JPH09100747A - 非対称ゲートダブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置 - Google Patents
非対称ゲートダブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置Info
- Publication number
- JPH09100747A JPH09100747A JP8183530A JP18353096A JPH09100747A JP H09100747 A JPH09100747 A JP H09100747A JP 8183530 A JP8183530 A JP 8183530A JP 18353096 A JP18353096 A JP 18353096A JP H09100747 A JPH09100747 A JP H09100747A
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- JP
- Japan
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- gate
- reverse thrust
- gates
- width
- turbojet
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/54—Nozzles having means for reversing jet thrust
- F02K1/56—Reversing jet main flow
- F02K1/563—Reversing jet main flow in specified direction, e.g. to obviate its reinjection
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/54—Nozzles having means for reversing jet thrust
- F02K1/64—Reversing fan flow
- F02K1/70—Reversing fan flow using thrust reverser flaps or doors mounted on the fan housing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 飛行中、ゲートが不意に開いた場合の操作安
定性の高い逆推力発生装置を提供する。 【解決手段】 直接ジェット運転時にターボジェットの
ブロワの後方の流管路の外壁に組み込まれており、かつ
逆推力運転時に旋回可能な、旋回ゲート(27、37)
を有する。所与の側にあるゲート(27)の幅(25)
は、ターボジェットの回転軸を基準として反対側にある
ゲート(37)の幅(26)よりも小さい。
定性の高い逆推力発生装置を提供する。 【解決手段】 直接ジェット運転時にターボジェットの
ブロワの後方の流管路の外壁に組み込まれており、かつ
逆推力運転時に旋回可能な、旋回ゲート(27、37)
を有する。所与の側にあるゲート(27)の幅(25)
は、ターボジェットの回転軸を基準として反対側にある
ゲート(37)の幅(26)よりも小さい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダブルフラックス
ターボジェットの逆推力発生装置に関する。
ターボジェットの逆推力発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ターボジェットには、ブロワの後方に、
冷たい二次フラックスを案内することを目的とする管路
が具備され、この管路は、ブロワの後方の本来の意味で
のエンジン構造を取り囲む内壁と、その上流側部分がブ
ロワを取り囲むエンジン室と連続する外壁から成る。こ
の外壁はその下流側部分において、一次フラックスと二
次フラックスとを同時に案内することができ、それも例
えば混合流または合流フラックスナセルの場合には、熱
い一次フラックスの排出部の後方で行う。しかし他の場
合、いわゆる分離フラックスナセルの場合には、外壁は
二次フラックスしか案内しない。
冷たい二次フラックスを案内することを目的とする管路
が具備され、この管路は、ブロワの後方の本来の意味で
のエンジン構造を取り囲む内壁と、その上流側部分がブ
ロワを取り囲むエンジン室と連続する外壁から成る。こ
の外壁はその下流側部分において、一次フラックスと二
次フラックスとを同時に案内することができ、それも例
えば混合流または合流フラックスナセルの場合には、熱
い一次フラックスの排出部の後方で行う。しかし他の場
合、いわゆる分離フラックスナセルの場合には、外壁は
二次フラックスしか案内しない。
【0003】隔壁は、エンジンの外部、すなわちブロワ
を取り囲む室の外部および前述の管路の外壁の外部を流
線型にすることもでき、これは推進アセンブリの抵抗を
最小化することを目的とする。特に機体の外部に推進ア
センブリが付加された場合、特に翼の下部または胴体の
後部に推進アセンブリが付加された場合にこのことが言
える。
を取り囲む室の外部および前述の管路の外壁の外部を流
線型にすることもでき、これは推進アセンブリの抵抗を
最小化することを目的とする。特に機体の外部に推進ア
センブリが付加された場合、特に翼の下部または胴体の
後部に推進アセンブリが付加された場合にこのことが言
える。
【0004】以下、ナセルの外壁で構成されるアセンブ
リを外部フードと呼ぶことにする。
リを外部フードと呼ぶことにする。
【0005】添付図面の図1は、図2の部分斜視図に示
すように、ダブルフラックスターボジェットに適用され
る公知の逆推力発生装置の例を示す図である。
すように、ダブルフラックスターボジェットに適用され
る公知の逆推力発生装置の例を示す図である。
【0006】逆推力発生装置は、可動部分2を形成し、
直接ジェット運転時の静止位置において外部フードの一
部を成すゲート7と、ゲートの下流側の上流部分1と下
流側部分3とにより、外部フードの下流側部分3を外部
フードの上流側部分4に接続するビーム18を介して、
ゲート7間においてゲートの上流側でこの外部フードを
実現する固定構造とで構成される。ゲート7は外部フー
ドの円周上に取り付けられ、これらゲートの両側にある
ビーム18上の側面隔壁の中間帯に回動可能に取り付け
られ、これら側面隔壁は上流側および下流側隔壁ととも
に、ナセルの外壁の一部を構成するゲート7の外部9
を、管路の外壁の一部を構成するゲート7の内部11に
接続する。
直接ジェット運転時の静止位置において外部フードの一
部を成すゲート7と、ゲートの下流側の上流部分1と下
流側部分3とにより、外部フードの下流側部分3を外部
フードの上流側部分4に接続するビーム18を介して、
ゲート7間においてゲートの上流側でこの外部フードを
実現する固定構造とで構成される。ゲート7は外部フー
ドの円周上に取り付けられ、これらゲートの両側にある
ビーム18上の側面隔壁の中間帯に回動可能に取り付け
られ、これら側面隔壁は上流側および下流側隔壁ととも
に、ナセルの外壁の一部を構成するゲート7の外部9
を、管路の外壁の一部を構成するゲート7の内部11に
接続する。
【0007】固定構造の上流側部分1は、例えばシリン
ダ7aから成るゲート7の移動制御手段の支持体となる
前側フレーム6を含む。
ダ7aから成るゲート7の移動制御手段の支持体となる
前側フレーム6を含む。
【0008】動作位置では、ピボットの下流側に位置す
るゲートの部分が管路をほぼ全面的に塞ぎ、二次フラッ
クスが管路の軸に対し半径方向に案内されるようにする
ためゲートの上流側部分が外部フード内に通路を開放す
るよう、ゲート7が動く。ゲート7の上流側部分は外部
フードから突出するが、これは、通路が二次フラックス
を通過させる際、エンジンの機能を低下させることない
ような寸法にしなければならないためである。ゲートの
旋回角度は、フラックスを通過させ、このフラックスの
推力をなくし、さらには上流側に偏向するフラックスの
分力を発生させることにより反推力の発生を開始するよ
う調節される。
るゲートの部分が管路をほぼ全面的に塞ぎ、二次フラッ
クスが管路の軸に対し半径方向に案内されるようにする
ためゲートの上流側部分が外部フード内に通路を開放す
るよう、ゲート7が動く。ゲート7の上流側部分は外部
フードから突出するが、これは、通路が二次フラックス
を通過させる際、エンジンの機能を低下させることない
ような寸法にしなければならないためである。ゲートの
旋回角度は、フラックスを通過させ、このフラックスの
推力をなくし、さらには上流側に偏向するフラックスの
分力を発生させることにより反推力の発生を開始するよ
う調節される。
【0009】ゲート7はまた、フラックスを上流側に偏
向させ逆推力の分力を得るため、ゲート7が開かれる時
ゲートの内面に対し前方に突出するスポイラー13を、
ゲートの上流側部分に具備する。
向させ逆推力の分力を得るため、ゲート7が開かれる時
ゲートの内面に対し前方に突出するスポイラー13を、
ゲートの上流側部分に具備する。
【0010】従来の例は例えばフランス特許FR1.4
82.538号またはFR−A−2030034号に記
載がある。
82.538号またはFR−A−2030034号に記
載がある。
【0011】また、米国特許第3605411号に記載
の装置等、ゲートが開かれない時には管路の外壁の連続
性を確保しながら、ゲートが開かれた時にはスポイラー
を上流側に突出させることが可能な装置も存在する。ま
た、フランス特許FR−A−2618853号により、
エンジンの性能を最適化するため、直接ジェット時スポ
イラーが格納される装置も知られている。
の装置等、ゲートが開かれない時には管路の外壁の連続
性を確保しながら、ゲートが開かれた時にはスポイラー
を上流側に突出させることが可能な装置も存在する。ま
た、フランス特許FR−A−2618853号により、
エンジンの性能を最適化するため、直接ジェット時スポ
イラーが格納される装置も知られている。
【0012】場合によっては、図1に示すように、直接
ジェット時にもゲート7の内面11に対しスポイラー1
3が突出することがあるが、管路内にはそれと同じよう
には突出しない。管路は空洞16を具備するので、逆推
力発生装置はきわめて単純になるがエンジンの性能に対
しては若干不利になる。
ジェット時にもゲート7の内面11に対しスポイラー1
3が突出することがあるが、管路内にはそれと同じよう
には突出しない。管路は空洞16を具備するので、逆推
力発生装置はきわめて単純になるがエンジンの性能に対
しては若干不利になる。
【0013】また、フランス特許FR−A−26805
47号に示されているように、スポイラーと偏向縁との
組合せによってもフラックスの排気方向を最適化するこ
とが可能である。
47号に示されているように、スポイラーと偏向縁との
組合せによってもフラックスの排気方向を最適化するこ
とが可能である。
【0014】ゲート型ターボジェットの逆推力発生装置
の従来の例において、特に前記例においては、ゲート7
は全ゲートが同一またはほぼ同一の幅を有する。逆推力
運転時には、各ゲートの展開により開放される各シャフ
トを同一またはほぼ同一流量の流体が通過する。この場
合、反転流の層の半径方向の制御は、ターボジェットの
回転軸を含む各ゲートの正中面を基準として行われる。
各正中面の半径上の方向は、ほぼ同一の幅を有するゲー
トの分布に直接依存する。
の従来の例において、特に前記例においては、ゲート7
は全ゲートが同一またはほぼ同一の幅を有する。逆推力
運転時には、各ゲートの展開により開放される各シャフ
トを同一またはほぼ同一流量の流体が通過する。この場
合、反転流の層の半径方向の制御は、ターボジェットの
回転軸を含む各ゲートの正中面を基準として行われる。
各正中面の半径上の方向は、ほぼ同一の幅を有するゲー
トの分布に直接依存する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明が特に対象とす
る、逆推力発生装置が機体の翼の下部に設置される応用
例では、逆推力発生装置は、図2に概略説明する実施例
のように、四つのゲートすなわち上側位置の二つのゲー
トおよび下側位置の二つのゲートを含む。事実この配置
は、機体の当該ターボジェットあるいは他のターボジェ
ット内にフラックスの層が再度取り込まれるのを防止す
ること、および翼および胴体の空力的干渉を防止するこ
となどこの種の装置の条件によく合致する。このように
して反転フラックスの層が向く主な方向、すなわち、翼
の揚力を損ねないようにする、機体の支柱の両側におけ
る上側の二方向と、ターボジェットを含む推進アセンブ
リの両側の側面における下側の二方向の合計四方向が決
定される。従って、上側の二つのゲートにより全流体流
量の半分が偏向され、使用する反転フラックスの層につ
いての従来の制御手段の如何にかかわらず、分力は、上
方の翼面の方向であって翼の上流側に向けられる。
る、逆推力発生装置が機体の翼の下部に設置される応用
例では、逆推力発生装置は、図2に概略説明する実施例
のように、四つのゲートすなわち上側位置の二つのゲー
トおよび下側位置の二つのゲートを含む。事実この配置
は、機体の当該ターボジェットあるいは他のターボジェ
ット内にフラックスの層が再度取り込まれるのを防止す
ること、および翼および胴体の空力的干渉を防止するこ
となどこの種の装置の条件によく合致する。このように
して反転フラックスの層が向く主な方向、すなわち、翼
の揚力を損ねないようにする、機体の支柱の両側におけ
る上側の二方向と、ターボジェットを含む推進アセンブ
リの両側の側面における下側の二方向の合計四方向が決
定される。従って、上側の二つのゲートにより全流体流
量の半分が偏向され、使用する反転フラックスの層につ
いての従来の制御手段の如何にかかわらず、分力は、上
方の翼面の方向であって翼の上流側に向けられる。
【0016】しかしながら、これらの配置は大きな欠点
を有する。なぜなら、飛行中ゲートが不意に開いた場合
には、翼の揚力の変化により飛行機の操縦性が損なわれ
るからである。
を有する。なぜなら、飛行中ゲートが不意に開いた場合
には、翼の揚力の変化により飛行機の操縦性が損なわれ
るからである。
【0017】
【課題を解決するための手段】これらの条件を満たし、
先行の従来の方法の欠点を最小限に抑える前記の種類の
逆推力発生装置は、ある所与の側にあるゲートの幅が、
ターボジェットの回転軸を基準として反対側にあるゲー
トの幅よりも小さいことを特徴とする。
先行の従来の方法の欠点を最小限に抑える前記の種類の
逆推力発生装置は、ある所与の側にあるゲートの幅が、
ターボジェットの回転軸を基準として反対側にあるゲー
トの幅よりも小さいことを特徴とする。
【0018】有利には、推進アセンブリが機体の翼の下
部に取り付けられ逆推力発生装置が四つのゲートを含む
時には、上側ゲートの幅は下側ゲートの幅よりも小さ
い。
部に取り付けられ逆推力発生装置が四つのゲートを含む
時には、上側ゲートの幅は下側ゲートの幅よりも小さ
い。
【0019】これら配置に対する補足として、側面から
見て、側面相互の関係から最適化された別の幅を求める
ことも可能である。
見て、側面相互の関係から最適化された別の幅を求める
ことも可能である。
【0020】本発明のその他の特徴および長所は、添付
の図面を参照しながら、本発明の実施態様に関する以下
の説明を読めば、より良く理解されよう。
の図面を参照しながら、本発明の実施態様に関する以下
の説明を読めば、より良く理解されよう。
【0021】
【発明の実施の形態】図3に示す本発明の実施態様によ
れば、飛行機の適切な飛行段階において、ターボジェッ
トのフラックスの反転を実行し得る逆推力発生装置は、
図1および図2を参照して従来の例において前述した公
知の主要部分を含む。
れば、飛行機の適切な飛行段階において、ターボジェッ
トのフラックスの反転を実行し得る逆推力発生装置は、
図1および図2を参照して従来の例において前述した公
知の主要部分を含む。
【0022】図3に示す特定の応用例では、ナセル22
内に取り付けられたターボジェット21を含む推進アセ
ンブリ20は、機体の翼24の下部に支柱23により吊
り下げられる。図示の例では、逆推力発生装置は四つの
旋回ゲートを含み、うち二つのゲート27は地上におけ
る機体の通常位置より上側にあり、二つのゲート37は
下側にある。四つというゲート数は、翼の下部に取り付
ける図示の構成に適合させたものである。ゲート数を最
適化する際には、反転フラックスの層を制御することに
よって生じる効果を特に考慮する。図3を参照して後述
する本発明は、ゲート数が二つ以上の場合などゲート数
が異なり、さらに設置方法が異なる逆推力発生装置にも
適用可能である。
内に取り付けられたターボジェット21を含む推進アセ
ンブリ20は、機体の翼24の下部に支柱23により吊
り下げられる。図示の例では、逆推力発生装置は四つの
旋回ゲートを含み、うち二つのゲート27は地上におけ
る機体の通常位置より上側にあり、二つのゲート37は
下側にある。四つというゲート数は、翼の下部に取り付
ける図示の構成に適合させたものである。ゲート数を最
適化する際には、反転フラックスの層を制御することに
よって生じる効果を特に考慮する。図3を参照して後述
する本発明は、ゲート数が二つ以上の場合などゲート数
が異なり、さらに設置方法が異なる逆推力発生装置にも
適用可能である。
【0023】特筆すべきことであるが、本発明によれ
ば、図3の25で示す、逆推力発生装置の上側ゲート2
7の幅が、図3の26で示す、下側ゲート37の幅より
も小さい。したがって、逆推力運転時、逆推力発生装置
のゲートが図3に示すように開位置にある場合、上方に
排出される空気流量が減少し、そのため、万一不意かつ
偶発的にゲートが開いた場合でも、飛行機の操縦性に対
する悪影響は軽減される。さらにこの配置では、図3の
28に示す、各上側ゲート27の正中面が垂直方向29
に近いため、これによっても悪影響が軽減される。
ば、図3の25で示す、逆推力発生装置の上側ゲート2
7の幅が、図3の26で示す、下側ゲート37の幅より
も小さい。したがって、逆推力運転時、逆推力発生装置
のゲートが図3に示すように開位置にある場合、上方に
排出される空気流量が減少し、そのため、万一不意かつ
偶発的にゲートが開いた場合でも、飛行機の操縦性に対
する悪影響は軽減される。さらにこの配置では、図3の
28に示す、各上側ゲート27の正中面が垂直方向29
に近いため、これによっても悪影響が軽減される。
【0024】またこの結果、下側ゲート37の開動作に
よって開放されるシャフトを通り下方に排出される空気
流量が増加する。しかしながら、再取り込みがなされな
いという性能はそのまま維持される。なぜならば、図3
の30に示す、各下側ゲート37の正中面は、31で示
す水平方向に近いため、再取り込みの危険性が最小にな
るからである。
よって開放されるシャフトを通り下方に排出される空気
流量が増加する。しかしながら、再取り込みがなされな
いという性能はそのまま維持される。なぜならば、図3
の30に示す、各下側ゲート37の正中面は、31で示
す水平方向に近いため、再取り込みの危険性が最小にな
るからである。
【0025】逆推力発生装置のゲート数が四である図3
に図示する本発明の応用例では、図3に示すように、左
右二つの上側ゲート27の幅25を同一にすることがで
き、左右二つの下側ゲート37の幅26も同一にするこ
とができる。
に図示する本発明の応用例では、図3に示すように、左
右二つの上側ゲート27の幅25を同一にすることがで
き、左右二つの下側ゲート37の幅26も同一にするこ
とができる。
【0026】この場合には変形実施例が可能である。ゲ
ートが不意に開いた場合に飛行機の操縦性について期待
するような改善結果を得るため、上の左側ゲートと上の
右側ゲートとの間の幅を変化させ最適化することが可能
である。同様に、下の左側ゲートと下の右側ゲートとの
幅を変化させることも可能である。この場合、上側ゲー
トの幅、または飛行機の胴体方向に送る流体流量を少な
くするという条件等、反転フラックスの層の制御に関す
る個々の制約に応じて最適化を行うことができる。図4
は、上の右側ゲート107の幅32が上の左側ゲート1
17の幅33よりも大きく、下の左側ゲート127の幅
34が下の右側ゲート137の幅35よりも大きく、本
発明に従って、上側ゲートの幅が下側ゲートの幅よりも
小さい変形の実施例を示す図である。
ートが不意に開いた場合に飛行機の操縦性について期待
するような改善結果を得るため、上の左側ゲートと上の
右側ゲートとの間の幅を変化させ最適化することが可能
である。同様に、下の左側ゲートと下の右側ゲートとの
幅を変化させることも可能である。この場合、上側ゲー
トの幅、または飛行機の胴体方向に送る流体流量を少な
くするという条件等、反転フラックスの層の制御に関す
る個々の制約に応じて最適化を行うことができる。図4
は、上の右側ゲート107の幅32が上の左側ゲート1
17の幅33よりも大きく、下の左側ゲート127の幅
34が下の右側ゲート137の幅35よりも大きく、本
発明に従って、上側ゲートの幅が下側ゲートの幅よりも
小さい変形の実施例を示す図である。
【図1】閉位置にある公知の旋回ゲート式逆推力発生装
置の、ターボジェットの回転軸を通る平面についての半
断面図である。
置の、ターボジェットの回転軸を通る平面についての半
断面図である。
【図2】図1の装置の部分斜視図である。
【図3】逆推力位置にある本発明の旋回ゲート式逆推力
発生装置の概略正面図である。
発生装置の概略正面図である。
【図4】図3の逆推力発生装置の変形実施例を示す図で
ある。
ある。
25、26 幅 27、37 旋回ゲート
Claims (4)
- 【請求項1】 直接ジェット運転時に、閉位置におい
て、ターボジェットのブロワの後方のフラックス管路の
外壁に組み込むことが可能であり、かつ逆推力運転時
に、フラックス偏向障壁を構成するように移動制御手段
の作用によってそれぞれ旋回可能な、旋回ゲート(2
7、37;107、117、127、137)を含み、
所与の側にあるゲート(27;107、117)の幅
(25;32、33)が、ターボジェットの回転軸を基
準として反対側にあるゲート(37;127、137)
の幅(26;34、35)よりも小さいことを特徴とす
るダブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置。 - 【請求項2】 前記ターボジェットを含む推進アセンブ
リが機体の翼の下部に取り付けられ、四つのゲートを備
え、逆推力運転時に、上方に排出される流体流量が下方
に排出される流体流量よりも少なくなるように上側ゲー
ト(27;107、117)の幅(25;32、33)
が下側ゲート(37;127、137)の幅(26;3
4、35)よりも小さくなっている請求項1に記載のダ
ブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置。 - 【請求項3】 上側ゲート(107、117)のそれぞ
れの幅(32、33)が異なる請求項2に記載のダブル
フラックスターボジェットの逆推力発生装置。 - 【請求項4】 下側ゲート(127、137)のそれぞ
れの幅(34、35)が異なる請求項2または3に記載
のダブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9508410A FR2736682B1 (fr) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | Inverseur de poussee de turbomachine a double flux a portes dissymetriques |
FR9508410 | 1995-07-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100747A true JPH09100747A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=9480909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8183530A Pending JPH09100747A (ja) | 1995-07-12 | 1996-07-12 | 非対称ゲートダブルフラックスターボジェットの逆推力発生装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5727380A (ja) |
EP (1) | EP0754849B1 (ja) |
JP (1) | JPH09100747A (ja) |
CA (1) | CA2180818A1 (ja) |
DE (1) | DE69607793T2 (ja) |
FR (1) | FR2736682B1 (ja) |
RU (1) | RU2134358C1 (ja) |
WO (1) | WO1997003284A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100398417B1 (ko) * | 1999-08-10 | 2003-09-19 | 주식회사 포스코 | 전기도금폐수 처리방법 |
KR100430333B1 (ko) * | 2002-05-03 | 2004-05-04 | 윤취주 | 폐질산을 이용한 질산나트륨 제조방법 |
US8015797B2 (en) | 2006-09-21 | 2011-09-13 | Jean-Pierre Lair | Thrust reverser nozzle for a turbofan gas turbine engine |
US7797944B2 (en) | 2006-10-20 | 2010-09-21 | United Technologies Corporation | Gas turbine engine having slim-line nacelle |
US7870721B2 (en) | 2006-11-10 | 2011-01-18 | United Technologies Corporation | Gas turbine engine providing simulated boundary layer thickness increase |
US8408491B2 (en) * | 2007-04-24 | 2013-04-02 | United Technologies Corporation | Nacelle assembly having inlet airfoil for a gas turbine engine |
US8205430B2 (en) * | 2007-05-16 | 2012-06-26 | United Technologies Corporation | Variable geometry nacelle assembly for a gas turbine engine |
US8402739B2 (en) * | 2007-06-28 | 2013-03-26 | United Technologies Corporation | Variable shape inlet section for a nacelle assembly of a gas turbine engine |
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