JPH1113539A - 可変排気セクションを備えたターボジェットエンジンのドア付き逆スラスト装置 - Google Patents
可変排気セクションを備えたターボジェットエンジンのドア付き逆スラスト装置Info
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- JPH1113539A JPH1113539A JP10165617A JP16561798A JPH1113539A JP H1113539 A JPH1113539 A JP H1113539A JP 10165617 A JP10165617 A JP 10165617A JP 16561798 A JP16561798 A JP 16561798A JP H1113539 A JPH1113539 A JP H1113539A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/54—Nozzles having means for reversing jet thrust
- F02K1/64—Reversing fan flow
- F02K1/70—Reversing fan flow using thrust reverser flaps or doors mounted on the fan housing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02K1/54—Nozzles having means for reversing jet thrust
- F02K1/64—Reversing fan flow
- F02K1/70—Reversing fan flow using thrust reverser flaps or doors mounted on the fan housing
- F02K1/72—Reversing fan flow using thrust reverser flaps or doors mounted on the fan housing the aft end of the fan housing being movable to uncover openings in the fan housing for the reversed flow
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/60—Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 離陸および着陸モードに対するエンジンの適
応性を解決し、ドアの不都合な飛行中の開放が回避され
る複数のドアを有するターボジェットエンジン用逆スラ
スト装置を提供する。 【解決手段】 上流の環状固定構造(11)と下流の環
状構造(12)とを有するターボジェットエンジン用逆
スラスト装置において、下流の環状構造(12)が、そ
の上流部分が上流側固定構造(11)内に位置する上流
位置と、ターボジェットエンジンの一次カウリング(1
5)と下流構造(12)の径方向内側壁との間での排気
セクションの変化を実現する下流位置との間で移動し、
該下流の環状構造(12)は更に、直進ジェットにおけ
る閉鎖位置ではナセルの壁内に一体化可能で、可動構造
(12)の移動の後の展開位置ではターボジェットエン
ジンの排気流の少なくとも一部を偏向して逆推力を確保
するドア(20)を有する。
応性を解決し、ドアの不都合な飛行中の開放が回避され
る複数のドアを有するターボジェットエンジン用逆スラ
スト装置を提供する。 【解決手段】 上流の環状固定構造(11)と下流の環
状構造(12)とを有するターボジェットエンジン用逆
スラスト装置において、下流の環状構造(12)が、そ
の上流部分が上流側固定構造(11)内に位置する上流
位置と、ターボジェットエンジンの一次カウリング(1
5)と下流構造(12)の径方向内側壁との間での排気
セクションの変化を実現する下流位置との間で移動し、
該下流の環状構造(12)は更に、直進ジェットにおけ
る閉鎖位置ではナセルの壁内に一体化可能で、可動構造
(12)の移動の後の展開位置ではターボジェットエン
ジンの排気流の少なくとも一部を偏向して逆推力を確保
するドア(20)を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボファンエン
ジンのためのドア付き逆スラスト装置に関する。
ジンのためのドア付き逆スラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このターボジェットエンジンは、いわゆ
る低温の二次流を案内するための管路をファンの後方に
備えている。この管路は、ファンの後方でエンジンを囲
んでいる内壁と、ファンを囲むエンジンケースと連続し
た上流側部分を備えた外壁とからなる。例えば混合流ま
たは合流用のナセルの場合には、この外壁は下流側、す
なわち、いわゆる高温の一次流の排気の後方で二次流と
一次流を同時に案内可能であるが、他の事例では、いわ
ゆる分離流用のナセルの適用に対しては、二次流のみを
案内する。
る低温の二次流を案内するための管路をファンの後方に
備えている。この管路は、ファンの後方でエンジンを囲
んでいる内壁と、ファンを囲むエンジンケースと連続し
た上流側部分を備えた外壁とからなる。例えば混合流ま
たは合流用のナセルの場合には、この外壁は下流側、す
なわち、いわゆる高温の一次流の排気の後方で二次流と
一次流を同時に案内可能であるが、他の事例では、いわ
ゆる分離流用のナセルの適用に対しては、二次流のみを
案内する。
【0003】一つの壁部材でも同様に、エンジンの外
側、すなわち、ファンを囲むケーシングの外側と、前述
の管路の外壁の外側とを流線形にできる。これは特に推
進アセンブリーが翼の下または胴体の後方に取り付けら
れている場合に当てはまる。管路の外壁とナセルの外壁
によって構成されたアセンブリーを外側カバーと呼ぶ。
側、すなわち、ファンを囲むケーシングの外側と、前述
の管路の外壁の外側とを流線形にできる。これは特に推
進アセンブリーが翼の下または胴体の後方に取り付けら
れている場合に当てはまる。管路の外壁とナセルの外壁
によって構成されたアセンブリーを外側カバーと呼ぶ。
【0004】本発明は、閉鎖位置にあるドアが、直接ジ
ェットで作動している際のナセルの壁部材と一体化する
ことができ、開放位置では、ジャッキのような移動制御
手段の作用によって、ターボジェットエンジンの排気流
の少なくとも一部が逆推力発生部(ウェル)を構成する
空間を通って偏向されて、逆推力が確保されるように、
側面ピボット回りで回転可能となっている、FR−A−
1,482,538、FR−A−2,030,034、
および、US 3,605,411によって既に知られ
た、いわゆる“ドア付き”逆スラスト装置に関する。
ェットで作動している際のナセルの壁部材と一体化する
ことができ、開放位置では、ジャッキのような移動制御
手段の作用によって、ターボジェットエンジンの排気流
の少なくとも一部が逆推力発生部(ウェル)を構成する
空間を通って偏向されて、逆推力が確保されるように、
側面ピボット回りで回転可能となっている、FR−A−
1,482,538、FR−A−2,030,034、
および、US 3,605,411によって既に知られ
た、いわゆる“ドア付き”逆スラスト装置に関する。
【0005】この種の、回転するドアを備えたターボジ
ェットエンジン用逆スラスト装置を実施した例は、特に
本出願人名義のFR−A−2,618,853、FR−
A−2,618,852、FR−A−2,621,08
2、FR−A−2,627,807、FR−A−2,6
34,251、FR−A−2,638,207、FR−
A−2,651,021によって開示されている。
ェットエンジン用逆スラスト装置を実施した例は、特に
本出願人名義のFR−A−2,618,853、FR−
A−2,618,852、FR−A−2,621,08
2、FR−A−2,627,807、FR−A−2,6
34,251、FR−A−2,638,207、FR−
A−2,651,021によって開示されている。
【0006】逆スラスト装置に求められる性能は、これ
らの公知の装置によって概ね満足されている。
らの公知の装置によって概ね満足されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遭遇される飛
行の各モード、特に、巡航状態を基準にして決められた
排気の二次ノズルの最適セクションの適用が困難な、航
空機の離陸モードおよび着陸モードに対するエンジンの
適応性の問題がある。この問題はグリル型逆スラスト装
置に関しては例えばFR 2,622,929によって
解決されている。しかし、複数のドアを有する逆スラス
ト装置に関しては未だに存在する問題である。
行の各モード、特に、巡航状態を基準にして決められた
排気の二次ノズルの最適セクションの適用が困難な、航
空機の離陸モードおよび着陸モードに対するエンジンの
適応性の問題がある。この問題はグリル型逆スラスト装
置に関しては例えばFR 2,622,929によって
解決されている。しかし、複数のドアを有する逆スラス
ト装置に関しては未だに存在する問題である。
【0008】本発明のもう一つの目的は、逆スラスト装
置のドアの不都合な飛行中の開放を回避することにあ
る。
置のドアの不都合な飛行中の開放を回避することにあ
る。
【0009】
【課題を解決する手段】前述したドアを有するタイプの
ターボファンエンジンの逆スラスト装置でこれらの条件
を満たすものは、下流の環状構造が、上流側固定構造に
固定された駆動機構の作用によって、上流側固定構造に
設けられた中空内に前記下流の環状構造の上流部分が配
置される上流位置と下流位置との間で並進移動し、これ
によって、排気セクションがターボジェットエンジンの
一次カウリングと前記下流構造の径方向内側壁との間で
変化することを特徴とし、さらに、前記逆スラスト装置
のドアが前記下流側可動構造に固定されており、下流構
造が上流または下流位置にある時にはドアは閉鎖位置に
あり、下流構造が下流位置にある時にのみドアは展開位
置となることを特徴とする。
ターボファンエンジンの逆スラスト装置でこれらの条件
を満たすものは、下流の環状構造が、上流側固定構造に
固定された駆動機構の作用によって、上流側固定構造に
設けられた中空内に前記下流の環状構造の上流部分が配
置される上流位置と下流位置との間で並進移動し、これ
によって、排気セクションがターボジェットエンジンの
一次カウリングと前記下流構造の径方向内側壁との間で
変化することを特徴とし、さらに、前記逆スラスト装置
のドアが前記下流側可動構造に固定されており、下流構
造が上流または下流位置にある時にはドアは閉鎖位置に
あり、下流構造が下流位置にある時にのみドアは展開位
置となることを特徴とする。
【0010】本発明の他の特徴ならびに利点は、発明の
一実施形態に関する以下の記載を添付の図面を参照しつ
つ読むことによって更に理解されるであろう。
一実施形態に関する以下の記載を添付の図面を参照しつ
つ読むことによって更に理解されるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による逆スラスト装置は、
図1と2に示された例に沿ってエンジンを包囲する完全
な構造によって実施可能である。この構成においては、
逆スラスト装置は、エンジンを囲んだカウリング15を
上流側固定ナセル11に連結するような下方(いわゆる
6時の位置)小島状部(islet)を備えていない。しか
し、逆スラスト装置は、エンジンを囲んだカウリング1
5を上流側固定ナセル11に連結するような6時位置の
小島状部を備えた二つの分割部分で実現することもでき
る。
図1と2に示された例に沿ってエンジンを包囲する完全
な構造によって実施可能である。この構成においては、
逆スラスト装置は、エンジンを囲んだカウリング15を
上流側固定ナセル11に連結するような下方(いわゆる
6時の位置)小島状部(islet)を備えていない。しか
し、逆スラスト装置は、エンジンを囲んだカウリング1
5を上流側固定ナセル11に連結するような6時位置の
小島状部を備えた二つの分割部分で実現することもでき
る。
【0012】図1と2に示された逆スラスト装置は、固
定構造11と可動構造12とからなる。固定構造11
は、接続用の環状アセンブリ14をターボジェットエン
ジンに上流方向で連結するための前方固定フレーム13
を有する。前方固定フレーム13に支持されている上流
側内部リング16は、環状流路17における外側流路の
一部を形成し、その下流側端部18は反転流発生部の偏
向縁部を構成し得る。外側固定カバー21は、外側ナセ
ルの一部を形成している。必要に応じて、ドア20の外
側領域32および/またはビーム27の外側領域23
と、カバー21の下流側内面の間に、シール22を形成
することができる。
定構造11と可動構造12とからなる。固定構造11
は、接続用の環状アセンブリ14をターボジェットエン
ジンに上流方向で連結するための前方固定フレーム13
を有する。前方固定フレーム13に支持されている上流
側内部リング16は、環状流路17における外側流路の
一部を形成し、その下流側端部18は反転流発生部の偏
向縁部を構成し得る。外側固定カバー21は、外側ナセ
ルの一部を形成している。必要に応じて、ドア20の外
側領域32および/またはビーム27の外側領域23
と、カバー21の下流側内面の間に、シール22を形成
することができる。
【0013】ピストンまたはネジを備えた、油圧、空
圧、または電動式の複数のジャッキ24が、前方固定フ
レーム13に連結されており、これらのジャッキ24が
下流側可動部12を並進的に駆動する。それらは互いに
同期していても良く、独立操作されても良い。それらの
数及び配置は、可動構造12を変位させるために必要な
最適な動作に従う。この配置については、図2と7に示
されている。
圧、または電動式の複数のジャッキ24が、前方固定フ
レーム13に連結されており、これらのジャッキ24が
下流側可動部12を並進的に駆動する。それらは互いに
同期していても良く、独立操作されても良い。それらの
数及び配置は、可動構造12を変位させるために必要な
最適な動作に従う。この配置については、図2と7に示
されている。
【0014】下流側可動構造12は、前方構造25と下
流側リング26とで構成されている。これら二つの部材
は12時と6時の位置でビーム27と37によって連結
されている。これらのビームの間で、下流側可動構造1
2の下流側を構成する位置には、逆スラスト装置のドア
20が配置されている。ビームにはドア20のピボット
28が設けられている。全体として、環状流路17の外
側ラインと、ナセルの外側ラインの一部とを形成してい
る。巡航位置では、前方構造25と、ビームとドアの上
流側部分23および32とは、上流側固定構造11内に
一体化され、ドア20の上流側部分32は外側固定カバ
ー21によって覆われている。ドア20の上流側の直接
ジェットに対してのシール性は、上流側固定構造のリン
グ16の上流側にあるシールシステム19によって確保
される。ビームの上流側部分の外側23および内側30
は、円筒形状、または、外側カバー21の下流と可動構
造12の上流の間に最終的に見られる隙間に応じた小さ
な取り付け角を持つ。
流側リング26とで構成されている。これら二つの部材
は12時と6時の位置でビーム27と37によって連結
されている。これらのビームの間で、下流側可動構造1
2の下流側を構成する位置には、逆スラスト装置のドア
20が配置されている。ビームにはドア20のピボット
28が設けられている。全体として、環状流路17の外
側ラインと、ナセルの外側ラインの一部とを形成してい
る。巡航位置では、前方構造25と、ビームとドアの上
流側部分23および32とは、上流側固定構造11内に
一体化され、ドア20の上流側部分32は外側固定カバ
ー21によって覆われている。ドア20の上流側の直接
ジェットに対してのシール性は、上流側固定構造のリン
グ16の上流側にあるシールシステム19によって確保
される。ビームの上流側部分の外側23および内側30
は、円筒形状、または、外側カバー21の下流と可動構
造12の上流の間に最終的に見られる隙間に応じた小さ
な取り付け角を持つ。
【0015】ナセルに6時位置の小島状部が有る場合、
上方ビーム37と下方ビームは、例えばレールおよび固
定構造11に設けたスライダーからなるスライドガイド
29を有する。
上方ビーム37と下方ビームは、例えばレールおよび固
定構造11に設けたスライダーからなるスライドガイド
29を有する。
【0016】例えば円柱上のスリーブ等で形成されたス
ライド部材は、下流側可動部12のより良い案内を助け
るために、ビーム27内に設けることができる。これら
の部材はジャッキに結合させても、また、独立に設置し
ても良い。
ライド部材は、下流側可動部12のより良い案内を助け
るために、ビーム27内に設けることができる。これら
の部材はジャッキに結合させても、また、独立に設置し
ても良い。
【0017】ドアは、可動構造12と同じ線で定義され
た部分に含まれる。そして、これは良く知られたドア型
逆スラスト装置の技術と同一の技術からなる。ドアの数
は、2、3、さらには、求められる性能に応じてそれ以
上でも良い。ドアの上流側には、面取りした形状の、内
側に向かう戻り構造を設けることができる。この場合、
この部分は排気変更の各フェーズに際しては固定構造1
1の内側に維持されるが、ロック・トラブル又は他の全
ての場合に際しては、ドアの通常の再閉鎖を許さず、ド
ア20が固定部分11の外側リング21の下流に対して
中心に戻るのを助けることができる。
た部分に含まれる。そして、これは良く知られたドア型
逆スラスト装置の技術と同一の技術からなる。ドアの数
は、2、3、さらには、求められる性能に応じてそれ以
上でも良い。ドアの上流側には、面取りした形状の、内
側に向かう戻り構造を設けることができる。この場合、
この部分は排気変更の各フェーズに際しては固定構造1
1の内側に維持されるが、ロック・トラブル又は他の全
ての場合に際しては、ドアの通常の再閉鎖を許さず、ド
ア20が固定部分11の外側リング21の下流に対して
中心に戻るのを助けることができる。
【0018】ドアの回転駆動は、図3に示されるよう
に、中央ジャッキ33によって実施できるが、例えば、
ビーム内やドアの下流側のジャッキ等、当業者に知られ
た他のシステムのいずれによっても実施できる。これら
のジャッキは、油圧、空圧、電気式、ネジ式、テレスコ
ープ式その他のいずれでも良い。中央ジャッキ33によ
る駆動の場合、ドアのくぼみ34は、前記ジャッキに連
結され、ドア20の内面31に対して周囲がシールされ
たジャッキ・カウリング35によって閉じられる。
に、中央ジャッキ33によって実施できるが、例えば、
ビーム内やドアの下流側のジャッキ等、当業者に知られ
た他のシステムのいずれによっても実施できる。これら
のジャッキは、油圧、空圧、電気式、ネジ式、テレスコ
ープ式その他のいずれでも良い。中央ジャッキ33によ
る駆動の場合、ドアのくぼみ34は、前記ジャッキに連
結され、ドア20の内面31に対して周囲がシールされ
たジャッキ・カウリング35によって閉じられる。
【0019】可動構造12が固定構造11中に充分に前
進した場合、内部固定リング16の下流部とドア20の
内部31の中央部の間のシール性が、前記ドアを均衡さ
せ、しかも自動閉鎖させる。可動構造12が取り得る全
ての位置について完全なシール性を保持する必要がある
場合、ドア20の上流側にはジョイント36を設けるこ
とができる。
進した場合、内部固定リング16の下流部とドア20の
内部31の中央部の間のシール性が、前記ドアを均衡さ
せ、しかも自動閉鎖させる。可動構造12が取り得る全
ての位置について完全なシール性を保持する必要がある
場合、ドア20の上流側にはジョイント36を設けるこ
とができる。
【0020】図3、4、および7は、排気セクションを
変形させるための、逆スラスト装置のナセルの使用を示
している。その目的で、複数のジャッキ24が下流可動
構造12を並進的に、要求される性能に応じた所望の位
置まで駆動する。要求される性能のために最大変位が必
要な場合、ドア20の上流側を、保持される選択に応じ
て、上流側固定構造11の内部に残すことができる。こ
のような配置とすることによって、飛行の全てのフェー
ズにおいて、不都合な開放が避けられ、ドアのロックシ
ステムを軽減できる。
変形させるための、逆スラスト装置のナセルの使用を示
している。その目的で、複数のジャッキ24が下流可動
構造12を並進的に、要求される性能に応じた所望の位
置まで駆動する。要求される性能のために最大変位が必
要な場合、ドア20の上流側を、保持される選択に応じ
て、上流側固定構造11の内部に残すことができる。こ
のような配置とすることによって、飛行の全てのフェー
ズにおいて、不都合な開放が避けられ、ドアのロックシ
ステムを軽減できる。
【0021】図5と6は、反転ジェットモードにおける
逆スラスト装置を示す。ジャッキ24は可動構造12を
固定構造11の下流のドア20の全てが自由になる位置
まで駆動している。ジャッキ33はドア20を、環状流
路17内を循環する流の逆転を実現するために必要な位
置まで、ピボット28回りで回転駆動させる。ドア20
の駆動制御のフローは可動構造12の駆動用のフローと
結び付けても良いが、或いは、独立に設けても良い。
逆スラスト装置を示す。ジャッキ24は可動構造12を
固定構造11の下流のドア20の全てが自由になる位置
まで駆動している。ジャッキ33はドア20を、環状流
路17内を循環する流の逆転を実現するために必要な位
置まで、ピボット28回りで回転駆動させる。ドア20
の駆動制御のフローは可動構造12の駆動用のフローと
結び付けても良いが、或いは、独立に設けても良い。
【0022】制御システムのフローは、反転ジェット動
作を、排気部を変形させた後に可能とするものでも、反
転ジェットを直接可能とするものでも良い。
作を、排気部を変形させた後に可能とするものでも、反
転ジェットを直接可能とするものでも良い。
【0023】前述したドアの形態は、逆転のフェーズに
関しては、可動パネルを備えたシステム、または、可動
スポイラのシステム、または、ドア20の上流側端部に
反転ジェット位置において戻る構造を使用可能な当業者
が知る他のあらゆるシステムと、結合して用いることが
できる。ドアの底部のくぼみは、排気セクションの変形
を使用するフェーズにおける性能を犠牲にして適用する
ことができる。
関しては、可動パネルを備えたシステム、または、可動
スポイラのシステム、または、ドア20の上流側端部に
反転ジェット位置において戻る構造を使用可能な当業者
が知る他のあらゆるシステムと、結合して用いることが
できる。ドアの底部のくぼみは、排気セクションの変形
を使用するフェーズにおける性能を犠牲にして適用する
ことができる。
【0024】固定構造11の内部と可動構造12の上流
側の間に、中心復帰手段またはガイドを用いることがで
きる。これらの部材は、ナセルのいずれの位置に配置さ
れても良く、接触又は重ね合わせて設けても良い。
側の間に、中心復帰手段またはガイドを用いることがで
きる。これらの部材は、ナセルのいずれの位置に配置さ
れても良く、接触又は重ね合わせて設けても良い。
【0025】可動構造12は剛性下流構造26を備えて
いなくても良い。この場合、ドア20とビーム27と2
8の下流が排気セクションの下流端を形成する。本発明
に記された他の特徴は、この概念に関して有効である。
いなくても良い。この場合、ドア20とビーム27と2
8の下流が排気セクションの下流端を形成する。本発明
に記された他の特徴は、この概念に関して有効である。
【図1】巡航状態における本発明の一実施形態による逆
スラスト装置の、ターボジェットエンジンの回転軸を通
る平面で切った長手方向断面の半分の概略図である。
スラスト装置の、ターボジェットエンジンの回転軸を通
る平面で切った長手方向断面の半分の概略図である。
【図2】図1に示された逆スラスト装置の概略後方斜視
図である。
図である。
【図3】出力全開の使用状態における逆スラスト装置を
図1と同様に示す図である。
図1と同様に示す図である。
【図4】図3に示された逆スラスト装置の概略後方斜視
図である。
図である。
【図5】反転ジェット状態における逆スラスト装置を図
1と同様に示す図である。
1と同様に示す図である。
【図6】図5に示された逆スラスト装置の概略後方斜視
図である。
図である。
【図7】可動構造の駆動を例示する図である。
11 固定構造 12 可動構造 13 前方固定フレーム 15 カウリング 17 環状流路 20 ドア 25 前方構造 26 下流側リング 28 軸 36 ジョイント
Claims (8)
- 【請求項1】 上流の環状固定構造(11)と、下流の
環状構造(12)と、閉鎖位置では直接ジェットでの動
作においてナセルの壁と一体化可能で、展開位置ではタ
ーボジェットエンジンの排気流の少なくとも一部が逆推
力発生部(ウェル)を構成する空間を通って偏向されて
逆推力が確保されるように、ジャッキ(33)のような
変位制御手段の作用によって、側面ピボット(28)回
りで回転可能なドア(20)とを備えたターボファンエ
ンジン用逆スラスト装置であって、 下流の環状構造(12)が、上流側固定構造(11)に
固定された駆動機構(24)の作用によって、上流側固
定構造(11)に設けられたくぼみ内に前記下流の環状
構造(12)の上流部分が配置される上流位置と下流位
置との間で並進移動し、これによって、排気セクション
がターボジェットエンジンの一次カウリング(15)と
前記下流構造(12)の径方向内側壁との間で変化する
ことを特徴とし、さらに、前記逆スラスト装置のドア
(20)が前記下流側可動構造(12)に固定されてお
り、下流構造(12)が上流または下流位置にある時に
はドア(20)は閉鎖位置にあり、下流構造(12)が
下流位置にある時にのみドア(20)は展開位置となる
ことを特徴とするターボファンエンジン用逆スラスト装
置。 - 【請求項2】 前記下流の環状可動構造(12)は、上
流側構造(25)と、長手方向のビーム(27,37)
とで構成されており、前記ビーム(27,37)は、ビ
ーム(27,37)に支持された軸(28)回りで回転
可能なドア(20)を取り囲んでいることを特徴とする
請求項1に記載のターボファンエンジン用逆スラスト装
置。 - 【請求項3】 前記ビーム(37)は変位のためのスラ
イドガイド(29)を有することを特徴とする請求項2
に記載のターボファンエンジン用逆スラスト装置。 - 【請求項4】 前記ドアと前記ビームの下流部分は環状
可動構造の下流側端部を構成していることを特徴とする
請求項2に記載のターボファンエンジン用逆スラスト装
置。 - 【請求項5】 前記環状可動構造の下流側端部は、ドア
(20)の下流に配置された剛性の下流側リング(2
6)で構成されていることを特徴とする請求項2に記載
のターボファンエンジン用逆スラスト装置。 - 【請求項6】 シール装置(19)が、上流側固定構造
(11)の内部リング(16)の下流域とドア(20)
の間に配置されており、これによって、ドア(20)が
自動閉鎖または均衡することを特徴とする請求項1から
5のいずれか1項に記載のターボファンエンジン用逆ス
ラスト装置。 - 【請求項7】 前記ドア(20)の回転制御用のジャッ
キ(33)は、閉鎖位置のドア(20)の内面とシール
されたカウリング(35)に固定されていることを特徴
とする請求項1から6のいずれか1項に記載のターボフ
ァンエンジン用逆スラスト装置。 - 【請求項8】 排気セクションの変化動作に対応して、
下流の環状可動構造(12)の下流位置では、ドア(2
0)の上流側の一部は上流側固定構造(11)の内面を
閉じた状態を維持していることを特徴とする請求項1に
記載のターボファンエンジン用逆スラスト装置。
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