JPH10337311A - 起立訓練ベッド - Google Patents

起立訓練ベッド

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JPH10337311A
JPH10337311A JP9151383A JP15138397A JPH10337311A JP H10337311 A JPH10337311 A JP H10337311A JP 9151383 A JP9151383 A JP 9151383A JP 15138397 A JP15138397 A JP 15138397A JP H10337311 A JPH10337311 A JP H10337311A
Authority
JP
Japan
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bed body
bed
hydraulic
hydraulic cylinder
flow rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9151383A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Shinozaki
英隆 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Medical Co Ltd
Original Assignee
Sakai Medical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起立訓練ベッドにおいて、ベッド本体の傾動
速度を適宜に調整でき、訓練者に適合した起立訓練を可
能とする。 【解決手段】 架台2の上にベッド本体3を傾動自在に
設け、両者の間に配した油圧シリンダ10により、ベッ
ド本体3をアップ・ダウンして傾斜角度を調整する。油
圧シリンダ10に接続されて作動油を供給したり排出し
たりする油圧ライン20の途中に、油圧シリンダ10に
作用する油圧を調整する絞り弁25を介在させる。絞り
弁25の開度に応じてベッド本体3の傾動速度が調整で
き、その傾動速度を任意に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、長期臥床
に伴う起立性低血圧や長期臥床後の精神機能活動低下の
予防、あるいは立位バランス訓練を行うために用いる起
立訓練ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の起立訓練ベッドとしては、通
常、架台にベッド本体が傾動自在に設けられ、傾動機構
によってベッドを傾動させるといった構成である。傾動
機構としては、油圧シリンダが一般的である。そして、
起立訓練ベッドによって起立訓練を行う場合には、ま
ず、訓練者をベッド本体に固定した後、油圧シリンダを
作動させてベッドを所定角度にセットし、所定時間その
状態を保持して起立訓練を行う。また、傾斜角度を徐々
に大きくしながら、下肢にかかる負担を漸次増加させて
いく場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
起立訓練ベッドでは、ベッド本体が傾動する速度は、油
圧シリンダの作動速度によってほぼ一定である。すなわ
ち、ベッド本体の傾動速度すなわち起立させる速度を調
整することができず、そのため、訓練者の健康状態や訓
練進行状況に適合する傾動速度で、ベッド本体を傾動さ
せることができない場合があるといった不満があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ベッド
本体の傾動速度を適宜に調整でき、訓練者に適合した起
立訓練を可能とする起立訓練ベッドの提供を目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の手段をも
って上記目的の達成を図っている。すなわち、架台と、
この架台上に傾動自在に設けられたベッド本体と、この
ベッド本体の傾斜角度を調整する傾動機構とを備えた起
立訓練ベッドにおいて、前記傾動機構は、流体圧シリン
ダによって構成され、この流体圧シリンダに接続されて
作動流体を供給したり排出したりする流体圧ラインの途
中に、流体の流量を起立、倒れ個別に調整する流量調整
手段が設けられていることを特徴とする。また、前記流
量調整手段は、前記ベッド本体の傾斜角度に応じて前記
流体の流量を適宜に変位させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、一実施形態に係る起立訓
練ベッド1の斜視図を示している。図中符号2は、全体
が平板状に形成された架台、3は架台2上に配設され実
際に訓練者が横臥するベッド本体である。架台2の前後
両端下部には、キャスタ式の車輪4が装着されている。
また、架台2の一端部には軸受け5が設けられ、この軸
受け5に、回転軸6を介して、ベッド本体3の長手方向
一端側であって足元側の端部が回動自在に取り付けられ
ている。すなわち、ベッド本体3は、回転軸6を支点と
して上下に傾動するようになっている。ベッド本体3の
足元側の端部には、訓練者の足を載せるフットプレート
7が設けられている。
【0006】また、ベッド本体3の中間部左右には、手
摺8が、ベッド本体3の長手方向にスライド自在に取り
付けられている。これら手摺8は、ベッド本体3の幅方
向を軸として所定の取付け角度を持つように、なおかつ
ベッド本体3に対して0度となる収納状態になるよう回
動可能となっている。また、この場合、一方(ベッド本
体3に横臥する訓練者から見て左側)の手摺8の先端に
は、ベッド本体3を速やかに下方に傾動させて水平状態
に戻すための緊急ダウンスイッチ9が設けられている。
【0007】架台2とベッド本体3との間には、ベッド
本体3を傾動させ、その傾斜角度を調整する油圧シリン
ダ(傾動機構、流体圧シリンダ)10が配設されてい
る。油圧シリンダ10の操作は、架台2の内部に収納さ
れた制御器11によって行うようになっている。この場
合の油圧シリンダ10は、ベッド本体3の中央下方にお
いて後傾した状態で、シリンダ10aが架台2に、ピス
トン10bがベッド本体3に、それぞれベッド本体3の
幅方向を軸としてピン結合されている。そして、ピスト
ン10bが進出するとベッド本体3は上方に傾動して起
立(アップ)し、ピストン10bが後退するとベッド本
体3は下方に傾動する(ダウン)ようになっている。な
お、ベッド本体3の傾斜角度は、例えば、−8度から+
90度の範囲である。また、ベッド本体3は、架台2と
ベッド本体3との間に介装された図示せぬパンタグラフ
機構等の昇降手段により、高さが調整されるようになっ
ており、その高さ調整も制御器11によって行うように
なっている。
【0008】さて、図2に示すように、油圧シリンダ1
0のシリンダ10aには、シリンダ10a内への作動油
の供給およびシリンダ10a内からの作動油の排出を行
って油圧シリンダ10を作動させるための油圧ライン
(流体圧ライン)20が接続されている。この油圧ライ
ン20は、シリンダ10aのヘッド側の圧油室に至る配
管21aと、シリンダ10aのロッド側の圧油室に至る
配管21bと、これらの配管21a、21bに接続され
た油圧回路22とを備えている。この油圧回路22は、
起立調整側ライン22aと倒れ調整側ライン22bが並
列に並んで設けられている。配管21a、21bには、
油ライン23から連通ライン23a、ポンプ24を介し
て圧油が供給されるが、その圧油の一部が起立調整側ラ
イン22a、または倒れ調整側ライン22bを通して油
タンク23に戻される構造になっている。前記ライン2
2a、22bには、絞り弁25と電磁弁26とがそれぞ
れ介在されている。絞り弁25は、開度を調整してライ
ン22a、22bを流れる作動油の流量を調整するもの
である。電磁弁26は、ライン22a、22bを開閉す
るためのものである。27は油圧シリンダ10を伸び方
向あるいは縮み方向に制御するための電磁弁ユニットで
ある。ポンプ24のON/OFF、電磁弁26及び電磁
弁ユニット27の開閉、絞り弁25の開度調整は、前記
制御器11で行われる。
【0009】前述のように、制御器11により油圧シリ
ンダ10を作動させてベッド本体3を傾動(アップ・ダ
ウン)させる。すなわち、ベッド本体3を起立させる場
合には、電磁弁ユニット27を操作し、ポンプ24から
の作動油を配管21a側へ供給して油圧シリンダ10を
伸長させるとともに、倒れ調整側ライン22bの電磁弁
26を閉塞することで、前記ポンプからの作動油の一部
をライン22aを介して油タンク23に戻す。このよう
に油圧シリンダ10へ供給する作動油の一部を絞り弁2
5で調整しながらながら油タンク23へ戻すことによ
り、ベッド本体3の起立速度を調整する。他方、ベッド
本体3を倒す場合には、電磁弁ユニット27を操作し、
ポンプ24からの作動油を配管21b側へ供給して油圧
シリンダ10を短縮させるとともに、起立調整側ライン
22a側の電磁弁26を閉塞することで、前記ポンプ2
4からの作動油の一部をライン22bを介して油タンク
23に戻す。このように油圧シリンダ10へ供給する作
動油の一部を絞り弁25で調整しながらながら油タンク
23へ戻すことにより、ベッド本体3の倒れ速度を調整
する。この結果、ベッド本体3の起立側と倒れ側の速度
を別々に調整することができる。
【0010】上記起立訓練ベッド1によれば、ベッド本
体3をアップさせたりダウンさせたりする際の傾動速度
をそれぞれ任意に調整できるので、例えば、訓練者の健
康状態や訓練進行状態に適合した傾動速度で、ベッド本
体3を傾動させることができる。また、絞り弁25の開
度を傾動中に変化するようにして、例えば、傾動の初期
段階では傾動速度が遅く、途中速くなり、停止寸前でま
た遅くなるといったように、ベッド本体3の傾斜角度に
応じて傾動速度が変化するといったように、様々な制御
形態をプログラムすることもできる。また、緊急ダウン
スイッチ9を押すと速やかに両ライン22a、22bの
絞り弁25が全閉となって、ポンプ24からの作動油を
電磁弁ユニット27を介して全てシリンダ10aのロッ
ド側の圧油室に供給することにより、ベッド本体3のダ
ウン時の傾動速度を速くすることもできる。このよう
に、絞り弁25の開度に伴ってライン、22a、22b
を通る作動油の流量を調整することにより、ベッド本体
3のアップ時およびダウン時の傾動速度を適宜に調整
し、もって当該起立訓練ベッド1は、訓練者に適合した
起立訓練を可能とするとともに、付加価値が向上したも
のとなる。
【0011】なお、本発明は上記一実施形態の構成に限
定されるものではなく、油圧シリンダ10を作動させる
油圧ライン20の油圧回路22は、油圧シリンダ10に
作用する油圧を増減できるものであれば、如何なる形態
であってもよい。また、例えば図3に示すように、並列
に並べた油圧回路に介装される絞り弁32a、32b、
32cをそれぞれ異なる開度に設定し、それらに繋がる
電磁弁31a、31b、31cを択一的に、あるいはそ
の内の選択した2つを開くように調整すれば、アップ
時、あるいはダウン時の途中の速度を任意に変えること
もできる。また、ベッド本体3を傾動させる傾動機構と
しては、油圧シリンダ10に代えて空気圧シリンダ等、
他の流体圧シリンダを用いてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベッド本体を傾動させる流体圧シリンダに接続された流
体圧ラインの途中に、流体の流量を調整する流量調整手
段が設けられた構成であり、ベッド本体の傾動速度を任
意に調整できるので、訓練者の健康状態や訓練進行状況
に適合した傾動速度でベッド本体を傾動させることがで
きる(請求項1)。また、流量調整手段が、ベッド本体
の傾斜角度に応じて流体の流量を適宜に変位させる構成
とすることにより、ベッド本体の傾動速度を、訓練者の
状況や好みに応じた最適なものとすることができる(請
求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る起立訓練ベッドの
主たる構成を示す斜視図である。
【図2】 同起立訓練ベッドを構成する油圧ラインを含
めた全体構成を示す図である。
【図3】 同起立訓練ベッドを構成する油圧ラインの他
の例を示す全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1…起立訓練ベッド、2…架台、3…ベッド本体、10
…油圧シリンダ(傾動機構、流体圧シリンダ)、20…
油圧ライン(流体圧ライン)、25…絞り弁(流量調整
手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台と、この架台上に傾動自在に設けら
    れたベッド本体と、このベッド本体の傾斜角度を調整す
    る傾動機構とを備えた起立訓練ベッドにおいて、 前記傾動機構は、流体圧シリンダによって構成され、こ
    の流体圧シリンダに接続されて作動流体を供給したり排
    出したりする流体圧ラインの途中に、流体の流量を調整
    する流量調整手段が設けられていることを特徴とする起
    立訓練ベッド。
  2. 【請求項2】 前記流量調整手段は、前記ベッド本体の
    傾斜角度に応じて前記流体の流量を適宜に変位させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の起立訓練ベッド。
JP9151383A 1997-06-09 1997-06-09 起立訓練ベッド Pending JPH10337311A (ja)

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JP9151383A JPH10337311A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 起立訓練ベッド

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JP9151383A JPH10337311A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 起立訓練ベッド

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ID=15517387

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JP9151383A Pending JPH10337311A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 起立訓練ベッド

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062020A (ja) * 2001-08-27 2003-03-04 Yaskawa Electric Corp 歩行機能回復用肢体駆動装置
CN105476816A (zh) * 2015-12-28 2016-04-13 芜湖天人智能机械有限公司 带扶手的下肢移动式平衡站立床
CN105476812A (zh) * 2015-12-28 2016-04-13 芜湖天人智能机械有限公司 带扶手的下肢屈伸训练站立床
CN105476811A (zh) * 2015-12-28 2016-04-13 芜湖天人智能机械有限公司 具有站姿提醒功能的下肢屈伸训练站立床

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