JPH10339382A - モータ弁の駆動制御装置 - Google Patents

モータ弁の駆動制御装置

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JPH10339382A
JPH10339382A JP16503497A JP16503497A JPH10339382A JP H10339382 A JPH10339382 A JP H10339382A JP 16503497 A JP16503497 A JP 16503497A JP 16503497 A JP16503497 A JP 16503497A JP H10339382 A JPH10339382 A JP H10339382A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコンの必要ポート数を減らしつつ、しか
もモータの異常も検出できる駆動制御回路を提供する。 【解決手段】 各リミットスイッチ40,50はマイコ
ン10から駆動回路30への指令信号ラインにダイオー
ドを介してそれぞれ接続され、開側リミットスイッチ4
0がオンしている間はマイコン10からの開側駆動信号
を短絡して駆動回路30に送信されないようにし、閉側
リミットスイッチ50がオンしている間はマイコン10
からの閉側駆動信号を短絡して駆動回路30に送信され
ないようにしている。更に、各リミットスイッチ40,
50からマイコン10への出力信号は、OR信号により
1つの入力ポートに入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの発生する
回転力により弁体を移動させるといったモータ弁の駆動
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水やガス等の流体の流路に設
けられ、モータの発生する回転力により移動する弁体に
より流路の開閉や流路面積の調節等を行なうといったモ
ータ弁が知られている。一般にこういったモータ弁の駆
動制御装置には、モータの正逆方向の回動により弁体が
所定の最大開度或いは最小開度に達したことを検出する
ためのリミットスイッチが設けられ、リミットスイッチ
が動作したことを検出した時点でモータへの通電を停止
することで、弁体の最大開度及び最大開度を制限してい
る。
【0003】図4は、従来の給湯器に用いられる流量制
御モータ弁の駆動制御装置の説明図である。この流量制
御モータ弁は図示しない給湯器に入水される水の流路に
設けられ、同一流路に設けられた図示しない流量センサ
による検出流量を、入水温度や出湯温度等の検出値に基
づいて算出された目標流量に近づけるように弁体開度を
調節することで、入水流量が器具の最大能力での出湯可
能量を越えない範囲で大きくなるように増減制御するも
のである。
【0004】流量制御モータ弁の開度は、駆動制御装置
により制御される。この駆動制御装置は、検出信号の入
力及び指令信号の出力を行なうマイコン1と、流量制御
モータ弁の弁体開度を調節する動力を発生するモータ2
と、マイコン1から出力される指令信号に基づいてモー
タ2に駆動電力を供給する駆動回路3と、弁体が最大開
度となっている間オンする開側リミットスイッチ4と、
弁体が最小開度となっている間オンする閉側リミットス
イッチ5とを備える。
【0005】マイコン1には、図示しない流量センサや
入水温度センサ,出湯温度センサといった各種センサか
らの検出信号を入力するための複数の入力ポートと、モ
ータ2や図示しないガス電磁弁等の各種アクチュエータ
に駆動電力を供給する駆動回路に指令信号を出力するた
めの複数の出力ポートとを備える。そして、駆動回路3
への開側指令信号と閉側指令信号とをそれぞれ出力ポー
トOUT1,OUT2から出力すると共に、開側リミッ
トスイッチ4と閉側リミットスイッチ5とからの出力信
号をそれぞれ入力ポートIN1,IN2から入力する
(その他のポートについては図示略)。
【0006】流量制御モータ弁の弁体はモータ2の回動
力により開度を増減する構成となっている。マイコン1
の出力ポートOUT1から駆動回路3に開側指令信号と
してのHi信号が出力されると、駆動回路3からモータ
2に正回転駆動電力が供給され、モータ2が正回転し、
弁体がその回転量に応じて開弁方向に変位する。同様
に、マイコン1の出力ポート2から駆動回路3に閉側指
令信号としてのHi信号が出力されると、駆動回路3か
らモータ2に逆回転駆動電力が供給され、モータ2が逆
回転し、弁体がその回転量に応じて閉弁方向に変位す
る。
【0007】各リミットスイッチ4,5は、モータ2の
所定位置に固定された磁石が近づくことによりオンする
ホールICで、オンすることによりLo信号を出力す
る。各リミットスイッチ4,5は、マイコン1の入力ポ
ートIN1,IN2にNOT回路を介してそれぞれ接続
されており、オンしている場合にはHi信号が、オフし
ている場合にはLo信号がそれぞれ入力される。
【0008】次に、マイコン1の行なうモータ駆動制御
処理について図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、図示しない流量センサによる検出流量と目標流量
とを比較する。ここで、検出流量が目標流量と等しい場
合には(S51:=)指令信号を出力しないが(S5
2)、検出流量が目標流量より小さい場合には(S5
1:小)、入力ポートIN1からの入力信号により開側
リミットスイッチ4の状態を検出する。ここで、Hi信
号を検出することにより開側リミットスイッチ4がオン
していると判断した場合には(S53:YES)、既に
弁体が最大開度に達していると判断できるため開側指令
信号を出力しないが(S52)、オンしていない場合に
は(S53:NO)流量を増加させるため出力ポートO
UT1から開側指令信号を出力する(S54)。そし
て、入力ポートIN1からHi信号を検出することで開
側リミットスイッチ4がオンしたことを検出するか(S
53:YES)、或いは流量センサの検出流量が目標流
量に達したことを検出するまで(S51:=)開側指令
信号を出力し続け、どちらかになった時点で開側指令信
号の出力を停止する(S52)。
【0009】またステップ51において、検出流量が目
標流量より大きい場合には(S51:大)、上述した制
御と同様に閉側リミットスイッチ5がオンしているかど
うかを検出し、オンしている場合には(S55:YE
S)閉側指令信号を出力せず(S52)、オンしていな
い場合には(S55:NO)閉側指令信号を出力する
(S56)。そして、閉側リミットスイッチ5がオンし
たことを検出するか(S55:YES)、或いは流量セ
ンサの検出流量が目標流量に達するまで(S51:=)
閉側指令信号を出力し続け、どちらかになった時点で閉
側指令信号の出力を停止する(S52)。
【0010】次に、マイコン1の行なうモータ異常検出
制御処理について図6のフローチャートを用いて説明す
る。まず、指令信号を出力するまで待機し(S61:停
止)、開側指令信号を出力した時点で(S61:開側)
タイマT5のカウントを開始する(S62)。そして、
入力ポートIN1からHi信号が入力されることにより
開側リミットスイッチ4がオンしたことを検出するか
(S63:YES)、或いは流量センサの検出流量が目
標流量に達したことを検出して開側指令信号の出力を停
止するまで(S64:YES)タイマT5のカウントを
継続させる。つまり、タイマT5により開側指令信号を
継続して出力している時間をカウントしているのであ
る。ここで正常状態であれば、20秒もかからないうち
に開側リミットスイッチ4がオンしたことを検出する
か、或いは指令信号の出力を停止するが、タイマT5が
20秒を経過してもどちらにもならない場合には(S6
5:YES)、モータ2に異物噛み込み等の異常が発生
したと判断し(S66)、エラー表示すると共に指令信
号の出力を停止する。
【0011】一方、ステップ61において、閉側指令信
号を出力した場合にも(S61:閉側)、上述した制御
と同様にタイマT5のカウントを開始し(S67)、閉
側リミットスイッチ5がオンしたことを検出するか(S
68:YES)、或いは閉側指令信号の出力が停止する
まで(S69:YES)タイマT5のカウントを継続さ
せる。ここで正常状態であれば、20秒もかからないう
ちに閉側リミットスイッチ5がオンするか、或いは指令
信号の出力を停止するが、タイマT5が20秒を経過し
てもどちらにもならない場合には(S70:YES)、
モータ2に異物噛み込み等の異常が発生したと判断し
(S66)、エラー表示すると共に指令信号の出力を停
止する。
【0012】このような構成により、モータ2の回転位
置(弁体の開度)を制限すると共に、モータ2の異常を
検出することができるが、このような構成ではマイコン
1のポート数を4つ使用しなければならない。最近では
給湯器の制御の複雑化によるセンサ等の増加により使用
するポート数が増加する傾向にあり、従来から使用して
いるマイコンではポート数が足りなくなり、ポート数の
多い高価なマイコンを使用しなければならないといった
問題があった。このような問題から使用するポート数を
できるだけ少なくすることが望まれており、図7の様な
構成の駆動制御回路も知られている。この駆動制御回路
では、各リミットスイッチ4,5をマイコン1から駆動
回路3への指令信号ラインにダイオードを介してそれぞ
れ接続する。このように接続することで、開側リミット
スイッチ4がオンしている間Lo信号を出力し、マイコ
ン1からの開側指令信号をクランプして駆動回路3に送
信されないようにし、同様に閉側リミットスイッチ5が
オンしている間Lo信号を出力し、マイコン1からの閉
側指令信号をクランプして駆動回路3に送信されないよ
うにしている。このような構成により、モータ2の回転
位置(弁体の開度)が各リミットスイッチ4,5により
制限される範囲を越えないようにして、各リミットスイ
ッチ4,5の出力信号をマイコン1に入力しなくてもモ
ータ2の回転位置(弁体の開度)を制限することがで
き、使用するポートの数を出力ポートのみの2つに低減
することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成ではモータ2に異物噛み込み等の異常が発生し
た場合に検出することができないといった欠点があっ
た。本発明のモータ弁の駆動制御装置は上記課題を解決
し、マイコンの必要ポート数を減らしつつ、しかもモー
タの異常も検出できる駆動制御回路を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のモータ弁の駆動制御装置は、水やガ
ス等の流体の流路に設けられ、モータの回動に連動して
流路面積の増減或いは流路の開閉を行なう弁体と、正転
指令信号を出力する出力ポートと逆転指令信号を出力す
る出力ポートとを備えたマイコンと、上記マイコンから
の正転指令信号により上記モータに正回転駆動電力を供
給し、該マイコンからの逆転指令信号により該モータに
逆回転駆動電力を供給する駆動回路と、上記モータの正
回転での回転位置が所定の第1限界位置に達することで
動作する正転側リミットスイッチと、上記モータの逆回
転での回転位置が所定の第2限界位置に達することで動
作する逆転側リミットスイッチとを備えたモータ弁の駆
動制御装置において、上記正転側リミットスイッチが動
作している間は、上記マイコンから正転指令信号が出力
されていても該駆動回路に伝えない正転指令制限回路
と、上記逆転側リミットスイッチが動作している間は、
上記マイコンから逆転指令信号が出力されていても該駆
動回路に伝えない逆転指令制限回路と、上記正転側リミ
ットスイッチと上記逆転側リミットスイッチとの出力信
号を上記マイコンの1つの入力ポートにOR信号で入力
するOR回路とを備えたことを要旨とする。
【0015】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
のモータ弁の駆動制御装置は、請求項1記載のモータ弁
の駆動制御装置において、上記マイコンは上記指令信号
の出力時に上記OR回路からの入力信号により上記2つ
のリミットスイッチのどちらかが動作していると判断し
ている時間が所定時間以上継続した場合には該指令信号
を反転し、更に所定時間以上継続した場合には異常と判
断することを要旨とする。
【0016】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
モータ弁の駆動制御装置は、マイコンから駆動回路に正
転指令信号を出力すると、駆動回路がモータに正回転駆
動電力を供給し、同様にマイコンから逆転指令信号を出
力すると、駆動回路がモータに逆回転駆動電力を供給す
る。このようにモータに駆動電力を供給することで、モ
ータの回動に連動した弁体により水やガス等の流体の流
路の流路面積の増減或いは流路の開閉を行なう。また、
モータの正回転での回転位置が所定の第1限界位置に達
すると正転側リミットスイッチが動作し、マイコンから
出力される正転指令信号を駆動回路に伝えないように
し、同様にモータの逆回転での回転位置が所定の第2限
界位置に達すると逆転側リミットスイッチが動作し、マ
イコンから出力される逆転指令信号を駆動回路に伝えな
いようにする。このような構成により、モータの回転位
置を上限位置と下限位置との範囲に制限する。更に、各
リミットスイッチの出力信号をマイコンの1つの入力ポ
ートにOR信号で入力することで、どちらかのリミット
スイッチが動作しているか、或いは両方ともオフしてい
るかを判断することができるため、例えば指令信号を出
力しているにもかかわらずどちらのリミットスイッチも
いつまでたっても動作しないといった場合には、モータ
の異常を検出することができる。また、OR信号での入
力によりどちらかのリミットスイッチが動作していると
判断している場合には、モータの回転制御方向からどち
らのリミットスイッチが動作しているかを判断すること
ができる。
【0017】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
モータ弁の駆動制御装置は、マイコンにより指令信号を
出力しているにもかかわらず、OR回路からの入力信号
により2つのリミットスイッチのどちらかが動作してい
ると判断している時間が所定時間以上継続した場合に
は、リミットスイッチが動作することによりマイコンか
らの指令信号を伝えないようにしているか、或いはモー
タに異常が発生しているかのどちらであるかを確認する
ため、指令信号を反転させる。ここで両方のリミットス
イッチがオフしていると検出された場合には正常と判断
するが、どちらかが動作していると判断している時間が
更に所定時間以上継続した場合には、モータに異常が発
生していると判断する。
【0018】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のモータ弁の駆
動制御装置の好適な実施例について説明する。図1は、
本発明の一実施例としての給湯器に用いられる流量制御
モータ弁の駆動制御装置の説明図である。この流量制御
モータ弁は図示しない給湯器に入水される水の流路に設
けられ、同一流路に設けられた図示しない流量センサに
よる検出流量を、入水温度や出湯温度等の検出値に基づ
いて算出された目標流量に近づけるように弁体開度を調
節することで、入水流量が器具の最大能力での出湯可能
量を越えない範囲で大きくなるように増減制御するもの
である。
【0019】流量制御モータ弁の開度は、駆動制御装置
により制御される。この駆動制御装置は、検出信号の入
力及び指令信号の出力を行なうマイコン10と、流量制
御モータ弁の弁体開度を調節する動力を発生するモータ
20と、マイコン10から出力される指令信号に基づい
てモータ20に駆動電力を供給する駆動回路30と、弁
体が最大開度となっている間オンする開側リミットスイ
ッチ40と、弁体が最小開度となっている間オンする閉
側リミットスイッチ50とを備える。
【0020】マイコン10には、図示しない流量センサ
や入水温度センサ,出湯温度センサといった各種センサ
からの検出信号を入力するための複数の入力ポートと、
モータ20や図示しないガス電磁弁といった各種アクチ
ュエータに駆動電力を供給する駆動回路に指令信号を出
力するための複数の出力ポートとを備える。そして、駆
動回路30への開側指令信号と閉側指令信号とをそれぞ
れ出力ポートOUT1,OUT2から出力すると共に、
開側リミットスイッチ4と閉側リミットスイッチ5とか
らの出力信号をOR信号として入力ポートIN1から入
力する(その他のポートについては図示略)。
【0021】流量制御モータ弁の弁体は、モータ20の
回動力により開度を増減する構成となっている。マイコ
ン10から駆動回路30に開側指令信号としてのHi信
号が出力されると、駆動回路30からモータ20に正回
転駆動電力が供給され、モータ20が正回転し、弁体が
その回動量に応じて開弁方向に変位する。同様に、マイ
コン10から駆動回路30に閉側指令信号としてのHi
信号が出力されると、駆動回路30からモータ20に逆
回転駆動電力が供給され、モータ20が逆回転し、弁体
がその回動量に応じて閉弁方向に変位する。
【0022】各リミットスイッチ40,50は、モータ
20の所定位置に固定された磁石が近づくことによりオ
ンするホールICで、オンすることによりLo信号を出
力する。また各リミットスイッチ40,50は、NOT
回路とダイオードによるOR回路とを介してマイコン1
0の入力ポートIN1に接続されており、リミットスイ
ッチ40,50の何れか一方がオンしている場合にはH
i信号が、両方共オフしている場合にはLo信号がそれ
ぞれ入力される。更に、各リミットスイッチ40,50
をマイコン10から駆動回路30への指令信号ラインに
ダイオードを介してそれぞれ接続する。このように接続
することで、開側リミットスイッチ40がオンしている
間Lo信号を出力し、マイコン10からの開側指令信号
をクランプして駆動回路30に送信されないようにし、
同様に閉側リミットスイッチ50がオンしている間Lo
信号を出力し、マイコン10からの閉側指令信号をクラ
ンプして駆動回路30に送信されないようにしている。
このような構成により、モータ20の回転位置(弁体の
開度)が各リミットスイッチ40,50により制限され
る範囲を越えないようにしているのである。
【0023】次に、マイコン10の行なうモータ駆動制
御処理について図2のフローチャートを用いて説明す
る。本実施例では、各リミットスイッチ40,50から
の信号がOR信号として入力されるため、入力ポートI
N1からの入力信号がHiの場合には、リミットスイッ
チ40,50のどちらがオンしているか(弁体が最大開
度であるか、最小開度であるか)を判断できない。この
判断を行なうため、駆動回路30への指令信号出力中に
Hi信号が連続して入力されている時間をタイマT1に
よりカウントする。
【0024】まず、入力ポートIN1からの入力信号を
チェックし、Hi信号が入力されている場合には(S
1:YES)タイマT1が動作していなければタイマT
1をスタートさせ(S2:NO,S3)、既にタイマT
1が動作中であればカウントを継続させる(S2:YE
S)。また、Lo信号が入力されている場合には(S
1:NO)タイマT1をリセットする(S4)。つまり
ここでは、タイマT1によりHi信号が入力されている
状態での経過時間をカウントしているのである。
【0025】Lo信号が入力されている場合には(S
1:NO)タイマT1をリセットし(S4)、図示しな
い流量センサによる検出流量と目標流量とを比較する。
ここで、検出流量が目標流量と等しい場合には(S5:
=)指令信号を出力しないが(S6)、検出流量が目標
流量より小さい場合には(S5:小)、流量を増加させ
るため開側指令信号を出力する(S7)。そして、弁体
が最大開度となることにより入力ポートIN1からの入
力信号がLo信号からHi信号に変わるか(S8:YE
S)、或いは流量センサによる検出流量が目標流量に達
するまで(S5:YES)開側指令信号を出力し続け、
どちらかになった時点で開側指令信号の出力を停止する
(S6)。尚、ステップ9において、タイマT1の経過
時間を判断しているが、入力ポートIN1からLo信号
を入力している間はステップ4によりタイマT1をリセ
ットするためここでは関係ない。
【0026】またステップ5において、検出流量が目標
流量より大きい場合には(S5:大)、閉側指令信号を
出力し(S10)、入力ポートIN1からの入力信号が
Lo信号信号からHi信号に変わるか(S11:YE
S)、或いは流量センサによる検出流量が目標流量に達
するまで(S5:YES)閉側指令信号を出力し続け、
どちらかになった時点で閉側指令信号の出力を停止する
(S6)。尚、ステップ12において、タイマT1の経
過時間を判断しているが、入力ポートIN1からLo信
号を入力している間はステップ4によりタイマT1をリ
セットするためここでも関係ない。
【0027】一方、ステップ1において、入力ポートI
N1からHi信号が入力されている場合には(S1:Y
ES)、タイマT1を動作させて(S3)駆動回路30
への指令信号出力中にHi信号が連続して入力されてい
る時間をカウントする。そして、検出流量と目標流量と
を比較する。ここで、検出流量が目標流量と等しい場合
には(S5:=)指令信号を出力しないが(S6)、検
出流量が目標流量より小さい場合には(S5:小)、流
量を増加させるため開側指令信号を出力する(S7)。
ここで、Hi信号が入力されていることから弁体は最大
開度か最小開度かのどちらかであり、弁体が最大開度で
ある場合には、開側リミットスイッチ40がオンしてい
るためマイコン10からの開側指令信号がクランプされ
た状態となっており、モータ20が駆動せずHi信号が
継続して入力される。そのため、タイマT1が2秒を経
過した時点で(S9:YES)、弁体が最大開度である
と判断して駆動回路30への指令信号を停止する(S
6)。一方、弁体が最小開度である場合には、モータ2
0の正回転により弁体が開方向へ移動するため、タイマ
T1が2秒を経過する前に閉側リミットスイッチ50が
オフし、ステップ1にてLo信号が検出されて(S1:
NO)前述したLo信号入力時の制御に移る。一方、ス
テップ5において検出流量が目標流量より大きい場合に
も、同様に制御する(S10,S11,S12)。
【0028】このように、リミットスイッチからHi信
号が入力された状態でモータ20を駆動する場合には、
駆動回路30に指令信号を出力した状態で入力ポートI
N1からHi信号が継続して入力される時間に基づい
て、指令信号がクランプ側か否かを判断するのである。
【0029】次に、マイコン10の行なうモータ異常検
出制御処理について図3のフローチャートを用いて説明
する。まず、入力ポートIN1からの入力信号をチェッ
クする。Lo信号が入力されている場合には(S21:
NO)指令信号を出力するまで待機し(S22:N
O)、指令信号を出力した時点で(S22:YES)タ
イマT2をスタートさせる(S23)。そして、入力ポ
ートIN1からHi信号が入力されるか(S24:YE
S)、指令信号の出力が停止するまで(S25:YE
S)タイマT2のカウントを継続させる。つまり、タイ
マT2により指令信号を継続して出力している時間をカ
ウントしているのである。ここで正常状態であれば、2
0秒もかからない間に弁体が最大開度或いは最小開度に
達して入力ポートIN1からの入力信号がHi信号に変
わるか、或いは流量センサによる検出流量が目標流量に
達して指令信号の出力が停止するが、タイマT2が20
秒を経過してもどちらにもならない場合には(S26:
YES)、モータ20に異物噛み込み等の異常が発生し
たと判断し(S27)、エラー表示すると共に指令信号
の出力を停止する。
【0030】一方、ステップ21において、Hi信号が
入力されている場合には(S21:YES)指令信号を
出力するまで待機し(S28:NO)、指令信号を出力
した時点で(S28:YES)タイマT3をスタートさ
せる(S29)。そして、入力ポートIN1からLo信
号が入力されるか(S30:YES)、指令信号の出力
が停止するまで(S31:YES)タイマT3のカウン
トを継続させる。つまり、タイマT3により入力ポート
IN1からHi信号が入力された状態で指令信号を継続
して出力している時間をカウントしているのである。こ
こで正常状態であれば、2秒もかからないうちに弁体が
最大開度或いは最小開度から抜け出して入力ポートIN
1からの入力信号がLo信号に変わるか、或いはリミッ
トスイッチのオンする範囲で検出流量が目標流量に達し
て指令信号の出力が停止するが、タイマT3が2秒を経
過してもどちらにもならない場合には(S32:YE
S)、指令信号がクランプされているか、或いはモータ
20に異常が発生していると判断し、駆動回路30への
指令信号を反転させる(S33)。尚、この制御は前述
したモータ駆動制御処理より優先させる。
【0031】このように指令信号を反転させ(S3
3)、タイマT4をスタートさせる(S34)。ここで
正常状態であれば、2秒もかからないうちに弁体が最大
開度或いは最小開度から抜け出して入力ポートIN1か
らの入力信号がLo信号に変わる。そのためLo信号に
変わった場合には(S35:YES)、異常なしと判断
して指令信号の出力を停止するが(S36)、タイマT
4が2秒を経過してもHi信号が入力され続けた場合に
は(S35:NO,S37:YES)、モータ20に異
物噛み込み等の異常が発生したと判断し(S27)、エ
ラー表示すると共に指令信号の出力を停止する。
【0032】以上説明したように、本実施例の流量制御
モータ弁の駆動制御装置によれば、各リミットスイッチ
40,50からの出力信号をOR信号としてマイコン1
0の1つのポートで入力する構成により、従来のように
2つのポートで入力する構成に比べ使用するポート数を
減少させつつ、モータ20の異常を検出することができ
る。また、リミットスイッチのオン時にはマイコン10
から出力される指令信号をクランプする構成のため、マ
イコン10の出力する指令信号にかかわらずモータ20
の回転位置(弁体の開度)が制限範囲を越えてしまうこ
とを防ぐことができる。更に、指令信号出力時にリミッ
トスイッチ40,50のどちらかがオンしている場合に
は、指令信号を反転させてモータ20の異常の有無を判
断するため、モータ20の異常を早期に発見することが
できる。
【0033】尚、モータ20の制御処理は、本実施例で
示したフローチャートやタイマ時間等に限定されるもの
ではなく、適宜変更が可能である。また、リミットスイ
ッチはモータ20の回動位置によりオン/オフされる構
成に限らず、弁体位置によりオン/オフされる構成でも
よく、更に弁体やモータ20に連動した部材の位置によ
りオン/オフされる構成であってもよい。また、リミッ
トスイッチは磁石とホールIC等のように非接触でオン
/オフするスイッチに限らず、接触した状態で機械的に
オン/オフするスイッチであってもよい。
【0034】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば本実施例で
は給湯器の流量制御モータ弁を用いて説明したが、これ
に限らずモータの駆動範囲をリミットスイッチで制限す
るといった駆動制御装置であれば適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のモータ弁の駆動制御装置によれば、各リミットス
イッチの出力信号をコントローラにOR信号で入力する
といった構成により、コントローラの入力ポートの数を
少なくしつつリミットスイッチの状態を判断して、モー
タに異常が発生した場合にも検出することができる。更
に、各リミットスイッチが動作している場合にはそれぞ
れの制限側への指令信号を伝わらないようにすること
で、マイコンの出力する指令信号にかかわらずモータの
回転位置をリミットスイッチの制限する範囲に確実に制
御することができる。
【0036】更に、本発明の請求項2記載のモータ弁の
駆動制御装置によれば、指令信号の出力時にリミットス
イッチのどちらかが動作していると判断している時間が
所定時間以上継続した場合には指令信号を反転すること
で、リミットスイッチが動作することによりマイコンか
らの指令信号を伝えないようにしているか、或いはモー
タに異常が発生しているかのどちらであるかを確認する
ため、モータの異常を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての給湯器に用いられる流量制御
モータ弁の駆動制御装置の説明図である。
【図2】マイコンの行なうモータ駆動制御処理を表わす
フローチャートである。
【図3】マイコンの行なうモータ異常検出制御処理を表
わすフローチャートである。
【図4】従来の給湯器に用いられる流量制御モータ弁の
駆動制御装置の説明図である。
【図5】マイコンの行なうモータ駆動制御処理を表わす
フローチャートである。
【図6】マイコンの行なうモータ異常検出制御処理を表
わすフローチャートである。
【図7】従来の給湯器に用いられる流量制御モータ弁の
駆動装置の説明図である。
【符号の説明】
10…マイコン、 20…モータ、 30…駆動回路、
40…開側リミットスイッチ、 50…閉側リミットス
イッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水やガス等の流体の流路に設けられ、モ
    ータの回動に連動して流路面積の増減或いは流路の開閉
    を行なう弁体と、 正転指令信号を出力する出力ポートと逆転指令信号を出
    力する出力ポートとを備えたマイコンと、 上記マイコンからの正転指令信号により上記モータに正
    回転駆動電力を供給し、該マイコンからの逆転指令信号
    により該モータに逆回転駆動電力を供給する駆動回路
    と、 上記モータの正回転での回転位置が所定の第1限界位置
    に達することで動作する正転側リミットスイッチと、 上記モータの逆回転での回転位置が所定の第2限界位置
    に達することで動作する逆転側リミットスイッチとを備
    えたモータ弁の駆動制御装置において、 上記正転側リミットスイッチが動作している間は、上記
    マイコンから正転指令信号が出力されていても該駆動回
    路に伝えない正転指令制限回路と、 上記逆転側リミットスイッチが動作している間は、上記
    マイコンから逆転指令信号が出力されていても該駆動回
    路に伝えない逆転指令制限回路と、 上記正転側リミットスイッチと上記逆転側リミットスイ
    ッチとの出力信号を上記マイコンの1つの入力ポートに
    OR信号で入力するOR回路とを備えたことを特徴とす
    るモータ弁の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記マイコンは上記指令信号の出力時に
    上記OR回路からの入力信号により上記2つのリミット
    スイッチのどちらかが動作していると判断している時間
    が所定時間以上継続した場合には該指令信号を反転し、
    更に所定時間以上継続した場合には異常と判断すること
    を特徴とする請求項1記載のモータ弁の駆動制御装置。
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