JPH10337523A - ペンタイプの瞬間接着剤容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容した接着剤を長期安定して貯蔵・保管す
ることができ、塗布に際しては接着剤容器を適宜の自由
な方向に保持して所定量の接着剤を容易に塗布すること
のできるペンタイプの瞬間接着剤容器を提供する。 【解決手段】 α−シアノアクリレート系接着剤を収容
する充填部３の開口部にニードル弁機構６を内蔵したノ
ズル部材４を装着した容器本体２と、キャップ部材１１
とでペンタイプの瞬間接着剤用容器１を構成したもの
で、前記充填部３はその外壁の一部を肉薄に形成するこ
とによってα−シアノアクリレート系接着剤を吐出する
ための押圧部とし、前記キャップ部材１１で前記ノズル
部材４と前記押圧部とを気密に覆ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、接着対象物に注
出塗布することによって瞬間的に接着することのできる
α−シアノアクリレート系接着剤を安定して保管するこ
とのできるペンタイプの接着剤用容器に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】瞬間接着剤として知られているα−シア
ノアクリレート系接着剤の容器としては、貯蔵安定性を
高めることを目的として、接着剤を充填した内容器と、
この内容器を乾燥剤と共に内蔵する外容器とからなるい
わゆるプラスチック製の二重容器が一般的に用いられて
いる。しかしながら、この二重容器は、内容器を外容器
から取り出して使用し、使用後は再び内容器を外容器に
収めて保管せねばならないという煩雑さがある。

【０００３】かゝる二重容器の持つ取り扱いの煩雑性を
改善した容器として、実公平６−４６８６３号公報に
は、接着剤を充填する内容器を外容器に固定した状態で
組み込み、外容器に設けたプッシュプレートの押圧操作
によって内容器のノズルを通じて接着剤を吐出する、い
わゆるプラスチック製の二重容器が開示されている。

【０００４】一方、実公昭６０−３７３２１号公報や実
公昭６１−９７５３号公報においては、ニードル弁を内
蔵し、このニードル弁の先端をノズル孔から突出させて
該ノズル孔を閉止し、突出した先端部を押圧することに
よって接着剤を注出する構造の容器本体と、容器本体先
端のノズルの部分を覆うキャップとからなるペン型の接
着剤容器が開示されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公平６−４６８６３号公報に開示された接着剤容器は、
内外の容器の一体化のための構造や、外容器の押圧によ
る内容器からの接着剤の吐出のための構造が複雑である
と共に、接着剤容器としての部品点数が多くなるため、
組み立ても複雑となり、コストの高騰を避けることがで
きない。

【０００６】また、該容器の最大の欠点は、押圧板が外
容器に形成した操作窓に出没自在に設けられているた
め、内容器は該操作窓を通じて外気と接触しているの
で、外気中の水分が内容器に透過し、接着剤の安定性が
著しく悪かった。

【０００７】一方、実公昭６０−３７３２１号公報や実
公昭６１−９７５３号公報で開示されているニードル弁
機構を採用したペン型の容器は、前記した二重容器の持
つ使用の煩雑さを改善してキャップを外して直ちに使用
することができ、また、突出したニードル弁の先端をプ
ッシュしない限り接着剤が吐出するおそれがないという
利点を有している。

【０００８】しかしながら、ニードル弁の先端を接着対
象物に押し付けなければ接着剤が吐出されないため、柔
軟な接着対象物に対しては的確な塗布が難しく、前記二
重容器とは異なって容器本体のノズル部分をキャップで
被冠したのみの実質的に単一の容器で構成されているた
め、容器壁からの透湿を防止する必要上、容器本体の肉
厚を必然的に厚くせざるを得ない。

【０００９】その結果、容器本体はこの肉厚によって硬
質のものとなるため、接着剤の注出量が実質的にニード
ル弁とノズルとの間隙による開孔の程度に支配され、ノ
ズルを鉛直下向きに保持しつゝニードル弁のプッシュの
程度で接着剤をニードル弁に沿って流下させて塗布せね
ばならない。また、この塗布は実質的な点滴によるもの
であるため、線引き状態で塗布するためには点滴した後
に接着剤を塗布面に薄く均す作業が必要となる。さら
に、このようにノズルの鉛直下向への保持とプッシュの
程度のコントロールは、接着剤の塗布量の調整を困難に
して接着剤容器の取り扱いを厄介にするという制約を持
つものである。

【００１０】この発明はかゝる現状に鑑み、充填した接
着剤を長期間安定して貯蔵・保管することができると共
に、塗布に際しては接着剤容器を適宜の自由な方向に保
持して所定量の接着剤を容易に塗布することができるペ
ンタイプの瞬間接着剤容器を提供せんとするものであ
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のペンタイプの瞬間接着剤容器は、α−シ
アノアクリレート系接着剤を収容する充填部の開口部に
ニードル弁機構を内蔵したノズル部を装着した容器本体
と、キャップ部材とからなるもので、前記充填部にはα
−シアノアクリレート系接着剤を吐出するための押圧部
を有し、前記キャップ部材は前記ノズル部と押圧部とを
気密に覆うことのできるものであることを特徴とするも
のである。

【００１２】

【発明の実施の形態】この発明のペンタイプの瞬間接着
剤容器は、α−シアノアクリレート系接着剤（以下、単
に「接着剤」という。）の充填部に連通させたノズル部
の吐出口から接着剤を吐出することができるニードル弁
機構を有すると共に、少なくとも一部に押圧によって内
部の接着剤を注出口から注出するための押圧部を形成し
た容器本体と、この容器本体の少なくとも前記ノズル部
と押圧部とを気密に覆うことができるキャップ部材とで
構成されているものである。

【００１３】この発明において、容器本体は接着剤に対
して不活性なプラスチック素材で形成されたもので、か
ゝるプラスチック素材としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、フッ素樹脂及びポリブテン等を好適に用いる
ことができる。キャップ部材も同様の接着剤に対して不
活性なプラスチック素材を使用することが好ましいが、
ナイロン、ポリ塩化ビニルなども使用することができ
る。

【００１４】容器本体に設ける前記ニードル弁機構は、
付勢力によってニードル弁の先端をノズル部の吐出口か
ら突出させて常態において前記吐出口を閉止し、付勢力
に抗して前記突出した先端を押圧することによって開弁
して充填部の接着剤を吐出口から注出しうるものであれ
ば、その構造に特別な制限はない。

【００１５】このニードル弁機構は、たとえば、接着剤
の充填部の開口部内に支持されて前記充填部とノズル部
とを連通させる保持部材と、該保持部材の内部に装着さ
れたバネ部材の付勢力によって進退し、前記ノズル部に
形成された吐出口を開閉するニードル弁とで構成するこ
とができる。

【００１６】また、他の例としては、前記充填部の開口
部内に支持されて前記充填部と前記ノズル部とを連通さ
せ、かつ基端部に蛇腹状の伸縮部を有する保持部材と、
前記伸縮部で基端部が保持され、先端部が前記ノズル部
に形成された吐出口と嵌合するニードル弁とで構成する
ことによって、該ニードル弁に作用する付勢力で前記伸
縮部を伸縮させてニードル弁を進退させ、ノズル部の吐
出口を開閉することができる。

【００１７】なお、前記充填部とノズル部とが一体成型
され、ノズル部と反対側の充填部に接着剤充填口を有す
る容器本体の場合には、前記充填口からニードル弁機構
を押し込み、ノズル部内に設置させることもできる。

【００１８】かゝるニードル弁機構を具備した容器本体
には、押圧操作によって充填部に収容した接着剤を開弁
した吐出口から吐出するための押圧部を設ける。この押
圧部は、接着剤を収容する充填部を含む容器本体の全て
の外周壁を薄肉に形成してスクイズ性を持たせることに
よって達成することができるが、容器本体の外周壁の押
圧操作が有利な一部を薄肉としてスクイズ性を持たせ、
容器本体底部などの押圧操作に関係のない部分を厚肉と
することによっても達成することができるが、後者の方
が容器全体における水分の透過が少なく好ましい。

【００１９】この容器本体を覆うキャップ部材は、容器
本体の少なくとも前記ノズル部と押圧部とを気密に覆う
ことができるもので、厚肉とすると水分の透過を防止で
きて好ましい。また、底部を含めた容器本体の全体が薄
肉に形成されている場合は、容器本体の該底部を覆う厚
肉の底キャップとこの底キャップと係合して容器本体の
全体を気密に覆うことができる厚肉の主キャップで構成
するものである。

【００２０】さらに、充填部の外周壁の一部を薄肉と
し、底部などの押圧操作に関係のない部位を厚肉とした
容器本体にあっては、ノズルと前記薄肉の外周壁の部分
を覆って厚肉の部分に至る厚肉のキャップ部材で気密に
覆うようにするものである。

【００２１】

【作用】この発明のペンタイプの瞬間接着剤容器は、接
着剤の充填部と連通するノズルの吐出口から当該接着剤
を吐出することのできるニードル弁機構と、少なくとも
容器本体の一部に設けた押圧部をキャップ部材で気密に
覆っているので、接着剤の性状を変化させることなく安
定して保管することができる。また、ニードル弁で吐出
口を確実に閉止することができるので、容器本体外への
接着剤の漏出が防止され、キャップ部材を外して容器本
体のノズルを下向きとし、該ノズルから突出したニード
ル弁の先端を被接着物に押し付けることによって簡単か
つ容易に接着剤を吐出させることができる。さらに、容
器本体の押圧部を肉薄に形成してスクイズ性を持たせた
場合には、所要量の接着剤をコントロールしながら容易
に吐出させることができ、点滴によることなく線引きの
状態の塗布も充分に可能となる。

【００２２】

【実施例】以下、この発明のペンタイプの瞬間接着剤容
器の実施例を添付の図面に基づいて説明する。この発明
のペンタイプの瞬間接着剤容器１は、図１に示すように
接着剤を収容して保持する容器本体２と、該容器本体２
を気密に覆うキャップ部材１１とで構成している。容器
本体２は接着剤に対して不活性なポリエチレンで形成し
たもので、有底円筒状の内部を接着剤を充填収容する充
填部３とし、その開口端（図では上端）にはニードル弁
機構６を具備した接着剤に対して不活性なポリエチレン
の紡錘状のノズル部材４を装着したものである。

【００２３】この容器本体２は、前記充填部３に収容し
た接着剤を前記ノズル部材４に形成した吐出口５から押
し出すことができるようスクイズ性を持たせるため全体
の肉厚を薄くして成型したもので、下端部近傍の外周部
にはリング状の係合突条１０を一体的に形成している。

【００２４】前記のニードル弁機構６は、前記ノズル部
材４の先端部中央に形成した吐出口５から突出して該吐
出口５を閉止するニードル弁７と、前記充填部３の開口
部に装着され、前記ノズル部材４と充填部３とを相互に
連通させる透孔８ａを底面に有する有底円筒体からなる
保持部材８と、該保持部材８内に装着され前記ニードル
弁７の先端部を常時ノズル部材４の吐出口５から突出保
持させるためのつる巻きバネからなるバネ部材９とから
構成したものである。

【００２５】このニードル弁７は、前記ノズル部材４の
吐出口５を常時閉止しているので、容器本体２を下向き
にしても吐出口５から接着剤は吐出せず、使用に際して
は、容器本体２を下向きにすると共に、ノズル部材４の
吐出口５から突出するニードル弁７の先端部を被接着物
に当てゝ容器本体２側に押圧すると、ニードル弁機構６
が作動して充填部３の接着剤が吐出口５から吐出され、
ニードル弁７を伝って被接着面に接着剤を塗布すること
ができる。

【００２６】容器本体２を気密に覆うキャップ部材１１
は、容器本体２の基端部に一体的に取付けられる底キャ
ップ１２と、該底キャップ１２と螺合する主キャップ１
３とから構成されている。前記底キャップ１２は、前記
容器本体２の基端部の外周に形成された係合突条１０と
係合する係合凹部１４を内周面に有し、かつ先端部の外
周面におねじ１５を形成した底の浅い有底円筒体からな
るもので、前記係合凹部１４を容器本体２の係合突条１
０と係合させることによって容器本体２に一体的に取り
付ける。

【００２７】主キャップ１３は、前記容器本体２の前記
基端部以外の部位を容器本体２との所要の間隔を存して
覆うことのできる上端部が閉塞された円筒体で形成した
もので、その下端部の内周面には前記底キャップ１２の
おねじ１５と螺合するめねじ１６を形成したもので、該
めねじ１６と前記おねじ１５とを螺合させることによっ
て容器本体２を気密に覆うもので、この主キャップ１３
と前記底キャップ１２はいずれも比較的厚手の硬質のプ
ラスチック材料で成型している。

【００２８】なお、図中１７は主キャップ１３の内底部
に設けた円筒状の支持部材で、該支持部材１７内に前記
ニードル弁７を受入れ、その先端部が主キャップ１３と
接しないように保持しているものである。

【００２９】かゝる構造の瞬間接着剤容器１は、充填部
３内に接着剤Ａを充填し、容器本体２の基端部に底キャ
ップ１２を装着し、該底キャップ１２に主キャップ１３
を螺合させることによって容器本体２を外界の湿気から
遮断し、長期に亘る貯蔵保管を可能にしたものである。

【００３０】使用に当たっては、主キャップ１３を外し
て容器本体２のノズル部材４を下向きにし、該ノズル部
材４から突出したニードル弁７の先端を被接着物に押し
付けて吐出口５とニードル弁７との間隙を通じて接着剤
を注出させて被接着物に塗布するものであるが、容器本
体２の外周壁を肉薄として適度のスクイズ性を持たせた
ので、ニードル弁７の先端を被接着物に押し付けなが
ら、容器本体２の任意の部位の押圧によって所要量の接
着剤を容易に吐出させることができる。

【００３１】図２に示すペンタイプの瞬間接着剤容器２
１は、基本的には図１に示す実施例と同様の構造からな
るものであるが、容器本体２２は接着剤を収容する充填
部２３の基端部２３ａの外周壁を肉厚に形成し、その余
の部位２３ｂの外周壁を肉薄としてスクイズ性を持たせ
ると共に、該基端部２３ａの外周部にリング状の係合凹
部２３ｃを形成したもので、その材質は図１の実施例と
同様である。

【００３２】また、該容器本体２２に装着するキャップ
部材２４は、比較的厚手の硬質のプラスチック材料で成
型された上端部が閉塞された円筒体からなるもので、該
円筒体は前記容器本体２２の肉厚の基端部以外の部位を
覆うことのできる長さを有すると共に、その開口部に容
器本体２２の係合凹部２３ｃと係合する係合凸条２４ａ
を一体的に形成し、円筒体の内底部の中央にはニードル
弁２５を受入れ、その先端部がキャップ部材２４と接し
ないように保持する円筒状の支持部材２６を一体的に形
成し、該支持部材２６と円筒体の内周面との間に形成さ
れる空隙部に乾燥剤２７を保持させたもので、図１の瞬
間接着剤容器１と同等の優れた機能を果たすものであ
る。

【００３３】図３はこの発明のペンタイプの瞬間接着剤
容器におけるニードル弁機構の他の例を示すもので、瞬
間接着剤容器３１におけるニードル弁機構３６は、容器
本体３２の接着剤を収容する充填部３３の開口部と連通
するノズル部材３４の吐出口３５から先端部がニードル
弁３７と、該ニードル弁３７を常時吐出口３５側に付勢
する板バネからなるバネ部材３８と、前記充填部３３の
開口部に装着された充填部３３と前記ノズル部材３４と
を連通させ、かつ前記バネ部材３８を支持するための支
持部材３９とから構成したものである。

【００３４】図４に示す瞬間接着剤容器４１におけるニ
ードル弁機構４６はさらに他の例を示すもので、容器本
体４２の接着剤を収容するための充填部４３の開口部内
に支持され、前記充填部４３と該充填部４３と連通する
ノズル部材４４とを連通させると共に、基端部に蛇腹状
の伸縮部４９を有する支持部材４８と、前記伸縮部４９
で基端部が支持され、先端部が前記ノズル部材４４に形
成された吐出口４５から突出するニードル弁４７とで構
成したもので、該ニードル弁４７に作用する付勢力で前
記伸縮部４９が伸縮することによってニードル弁４７が
進退し、該ニードル弁４７の進退によって前記吐出口４
５を開閉するものである。

【００３５】

【発明の効果】この発明のペンタイプの瞬間接着剤容器
は、接着剤を収容する充填部に連通するノズル部内にニ
ードル弁機構を設けると共に、容器本体に肉薄の押圧部
を形成してスクイズ性を具備させ、前記ニードル弁機構
を具備したノズル部と前記容器本体の押圧部をキャップ
部材で気密に覆うように構成したので、ニードル弁機構
と押圧部を共働させることによって所要量の接着剤を確
実に塗布面に滴下させることができ、かつ容器本体内の
接着剤を長期に亘って安定して貯蔵・保管することがで
きる。

【００３６】特に、この発明においては、容器本体の一
部に肉薄の押圧部を形成して、容器本体にスクイズ性を
付与しているので、接着剤の吐出に際して容器本体のノ
ズル部を下方に鉛直に保持しなくとも、押圧部を軽く押
すことによって必要量の接着剤を確実に塗布させること
ができ、点滴によることなく線引きの状態の塗布もでき
るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のペンタイプの瞬間接着剤容器の一例
を示す縦断面図である。

【図２】この発明のペンタイプの瞬間接着剤容器の他の
例を示す縦断面図である。

【図３】ニードル弁機構の他の例を示す要部の拡大断面
図である。

【図４】ニードル弁機構のさらに他の例を示す要部の拡
大断面図である。

【符号の説明】

１，２１，３１，４１ 瞬間接着剤容器 ２，２２，３２，４２ 容器本体 ３，２３，３３，４３ 充填部 ４，３４，４４ ノズル部 ５，３５，４５ 吐出口 ６，３６，４６ ニードル弁機構 ７，２５，３７，４７ ニードル弁 １１，２４ キャップ部材

フロントページの続き (72)発明者 俵 邦夫 名古屋市港区船見町１番地の１ 東亞合成 株式会社名古屋総合研究所内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 α−シアノアクリレート系接着剤を収容
   する充填部の開口部にニードル弁機構を内蔵したノズル
   部を装着した容器本体と、キャップ部材とからなるもの
   で、前記充填部にはα−シアノアクリレート系接着剤を
   吐出するための押圧部を有し、前記キャップ部材は前記
   ノズル部と押圧部とを気密に覆うことのできるものであ
   ることを特徴とするペンタイプの瞬間接着剤用容器。
2. 【請求項２】 前記ニードル弁機構は、前記充填部の開
   口部内に支持されて前記充填部と前記ノズル部とを連通
   させる保持部材と、該保持部材の内部に装着されたバネ
   部材の付勢力によって進退し、前記ノズル部に形成され
   た吐出口を開閉するニードル弁とで構成されていること
   を特徴とする請求項１記載のペンタイプの瞬間接着剤用
   容器。
3. 【請求項３】 前記ニードル弁機構は、前記充填部の開
   口部内に支持されて前記充填部と前記ノズル部とを連通
   させ、かつ基端部に蛇腹状の伸縮部を有する保持部材
   と、前記伸縮部で基端部が保持され、先端部が前記ノズ
   ル部に形成された吐出口と嵌合するニードル弁とで構成
   され、該ニードル弁に作用する付勢力で前記伸縮部が伸
   縮することによってニードル弁が進退し、該ニードル弁
   の進退によって前記吐出口を開閉することを特徴とする
   請求項１記載のペンタイプの瞬間接着剤用容器。
4. 【請求項４】 前記押圧部は、前記充填部の一部を肉薄
   とすることによって形成されたものであることを特徴と
   する請求項１記載のペンタイプの瞬間接着剤容器。