝撃等から保護する事ができ
る。そのためにも、第1の基板に比べて堅い堅牢な材料
のであることが望ましい。ガラス、セラミック等である
が、プラスチックであってもポリプロピレン等の硬質の
ものが望ましい。
【0017】この様に、使用時は第1の基板101を大
きく伸ばすが、携帯時は第1の基板101の大きさとは
関係なく、携帯に適した小型化が実現できる。従来の携
帯情報機器の大きさが第1の基板101の大きさで決定
されていたのに対し、本発明は駆動部、入力部までの大
きさにまで、縮小した形で携帯できる。上述した機能を
有する携帯情報機器を得るためには、次の技術が必要で
ある。第1に、第1の基板101がロールできる事、第
2に、第1の基板の駆動回路が内蔵された回路部の位置
であり、折り畳む方向に対して垂直方向に形成されてい
る事である。図2で図1に示す携帯情報機器を実現する
ための主要な部分である第1の基板の構成を具体的に示
す。第1の基板101は、プラスチック基板上に液晶表
示素子の主要部となる第1の基板101が形成されてお
り、さらにこの第1の基板101表面には走査線207
と信号線208がその表面にマトリックス状に形成され
ている。この第1の基板はアレイ基板を兼ねるものであ
るのでこれらの線には画素やスイッチング用のトランジ
スタ、補助容量等が接続されているが、ここでは図示し
ていない。また、ここでは図示していないがこのアレイ
基板の他に液晶表示素子を構成する上で必要となる第1
の基板(アレイ基板)に対向するITO等の対向電極を
表面に形成した対向基板、第1の基板と対向基板に挟持
される液晶層等が存在する。この対向基板も第1の基板
と同一の材料で形成することが望ましい。さらに、この
アレイ基板上のそれぞれ走査線207には引出線203
が接続されている。一方、信号線208は対向する2つ
の辺に形成された引出線201に互い違いに接続されて
いる。そして、この引出線203はTAB204を介し
て走査線ドライバ回路205と接続されており、引出線
201はTAB配線202を介して信号線ドライバ回路
206に接続されている。この時、走査線ドライバ回路
205と信号線ドライバ回路206が第1の基板101
の一対の短辺の一方に形成され、他方には形成されない
ようになっている。この実施例では第1の基板が液晶表
示素子のアレイ基板を兼ねているが、第1の基板上に2
枚の別の基板で液晶層を挟持した液晶表示素子を別に設
けてもよい。以上の構成では信号線ドライバ回路206
と液晶表示素子の信号線パッドの接続に於いて、アレイ
の信号線パッドと第1の基板との距離は極力近い方が好
ましい。図3( a) 、図3 (b) を用いてこの事を説明
する。図3( a) は、走査線パッド301と信号線パッ
ド302と第1の基板第1の基板101の位置関係を詳
細に説明するため、第1の基板の角(図2のAで示した
領域)を拡大した図である。図3 (b) は比較例を示し
た。図3(b)の様に、引き出し用信号線502を第1
の基板上で引き回すと、信号線パッド501と表示領域
503間の抵抗が大きくなり問題となる。通常、引き出
し用信号線502は信号線208と同一配線材料であり
液晶表示素子に特有のMoTaゃTiN等の特殊な配線
の材料(銅やアルミニウム等と比べて比抵抗は高い)を
使用しており、しかも膜厚も信号線と同一であるから配
線抵抗が大きくなるのである。特に、TAB等で接続す
るパッド501の位置から遠い表示領域503付近で
は、抵抗は大きくなる。従って、図3( a) の様に、信
号線パッド302は従来通りに形成しておき、銅やアル
ミニウム等で形成したTAB配線202を引き回す事
で、図2で示した様に走査線ドライバ回路205と同じ
第1の基板101の同一の辺方向に重ねて信号線ドライ
バ回路206を設置する事が望ましい。
【0018】この第1の基板101の表示領域503に
のスイッチング素子としての薄膜トランジスタ504、
ITOの画素電極505等を信号線208と走査線20
7の交点にそれぞれ形成し、アクティブマトリックス型
のアレイを作成する。その後、図示しないが液晶材料を
介在させ、対向電極としてITOの透明導電膜膜を形成
した対向基板(第1の基板と同様な材料例えばプラスチ
ック)を第1の基板と対向配置してセルを完成させ、液
晶表示素子を形成する。この液晶表示素子は第1の基板
上に直接アレイを形成してアレイ基板とし、第1の基板
を液晶表示素子の一部としたが、第1の基板とは独立し
て液晶表示素子を形成しても良い。その場合は、例え
ば、2枚のプラスチック基板間に液晶を挟持した液晶表
示素子を予め形成しておき、これを第1の基板上に張り
付けた構成などがある。この様にすれば液晶表示装自体
の歩留まりが向上し大量生産などが容易である。以上の
ようにして、第1の基板の一辺側に走査線ドライバ回路
205及び信号線ドライバ回路206を集中させ回路部
に収容する。駆動電源、映像信号受信用回路等は第1の
基板101の収容部103内に設ける。これで、また、
第1の基板の1つの辺のみに信号線ドライバ回路206
を設置しておりロールする方向にLSI等の素子が存在
しないようにしているためLSI等が曲げによる破損の
心配がなく液晶表示素子の曲げの繰り返しに起因する信
頼性の低下を防止することができる。別言すれば、第1
の基板101を収容部103に収納する際、走査線ドラ
イバ回路205、信号線ドライバ回路206が第1の基
板のロールに影響されて折れたり破損することがない様
にする事ができる。ロールされる辺、即ち、収容部10
3側にドライバ回路回路が存在すると、映像信号や電源
の供給の配線が複雑化し、更に曲げ強度に対する配線の
信頼性が低くなる心配がある。以上のように駆動回路を
第1の基板の1辺に集める構成を採用する事によって、
従来では実現できなかった、携帯性と大型表示画面を同
時に得られる、携帯情報機器を実現する事ができる。
【0019】
【発明の効果】上記構成によって、携帯性を確保しなが
らも、第1の基板の大きい情報機器を得ることができ第
1の基板の大きさに関わることのない、携帯に優れた情
報機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の斜視図
【図2】本発明の第1の実施例の要部を示す平面図
【図3】本発明の第1の実施例の要部を示す平面図
【図4】従来例を説明する図
【図5】従来例を説明する図
【符号の説明】
101 第1の基板 102 駆動回路部 103 電源回路部 104 支持部 105 蝶番

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する第1及び第2の辺を有しこの2辺
    と直交する方向に自在に折り曲げまたはロールして縮小
    可能な第1の基板と、この第1の基板上に形成された液
    晶表示素子と、前記第1の基板の片方の前記第1の辺に
    寄せて形成され前記液晶表示素子を駆動する回路部とを
    具備し、前記液晶表示素子を表示するに際しては前記第
    1の基板を広げ、前記液晶表示素子を非表示する際には
    折り曲げまたはロールして縮小することを特徴とする収
    納型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記第1の基板上の第2の辺に接して形成
    され前記液晶表示素子を収納可能な収納部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の収納型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記収納部には前記液晶表示素子への電源
    供給回路が形成され、前記回路部には前記液晶表示素子
    の走査線ドライバ回路及び信号線ドライバ回路が形成さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の収納型液晶表示
    装置。
  4. 【請求項4】前記第1の基板は、プラスチック基板であ
    り前記収納部にロールして収納されることを特徴とする
    請求項1に記載の収納型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記第1の基板の下に非接着にて形成さ
    れ、前記液晶表示素子を表示する際には台座となり非表
    示の際には前記第1の基板を保護する容器になる第2の
    基板を有することを特徴とする請求項1に記載の収納型
    液晶表示装置。
JP15054397A 1997-06-09 1997-06-09 収納型液晶表示装置 Pending JPH10339866A (ja)

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