JPH10338484A - ブームヘッド - Google Patents

ブームヘッド

Info

Publication number
JPH10338484A
JPH10338484A JP14878297A JP14878297A JPH10338484A JP H10338484 A JPH10338484 A JP H10338484A JP 14878297 A JP14878297 A JP 14878297A JP 14878297 A JP14878297 A JP 14878297A JP H10338484 A JPH10338484 A JP H10338484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
tip
plate member
side intermediate
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14878297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kido
博之 城戸
Hideaki Amamiya
秀明 雨宮
Teru Sasaki
輝 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP14878297A priority Critical patent/JPH10338484A/ja
Publication of JPH10338484A publication Critical patent/JPH10338484A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度および安全率を向上させることのできる
ブームヘッドを提供する。 【解決手段】 ブームヘッド20を、一枚の板部材から
なる上板21および下板22と、これらの間に取り付け
られる基端側中間板23,24、先端側中間板25,2
6とから構成する。これにより、上下板21,22の基
端部21a,22aと基端側中間板23,24とにより
中空の角柱状に形成され、先端ブーム13c先端に固定
される固定部と、上下板21,22において基端部21
a,22aから先端側に延びた部分と先端側中間板2
5,26とによって構成され、固定部からブームの先端
側の外方に突出して、作業台が取り付けられた垂直ポス
トを揺動自在に支持する支持部との間において、上下板
21,22は、その両方にまたがって一体に構成されて
おり、継ぎ目がないので、上下板21,22に応力が集
中することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブームの先端部に
おいて、作業者搭乗用の作業台が取り付けられる垂直ポ
ストを揺動自在に支持するブームヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車は、車体上にブームが旋回・
起伏・伸縮自在に取り付けられて構成されている。この
ブーム先端部には、垂直ポストが揺動自在に取り付けら
れ、垂直ポストには、通常は、作業者搭乗用の作業台が
首振り(水平旋回)自在に取り付けられる。このように
構成された高所作業車によれば、ブームを適宜旋回・起
伏・伸縮作動させたり、作業台を適宜首振り作動させて
作業台を所望高所に移動させて作業台に搭乗した作業者
により高所作業を行わせることができる。
【0003】ここで、高所作業車は配電設備の補修等に
使用されることが多く、このような目的の高所作業車に
おいては、先端ブームが作業台側と車体側の絶縁を図る
ためにFRP等の絶縁部材により構成されることが多
い。但し、強度上の問題等から先端ブーム先端には金属
製のブームヘッドが取り付けられ、垂直ポストは、この
ブームヘッドにより支持されるのが一般的である。この
ブームヘッドは、上下左右を板部材で囲んで形成される
中空の角柱状部材からなりブームの先端に固定される固
定部と、この固定部からブームの先端側の外方に突出し
て設けられ、垂直ポストを支持する支持部とから構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブームヘッドでは、支持部の各構成部材は固定部の各構
成部材と別個に構成されており、これらは溶接により固
定部に固定されていた。このため、支持部に荷重が作用
したとき、各部材における支持部と固定部との継ぎ目、
特に固定部における上側の板部材および下側の板部材と
の継ぎ目と、その溶接部に応力が集中し、ブームヘッド
全体としての安全率が低くなってしまうという問題があ
った。また、溶接部の品質管理が容易ではないという問
題もあった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、従来に比べて強度および安全率を向上さ
せることのできるブームヘッドを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のブームヘッドは、上下左右を板部材で囲
んで形成される中空の角柱状部材からなり、ブームの先
端に固定される固定部と、固定部からブームの先端側の
外方に突出して設けられ、作業者搭乗用の作業台が取り
付けられる垂直ポストを揺動自在に支持する支持部とか
らなり、この支持部は、固定部の少なくとも上側の板部
材および下側の板部材をブーム先端側の外方へ延ばして
なり固定部と一体に構成される延出部を含んで構成され
る。
【0007】すなわち、上側および下側の板部材は固定
部および支持部にまたがって一体に構成される。
【0008】このような構成によれば、少なくとも上側
の板部材および下側の板部材において、支持部と固定部
との間に継ぎ目が形成されないので、従来のように、継
ぎ目や溶接部に応力が集中するという問題は生じない。
なお、支持部は、固定部の左側の板部材および右側の板
部材をブーム先端側の外方へ延ばしてなり固定部と一体
に構成される延出部も含んで構成されるようにしたので
もよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図を参照して説明する。図3には、本発明のブ
ームヘッドを備えた高所作業車1の構成を示している。
この高所作業車1の車体11上には、旋回台12が旋回
自在に取り付けられている。旋回台12の上部には、ブ
ーム13が起伏自在に取り付けられており、起伏シリン
ダ14により起伏作動するようになっている。このブー
ム13は、基端ブーム13a、中間ブーム13b、先端
ブーム13cから構成されている。これら3段のブーム
は、それぞれ中空の角柱部材からなり、これらは入れ子
式に伸縮自在に構成されている。
【0010】先端ブーム13cの先端には、図2にも示
すように、本発明のブームヘッド20が取り付けられて
いる。このブームヘッド20には、揺動ピン16を用い
て垂直ポスト18の基部部材18aが軸支されており、
垂直ポスト18には、作業者搭乗用の作業台19が首振
り(旋回)自在に取り付けられている。なお、先端ブー
ム13cは、作業台19側と車体11側の絶縁を図るた
めにFRP等の絶縁部材から構成されており、その先端
部の左右側部には穴31が上側に3個、下側に2個ずつ
形成されている。
【0011】先端ブーム13c内には上側レベリングシ
リンダ15aが揺動自在に取り付けられており、このレ
ベリングシリンダ15aのロッド先端は基部部材18a
に取り付けられたピン17と繋がっている。この上側レ
ベリングシリンダ15aは、旋回台12と基端ブーム1
3aとの間に設けられた下側レベリングシリンダ15b
と、そのボトム側油室同士およびロッド側油室同士がそ
れぞれ連通されている。このため、ブーム13の起伏作
動と逆の揺動作動が垂直ポスト18に与えられ、垂直ポ
スト18の姿勢が常時垂直に保持されて、作業台19の
姿勢が常時水平に保持されるようになっている。
【0012】このように、作業台19や作業台19に搭
乗した作業者の荷重は、垂直ポスト18を介し、先端ブ
ーム13c先端に取り付けられたブームヘッド20およ
び上側レベリングシリンダ15aにより支持されてい
る。以下、このようなブームヘッド20の詳細構成につ
いて説明する。ブームヘッド20は、図1にも示すよう
に、上板21および下板22と、これらの間に取り付け
られる基端側中間板23,24、先端側中間板25,2
6とから構成されている。
【0013】上板21は、基端部21aが長方形状に形
成されており、この基端部21aは先端側へ若干左右に
広がって延び、その左右端部21b,21cは先端側の
斜め上方に向けて延び、その先端は弧を描いて下方に向
くように形成されてなる金属製の板部材から構成されて
いる。下板22も、上板21と同様に、基端部22aが
長方形状に形成されており、この基端部22aは先端側
へ若干左右に広がって延び、その左右端部22b,22
cは先端側の斜め上方に向けて延び、その先端は弧を描
いて上方に向くように形成されてなる金属製の板部材か
ら構成されている。
【0014】基端側中間板23、24は、ともに上下端
部23a,23b、24a,24bが内側に突出してな
るコの字状の金属製の板部材から構成されており、上下
端部23a,23b、24a,24bにおける先端側の
端部はさらに内側に延びた形状となっている。両基端側
中間板23,24には、それぞれネジ穴23a,24a
が上側に3個、下側に2個ずつ形成されている。この基
端側中間板23,24は、上端部23a,24a上面を
上板21下面に、下端部23b,24b下面を下板22
上面にそれぞれ溶接してこれらに取り付けられている。
【0015】先端側中間板25,26は、組み付け状態
において、その外周が上板21および下板22の内面に
当接し、且つこの上下板21,22の外側端に沿うよう
に折れ曲がった形状に形成された金属製の板部材からな
り、揺動ピン16を支持するピン穴25b,26bを有
している。この先端側中間板25,26は、それぞれの
外周を上板21および下板22の内面に溶接してこれら
に取り付けられ、さらにその後端部25a,26aは、
その内面が基端側中間板23,24の外面に溶接され
る。
【0016】上下板21,22の基端部21a,22a
と、基端側中間板23,24とにより中空の角柱状に形
成された基端部は、請求項の固定部を構成している。ブ
ームヘッド20は、この固定部を先端ブーム13cに差
し込み、基端側中間板23,24のネジ穴23c,24
cに、ブーム13cの穴31,31を通してボルト(図
示せず)をねじ込んで先端ブーム13cに重ねて固定し
て、これに取り付けられている。
【0017】ブームヘッド20は、このように先端ブー
ム13cに取り付けられた状態において、上下板21,
22において基端部21a,22aから先端側に延びた
部分(延出部)と、先端側中間板25,26とによって
構成された先端部が、先端ブーム13cの先端側外方に
突出して位置する。これが請求項の支持部を構成する。
なお、当該例においては、両先端側中間板25,26
は、溶接して基端側中間板23,24に固定されるよう
に構成したが、基端側中間板23,24を先端側に延ば
してこれを形成するようにしたものでもよい。
【0018】このように構成されたブームヘッド20に
よれば、ピン16に作業台19等の荷重が作用すると、
先端側中間板25,26を介して、先端側中間板25,
26と基端側中間板23,24との溶接部、および上下
板21,22に力が作用する。このとき、上下板21,
22は一枚の板部材により構成されておりその先端側延
出部と基端部21a,22aとの間に継ぎ目がないの
で、この部分に応力が集中することがなく、ブームヘッ
ド20の各構成部材において支持部と固定部との間に生
じる応力を、従来よりも均等に分散することができる。
【0019】また、上下板21,22において先端側延
出部と基端部21a,22aとの間を溶接する必要がな
くなるので、その部分における溶接品質が悪いために安
全性が低下するといった問題が生じることがなく、また
その溶接品質を管理する作業が不要となるという利点が
ある。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明のブームヘッドに
よれば、ブームの先端側の外方に突出して設けられて垂
直ポストを揺動自在に支持する支持部が、ブームの先端
部に固定される固定部の少なくとも上側の板部材および
下側の板部材をブーム先端側の外方へ延ばしてなり固定
部と一体に構成される延出部を含んで構成されるので、
少なくとも上側の板部材および下側の板部材は、支持部
と固定部とにまたがって一体に形成され、この部分に継
ぎ目は形成されない。このため、この部分に応力が集中
することがなく、強度が高い。したがって、ブームヘッ
ドの各構成部材において支持部と固定部との間に生じる
応力を、従来よりも均等に分散することができ、安全率
を高めることができる。
【0021】また、少なくとも上側の板部材および下側
の板部材において溶接が必要なくなるので、ブームヘッ
ド全体として溶接箇所が減り、管理項目が減って品質管
理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブームヘッドの構成を分解した状態で
示す斜視図である。
【図2】本発明のブームヘッドの構成を組み立て状態で
示す斜視図である。
【図3】本発明のブームヘッドを備えた高所作業車の構
成を示す側面図である。
【符号の説明】 13 ブーム 18 垂直ポスト 19 作業台 21 上板 22 下板 23,24 基端側中間板 25,26 先端側中間板
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 輝 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右を板部材で囲んで形成される中
    空の角柱状部材からなり、ブームの先端に固定される固
    定部と、 前記固定部から前記ブームの先端側の外方に突出して設
    けられ、作業者搭乗用の作業台が取り付けられる垂直ポ
    ストを揺動自在に支持する支持部とからなり、 前記支持部は、前記固定部の少なくとも上側の板部材お
    よび下側の板部材を前記ブーム先端側の外方へ延ばして
    なり前記固定部と一体に構成される延出部を含んで構成
    されることを特徴とするブームヘッド。
JP14878297A 1997-06-06 1997-06-06 ブームヘッド Pending JPH10338484A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14878297A JPH10338484A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 ブームヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14878297A JPH10338484A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 ブームヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10338484A true JPH10338484A (ja) 1998-12-22

Family

ID=15460564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14878297A Pending JPH10338484A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 ブームヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10338484A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335495A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Aichi Corp ブーム作業機
JP2007015813A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Aichi Corp 高所作業車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335495A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Aichi Corp ブーム作業機
JP2007015813A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Aichi Corp 高所作業車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5934490A (en) Combination engine hoist and stand
US3999491A (en) Elevationally adjustable folding stage
US3637045A (en) Knockdown sawhorse
JPH10338484A (ja) ブームヘッド
US20060099062A1 (en) Assembly for mounting various work tools to a construction vehicle
CN109209446B (zh) 一种拱架作业平台及拱架作业车
JP2003312984A (ja) タワークレーン用の折り畳み可能な運転室/ピボットユニット
CN201231381Y (zh) 移动式焊接试验操作台
CN209494508U (zh) 可调式工程梯
CN112264742A (zh) 一种焊接用自动翻转夹具
CN109403842A (zh) 可调式工程梯
CN209950787U (zh) 可折叠式座椅
JP2591979B2 (ja) 伸縮する受梁を備えたクライミングタワークレーンおよびそのクライミング方法
CN220224946U (zh) 一种现浇箱梁施工防掉落机构
CN211226056U (zh) 带侧围板的起重机
CN217775882U (zh) 一种双振镜摇摆激光焊接结构
CN220437251U (zh) 一种车载吊装操控台
JP3042232B2 (ja) 部品組付装置
CN215479308U (zh) 一种单肢斜钢塔塔吊的附墙装置和单肢斜钢塔塔吊系统
CN207959320U (zh) 一种天然气开采用的挖掘机升降装置
JP4038424B2 (ja) 手摺付作業台
JPH0439268Y2 (ja)
KR200327906Y1 (ko) 고소작업차용 아웃트리거
JPH0620793Y2 (ja) 高所作業車
JP2002239747A (ja) ポータブルスポット溶接装置