JPS5919209Y2 - 赤外線バ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内炎筒と外炎筒とを有する赤外線バーナの遮熱
板に関するものである。

従来の赤外線バーナの平らな遮熱板であると内炎筒から
の輻射熱は全て遮断できず、ガバナ、コック、ケース等
の温度を高くしていた。

本考案は内炎筒からの輻射熱は全て遮断して、ガバナ、
コック、ケース等の温度を低くしようとするもので、以
下その一実施例を図面と共に説明する。

第１図はガスストーブであり、１は赤外線バーナである
。

第２図の赤外線バーナ１において、２はバーナベースで
あり、その上へ多孔の有するパンチングメタルの内炎筒
３、多孔の有するパンチングメタルの外炎筒４を装着さ
せている。

内炎筒３．外炎筒４の上には上蓋５を装着させている。

外炎筒４の外側には外筒６とガラス筒７を組合せている
。

８はバーナベースを供給するガスコックで、ここがらの
ガスはガバナ９を通ってバーナベース２から噴出する。

噴出されたガス１０は内炎筒３の下部と外炎筒４の下部
の孔から空気１１と混合して混合ガスとなり、内炎筒３
の上部の孔からの空気と、外炎筒４とガラス筒７の間の
空気１１とによって燃焼し、外炎筒４の上部を赤熱させ
る。

同時に内炎筒３も赤熱する。

１２は内炎筒４からの輻射熱１３を遮断する遮熱板であ
るが、完全ではなく、一部輻射熱が逃げてコック８．ガ
バナ９．ケース１４等の温度を高くしていた。

本考案はこの様な不具合をなくすために第３図に示す様
に、凹面とした補助遮熱板１５を遮熱板１２の上へ設け
て、内炎筒からの輻射熱１３はすべて上方て返し、コッ
ク８．ガバナ９．ケース１４等の温度を低くした。

第４図は補助遮熱板１５の斜視図、第５図は従来の遮熱
板１２の斜視図である。

以上のように本考案によれば遮熱板が２重構造であるの
で充分な遮熱及び反射ができ、コック、ガバナ、ケース
等の温度上昇を抑えることができるとともに、燃焼用２
次空気の流れが遮熱板によって阻害されることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるガスストーブの斜視
図、第２図は従来の赤外線バーナの断面図、第３図は本
考案の一実施例の赤外線バーナの断面図、第４図は同補
助遮熱板の斜視図、第５図は従来の遮熱板の斜視図であ
る。 ３・・・・・・内炎筒、４・・・・・・外炎筒、７・・
・・・・ガラス筒、８・・・・・・コック、９・・・・
・・ガバナ、１２・・・・・・遮熱板、１４・・・・・
・ケース、１５・・・・・・補助遮熱板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多孔性の内炎筒と、前記内炎筒と同心円状にがつ前記内
   炎筒の外周に設けられた多孔性の外炎筒と、前記外炎筒
   の外周に位置する耐熱ガラス円筒と、前記内炎筒と外炎
   筒の上面を閉塞する上蓋と、前記内炎筒と外炎筒との間
   にガスを供給するバーナベースとを備え、前記内炎筒下
   部に空気の流入する空間をおいて遮熱板を設け、前記遮
   熱板の上に凹面状の補助遮熱板を設ける構成とした赤外
   線バーナ。