JPH10338901A - 車輪が跳び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置 - Google Patents

車輪が跳び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置

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JPH10338901A
JPH10338901A JP18427297A JP18427297A JPH10338901A JP H10338901 A JPH10338901 A JP H10338901A JP 18427297 A JP18427297 A JP 18427297A JP 18427297 A JP18427297 A JP 18427297A JP H10338901 A JPH10338901 A JP H10338901A
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JP
Japan
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rail
scarfing
members
wheel
expansion
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Application number
JP18427297A
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English (en)
Inventor
Minoru Nakagawa
稔 中川
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レール連結での伸縮隙間を設けても車輪が接
して回るレール頭部の隆起する中心部が欠落せず,車輪
が落ちて跳び跳ねてレールを拳動することなく円滑な車
輪の回転を得る. 【解決手段】 レール頭部の蒲鉾状に隆起した中心立て
方向に相欠で二分割したレール相欠部材1と2を各在来
レール端部に固着し,このレール相欠部材1と2を相欠
継ぎしてボルト5,ナット6と継目板3と4とタイプレ
ート7を取り付ける.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,鉄道レール等の継
目で起きる車輪の跳び跳ねによるレール拳動を防止した
レール連結装置に関する.
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道レール連結においては,直角
に切断した互いのレール端部を継ぎ合わせ,継目にレー
ル伸縮を考慮した隙間を持たせた連結である.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の鉄道レール連結
にあっては,直角で切断したレール端部による継ぎ合わ
せにより車輪が接して回るレール頭部蒲鉾状に隆起した
中心部が継目及び伸縮隙間で欠落しているため,車輪が
落ちて跳び跳ねてしまう問題点があった.
【0004】本発明は,車輪が接して回る蒲鉾状に隆起
したレール中心部が継目及び隙間で欠落しない継目構成
の連結部材にして,在来レール及び施工実施済みレール
連結部への容易な固着と,レール継目及び伸縮隙間での
車輪の跳び跳ねによる振動及び騒音の減少を得る円滑な
車輪回転を提供することを目的としている.
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明のレール相欠継ぎ連結装置においては,レー
ルの磨耗や車輪との馴染み等を考慮した蒲鉾状に隆起す
るレール中心部に接して車輪が回る特性を生かし,レー
ル或いはレールと同様な蒲鉾状に隆起した部材を用い,
該部材頭部の隆起する中心立て方向の相欠で二分割とし
たものであり,該二分割した部材を相欠で継ぎ合わせて
左右側面をボルトナットや継目板で挟み,下部をタイプ
レートで支持して在来レール端部に固着する.
【0006】上記相欠で二分割とする部材は,後記する
理由により,レール同様な隆起する部材を用いて行うこ
とが効果的である.
【0007】上記在来のレールは本来腹部が細い断面構
造であるため,在来のレール同様に頭部が隆起した構造
で腹部があまり細くない断面構造の部材を相欠で二分割
とした双方のレール相欠部材を相欠継ぎすることが望ま
しい.
【0008】そして,上記レール同様に頭部が隆起した
部材の相欠で二分割としたレール相欠部材とすること
で,従来のレール端部への溶接等による固着で容易に取
り付き,また,施工実施済みレール連結部への取り付け
では継ぎ合う双方のレール端部の切断加工面に各レール
相欠部材の溶接等の固着と,レール頭部の磨耗状況に合
う研磨加工することで施工実施済みレール連結部への取
り付けも容易である.
【0009】そして,レール伸縮を考慮した隙間は,上
記二分割とした双方のレール相欠部材を軌道方向前後に
ずらして相欠で継ぎ合わせることで双方のレール相欠部
材端部に隙間を生じ,この左右に且つ,前後で二分され
る各隙間の片側は相欠で継ぎ合う片方レール相欠部材の
隆起した中心部が構成されていることで車輪が接して回
る隆起する中心部は隙間においても欠落することなくつ
ながった状態を得ることができる.
【0010】そして,相欠する距離はまくらぎの幅前後
とすることが好ましく,相欠とする位置は基本的に隆起
した中心が好ましい,しかし,実施レールでのカーブ軌
道構成等での車輪の接して回る位置のずれ等考慮して,
幾つかの相欠位置の違うレール相欠部材を持って在来レ
ール端部に固着を図ると効果的である.
【0011】そして,相欠で継ぎ合う片側のレール相欠
部材にレール軌道方向の横溝を設けてレール伸縮での摺
動抵抗の減少を図ると効果的であり,双方のレール相欠
部材の腹部にレール軌道方向前後に横長なボルト穴を設
け相欠で継ぎ合わせたレール相欠部材の左右側面を継目
板とボルトとナットで挟み,下部をタイプレートで支持
することで相欠継目でレール伸縮による摺動が円滑に働
く.
【0012】そして,双方のレール相欠部材が相欠で継
ぎ合っているかぎりレール頭部の隆起した中心部は伸縮
隙間で欠落しないため,レール伸縮摺動による隙間距離
が大きく変化しても車輪の円滑な回転が得られる.
【0013】そして,上記のように構成されたレール連
結部での自然磨耗では,車輪の蒲鉾状に隆起するレール
中心部に接して回る特性によりレール中心部の相欠継目
部から自然に扁平磨耗する,これにより車輪は常に継ぎ
合う相欠の継目部に接して回れることで,伸縮隙間に影
響されることなく円滑な車輪回転が得られる.
【0014】また,双方のレール相欠部材端部を直角に
形成して相欠継ぎ構成にしても良いが,双方のレール相
欠部材端部を斜め鈍角に形成し,且つ左右のレールの内
側のレール相欠部材端部が車両進行方向に斜め鈍角で相
欠継ぎ構成にすると更に車輪の円滑な回転が得られる.
【0015】
【発明の実施の状態】図1において,レール相欠部材1
と2を相欠継ぎするとともに伸縮隙間を設け,継ぎ合う
レール相欠部材1と2の側面を左右から継目板3と4と
で挟み,各連通するボルト穴にボルト5を差し込みナッ
ト6とスプリングワッシャー8で取り付けてレール相欠
部材1と2を連結し,この連結した下部にタイプレート
7を取り付け,レール相欠部材1に在来レール9を,レ
ール相欠部材2に在来レール10を溶接等で固着する.
【0016】図1で示される実施例では,相欠端部Bが
斜め鈍角に形成され腹部にボルト3をはめ込む横長なボ
ルト穴11を有するレール相欠部材1と,相欠で継ぎ合
う同じく相欠端部Bが斜め鈍角に形成され腹部にボルト
3をはめ込む横長なボルト穴11と横溝Cを有するレー
ル相欠部材2と,その継ぎ合う双方の側面にボルト3を
はめ込むボルト穴12と横溝Cを有する側板5と6が配
され,それらに有した各ボルト穴を連通するボルト3
と,そのボルト3に取り付くナット4とワッシャー8,
そして,まくらぎに取り付きレール相欠部材1と2の下
部に取り付くタイプレート7からなる.
【0017】図2で示される実施例では,車輪の脱輪を
考慮した車輪内側突起したフランジとレール内側との接
触によるフランジ部のレール内側に位置した伸縮隙間A
通過を円滑に図る左右のレール内側が車両進行方向アに
対して相欠端部B斜め鈍角に納まるようにレール相欠部
材1と2とが左右対象で配列した相欠継ぎ構成.
【0018】図3で示される実施例では,相欠端部Bが
直角に形成されたレール相欠部材1,2による相欠継ぎ
構成.
【0019】本発明は,以上説明したように構成されて
いるので,以下に記載されるような効果を奏する.
【0020】レールの連結をレール連結相欠部材1と2
を相欠継ぎで連結することにより,熱膨張を考慮した隙
間を設けても車輪が接して回るレール頭部の中心部が欠
落することなくつながった状態を得ることができ,車輪
の円滑な回転を得る.
【0021】そして,レール伸縮をレール相欠部材1と
2の相欠継目の摺動により吸収し,熱膨張による伸縮隙
間の距離が変化してもレール頭部の中心部のつながった
状態を得ることができる.
【0022】そして,レール連結部材とすることで,実
施施工済みレールの連結部への容易な加工取り付けを実
現する.
【0023】さらに,レールが磨耗して扁平となっても
車輪が接して回るレール中心部が欠落することなつなが
った状態が保たれ伸縮隙間に影響されることなく円滑な
車輪回転を得ることができる.
【0024】そして,従来の連結構成での伸縮隙間によ
るレール中心部の欠落が相欠継ぎによりつながり,伸縮
隙間に車輪がおちて跳び跳ねる拳動作用が無くなって連
結部での振動や騒音の発生が防止できる.
【図面の簡単な説明】
【図1】レール相欠継ぎ連結装置の分解斜面図である.
【図2】車両進行方向に対し左右対象で相欠継ぎした双
方のレール相欠継ぎ図である.
【図3】相欠端部を直角に設けたレール相欠継ぎ図であ
る.
【符号の説明】
1 レール相欠部材 2 レール相欠部材 3 継目板 4 継目板 5 ボルト 6 ナット 7 タイプレート 8 ワッシャー 9 在来レール 10 在来レール 11 横長ボルト穴 12 ボルト穴 A 伸縮隙間 B 相欠端部 C 溝 ア 車両の進行方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール頭部の蒲鉾状に隆起した中心立て
    方向の相欠で二分割としたレール相欠部材(1,2)を
    各在来レール端部に固着し,該レール相欠部材(1,
    2)を相欠で継ぎボルトナット(5,6)と継目板
    (3,4)とタイプレート(7)を取り付けた車輪が跳
    び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置.
JP18427297A 1997-06-05 1997-06-05 車輪が跳び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置 Pending JPH10338901A (ja)

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JP18427297A JPH10338901A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 車輪が跳び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置

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JP18427297A JPH10338901A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 車輪が跳び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置

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JPH10338901A true JPH10338901A (ja) 1998-12-22

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JP18427297A Pending JPH10338901A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 車輪が跳び跳ねないレール相欠継ぎ連結装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000063631A (ko) * 2000-07-26 2000-11-06 차성준 충격 소음 방지를 위한 철도 레일 구조
CN103132402A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 孔子龙 半围式导轨紧接件
KR101336030B1 (ko) * 2013-02-13 2013-12-03 주식회사 천경기업 레일의 신축 이음매 장치
US9695555B2 (en) 2013-01-31 2017-07-04 Konecranes Global Corporation Method to form a rail joint, and a rail joint
CN109706799A (zh) * 2017-10-25 2019-05-03 博特勒·耶尔格 伸缩接头结构以及具有伸缩接头结构的轨道系统

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