JPH10337935A - 赤外線反射吸収インキを用いた印刷物の検査装置 - Google Patents

赤外線反射吸収インキを用いた印刷物の検査装置

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JPH10337935A
JPH10337935A JP9149059A JP14905997A JPH10337935A JP H10337935 A JPH10337935 A JP H10337935A JP 9149059 A JP9149059 A JP 9149059A JP 14905997 A JP14905997 A JP 14905997A JP H10337935 A JPH10337935 A JP H10337935A
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重朝 吉島
Takashi Uemura
峻 植村
Masashi Naito
正史 内藤
Masaaki Hayashi
正明 林
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F11/00Rotary presses or machines having forme cylinders carrying a plurality of printing surfaces, or for performing letterpress, lithographic, or intaglio processes selectively or in combination
    • B41F11/02Rotary presses or machines having forme cylinders carrying a plurality of printing surfaces, or for performing letterpress, lithographic, or intaglio processes selectively or in combination for securities

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線インキ印刷物の印刷工程又は検査工程
における品質管理を効率化し、その信頼度を向上させる
検査装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 赤外領域では白色光下と異なった分光特
性を有する赤外線インキを用いて証券印刷製品14を印
刷する印刷機13に、印刷され搬送される前記証券印刷
製品14に対して赤外光を照射する赤外線照射手段3
と、赤外光が照射された前記証券印刷製品14の画像を
取り込む画像取込手段3とを設けると共に、前記赤外線
インキにより正規に印刷された前記証券印刷製品に赤外
光を照射して得られた画像を予め基準値として記憶した
記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている基準値の画
像を読み出し、前記画像取込手段3により取り込まれた
画像と比較し、一定の許容値内から外れるか否かを判断
する判定手段11,12とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線反射吸収イ
ンキを用いた印刷物の検査装置に関する。特に、偽造防
止のために赤外線インキを用いる印刷機において、その
品質管理を向上させたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピーマシン、カラーDT
P等の技術の進展と普及は急速であり、印刷技術の高度
化は、著しいものがある。こうした傾向が銀行券等証券
印刷製品の偽造の脅威を一層増大させ、深刻な問題とな
っている。また、一方において、銀行券の流通過程にお
いて、自動販売機やATM等が普及し、店舗や銀行等で
は、現金取扱が機械処理又はコンピュータ処理される傾
向が増大している。
【0003】銀行券等は、従前から、偽造防止手段とし
て、その主模様に凹版印刷を用い、深い彫刻画線のレリ
ーフや精緻でシャープな細画線を持つ画像を形成し、地
紋模様は、正確な刷り合わせ精度を有する線画オフセッ
トで印刷している。用紙には、すきいれ安全スレッド等
が施されている。しかし、近年の画像再現の諸技術の著
しい発展と現金取扱の自動化により、銀行券等には、在
来の偽造防止特性に加えて、最新の偽造防止特性を搭載
することが緊急に求められている。
【0004】赤外線インキの技術は、紙幣、カード等の
証券印刷製品に赤外線インキにより画像情報を隠蔽して
印刷し、証券印刷製品の偽造防止特性を高めるものであ
る。証券印刷には、一般に、780nmから2500n
mの波長域の近赤外線を反射吸収するインキが利用され
ている。
【0005】赤外線インキとしては、白色光下で透明で
赤外線領域で光を吸収するもの、白色光下で同じ色で赤
外線領域で光を反射するインキと吸収するインキをペア
で利用するもの(以下、赤外線反射吸収ペアインキとい
う)、白色光下で異なる色で赤外線領域で異なった分光
特性を示すインキの組み合わせのもの、以上の三つのタ
イプのインキが考えられる。
【0006】赤外線反射吸収ペアインキは、白色光の下
で肉眼で見ると、全く同じ色に見えるが、赤外線領域で
は、赤外線吸収率が異なっている二つのインキの組み合
わせから構成されている。例えば、一つの肖像等の凹版
画像を二つの部分に分けて、一方に赤外光を反射するイ
ンキを、他方に赤外光を吸収するインキを与えて印刷す
る。二つのインキは、白色光下では同じ色を有している
ので、肉眼では一つのインキで印刷したとしか見えな
い。
【0007】これを赤外光を可視光に変換して見ること
ができる赤外線イメージコンバータを通して見ると、凹
版画像の一部分だけが見えて、他の部分は消失して見え
る。このような印刷を銀行券等に施しておけば、これが
真正の銀行券の証明となり得る。偽造したものでは、こ
のような現象を示さない。赤外線イメージコンバータに
は、光源に赤外線ランプ又はLEDを用い、受光部にC
CDカメラ又はフォトダイオードが一般に用いられてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】赤外線反射インキ・赤
外線吸収インキを用いた銀行券等の証券印刷製品は、そ
の製造工程において、室内光で肉眼で見ても印刷品質の
検査ができないため、例えば、インキの入れ間違いや、
パターンの混色、インキの薄刷りといった不備を調べる
ため、従来では、赤外線イメージコンバータを一定の場
所に置き、そこまで印刷中にサンプリングした印刷物を
持って行き、そこで印刷品質を検査しているのが現状で
ある。しかしながら、このような検査は長時間を要し、
手間が掛かり、非能率的である。
【0009】更に、抜き取り検査となるため、偽造防止
の重要性から考えて、必ずしも完全とは言えない。特
に、流通過程においては、銀行券等の一枚一枚が真偽判
別されている状況下から考えて、印刷工程においても、
印刷物の品質保証を一層強化する必要があるものと思わ
れる。
【0010】本発明は、上述した従来技術に鑑みてなさ
れたものであり、赤外線インキ印刷物の印刷工程又は検
査工程における品質管理を効率化し、その信頼度を向上
させる検査装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明は、赤外領域では白色光下と異なった分光特性を有
する赤外線インキを用いて証券印刷製品を印刷すること
ができる印刷機に、印刷され搬送される前記証券印刷製
品に対して赤外光を照射する赤外線照射手段と、赤外光
が照射された前記証券印刷製品の画像を取り込む画像取
込手段とを設けると共に、前記赤外線インキにより正規
に印刷された前記証券印刷製品に赤外光を照射して得ら
れた画像を予め基準値として記憶した記憶装置と、前記
記憶装置に記憶されている基準値の画像を読み出し、前
記画像取込手段により取り込まれた画像と比較し、一定
の許容値内から外れるか否かを判断する判定手段とを有
することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の赤外線印刷物検査装置の
実施の形態としては、例えば、以下に述べるように、印
刷機械等の上に赤外線センサを搭載して、印刷された銀
行券等証券印刷製品のシートの印刷面を走査し、オンラ
インでモニターすることが考えられる。赤外線センサと
しては、その用途或いは目的に応じて、多様なものが用
いられる。
【0013】例えば、図4(a)に示すように、銀行券
等シート40の一部の領域を検出するスポットセンサ4
1を用いることができる。スポットセンサ41により検
出される領域は、一つ以上であれば、複数とすることが
でき、また、その位置は断裁時に切り捨てられる領域に
設けても良い。
【0014】また、図4(b)に示すように、銀行券等
シート40の印刷方向に対して横方向に密着型ラインセ
ンサユニット又はCCDラインセンサ42を配設して、
銀行券等シート40の搬送に伴い、銀行券等シート40
の全面を検査できるようにすることもできる。更に、図
4(c)に示すように、銀行券等シート40より一定高
さにカメラ等のエリアセンサ43を設け、銀行券等シー
ト40の全面を一度に撮影するようにしても良い。この
とき、赤外光は斜め横から照射する。
【0015】図3(b)に示すように、銀行券等シート
40が小切れ面(図中、破線で示す)を縦横に複数配置
してなる大判であるときには、密着型ラインセンサユニ
ット31を大判上の銀行券等の面数の列と同じとし、全
小切れ銀行券等が走査できるようにする。各密着型ライ
ンセンサユニット31としては、上述した赤外線イメー
ジコンバータのように、光源に赤外線ランプ又はLED
を用い、受光部にCCDラインセンサ又はフォトダイオ
ードを用いることができる。
【0016】例えば、図3(a)に示すように、光源と
なる赤外線LEDアレイ32及び赤外線フォトダイオー
ドアレイ33、レンズ34を一つの筺体35内に収容
し、赤外線LEDアレイ32から銀行券等シート30へ
赤外光を照射し、赤外線が照射された銀行券等シート3
0の画像をレンズ34を介して赤外線フォトダイオード
アレイ35で取り込むのである。
【0017】赤外線イメージセンサを搭載する印刷機械
等は、赤外線インキが印刷に用いられているものであれ
ば、どの機械も対象となる。オフセット印刷機、凹版印
刷機、番号印刷機、自動検査装置、銀行券仕上げ機等で
ある。この他、切手印刷機、旅券印刷機、旅券仕上げ機
も同様に対象となる。
【0018】赤外線イメージセンサは、図示しないコン
ピュータシステムとオンラインで結ばれ、このコンピュ
ータシステムは画像信号処理装置、識別装置、表示装置
からなる。従って、赤外線イメージセンサからコンピュ
ータへ取り込まれた画像データは、予め識別装置に入力
してある基準画像データとパターンを比較し、一定のデ
ータのばらつきの幅を決めておいて、それを外れた印刷
物を損紙と判別し、これにマークを付すか、別パイルに
排紙し、更には、警報を発することもできる。
【0019】基準画像データは、銀行券等シートを正規
に印刷して赤外光を照射して得られた画像データであ
り、この基準画像データは所定の記憶装置に記録されて
いる。また、印刷中に移動する銀行券等シートの走査画
像をCRT又はLCDに静止画像として可視化し、識別
結果を、印刷物を基準印刷物と比較した画像と共に表示
することができる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例に係る赤外線印刷物検査装
置を図1及び図2に示す。同図に示すように、本実施例
は、小型凹版印刷機に複数の密着型ラインセンサ3を配
置し、信号処理装置12、パーソナルコンピュータ11
と接続して、銀行券等シート14をオンラインで検査で
きるように構成したものである。即ち、一定速度で回転
する圧胴13には、印刷後の銀行券等シート14が密着
して搬送されると共にこの銀行券等シート14には小切
れ面(以下、検査対象と言う)が横に3列に配列されて
いる。
【0021】この銀行券等シート14の各検査対象の列
に対応して、それぞれ、密着型ラインセンサ3が設けら
れており、各ラインセンサ3はそれぞれ信号処理装置1
2へ接続している。密着型ラインセンサ3は、前述した
ように、赤外LEDアレイ、結像光学部品、フォトダイ
オードアレイ、画像信号制御ICで構成され、検査対象
の赤外画像を検出し、時系列に画像の濃淡に比例する信
号を出力する。尚、検出される領域の一部を印刷されて
いない余白部とし、その検出信号が一定値となるよう
に、パーソナルコンピュータ11にて赤外LEDの電流
を制御すると良い。
【0022】信号処理装置12は、図2に示すように、
ロータリーエンコーダー1、光電スイッチ2からの信号
に基づいて、各ラインセンサ3からの画像信号を処理し
て、パーソナルコンピュータ11へ転送するものであ
り、LED駆動回路4、電流制御回路5、ラインセンサ
駆動信号作成回路6、A/Dメモリー制御回路7、画像
信号アンプ回路8、A/Dコンバーター9、画像メモリ
10等から構成される。
【0023】ロータリーエンコーダー1は、時間に関係
なく圧胴13が一定角度回転する毎に図6(a)に示す
パルスを出力する機器であり、このパルスを利用して、
図6(c)〜(e)に示すように、各ラインセンサ3の
スキャン、A/Dコンバータ9等の動作開始を制御す
る。図6(b)は基準クロックである。光電スイッチ2
は、検査対象が各ラインセンサ3へ進入したときに図6
(f)に示す信号を出力する機器であり、その信号によ
り、図6(g)に示すように、画像信号をA/D変換し
て画像メモリー10に保存する。
【0024】LED駆動回路4は、各ラインセンサ3内
の赤外LEDを定電流で駆動する回路である。電流制御
回路5は、パーソナルコンピュータ11からの指示によ
り、各ラインセンサ3内の赤外LEDの電流値を増減す
る回路である。ラインセンサ駆動信号作成回路6は、各
ラインセンサ3内の画像信号制御ICを駆動させるため
のスキャンスタート信号を作成し、各ラインセンサ3へ
出力する回路である。
【0025】このスキャンスタート信号は、図6(c)
に示すように、ロータリーエンコーダー1から出力され
る信号の立ち上がりタイミングに応じて出力され、この
スキャンスタート信号により、各ラインセンサ3のスキ
ャンが開始される。A/Dメモリー制御回路7は、ロー
タリーエンコーダー1、光電スイッチ2からの信号及び
基準クロックより、図6(e)に示すA/D変換タイミ
ング信号を作成し、図6(h)に示す画像メモリー10
への書き込み信号を作成する回路である。
【0026】画像信号アンプ回路8は、図6(c)に示
すスキャンスタート信号に応じて、各ラインセンサ3か
ら出力される図6(d)に示す赤外画像信号(アナロ
グ)を増幅する回路である。尚、各ラインセンサ3内の
フォトダイオードアレイは、発生する電荷の蓄積時間を
いつも一定に保つフラッシュ露光方式の構造のものを使
用したため、スキャンスタート間隔が不定であっても、
画像信号の振幅は一定となる。A/Dコンバーター9
は、図6(e)に示すA/D変換タイミング信号に基づ
いて、画像信号アンプ回路8からの赤外画像信号をA/
D変換してデジタル化した画像データとする変換器であ
る。
【0027】画像メモリ10は、A/Dコンバーター9
で変換された画像データをパーソナルコンピュータ11
へ転送するための一時保存用メモリであり、図6(g)
に示す書き込み許可信号及び基準クロック(b)により
動作する。パーソナルコンピュータ11は、各ラインセ
ンサ3内の赤外LED発光量の制御(電流制御)を行な
い、予め基準値として保存されている正規の画像データ
と、現在搬送されている検査対象の画像と、印刷濃度、
印刷位置について比較し、一定の許容値により、正常/
異常を判定する処理装置である。判定結果は、上位全体
制御用コンピュータ(図示省略)へ通信し、異常であれ
ば損紙と判定し、損紙と判定された銀行券等シート14
には、公知の手段でマークを付すか、別パイルに排紙す
る等の正紙との区分けを行い、また、警報を発する。
【0028】上記構成を有する本実施例の赤外線印刷物
検査装置では、検査開始前に、正紙である銀行券等の赤
外線照射下での画像データを密着型ラインセンサ3で取
り込み予め基準値としてパーソナルコンピュータ11内
のメモリに保存し、また、判定の基準となる許容値(閾
値)を入力し、記憶しておく。検査の際には、各ライン
センサ3における赤外LEDの光量を設定し、印刷の為
に銀行券等シート14を供給し、圧胴13にて搬送中に
印刷され、そのまま圧胴に密着して搬送されるときに、
印刷済の銀行券等シート14を各ラインセンサ3にて、
各検査対象の画像を取り込む。尚、各ラインセンサ13
による検出は、圧胴上に限らず、印刷後から排紙される
までの間における胴上又はチェーングリッパでの搬送中
に行なっても良い。
【0029】次に、取り込まれた搬送中の画像データ
と、予め保存されていた基準値である画像データを比較
演算し、一定の許容値内にあるか否か合否を判定する。
その結果は、図示しない表示装置に表示すると共に全体
監視用コンピュータへ送信する。検査終了後は、判定結
果を記録として保存すると共に比較演算の途中過程も記
録として保存する。
【0030】ここで、合否の判定は、例として、図5
(a)(b)に示す画像に基づいて行なう。先ず、図5
(a)に示すように、赤外線を反射する緑のインキを部
分Aに用い、これとは可視光下では同じ緑色に見える
が、赤外線を吸収する緑のインキを部分Cに使った場合
には、肉眼では、部分Aと部分Cとの区別はつかない
が、本実施例の各ラインセンサ3により、図5(b)に
示すように、部分Aが検出されず、部分Cのみが検出さ
れ、各部が許容値内に入っていれば、正紙として判定す
ることになる。そして、各ラインセンサ3によっても、
図5(a)に示すように、部分Aと部分Cとの区別が付
かないとき等、各部が許容値内からずれていれば、不正
紙として信号を出力することになる。
【0031】ここで、基準値である画像データとの比較
演算は、具体的には、次のように行なう。 予め、検出した正規な銀行券等シートの画像を、図7
(a)に示すように、m×nのブロックに分割し、各ブ
ロック内の画素を統合(総和)し、その画像データの合
計を求め、基準値Sijとして保存する。ブロックの数
は、印刷対象により決定する。 次に、各ラインセンサ3より得られた検査対象の画像
も、図7(b)に示すように、m×nのブロックに分割
し、各ブロック内の画素を統合し、その画像データの合
計を求め、検出値Dijとして保存する。
【0032】引き続き、下式(1)に従い、それぞれ
のブロック毎に、基準値Sijと基準値Sijとの間で比較
演算を行なう。 Cij=(Dij−Sij)/Sij …(1) 但し、i=1〜m、 j=1〜nである。 予め設定した合否判定テーブル(Tmin ij
max ij)より、下式(2)を満足するときは正常と判
断し、満足しない場合には、異常と判断する。 Tmin ij<Cij<Tmax ij …(2)
【0033】尚、上述した実施例において、正紙である
銀行券等シートを予め基準値として取り込む際の圧胴1
3の回転速度と、印刷された銀行券等シートを実際に検
査する際の圧胴13の回転速度とが異なる場合がある
が、速度変動によるセンサ出力は補正する必要がない。
各ラインセンサ3は、その信号タイミングを図6に示す
ように、フラッシュ露光方式の光電荷蓄積回路を用いて
いるため、常に一定の蓄積時間で露光するからである。
つまり、印刷機と同期して回転しているロータリーエン
コーダー1のパルスの立ち上がり(又は立下がり)で、
一定時間蓄積、画像出力を行なっているためである。従
って、本実施例におけるラインセンサ3では、速度変動
によるセンサ出力は補正する必要がない。但し、ロータ
リーエンコーダー1のパルス間隔が、検出分解能に相当
することになる。
【0034】また、上述した実施例においては、検査対
象が各ラインセンサ3へ進入したことを光電スイッチ2
により検出しているが、ロータリーエンコーダー1のゼ
ロパルス(原点パルス)のタイミングと、検査対象の各
ラインセンサ3への進入タイミングが相対的に一致して
いれば、これに代えて、ロータリーエンコーダー1のゼ
ロパルスを同様の役割で用いても良い。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明では、室内の光で肉眼で見ても品質の
検査ができない赤外線インキによる証券印刷製品を自動
的に検査することができ、検査が効率的に行なわれ、印
刷品質を高めることができる。また、抜き取り検査では
なく、全数の証券印刷製品を確実に検査できることか
ら、真偽判別が厳しく行なわれている現在の流通過程に
おいて、極めて信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における赤外線印刷物検査装
置の概念図である。
【図2】本発明の一実施例における信号処理の流れを示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施の態様に係る説明図であり、同図
(a)は赤外線イメージセンサの断面図、同図(b)は
その配置図である。
【図4】赤外線イメージセンサの各種の例を示す説明図
であり、同図(a)はスポットセンサ、同図(b)は密
着型ラインセンサユニット又はCCDラインセンサ、同
図(c)はエリアセンサを示す。
【図5】銀行券等における印刷のパターンに係り、同図
(a)は白色光下での画像、同図(b)は赤外光下での
画像を示す。
【図6】本発明の一実施例における各信号のタイミング
を示す説明図である。
【図7】基準値との比較演算を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリーエンコーダー 2 光電スイッチ 3、31 密着型ラインセンサ 4 LED駆動回路 5 電流制御回路 6 ラインセンサ駆動信号作成回路 7 A/Dメモリー制御回路 8 画像信号アンプ回路 9 A/Dコンバーター 10 画像メモリ 11 パーソナルコンピュータ 12 信号処理装置 13 圧胴 14,30,40 銀行券等シート 32 赤外線LEDアレイ 33 赤外線フォトダイオードアレイ33 34 レンズ 35 筺体 41 スポットセンサ 42 密着型ラインセンサ又はCCDラインセンサ 43 エリアセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピーマシン、カラーDT
P等の技術の進展と普及は急速であり、印刷技術の高度
化は、著しいものがある。こうした傾向が券印刷製品
の偽造の脅威を一層増大させ、深刻な問題となってい
る。また、一方において、証券印刷製品の流通過程にお
いて、自動販売機やATM等が普及し、店舗や銀行等で
は、現金取扱が機械処理又はコンピュータ処理される傾
向が増大している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】証券印刷製品は、従前から、偽造防止手段
として、その主模様に凹版印刷を用い、深い彫刻画線の
レリーフや精緻でシャープな細画線を持つ画像を形成
し、地紋模様は、正確な刷り合わせ精度を有する線画オ
フセットで印刷している。用紙には、すきいれ安全スレ
ッド等が施されている。しかし、近年の画像再現の諸技
術の著しい発展と現金取扱の自動化により、証券印刷製
には、在来の偽造防止特性に加えて、最新の偽造防止
特性を搭載することが緊急に求められている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】赤外線インキの技術は、有価証券等の証券
印刷製品に赤外線インキにより画像情報を隠蔽して印刷
し、証券印刷製品の偽造防止特性を高めるものである。
証券印刷には、一般に、赤外線を反射吸収するインキ
が利用されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このような赤外線反射吸収インキは、可視
光領域の反射吸収特性が同じで、赤外線領域で、反射・
吸収特性の異なるインキを組み合わせて用いる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】これらを組み合わせて用いた印刷物を、赤
外光を可視光に変換して見ることができる赤外線イメー
ジコンバータを通して見ると、直接肉眼で見たのと異な
った画像が見える。これが真正の証券印刷製品の証明と
なり得る。偽造したものでは、このような現象を示さな
い。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】赤外線反吸収インキ
を用いた券印刷製品は、その製造工程において、室内
光で肉眼で見ても印刷品質の検査ができないため、例え
ば、インキの入れ間違いや、パターンの混色、インキの
薄刷りといった不備を調べるため、従来では、赤外線イ
メージコンバータを一定の場所に置き、そこまで印刷中
にサンプリングした印刷物を持って行き、そこで印刷品
質を検査しているのが現状である。しかしながら、この
ような検査は長時間を要し、手間が掛かり、非能率的で
ある。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】更に、抜き取り検査となるため、偽造防止
の重要性から考えて、必ずしも完全とは言えない。特
に、流通過程においては、証券印刷製品の一枚一枚が真
偽判別されている状況下から考えて、印刷工程において
も、印刷物の品質保証を一層強化する必要があるものと
思われる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明は、赤外領域では白色光下と異なった分光特性を有
する赤外線インキを用いて証券印刷製品を印刷すること
ができる印刷機に、印刷され搬送される前記証券印刷製
品に対して赤外光を照射する赤外線照射手段と、赤外光
が照射された前記証券印刷製品の画像を取り込む画像取
込手段とを設けると共に、前記赤外線インキにより正規
に印刷された前記証券印刷製品に赤外光を照射して得ら
れた画像を予め基準値として記憶した記憶装置と、前記
記憶装置に記憶されている基準値の画像を読み出し、前
記画像取込手段により取り込まれた画像と比較し、一定
の許容値内から外れるか否かを判断する判定手段とを有
することを特徴とする。ここで、前記赤外線インキとし
て、赤外線領域で異なる吸収領域を有する二つ以上のイ
ンキの組み合わせや、可視光領域の反射・吸収特性が同
じで、赤外領域で反射・吸収特性の異なるインキの組み
合わせよりなるものが用いられる。また、前記証券印刷
製品としては、小切れ面を縦横に複数配列してなる大判
を用いることができる。更に、前記画像取込手段として
は、前記大判における小切れ面の列に応じて複数配列さ
れる密着型ラインセンサや、前記大判における全小切れ
の画像を一度に取り込めるエリアセンサや、前記大判に
おける各小切れの特定の一部の画像を取り込むスポット
センサを用いることができる。また、前記画像取込手段
は、凹版印刷機の圧胴の上に設置するものでも良く、
に、前記画像取込手段は、前記証券印刷製品の印刷され
た部分を検出するものと、前記証券印刷製品の印刷され
ていない余白部における画像を検出するものとから構成
され、余白部を検出した信号が一定値となるように前記
赤外線照射手段が制御されるようにしても良い。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の赤外線印刷物検査装置の
実施の形態としては、例えば、以下に述べるように、印
刷機械等の上に赤外線センサを搭載して、印刷された
券印刷製品のシートの印刷面を走査し、オンラインでモ
ニターすることが考えられる。赤外線センサとしては、
その用途或いは目的に応じて、多様なものが用いられ
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】例えば、図4(a)に示すように、証券印
刷製品シート40の一部の領域を検出するスポットセン
サ41を用いることができる。スポットセンサ41によ
り検出される領域は、一つ以上であれば、複数とするこ
とができ、また、その位置は断裁時に切り捨てられる領
域に設けても良い。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、図4(b)に示すように、証券印刷
製品シート40の印刷方向に対して横方向に密着型ライ
ンセンサユニット又はCCDラインセンサ42を配設し
て、証券印刷製品シート40の搬送に伴い、証券印刷製
シート40の全面を検査できるようにすることもでき
る。更に、図4(c)に示すように、証券印刷製品シー
ト40より一定高さにカメラ等のエリアセンサ43を設
け、証券印刷製品シート40の全面を一度に撮影するよ
うにしても良い。このとき、赤外光は斜め横から照射す
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図3(b)に示すように、証券印刷製品
ート40が小切れ面(図中、破線で示す)を縦横に複数
配置してなる大判であるときには、密着型ラインセンサ
ユニット31を大判上の証券印刷製品の面数の列と同じ
とし、全小切れ証券印刷製品が走査できるようにする。
各密着型ラインセンサユニット31としては、上述した
赤外線イメージコンバータのように、光源に赤外線ラン
プ又はLEDを用い、受光部にCCDラインセンサ又は
フォトダイオードを用いることができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】例えば、図3(a)に示すように、光源と
なる赤外線LEDアレイ32及び赤外線フォトダイオー
ドアレイ33、レンズ34を一つの筺体35内に収容
し、赤外線LEDアレイ32から証券印刷製品シート3
0へ赤外光を照射し、赤外線が照射された証券印刷製品
シート30の画像をレンズ34を介して赤外線フォトダ
イオードアレイ35で取り込むのである。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】赤外線イメージセンサを搭載する印刷機械
等は、赤外線インキが印刷に用いられているものであれ
ば、どの機械も対象となる。オフセット印刷機、凹版印
刷機、番号印刷機、自動検査装置、証券印刷製品仕上げ
機等である。この他、切手印刷機、旅券印刷機、旅券仕
上げ機も同様に対象となる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】基準画像データは、証券印刷製品シートを
正規に印刷して赤外光を照射して得られた画像データで
あり、この基準画像データは所定の記憶装置に記録され
ている。また、印刷中に移動する証券印刷製品シートの
走査画像をCRT又はLCDに静止画像として可視化
し、識別結果を、印刷物を基準印刷物と比較した画像と
共に表示することができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【実施例】本発明の一実施例に係る赤外線印刷物検査装
置を図1及び図2に示す。同図に示すように、本実施例
は、版印刷機に複数の密着型ラインセンサ3を配置
し、信号処理装置12、パーソナルコンピュータ11と
接続して、証券印刷製品シート14をオンラインで検査
できるように構成したものである。即ち、一定速度で回
転する圧胴13には、印刷後の証券印刷製品シート14
が密着して搬送されると共にこの証券印刷製品シート1
4には小切れ面(以下、検査対象と言う)が横に3列に
配列されている。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この証券印刷製品シート14の各検査対象
の列に対応して、それぞれ、密着型ラインセンサ3が設
けられており、各ラインセンサ3はそれぞれ信号処理装
置12へ接続している。密着型ラインセンサ3は、前述
したように、赤外LEDアレイ、結像光学部品、フォト
ダイオードアレイ、画像信号制御ICで構成され、検査
対象の赤外画像を検出し、時系列に画像の濃淡に比例す
る信号を出力する。尚、検出される領域の一部を印刷さ
れていない余白部とし、その検出信号が一定値となるよ
うに、パーソナルコンピュータ11にて赤外LEDの電
流を制御すると良い。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】画像メモリ10は、A/Dコンバーター9
で変換された画像データをパーソナルコンピュータ11
へ転送するための一時保存用メモリであり、図6(g)
に示す書き込み許可信号及び基準クロック(b)により
動作する。パーソナルコンピュータ11は、各ラインセ
ンサ3内の赤外LED発光量の制御(電流制御)を行な
い、予め基準値として保存されている正規の画像データ
と、現在搬送されている検査対象の画像と、印刷濃度、
印刷位置について比較し、一定の許容値により、正常/
異常を判定する処理装置である。判定結果は、上位全体
制御用コンピュータ(図示省略)へ通信し、異常であれ
ば損紙と判定し、損紙と判定された証券印刷製品シート
14には、公知の手段でマークを付すか、別パイルに排
紙する等の正紙との区分けを行い、また、警報を発す
る。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】上記構成を有する本実施例の赤外線印刷物
検査装置では、検査開始前に、正紙である証券印刷製品
の赤外線照射下での画像データを密着型ラインセンサ3
で取り込み予め基準値としてパーソナルコンピュータ1
1内のメモリに保存し、また、判定の基準となる許容値
(閾値)を入力し、記憶しておく。検査の際には、各ラ
インセンサ3における赤外LEDの光量を設定し、印刷
の為に証券印刷製品シート14を供給し、圧胴13にて
搬送中に印刷され、そのまま圧胴に密着して搬送される
ときに、印刷済の証券印刷製品シート14を各ラインセ
ンサ3にて、各検査対象の画像を取り込む。尚、各ライ
ンセンサ13による検出は、圧胴上に限らず、印刷後か
ら排紙されるまでの間における胴上又はチェーングリッ
パでの搬送中に行なっても良い。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ここで、合否の判定は、例として、図5
(a)(b)に示す画像に基づいて行なう。先ず、図5
(a)に示すように、赤外線を反射すインキを部分A
に用い、外線を吸収するンキを部分Cに使った場合
には、実施例の各ラインセンサ3により、図5(b)
に示すように、部分Aが検出されず、部分Cのみが検出
され、各部が許容値内に入っていれば、正紙として判定
することになる。そして、各ラインセンサ3によって
も、図5(a)に示すように、部分Aと部分Cとの区別
が付かないとき等、各部が許容値内からずれていれば、
不正紙として信号を出力することになる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】尚、上述した実施例において、正紙である
証券印刷製品シートを予め基準値として取り込む際の圧
胴13の回転速度と、印刷された証券印刷製品シートを
実際に検査する際の圧胴13の回転速度とが異なる場合
があるが、速度変動によるセンサ出力は補正する必要が
ない。各ラインセンサ3が、その信号タイミングを図6
に示すように、ラインセンサスキャンスタート信号に同
期して一定時間光源を光らせるフラッシュ露光方式の光
電荷蓄積回路を用いており、常に一定の蓄積時間で露光
するからである。つまり、印刷機と同期して回転してい
るロータリーエンコーダー1のパルスの立ち上がり(又
は立下がり)で、一定時間蓄積、画像出力を行なってい
るためである。従って、本実施例におけるラインセンサ
3では、速度変動によるセンサ出力は補正する必要がな
い。但し、ロータリーエンコーダー1のパルス間隔が、
検出分解能に相当することになる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における赤外線印刷物検査装
置の概念図である。
【図2】本発明の一実施例における信号処理の流れを示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施の態様に係る説明図であり、同図
(a)は赤外線イメージセンサの断面図、同図(b)は
その配置図である。
【図4】赤外線イメージセンサの各種の例を示す説明図
であり、同図(a)はスポットセンサ、同図(b)は密
着型ラインセンサユニット又はCCDラインセンサ、同
図(c)はエリアセンサを示す。
【図5】証券印刷製品における印刷のパターンに係り、
同図(a)は白色光下での画像、同図(b)は赤外光下
での画像を示す。
【図6】本発明の一実施例における各信号のタイミング
を示す説明図である。
【図7】基準値との比較演算を示す説明図である。
【符号の説明】 1 ロータリーエンコーダー 2 光電スイッチ 3、31 密着型ラインセンサ 4 LED駆動回路 5 電流制御回路 6 ラインセンサ駆動信号作成回路 7 A/Dメモリー制御回路 8 画像信号アンプ回路 9 A/Dコンバーター 10 画像メモリ 11 パーソナルコンピュータ 12 信号処理装置 13 圧胴 14,30,40 証券印刷製品シート 32 赤外線LEDアレイ 33 赤外線フォトダイオードアレイ33 34 レンズ 35 筺体 41 スポットセンサ 42 密着型ラインセンサ又はCCDラインセンサ 43 エリアセンサ
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き (72)発明者 内藤 正史 兵庫県姫路市下手野1−3−1 グローリ ー工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 兵庫県姫路市下手野1−3−1 グローリ ー工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外領域では白色光下と異なった分光特
    性を有する赤外線インキを用いて証券印刷製品を印刷す
    ることができる印刷機に、印刷され搬送される前記証券
    印刷製品に対して赤外光を照射する赤外線照射手段と、
    赤外光が照射された前記証券印刷製品の画像を取り込む
    画像取込手段とを設けると共に、前記赤外線インキによ
    り正規に印刷された前記証券印刷製品に赤外光を照射し
    て得られた画像を予め基準値として記憶した記憶装置
    と、前記記憶装置に記憶されている基準値の画像を読み
    出し、前記画像取込手段により取り込まれた画像と比較
    し、一定の許容値内から外れるか否かを判断する判定手
    段とを有することを特徴とする赤外線反射吸収インキを
    用いた印刷物の検査装置。
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