JPH10339398A - 低温タンクの給液管 - Google Patents

低温タンクの給液管

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JPH10339398A
JPH10339398A JP9150986A JP15098697A JPH10339398A JP H10339398 A JPH10339398 A JP H10339398A JP 9150986 A JP9150986 A JP 9150986A JP 15098697 A JP15098697 A JP 15098697A JP H10339398 A JPH10339398 A JP H10339398A
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JP
Japan
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main body
liquid
pipe main
bubbles
supply pipe
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Pending
Application number
JP9150986A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Arai
達也 新井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH10339398A publication Critical patent/JPH10339398A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/02Energy absorbers; Noise absorbers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型気泡の凝縮による騒音や振動の発生を防
止し得るようにする。 【解決手段】 低温タンク本体へ液5を供給する給液管
本体3の内面に対して、気泡成長阻止部材10を取付け
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温タンクの給液
管に関するものであり、より詳しくは、大型気泡の凝縮
による騒音や振動の発生を防止し得るようにした低温タ
ンクの給液管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガスを貯留する液化天然ガスタ
ンクなどの低温タンクには、給液のためにリード管と呼
ばれる給液管が設けられている。
【0003】図3は、上記低温タンクに設けられた給液
管を示すものであり、上端にコーン状に開いた液入口1
を有し、下端に二又に分れた液出口2を有して上下方向
へ延びる給液管本体3が、低温タンク本体4の内部に配
設されており、給液管本体3は図示しない支持部材によ
って低温タンク本体4に支持固定されている。
【0004】尚、図中、5は低温タンク本体4に貯留さ
れる液化天然ガスなどの液、6は低温タンク本体4の上
部空間に充満された液化天然ガスなどの液5の蒸発ガ
ス、7は外部から低温タンク本体4内部へ液化天然ガス
などの液5を供給するための供給ノズル部、8は給液管
本体3内などに発生した気泡、9は気泡8が成長してで
きた大型気泡である。
【0005】外部から低温タンク本体4内部へ液化天然
ガスなどの液5を供給する場合、供給ノズル部7を低温
タンク本体4内部へ入れ、供給ノズル部7の先端を給液
管本体3上端のコーン状に開いた液入口1へ接近させ、
供給ノズル部7を介して低温タンク本体4内部へ液化天
然ガスなどの液5を送るようにする。
【0006】すると、液5は、液入口1から給液管本体
3内へ入り、給液管本体3内を流下して給液管本体3下
端の二又に分れた液出口2から低温タンク本体4内部へ
と給液される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の低温タンクの給液管には、以下のような問題があっ
た。
【0008】即ち、供給ノズル部7から給液管本体3上
端のコーン状に開いた液入口1へ液化天然ガスなどの液
5を送る際に、供給ノズル部7とコーン状に開いた液入
口1との間には隙間ができるため、低温タンク本体4の
上部空間に充満された蒸発ガス6を巻き込んでしまい、
給液管本体3を流下している液化天然ガスなどの液5に
気泡8が混入することとなる。
【0009】上記気泡8は、液化天然ガスなどの液5と
共に給液管本体3を流下しつつ、互いにくっついてしだ
いに成長して行き、図4に示すような大型気泡9となっ
て行く。
【0010】このような大型気泡9は、凝縮温度以下の
低い温度となっている液5内に存在しているため、有る
程度以上の大きさになると、図5に示すように、瞬間的
に凝縮して再液化されてしまう。
【0011】すると、大型気泡9は瞬間的になくなって
しまうこととなり、これにより、給液管本体3内部で
は、大型気泡9よりも上方に有った液5が、大型気泡9
が占有していた体積の分だけ、一気に下方へ落下するこ
ととなり、このとき、騒音や振動が発生する。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑み、大型気泡の
凝縮による騒音や振動の発生を防止し得るようにした低
温タンクの給液管を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、低温タンク本
体4へ液5を供給する給液管本体3の内面に対して、気
泡成長阻止部材10を取付けたことを特徴とする低温タ
ンクの給液管にかかるものである。
【0014】この場合において、気泡成長阻止部材10
が、給液管本体3の内面側へ延びる突起部材11であっ
ても良い。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】給液管本体3の内面に対して、気泡成長阻
止部材10を取付けたので、気泡成長阻止部材10によ
って給液管本体3の内部に大型気泡が発生するのが防止
される。
【0017】具体的には、気泡成長阻止部材10とし
て、給液管本体3の半径方向へ延びる突起部材11を用
いることにより、突起部材11で給液管本体3内部の気
泡を細かく砕かせて、気泡が成長するのを阻止させるよ
うにする。
【0018】以上により、給液管本体3内に大型気泡が
発生することが防止され、大型気泡の瞬間的な凝縮・再
液化によって騒音や振動が発生するのを防止することが
できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0020】図1・図2は、本発明の実施の形態の一例
である。
【0021】低温タンクに設けられた給液管の基本的な
構造については、図3〜図5と同様であるため、同一の
部分については同一の符号を付すことにより説明を省略
する。
【0022】本発明では、給液管本体3の内面に対し
て、気泡成長阻止部材10を取付けた所にその特徴があ
る。
【0023】気泡成長阻止部材10として、例えば、給
液管本体3の半径方向へ延びる複数の突起部材11など
を用いる。
【0024】そして、突起部材11の給液管本体3内面
からの突出量は、成長して大きくなった気泡8と給液管
本体3内面との間に形成される液膜の厚さ寸法よりも僅
かに長いものとする。
【0025】突起部材11は、給液管本体3内面の周方
向に対し、所望のピッチで複数個取付けるようにする。
図の場合には、突起部材11は、給液管本体3内面の周
方向に対して4箇所取付けるようにしている。
【0026】尚、給液管本体3内面の周方向に対する突
起部材11の取付けピッチ或いは取付け個数は、給液管
本体3の内径に応じて設定するようにすれば良い。
【0027】又、突起部材11は、給液管本体3の長手
方向に対して所望のピッチで取付けるようにする。
【0028】次に、作動について説明する。
【0029】給液管を介して低温タンクへ液を供給する
過程、及び、上記過程で給液管の内部に気泡が形成され
る過程については図3〜図5の場合と同様なので説明を
省略する。
【0030】本発明では、給液管本体3の内面に対し
て、気泡成長阻止部材10を取付けたので、気泡成長阻
止部材10によって給液管本体3の内部に大型気泡9が
発生するのが防止される。
【0031】具体的には、気泡成長阻止部材10とし
て、給液管本体3の半径方向へ延びる突起部材11を用
いることにより、突起部材11で給液管本体3内部の気
泡8を細かく砕かせて、気泡8が成長するのを阻止させ
るようにする。
【0032】特に、給液管本体3内で気泡8が成長する
場合、大きくなった気泡8と給液管本体3内面との間に
は、ある厚さで液膜が形成され、気泡8が大型化しても
液膜はなくならずに保持されるので、気泡成長阻止部材
10としての突起部材11を、突出量が上記液膜の厚さ
寸法よりも僅かに長くなるようにしておけば、突起部材
11が気泡8の液膜を攪乱することとなり、これによっ
て確実に気泡8を砕いて気泡8が成長するのを阻止でき
るようになる。
【0033】しかも、突起部材11の突出量が気泡8の
液膜の厚さ寸法よりも僅かに長くなる程度の長さとして
おくことにより、突起部材11によって、給液管本体3
内を流下する液5の流れに大きな抵抗が生じることを防
止することができるようになる。
【0034】以上により、給液管本体3内に大型気泡9
が発生することが防止され、大型気泡9の瞬間的な凝縮
・再液化によって騒音や振動が発生するのを防止するこ
とができるようになる。
【0035】尚、一般に、液化天然ガスタンクなどの低
温タンクは直径が約50〜60mと大きく、又、給液管
本体3も長さが約30〜40m、直径が約0.5〜1.
0mと大径長尺のものであり、しかも、設備によって規
格が異なるため、給液管本体3内面の周方向に対する突
起部材11の取付けピッチ或いは取付け個数、及び、給
液管本体3の長手方向に対する突起部材11の取付けピ
ッチ或いは取付け個数は、給液管本体3の具体的な内径
や長さ寸法に応じて設定するようにする。又、突起部材
11の突出量も、同様に、給液管本体3の具体的な内径
や長さ寸法に応じて設定するようにする。
【0036】更に、給液管本体3は上記したように、大
径であり、多数の短管を繋ぎ合わせて構成するので、給
液管本体3に対する突起部材11の取付けは、短管状態
の時に行うことにより比較的容易に行うことができる。
【0037】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、気泡成長阻止部材は突起部材に
は限らないこと、気泡成長阻止部材の取付けパターンは
適宜選定し得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低温タン
クの給液管によれば、大型気泡の凝縮による騒音や振動
の発生を防止することができるという優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の概略側方断面図で
ある。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】低温タンクに設けられた給液管の様子を示す概
略側方断面図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】大型気泡が凝縮した状態を示す図4と同様の図
である。
【符号の説明】
3 給液管本体 4 低温タンク本体 5 液 10 気泡成長阻止部材 11 突起部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温タンク本体(4)へ液(5)を供給
    する給液管本体(3)の内面に対して、気泡成長阻止部
    材(10)を取付けたことを特徴とする低温タンクの給
    液管。
  2. 【請求項2】 気泡成長阻止部材(10)が、給液管本
    体(3)の内面側へ延びる突起部材(11)である請求
    項1記載の低温タンクの給液管。
JP9150986A 1997-06-09 1997-06-09 低温タンクの給液管 Pending JPH10339398A (ja)

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JP9150986A JPH10339398A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 低温タンクの給液管

Applications Claiming Priority (1)

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JP9150986A JPH10339398A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 低温タンクの給液管

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JPH10339398A true JPH10339398A (ja) 1998-12-22

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ID=15508794

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JP9150986A Pending JPH10339398A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 低温タンクの給液管

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020081012A (ko) * 2001-04-19 2002-10-26 이의복 회수열 손실차단기

Cited By (1)

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