JPH10339212A - 可動ディフレクタと協働するスクープドア付きのターボファンエンジンの逆スラスト装置 - Google Patents
可動ディフレクタと協働するスクープドア付きのターボファンエンジンの逆スラスト装置Info
- Publication number
- JPH10339212A JPH10339212A JP10157417A JP15741798A JPH10339212A JP H10339212 A JPH10339212 A JP H10339212A JP 10157417 A JP10157417 A JP 10157417A JP 15741798 A JP15741798 A JP 15741798A JP H10339212 A JPH10339212 A JP H10339212A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- reverse thrust
- thrust device
- movable deflector
- turbofan engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/54—Nozzles having means for reversing jet thrust
- F02K1/64—Reversing fan flow
- F02K1/70—Reversing fan flow using thrust reverser flaps or doors mounted on the fan housing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Wind Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 直接ジェットにおいてナセルの外側エンジン
カバーに組み込まれ、反転ジェットにおいて、反転流が
互いに干渉しない中空の回転ドア（３）を含む、ターボ
ファンエンジンの逆スラスト装置を提供する。 【解決手段】 可動ディフレクタ（２４）を各ドア
（３）に結合する。ディフレクタ（２４）は、ドア
（３）が開くとき、ドア（３）から排出される流とドア
（３）の外側に偏向される流とが干渉しないように、ド
ア（３）の外側パネル（４）の外面の上に移動する。
カバーに組み込まれ、反転ジェットにおいて、反転流が
互いに干渉しない中空の回転ドア（３）を含む、ターボ
ファンエンジンの逆スラスト装置を提供する。 【解決手段】 可動ディフレクタ（２４）を各ドア
（３）に結合する。ディフレクタ（２４）は、ドア
（３）が開くとき、ドア（３）から排出される流とドア
（３）の外側に偏向される流とが干渉しないように、ド
ア（３）の外側パネル（４）の外面の上に移動する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボファンエン
ジンの逆スラスト装置に関する。
ジンの逆スラスト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ターボファンエンジンは、いわゆる冷却
二次流を一定方向に導くための管路をファンの後方に備
え、この管路は、ファンの後方にある厳密な意味でのエ
ンジン構造を囲む内壁と、ファンを囲むエンジンカウリ
ングに上流部分が連続する外壁とからなる。この外壁
は、二次流および一次流をその下流部分の一定方向に同
時に導くが、たとえば混合流または合流ナセルの場合に
は高温の一次流の排気の後方に導き、その他の場合、す
なわち分流ナセルの場合には、外壁は二次流だけを一定
方向に導く。
二次流を一定方向に導くための管路をファンの後方に備
え、この管路は、ファンの後方にある厳密な意味でのエ
ンジン構造を囲む内壁と、ファンを囲むエンジンカウリ
ングに上流部分が連続する外壁とからなる。この外壁
は、二次流および一次流をその下流部分の一定方向に同
時に導くが、たとえば混合流または合流ナセルの場合に
は高温の一次流の排気の後方に導き、その他の場合、す
なわち分流ナセルの場合には、外壁は二次流だけを一定
方向に導く。
【０００３】推進装置の抗力を最小化するために、エン
ジンの外側すなわちファンを囲むカウリングの外側と、
上記の管路の外壁の外側とを一つの壁で同様に流線型に
囲むことができる。これは航空機の外側に推進装置をは
め込む場合であり、特に、これらの推進装置を翼の下ま
たは胴体の後方に取り付ける場合である。
ジンの外側すなわちファンを囲むカウリングの外側と、
上記の管路の外壁の外側とを一つの壁で同様に流線型に
囲むことができる。これは航空機の外側に推進装置をは
め込む場合であり、特に、これらの推進装置を翼の下ま
たは胴体の後方に取り付ける場合である。
【０００４】フランス特許出願第９６．０９７０５号
は、添付の図１が示すように、スクープ（scoop）をな
すドアを有する逆スラスト装置をターボファンエンジン
に結合した実施形態を記載している。
は、添付の図１が示すように、スクープ（scoop）をな
すドアを有する逆スラスト装置をターボファンエンジン
に結合した実施形態を記載している。
【０００５】該発明の装置は、可動装置および固定構造
からなる。可動装置を構成する中空のドア３は、可動部
分２を形成するとともに、直接ジェット位置で、ナセル
の外側エンジンカバーの一部を構成する。固定構造は、
ドアの上流における上流部分６と、ドア３の下流におけ
る下流部分７と、上流部分６を下流部分７に結合するビ
ームとからなり、固定構造もまた外側エンジンカバーの
一部を構成する。
からなる。可動装置を構成する中空のドア３は、可動部
分２を形成するとともに、直接ジェット位置で、ナセル
の外側エンジンカバーの一部を構成する。固定構造は、
ドアの上流における上流部分６と、ドア３の下流におけ
る下流部分７と、上流部分６を下流部分７に結合するビ
ームとからなり、固定構造もまた外側エンジンカバーの
一部を構成する。
【０００６】ドア３は、外側エンジンカバーの外周に取
り付けられ、また、ドアの側壁の下流ゾーンにおいて、
これらのドアの両側に設けられた、外側エンジンカバー
の上流部分６に下流部分７を結合するビームに回転式に
装着される。ドアの側壁は、ドア３の外部または外側パ
ネル４を結合し、管路の外壁の一部を構成するドア３の
内部５でナセルの外壁の一部を構成する。
り付けられ、また、ドアの側壁の下流ゾーンにおいて、
これらのドアの両側に設けられた、外側エンジンカバー
の上流部分６に下流部分７を結合するビームに回転式に
装着される。ドアの側壁は、ドア３の外部または外側パ
ネル４を結合し、管路の外壁の一部を構成するドア３の
内部５でナセルの外壁の一部を構成する。
【０００７】固定構造の上流部分６は、たとえばジャッ
キからなるドア３の移動制御手段に対して支持手段の役
割をする前フレーム８を含む。ドア３のこれらの移動制
御手段はまた、ドア３の周辺の他の場所たとえばドアの
下流に設けることができる。この場合、制御機構を支持
可能なのは、固定構造の下流の構造７である。
キからなるドア３の移動制御手段に対して支持手段の役
割をする前フレーム８を含む。ドア３のこれらの移動制
御手段はまた、ドア３の周辺の他の場所たとえばドアの
下流に設けることができる。この場合、制御機構を支持
可能なのは、固定構造の下流の構造７である。
【０００８】作動位置にドア３が移動し、ピボット９の
上流に設けられたドア部分が、外側エンジンカバー内で
通路を解放しながら管路を多かれ少なかれ全面的に塞ぐ
ことによって、ドア３の構造により形成される管路また
は排気ダクト１０内で、また偏向端とドア３の外側構造
４の外部との間で、管路の軸に対して遠心的な方向に二
次流１３，１４をそれぞれ導くことができるようにす
る。ドアの下流部分は、外側エンジンカバーの外部近傍
に来る。ドアの回転角は、二次流が通過できるように、
またこの二次流のスラストを非常に少なくし、さらには
なくして、上流に向かう偏向二次流の成分を発生するこ
とによって逆スラストを発生するように調整される。
上流に設けられたドア部分が、外側エンジンカバー内で
通路を解放しながら管路を多かれ少なかれ全面的に塞ぐ
ことによって、ドア３の構造により形成される管路また
は排気ダクト１０内で、また偏向端とドア３の外側構造
４の外部との間で、管路の軸に対して遠心的な方向に二
次流１３，１４をそれぞれ導くことができるようにす
る。ドアの下流部分は、外側エンジンカバーの外部近傍
に来る。ドアの回転角は、二次流が通過できるように、
またこの二次流のスラストを非常に少なくし、さらには
なくして、上流に向かう偏向二次流の成分を発生するこ
とによって逆スラストを発生するように調整される。
【０００９】上記のタイプの逆スラスト装置は、ドアの
上流部分によって開けられる通路を二次流が通過すると
きの空気力学的な寸法決定の制約と、反転ジェットにお
けるドアの位置決めとによりドアの横遊びがあるため、
フレーム８の外側の下流に突起形部分１２を有する。あ
らゆる従来のドア設計のよどみ領域（stagnant air zon
e）で一般的にみられるように、多少ともはっきりした
よどみ領域１１は、ナセルの前方に二次流１４を逆転す
る角度を最小化することにより、二次流１４の通過断面
を低減する。事実、このよどみ領域１１は、反転流発生
部分の有効断面を低減する空気力学的な栓を形成する。
上流部分によって開けられる通路を二次流が通過すると
きの空気力学的な寸法決定の制約と、反転ジェットにお
けるドアの位置決めとによりドアの横遊びがあるため、
フレーム８の外側の下流に突起形部分１２を有する。あ
らゆる従来のドア設計のよどみ領域（stagnant air zon
e）で一般的にみられるように、多少ともはっきりした
よどみ領域１１は、ナセルの前方に二次流１４を逆転す
る角度を最小化することにより、二次流１４の通過断面
を低減する。事実、このよどみ領域１１は、反転流発生
部分の有効断面を低減する空気力学的な栓を形成する。
【００１０】反転流の有効通過断面を制限するというこ
とは、空気力学的な性能が多少、減少されることを意味
する。反転流１４は、その一部がナセルの前方に完全に
向かうことを阻止されるので、ドアの外側パネルの外面
により形成される勾配を通過し、ドアの内部１０から出
る流１３ｂとぶつかる。そして今度は流１４が、流１３
ｂと合流することによって、流１３ｂがナセルの前方に
向けて通過する方向を最小化してしまう。
とは、空気力学的な性能が多少、減少されることを意味
する。反転流１４は、その一部がナセルの前方に完全に
向かうことを阻止されるので、ドアの外側パネルの外面
により形成される勾配を通過し、ドアの内部１０から出
る流１３ｂとぶつかる。そして今度は流１４が、流１３
ｂと合流することによって、流１３ｂがナセルの前方に
向けて通過する方向を最小化してしまう。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の一つ
は、従来技術の既知の解決法の欠点を解消し、特に逆ス
ラスト装置の逆スラスト動作時に、スクープドアの空気
力学的な性能を高めることにある。
は、従来技術の既知の解決法の欠点を解消し、特に逆ス
ラスト装置の逆スラスト動作時に、スクープドアの空気
力学的な性能を高めることにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これら
の目的は、上記の型のスクープをなすドアを持つターボ
ファンエンジンの逆スラスト装置により達成され、該装
置は、ドアが可動ディフレクタと協働し、このディフレ
クタは、ドアが開くときに、ドアから排出される流とド
アの外側に偏向される流とのあらゆる干渉を制限し、あ
るいは避けるように、ドアの外側パネルの外面の上方位
置へ移動することを特徴とする。
の目的は、上記の型のスクープをなすドアを持つターボ
ファンエンジンの逆スラスト装置により達成され、該装
置は、ドアが可動ディフレクタと協働し、このディフレ
クタは、ドアが開くときに、ドアから排出される流とド
アの外側に偏向される流とのあらゆる干渉を制限し、あ
るいは避けるように、ドアの外側パネルの外面の上方位
置へ移動することを特徴とする。
【００１３】本発明の他の特徴ならびに長所は、添付の
図面に関する発明の実施形態の下記説明を読めば、いっ
そう理解されるだろう。
図面に関する発明の実施形態の下記説明を読めば、いっ
そう理解されるだろう。
【００１４】
【発明の実施の形態】図２，３，４および５に示された
本発明による実施形態によれば、排気ダクトを持つドア
３は、ターボファンエンジンの逆スラスト装置の固定構
造６の側面ビームによって支持され、ドア３に接続点２
２，２３で連結される少なくとも二個の側面ロッド２
０，２１を介して、それぞれ接続点２５，２６で可動デ
ィフレクタ２４を駆動かつ支持する。
本発明による実施形態によれば、排気ダクトを持つドア
３は、ターボファンエンジンの逆スラスト装置の固定構
造６の側面ビームによって支持され、ドア３に接続点２
２，２３で連結される少なくとも二個の側面ロッド２
０，２１を介して、それぞれ接続点２５，２６で可動デ
ィフレクタ２４を駆動かつ支持する。
【００１５】直接ジェット時に、ディフレクタ２４の外
面は外側ナセルの一部をなす。可動ディフレクタ２４の
内面２７の形状は、当業者が望む反転ジェット時の性能
を確保するように調整され、空気力学的な他の要素、た
とえばディフレクタによってそれ自体を支持可能な羽根
と協働することができる。可動ディフレクタの長さは、
下流でも上流でも制限されておらず、この長さは、スペ
ースにおけるディフレクタの位置決めおよびディフレク
タの周囲に対して当業者が考慮する構成に依存する。さ
らに可動ディフレクタの上流および下流の配置は、所望
の性能に必要なあらゆる幾何学的な配置にすることがで
きる。反転ジェットにおける可動ディフレクタの位置決
定は、選択された方向へ流の一部を最適に案内補助する
ように調整される。
面は外側ナセルの一部をなす。可動ディフレクタ２４の
内面２７の形状は、当業者が望む反転ジェット時の性能
を確保するように調整され、空気力学的な他の要素、た
とえばディフレクタによってそれ自体を支持可能な羽根
と協働することができる。可動ディフレクタの長さは、
下流でも上流でも制限されておらず、この長さは、スペ
ースにおけるディフレクタの位置決めおよびディフレク
タの周囲に対して当業者が考慮する構成に依存する。さ
らに可動ディフレクタの上流および下流の配置は、所望
の性能に必要なあらゆる幾何学的な配置にすることがで
きる。反転ジェットにおける可動ディフレクタの位置決
定は、選択された方向へ流の一部を最適に案内補助する
ように調整される。
【００１６】可動ディフレクタ２４の上流端２８は、フ
レームの一部をカバーすることができるが、そのために
ドアの操作中、固定構造と干渉することはない。このよ
うな構成により、突出した形状１２を少なくとも部分的
に小さくすることができる。反転ジェットにおいて、ド
アの排気ダクトをなす管１０を通る流１３の流量を増や
すことを可能にするためには、少なくとも一つの羽根５
２を、直接ジェット位置で可動ディフレクタ２４の下の
ドアの管１０の中に設ける。この羽根５２は反転位置で
開けられているので、当業者は、流の一部を所望の方向
に、たとえばドアの内部あるいは可動ディフレクタ２４
の後方の外側に導くことができる。しかも羽根５２は、
反転ジェットの終了時に補助となるモーメントを提供可
能である。
レームの一部をカバーすることができるが、そのために
ドアの操作中、固定構造と干渉することはない。このよ
うな構成により、突出した形状１２を少なくとも部分的
に小さくすることができる。反転ジェットにおいて、ド
アの排気ダクトをなす管１０を通る流１３の流量を増や
すことを可能にするためには、少なくとも一つの羽根５
２を、直接ジェット位置で可動ディフレクタ２４の下の
ドアの管１０の中に設ける。この羽根５２は反転位置で
開けられているので、当業者は、流の一部を所望の方向
に、たとえばドアの内部あるいは可動ディフレクタ２４
の後方の外側に導くことができる。しかも羽根５２は、
反転ジェットの終了時に補助となるモーメントを提供可
能である。
【００１７】ピボット３０により固定構造６に固定され
る追加案内ロッド２９は、可動ディフレクタ２４とロッ
ド２０，２１からなる可動装置に、当業者が所望の運動
力学を得ることができる任意の一点で接続される。提示
された例では、この点は、ロッド２１のピボット２６で
ある。こうした構成において、可動ディフレクタ２４の
上流端はナセルの軸に対して求心的な方向に回転移動す
る。このように配置すると、ディフレクタは、ナセルの
外側の空気力学的に適切な性能を提供する方向に、流１
４の一部を偏向し、さらに、ドア３から出る流と干渉す
る流が少なくなるので、ディフレクタの有効性が改善さ
れる。可動ディフレクタ２４の上流端２８は同様に、外
側パネル４と接触可能であり、これによってこの二個の
要素の間を流１４が通過しないようにする。
る追加案内ロッド２９は、可動ディフレクタ２４とロッ
ド２０，２１からなる可動装置に、当業者が所望の運動
力学を得ることができる任意の一点で接続される。提示
された例では、この点は、ロッド２１のピボット２６で
ある。こうした構成において、可動ディフレクタ２４の
上流端はナセルの軸に対して求心的な方向に回転移動す
る。このように配置すると、ディフレクタは、ナセルの
外側の空気力学的に適切な性能を提供する方向に、流１
４の一部を偏向し、さらに、ドア３から出る流と干渉す
る流が少なくなるので、ディフレクタの有効性が改善さ
れる。可動ディフレクタ２４の上流端２８は同様に、外
側パネル４と接触可能であり、これによってこの二個の
要素の間を流１４が通過しないようにする。
【００１８】この配置と、ロッドリンクシステムのパラ
メータを変えれば、どの当業者も、可動ディフレクタ２
４の下流の回転をナセルの軸に対して求心的な方向に実
施し、またディフレクタをドア３の外側パネル４の近傍
に位置づけることができる。
メータを変えれば、どの当業者も、可動ディフレクタ２
４の下流の回転をナセルの軸に対して求心的な方向に実
施し、またディフレクタをドア３の外側パネル４の近傍
に位置づけることができる。
【００１９】その上、ディフレクタを該外側パネルと気
密にすることによって流１４に対する障壁を形成し、流
をさらに有効にナセルの外側の下流に再偏向することが
できる。
密にすることによって流１４に対する障壁を形成し、流
をさらに有効にナセルの外側の下流に再偏向することが
できる。
【００２０】可動ディフレクタ２４は、図２から５に示
したように、全体としてドアの構造の上流に設けられ
る。ディフレクタは、ドアの外部構造の一部と重なって
もよいし、外側パネル４の構造の上流および下流の間の
中間ゾーンに設けてもよい。中間ゾーンに設ける場合に
は、場合に応じて上流または下流で、ドア３の外部構造
４に直接、可動ディフレクタ２４を連結又はヒンジ止め
することができる。また、可動ディフレクタ２４を開け
て形成される開口部の周囲において、ドア構造の管１０
の内部に羽根５２を設けることによって、ドアの内部管
路１０を通過する流の一部を最適に偏向することができ
る。
したように、全体としてドアの構造の上流に設けられ
る。ディフレクタは、ドアの外部構造の一部と重なって
もよいし、外側パネル４の構造の上流および下流の間の
中間ゾーンに設けてもよい。中間ゾーンに設ける場合に
は、場合に応じて上流または下流で、ドア３の外部構造
４に直接、可動ディフレクタ２４を連結又はヒンジ止め
することができる。また、可動ディフレクタ２４を開け
て形成される開口部の周囲において、ドア構造の管１０
の内部に羽根５２を設けることによって、ドアの内部管
路１０を通過する流の一部を最適に偏向することができ
る。
【００２１】図２の実施形態において、可動ディフレク
タ２４を固定構造６に結合するピボット３０は、該可動
ディフレクタの上流部分に位置する。こうした構成によ
り、操作段階の最初の間、内面２７を用いてドアを保持
し、あるいはドアを再び閉じる際に補助し、かくして、
この操作段階でジャッキによる応力を減らすことができ
る。
タ２４を固定構造６に結合するピボット３０は、該可動
ディフレクタの上流部分に位置する。こうした構成によ
り、操作段階の最初の間、内面２７を用いてドアを保持
し、あるいはドアを再び閉じる際に補助し、かくして、
この操作段階でジャッキによる応力を減らすことができ
る。
【００２２】ドア３の構造の上流に可動ディフレクタ２
４を配置することにより、ドアを開く操作を始めると
き、ナセルの外側に向けて即座に開口が設けられて、適
切な排気を補助することができる。
４を配置することにより、ドアを開く操作を始めると
き、ナセルの外側に向けて即座に開口が設けられて、適
切な排気を補助することができる。
【００２３】図６ないし８は、本発明の他の実施形態を
示す。直接ジェット位置で、可動ディフレクタ３１は、
後部シュラウドの固定カバー４０の下に配置されてい
る。ドア３に結合され、点３４，３５でそれぞれ連結さ
れる少なくとも二個のロッド３２，３３は、軸点３６，
３７で可動ディフレクタ３１をガイドし、配向する。こ
の例において可動ディフレクタ３１の駆動は、ロッド３
３に取り付けられるローラ３８によって実施され、ロッ
ド３３は、ドア３が移動する際に逆スラスト装置の固定
構造に組み込まれたカムスロット３９内を滑動する。
示す。直接ジェット位置で、可動ディフレクタ３１は、
後部シュラウドの固定カバー４０の下に配置されてい
る。ドア３に結合され、点３４，３５でそれぞれ連結さ
れる少なくとも二個のロッド３２，３３は、軸点３６，
３７で可動ディフレクタ３１をガイドし、配向する。こ
の例において可動ディフレクタ３１の駆動は、ロッド３
３に取り付けられるローラ３８によって実施され、ロッ
ド３３は、ドア３が移動する際に逆スラスト装置の固定
構造に組み込まれたカムスロット３９内を滑動する。
【００２４】このようなガイドシステムは、三つの作動
ロッドを含むシステムに比べると、適切な位置決めによ
り可動ディフレクタ３１の移動が制御されるという長所
を有する。ドア３を開く操作の最初に、たとえば可動デ
ィフレクタ３１とカバー４０との間で干渉を避けるため
に、カムスロット３９の始まりに非作動域を画定するこ
とができる。
ロッドを含むシステムに比べると、適切な位置決めによ
り可動ディフレクタ３１の移動が制御されるという長所
を有する。ドア３を開く操作の最初に、たとえば可動デ
ィフレクタ３１とカバー４０との間で干渉を避けるため
に、カムスロット３９の始まりに非作動域を画定するこ
とができる。
【００２５】可動ディフレクタ３１は、開操作の終わり
に、ドア３の外側パネル４の下流部分に位置する。ロッ
ドリンクによる運動力学から、この配置では、ドアの面
に可動ディフレクタを再び閉じる移動が引き起こされ、
可動ディフレクタ３１の下流は気密にすることができ
る。その場合、可動ディフレクタ３１の上流側に過圧域
が、ディフレクタの後ろ側に低圧域が形成される。こう
した配置により、この構成の空気力学的な性能を高める
ことができる。さらに可動ディフレクタ３１は、少なく
とも一つの開口部を含み、この開口部は、該開口部を通
過する反転流の少なくとも一つのルーバ４１に必要に応
じて結合されている。このルーバは、公開された欧州特
許出願第０３０１９５５号に記載された構成の意図する
ものと同様のものである。
に、ドア３の外側パネル４の下流部分に位置する。ロッ
ドリンクによる運動力学から、この配置では、ドアの面
に可動ディフレクタを再び閉じる移動が引き起こされ、
可動ディフレクタ３１の下流は気密にすることができ
る。その場合、可動ディフレクタ３１の上流側に過圧域
が、ディフレクタの後ろ側に低圧域が形成される。こう
した配置により、この構成の空気力学的な性能を高める
ことができる。さらに可動ディフレクタ３１は、少なく
とも一つの開口部を含み、この開口部は、該開口部を通
過する反転流の少なくとも一つのルーバ４１に必要に応
じて結合されている。このルーバは、公開された欧州特
許出願第０３０１９５５号に記載された構成の意図する
ものと同様のものである。
【００２６】図９ないし１２は、本発明の別の実施形態
を提案している。この変形例において、少なくとも二個
のロッド４３および４４は、ドア３に結合されるととも
に、それぞれ点４５，４６で連結され、軸点４７，４８
で可動ディフレクタ４２をガイドかつ配向している。軸
点５０で固定構造に連結されるロッド４９は、ドア３の
移動を介して可動ディフレクタ４２を操作する。可動デ
ィフレクタにおけるロッド４９のヒンジ止めは、図では
点４８で行われているが、当業者が有効と判断すれば、
装置の他の如何なる他の場所にも設置することが可能で
ある。
を提案している。この変形例において、少なくとも二個
のロッド４３および４４は、ドア３に結合されるととも
に、それぞれ点４５，４６で連結され、軸点４７，４８
で可動ディフレクタ４２をガイドかつ配向している。軸
点５０で固定構造に連結されるロッド４９は、ドア３の
移動を介して可動ディフレクタ４２を操作する。可動デ
ィフレクタにおけるロッド４９のヒンジ止めは、図では
点４８で行われているが、当業者が有効と判断すれば、
装置の他の如何なる他の場所にも設置することが可能で
ある。
【００２７】この構成の長所は、選択された空気力学的
輪郭によれば、排気口５３の断面を大きくするとともに
羽根５１の数を増やせることにあり、その結果、ドア３
のダクト１０を通る流１３の空気力学的な有効性を改善
できる。
輪郭によれば、排気口５３の断面を大きくするとともに
羽根５１の数を増やせることにあり、その結果、ドア３
のダクト１０を通る流１３の空気力学的な有効性を改善
できる。
【００２８】勿論、所望の要件に応じて、可動ディフレ
クタ４２をしかるべく配置し、たとえば障壁効果を増す
ために高さを高くしたり、ドア３の排気口５３の断面を
増すためにナセル外面の一部を構成する面を延長したり
することができる。
クタ４２をしかるべく配置し、たとえば障壁効果を増す
ために高さを高くしたり、ドア３の排気口５３の断面を
増すためにナセル外面の一部を構成する面を延長したり
することができる。
【００２９】可動ディフレクタ２４，３１，４２は、当
業者が既知のあらゆる駆動システムによって、ドアから
独立して操作可能であり、ドアを開く操作と同時に、あ
るいは連続して、またはそれよりも前もしくは後に制御
することができる。
業者が既知のあらゆる駆動システムによって、ドアから
独立して操作可能であり、ドアを開く操作と同時に、あ
るいは連続して、またはそれよりも前もしくは後に制御
することができる。
【００３０】このように上記の構成により、可動ディフ
レクタを介してドア３の駆動を実施することを技術的に
検討できる。
レクタを介してドア３の駆動を実施することを技術的に
検討できる。
【図１】既知の型の、開いた位置における回転スクープ
ドア付き逆スラスト装置を結合した、ターボファンエン
ジンの回転軸を通る面による縦断面図である。
ドア付き逆スラスト装置を結合した、ターボファンエン
ジンの回転軸を通る面による縦断面図である。
【図２】本発明の実施形態によるスクープドア付き逆ス
ラスト装置を閉位置で示す、図１と同様の図である。
ラスト装置を閉位置で示す、図１と同様の図である。
【図３】図２に示された実施形態を反転ジェットモード
で示す図である。
で示す図である。
【図４】図２に示された構成の斜視図である。
【図５】図３に示された構成の斜視図である。
【図６】本発明の他の実施形態によるスクープドア付き
逆スラスト装置を閉位置で示す、図１と同様の図であ
る。
逆スラスト装置を閉位置で示す、図１と同様の図であ
る。
【図７】図６に示された実施形態を反転ジェットモード
で示す図である。
で示す図である。
【図８】図６および７によって限定される構成を反転ジ
ェットモードで示す斜視図である。
ェットモードで示す斜視図である。
【図９】本発明の別の実施形態による排出ドア付き逆ス
ラスト装置を閉位置で示す、図１と同様の図である。
ラスト装置を閉位置で示す、図１と同様の図である。
【図１０】図９に示された実施形態を反転ジェットモー
ドで示す図である。
ドで示す図である。
【図１１】図９に示された実施形態の斜視図である。
【図１２】図１０に示された実施形態の斜視図である。
３ ドア ４ 外側パネル ６ 固定構造 ７ 固定シュラウド ８ 前フレーム ９ ピボット ２０，２１ ロッド ２２，２３ 接続点 ２４ 可動ディフレクタ ２５，２６ 接続点 ２７ 内面 ２８ 上流端 ２９ 追加案内ロッド ３０ ピボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バンサン・ジヨセフ・ロドルフ・ステユデ ール フランス国、76600・ル・アーブル、リ ユ・フエリツクス・フオール・95 (72)発明者 ギイ・ベルナール・ボーシエル フランス国、76610・ル・アーブル、リ ユ・ピエール・マンデス・フランス・316
Claims (14)
- 【請求項１】 ターボファンエンジンの逆スラスト装置
であって、中空の回転ドア（３）を含み、このドア
（３）は、直接ジェット動作時に、閉位置でナセルの外
側エンジンカバーの一部を構成し、移動制御手段の作用
による回転後にドアの上流端が流内に入るとともに、逆
スラスト動作時に、外側エンジンカバー内に通路を開け
ることにより流の偏向障害物を構成し、偏向流の少なく
とも一部が、スクープをなすドア（３）の内部管路（１
０）または排気ダクトを通るようにする、逆スラスト装
置において、該ドア（３）は、可動ディフレクタ（２
４；３１；４２）と協働し、ディフレクタは、ドア
（３）が開くとき、ドア（３）から排出される流とドア
（３）の外側に偏向される流とのあらゆる干渉を制限す
るかまたは避けるように、ドア（３）の外側パネル
（４）の外面の上方の位置へ移動することを特徴とする
ターボファンエンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項２】 直接ジェット時にドア（３）の外側パネ
ルの上流に配置される前記可動ディフレクタ（２４）
は、ナセルの外面の一部を形成し、先端で連結される少
なくとも二個の側面ロッド（２０，２１）によってドア
（３）により支持かつ駆動されることを特徴とする請求
項１に記載のターボファンエンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項３】 前記可動ディフレクタ（２４）は、追加
ロッド（２９）によって、逆スラスト装置の固定構造
（６）に結合する固定ピボット（３０）に接続されるこ
とを特徴とする請求項２に記載のターボファンエンジン
の逆スラスト装置。 - 【請求項４】 前記可動ディフレクタ（２４）の上流端
は、ドア（３）が開くときに、ナセルの縦軸に対して求
心的な方向に移動することを特徴とする請求項１から３
のいずれか一項に記載のターボファンエンジンの逆スラ
スト装置。 - 【請求項５】 前記可動ディフレクタ（２４）の下流端
は、ドア（３）が開くときに、ナセルの縦軸に対して求
心的な方向に移動することを特徴とする請求項１から３
のいずれか一項に記載のターボファンエンジンの逆スラ
スト装置。 - 【請求項６】 前記可動ディフレクタ（２４）は、直接
ジェット時に、ドア（３）の外側パネル（４）の上流お
よび下流の間の中間ゾーンに位置することを特徴とする
請求項１に記載のターボファンエンジンの逆スラスト装
置。 - 【請求項７】 前記可動ディフレクタ（３１；４２）
は、直接ジェット時に、ドア（３）の外側パネル（４）
の下流に配置されることを特徴とする請求項１に記載の
ターボファンエンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項８】 前記可動ディフレクタ（３１）は、直接
ジェット時に逆スラスト装置の後部固定シュラウド
（７）の上流固定カバー（４０）の下に配置されること
を特徴とする請求項７に記載のターボファンエンジンの
逆スラスト装置。 - 【請求項９】 ドアが開いたとき、前記可動ディフレク
タ（３１）とドアの外側パネル（４）との間の下流接触
ゾーンは気密であり、ディフレクタ（３１）は、少なく
とも一つのルーバー（４１）を含むことを特徴とする請
求項８に記載のターボファンエンジンの逆スラスト装
置。 - 【請求項１０】 前記可動ディフレクタ（４２）は、直
接ジェット時に、ドア（３）の外側パネル（４）の下流
端と、逆スラスト装置の後部固定シュラウド（７）の上
流固定カバー部（４０）の上流端との間に配置されるこ
とを特徴とする請求項７に記載のターボファンエンジン
の逆スラスト装置。 - 【請求項１１】 可動ディフレクタ（３１）は、先端で
連結される少なくとも二個の接続ロッド（３２，３３）
によってドア（３）により駆動され、ロッドの一方（３
３）は、逆スラスト装置の固定構造に結合するガイド用
カムスロット（３９）内を滑動するローラ（３８）を支
持し、可動ディフレクタ（３１）は、ドア（３）が開く
とき、ドア（３）の内部管路（１０）を通る流が出る開
口部の端でドア（３）の外側パネルの外側の下流端を移
動することを特徴とする請求項７から１０のいずれか一
項に記載のターボファンエンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項１２】 前記可動ディフレクタ（４１）は、先
端で連結される少なくとも二個の接続ロッド（４３，４
４）によってドア（３）により支持かつ駆動され、追加
ロッド（４９）が、逆スラスト装置の固定構造に結合す
る固定ピボット（５０）に可動ディフレクタ（４２）を
接続することを特徴とする請求項７から１０のいずれか
一項に記載のターボファンエンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項１３】 前記可動ディフレクタ（２４；３１；
４２）は、ドア（３）とは独立した移動制御手段に接続
されることを特徴とする請求項１に記載のターボファン
エンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項１４】 前記ドア（３）の移動は、可動ディフ
レクタ（２４）の移動制御手段により得られることを特
徴とする請求項１に記載のターボファンエンジンの逆ス
ラスト装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9706943A FR2764341B1 (fr) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | Inverseur de poussee de turboreacteur a portes formant ecopes associees a un deflecteur mobile |
| FR9706943 | 1997-06-05 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10339212A true JPH10339212A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=9507625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10157417A Pending JPH10339212A (ja) | 1997-06-05 | 1998-06-05 | 可動ディフレクタと協働するスクープドア付きのターボファンエンジンの逆スラスト装置 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6065285A (ja) |
| EP (1) | EP0882883A1 (ja) |
| JP (1) | JPH10339212A (ja) |
| AU (1) | AU724455B2 (ja) |
| CA (1) | CA2239465A1 (ja) |
| FR (1) | FR2764341B1 (ja) |
| RU (1) | RU2162538C2 (ja) |
| WO (1) | WO1998055755A1 (ja) |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2780101B1 (fr) * | 1998-06-18 | 2000-07-28 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee de turboreacteur a portes formant ecopes a section d'echappement adaptable |
| US20040149861A1 (en) * | 2001-06-06 | 2004-08-05 | Strobl William Charles | S & H Cycle Engine |
| US6845946B2 (en) * | 2003-02-21 | 2005-01-25 | The Nordam Group, Inc. | Self stowing thrust reverser |
| US20110101158A1 (en) * | 2005-03-29 | 2011-05-05 | The Boeing Company | Thrust Reversers Including Monolithic Components |
| US7571527B2 (en) * | 2005-03-29 | 2009-08-11 | The Boeing Company | Mandrel for fabrication of a monolithic composite nacelle panel |
| US7690190B2 (en) | 2005-05-11 | 2010-04-06 | The Boeing Company | Aircraft systems including cascade thrust reversers |
| US7559507B2 (en) * | 2005-06-27 | 2009-07-14 | The Boeing Company | Thrust reversers including locking assemblies for inhibiting deflection |
| US7600371B2 (en) | 2005-10-18 | 2009-10-13 | The Boeing Company | Thrust reversers including support members for inhibiting deflection |
| US8015797B2 (en) | 2006-09-21 | 2011-09-13 | Jean-Pierre Lair | Thrust reverser nozzle for a turbofan gas turbine engine |
| FR2911922B1 (fr) * | 2007-01-26 | 2009-04-24 | Snecma Sa | Melangeur de flux a section variable pour turboreacteur a double flux d'avion supersonique |
| US8052085B2 (en) | 2007-11-16 | 2011-11-08 | The Nordam Group, Inc. | Thrust reverser for a turbofan gas turbine engine |
| US8052086B2 (en) | 2007-11-16 | 2011-11-08 | The Nordam Group, Inc. | Thrust reverser door |
| US8172175B2 (en) | 2007-11-16 | 2012-05-08 | The Nordam Group, Inc. | Pivoting door thrust reverser for a turbofan gas turbine engine |
| US8091827B2 (en) | 2007-11-16 | 2012-01-10 | The Nordam Group, Inc. | Thrust reverser door |
| US8051639B2 (en) * | 2007-11-16 | 2011-11-08 | The Nordam Group, Inc. | Thrust reverser |
| US7735778B2 (en) | 2007-11-16 | 2010-06-15 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Pivoting fairings for a thrust reverser |
| US8127530B2 (en) | 2008-06-19 | 2012-03-06 | The Nordam Group, Inc. | Thrust reverser for a turbofan gas turbine engine |
| FR2933144B1 (fr) * | 2008-06-26 | 2012-08-17 | Airbus France | Nacelle pour aeronef comportant des moyens inverseurs de poussee et aeronef comportant au moins une telle nacelle |
| FR2933143B1 (fr) * | 2008-06-26 | 2011-06-10 | Airbus France | Nacelle pour aeronef comportant des moyens inverseurs de poussee et aeronef comportant au moins une telle nacelle |
| FR2982324B1 (fr) * | 2011-11-09 | 2013-11-15 | Aircelle Sa | Inverseur de poussee a portes jumelles |
| US9163583B2 (en) * | 2013-05-01 | 2015-10-20 | Rohr, Inc. | System, apparatus, and method for thrust vectoring |
| US10309343B2 (en) * | 2014-11-06 | 2019-06-04 | Rohr, Inc. | Split sleeve hidden door thrust reverser |
| US10267262B2 (en) | 2016-05-06 | 2019-04-23 | Mra Systems, Llc | Thrust reverser assembly |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3601992A (en) * | 1970-06-10 | 1971-08-31 | Rohr Corp | Thrust reversing apparatus |
| US3739582A (en) * | 1972-04-13 | 1973-06-19 | Rohr Industries Inc | Thrust reversing apparatus |
| FR2618853B1 (fr) * | 1987-07-29 | 1989-11-10 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee de turboreacteur muni d'un deflecteur mobile de porte |
| FR2635825B1 (fr) * | 1988-08-29 | 1990-11-30 | Hurel Dubois Avions | Inverseur de poussee pour moteur a reaction de type a portes equipees de volets auxiliaires |
| US5039171A (en) * | 1989-08-18 | 1991-08-13 | Societe Anonyme Dite Hispano-Suiza | Multi-panel thrust reverser door |
| FR2740834B1 (fr) * | 1995-11-02 | 1997-12-05 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee de turboreacteur a double flux muni de portes secondaires |
| FR2748525B1 (fr) * | 1996-05-09 | 1998-06-19 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee de turboreacteur a portes munies d'aubes deflectrices |
| FR2752017B1 (fr) * | 1996-08-01 | 1998-10-16 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee de turboreacteur a portes formant ecopes |
-
1997
- 1997-06-05 FR FR9706943A patent/FR2764341B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-06-01 CA CA002239465A patent/CA2239465A1/fr not_active Abandoned
- 1998-06-04 WO PCT/FR1998/001124 patent/WO1998055755A1/fr active IP Right Grant
- 1998-06-04 RU RU99104522/06A patent/RU2162538C2/ru active
- 1998-06-04 AU AU79225/98A patent/AU724455B2/en not_active Ceased
- 1998-06-04 EP EP98401328A patent/EP0882883A1/fr not_active Withdrawn
- 1998-06-05 US US09/092,136 patent/US6065285A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-05 JP JP10157417A patent/JPH10339212A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0882883A1 (fr) | 1998-12-09 |
| WO1998055755A1 (fr) | 1998-12-10 |
| US6065285A (en) | 2000-05-23 |
| AU724455B2 (en) | 2000-09-21 |
| AU7922598A (en) | 1998-12-21 |
| FR2764341A1 (fr) | 1998-12-11 |
| RU2162538C2 (ru) | 2001-01-27 |
| FR2764341B1 (fr) | 1999-07-16 |
| CA2239465A1 (fr) | 1998-12-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10339212A (ja) | 可動ディフレクタと協働するスクープドア付きのターボファンエンジンの逆スラスト装置 | |
| RU2145389C1 (ru) | Устройство реверсирования тяги турбореактивного двигателя со створками в виде ковшей (варианты) | |
| RU2145390C1 (ru) | Устройство реверсирования тяги турбореактивного двигателя с поворотными створками, содержащее отклоняющие лопатки, связанные с неподвижной конструкцией | |
| JPH11324795A (ja) | 外側エンジンカバ―に連結して組み合わされたスク―プ形ドアを有するタ―ボファンエンジンの逆スラスト装置 | |
| RU2522017C2 (ru) | Реверсор тяги | |
| US8677732B2 (en) | Thrust reverser with grids for jet engine | |
| RU2499904C2 (ru) | Гондола двухконтурного турбореактивного двигателя | |
| US6082096A (en) | Turbo-jet engine thrust-reverser fitted with scoop-doors linked to a movable cascade | |
| JPH10122046A (ja) | 制御漏流ゲート式推力反転装置 | |
| RU2570740C2 (ru) | Створчатый реверсор | |
| JPH10339211A (ja) | 可動上流被覆部に結合するスクープをなすドアを有するターボファンエンジンの逆スラスト装置 | |
| CN100585157C (zh) | 飞行器发动机舱以及带有至少一个该发动机舱的飞行器 | |
| US5120004A (en) | Split door thrust reverser for fan jet aircraft engines | |
| US9127623B2 (en) | Thrust reverser device | |
| JPH10339210A (ja) | 駆動が最適化された可動スポイラを備えたドアを有するターボファンエンジンの逆スラスト装置 | |
| RU2139434C1 (ru) | Устройство реверсирования тяги турбореактивного двигателя со створками, снабженными отклоняющими лопатками | |
| US5284015A (en) | Turbojet engine thrust reverser with directional control | |
| BRPI0407604B1 (pt) | Bocal de descarga confluente ventilado | |
| US6158211A (en) | Turbojet-engine thrust reverser with scoop-doors of adjustable exhaust cross-section | |
| RU98112764A (ru) | Устройство реверсирования тяги с поворотными створками с контролируемым расходом утечки | |
| US20150113944A1 (en) | Thrust reverser doors having side openings | |
| JPH0112935B2 (ja) | ||
| JPH09100747A (ja) | 非対称ゲートダブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置 | |
| JP4658542B2 (ja) | フレード式エンジンノズルのための方法及び装置 | |
| CN103328801A (zh) | 用于飞行器发动机舱推力反向器的门 |