JPH10337274A - 内視鏡分光装置 - Google Patents

内視鏡分光装置

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JPH10337274A
JPH10337274A JP9313925A JP31392597A JPH10337274A JP H10337274 A JPH10337274 A JP H10337274A JP 9313925 A JP9313925 A JP 9313925A JP 31392597 A JP31392597 A JP 31392597A JP H10337274 A JPH10337274 A JP H10337274A
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JP
Japan
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data
measurement
light
endoscope
spectroscopic
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Withdrawn
Application number
JP9313925A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Atono
和弘 後野
Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10337274A publication Critical patent/JPH10337274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定プローブによる測定値の精度を向上させた
内視鏡分光装置を提供する。 【解決手段】 電子内視鏡装置2と組み合わせて使用さ
れる内視鏡分光装置3において、測定光を生体表面に照
射し、生体表面からの反射光を受光する測定プローブ1
1と、測定プローブ11に、分光測定用の白色光を供給
する測定光照明手段9と、測定プローブ11で受光した
生体表面からの反射光の分光測定を行う分光手段10
と、分光手段10の動作タイミングを制御するタイミン
グ手段12と、分光手段10の出力データを処理するデ
ータ処理手段13とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡分光装置、
詳しくは、電子内視鏡と組み合わせることにより、生体
粘膜の分光スペクトルを測定する内視鏡分光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より管腔内に挿入する細長な挿入部
を備え、この挿入部の先端の被写体を撮像し、被写体を
モニタに表示し、観察、治療する電子内視鏡が広く用い
られている。
【0003】近年、診断支援技術の一つとして、内視鏡
を使った生体粘膜の分光測定を行う技術が開発されてい
る。経内視鏡的に分光測定を行うには、一般的に照明用
のファイバ束と受光用のファイバ束が利用される。
【0004】そして、例えば特開昭62ー181028
号公報にあっては、ファイバスコープに分光器を組み合
わせた内視鏡分光器が開示され、特開平1ー28044
8号公報では複数の狭帯域フィルタを組み合わせた電子
内視鏡から出力される映像信号から被写体の分光特性を
推定する装置が開示されている。
【0005】ところで、近年、臨床現場では、ファイバ
スコープよりも電子内視鏡が使われる機会が多く、電子
内視鏡と分光器を組み合わせて使用できる内視鏡分光装
置が求められている。また、狭帯域フィルタを組み合わ
せた内視鏡分光装置では、電子内視鏡本体の仕様変更が
必要となるし、高精度の分光測定のため所望する波長分
解能を得るには、フィルタ特性の変更が必要となり、製
造工程上、困難であった。
【0006】上述した点に鑑みて、本出願人は先に特願
平8−57991号において、電子内視鏡等と組み合わ
せることで、内視鏡装置の大幅な仕様変更を行うことな
く、高精度の分光測定を経内視鏡的に行うことができる
内視鏡分光装置を提案した。
【0007】すなわち、この内視鏡分光装置は、撮像部
と観察装置を備えた内視鏡装置と組み合わせて使用さ
れ、測定光を生体表面に照射し、生体表面からの反射光
を受光する測定ブロープと、前記測定プローブで受光し
た生体表面からの反射光の分光測定を行う分光手段と、
前記分光手段の動作タイミングを制御するタイミング制
御手段とを具備することにより、前記タイミング制御手
段により測定のタイミングを制御することにより、内視
鏡装置の大幅な仕様変更を行うことなく、観察装置での
観察と共に、前記測定プローブで受光した生体表面から
の反射光から分光手段で分光測定を行うことができるこ
とを特徴としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平8−579
91号において提案された内視鏡分光装置は非常に有用
な技術手段であるが、本発明はさらに当該技術手段を改
善し、測定プローブによる測定値の精度を向上させた内
視鏡分光装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の内視鏡分光装置は、内視鏡と、撮像部と、
観察装置とを備えた内視鏡装置と組み合わせて使用され
る内視鏡分光装置において、測定光を生体表面に照射
し、生体表面からの反射光を受光する測定プローブと、
前記測定プローブに、分光測定用の白色光を供給する測
定光照明手段と、前記測定プローブで受光した生体表面
からの反射光の分光測定を行う分光手段と、前記分光手
段の動作タイミングを制御するタイミング手段と、前記
分光手段の出力データを処理するデータ処理手段と、を
具備する。
【0010】上記内視鏡分光装置は、測定光を生体表面
に照射し、生体表面からの反射光を受光する測定プロー
ブに、測定光照明手段で分光測定用の白色光を供給し、
また、分光手段で前記測定プローブで受光した生体表面
からの反射光の分光測定を行う。さらに、タイミング手
段で前記分光手段の動作タイミングを制御し、前記分光
手段の出力データをデータ処理手段で処理する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1ないし図6およ
び図33は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は、
第1の実施の形態を備えた内視鏡分光システムを示した
ブロック図であり、図2は、内視鏡分光システムのより
詳しい構成を示したブロック図である。図3は、測定プ
ローブの構造を示した説明図であり、図4は、分光デー
タ処理手段の詳しい構成を示したブロック図である。図
5は、リファレンス補正手段を動作を示した説明図であ
り、図6は、迷光補正手段の動作を示した説明図であ
る。また、図33は電子内視鏡装置のより詳しい構成を
示したブロック図である。
【0013】図1に示すように、内視鏡分光システム1
は、電子内視鏡装置2と、内視鏡分光装置3とから構成
される。電子内視鏡装置2は、撮像手段を内蔵した電子
内視鏡4と、この電子内視鏡4に観察(撮像)のための
照明光を供給する観察光照明手段5、及び撮像手段に対
する信号処理を行なう信号処理部6を内蔵した観察装置
7と、この観察装置7から出力される映像信号を表示す
る観察用モニタ8とから構成される。
【0014】また、内視鏡分光装置3は、白色光光源を
具備した測定光照明手段9と、被写体からの反射光を分
光する分光手段10と、前記測定光照明手段9からの測
定光を被写体に照射し、被写体からの反射光を前記分光
手段10に導光する測定プローブ11と、分光手段10
の動作タイミングを制御するタイミング制御手段12
と、分光手段10の出力データを処理するデータ処理手
段13とから構成される。
【0015】上記電子内視鏡4は被写体30内に挿入さ
れる細長の挿入部14と、この挿入部14の後端に形成
された操作部15と、この操作部15から延出されたユ
ニバーサルケーブル16とから構成され、このユニバー
サルケーブル16の末端に設けたコネクタ17を観察装
置7に着脱自在で接続することができる。
【0016】上記挿入部14内にはライトガイド18が
挿通され、コネクタ17を観察装置7に接続することに
より、図2に示すように観察光照明手段5から照明光が
ライトガイド18の入射端面に供給される。このライト
ガイド18によって照明光は伝送され、挿入部14の先
端部19の照明窓に固定された出射端面から前方に出射
され、被写体30の対象部位を照明する。
【0017】この照明された対象部位は先端部19の観
察窓に設けた対物レンズ21によってその結像位置に配
置されたCCD22に結像され、光電変換される。この
対物レンズ21とCCD22とで撮像手段としての撮像
部23を形成する。
【0018】上記CCD22で光電変換された画像信号
は観察装置7内の信号処理部6により信号処理されて映
像信号が生成され、この映像信号は観察用モニタ8に出
力される。
【0019】操作部15には、チャンネル入口20が設
けられており、図2に示すように、チャンネル49は、
挿入部14内を経て先端部19を通じている。
【0020】観察装置7における観察光照明手段5およ
び信号処理部6の構成を図33に示す。
【0021】観察光照明手段5は、紫外光から赤外光に
至る広帯域の光を発光する観察光照明光源として観察用
照明ランプ131を備えている。この観察用照明ランプ
131としては、一般的なキセノンランプやストロボラ
ンプ等を用いることができる。これらキセノンランプや
ストロボランプは、可視光のみならず紫外光及び赤外光
を発光する。
【0022】この観察用照明ランプ131は、ランプ電
源回路132によって電力が供給されるようになってい
る。上記ランプ131の光路上の前方位置には、モータ
133によって回転駆動される回転フィルタ134が配
設されている。この回転フィルタ134には通常観察用
の赤(R)、緑(G)、青(B)の各波長領域の光(色
光とも記す)をそれぞれ透過する色透過フィルタ135
R,135G,135Bが周方向に沿って一定の角度間
隔(例えば120°毎)で配列されている。
【0023】又、モータ133は制御回路136によっ
て回転が制御されて、一定の回転速度で駆動されるよう
になっている。上記回転フィルタ134を透過し、R、
G、Bの各波長領域の光に時系列的に分離された光は、
更にライトガイド18の入射端に入射され、このライト
ガイド18を介して先端部19の出射端面に導かれ、こ
の出射端面から前方に出射されて、観察部位等を照明す
るようになっている。
【0024】回転フィルタ134は遮光する遮光円板
に、周方向に一定の角度間隔で設けられた開口に色透過
フィルタ135R,135G,135Bをそれぞれ設け
ているので、色透過フィルタ135R,135G,13
5Bが光路上に順次位置する期間(開口期間ともいう)
に、それぞれR,G,Bの色光をライトガイド18を経
て被写体側に観察のための照明光(単に観察光とも記
す)を照射し、これらの開口期間の間の期間、つまり遮
光する円板部分が光路上に位置した遮光期間には被写体
側には観察光が照射されない。
【0025】図33に示すように、観察部位を照明して
いる光を識別するため、前記観察装置7内(より具体的
には回転フィルタ134に近接した位置)には、フィル
タ識別回路137が設けられている。このフィルタ識別
回路137から出力されるフィルタ識別信号は、モータ
133を制御している制御回路136を経てタイミング
ジェネレータ40、及びタイミング制御手段12に送ら
れる。
【0026】フィルタ識別回路137は、例えば回転フ
ィルタ134を挟むように(R,G,B成分を有する光
を発する)発光素子と、受光素子とを配置し、発光素子
からの光を色透過フィルタ135R,135G,135
Bを透過した光成分の検出により、実際に観察部位を照
明している光を受光素子で検出し、各開口期間及び遮光
期間に対応するフィルタ識別信号を出力する。
【0027】この場合、特定の色成分の位置等の基準と
なる位置を検出する手段を設けるようにすれば、色透過
フィルタ135R,135G,135Bの配置の順が決
まっているので、全ての色透過フィルタ135R,13
5G,135Bが光路中に介装されるタイミングを検出
する必要はなく、単に各開口期間と遮光期間を検出すれ
ば良い。
【0028】このフィルタ識別信号は制御回路136を
介してタイミングジェネレータ40に入力され、実際に
照射している光の下で撮像された信号を記憶する際に使
用される。
【0029】なお、回転フィルタ134の周縁に切欠等
を設けて、フォトインタラプタ等により、その切欠が検
出されるタイミングから開口期間と遮光期間に対応する
フィルタ識別信号を出力するようにしても良い。なお、
本実施の形態では分光測定には、単に開口期間と遮光期
間の識別に対応したタイミング信号で良く、どの色の光
で実際に照明されているかの情報は必要ない。
【0030】上記観察光(色光)による観察部位等の被
検体(被写体)からの戻り光は、対物レンズ21によっ
て、CCD22上に結像され、光電変換されるようにな
っている。このCCD22には、信号線を介して、信号
処理部6内のドライバ141からの駆動パルスが印加さ
れ、この駆動パルスによって光電変換され被検体の画像
に対応した電気信号(画像信号)の読み出しが行われる
ようになっている。
【0031】この駆動パルスは、上記回転フィルタ13
4の開口期間(観察光が被写体に照射されており、CC
D22に電荷を蓄積することになる期間)中には印加さ
れないで、遮光期間(観察光が被写体に照射されていな
い期間)中にCCD22に印加され、蓄積された電荷を
読み出す。
【0032】このCCD22から読み出された電荷は電
気信号しとて、信号線を介して電子内視鏡内又は観察装
置7内に設けられたプリアンプ142に入力されるよう
になっている。このプリアンプ142で増幅された画像
信号は、プロセス回路143に入力され、γ補正及びホ
ワイトバランス等の信号処理を施された後、A/Dコン
バータ144によって、デジタル信号に変換されるよう
になっている。
【0033】このデジタルの画像信号は、セレクト回路
145によって、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)
の各色に対応する3つのメモリ146R、メモリ146
G、メモリ146Bに選択的に記憶されるようになって
いる。
【0034】例えば、赤(R)の光での照明によりCC
D22で撮像された信号は、これに対応するメモリ14
6Rに記憶されるようにセレクト回路145はフィルタ
識別信号に基づいてタイミングジェネレータ40により
選択が制御される。
【0035】上記メモリ146R、メモリ146G、メ
モリ146Gに記憶されたR,G,Bの色信号データ
は、同時に読み出され、D/Aコンバータ147によっ
て、アナログの色信号R,G,Bに変換され、入出力イ
ンターフェース(I/Oと略記)148を介して色信号
R,G,Bと同期信号とが観察用モニタ8に出力され、
この観察用モニタ8の表示面に、観察部位がカラー表示
されるようになっている。
【0036】また、観察装置7内には、システム全体の
タイミングを作るタイミングジェネレータ40が設けら
れ、このタイミングジェネレータ40によって、制御回
路136、ドライバ141、セレクト回路145等と同
期が取られている。
【0037】観察装置7内にはタイミングジェネレータ
40が設けられている。タイミングジェネレータ40
は、観察光照明手段5から出力される同期信号を基にシ
ステム全体のタイミングを制御する信号を生成する。
【0038】なお、この電子内視鏡装置2の構成は、本
出願人による特願平8−57991号と同一のものであ
る。
【0039】このような構成の電子内視鏡装置2に対
し、本実施の形態の内視鏡分光装置3及び観察装置7か
ら出力される画像信号を記録する画像記録手段88とを
組み合わせることにより、経内視鏡的に分光測定のデー
タが得られる内視鏡分光システム1を構成している。
【0040】図2に示すように、内視鏡分光装置3は測
定光照明手段9と、分光手段10と、測定プローブ11
と、タイミング制御手段12と、データ処理手段13
と、から構成される。
【0041】図3に示すように、測定プローブ11は、
測定光照明手段9と分光手段10に接続され、測定光照
明手段9からの分光測定用白色光を導光する照明用ファ
イバ束51と、被写体からの反射光を分光手段へ導光す
る受光用ファイバ束52とを有する。
【0042】照明用ファイバ束51及び受光用ファイバ
束52は、挿入蛇管69及びプローブ分岐部61により
覆われ、照明用ファイバ束51は、プローブ分岐部61
以降は測定光照明手段蛇管65により、また受光用ファ
イバ束52は、プローブ分岐部61以降は分光手段蛇管
66により覆われる。
【0043】照明用ファイバ束51は、測定光源コネク
タ53を介して、測定光照明手段9より光を供給され
る。
【0044】受光用ファイバ束52は、分光器コネクタ
57を介して、分光手段10へ光を供給する。
【0045】測定光照明手段9は、分光測定用白色光光
源として分光測定用ランプ54と、この分光測定用ラン
プ54に電力を供給するランプ電源回路55とから構成
されている。
【0046】測定光照明手段9における、分光測定用ラ
ンプ54は観測波長域で分光強度を持つ白色光を放射す
る光源ランプである。
【0047】分光手段10は、測定プローブ11の受光
用ファイバ束52により導光された被写体からの反射光
を分光器56へ集光する測定光入力手段94と、測定光
を分光データに変換する分光測定器(分光器と略記)5
6とから構成される。
【0048】この分光器56は、測定光入力手段94に
より集光された被写体からの反射光を分光する分散素子
58と、分光された光を電気信号に変換し増幅する光検
出手段59と、光検出手段59の動作を制御する光検出
制御手段60とから構成されている。
【0049】光検出制御手段60は、データ処理手段1
3及びタイミング制御手段12に接続される。
【0050】分散素子58には、適切にマウントされた
回折格子などが用いられている。また、光検出手段59
には、イメージインテンシファイアなどの増幅器と、M
OSなどの光電センサの組合せが広く用いられている。
【0051】光検出手段59は、光検出制御手段60に
より、分光データ増幅の度合(分光データゲイン)を変
更することが可能である。
【0052】タイミング制御手段12は、分光測定動作
を制御するための測定制御信号を観察手段7内タイミン
グジェネレータ40より出力されるタイミング信号を基
に生成し、光検出制御手段60へ送出する。
【0053】データ処理手段13は、データ登録手段4
1と、データファイル42と、トリガ手段31とから構
成される。
【0054】トリガ手段31は、光検出制御手段60及
び画像記録手段88と接続され、それぞれ分光データト
リガ信号及び画像記録トリガ信号の出力を行なう。
【0055】データファイル42は、付帯データファイ
ル43、画像データファイル44、及び分光データファ
イル45より構成される。
【0056】データ登録手段41は、付帯情報処理手段
46、画像データ処理手段47及び分光データ処理手段
48より構成され、それぞれ付帯データファイル43、
画像データファイル44、分光データファイル45に接
続される。
【0057】図4に示すように、分光データ処理手段4
8は、暗電流波長軸校正手段32と、リファレンス補正
手段33と、迷光補正手段34と、パラメータ指示手段
35と、リファレンス補正スイッチ手段36とから構成
される。
【0058】付帯情報処理手段46は、光検出手段59
の分光データゲインパラメータを保持し、これを光検出
制御手段60へ送出及び付帯データファイル43へ格納
する。
【0059】また、付帯情報処理手段46は、被写体3
0及び測定プローブ11に関する情報を、分光データ処
理手段48へ送出する。
【0060】画像データ処理手段47は、ディジタル画
像データを画像データファイル44へ格納する。
【0061】分光データ処理手段48は、分光データの
格納及び取り出しを、分光データファイル45に対して
行なう。
【0062】次に分光データ処理手段48の構成を図4
により説明する。
【0063】パラメータ指示手段35は、リファレンス
補正手段33、迷光補正手段34及びリファレンス補正
スイッチ手段36に接続され、上記各手段に対して設定
変更の指示を行なう手段を有している。
【0064】またパラメータ指示手段35は、付帯情報
処理手段46から出力される情報を基に、リファレンス
補正手段33、迷光補正手段34、リファレンス補正ス
イッチ手段36への指示内容を決定する。
【0065】リファレンス補正手段33及び迷光補正手
段34は、パラメータ指示手段35の出力する設定信号
を基にして、パラメータ設定の変更を行なうことが可能
である。
【0066】リファレンス補正スイッチ手段36は、パ
ラメータ指示手段35の出力する設定信号を基にして、
暗電流波長軸校正手段32とリファレンス補正手段33
との接続又は暗電流波長軸校正手段32と迷光補正手段
34との接続を選択可能である。
【0067】画像記録手段88は、タイミングジェネレ
ータ40及びトリガ手段31に接続される。
【0068】以下、第1の実施の形態の動作を説明す
る。
【0069】挿入部14内のチャンネル49を通して分
光測定用の測定プローブ11が挿通される。
【0070】分光測定用ランプ54から放射された白色
光は、測定光出力手段53から測定プローブ11の照明
用ファイバ束51に導光され、被写体30を照明する。
【0071】分光測定用白色光で照明された被写体30
からの反射光は、測定プローブ11の受光用ファイバ束
52により分光手段10に導光される。
【0072】タイミング制御手段12は、タイミングジ
ェネレータ40からの信号を基にして、分光手段10の
分光測定動作を制御するための測定制御信号を生成し、
この測定制御信号を出力する。
【0073】タイミング制御手段12から出力された測
定制御信号は、分光手段10における光検出制御手段6
0に送出され、測定制御信号を受けた光検出制御手段6
0は、光検出手段59を制御する。
【0074】付帯情報処理手段46は、光検出制御手段
60へ分光ゲインパラメータを送出し、その分光ゲイン
パラメータを付帯データファイル43へ格納する。
【0075】光検出制御手段60は、付帯情報処理手段
46より出力された分光ゲインパラメータに基づき、光
検出手段59の分光データ増幅の度合を設定する。
【0076】また、光検出制御手段60は、トリガ手段
31より出力された分光データトリガ信号を受けて、光
検出手段59に対し分光データ取得を指示し、光検出手
段59により得られた分光データA(λ)を取り込み、
これを分光データ処理手段48へ送出する。
【0077】図4を用いて分光データ処理手段48を説
明する。
【0078】分光手段10への入力光がゼロであって
も、光検出手段59には出力が現れる。この出力を暗電
流データと呼ぶ。
【0079】暗電流波長軸校正手段32は、光検出制御
手段60より送出された分光データA(λ)に対して、
光検出手段59の暗電流データを補正し、波長軸目盛を
校正し、その校正済み分光データB(λ)をリファレン
ス補正スイッチ手段36へ送出する。
【0080】付帯情報処理手段46は、被写体30及び
測定プローブ11に関する情報を、パラメータ指示手段
35へ送出する。
【0081】パラメータ指示手段35は、被写体30が
測定リファレンスであるときには、暗電流波長軸校正手
段32とリファレンス補正手段33を接続する信号を、
被写体が測定リファレンスでないときには、暗電流波長
軸校正手段32と迷光補正手段34を接続する信号を、
リファレンス補正スイッチ36手段に対して送出する。
【0082】これにより、被写体30が測定リファレン
スであるときには、暗電流波長軸校正手段32より送出
された分光データB(λ)はリファレンス補正手段33
へ入力され、被写体30が測定リファレンスでないとき
には、暗電流波長軸校正手段32より送出された分光デ
ータB(λ)は迷光補正手段34へ送出される。
【0083】図5を用いてリファレンス補正手段34に
ついて説明する。
【0084】測定リファレンスは、測定リファレンスの
原器となる測定リファレンス原器とほぼ同等の分光特性
を持ち、測定リファレンス原器よりも、耐久性を高めた
ものである。
【0085】ある測定リファレンスkの分光特性Rk
(λ)は、測定リファレンス原器の分光特性Rω(λ)
と必ずしも一致しない。
【0086】また、リファレンス補正手段33に入力さ
れる分光データB(λ)は迷光を含んでいる。
【0087】パラメータ指示手段35は、付帯情報処理
手段46より送出された情報を基にして、測定リファレ
ンスkをプローブlにより測定するときには、パラメー
タμk,l(λ)をリファレンス補正手段33へ送出す
る。
【0088】リファレンス補正手段33は、入力された
分光データB(λ)に対して、パラメータμk,l
(λ)を乗じ、分光データW(λ)として分光データフ
ァイル45に格納する。
【0089】図6を用いて迷光補正手段34について説
明する。
【0090】迷光補正手段34に入力される分光データ
B(λ)は、迷光を含んでいる。
【0091】この迷光成分は測定プローブごとに異な
り、測定プローブlにおいて迷光補正パラメータはσl
(λ)である。
【0092】パラメータ指示手段35は、付帯情報処理
手段46より送出された測定プローブ情報により、σl
(λ)を、迷光補正手段34へ送出する。
【0093】迷光補正手段34は、分光データB(λ)
に対して、分光データファイル45に保持された測定リ
ファレンス分光データW(λ)に対してσl(λ)を乗
じた値を引いた値C(λ)を生成し、これを分光データ
ファイル45へ格納する。
【0094】画像記録手段88は、観察装置7内の信号
処理部6により信号処理された映像信号を入力とし、タ
イミングジェネレータ40より入力される信号及びトリ
ガ手段31より入力される画像記録トリガ信号により、
ディジタル画像データの生成を引き起こす。
【0095】このディジタル画像データは、画像データ
処理手段47に送出され、画像データ処理手段47によ
り、画像データファイル44に格納される。
【0096】本第1の実施の形態は以下の効果を奏す
る。
【0097】リファレンス補正手段33により、測定リ
ファレンスの分光特性の誤差を補正し、精度の高い測定
リファレンスの測定データが得られる。
【0098】また上記効果を、同一の処理手段中におい
て、任意の測定プローブ、任意の測定リファレンスに対
応させることができる。
【0099】またリファレンス補正スイッチ手段36に
よる、被写体30の種類に応じたデータ処理経路変更に
より、いかなる被写体30にも共通なデータ処理手段を
共用でき、システムを簡略化させる。
【0100】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について説明する。図7および図8は、本発
明の第2の実施の形態に係り、図7は、分光データ処理
手段の詳しい構成を示したブロックであり、図8は、ス
ケール補正手段の動作を示した説明図である。ただし、
第1の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0101】第1の実施の形態との相違は、図7のよう
に、分光データ処理手段48においてリファレンス補正
スイッチ手段36の前段にスケール補正手段37を設け
たことである。
【0102】分光データの評価指標として、被写体30
の測定値と、測定リファレンスの測定値の比が用いられ
る。
【0103】従来、被写体30の測定値が小さいときに
は、測定値精度向上のために、光検出手段59のデータ
増幅度を上げて測定していた。しかし、被写体30測定
時の光検出手段59のデータ増幅度で、測定リファレン
スを測定すると、その測定値は飽和してしまい、上記評
価指標を求めることができなかった。
【0104】本第2の実施の形態は、上記問題点に対す
る解決手段を提供する。
【0105】スケール補正手段37はパラメータ指示手
段35の出力信号を基にして、パラメータ設定の変更が
可能である。
【0106】パラメータ指示手段35は、スケール補正
手段37に対して、付帯情報処理手段46より送出され
る分光ゲインパラメータを基に、設定変更の指示を行な
う手段を有している。
【0107】図8を用いて、スケール補正手段37につ
いて説明する。暗電流波長軸校正手段32を経てスケー
ル補正手段37に入力される分光データB(λ)の単位
量は、光検出手段59における分光データ増幅の度合に
より、異なる。
【0108】パラメータ指示手段35は、付帯情報処理
手段46より送出される分光ゲインパラメータpによ
り、補正パラメータωpを、スケール補正手段37に対
して指示する。
【0109】スケール補正手段37は、入力された分光
データB(λ)に対して、補正パラメータωpを乗じた
値B(λ)を生成し、これをリファレンス補正スイッチ
手段36へ送出する。
【0110】以降の作用は、第1の実施の形態と同一で
あるのでここでの詳しい説明は省略する。
【0111】本第2の実施の形態は以下の効果を奏す
る。本第2の実施の形態により、被写体30の測定値の
精度を向上させ、かつ評価指標を得ることが可能とな
る。また、測定された分光データの単位量を統一量にす
ることにより、分光データ間の比較を、光検出手段59
のデータ増幅の度合によらずに行なうことが可能とな
る。
【0112】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について説明する。図9および図10は、本
発明の第3の実施の形態に係り、図9は、分光データ処
理手段の詳しい構成を示したブロック図であり、図10
は、迷光補正パラメータ指示手段の動作を示した説明図
である。ただし、第1の実施の形態と同一の構成は、同
一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0113】本第3の実施の形態と前記第1の実施の形
態との相違は、図9のように迷光補正手段34に対し
て、迷光補正パラメータを指示する迷光補正パラメータ
指示手段38を設けたことである。それにともない、パ
ラメータ指示手段35と迷光補正手段34の接続は切ら
れる。
【0114】迷光補正パラメータ指示手段38は、分光
データファイル45及び迷光補正手段34に接続され、
迷光補正パラメータを生成する。また、迷光補正パラメ
ータ指示手段38は、測定リファレンスω,υの分光特
性Rω(λ),Rυ(λ)を保持している。
【0115】以下、第3の実施の形態の動作を説明す
る。図10を用いて、迷光補正パラメータ指示手段38
について説明する。
【0116】迷光補正パラメータ指示手段38は、分光
データファイル45より、リファレンス補正手段33を
経て格納された測定リファレンスωの分光データW
(λ)及び測定リファレンスυの分光データV(λ)を
取り出す。ここで、分光データW(λ)は、第1の実施
の形態において、リファレンス補正手段33より、分光
データファイルへ送出されるデータと同一のものであ
る。
【0117】迷光補正パラメータ指示手段38は、測定
リファレンスω,υの分光特性Rω(λ),Rυ(λ)
及び、それぞれのリファレンスの分光データW(λ),
V(λ)より、次式に示されるパラメータψ(λ)を生
成する。
【0118】ψ(λ)={Rυ(λ)W(λ)−Rω(λ)V
(λ)}/{W(λ)Rω(λ)−Rυ(λ)} このパラメータψ(λ)は、迷光補正手段34に送出さ
れ、迷光補正手段34において、第1の実施の形態にお
けるσlと同様の作用が行われる。
【0119】本第3の実施の形態は以下の効果を奏す
る。分光測定時に、迷光補正手段34におけるパラメー
タを生成するため、機器変動によらずに精度の高い分光
測定データが得られる。
【0120】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態について説明する。図11ないし図13は、
本発明の第4の実施の形態に係り、図11は、測定プロ
ーブの外観を示した正面図であり、図12は、測定プロ
ーブにおける挿入蛇管の断面を示した断面図である。図
13は、測定プローブ操作者による、測定プローブの操
作の様子を示した斜視図である。ただし、第1の実施の
形態と同一の構成は、同一の符号を付し、詳細な説明は
省略する。
【0121】挿入蛇管69は、挿入蛇管62及び挿入蛇
管63を、挿入蛇管結合部64により結合したものであ
り、内部には、照明用ファイバ束51、受光用ファイバ
束52が挿通されている。
【0122】図12に示すように、挿入蛇管62,挿入
蛇管63は、それぞれ遮光性のチューブからなる挿入蛇
管外皮50、極細な金属線を円筒状に編み上げることに
よりなるブレード79、帯状の薄い金属板を螺旋上に巻
き、円筒上に整形したフレックス78からなる。
【0123】挿入蛇管62の全長は、電子内視鏡4にお
ける挿入部14の長さ(先端部19よりチャンネル入口
20までの長さ)より長い。また、挿入蛇管62の全長
は、測定プローブ11をチャンネル49に挿通し、被写
体30に接触させたときに、測定プローブ操作者の測定
プローブ握り位置70が、挿入蛇管結合部64に位置す
る長さである。
【0124】挿入蛇管62の挿入蛇管外皮50は、テフ
ロン熱収縮チューブにより構成される。
【0125】挿入蛇管62は、チャンネル49内で滑り
やすく、測定プローブ11を先端部19より突出させた
ときに、自重による垂れ下がりがなく、まっすぐ伸びる
硬度を持っている。
【0126】挿入蛇管63の挿入蛇管外皮50は、ポリ
ウレタンチューブにより構成され、曲げ及び座屈耐久性
が高く、柔軟性に富む。
【0127】以下、本第4の実施の形態の動作を説明す
る。電子内視鏡4より、本実施の形態の測定プローブ1
1を挿入し、被写体30を測定するとき、測定プローブ
握り位置70より被写体側は、挿入蛇管62に、プロー
ブ分岐部61側は挿入蛇管63により構成された挿入蛇
管69となる。
【0128】挿入蛇管63部分は、電子内視鏡4及び測
定プローブ11の操作のために、曲げ動作が繰り返し行
なわれる。
【0129】本第4の実施の形態は以下の効果を奏す
る。
【0130】測定プローブ握り位置70より先端側で
は、チャンネル49への挿入性、被写体30を捕捉性に
すぐれ、測定プローブ握り位置70より後端側では、曲
げ及び座屈耐久性に優れる、挿入蛇管69を提供する。
【0131】(第4の実施の形態の変形例)次に本発明
の第4の実施の形態の変形例について説明する。図14
は、本発明の第4の実施の形態の変形例に係り、測定プ
ローブの外観を示した正面図である。ただし、第4の実
施の形態と同一の構成は、同一の符号を付し、詳細な説
明は省略する。
【0132】第4の実施の形態と異なる部分は、挿入蛇
管69を挿入蛇管62のみで構成した点と、測定プロー
ブ握り位置70からプローブ分岐部61までの挿入蛇管
62を、保護チューブ83により覆った点である。
【0133】以下、本第4の実施の形態の変形例の作用
について説明する。
【0134】電子内視鏡4より、本実施の形態の測定プ
ローブ11を挿入し、被写体30を測定するとき、測定
プローブ握り位置70より被写体側は挿入蛇管62に、
またプローブ分岐部61側は挿入蛇管63に保護チュー
ブ83を覆った挿入蛇管69となる。
【0135】さらに測定プローブ握り位置70よりプロ
ーブ分岐部側は、電子内視鏡4及び測定プローブ11の
操作のために曲げ動作が繰り返し行われる。
【0136】本第4の実施の形態の変形例によると以下
の効果を奏する。
【0137】測定プローブ握り位置70より先端側で
は、チャンネル49への挿入性、被写体30の捕捉性に
すぐれ、測定プローブ握り位置70より後端側では、曲
げ及び座屈耐久性に優れる、挿入蛇管69を提供する。
【0138】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態について説明する。図15および図16は、
本発明の第5の実施の形態に係り、図15は、従来の測
定プローブの実施形態を示した説明図であり、図16
は、本第5の実施の形態による測定プローブを示した説
明図である。ただし、第1の実施の形態と同一の構成
は、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0139】図15、図16は、内視鏡分光システム1
使用時の、電子内視鏡4、測定プローブ11、カート7
3の空間位置関係を示し、今まさに被写体30を測定プ
ローブ11により測定しようとするところを示す。
【0140】測定プローブの挿入蛇管69は、電子内視
鏡のチャンネル49に挿通するため、細くできている。
そのため、曲げ及び座屈に対する耐久性が低い。そこで
従来は、測定プローブの挿入蛇管69の長さを測定プロ
ーブ11及び電子内視鏡4の操作者の手元までとし、そ
れ以降はプローブ分岐部61を経て、曲げ及び座屈に対
する強度の高い測定光照明手段蛇管65及び分光手段蛇
管66により、照明用ファイバ束51、受光用ファイバ
束52を覆っていた。
【0141】しかし、プローブ分岐部61、測定照明手
段蛇管65及び分光手段蛇管66の重みにより、測定プ
ローブ11の操作性が悪く、また挿入蛇管69とプロー
ブ分岐部61の接合部において損壊しやすいため、測定
プローブ11を操作して被写体30の測定を行なうため
には操作補助者が必要となった。
【0142】本第5の実施の形態は、かかる事情を鑑み
なされたものであり、測定プローブ11の操作性を向上
させることを目的とする。
【0143】図16に示すように、カート73は、測定
光照射手段9及び分光手段10を収納しており、カート
固定ポイント75が設けられている。
【0144】測定プローブ支持アーム72は、剛性部材
を素材とし、カート固定ポイント75において、カート
73に固定される。測定プローブ指示アーム72の素材
として、例えば金属部材が使用される。
【0145】測定プローブ11において、プローブ分岐
部61は、測定光照明手段9及び分光手段10に近い位
置に配置されており、挿入蛇管69の全長は、測定光照
明手段蛇管65及び分光手段蛇管66の全長に比べて長
い。
【0146】また、プローブ分岐部61は、測定プロー
ブ固定ポイント74を設けており、測定プローブ支持ア
ーム72は、測定プローブ固定ポイント74においてプ
ローブ分岐部61を固定する。
【0147】以下、本第5の実施の形態の作用について
説明する。
【0148】測定プローブ支持アーム72、測定プロー
ブ固定ポイント74、カート固定ポイント75により、
プローブ分岐部61は、カート73に固定され、測定プ
ローブ11構成部のうち自由に位置変更可能なものは、
挿入蛇管69のみとなる。
【0149】そのため、内視鏡分光システム1使用時
に、挿入蛇管69はチャンネル入口20より垂れ下が
り、挿入蛇管最下点71を通過後に、測定光照明手段9
及び分光手段10へ向けて上方へ上がっていく形状とな
る。
【0150】本第5の実施の形態によると以下の効果を
奏する。
【0151】プローブ分岐部61がカート73に固定さ
れるため、測定プローブ操作者が測定プローブ11を操
作するのに必要な力は、挿入蛇管69の移動に必要な力
のみになり、操作補助者による補助の必要がなくなる。
【0152】また、プローブ分岐部61がカート73に
固定されるため、挿入蛇管69とプローブ分岐部61接
合部分において損壊しにくくなる。
【0153】また、プローブ分岐部61がカート73に
固定されるため、測定光源コネクタ53及び分光器コネ
クタ57が、それぞれ測定光照明手段9及び分光手段1
0より脱落することを防止できる。
【0154】(第6の実施の形態)次に本発明の第6の
実施の形態について説明する。図17は、本発明の第6
の実施の形態に係り、測定プローブの先端部構造を示し
た断面図である。ただし、第1の実施の形態と同一の構
成は、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0155】照明ファイバ束51及び受光用ファイバ束
52は、挿入蛇管69内に挿通され、先端本体80に固
定される。先端本体80には、遮光性の中空管状部材と
してのフード76を取り付け、このフード76の内側の
中空部分は、透明なフード充填部材77により充填され
ている。
【0156】フード76の中空部分内壁は、黒色の塗布
されている。または、フード充填部材77の円周壁は、
黒色に塗布されている。
【0157】以下、本第6の実施の形態の作用について
説明する。
【0158】照明用ファイバ束51より出射した光が、
フード内壁に到達するとき、フード内壁が黒色なため、
その反射光光量は大きく減少する。
【0159】本第6の実施の形態によると以下の効果を
奏する。
【0160】測定プローブ11の先端において発生する
迷光成分を抑制でき、精度の高い分光測定が可能とな
る。
【0161】(第6の実施の形態の変形例)次に本発明
の第6の実施の形態の変形例について説明する。図18
は、本発明の第6の実施の形態の変形例に係り、測定プ
ローブの先端部構造を示した断面図である。ただし、第
6の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0162】第6の実施の形態と異なる部分は、フード
76の代わりに、遮光線付きフード81を用いる点であ
る。
【0163】遮光線付きフード81は、中空部分の内壁
に、多数の山谷状の溝82を、円周に沿って彫ってあ
る。遮光線付きフード81の中空部分内壁は黒色に塗布
されている。
【0164】以下、本第6の実施の形態の変形例の作用
について説明する。照明用ファイバ束51より出射した
光が、フード内壁に到達するとき、遮光線付きフード8
1の中空部分内壁において反射する。
【0165】受光用ファイバ束52側へ向かう光の、フ
ード内壁81における反射光は、溝82のために、測定
プローブ11の中心軸方向において反射した方向へ進
む。
【0166】つまり、受光用ファイバ束52への方向に
進むが、フード内壁において反射するとき、その反射光
が受光用ファイバ束52に直接入光することはない。
【0167】よって、溝82のないときの反射に比べ
て、反射光の、直接受光用ファイバ束52へ向かう光量
を減少させる。
【0168】本第6の実施の形態の変形例によると以下
の効果を奏する。測定プローブ11の先端において発生
する迷光成分を抑制でき、精度の高い分光測定が可能と
なる。
【0169】(第7の実施の形態)次に本発明の第7の
実施の形態について説明する。図19ないし図27は、
本発明の第7の実施の形態に係り、図19は、内視鏡分
光システムのより詳しい構成を示したブロック図であ
り、図20は、リンク情報生成手段で生成されるリンク
情報の一形態を示した説明図であり、図21は、多次元
データベースによるリンク情報の一形態を示した説明図
である。ただし、第1の実施の形態と同一の構成は、同
一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0170】図22ないし図27は、本第7の実施の形
態における測定データ閲覧手段によって提供されるユー
ザインタフェースの一形態を示した説明図であり、図2
2は、検索キーの入力画面の一例を示し、図23は、I
D一覧画面の一例を示し、図24は、インデックス画面
の一例を示し、図25は、分光データ表示画面の一例を
示し、図26は、フルサイズ画像表示画面の一例を示
し、図27は、検査画面の一例を示す。
【0171】本第7の実施の形態の目的は、同一被写体
30を対象に、分光手段10により測定された分光デー
タと画像記録手段88により記録されたディジタル画像
データが相互に参照されることを可能とするように、相
互のデータをリンクするための手段、およびデータファ
イル42に格納されたデータをユーザーが容易に閲覧、
解析を行うことができる手段の提供にある。
【0172】第1の実施の形態との主たる相違点は、図
19に示すように、データ処理手段13が測定データ管
理手段84を備えた点と、付帯情報処理手段46が関連
性の高い画像データと分光データをリンクするためのリ
ンク情報を生成するリンク情報生成手段85を備えた点
にある。
【0173】測定データ管理手段84は、データファイ
ル42に格納されたデータをユーザーが閲覧するための
ユーザーインタフェースを提供する測定データ閲覧手段
86と、ユーザーの要求に応じて測定データの解析を行
う測定データ解析手段87と、ユーザーの要求に応じて
測定データ、および又は、測定データ解析結果を表示モ
ニタや外部ファイルへ出力する測定データ出力手段 8
9から構成される。
【0174】以下、本第7の実施の形態の作用について
説明する。
【0175】内視鏡分光システム1を使用するユーザー
は、分光測定、および画像記録を行う前に、測定に関す
る付帯情報を入力する。付帯情報には、患者の姓名、性
別、年齢や日付などの情報が含まれ、付帯情報処理手段
46にて情報を処理される。
【0176】一方、リンク情報生成手段85は、画像デ
ータ処理手段47および分光データ処理手段48を経
て、各々データファイル42に格納された画像データと
分光データのうち、関連性の高いデータファイルをリン
クするためのリンク情報を生成する。
【0177】さらに、分光データと、分光データ処理手
段48で行われる補正処理に必要で、かつ最適な測定リ
ファレンスなどのデータとのリンク情報も生成する。こ
のリンク情報を利用することで、分光データ処理手段4
8は精度の高い補正処理を行うことができる。
【0178】次に、リンク情報生成手段85で生成され
るリンク情報の形態について説明する。
【0179】リンク情報の一つの形態として、図20に
示すようなツリー構造を考えることができる。図20で
は、患者IDをツリーの起点として、姓名、性別などの
付帯情報と画像データファイル44への指示子(以下、
ポインタ)である画像データIDと分光データファイル
45へのポインタである分光データIDがリンクされて
いる。
【0180】リンク情報生成手段85は、例えば患者毎
に固有である付帯情報と、その患者に関して測定記録さ
れた分光データと画像データを図20に示すようなツリ
ー構造のデータとしてリンク情報の生成を行う。
【0181】一旦、このようなリンク情報が生成された
なら、データを閲覧する際に、患者IDから互いに関連
する付帯情報、分光データ、画像データへアクセスする
ことが可能となる。
【0182】また、ツリー構造は画像データからツリー
構造をたどって、関連する分光データ、付帯情報をアク
セスすることも可能である。
【0183】ツリー構造は、生成されるリンク情報のデ
ータ量を必要最小限に抑えることができる代わりに、リ
ンクされている全ての情報にアクセスするにはツリーを
たどっていかなければならず、その分アクセス時間を要
する。
【0184】そこで、データアクセス時間に重点を置い
たリンク情報の形態として多次元データベースを考える
ことができる。図21に多次元データベースによるリン
ク情報の形態を示した。図21では簡単のため、Key
1〜Key3で構成される3次元の場合について説明し
ている。実際には、リンクする必要のある情報の種類分
の軸で構成される多次元データ空間となる。
【0185】例えば、Key1を姓名、Key2を日
付、Key3を画像No.とすると、Key1=“山
田”、Key2=“1997年1月20日”、Key3
=“No.1、2、3”と指定することで、各軸の交点
としてデータブロックが抽出される。このデータブロッ
クには関連する付帯情報と分光データID、画像データ
ID等が格納されている。
【0186】以上のように、リンク情報のデータ空間は
ツリー構造の場合と比較して大規模になるが、アクセス
時間に優れたリンク情報を多次元データベース構造で実
現することができる。以上、リンク情報の2つの形態に
ついて説明したが、このように生成されたリンク情報は
データファイルとして、付帯データファイル43内に格
納される。
【0187】次に測定データ管理手段84に於ける動作
を説明する。図22ないし図27は測定データ閲覧手段
86によって提供されるユーザーインタフェースの一形
態である。このようなユーザーインタフェースは、測定
データ出力手段89を介してCRTなどの表示デバイス
95に出力される。
【0188】図22は検索キーの入力画像を表してお
り、ユーザーは検索キーとして患者IDの001〜00
9を指定している。ユーザーは検索キーの指定を行い検
索ボタンをマウス等のポインティングデバイスにより押
下することで、図23に示すID一覧画面を表示するこ
とができる。ユーザーはID=003を選択してインデ
ックス画面を表示する。この表示画面の一例を示したの
が図24である。
【0189】図24上でユーザーは3つのインデックス
画像を選択して、これらの画像に写っているシーンと同
部位で測定された分光データを表示することができる。
内部的には、ユーザーがインデックス画像を指定するこ
とで、これらの画像IDとリンクする分光データIDを
リンク情報から検索する。
【0190】また、図24に示したようにインデックス
表示は、内視鏡分光システムを使用し測定した直後、測
定されたデータに対して、例えば測定部位、診断名など
の付帯情報を登録するのに好適であるため、図27に示
すような検査画面で検査終了後、自動的にインデックス
画面を表示し付帯情報を登録終了後、再度つぎの検査の
ために検査画面に戻るというような動作をさせることも
可能である。
【0191】図25は表示された分光データを表す。画
像データと分光データがリンク情報により関連付けされ
ているため、図25に示すように、ポインティングデバ
イス等により分光データグラフを指定して、関連する画
像データを図26のように表示させることも可能であ
る。
【0192】測定データ解析手段87は、ユーザーが測
定データ閲覧手段86で指定した分光データ、或いは画
像データセットに対して、多変量データ解析等の解析行
為を行う。
【0193】測定データ出力手段89は前述したように
測定データ閲覧手段86が提供するユーザーインタフェ
ースを表示デバイス95に表示したり、測定データ解析
手段87の結果を表示デバイス95へ表示、外部ファイ
ル90へ出力したりする。
【0194】本第7の実施の形態によると以下に示す効
果を奏する。
【0195】本第7の実施の形態よれば、第1の実施の
形態の他に、分光測定データが表示されている状態から
同一部位のデジタル画像データを参照すること、または
その逆が容易に行うことができ、ユーザーは内視鏡分光
システム1で測定されたデータの表示、解析を柔軟かつ
容易に行うことができる。
【0196】(第8の実施の形態)次に本発明の第8の
実施の形態について説明する。図28ないし図30は、
本発明の第8の実施の形態に係り、図28は、内視鏡分
光システムのより詳しい構成を示したブロック図であ
る。図29は、波長λiにおける分光データを示した線
図であり、図30は、複数回トリガによる時系列データ
を波長λiのみプロットした際の分光データを示した線
図である。ただし、第1の実施の形態と同一の構成は、
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0197】本第7の実施の形態の目的は、接触型の測
定プローブ11を使用して分光測定を行う場合に於け
る、測定精度向上のための手段を提供することにある。
【0198】図28に示すように、第7の実施の形態と
の相違は分光データ処理手段48に時系列データ記録手
段91とし有効データ抽出手段92を備えたことにあ
る。
【0199】以下、本第8の実施の形態の作用を説明す
る。分光測定では通常、1回のトリガによる測定値をそ
のまま利用するより複数回のトリガによる分光データを
平均して利用する方がノイズの影響を減ずることができ
る。
【0200】このことは、加法ノイズモデルにおける積
算平均値によるノイズリダクションとして知られてい
る。
【0201】しかし、接触型測定プローブ11を用いた
場合、複数回の測定を行っているうちに、被写体30か
ら測定プローブ先端が離れることで、データ精度がかえ
って悪化することが考えられる。
【0202】この現象は、測定プローブ先端と被写体と
の間の両者の屈折率の異なる媒質(例えば空気)が混入
し、鏡面反射成分が増大することで説明することができ
る。
【0203】図29と図30は、以上の動作を分光デー
タグラフで説明した線図である。
【0204】図29に示すようにある波長λiにおける
分光データに着目して、複数回トリガによる時系列デー
タを波長λiのみプロットしたのが図30である。
【0205】区間Bで測定プローブ11が被写体30か
ら離れて、鏡面反射成分が増大することにより分光デー
タ強度が増大したことを示している。
【0206】したがって、測定データの精度を向上する
には、測定プローブ11が被写体30と接触している区
間、図30では区間AとCとの間に測定されたデータの
平均値を計算すればよい。
【0207】図30の例では区間を分割するのに、しき
い値(εi )によるしきい値処理を行っている。
【0208】本第8の実施の形態によると以下に示す効
果を奏する。以上のように、時系列データ記録手段91
により記録された、複数回トリガによる時系列分光デー
タから有効データ抽出手段92により、SNを向上する
ことで精度の高いデータをデータファイル42へ格納
し、利用することが可能になる。
【0209】(第9の実施の形態)次に本発明の第9の
実施の形態について説明する。図31および図32は、
本発明の第9の実施の形態に係り、図31は、分光手段
の構成を示し、図32は、暗電流測定制御手段の動作を
示したタイミングチャートである。ただし、第1の実施
の形態と同一の構成は、同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0210】本第9の実施の形態の目的は、測定精度の
向上のため、暗電流の自動測定の手段を提供することに
ある。
【0211】第1の実施の形態との相違は、図31に示
すように、分光手段10に暗電流測定制御手段93を備
えたことにある。
【0212】この暗電流測定制御手段93はタイミング
制御手段12から測定制御信号を受け取り、測定光入力
手段94と光検出制御手段60へ暗電流測定信号を送出
する。
【0213】以下、本第9の実施の形態の作用を説明す
る。
【0214】暗電流測定制御手段93は図32に示すよ
うな監視信号を発生する。監視信号がHighの場合、
この監視信号は暗電流測定信号として、測定光入力手段
94と光検出制御手段60に送出される。測定光入力手
段94は暗電流測定信号を受信すると例えばシャッター
等のような光遮断器により測定プローブ11を介して導
光される測定光を遮断し、光検出制御手段60は暗電流
データの測定を行うように光検出手段59を制御する。
【0215】一方、トリガ手段31より送出された分光
測定を行うための測定トリガがタイミング制御手段12
を介して暗電流測定制御手段93に入力されると、監視
信号はLowとなる。
【0216】監視信号がLowの場合、暗電流測定制御
手段93からは暗電流測定信号は送出されず、したがっ
て通常の分光測定が行われる。
【0217】分光測定の結果は直前に行われた暗電流測
定の結果により暗電流補正が施される。
【0218】暗電流測定は環境温度の変化など、経時的
に変動することが知られているので、精度を考慮すると
分光測定直前に行うことが望ましい。しかし、分光測定
を高頻度に繰り返し行う場合は、通常の分光測定を行っ
た後、必ず暗電流測定を行い、この暗電流測定の結果を
次の分光測定の結果の暗電流補正に使用することもでき
る。
【0219】この場合は、図32に示すような監視信号
は必要でない。したがって、トリガ手段31から送出さ
れたトリガ信号を受けて、暗電流測定制御手段93は分
光測定終了と同時に暗電流測定信号を測定光入力手段9
4と光検出制御手段60に送出する。
【0220】本第9の実施の形態によると以下に示す効
果を奏する。
【0221】ユーザーは暗電流測定動作を指示すること
なしに、暗電流測定、および最新の暗電流データを使用
した暗電流補正を行うことができる。
【0222】このように、前記実施の形態の内視鏡分光
装置によると、撮像部と観察装置を備えた内視鏡装置を
組み合わせて使用される内視鏡分光装置において、測定
値の精度を向上し、また、内視鏡分光装置の操作性を向
上し、さらに、同一被写体を対象にした各種データの測
定、閲覧解析を容易にすることができる。
【0223】(第10の実施の形態)次に第10の実施
の形態について説明する。図34ないし図40は本発明
の第10の実施の形態に係り、図34は第10の実施の
形態における測定データ管理手段の構成を示し、図35
は患者情報の一覧から選択された検査に対応するインデ
ックス画像が、インデックス画像の内容が分かるように
表示する具体例を示し、図36は図35の状態でさらに
メニューを表示した状態を示し、図37は2つのインデ
ックス画像を表示した具体例を示し、図38は2つの分
光データを共通のグラフで表示した具体例を示し、図3
9は画像表示のコマンドで画像表示された状態を示し、
図40はメミュー表示の他の具体例を示す。
【0224】本第10の実施の形態の目的は、第7の実
施の形態記載の目的に加えて、ユーザーの操作性を向上
させるためのユーザーインタフェースの提供にある。第
10の実施の形態の構成に関して、第7の実施の形態と
の主たる相違点は、図34に示すように、測定データ管
理手段84が、患者情報一覧インタフェース手段96
と、インデックス画像一覧インタフェース手段97と、
コマンドメニューインタフェース手段98と、コマンド
処理手段99とを備えた点にある。
【0225】測定データ管理手段84は、患者名、患者
IDなどの患者情報を一覧形式のインタフェースで表示
デバイス95上に表示させる患者情報一覧インタフェー
ス手段96と、表示デバイス95上にインデックス画像
の一覧形式のインタフェースを表示させるインデックス
画像一覧インタフェース手段97と、画像データ、分光
データなどの測定データ、および又は測定データ毎に関
連するデータ関連情報に対する処理内容を指示するため
のインタフェースを表示デバイス95上に表示するコマ
ンドメニューインタフェース手段98と、前記メニュー
から選択されたコマンド内容の処理を行うコマンド処理
手段99とから構成される。その他は第7の実施の形態
と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0226】次に本第10の実施の形態の作用を説明す
る。付帯データファイル43は、内視鏡分光装置1によ
る検査を受けた患者の患者情報と、画像データ、および
又は分光データなどの測定データに関連する診断(測
定)部位、診断名などのデータ関連情報で構成される。
【0227】内視鏡医は、検査に際してキーボードやマ
ウス等により患者名、患者ID、検査日などの患者情報
を入力する。そして、検査終了後、測定された画像デー
タ、分光データに対してその診断部位、診断名、などの
データ関連情報を登録する。第7の実施の形態で述べた
ように、内視鏡医が登録する付帯情報は、データ登録手
段41の付帯情報処理手段46において適切な処理が行
われ、データファイル42に格納される。
【0228】上記のように内視鏡分光装置1から発生し
たデータは、検査単位で管理されるので、付帯情報、測
定データをまとめて検査データと呼ぶ。登録された検査
データを閲覧するために、内視鏡医は閲覧開始コマンド
をキーボード、マウスなどの入力デバイスを用いて発行
する。
【0229】データ処理手段13は、発行された閲覧開
始コマンドを測定データ管理手段84に送出する。閲覧
開始コマンドを受け取った測定データ管理手段84は、
患者情報一覧インタフェース手段96によって表示デバ
イス95上に患者情報一覧のインタフェースを提供する
ように患者情報一覧インタフェース手段96に指示す
る。
【0230】患者情報一覧インタフェース手段96は、
該指示を受けて、付帯データファイル43から、患者情
報を抽出し、患者ID、患者名、検査日などの一覧形式
で、表示デバイス95上に表示する。
【0231】内視鏡医は、表示デバイス95上に表示さ
れた患者情報の一覧を見て、所望する検査をキーボード
やマウスなどの入力デバイスにより複数個選択する。図
23は患者ID=003、患者名=K.GONOが選択
された状況を示している。
【0232】選択された検査に関する患者情報は、イン
デックス画像一覧インタフェース手段97に送出され、
このインデックス画像一覧インタフェース手段97は、
選択された検査に関する患者情報を元に、データファイ
ル42からインデックス画像を表示するためのデータを
抽出し、検査単位毎にインデックス画像一覧のインタフ
ェースを表示デバイス95上に提供する。図35に表示
された結果を示す。
【0233】第7の実施の形態でも示したように、カー
ソルをインデックス画像の位置に移動させ、キータイピ
ングやマウスに設けられたボタンをクリックするなどの
選択動作により、複数個のインデックス画像を選択状態
にする。図24ではインデックス画像が選択された結
果、反転する様子を示したが、図35では、選択しても
インデックス画像の内容が確認できるようにインデック
ス画像の周囲に背景とは色の異なる枠W(図35ではこ
の枠Wをクロスハッチングで表示)を表示することで選
択状態を表している。
【0234】図35では3つのインデックス画像が選択
されており、内視鏡医は入力デバイスを通じてコマンド
メニューを表示させるための命令を与える。入力デバイ
スから送出されたメニュー表示命令を受け取った、コマ
ンドメニューインタフェース手段98は、表示デバイス
95上に選択されたインデックス画像に関連する測定デ
ータ、および又はデータ関連情報に対するコマンドで構
成されるメニューインタフェースを提供する。
【0235】メニューが画面上に表示された結果を図3
6に示す。図36では、表示デバイス95上に分光デー
タのグラフを描画する分光データ表示のコマンド、原サ
イズで画像データを表示する画像データ表示のコマン
ド、診断部位・診断名を登録する部位/診断名入力のコ
マンド、インデックス画像の一覧表示を終了するための
終了のコマンド、このメニューからコマンドを選択する
動作を中断し、メニューを閉じる取り消しのコマンドで
構成されたメニューが表示されている。
【0236】なお、本実施の形態においては、取り消し
のコマンドがメニューの最上段、最下段に表示されてい
る。これは、メニューの取り消し動作を容易にするため
で、メニューに含まれるコマンドの数が多くなる場合に
好適である。また、メニューに含まれるコマンド数が多
い場合、カーソルがメニューの最上段、最下段に来たと
きに適切な量だけメニューをスクロールさせる方法があ
る。これは上下に長いメニュー上をカーソルを移動させ
るより、容易に所望するコマンドに到達することができ
る。この場合も、メニュー最上段、最下段に、スクロー
ルしても常に取り消しのコマンドを表示させておくこと
もできる。
【0237】図36では、画像データ表示が選択された
結果を示している。この選択結果は、コマンド処理手段
99に送出され、このコマンド処理手段99は、受け取
ったコマンド処理内容を解折し、適切な処理を行う。
【0238】画像データ表示のコマンドの場合は、コマ
ンド処理手段99は、必要な画像データを画像データフ
ァイル44から抽出し、分光データ表示のコマンドの場
合は、必要な分光データを分光データファイル45から
抽出し、適切なフォーマットで表示デバイス95上に表
示する。またデータ関連情報に関するコマンドの場合に
は、付帯データファイル43から必要なデータ関連情報
を抽出し、適切な処理を行うため、付帯情報処理手段4
6に送出する。
【0239】分光データの場合、異なる検査に跨ってデ
ータを比較検討する必要が発生する場合がある。例え
ば、癌などの重要な症例に関して、患者間で共通の傾向
を把握する場合などである。
【0240】このような場合、1つ以上の検査データを
検査データ一覧から選択して、各々のインデックス画像
の一覧を表示する。2つの検査についての表示結果を図
37に示す。
【0241】図37では、検査Aから1つ、検査Bから
1つインデックス画像を選択しメニューから分光データ
表示コマンドを選択している。分光データ表示コマンド
を受け取ったコマンド処理手段99は、2つ以上の検査
でも分光データの場合には共通のウィンドウ上にグラフ
を表示して、比較観察を容易にしている。グラフを表示
した結果を図38に示す。もちろん、共通ウィンドウで
はなく別々のウィンドウに出力するように、分光データ
表示コマンドが選択されたあと、操作者に選択させる方
法もある。
【0242】図39では、画像表示コマンドの処理結果
を表し、表示デバイス95上に3枚の画像データが原サ
イズで表示されている様子を示している。表示された画
像データに関する付帯情報を確認する必要が発生する場
合がある。このような場合、コマンド処理手段99は、
画像データ表示コマンドを受け取ると、画像データを表
示するとともに、表示した画像データに関連する付帯情
報(患者名、検査日、診断部位、診断名など)を画像デ
ータの近傍に表示する。
【0243】図39は、画像データが表示されているウ
ィンドウ上に関連する付帯情報を表示した例である。同
じことは分光データのグラフ表示にも適用できる。さら
に、図36に示したメニューは、コマンドの内容によっ
ては、図39に示したような画像データを表示した直後
に再度表示したい場合がある。このような場合、画像デ
ータが表示されたウィンドウ上にメニューボタンを設
け、入力デバイスを通じて、このメニューボタンを押す
と、図36で示したものと同じメニューが、メニュー表
示手段により表示デバイス95上に表示される。
【0244】あるいは、コンピュータ操作に慣れた内視
鏡医にとっては、画像データが表示されているウィンド
ウ上の適当な場所でマウスによるクリック動作などでメ
ニューを表示させることもできる。
【0245】同じことは分光データが表示されたウィン
ドウ上でも可能である。このように、コマンド処理手段
99によって処理された結果、出力されたウィンドウ上
から、再度同じメニューをメニュー表示手段によって表
示デバイス95上に表示できることにより、インデック
ス画像の一覧表示画面まで戻らないでも、内視鏡医は個
々のデータに対するコマンド処理を随時行うことができ
る。
【0246】一方、メニュー表示手段は、図36に示し
た形式以外にも、図40で示す形式のメニューも表示す
ることができる。図40に示したメニューの特徴は、メ
ニュー2段目に表示してある、分光/画像データ表示の
コマンドである。
【0247】このコマンドは異なる動作を行う2つのコ
マンドを組み合わせたもので、これを選択することによ
り2つのコマンド処理が行われる。つまり、分光データ
の表示と画像データの表示が行われる。
【0248】さらに、もう一つの特徴として階層メニュ
ーがある。図40では部位/診断名入力のコマンドがこ
れに相当し、このコマンドを選択するとまず診断部位を
選択するためのメニューが表示され、内視鏡医が部位を
選択すると次に診断名を選択するためのメニューが表示
される。
【0249】本実施の形態の場合のように、内視鏡医が
診断部位、診断名をデータに登録する場合は、手順とし
て診断部位を登録してから診断名を登録するのが普通で
ある。
【0250】したがって、内視鏡医が行う動作手順に基
づいて、本実施の形態のようにメニューを階層化するこ
とで、作業効率を向上させることができる。なお、複数
コマンドの組み合わせ、メニューの階層化は本実施の形
態で示した例に限らず、コマンドの組み合わせ、階層化
が内視鏡医の作業効率を向上させるものであるならば、
適用可能である。
【0251】また、上記のような組み合わせコマンドの
作成や、不要なコマンドの除去、新規コマンドの登録な
どメニューを構成するコマンドの種類自体を編集するた
めの編集コマンドを予めメニュー内に表示しておくこと
も可能である。
【0252】本実施の形態は以下の効果を有する。本第
10の実施の形態によれば、第7の実施の形態の他に、
画像データ、分光データの表示とともに付帯情報の確認
が容易となり、さらにデータに対するコマンド処理を行
う際の作業効率を向上させることができる。
【0253】(第11の実施の形態)次に第11の実施
の形態の形態について説明する。図41及び図42は本
発明の第11の実施の形態に係り、図41は第11の実
施の形態における測定データ管理手段の構成を示し、図
42はマーカーを伴ってインデックス画像を表示した状
態を示す。
【0254】本第11の実施の形態の目的は、第7およ
び第10の実施の形態記載の目的に加えて、付帯情報の
更新状況をユーザーが容易に確認するための手段の提供
にある。
【0255】本実施の形態における構成は、図41に示
すようにインデックス画像一覧インタフェース手段96
にマーカー手段100を設けた以外は、第10の実施の
形態の構成と同じである。
【0256】次に作用を説明する。第10の実施の形態
で説明したように、内視鏡医は検査後、測定されたデー
タに対して、診断部位、診断名などのデータ関連情報を
各データに対して登録する。しかし、インデックス表示
された画像データ、および関連する分光データに付帯情
報が登録されたかを確認するには、各々のデータの詳細
をメニューから付帯情報表示コマンドなどのコマンド処
理によって閲覧しなければならない。
【0257】そこで、インデックス画像に関連する画像
データ、および分光データに診断部位、診断名などのデ
ータ関連情報が登録されているか否かを示すマーカー
を、インデックス画像一覧インタフェース手段96に設
けられたマーカー手段100によりインデックス画像の
近傍に表示する。
【0258】インデックス画像一覧インタフェース手段
96は、内視鏡医により選択された検査データに基づ
き、インデックス画像を表示デバイス95上に表示する
際、マーカー手段100が付帯データファイル内を調べ
て、各々のデータに指定されたデータ関連情報がすでに
登録されているか否かを判定する。マーカー表示手段
は、判定結果をもとに適切なマーカーを表示されたイン
デックス画像の近傍に表示する。
【0259】図42はマーカーが表示された様子を示す
図である。図42におけるマーカーMb,Mgは2種類
である。黒いマーカーMbが測定部位に関連し、グレー
のマーカーMg(図42では梨地模様で表示)が診断名
に関連する。
【0260】インデックス画像に関連する画像データ、
分光データに測定部位の情報が内視鏡医によってすでに
登録されていれば黒いマーカーMbがインデックス画像
の左上に表示され、登録されていなければマーカーは表
示されない。同様にインデックス画像に関連する画像デ
ータ、分光データに診断名の情報が内視鏡医によって登
録されていればグレーのマーカーMgがインデックス画
像の右上に表示され、登録されていなければ表示されな
い。
【0261】このように、内視鏡医はインデックス画像
を見ただけで、付帯情報の登録状況を把握でき、登録が
必要なのに登録が完了していないデータのみ登録作業を
行うことができ、作業効率が向上する。
【0262】また、上記マーカー手段100は、インデ
ックス画像が表示される際に動作するのみならず、例え
ばコマンドメニューインタフェース手段98により表示
されたメニュー内の診断部位、および又は診断名の入力
コマンドを選択し、診断部位、診断名を登録した場合に
おいても動作するものである。
【0263】本実施の形態は以下の効果を有する。本第
11の実施の形態によれば、インデックス画像から個々
のデータに関連する情報が既に登録されているかどうか
容易に確認でき、閲覧作業の効率を向上させることがで
きる。なお、上述した各実施の形態等を部分的に組み合
わせる等して構成される実施の形態等も本発明に属す
る。
【0264】[付記]以上詳述した如き本発明の実施の形
態によれば、以下の如き構成を得ることができる。即
ち、 (1) 内視鏡と撮像部と観察装置を備えた内視鏡装置
と組み合わせて使用される内視鏡分光装置において、測
定光を生体表面に照射し、生体表面からの反射光を受光
する測定プローブと、前記測定プローブに、分光測定用
の白色光を供給する測定光照明手段と、前記測定プロー
ブで受光した生体表面からの反射光の分光測定を行う分
光手段と、前記分光手段の動作タイミングを制御するタ
イミング手段と、前記分光手段の出力データを処理する
データ処理手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡
分光装置。
【0265】(2) 前記データ処理手段は、前記分光
装置に信号を送るトリガ手段と、前記分光装置の入出力
データを処理するデータ登録手段と、前記データ登録手
段の出力するデータを格納するデータファイル手段と、
を具備したことを特徴とする上記(1)に記載の内視鏡
分光装置。
【0266】(3) 前記データ登録手段は、前記分光
装置の出力する分光データを処理する分光データ処理手
段と、前記分光装置のパラメータを設定する付帯情報処
理手段と、を具備したことを特徴とする上記(2)に記
載の内視鏡分光装置。
【0267】(4) 前記分光データ処理手段は、前記
分光手段の出力するデータに対して、迷光を補正する迷
光補正処理手段と、暗電流誤差及び波長軸を校正する暗
電流波長軸校正手段と、リファレンス測定値の誤差を補
正するリファレンス補正手段と、を具備したことを特徴
とする上記(3)に記載の内視鏡分光装置。
【0268】(5) 前記分光データ処理手段は、前記
分光装置の出力のデータ処理経路を被写体の種類により
変更可能なリファレンス補正スイッチ手段を有すること
を特徴とする上記(3)に記載の内視鏡分光装置。
【0269】(6) 前記分光データ処理手段は、前記
分光装置の出力する測定データの単位量補正を行うスケ
ール補正手段を有することを特徴とする上記(3)に記
載の内視鏡分光装置。
【0270】(7) 前記分光データ処理手段は、構成
が各々異なる測定プローブ及びリファレンス毎に補正パ
ラメータを保持し、前記迷光補正処理手段、前記リファ
レンス補正手段に対して、補正パラメータの変更の指示
を行うパラメータ指示手段を有することを特徴とする上
記(4)に記載の内視鏡分光装置。
【0271】(8) 前記分光データ処理手段は、前記
測定プローブ毎の補正パラメータを、前記データファイ
ル手段に格納されたデータから生成し、前記迷光補正手
段に対して、補正パラメータ変更の指示を行う迷光補正
パラメータ指示手段を有することを特徴とする上記
(4)記載の内視鏡分光装置。
【0272】(9) さらに、内視鏡装置から出力され
る映像信号をディジタル記録する画像記録手段を備え、
前記データ登録手段は、さらに前記画像記録手段の出力
データを処理する画像データ処理手段を備えることを特
徴とする上記(2)に記載の内視鏡分光装置。
【0273】(10) 前記測定プローブは、プローブ
分岐部においてその空間位置を固定する測定プローブア
支持アームを設けることを特徴とする上記(1)に記載
の内視鏡分光装置。
【0274】(11) 前記測定プローブは、複数種類
の挿入蛇管部品からなる挿入蛇管を設けることを特徴と
する上記(1)または(10)に記載の内視鏡分光装
置。
【0275】(12) 前記測定プローブは、挿入蛇管
部分に保護チューブを設けることを特徴とする上記
(1)または(10)に記載の内視鏡分光装置。
【0276】(13) 前記測定プローブは、当該プロ
ーブ先端部に、黒色中空部分を備える中空管状部材と、
前記中空管状部材の中空部分を充填し、外周が黒色であ
る中空管状充填部材と、を設けることを特徴とする上記
(1)に記載の内視鏡分光装置。
【0277】(14) 前記測定プローブは、前記中空
管状部材の中空部分に、円周に沿って多数の溝を設ける
ことを特徴とする上記(1)に記載の内視鏡分光装置。
【0278】(15) 前記データ処理手段は、前記分
光装置に信号を送るトリガ手段と、前記分光装置の入出
力データを処理し、画像データと分光データをリンクす
るリンク情報生成手段とを備えたデータ登録手段と、前
記データ登録手段の出力するデータを格納するデータフ
ァイル手段と、前記データファイル手段に格納されたデ
ータを管理する測定データ管理手段と、を具備したこと
を特徴とする上記(1)または(9)に記載の内視鏡分
光装置。
【0279】(16) 前記測定データ管理手段は、デ
ータファイルに格納されたデータをユーザーが閲覧する
ためのユーザーインターフェースを提供する測定データ
閲覧手段と、ユーザーの要求に応じて測定データの解析
を行うデータ解析手段と、ユーザーの要求に応じて測定
データ、及びまたは、測定データ解析結果を表示モニタ
や外部ファイルへ出力する測定データ出力手段と、を具
備したことを特徴とする上記(15)に記載の内視鏡分
光装置。
【0280】(17) 前記分光データ処理手段は連続
的に測定されたデータを記録する時系列データ記録手段
と、前記時系列データ記録手段から有効なデータを抽出
する有効データ抽出手段と、を具備したことを特徴とす
る上記(3)に記載の内視鏡分光装置。
【0281】(18) 前記分光手段は、前記タイミン
グ制御手段の出力する測定制御信号により暗電流測定信
号を出力する暗電流制御手段を設けたことを特徴とする
上記(1)に記載の内視鏡分光装置。
【0282】上記(1)ないし(9)、(13)、(1
4)または(17)に記載の内視鏡分光装置によると、
測定プローブによる測定値の精度が向上する。
【0283】上記(10)ないし(12)、(15)、
(16)または(18)に記載の内視鏡分光装置による
と、操作者の負担が軽減される。
【0284】上記(15)または(16)に記載の内視
鏡分光装置によると、同一被写体を対象にした各種デー
タの測定、閲覧、解析を容易にすることができる。
【0285】(19) 前記測定データ管理手段は、付
帯データファイルから受け取った、患者名、患者IDな
ど個々の患者に関する患者情報と、画像データ、分光デ
ータなどの測定データ毎に関連するデータ関連情報と、
から構成される付帯情報をもとに、患者情報一覧のイン
タフェースを表示デバイス上に提供する患者情報一覧イ
ンタフェース手段と、該患者情報一覧インタフェースを
通じて選択された患者情報に関するインデックス画像一
覧のインタフェースを表示デバイス上に提供するインデ
ックス画像一覧インタフェース手段と、付帯情報、分光
データ、画像データとで構成される検査データに対する
データ処理を指示する1つ以上のコマンドで構成される
メニューのインタフェースを表示するデバイス上に提供
するコマンドメニューインタフェース手段と、該コマン
ドメニューインタフェースを通じて指示されたコマンド
内容を処理するコマンド処理手段とを具備したこを特徴
とする上記(15)記載の内視鏡分光装置。
【0286】(20) 前記コマンドメニューインタフ
ェース手段によって提供されるメニューが、選択された
1つ以上のインデックス画像に関連する画像データを原
サイズで画面上に表示する画像表示コマンドを含むこと
を特徴とする上記(19)に記載の内視鏡分光装置。
【0287】(21) 前記画像表示コマンドが、原サ
イズの画像データを表示するとともに、関連する測定デ
ータ、および又は付帯情報を画面に表示された画像デー
タの近傍に表示することを特徴とする上記(20)に記
載の内視鏡分光装置。
【0288】(22) 前記コマンドメニューインタフ
ェース手段によって提供されるメニューが、選択された
1つ以上のインデックス画像に関連する分光データを画
面上に表示する分光データ表示コマンドを含むことを特
徴とする上記(19)に記載の内視鏡分光装置。
【0289】(23) 前記分光データ表示コマンド
が、異なる検査データに属する1つ以上の分光データを
共通のウィンドウ内に同時に表示することを特徴とする
上記(22)に記載の内視鏡分光装置。
【0290】(24) 前記コマンドメニューインタフ
ェース手段によって提供されるメニューが、メニューの
最上位と最下位の位置にメニューからコマンドの選択操
作を取り消すための項目を具備したことを特徴とする上
記(19)に記載の内視鏡分光装置。
【0291】(25) 前記コマンドメニューインタフ
ェース手段によって提供されるメニューが、メニュー自
体の内容を編集するコマンドを含むことを特徴とする上
記(19)に記載の内視鏡分光装置。
【0292】(26) 前記コマンドメニューインタフ
ェース手段によって提供されるメニューが、検査データ
に対する複数のコマンドを組み合わせて1つのコマンド
としたコマンドを含むことを特徴とする上記(19)に
記載の内視鏡分光装置。
【0293】(27) 前記インデックス画像一覧イン
タフェース手段が、インデックス画像とともに、インデ
ックス画像に関連する測定データ、および又は付帯情報
の設定状況に応じてその表示方法が変化するマーカーを
インデックス画像の近傍に提供するマーカー手段を具備
したことを特徴とする上記(19)に記載の内視鏡分光
装置。
【0294】(28)前記マーカー手段によって提供さ
れるマーカーが、インデックス画像に関連する測定デー
タおよび又はデータ関連情報が存在するかどうかによっ
てその表示方法が変化するマーカーであることを特徴と
する上記(27)に記載の内視鏡分光装置。
【0295】(29) 前記マーカー手段によって表示
されるマーカーが、インデックス画像に関連する測定デ
ータおよび又はデータ関連情報の種類に応じてその表示
方法が変化するマーカーであることを特徴とする上記
(27)に記載の内視鏡分光装置。
【0296】(29) 前記コマンドメニューインタフ
ェース手段によって提供されるメニューが階層構造を持
つことを特徴とする上記(19)に記載の内視鏡分光装
置。 (30) 前記コマンドメニューインタフェース手段に
よって提供されるメニューの階層構造が、ユーザーの操
作手順に基づいた階層構造であることを特徴とする上記
(29)に記載の内視鏡分光装置。
【0297】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、測
定プローブによる測定値の精度を向上させた内視鏡分光
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6および図33は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた内
視鏡分光システムを示したブロック図である。
【図2】内視鏡分光システムのより詳しい構成を示した
ブロック図である。
【図3】測定プローブの構造を示した説明図である。
【図4】分光データ処理手段の詳しい構成を示したブロ
ック図である。
【図5】リファレンス補正手段を動作を示す説明図であ
る。
【図6】迷光補正手段の動作を示す説明図である。
【図7】図7および図8は、本発明の第2の実施の形態
に係り、図7は、分光データ処理手段の詳しい構成を示
したブロック図である。
【図8】スケール補正手段の動作を示す説明図である。
【図9】図9および図10は、本発明の第3の実施の形
態に係り、図9は、分光データ処理手段の詳しい構成を
示したブロック図である。
【図10】迷光補正パラメータ指示手段の動作を示す説
明図である。
【図11】図11ないし図13は、本発明の第4の実施
の形態に係り、図11は、測定プローブの外観を示した
正面図である。
【図12】測定プローブにおける挿入蛇管の断面図であ
る。
【図13】測定プローブ操作者による、測定プローブの
操作の様子を示す斜視図である。。
【図14】本発明の第4の実施の形態の変形例における
測定プローブの外観を示した正面図である。
【図15】従来の測定プローブの実施形態を示す説明図
である。
【図16】本発明の第5の実施の形態による測定プロー
ブを示した説明図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態に係り、測定プロ
ーブの先端部構造を示す断面図である。
【図18】本発明の第6の実施の形態の変形例に係り、
測定プローブの先端部構造を示す断面図である。
【図19】図19ないし図27は、本発明の第7の実施
の形態に係り、図19は、内視鏡分光システムのより詳
しい構成を示したブロック図である。
【図20】リンク情報生成手段で生成されるリンク情報
の一形態を示した説明図である。
【図21】多次元データベースによるリンク情報の一形
態を示した説明図である。
【図22】図22ないし図27は、本発明の第7の実施
の形態における測定データ閲覧手段によって提供される
ユーザーインタフェースの一形態を示した図であり、図
22は、検索キーの入力画面の一例を示した説明図であ
る。
【図23】ID一覧画面の一例を示した説明図である。
【図24】インデックス画面の一例を示した説明図であ
る。
【図25】分光データ表示画面の一例を示した説明図で
ある。
【図26】フルサイズ画像表示画面の一例を示した説明
図である。
【図27】検査画面の一例を示した説明図である。
【図28】図28ないし図30は、本発明の第8の実施
の形態に係り、図28は、内視鏡分光システムのより詳
しい構成を示したブロック図である。
【図29】波長λiにおける分光データを示した線図で
ある。
【図30】複数回トリガによる時系列データを波長λi
のみプロットした際の分光データを示した線図である。
【図31】図31および図32は、本発明の第9の実施
の形態に係り、図31は、分光手段の構成を示したブロ
ック図である。
【図32】暗電流測定制御手段の動作を示したタイミン
グチャートである。
【図33】電子内視鏡装置のより詳しい構成を示したブ
ロック図である。
【図34】図34ないし図40は本発明の第9の実施の
形態に係り、図34は本発明の第10の実施の形態にお
ける測定データ管理手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図35】患者情報の一覧から選択された検査に対応す
るインデックス画像が、インデックス画像の内容が分か
るように表示する具体例を示す図である。
【図36】図35の状態でさらにメニューを表示した状
態を示す図である。
【図37】2つのインデックス画像を表示した具体例を
示す図である。
【図38】2つの分光データを共通のグラフで表示した
具体例を示す図である。
【図39】画像表示のコマンドで画像表示された状態を
示す図である。
【図40】メミュー表示の他の具体例を示す図である。
【図41】図41及び図42は本発明の第11の実施の
形態に係り、図41は第11の実施の形態における測定
データ管理手段の構成を示すブロック図である。
【図42】マーカーを伴ってインデクッス画像を表示し
た状態を示す図である。
【符号の説明】
1…内視鏡分光システム 2…電子内視鏡装置 3…内視鏡分光装置 4…電子内視鏡 5…観察光照明手段 6…信号処理部 7…観察装置 8…観察用モニタ 9…測定光照明手段 10…分光手段 11…測定プローブ 12…タイミング制御手段 13…データ処理手段 14…挿入部 15…操作部 18…ライトガイド 19…先端部 21…対物レンズ 22…CCD 23…撮像部 31…トリガ手段 40…タイミングジェネレータ 41…データ登録手段 42…データファイル 43…付帯データファイル 44…画像データファイル 45…分光データファイル 46…付帯情報処理手段 47…画像データ処理手段 48…分光データ処理手段 49…チャンネル 51…照明用ファイバ束 52…受光用ファイバ束 54…分光測定用ランプ 56…分光器 58…分散素子 59…光検出手段 60…光検出制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡と、撮像部と、観察装置とを備え
    た内視鏡装置と組み合わせて使用される内視鏡分光装置
    において、 測定光を生体表面に照射し、生体表面からの反射光を受
    光する測定プローブと、 前記測定プローブに、分光測定用の白色光を供給する測
    定光照明手段と、 前記測定プローブで受光した生体表面からの反射光の分
    光測定を行う分光手段と、 前記分光手段の動作タイミングを制御するタイミング手
    段と、 前記分光手段の出力データを処理するデータ処理手段
    と、 を具備したことを特徴とする内視鏡分光装置。
JP9313925A 1997-04-09 1997-11-14 内視鏡分光装置 Withdrawn JPH10337274A (ja)

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