JPH11324795A - 外側エンジンカバ―に連結して組み合わされたスク―プ形ドアを有するタ―ボファンエンジンの逆スラスト装置 - Google Patents
外側エンジンカバ―に連結して組み合わされたスク―プ形ドアを有するタ―ボファンエンジンの逆スラスト装置Info
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- JPH11324795A JPH11324795A JP11092832A JP9283299A JPH11324795A JP H11324795 A JPH11324795 A JP H11324795A JP 11092832 A JP11092832 A JP 11092832A JP 9283299 A JP9283299 A JP 9283299A JP H11324795 A JPH11324795 A JP H11324795A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/54—Nozzles having means for reversing jet thrust
- F02K1/64—Reversing fan flow
- F02K1/70—Reversing fan flow using thrust reverser flaps or doors mounted on the fan housing
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に逆スラスト動作時におけるスクープ形ド
アの空気力学的な性能を高める、ターボファンエンジン
の逆スラスト装置を提供する。 【解決手段】 正方向ジェット時にナセルの外側エンジ
ンカバーに組み込まれ、反転ジェット時に流れの偏向障
害物を構成してスクープを形成する中空の回転ドア
(3)を含む。可動式の外側エンジンカバー(20)
は、正方向ジェット時に、逆スラスト装置の固定構造体
の前フレーム(8)と、ドア(3)の流れの出口断面と
を同時に被覆する。外側エンジンカバー(20)は、ド
ア(3)のピボット(9)の下流に回転可能(29)に
取り付けられ、外側エンジンカバーの上流端は、前フレ
ーム(8)の上の空間と、偏向流の出口断面とを同時に
開放するように遠心方向に移動する。
アの空気力学的な性能を高める、ターボファンエンジン
の逆スラスト装置を提供する。 【解決手段】 正方向ジェット時にナセルの外側エンジ
ンカバーに組み込まれ、反転ジェット時に流れの偏向障
害物を構成してスクープを形成する中空の回転ドア
(3)を含む。可動式の外側エンジンカバー(20)
は、正方向ジェット時に、逆スラスト装置の固定構造体
の前フレーム(8)と、ドア(3)の流れの出口断面と
を同時に被覆する。外側エンジンカバー(20)は、ド
ア(3)のピボット(9)の下流に回転可能(29)に
取り付けられ、外側エンジンカバーの上流端は、前フレ
ーム(8)の上の空間と、偏向流の出口断面とを同時に
開放するように遠心方向に移動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボファンエン
ジンの逆スラスト装置に関する。
ジンの逆スラスト装置に関する。
【0002】ターボファンエンジンは、いわゆる冷却二
次流を一定方向に導くためのダクトをファンの後方に備
え、このダクトは、ファンの後方にある厳密な意味での
エンジン構造体を囲む内壁と、ファンを囲むエンジンカ
バーすなわちカウリングに上流部分が連続する外壁とか
らなる。この外壁は、二次流および一次流をその下流部
分の一定方向に同時に導くが、たとえば混合流または合
流ナセルの場合には高温の一次流の噴出の後方に導き、
その他の場合、すなわち分流ナセルの場合には、外壁は
二次流だけを一定方向に導く。
次流を一定方向に導くためのダクトをファンの後方に備
え、このダクトは、ファンの後方にある厳密な意味での
エンジン構造体を囲む内壁と、ファンを囲むエンジンカ
バーすなわちカウリングに上流部分が連続する外壁とか
らなる。この外壁は、二次流および一次流をその下流部
分の一定方向に同時に導くが、たとえば混合流または合
流ナセルの場合には高温の一次流の噴出の後方に導き、
その他の場合、すなわち分流ナセルの場合には、外壁は
二次流だけを一定方向に導く。
【0003】推進装置の抵抗を最小化するために、エン
ジンの外側、すなわちファンを囲むカバーの外側と上記
ダクトの外壁の外側とを一つの壁で流線型に囲むことが
できる。これは航空機の外側に推進装置を組み込む場合
であり、特に、これらの推進装置を翼の下または胴体の
後方に取り付ける場合である。
ジンの外側、すなわちファンを囲むカバーの外側と上記
ダクトの外壁の外側とを一つの壁で流線型に囲むことが
できる。これは航空機の外側に推進装置を組み込む場合
であり、特に、これらの推進装置を翼の下または胴体の
後方に取り付ける場合である。
【0004】
【従来の技術】フランス特許出願第96.09705号
は、添付の図1が示すように、スクープをなすドアを有
する逆スラスト装置をターボファンエンジンに組み合せ
た実施形態を記載している。
は、添付の図1が示すように、スクープをなすドアを有
する逆スラスト装置をターボファンエンジンに組み合せ
た実施形態を記載している。
【0005】逆スラスト装置は、可動組立および固定構
造体からなる。可動組立を構成する中空のドア3は、可
動部分2を形成するとともに、正方向ジェット状態で、
ナセルの外側エンジンカバーの一部を構成する。固定構
造体は、ドアの上流における上流部分6と、ドア3の下
流における下流部分7と、上流部分6を下流部分7に結
合する結合部分とからなり、固定構造体もまた外側エン
ジンカバーの一部を構成する。
造体からなる。可動組立を構成する中空のドア3は、可
動部分2を形成するとともに、正方向ジェット状態で、
ナセルの外側エンジンカバーの一部を構成する。固定構
造体は、ドアの上流における上流部分6と、ドア3の下
流における下流部分7と、上流部分6を下流部分7に結
合する結合部分とからなり、固定構造体もまた外側エン
ジンカバーの一部を構成する。
【0006】ドア3は、外側エンジンカバーの外周に取
り付けられ、また、ドアの側壁の下流ゾーンにおいて、
これらのドアの両側に設けられて外側エンジンカバーの
上流部分6に下流部分7を結合する結合部分に、回転可
能に取り付けられる。この側壁は、ドア3の外部または
外側パネル4を連結し、このドアの外部または外側パネ
ルが、ダクトの外壁の一部を構成するドア3の内部5を
有する、ナセルの外壁の一部を構成する。
り付けられ、また、ドアの側壁の下流ゾーンにおいて、
これらのドアの両側に設けられて外側エンジンカバーの
上流部分6に下流部分7を結合する結合部分に、回転可
能に取り付けられる。この側壁は、ドア3の外部または
外側パネル4を連結し、このドアの外部または外側パネ
ルが、ダクトの外壁の一部を構成するドア3の内部5を
有する、ナセルの外壁の一部を構成する。
【0007】固定構造体の上流部分6は、たとえばジャ
ッキからなるドア3の移動制御手段に対して、支持手段
として働くことができる前フレーム8を含む。ドア3の
これらの移動制御手段はまた、ドア3の周辺の他の場
所、たとえばドアの下流に設けることができる。この場
合、制御部品を支持可能なのは、固定構造体の下流の構
造体7である。
ッキからなるドア3の移動制御手段に対して、支持手段
として働くことができる前フレーム8を含む。ドア3の
これらの移動制御手段はまた、ドア3の周辺の他の場
所、たとえばドアの下流に設けることができる。この場
合、制御部品を支持可能なのは、固定構造体の下流の構
造体7である。
【0008】動作位置では、ピボット9の上流に位置す
るドア部分が、外側エンジンカバー内で通路を開放しな
がらダクトを多かれ少なかれ全面的に塞ぐようにドア3
が移動することによって、ドア3の構造体により形成さ
れるダクトまたは排気コーン10内で、また偏向端とド
ア3の外側構造体4の外部との間で、ダクトの軸に対し
て遠心的な(centrifuge)方向に二次流13、14をそれ
ぞれ導くことができるようにする。ドアの下流部分は、
外側エンジンカバーの外部近傍に来る。ドアの回転角
は、その流れが通過できるように、またこの流れのスラ
ストを非常に少なくし、さらにはなくして、上流に向か
う偏向流の成分を生じさせることによって逆スラストを
発生するように調整される。
るドア部分が、外側エンジンカバー内で通路を開放しな
がらダクトを多かれ少なかれ全面的に塞ぐようにドア3
が移動することによって、ドア3の構造体により形成さ
れるダクトまたは排気コーン10内で、また偏向端とド
ア3の外側構造体4の外部との間で、ダクトの軸に対し
て遠心的な(centrifuge)方向に二次流13、14をそれ
ぞれ導くことができるようにする。ドアの下流部分は、
外側エンジンカバーの外部近傍に来る。ドアの回転角
は、その流れが通過できるように、またこの流れのスラ
ストを非常に少なくし、さらにはなくして、上流に向か
う偏向流の成分を生じさせることによって逆スラストを
発生するように調整される。
【0009】上記のタイプの逆スラスト装置では、ドア
のストロークに対して、ドアの上流部分により開放され
た通路を流れが通過するときの空気力学的な寸法決定に
おける制約と、反転ジェット時のドアの位置決めとが課
されているため、前フレーム8の外側の下流に突起形部
分12を呈する。あらゆる従来のドア技術のデッドエリ
ア(zone morte)で一般的に見られるように、多少ともは
っきりしたデッドエリア11は、ナセルの前方に流れ1
4を反転する角度を最小にして、流れ14の通過断面を
減少させる。事実、このデッドエリア11は、反転坑(p
uits)の有効断面を低減する空気力学的な栓塞を形成す
る。
のストロークに対して、ドアの上流部分により開放され
た通路を流れが通過するときの空気力学的な寸法決定に
おける制約と、反転ジェット時のドアの位置決めとが課
されているため、前フレーム8の外側の下流に突起形部
分12を呈する。あらゆる従来のドア技術のデッドエリ
ア(zone morte)で一般的に見られるように、多少ともは
っきりしたデッドエリア11は、ナセルの前方に流れ1
4を反転する角度を最小にして、流れ14の通過断面を
減少させる。事実、このデッドエリア11は、反転坑(p
uits)の有効断面を低減する空気力学的な栓塞を形成す
る。
【0010】フランス特許出願第97−06941号
は、正方向ジェットモードで前フレームを覆い、固定構
造体に結合されるピボットを中心としていずれかの方向
に回転することにより空間を開放しながら収納される可
動式カバーの技術と、流れの反転時に空気力学的な性能
を改善できる前フレームの下流の空気力学的な定義とを
提案している。
は、正方向ジェットモードで前フレームを覆い、固定構
造体に結合されるピボットを中心としていずれかの方向
に回転することにより空間を開放しながら収納される可
動式カバーの技術と、流れの反転時に空気力学的な性能
を改善できる前フレームの下流の空気力学的な定義とを
提案している。
【0011】上記のタイプの逆スラスト装置のドア出口
断面15の長さは、主に、ドアの開口角度によって決ま
る。反転ジェット状態では、固定カバー16の上流端
が、ナセルの外側に向かうドア3の構造体10を通過す
る流れ13と衝突してはならない。この要因は、上流端
が保つことが可能な、できるだけ上流の位置を決定す
る。正方向ジェット状態では、固定カバー16の上流端
がドア3の外側パネル4の下流端と相接するので、この
技術によって断面を変えることはできない。
断面15の長さは、主に、ドアの開口角度によって決ま
る。反転ジェット状態では、固定カバー16の上流端
が、ナセルの外側に向かうドア3の構造体10を通過す
る流れ13と衝突してはならない。この要因は、上流端
が保つことが可能な、できるだけ上流の位置を決定す
る。正方向ジェット状態では、固定カバー16の上流端
がドア3の外側パネル4の下流端と相接するので、この
技術によって断面を変えることはできない。
【0012】フランス特許出願第96−09705号お
よび97−06943号は、固定構造体とは独立した連
結手段を組み合せることにより、ドアの出口断面の長さ
を大きくできる解決法を提供している。
よび97−06943号は、固定構造体とは独立した連
結手段を組み合せることにより、ドアの出口断面の長さ
を大きくできる解決法を提供している。
【0013】逆スラスト装置の一定の構成において最適
の空気力学的な性能を得るには、フレームの前部を開放
すると同時にドアの出口断面を大きくすることが必要に
なり、考えられる第一の方法は、様々な技術を組み合せ
ることである。しかし、その場合は、多数の可動要素を
用いるので、コストおよび質量が著しく増加し、さらに
要素が相互に干渉し合うことがある。
の空気力学的な性能を得るには、フレームの前部を開放
すると同時にドアの出口断面を大きくすることが必要に
なり、考えられる第一の方法は、様々な技術を組み合せ
ることである。しかし、その場合は、多数の可動要素を
用いるので、コストおよび質量が著しく増加し、さらに
要素が相互に干渉し合うことがある。
【0014】複数の技術の同時使用は、逆スラスト装置
の一般的な信頼性を著しく低下させる。
の一般的な信頼性を著しく低下させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の一つ
は、従来技術の既知の解決法の欠点を解消してコスト、
質量および信頼性の目的を達成し、特に逆スラスト装置
の逆スラスト動作時における、スクープドアの空気力学
的な性能を高めることにある。
は、従来技術の既知の解決法の欠点を解消してコスト、
質量および信頼性の目的を達成し、特に逆スラスト装置
の逆スラスト動作時における、スクープドアの空気力学
的な性能を高めることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これら
の目的は、上記タイプのスクープ形ドアを持つターボフ
ァンエンジンの逆スラスト装置であって、外側エンジン
カバーの中央開口部に対応するドア外部構造体を囲むよ
うに2個の側面部分で結合された下流カバーおよび上流
カバーを含む可動の外側エンジンカバーが、正方向ジェ
ット状態で、前フレームとドアの流れ出口断面とを同時
に覆うと共に、ドアのピボットの下流に配置された連結
部を中心として回転可能に取り付けられ、外側エンジン
カバーの上流端は、逆スラスト動作時に前フレームの上
の空間と偏向流の出口断面とを同時に開放して逆流の一
部が外側エンジンカバーの中央開口部を通過するよう
に、逆スラスト装置の幾何学軸に対して遠心方向に移動
することを特徴とする逆スラスト装置によって達成され
る。
の目的は、上記タイプのスクープ形ドアを持つターボフ
ァンエンジンの逆スラスト装置であって、外側エンジン
カバーの中央開口部に対応するドア外部構造体を囲むよ
うに2個の側面部分で結合された下流カバーおよび上流
カバーを含む可動の外側エンジンカバーが、正方向ジェ
ット状態で、前フレームとドアの流れ出口断面とを同時
に覆うと共に、ドアのピボットの下流に配置された連結
部を中心として回転可能に取り付けられ、外側エンジン
カバーの上流端は、逆スラスト動作時に前フレームの上
の空間と偏向流の出口断面とを同時に開放して逆流の一
部が外側エンジンカバーの中央開口部を通過するよう
に、逆スラスト装置の幾何学軸に対して遠心方向に移動
することを特徴とする逆スラスト装置によって達成され
る。
【0017】本発明の他の特徴および長所は、添付の図
面を参照した本発明の実施形態に関する下記の説明を読
めば、いっそう理解されるだろう。
面を参照した本発明の実施形態に関する下記の説明を読
めば、いっそう理解されるだろう。
【0018】
【発明の実施の形態】図2および図3に示された本発明
の実施形態によれば、スクープあるいはバケットドア(p
orte ecope)3は、ピボット9を中心として連結されて
いる。少なくとも2個の側面部分23により結合された
下流カバー21および上流カバー22からなるエンジン
カバー(覆い)20は、このエンジンカバー20の中央
開口部に対応するドア3の外部構造体4を囲み、ナセル
の外側の輪郭の一部を形成する。可動式のエンジンカバ
ー20は、逆スラスト装置の固定構造体に属するピボッ
ト24を中心としてドア3の下流で連結される。エンジ
ンカバー20の上流カバー22は、正方向ジェット(jet
direct)状態で、フレーム8の構造体の前部または一部
を覆って、適切な寸法の空間25を形成し、これによっ
て、図の実施形態における羽根26のような、当業者に
よって決定される空気力学的な要素を場合によっては配
置することができる。上流カバー22の内側の形は、反
転ジェット流の流れおよびガイドを最適化するために特
定の形にすることができる。
の実施形態によれば、スクープあるいはバケットドア(p
orte ecope)3は、ピボット9を中心として連結されて
いる。少なくとも2個の側面部分23により結合された
下流カバー21および上流カバー22からなるエンジン
カバー(覆い)20は、このエンジンカバー20の中央
開口部に対応するドア3の外部構造体4を囲み、ナセル
の外側の輪郭の一部を形成する。可動式のエンジンカバ
ー20は、逆スラスト装置の固定構造体に属するピボッ
ト24を中心としてドア3の下流で連結される。エンジ
ンカバー20の上流カバー22は、正方向ジェット(jet
direct)状態で、フレーム8の構造体の前部または一部
を覆って、適切な寸法の空間25を形成し、これによっ
て、図の実施形態における羽根26のような、当業者に
よって決定される空気力学的な要素を場合によっては配
置することができる。上流カバー22の内側の形は、反
転ジェット流の流れおよびガイドを最適化するために特
定の形にすることができる。
【0019】反転(逆向き)ジェットモードにおいて、
ドア3は、そのピボット9を中心として移動する。好適
には、エンジンカバー20の操作はドア3の操作に連結
され、エンジンカバー20は、ドア3の回転と反対方向
にそのピボット24を中心として同時に回転する。この
操作において、上流カバー22は、フレーム8の上部域
を開けて通路を開放し、反転ジェットの効果を高めるフ
レームの空気力学的に適切な輪郭を形成する。反転流の
一部は、エンジンカバー20の中央開口部を通過する。
2個の可動要素を結合する例としては、ドア3のピボッ
ト9の下流にあって、ドア3の連結点29と、下流カバ
ー21の内部構造体の連結点28とに結合する少なくと
も一つのリンク27が挙げられる。ドア3の中央にある
リンク組立は、ドアの中央面に対して対称なあらゆる他
の場所に配置することができ、ドアの構造体の外側およ
び下流に配置することもできる。
ドア3は、そのピボット9を中心として移動する。好適
には、エンジンカバー20の操作はドア3の操作に連結
され、エンジンカバー20は、ドア3の回転と反対方向
にそのピボット24を中心として同時に回転する。この
操作において、上流カバー22は、フレーム8の上部域
を開けて通路を開放し、反転ジェットの効果を高めるフ
レームの空気力学的に適切な輪郭を形成する。反転流の
一部は、エンジンカバー20の中央開口部を通過する。
2個の可動要素を結合する例としては、ドア3のピボッ
ト9の下流にあって、ドア3の連結点29と、下流カバ
ー21の内部構造体の連結点28とに結合する少なくと
も一つのリンク27が挙げられる。ドア3の中央にある
リンク組立は、ドアの中央面に対して対称なあらゆる他
の場所に配置することができ、ドアの構造体の外側およ
び下流に配置することもできる。
【0020】図の実施形態において、反転ジェット位置
では、ピボットおよび連結点9、28、29の三点の列
が通り越して張り出し、ドア3の操作を不可能にするの
で、ドア3が原動力(moteur)となる。もちろん、当業者
が決定する駆動の運動特性が、整列してはいないが張り
出さない3点の運動特性を提供する場合、つまり連結点
29がピボット9および連結点28を結ぶ直線の下流に
ある場合には、エンジンカバー20が原動力となる。
では、ピボットおよび連結点9、28、29の三点の列
が通り越して張り出し、ドア3の操作を不可能にするの
で、ドア3が原動力(moteur)となる。もちろん、当業者
が決定する駆動の運動特性が、整列してはいないが張り
出さない3点の運動特性を提供する場合、つまり連結点
29がピボット9および連結点28を結ぶ直線の下流に
ある場合には、エンジンカバー20が原動力となる。
【0021】有利には、エンジンカバー20は、広げた
位置で、前フレームのゾーンに含まれる操作部品へのア
クセスを可能にするので、逆スラスト装置の上流にある
エンジンのファンカバーを囲むフードを開けてから逆ス
ラスト装置の半構造体を開けなくてもよく、これによっ
て航空機の整備コストが低減される。
位置で、前フレームのゾーンに含まれる操作部品へのア
クセスを可能にするので、逆スラスト装置の上流にある
エンジンのファンカバーを囲むフードを開けてから逆ス
ラスト装置の半構造体を開けなくてもよく、これによっ
て航空機の整備コストが低減される。
【0022】下流カバー21の下流部分30は、固定下
流構造体7との境界面を与えるが、逆スラスト装置の下
流構造体の一部を構成してもよい。
流構造体7との境界面を与えるが、逆スラスト装置の下
流構造体の一部を構成してもよい。
【0023】図4および図5は、ドア3のピボット9の
上流に位置する側面駆動(entrainement lateral)の一実
施形態を示している。連結点41で固定構造体に連結さ
れるレバー40は、連結点44でドア3に、連結点43
でレバー40に結合されるリンク42により、ドア3に
よって駆動される。連結点47でレバー40に結合され
るリンク45は、連結点46で上流カバー22に結合さ
れる。
上流に位置する側面駆動(entrainement lateral)の一実
施形態を示している。連結点41で固定構造体に連結さ
れるレバー40は、連結点44でドア3に、連結点43
でレバー40に結合されるリンク42により、ドア3に
よって駆動される。連結点47でレバー40に結合され
るリンク45は、連結点46で上流カバー22に結合さ
れる。
【0024】ピボット9とリンク42の連結点43およ
び44との整列はドア3の追加の開口時には生じないの
で、可動式のエンジンカバー20によりドア3が偶発的
に駆動されても、ドアは可動式エンジンカバーの構造体
の完全な中立を保証する。
び44との整列はドア3の追加の開口時には生じないの
で、可動式のエンジンカバー20によりドア3が偶発的
に駆動されても、ドアは可動式エンジンカバーの構造体
の完全な中立を保証する。
【0025】図6および図7は、可動式のエンジンカバ
ー20の駆動形態を示している。ドア3は、フランス特
許出願96−09705号に記載されたように、独立し
た固有の操作部品を持つか、あるいは上記のように可動
式のエンジンカバーにより制御可能である。連結点51
で前フレーム8のような固定構造体に連結される少なく
とも一つのジャッキ50は、連結点52で上流カバー2
2に結合されている。好適には、ジャッキの軸は、反転
ジェットモードで、ターボファンエンジンのカバーと逆
スラスト装置との接続点3(図中左側)を通って、エン
ジンカバー20における流れによってこの接続点で発生
する瞬間衝撃を低減、さらにはなくすようにしている。
もちろん、可動式のエンジンカバー20の駆動は、少な
くとも一つのジャッキ50により行うことができる。こ
のジャッキは、ドアの下流に配置されるか、または一般
に結合部分(poutres)と称されるドアの両側の側面固定
構造体の一部に固定される。
ー20の駆動形態を示している。ドア3は、フランス特
許出願96−09705号に記載されたように、独立し
た固有の操作部品を持つか、あるいは上記のように可動
式のエンジンカバーにより制御可能である。連結点51
で前フレーム8のような固定構造体に連結される少なく
とも一つのジャッキ50は、連結点52で上流カバー2
2に結合されている。好適には、ジャッキの軸は、反転
ジェットモードで、ターボファンエンジンのカバーと逆
スラスト装置との接続点3(図中左側)を通って、エン
ジンカバー20における流れによってこの接続点で発生
する瞬間衝撃を低減、さらにはなくすようにしている。
もちろん、可動式のエンジンカバー20の駆動は、少な
くとも一つのジャッキ50により行うことができる。こ
のジャッキは、ドアの下流に配置されるか、または一般
に結合部分(poutres)と称されるドアの両側の側面固定
構造体の一部に固定される。
【0026】上記の観点から規定した可動式のエンジン
カバー20の駆動とは別に、図6および図7は、逆スラ
スト装置の構造体で考えられる設備を有する。
カバー20の駆動とは別に、図6および図7は、逆スラ
スト装置の構造体で考えられる設備を有する。
【0027】有利には、下流カバー21の上流端55
は、ドア3から出る流れが通過する幾何学的な画定と出
合うまでナセルの上流に延び、ドア3の流れの出口断面
を著しく増大させている。上流端55は非直線としても
よいし、または正方向ジェット状態でドア3の外部構造
体4の一部4aを覆って流れの出口断面を別の方法で制
御するようにしてもよいし、あるいはまたその両方でも
よい。正方向ジェット状態では部分4aは隠れているの
で、開口部またはルーバを含むことができる。
は、ドア3から出る流れが通過する幾何学的な画定と出
合うまでナセルの上流に延び、ドア3の流れの出口断面
を著しく増大させている。上流端55は非直線としても
よいし、または正方向ジェット状態でドア3の外部構造
体4の一部4aを覆って流れの出口断面を別の方法で制
御するようにしてもよいし、あるいはまたその両方でも
よい。正方向ジェット状態では部分4aは隠れているの
で、開口部またはルーバを含むことができる。
【0028】有利には、上流カバー22の下流端54
は、ナセルの下流側に延び、ドア3のピボット9から外
部構造体4の上流までの距離Rpを小さくすることがで
きる。半径Rpは、少なくとも一列の羽根53をフレー
ム8の構造体へ設置可能にするように決定される。下流
カバー21の上流端55と同様に、上流カバー22の下
流端54は、正方向ジェット状態でドア3の外部構造体
4の上流構造体の一部を覆うようにすることができる。
は、ナセルの下流側に延び、ドア3のピボット9から外
部構造体4の上流までの距離Rpを小さくすることがで
きる。半径Rpは、少なくとも一列の羽根53をフレー
ム8の構造体へ設置可能にするように決定される。下流
カバー21の上流端55と同様に、上流カバー22の下
流端54は、正方向ジェット状態でドア3の外部構造体
4の上流構造体の一部を覆うようにすることができる。
【0029】図8および図9は、図2および図3の本発
明による実施形態を斜視図で示している。これらの図で
は、可動式の各エンジンカバー20がドア3に結合され
ている。可動式のエンジンカバー20の側面壁60は、
正方向ジェットモードまたは並置位置で、中間固定構造
体と互いに直接、接することができる。同様に、下流カ
バー21および上流カバー22の間の開口部は、中間あ
るいは空気力学的な接合要素、たとえばドア3内にジャ
ッキを収容する空洞を覆う部材61を含むことができ
る。
明による実施形態を斜視図で示している。これらの図で
は、可動式の各エンジンカバー20がドア3に結合され
ている。可動式のエンジンカバー20の側面壁60は、
正方向ジェットモードまたは並置位置で、中間固定構造
体と互いに直接、接することができる。同様に、下流カ
バー21および上流カバー22の間の開口部は、中間あ
るいは空気力学的な接合要素、たとえばドア3内にジャ
ッキを収容する空洞を覆う部材61を含むことができ
る。
【0030】図10は、上流カバー22内部構造体の別
の実施形態を示す図である。これは、可動式のエンジン
カバー20の側面にある接合面に取付可能な側面薄板(v
oiles)70、または当業者が決定する配向および構成を
もつ内部薄板71、あるいはその両方が、反転流を長手
方向に制御する例である。
の実施形態を示す図である。これは、可動式のエンジン
カバー20の側面にある接合面に取付可能な側面薄板(v
oiles)70、または当業者が決定する配向および構成を
もつ内部薄板71、あるいはその両方が、反転流を長手
方向に制御する例である。
【0031】図11は、ナセルの外面から流れを遠ざ
け、エンジンが流れに再干渉するあらゆるおそれをなく
すために、前記上流カバーの内部の適切な形状と前フレ
ーム8の外部とに組み合わされた、上流カバー22の内
部の上流にある羽根72の一つの位置決め例を同様に示
している。
け、エンジンが流れに再干渉するあらゆるおそれをなく
すために、前記上流カバーの内部の適切な形状と前フレ
ーム8の外部とに組み合わされた、上流カバー22の内
部の上流にある羽根72の一つの位置決め例を同様に示
している。
【0032】また、同じ反転装置で、流れの二つの配向
モードの組合せを実現することができる。
モードの組合せを実現することができる。
【図1】開放位置にある既知のタイプの回転スクープド
ア付き逆スラスト装置を組み合せたターボファンエンジ
ンにおける回転軸を通る面による縦断面図である。
ア付き逆スラスト装置を組み合せたターボファンエンジ
ンにおける回転軸を通る面による縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態によるスクープドア付きの逆
スラスト装置を閉鎖位置で示す、図1と同様の図であ
る。
スラスト装置を閉鎖位置で示す、図1と同様の図であ
る。
【図3】図2に示された実施形態を反転ジェットモード
で示す図である。
で示す図である。
【図4】可動式外側エンジンカバーの別の実施形態を正
方向ジェットモードで示す図である。
方向ジェットモードで示す図である。
【図5】図4に示された可動式の外側エンジンカバーの
実施形態を反転ジェットモードで示す図である。
実施形態を反転ジェットモードで示す図である。
【図6】可動式外側エンジンカバーの他の実施形態を正
方向ジェットモードで示す図である。
方向ジェットモードで示す図である。
【図7】図6に示された可動式の外側エンジンカバーの
実施形態を反転ジェットモードで示す図である。
実施形態を反転ジェットモードで示す図である。
【図8】図2に示された所定の構成の斜視図である。
【図9】図3に示された所定の構成の斜視図である。
【図10】可動式外側エンジンカバー前部の別の実施形
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図11】可動式外側エンジンカバーの前部および前フ
レームの別の実施形態を開放位置で示す、図3と同様の
図である。
レームの別の実施形態を開放位置で示す、図3と同様の
図である。
3 スクープ形ドア 4 外部構造体 6 上流部分 7 固定構造体 8 前フレーム 9 ピボット 10 内部ダクト 20 エンジンカバー 21 下流カバー 22 上流カバー 26 羽根 27、40、42、45 リンク 29 連結点 50 ジャッキ 53 羽根 70 側面薄板 71 内部薄板
Claims (8)
- 【請求項1】 正方向ジェット動作時には閉鎖位置でナ
セルの外側エンジンカバーの一部を構成し、逆スラスト
動作時には、移動制御手段の作用による回転後にドア
(3)の上流端が流路のなかに入り、外側エンジンカバ
ー内に通路を開けて流れの偏向障害物を構成し、偏向流
の少なくとも一部がスクープを形成するドア(3)の内
部ダクト(10)または排気コーンを通る中空の回転ド
ア(3)を備えると共に、ドア(3)の上流に位置して
前フレーム(8)を含む上流部分(6)と、ドア(3)
の下流に位置する下流部分(7)と、上流部分(6)お
よび下流部分(7)を結合する長手方向の固定結合部分
とからなる固定構造体を備える、ターボファンエンジン
の逆スラスト装置であって、外側エンジンカバー(2
0)の中央開口部に対応するドア(3)の外部構造体
(4)を囲むように2個の側面部分(23)により結合
された下流カバー(21)および上流カバー(22)を
含む可動の外側エンジンカバー(20)は、正方向ジェ
ット状態で、前フレーム(8)とドア(3)の流れ出口
断面とを同時に覆うと共に、ドア(3)のピボット
(9)の下流に配置された連結部(29)を中心として
回転可能に取り付けられており、外側エンジンカバー
(20)の上流端は、逆スラスト動作時に前フレームの
上の空間と偏向流の出口断面とを同時に開放して逆流の
一部が外側エンジンカバー(20)の中央開口部を通過
するように、逆スラスト装置の幾何学軸に対して遠心方
向に移動することを特徴とするターボファンエンジンの
逆スラスト装置。 - 【請求項2】 可動の外側エンジンカバーは、逆スラス
ト装置の各ドア(3)と連結されていることを特徴とす
る請求項1に記載のターボファンエンジンの逆スラスト
装置。 - 【請求項3】 ドア(3)および外側エンジンカバー
(20)は、同時駆動を確保するリンク機構(27;4
0,42,45)により結合されることを特徴とする請
求項1または2に記載のターボファンエンジンの逆スラ
スト装置。 - 【請求項4】 外側エンジンカバー(20)の移動は、
逆スラスト装置の固定構造体に連結される少なくとも一
つのジャッキ(50)により制御されることを特徴とす
る請求項1から3のいずれか一項に記載のターボファン
エンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項5】 少なくとも一つの空気力学的な要素また
は羽根(26;72)が、固定構造体の前フレーム
(8)と外側エンジンカバー(20)の上流部分(2
2)の内面との間に配置されることを特徴とする請求項
1から4のいずれか一項に記載のターボファンエンジン
の逆スラスト装置。 - 【請求項6】 少なくとも一列の羽根(53)が、固定
構造体の前フレーム(8)の下流側に固定されており、
外側エンジンカバー(20)の上流部分(22)の下流
端(54)とドア(3)の外側パネル(4)の上流端と
の位置は、この取付けを可能にするように決定されるこ
とを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の
ターボファンエンジンの逆スラスト装置。 - 【請求項7】 外側エンジンカバー(20)の下流部分
(21)の上流端(55)は、逆スラスト動作時に流れ
の出口断面を案内するように、調整された形状を呈して
おり、正方向ジェット状態でドア(3)の外側パネル
(4)の一部(4a)を覆っていることを特徴とする請
求項1から6のいずれか一項に記載のターボファンエン
ジンの逆スラスト装置。 - 【請求項8】 外側エンジンカバー(20)の上流部分
(22)が、反転流を長手方向に案内するように配向さ
れた側面薄板(70)と少なくとも一つの中間薄板(7
1)とを内面で支持していることを特徴とする請求項1
から7のいずれか一項に記載のターボファンエンジンの
逆スラスト装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9804091 | 1998-04-02 | ||
FR9804091A FR2777043B1 (fr) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | Inverseur de poussee de turboreacteur a portes formant ecopes associees a un capotage externe articule |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11324795A true JPH11324795A (ja) | 1999-11-26 |
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ID=9524773
Family Applications (1)
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JP11092832A Pending JPH11324795A (ja) | 1998-04-02 | 1999-03-31 | 外側エンジンカバ―に連結して組み合わされたスク―プ形ドアを有するタ―ボファンエンジンの逆スラスト装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6151886A (ja) |
EP (1) | EP0947688A1 (ja) |
JP (1) | JPH11324795A (ja) |
CA (1) | CA2267550A1 (ja) |
FR (1) | FR2777043B1 (ja) |
WO (1) | WO1999051870A1 (ja) |
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US20030130937A1 (en) * | 2002-01-04 | 2003-07-10 | Reynolds Blake L. | Systems and methods for advancing collections on unpaid debts |
EP1558840A4 (en) * | 2002-10-11 | 2006-03-22 | Nordam Group Inc | PUSHED INVERTER WITH DOUBLE FOLDING SHUTTER |
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US7571527B2 (en) * | 2005-03-29 | 2009-08-11 | The Boeing Company | Mandrel for fabrication of a monolithic composite nacelle panel |
US7690190B2 (en) | 2005-05-11 | 2010-04-06 | The Boeing Company | Aircraft systems including cascade thrust reversers |
US7559507B2 (en) * | 2005-06-27 | 2009-07-14 | The Boeing Company | Thrust reversers including locking assemblies for inhibiting deflection |
US7600371B2 (en) | 2005-10-18 | 2009-10-13 | The Boeing Company | Thrust reversers including support members for inhibiting deflection |
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US20170198658A1 (en) * | 2016-01-11 | 2017-07-13 | The Boeing Company | Thrust reverser |
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US10337454B2 (en) | 2016-01-25 | 2019-07-02 | Honeywell International Inc. | Thrust reverser with asymmetric vane geometry |
US10724475B2 (en) * | 2016-09-27 | 2020-07-28 | The Boeing Company | Dual turn thrust reverser cascade systems and methods |
US10343786B2 (en) * | 2017-06-28 | 2019-07-09 | General Electric Company | System and method of operating a ducted fan propulsion system during aircraft taxi |
GB2564891A (en) * | 2017-07-26 | 2019-01-30 | Short Brothers Plc | Nacelle with thrust reverser |
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---|---|---|---|---|
FR822327A (fr) * | 1937-05-27 | 1937-12-28 | Perfectionnements aux rouleaux ou paquets de papier hygiénique ou de toilette | |
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FR2758161B1 (fr) * | 1997-01-09 | 1999-02-05 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee a grilles a installation de verin de commande optimisee |
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FR2776023B1 (fr) * | 1998-03-12 | 2000-04-07 | Hispano Suiza Sa | Inverseur de poussee de turboreacteur a portes formant ecopes associees a une grille mobile |
-
1998
- 1998-04-02 FR FR9804091A patent/FR2777043B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-03-31 EP EP99400782A patent/EP0947688A1/fr not_active Withdrawn
- 1999-03-31 JP JP11092832A patent/JPH11324795A/ja active Pending
- 1999-03-31 WO PCT/FR1999/000743 patent/WO1999051870A1/fr unknown
- 1999-03-31 CA CA002267550A patent/CA2267550A1/fr not_active Abandoned
- 1999-04-01 US US09/283,295 patent/US6151886A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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FR2777043A1 (fr) | 1999-10-08 |
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