JPH10339431A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH10339431A JPH10339431A JP15179397A JP15179397A JPH10339431A JP H10339431 A JPH10339431 A JP H10339431A JP 15179397 A JP15179397 A JP 15179397A JP 15179397 A JP15179397 A JP 15179397A JP H10339431 A JPH10339431 A JP H10339431A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼装置を大きすることなく低騒音を実現す
る。 【解決手段】 上部が開口した箱型形状で側面に複数の
穴部を有し第一のバーナ３２と第二のバーナ３３を複数
本交互に併設して該穴部に夫々のバーナの流入口を密接
させて前記夫々のバーナを支持する内ケース３４と、上
部が開口した箱型形状で内部に内ケース３４を保持し内
ケース３４との空間で空気室を形成する外ケース３５
と、外ケース３５底面に燃焼用の空気を供給する送風機
３６とこの送風機が外ケース内に供給した空気量の一部
が均一に流出する多孔質材料３７が設けられている。こ
れにより、燃焼装置を大きすることなく低騒音を実現す
ることができる。
る。 【解決手段】 上部が開口した箱型形状で側面に複数の
穴部を有し第一のバーナ３２と第二のバーナ３３を複数
本交互に併設して該穴部に夫々のバーナの流入口を密接
させて前記夫々のバーナを支持する内ケース３４と、上
部が開口した箱型形状で内部に内ケース３４を保持し内
ケース３４との空間で空気室を形成する外ケース３５
と、外ケース３５底面に燃焼用の空気を供給する送風機
３６とこの送風機が外ケース内に供給した空気量の一部
が均一に流出する多孔質材料３７が設けられている。こ
れにより、燃焼装置を大きすることなく低騒音を実現す
ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス及び石油を気
化させたガスを燃焼する給湯器や暖房器などに用いられ
る燃焼装置に関するものである。
化させたガスを燃焼する給湯器や暖房器などに用いられ
る燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、燃焼装置は、給気口を備えた
前板と本体ケースからなるケーシング内に比例制御弁等
の燃料制御装置を使用してバーナ部で燃焼する燃料を可
変するとともに、燃料制御装置で供給する燃料に対応し
た目標回転数で送風機を自動制御する回転数制御装置で
制御してバーナ部に適切な空気量を供給することで安定
した燃焼状態が得られるようにしていた。また、前板や
本体ケースや排気通路に消音材等を取り付けたりして燃
焼装置で発生する音を遮音したり消音したりして燃焼装
置としての低騒音化を実現していた。
前板と本体ケースからなるケーシング内に比例制御弁等
の燃料制御装置を使用してバーナ部で燃焼する燃料を可
変するとともに、燃料制御装置で供給する燃料に対応し
た目標回転数で送風機を自動制御する回転数制御装置で
制御してバーナ部に適切な空気量を供給することで安定
した燃焼状態が得られるようにしていた。また、前板や
本体ケースや排気通路に消音材等を取り付けたりして燃
焼装置で発生する音を遮音したり消音したりして燃焼装
置としての低騒音化を実現していた。
【０００３】以下、従来の燃焼装置について図面を参照
しながら説明する。図５に従来の燃焼装置の概略図を示
す。図５において、給気口１と消音材２とを備えた前板
３と、本体ケース４からなるケーシング５内にバーナ６
と水加熱用の熱交換器７、バーナ６に燃料を供給する燃
料供給装置８、燃焼用の空気を供給する送風機９、送風
機９の回転数を制御する回転数制御装置１０とを内装し
ている。熱交換器７には水量検出装置１１と入水温検出
装置１２と出湯温検出装置１３とが設けられている。燃
料供給装置８は燃料供給量設定回路１４、燃料通路を開
閉する電磁弁１５、燃料を制御する燃料制御装置１６で
構成されている。
しながら説明する。図５に従来の燃焼装置の概略図を示
す。図５において、給気口１と消音材２とを備えた前板
３と、本体ケース４からなるケーシング５内にバーナ６
と水加熱用の熱交換器７、バーナ６に燃料を供給する燃
料供給装置８、燃焼用の空気を供給する送風機９、送風
機９の回転数を制御する回転数制御装置１０とを内装し
ている。熱交換器７には水量検出装置１１と入水温検出
装置１２と出湯温検出装置１３とが設けられている。燃
料供給装置８は燃料供給量設定回路１４、燃料通路を開
閉する電磁弁１５、燃料を制御する燃料制御装置１６で
構成されている。
【０００４】熱交換器７の上部には、排気通路となる排
気筒１７が接続され、排気筒１７の内部にも消音材１８
が設けられている。消音材２と消音材１８はその消音効
果を出すために１５〜２０mm以上の厚さのグラスウール
が使われている。
気筒１７が接続され、排気筒１７の内部にも消音材１８
が設けられている。消音材２と消音材１８はその消音効
果を出すために１５〜２０mm以上の厚さのグラスウール
が使われている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の燃焼装置の構成では、消音材２を前板３に設けるた
めケーシング５の奥行寸法が消音材２の厚さ分大きくな
り、また排気筒１７内に消音材１８を設けるため燃焼装
置の高さ寸法が消音材１８の厚さ分高くなり燃焼装置が
大きくなるという課題を有していた。
来の燃焼装置の構成では、消音材２を前板３に設けるた
めケーシング５の奥行寸法が消音材２の厚さ分大きくな
り、また排気筒１７内に消音材１８を設けるため燃焼装
置の高さ寸法が消音材１８の厚さ分高くなり燃焼装置が
大きくなるという課題を有していた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の
横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構
成する燃料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバーナ本
体と、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の横側面
に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構成する
空気過剰の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナと、上
部が開口した箱型形状で側面に複数の穴部を有し、第一
のバーナと第二のバーナを複数本交互に併設して該穴部
に夫々のバーナの流入口を密接させて前記夫々のバーナ
を支持する内ケースと、上部が開口した箱型形状で内部
に内ケースを保持し、内ケースとの空間で空気室を形成
する外ケースと、外ケース底面に設けた燃焼用の空気を
供給する送風機とを備え、外ケース底面に送風機が外ケ
ース内に供給した空気量の一部が均一に流出する多孔質
材料を設けたもので、消音材を前板や排気筒に設けるこ
となく、燃焼装置を大きすることなく低騒音を実現する
ものである。
するために、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の
横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構
成する燃料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバーナ本
体と、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の横側面
に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構成する
空気過剰の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナと、上
部が開口した箱型形状で側面に複数の穴部を有し、第一
のバーナと第二のバーナを複数本交互に併設して該穴部
に夫々のバーナの流入口を密接させて前記夫々のバーナ
を支持する内ケースと、上部が開口した箱型形状で内部
に内ケースを保持し、内ケースとの空間で空気室を形成
する外ケースと、外ケース底面に設けた燃焼用の空気を
供給する送風機とを備え、外ケース底面に送風機が外ケ
ース内に供給した空気量の一部が均一に流出する多孔質
材料を設けたもので、消音材を前板や排気筒に設けるこ
となく、燃焼装置を大きすることなく低騒音を実現する
ものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の燃焼装置
は、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の横側面に
燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構成する燃
料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバーナ本体と、バ
ーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の横側面に燃料と
燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構成する空気過剰
の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナと、上部が開口
した箱型形状で側面に複数の穴部を有し、前記第一のバ
ーナと第二のバーナを複数本交互に併設して、該穴部に
夫々のバーナの流入口を密接させて前記夫々のバーナを
支持する内ケースと、上部が開口した箱型形状で内部に
前記内ケースを保持し前記内ケースとの空間で空気室を
形成する外ケースと前記外ケース底面に設けた燃焼用の
空気を供給する送風機とを備え、さらに前記外ケース底
面に前記送風機が前記外ケース内に供給した空気量の一
部が均一に流出する多孔質材料を設けたもので、消音材
を前板や排気筒に設けることなく、燃焼装置を大きする
ことなく低騒音を実現するものである。
は、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の横側面に
燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構成する燃
料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバーナ本体と、バ
ーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の横側面に燃料と
燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構成する空気過剰
の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナと、上部が開口
した箱型形状で側面に複数の穴部を有し、前記第一のバ
ーナと第二のバーナを複数本交互に併設して、該穴部に
夫々のバーナの流入口を密接させて前記夫々のバーナを
支持する内ケースと、上部が開口した箱型形状で内部に
前記内ケースを保持し前記内ケースとの空間で空気室を
形成する外ケースと前記外ケース底面に設けた燃焼用の
空気を供給する送風機とを備え、さらに前記外ケース底
面に前記送風機が前記外ケース内に供給した空気量の一
部が均一に流出する多孔質材料を設けたもので、消音材
を前板や排気筒に設けることなく、燃焼装置を大きする
ことなく低騒音を実現するものである。
【０００８】また、本発明の請求項２記載の燃焼装置
は、第１の請求項に加え、多孔質材料に対向する内ケー
ス底面を波型形状にしたもので、さらに低騒音化がはか
れるものである。
は、第１の請求項に加え、多孔質材料に対向する内ケー
ス底面を波型形状にしたもので、さらに低騒音化がはか
れるものである。
【０００９】また、本発明の請求項３記載の燃焼装置
は、第１第２の請求項に加え、外ケースに多孔質材料の
着脱を検知する検知手段を備え、多孔質材料が外れてい
る場合はバーナへの燃料供給を停止する制御装置を設け
たもので、多孔質材料の掃除などで多孔質材料が外れて
いる場合、バーナに空気が供給されずそのままで燃焼さ
せた場合の不完全燃焼をあらかじめ防止して燃焼装置の
安全性を確保しているものである。
は、第１第２の請求項に加え、外ケースに多孔質材料の
着脱を検知する検知手段を備え、多孔質材料が外れてい
る場合はバーナへの燃料供給を停止する制御装置を設け
たもので、多孔質材料の掃除などで多孔質材料が外れて
いる場合、バーナに空気が供給されずそのままで燃焼さ
せた場合の不完全燃焼をあらかじめ防止して燃焼装置の
安全性を確保しているものである。
【００１０】また、本発明の請求項４記載の燃焼装置
は、第１第２の請求項に加え、多孔質材料を金属編組板
としたもので生産性の向上をはかり低コスト化を実現で
きるものである。
は、第１第２の請求項に加え、多孔質材料を金属編組板
としたもので生産性の向上をはかり低コスト化を実現で
きるものである。
【００１１】また、本発明の請求項５記載の燃焼装置
は、第１第２の請求項に加え、多孔質材料は該孔部がす
べて閉塞しても不完全燃焼を生じない構成としたもの
で、該孔部がすべて閉塞した場合の燃焼装置の安全性を
高めたものである。
は、第１第２の請求項に加え、多孔質材料は該孔部がす
べて閉塞しても不完全燃焼を生じない構成としたもの
で、該孔部がすべて閉塞した場合の燃焼装置の安全性を
高めたものである。
【００１２】以下、本発明の燃焼装置の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。 （実施例１）図１は、本発明の実施例１における燃焼装
置の概略図である。
て、図面を参照しながら説明する。 （実施例１）図１は、本発明の実施例１における燃焼装
置の概略図である。
【００１３】図１において、給気口１９を備えた前板２
０と、本体ケース２１からなるケーシング２２内に燃焼
室２３と水加熱用の熱交換器２４、燃焼室２３に燃料を
供給する燃料供給装置２５を内装している。熱交換器２
４には水量検出装置２６と入水温検出装置２７と出湯温
検出装置２８とが設けられている。燃料供給装置２５燃
料供給量設定回路２９、燃料通路を開閉する電磁弁３
０、燃料を制御する燃料制御装置３１で構成されてい
る。
０と、本体ケース２１からなるケーシング２２内に燃焼
室２３と水加熱用の熱交換器２４、燃焼室２３に燃料を
供給する燃料供給装置２５を内装している。熱交換器２
４には水量検出装置２６と入水温検出装置２７と出湯温
検出装置２８とが設けられている。燃料供給装置２５燃
料供給量設定回路２９、燃料通路を開閉する電磁弁３
０、燃料を制御する燃料制御装置３１で構成されてい
る。
【００１４】燃焼室２３は、バーナ本体の上部に炎口
部、バーナ本体の横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入
れる流入口とを構成する燃料過剰の濃混合気を燃焼させ
る第一のバーナ３２と、バーナ本体の上部に炎口部、バ
ーナ本体の横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流
入口とを構成する空気過剰の希薄混合気を燃焼させる第
二のバーナ３３と、上部が開口した箱型形状で側面に複
数の穴部を有し第一のバーナ３２と第二のバーナ３３を
複数本交互に併設して該穴部に夫々のバーナの流入口を
密接させて前記夫々のバーナを支持する内ケース３４
と、上部が開口した箱型形状で内部に内ケース３４を保
持し内ケース３４との空間で空気室を形成する外ケース
３５と、外ケース３５底面に燃焼用の空気を供給する送
風機３６とこの送風機３６が外ケース３５内に供給した
空気量の一部が均一に流出する多孔質材料３７が設けら
れている。多孔質材料３７は薄板状のセラミックプレー
トに多数の小孔を均一に配列して加工したものである。
部、バーナ本体の横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入
れる流入口とを構成する燃料過剰の濃混合気を燃焼させ
る第一のバーナ３２と、バーナ本体の上部に炎口部、バ
ーナ本体の横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流
入口とを構成する空気過剰の希薄混合気を燃焼させる第
二のバーナ３３と、上部が開口した箱型形状で側面に複
数の穴部を有し第一のバーナ３２と第二のバーナ３３を
複数本交互に併設して該穴部に夫々のバーナの流入口を
密接させて前記夫々のバーナを支持する内ケース３４
と、上部が開口した箱型形状で内部に内ケース３４を保
持し内ケース３４との空間で空気室を形成する外ケース
３５と、外ケース３５底面に燃焼用の空気を供給する送
風機３６とこの送風機３６が外ケース３５内に供給した
空気量の一部が均一に流出する多孔質材料３７が設けら
れている。多孔質材料３７は薄板状のセラミックプレー
トに多数の小孔を均一に配列して加工したものである。
【００１５】出湯カラン等の開放により水流が生じると
水量検出装置２６が水の流れを検出し、水量検出装置２
６で検出した水量と入水温検出装置２７で検出した入水
温度から予め設定された出湯温度が得られるように燃料
供給量設定回路２９で燃料供給量が演算され、電磁弁３
０が開き、燃料制御装置３１から燃焼室２３へ所定の燃
料が供給されるとともに送風機３６から燃焼に必要な空
気を燃焼室２３へ供給して燃焼状態になる。この時、送
風機３６から燃焼室２３に供給される空気は内ケース３
４と外ケース３５の間の空気室３８の狭部で整流化され
て第一のバーナ３２と第二のバーナ３３に均一に導かれ
る。この整流化のため空気の流速が一部で極端に速くな
ったり空気の渦を生じたりして空気の通過音および風き
り音が生じるのを流速が一部で極端に速くなったり空気
の渦を生じたりした場所の空気の一部を外ケース３５に
設けられた多孔質材料３７を通じて外ケース３５外に流
出させることで防止することができる。
水量検出装置２６が水の流れを検出し、水量検出装置２
６で検出した水量と入水温検出装置２７で検出した入水
温度から予め設定された出湯温度が得られるように燃料
供給量設定回路２９で燃料供給量が演算され、電磁弁３
０が開き、燃料制御装置３１から燃焼室２３へ所定の燃
料が供給されるとともに送風機３６から燃焼に必要な空
気を燃焼室２３へ供給して燃焼状態になる。この時、送
風機３６から燃焼室２３に供給される空気は内ケース３
４と外ケース３５の間の空気室３８の狭部で整流化され
て第一のバーナ３２と第二のバーナ３３に均一に導かれ
る。この整流化のため空気の流速が一部で極端に速くな
ったり空気の渦を生じたりして空気の通過音および風き
り音が生じるのを流速が一部で極端に速くなったり空気
の渦を生じたりした場所の空気の一部を外ケース３５に
設けられた多孔質材料３７を通じて外ケース３５外に流
出させることで防止することができる。
【００１６】また、燃焼による火炎の振動エネルギーに
よる内ケース３４と外ケース３５の間の空気室３８を通
過する空気の振動も外ケース３５に設けられた多孔質材
料３７を通じて空気の一部を外ケース３５外に流出させ
ることで圧力変動を押さえることができ、空気の振動に
起因する振動燃焼を抑制することができる。
よる内ケース３４と外ケース３５の間の空気室３８を通
過する空気の振動も外ケース３５に設けられた多孔質材
料３７を通じて空気の一部を外ケース３５外に流出させ
ることで圧力変動を押さえることができ、空気の振動に
起因する振動燃焼を抑制することができる。
【００１７】図２は、多孔質材料３７を取付けた時の騒
音スペクトルと取付けない時の騒音スペクトルを表して
いる。図２より明らかなように周波数が２００Ｈｚ以上
の周波数帯で騒音スペクトルは多孔質材料３７を取付け
た時の方が低くなり、全体でも１．２ｄＢの低騒音を実
現することができる。この低騒音のレベルは従来例と同
等で、本発明の燃焼装置により、消音材を前板や排気筒
に設けることなく低騒音を実現することがてきる。
音スペクトルと取付けない時の騒音スペクトルを表して
いる。図２より明らかなように周波数が２００Ｈｚ以上
の周波数帯で騒音スペクトルは多孔質材料３７を取付け
た時の方が低くなり、全体でも１．２ｄＢの低騒音を実
現することができる。この低騒音のレベルは従来例と同
等で、本発明の燃焼装置により、消音材を前板や排気筒
に設けることなく低騒音を実現することがてきる。
【００１８】（実施例２）図３は、本発明の実施例２に
おける燃焼装置の概略図である。
おける燃焼装置の概略図である。
【００１９】実施例１における燃焼装置との相違点は、
多孔質材料３７に対向する内ケース３４底面を波型形状
３９に加工したもので、この波型形状３９を施すこと
で、実施例１における燃焼装置と比較して高周波領域の
騒音が低減できて、さらに低騒音化がはかれる。
多孔質材料３７に対向する内ケース３４底面を波型形状
３９に加工したもので、この波型形状３９を施すこと
で、実施例１における燃焼装置と比較して高周波領域の
騒音が低減できて、さらに低騒音化がはかれる。
【００２０】（実施例３）図４は、本発明の実施例３に
おける燃焼装置の概略図である。
おける燃焼装置の概略図である。
【００２１】実施例１における燃焼装置との相違点は、
外ケース３５の底面に多孔質材料３７が燃焼装置の前方
から着脱可能なようにスライドレール４０と外れ防止の
ロック装置４１を設けるとともに、外ケース３５に多孔
質材料３７の着脱を検知する検知手段４２と、多孔質材
料３７が外れている場合は燃焼質２３への燃料供給を停
止する制御装置４３を設けたもので、多孔質材料３７の
該孔部が閉塞してきて低騒音化の効果が無くなってきた
時は容易に多孔質材料３７を取はずしてメンテナンスが
でき、さらに多孔質材料３７が外れている時には制御装
置４３からの信号で燃料制御装置３１が作動して電磁弁
３０が閉じ、バーナへの燃料供給を停止するので、メン
テナンス作業時の燃焼装置の安全性を確保できる。
外ケース３５の底面に多孔質材料３７が燃焼装置の前方
から着脱可能なようにスライドレール４０と外れ防止の
ロック装置４１を設けるとともに、外ケース３５に多孔
質材料３７の着脱を検知する検知手段４２と、多孔質材
料３７が外れている場合は燃焼質２３への燃料供給を停
止する制御装置４３を設けたもので、多孔質材料３７の
該孔部が閉塞してきて低騒音化の効果が無くなってきた
時は容易に多孔質材料３７を取はずしてメンテナンスが
でき、さらに多孔質材料３７が外れている時には制御装
置４３からの信号で燃料制御装置３１が作動して電磁弁
３０が閉じ、バーナへの燃料供給を停止するので、メン
テナンス作業時の燃焼装置の安全性を確保できる。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明かのように本発明の燃
焼装置によれば次の効果が得られる。
焼装置によれば次の効果が得られる。
【００２３】（１）バーナ本体の上部に炎口部、バーナ
本体の横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口
とを構成する燃料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバ
ーナ本体と、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の
横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構
成する空気過剰の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナ
と、上部が開口した箱型形状で側面に複数の穴部を有
し、前記第一のバーナと第二のバーナを複数本交互に併
設して、該穴部に夫々のバーナの流入口を密接させて前
記夫々のバーナを支持する内ケースと、上部が開口した
箱型形状で内部に前記内ケースを保持し前記内ケースと
の空間で空気室を形成する外ケースと前記外ケース底面
に設けた燃焼用の空気を供給する送風機とを備え、さら
に前記外ケース底面に前記送風機が前記外ケース内に供
給した空気量の一部が均一に流出する多孔質材料を設け
たもので、消音材を前板や排気筒に設けることなく、燃
焼装置を大きすることなく低騒音を実現することがてき
る。
本体の横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口
とを構成する燃料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバ
ーナ本体と、バーナ本体の上部に炎口部、バーナ本体の
横側面に燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口とを構
成する空気過剰の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナ
と、上部が開口した箱型形状で側面に複数の穴部を有
し、前記第一のバーナと第二のバーナを複数本交互に併
設して、該穴部に夫々のバーナの流入口を密接させて前
記夫々のバーナを支持する内ケースと、上部が開口した
箱型形状で内部に前記内ケースを保持し前記内ケースと
の空間で空気室を形成する外ケースと前記外ケース底面
に設けた燃焼用の空気を供給する送風機とを備え、さら
に前記外ケース底面に前記送風機が前記外ケース内に供
給した空気量の一部が均一に流出する多孔質材料を設け
たもので、消音材を前板や排気筒に設けることなく、燃
焼装置を大きすることなく低騒音を実現することがてき
る。
【００２４】（２）多孔質材料に対向する内ケース底面
を波型形状にしたもので、さらに高周波領域の騒音が低
減できてさらに低騒音化がはかれる。
を波型形状にしたもので、さらに高周波領域の騒音が低
減できてさらに低騒音化がはかれる。
【００２５】（３）外ケースに多孔質材料の着脱を検知
する検知手段を備え、多孔質材料が外れている場合はバ
ーナへの燃料供給を停止する制御装置を設けたもので、
多孔質材料の掃除などで多孔質材料が外れている場合、
この穴から空気が大量にもれてバーナに空気が供給され
ずそのままで燃焼させた場合の不完全燃焼をあらかじめ
防止して燃焼装置の安全性を確保できる。
する検知手段を備え、多孔質材料が外れている場合はバ
ーナへの燃料供給を停止する制御装置を設けたもので、
多孔質材料の掃除などで多孔質材料が外れている場合、
この穴から空気が大量にもれてバーナに空気が供給され
ずそのままで燃焼させた場合の不完全燃焼をあらかじめ
防止して燃焼装置の安全性を確保できる。
【００２６】（４）多孔質材料を金属編組板としたもの
で生産性の向上をはかり低コスト化を実現できる。
で生産性の向上をはかり低コスト化を実現できる。
【００２７】（５）多孔質材料は該孔部がすべて閉塞し
ても不完全燃焼を生じない構成としたもので、該孔部が
すべて閉塞した場合の燃焼装置の安全性を向上できる。
ても不完全燃焼を生じない構成としたもので、該孔部が
すべて閉塞した場合の燃焼装置の安全性を向上できる。
【図１】本発明の実施例１における燃焼装置の構成図
【図２】同装置における騒音スペクトル図
【図３】本発明の実施例２における燃焼装置の構成図
【図４】本発明の実施例３における燃焼装置の構成図
【図５】従来の燃焼装置の構成図
２３ 燃焼室 ３１ 燃料制御装置 ３２ 第一のバーナ ３３ 第二のバーナ ３４ 内ケース ３５ 外ケース ３６ 送風機 ３７ 多孔質材料 ３８ 空気室 ３９ 波形形状 ４２ 検知手段 ４３ 制御装置
Claims (5)
- 【請求項１】燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口を
有し燃料過剰の濃混合気を燃焼させる第一のバーナと、
燃料と燃焼用の空気を取り入れる流入口を有し空気過剰
の希薄混合気を燃焼させる第二のバーナと、上部が開口
した箱型形状で側面に複数の穴部を有し、前記第一のバ
ーナと第二のバーナとを交互に併設して、前記穴部に夫
々のバーナの前記流入口を密接させ前記夫々のバーナを
支持する内ケースと、上部が開口した箱型形状で内部に
前記内ケースを保持し前記内ケースとの空間で空気室を
形成する外ケースと、前記外ケース底面に設けた燃焼用
空気を供給する送風機と、前記送風機によって前記外ケ
ース内に供給した空気量の一部が均一に流出する多孔質
材料とを備えた燃焼装置。 - 【請求項２】多孔質材料に対向する内ケース底面を波型
形状にした請求項１記載の燃焼装置。 - 【請求項３】多孔質材料の着脱を検知する検知手段を備
え、多孔質材料が外れている場合はバーナへの燃料供給
を停止する制御装置を設けた請求項１または請求項２記
載の燃焼装置。 - 【請求項４】多孔質材料は金属編組板からなる請求項１
または請求項２記載の燃焼装置。 - 【請求項５】多孔質材料は該孔部がすべて閉塞しても不
完全燃焼を生じない構成とした請求項１または請求項２
記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15179397A JP3849231B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15179397A JP3849231B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10339431A true JPH10339431A (ja) | 1998-12-22 |
| JP3849231B2 JP3849231B2 (ja) | 2006-11-22 |
Family
ID=15526426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15179397A Expired - Lifetime JP3849231B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3849231B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105910129A (zh) * | 2015-02-20 | 2016-08-31 | 三浦工业株式会社 | 锅炉 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15179397A patent/JP3849231B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105910129A (zh) * | 2015-02-20 | 2016-08-31 | 三浦工业株式会社 | 锅炉 |
| CN105910129B (zh) * | 2015-02-20 | 2021-04-09 | 三浦工业株式会社 | 锅炉 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3849231B2 (ja) | 2006-11-22 |
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