JPH10337045A - 単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重インバータ装置 - Google Patents
単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重インバータ装置Info
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- JPH10337045A JPH10337045A JP9137098A JP13709897A JPH10337045A JP H10337045 A JPH10337045 A JP H10337045A JP 9137098 A JP9137098 A JP 9137098A JP 13709897 A JP13709897 A JP 13709897A JP H10337045 A JPH10337045 A JP H10337045A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単相フルブリッジインバータ装置のスイッチ
ングパルス幅を制御するスイッチング素子を、4アーム
の素子のうち2アームの素子のみで行い、他の2アーム
の素子はパルス幅制御しない回路でも、インバータの出
力電圧の制御と波形改善を行う。 【解決手段】 単相フルブリッジインバータ装置は、直
流電源1と、スイッチング素子2、3、4、5と、還流
用ダイオード6、7、8、9とで構成され、4つのスイ
ッチング素子のうち2つのみのスイッチングパルス幅を
制御することにより、インバータの出力電圧の制御と波
形改善を行う。 【効果】 インバータ全体で発生するスイッチングロス
を従来装置の半分に低減することができ、そのロス分を
処理するインバータ部の冷却器の小形化を図ることがで
きる。
ングパルス幅を制御するスイッチング素子を、4アーム
の素子のうち2アームの素子のみで行い、他の2アーム
の素子はパルス幅制御しない回路でも、インバータの出
力電圧の制御と波形改善を行う。 【解決手段】 単相フルブリッジインバータ装置は、直
流電源1と、スイッチング素子2、3、4、5と、還流
用ダイオード6、7、8、9とで構成され、4つのスイ
ッチング素子のうち2つのみのスイッチングパルス幅を
制御することにより、インバータの出力電圧の制御と波
形改善を行う。 【効果】 インバータ全体で発生するスイッチングロス
を従来装置の半分に低減することができ、そのロス分を
処理するインバータ部の冷却器の小形化を図ることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は単相フルブリッジ
インバータ装置及び直列単相二重インバータ装置におい
て、電流を遮断するスイッチング素子を減らすことによ
り、インバータ全体で発生するスイッチングロスを低減
することができるようにした単相フルブリッジインバー
タ装置及び直列単相二重インバータ装置に関するもので
ある。
インバータ装置及び直列単相二重インバータ装置におい
て、電流を遮断するスイッチング素子を減らすことによ
り、インバータ全体で発生するスイッチングロスを低減
することができるようにした単相フルブリッジインバー
タ装置及び直列単相二重インバータ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば1987年半導体電力変
換回路(電気学会)に示された従来の電圧形単相フルブ
リッジインバータ装置の基本回路構成を示す回路図であ
る。図6において、符号1は直流電源、2〜5はインバ
ータ用のスイッチング素子、6〜9はインバータ用の還
流用ダイオード、10は単相交流負荷である。
換回路(電気学会)に示された従来の電圧形単相フルブ
リッジインバータ装置の基本回路構成を示す回路図であ
る。図6において、符号1は直流電源、2〜5はインバ
ータ用のスイッチング素子、6〜9はインバータ用の還
流用ダイオード、10は単相交流負荷である。
【0003】次に、上述のように構成された従来の単相
フルブリッジインバータ装置の動作について説明する。
直流電源1の電圧振幅をEdとすると、図7に示すパル
ス波形のように、スイッチング素子2、5が出力電圧波
形の半サイクルの間オンし、交流負荷10に正極性の大
きさEdの電圧を供給する。次いで2つのスイッチング
素子2、5がオフになり、スイッチング素子3、4がオ
ンして交流負荷10に負極性の大きさEdの電圧を供給
する。また、スイッチング素子2、4がオンの状態、ス
イッチング素子3、5がオンの状態では、交流負荷10
を短絡する形となるので、交流負荷10にかかる電圧は
零となる。このように、スイッチング素子2、3、4、
5のオン、オフの組み合わせにより、交流負荷10に交
流電圧波形を供給する。
フルブリッジインバータ装置の動作について説明する。
直流電源1の電圧振幅をEdとすると、図7に示すパル
ス波形のように、スイッチング素子2、5が出力電圧波
形の半サイクルの間オンし、交流負荷10に正極性の大
きさEdの電圧を供給する。次いで2つのスイッチング
素子2、5がオフになり、スイッチング素子3、4がオ
ンして交流負荷10に負極性の大きさEdの電圧を供給
する。また、スイッチング素子2、4がオンの状態、ス
イッチング素子3、5がオンの状態では、交流負荷10
を短絡する形となるので、交流負荷10にかかる電圧は
零となる。このように、スイッチング素子2、3、4、
5のオン、オフの組み合わせにより、交流負荷10に交
流電圧波形を供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の単相フルブリッ
ジインバータ装置は以上のように構成されているので、
常にインバータの4アームのうち2アームのスイッチン
グ素子がオンして、他の2アームのスイッチング素子が
オフするパルスパターンであるため、常に2アームのス
イッチング素子で電流を遮断していた。従って、それぞ
れのアームのスイッチング素子が同等のスイッチングロ
スを発生するため、インバータ全体で発生するスイッチ
ングロスは、それぞれのアームのスイッチング素子のス
イッチングロスの合計であり、そのロス分を処理するだ
けの冷却器を必要とするという問題点があった。
ジインバータ装置は以上のように構成されているので、
常にインバータの4アームのうち2アームのスイッチン
グ素子がオンして、他の2アームのスイッチング素子が
オフするパルスパターンであるため、常に2アームのス
イッチング素子で電流を遮断していた。従って、それぞ
れのアームのスイッチング素子が同等のスイッチングロ
スを発生するため、インバータ全体で発生するスイッチ
ングロスは、それぞれのアームのスイッチング素子のス
イッチングロスの合計であり、そのロス分を処理するだ
けの冷却器を必要とするという問題点があった。
【0005】この発明は上述したような問題点を解決す
るためになされたものであり、インバータ全体で発生す
るスイッチングロスを従来の半分に低減することができ
る単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重イ
ンバータ装置を得ることを目的とする。
るためになされたものであり、インバータ全体で発生す
るスイッチングロスを従来の半分に低減することができ
る単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重イ
ンバータ装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る単相フル
ブリッジインバータ装置は、直流電源と、前記直流電源
に直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前
記第1、第2スイッチング素子に並列に、且つ前記直流
電源に直列に接続された第3、第4スイッチング素子
と、一端を前記第1、第2スイッチング素子間に接続さ
れ、他端を前記第3、第4スイッチング素子間に接続さ
れた交流負荷と、前記第1乃至第4スイッチング素子の
それぞれに並列に接続された還流用ダイオードとを備
え、前記第1、第2スイッチング素子の一方及び前記第
3、第4スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御す
るものである。
ブリッジインバータ装置は、直流電源と、前記直流電源
に直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前
記第1、第2スイッチング素子に並列に、且つ前記直流
電源に直列に接続された第3、第4スイッチング素子
と、一端を前記第1、第2スイッチング素子間に接続さ
れ、他端を前記第3、第4スイッチング素子間に接続さ
れた交流負荷と、前記第1乃至第4スイッチング素子の
それぞれに並列に接続された還流用ダイオードとを備
え、前記第1、第2スイッチング素子の一方及び前記第
3、第4スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御す
るものである。
【0007】請求項2に係る単相フルブリッジインバー
タ装置は、前記交流負荷と前記第1、第2スイッチング
素子及び前記第3、第4スイッチング素子との間に、イ
ンバータ出力電圧の波形改善を行うLCフィルタ回路を
更に備えるものである。
タ装置は、前記交流負荷と前記第1、第2スイッチング
素子及び前記第3、第4スイッチング素子との間に、イ
ンバータ出力電圧の波形改善を行うLCフィルタ回路を
更に備えるものである。
【0008】請求項3に係る直列単相二重インバータ装
置は、直流電源と、前記直流電源に直列に接続された第
1、第2スイッチング素子と、前記第1、第2スイッチ
ング素子に並列に、且つ前記直流電源に直列に接続され
た第3、第4スイッチング素子と、前記第1乃至第4ス
イッチング素子のそれぞれに並列に接続された還流用ダ
イオードとを備える第1単相インバータと、前記直流電
源に直列に接続された第5、第6スイッチング素子と、
前記第5、第6スイッチング素子に並列に、且つ前記直
流電源に直列に接続された第7、第8スイッチング素子
と、前記第5乃至第8スイッチング素子のそれぞれに並
列に接続された還流用ダイオードとを備える第2単相イ
ンバータと、一次側を、前記第1単相インバータの前記
第1、第2スイッチング素子間及び前記第3、第4スイ
ッチング素子間に接続された第1の変圧器と、一次側
を、前記第2単相インバータの前記第5、第6スイッチ
ング素子間及び前記第7、第8スイッチング素子間に接
続された第2の変圧器と、前記第1、第2の変圧器の二
次側にそれぞれ並列に接続された交流負荷とを備え、前
記第1、第2スイッチング素子の一方及び前記第3、第
4スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御すると共
に、前記第5、第6スイッチング素子の一方及び前記第
7、第8スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御す
るものである。
置は、直流電源と、前記直流電源に直列に接続された第
1、第2スイッチング素子と、前記第1、第2スイッチ
ング素子に並列に、且つ前記直流電源に直列に接続され
た第3、第4スイッチング素子と、前記第1乃至第4ス
イッチング素子のそれぞれに並列に接続された還流用ダ
イオードとを備える第1単相インバータと、前記直流電
源に直列に接続された第5、第6スイッチング素子と、
前記第5、第6スイッチング素子に並列に、且つ前記直
流電源に直列に接続された第7、第8スイッチング素子
と、前記第5乃至第8スイッチング素子のそれぞれに並
列に接続された還流用ダイオードとを備える第2単相イ
ンバータと、一次側を、前記第1単相インバータの前記
第1、第2スイッチング素子間及び前記第3、第4スイ
ッチング素子間に接続された第1の変圧器と、一次側
を、前記第2単相インバータの前記第5、第6スイッチ
ング素子間及び前記第7、第8スイッチング素子間に接
続された第2の変圧器と、前記第1、第2の変圧器の二
次側にそれぞれ並列に接続された交流負荷とを備え、前
記第1、第2スイッチング素子の一方及び前記第3、第
4スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御すると共
に、前記第5、第6スイッチング素子の一方及び前記第
7、第8スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御す
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
付図面に基づいて説明する。
【0010】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1による単相フルブリッジインバータ装置の回路図で
ある。図1において、符号1は直流電源、2〜5はトラ
ンジスタ等よりなるインバータ用のスイッチング素子、
6〜9はインバータ用の還流用ダイオードで、対応する
各スイッチング素子2〜5を構成するトランジスタのエ
ミッタとコレクタ間に接続されている。符号10は単相
交流負荷で、一端をスイッチング素子2、3間に接続さ
れ、他端をスイッチング素子4、5間に接続されてい
る。図2は、このインバータ装置のスイッチングパルス
波形を示す。
態1による単相フルブリッジインバータ装置の回路図で
ある。図1において、符号1は直流電源、2〜5はトラ
ンジスタ等よりなるインバータ用のスイッチング素子、
6〜9はインバータ用の還流用ダイオードで、対応する
各スイッチング素子2〜5を構成するトランジスタのエ
ミッタとコレクタ間に接続されている。符号10は単相
交流負荷で、一端をスイッチング素子2、3間に接続さ
れ、他端をスイッチング素子4、5間に接続されてい
る。図2は、このインバータ装置のスイッチングパルス
波形を示す。
【0011】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。直流電源1の電圧振幅をEdとすると、図2に
示すパルス波形のように、スイッチング素子2、5が半
サイクルの間オンし、交流負荷10に正極性の大きさE
dの電圧を供給する。このとき、スイッチング素子2の
みにおいて、半サイクル内のパルスを複数個に分割して
パルス幅を制御する。スイッチング素子2がオフ、スイ
ッチング素子5がオンのときは、スイッチング素子5と
還流ダイオード7を通じて交流負荷10に還流が流れ、
交流負荷10にかかる電圧は零となる。
明する。直流電源1の電圧振幅をEdとすると、図2に
示すパルス波形のように、スイッチング素子2、5が半
サイクルの間オンし、交流負荷10に正極性の大きさE
dの電圧を供給する。このとき、スイッチング素子2の
みにおいて、半サイクル内のパルスを複数個に分割して
パルス幅を制御する。スイッチング素子2がオフ、スイ
ッチング素子5がオンのときは、スイッチング素子5と
還流ダイオード7を通じて交流負荷10に還流が流れ、
交流負荷10にかかる電圧は零となる。
【0012】次に、この2つのスイッチング素子2、5
がオフになり、スイッチング素子3、4がオンして交流
負荷10に負極性の大きさEdの電圧を供給する。この
ときには、スイッチング素子4のみにおいて、スイッチ
ング素子2と同様にパルス幅を制御する。スイッチング
素子4がオフで、スイッチング素子3がオンのときは、
スイッチング素子3と還流ダイオード9を通じて交流負
荷10に還流が流れ、交流負荷10にかかる電圧は零と
なる。この組み合わせにより交流負荷10に交流電圧波
形を供給することができる。
がオフになり、スイッチング素子3、4がオンして交流
負荷10に負極性の大きさEdの電圧を供給する。この
ときには、スイッチング素子4のみにおいて、スイッチ
ング素子2と同様にパルス幅を制御する。スイッチング
素子4がオフで、スイッチング素子3がオンのときは、
スイッチング素子3と還流ダイオード9を通じて交流負
荷10に還流が流れ、交流負荷10にかかる電圧は零と
なる。この組み合わせにより交流負荷10に交流電圧波
形を供給することができる。
【0013】従って、このようにスイッチング素子2、
4のみパルス幅制御を行うことで、スイッチング素子
3、5は制御しなくても、インバータの出力電圧の制御
と波形改善を行うことができる。
4のみパルス幅制御を行うことで、スイッチング素子
3、5は制御しなくても、インバータの出力電圧の制御
と波形改善を行うことができる。
【0014】この場合、スイッチング素子3、5はパル
ス幅制御を行っていないので、実際に電流を遮断してい
るのは2アーム分の素子のみであるため、スイッチング
ロスを発生しているのはスイッチング素子2、4のみで
ある。従って、インバータ全体として、スイッチングロ
スを半分に低減することができる。
ス幅制御を行っていないので、実際に電流を遮断してい
るのは2アーム分の素子のみであるため、スイッチング
ロスを発生しているのはスイッチング素子2、4のみで
ある。従って、インバータ全体として、スイッチングロ
スを半分に低減することができる。
【0015】実施の形態2.尚、実施の形態1では、ス
イッチング素子2、4のみパルス幅制御を行い、スイッ
チング素子3、5は制御を行っていなかったが、これと
は反対に、図3に示すパルス波形のように、スイッチン
グ素子3、5のみをパルス幅制御を行い、スイッチング
素子2、4はパルス幅制御しない場合でも、上記実施の
形態1と同様の効果が得られる。
イッチング素子2、4のみパルス幅制御を行い、スイッ
チング素子3、5は制御を行っていなかったが、これと
は反対に、図3に示すパルス波形のように、スイッチン
グ素子3、5のみをパルス幅制御を行い、スイッチング
素子2、4はパルス幅制御しない場合でも、上記実施の
形態1と同様の効果が得られる。
【0016】実施の形態3.また、実施の形態1におい
て、パルス幅制御を行うスイッチング素子2、4を高周
波スイッチング可能な素子で構成し、パルス幅制御を行
わないスイッチング素子1、3を、インバータ出力の基
本周波数分のみをスイッチングできるスイッチング素子
で構成してもよい。
て、パルス幅制御を行うスイッチング素子2、4を高周
波スイッチング可能な素子で構成し、パルス幅制御を行
わないスイッチング素子1、3を、インバータ出力の基
本周波数分のみをスイッチングできるスイッチング素子
で構成してもよい。
【0017】この場合は、スイッチング素子1、3は、
図2に示すパルス波形のように、スイッチングするの
で、実際には、インバータ出力の基本周波数分のみスイ
ッチングできればよい。つまり、スイッチング素子1、
3はパルス幅制御するスイッチング素子2、4よりも低
周波のスイッチング素子で構成すればよい。
図2に示すパルス波形のように、スイッチングするの
で、実際には、インバータ出力の基本周波数分のみスイ
ッチングできればよい。つまり、スイッチング素子1、
3はパルス幅制御するスイッチング素子2、4よりも低
周波のスイッチング素子で構成すればよい。
【0018】従って、この場合には、スイッチング周波
数耐力の異なるスイッチング素子を使用して、単相フル
ブリッジインバータ回路を構成することができる。ま
た、高周波スイッチング可能なスイッチング素子のみで
単相フルブリッジインバータ回路を構成した場合と比べ
て、経済性の優れた単相フルブリッジインバータ回路を
得ることができる。
数耐力の異なるスイッチング素子を使用して、単相フル
ブリッジインバータ回路を構成することができる。ま
た、高周波スイッチング可能なスイッチング素子のみで
単相フルブリッジインバータ回路を構成した場合と比べ
て、経済性の優れた単相フルブリッジインバータ回路を
得ることができる。
【0019】実施の形態4.尚、実施の形態1では、ス
イッチング素子2、3、4、5と還流ダイオード6、
7、8、9で構成される単相インバータの出力を直接単
相交流負荷10に接続していたが、図4に示すように、
単相インバータ出力を交流リアクトル11と交流コンデ
ンサ12とを介して単相交流負荷10に接続することが
できる。この場合には、単相インバータ出力を交流リア
クトル11と交流コンデンサ12とで構成される交流フ
ィルタ回路で高調波を取り除き、高調波の少ない交流電
圧波形を単相交流負荷10に供給することができる。
イッチング素子2、3、4、5と還流ダイオード6、
7、8、9で構成される単相インバータの出力を直接単
相交流負荷10に接続していたが、図4に示すように、
単相インバータ出力を交流リアクトル11と交流コンデ
ンサ12とを介して単相交流負荷10に接続することが
できる。この場合には、単相インバータ出力を交流リア
クトル11と交流コンデンサ12とで構成される交流フ
ィルタ回路で高調波を取り除き、高調波の少ない交流電
圧波形を単相交流負荷10に供給することができる。
【0020】実施の形態5.図5は本発明の実施の形態
5による直列単相二重インバータ装置を示す。この実施
の形態5の直列単相二重インバータ装置は、直流電源1
と、直流電源1に直列に接続された第1、第2スイッチ
ング素子2a、3bと、第1、第2スイッチング素子2
a、3aに並列に、且つ直流電源1に直列に接続された
第3、第4スイッチング素子4a、5aと、直流電源1
に直列に接続された第5、第6スイッチング素子2b、
3bと、第5、第6スイッチング素子2b、3bに並列
に、且つ前記直流電源に直列に接続された第7、第8ス
イッチング素子4b、5bと、第1乃至第8スイッチン
グ素子2a〜5a、2b〜5bのそれぞれに並列に接続
された還流用ダイオード6a〜9a、6b〜9bと、一
次側を、第1、第2スイッチング素子2a、3a間及び
第3、第4スイッチング素子4a、5a間に接続された
第1の変圧器13aと、一次側を、第5、第6スイッチ
ング素子2b、3b間及び第7、第8スイッチング素子
4b、5b間に接続された第2の変圧器13bと、第
1、第2の変圧器13a、13bの二次側にそれぞれ並
列に接続された単相交流負荷10とを備えており、第
1、第2スイッチング素子2a、3aの一方及び第3、
第4スイッチング素子4a、5aの一方のみがパルス幅
制御されると共に、第5、第6スイッチング素子2b、
3bの一方及び第7、第8スイッチング素子4b、5b
の一方のみがパルス幅制御されるものである。
5による直列単相二重インバータ装置を示す。この実施
の形態5の直列単相二重インバータ装置は、直流電源1
と、直流電源1に直列に接続された第1、第2スイッチ
ング素子2a、3bと、第1、第2スイッチング素子2
a、3aに並列に、且つ直流電源1に直列に接続された
第3、第4スイッチング素子4a、5aと、直流電源1
に直列に接続された第5、第6スイッチング素子2b、
3bと、第5、第6スイッチング素子2b、3bに並列
に、且つ前記直流電源に直列に接続された第7、第8ス
イッチング素子4b、5bと、第1乃至第8スイッチン
グ素子2a〜5a、2b〜5bのそれぞれに並列に接続
された還流用ダイオード6a〜9a、6b〜9bと、一
次側を、第1、第2スイッチング素子2a、3a間及び
第3、第4スイッチング素子4a、5a間に接続された
第1の変圧器13aと、一次側を、第5、第6スイッチ
ング素子2b、3b間及び第7、第8スイッチング素子
4b、5b間に接続された第2の変圧器13bと、第
1、第2の変圧器13a、13bの二次側にそれぞれ並
列に接続された単相交流負荷10とを備えており、第
1、第2スイッチング素子2a、3aの一方及び第3、
第4スイッチング素子4a、5aの一方のみがパルス幅
制御されると共に、第5、第6スイッチング素子2b、
3bの一方及び第7、第8スイッチング素子4b、5b
の一方のみがパルス幅制御されるものである。
【0021】尚、スイッチング素子2a、3a、4a、
5aと還流ダイオード6a、7a、8a、9aは第1単
相インバータを構成し、スイッチング素子2b、3b、
4b、5bと還流ダイオード6b、7b、8b、9bは
第2単相インバータを構成し、第1及び第2単相インバ
ータは、第1、第2変圧器13a、13bを介して直列
に接続されている。
5aと還流ダイオード6a、7a、8a、9aは第1単
相インバータを構成し、スイッチング素子2b、3b、
4b、5bと還流ダイオード6b、7b、8b、9bは
第2単相インバータを構成し、第1及び第2単相インバ
ータは、第1、第2変圧器13a、13bを介して直列
に接続されている。
【0022】このような構成により、それぞれのインバ
ータのスイッチング素子を2個のみパルス幅制御を行
い、他の2個は制御しなくても、実施の形態1と同様に
インバータ出力電圧の制御と波形改善を行うことがで
き、しかもインバータ全体で発生するスイッチングロス
を低減することができる。
ータのスイッチング素子を2個のみパルス幅制御を行
い、他の2個は制御しなくても、実施の形態1と同様に
インバータ出力電圧の制御と波形改善を行うことがで
き、しかもインバータ全体で発生するスイッチングロス
を低減することができる。
【0023】この実施の形態5の場合には、それぞれの
インバータの出力に適当な位相差を設けることで、高調
波の少ない交流電圧波形を単相交流負荷10に供給する
ことができる。
インバータの出力に適当な位相差を設けることで、高調
波の少ない交流電圧波形を単相交流負荷10に供給する
ことができる。
【0024】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、インバータ全体で発生するスイッチングロスを従
来装置の半分に低減でき、このロス分を処理するインバ
ータ部の冷却器の小形化を図ることができるという優れ
た効果がある。
ので、インバータ全体で発生するスイッチングロスを従
来装置の半分に低減でき、このロス分を処理するインバ
ータ部の冷却器の小形化を図ることができるという優れ
た効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1による単相フルブリ
ッジインバータ装置の回路図である。
ッジインバータ装置の回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による単相フルブリ
ッジインバータ装置のスイッチングパルス波形である。
ッジインバータ装置のスイッチングパルス波形である。
【図3】 この発明の実施の形態2による単相フルブリ
ッジインバータ装置のスイッチングパルス波形である。
ッジインバータ装置のスイッチングパルス波形である。
【図4】 この発明の実施の形態4による単相フルブリ
ッジインバータ装置の回路図である。
ッジインバータ装置の回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による直列単相二重
インバータ装置の回路図である。
インバータ装置の回路図である。
【図6】 従来の単相フルブリッジインバータ装置の回
路図である。
路図である。
【図7】 従来の単相フルブリッジインバータ装置のス
イッチングパルス波形である。
イッチングパルス波形である。
1 直流電源、2,2a,2b スイッチング素子、
3,3a,3b スイッチング素子、4,4a,4b
スイッチング素子、5,5a,5b スイッチング素
子、6,6a,6b 還流用ダイオード、7,7a,7
b 還流用ダイオード、8,8a,8b 還流用ダイオ
ード、9,9a,9b 還流用ダイオード、10 交流
負荷、11 交流リアクトル、12 交流コンデンサ、
13a,13b 変圧器。
3,3a,3b スイッチング素子、4,4a,4b
スイッチング素子、5,5a,5b スイッチング素
子、6,6a,6b 還流用ダイオード、7,7a,7
b 還流用ダイオード、8,8a,8b 還流用ダイオ
ード、9,9a,9b 還流用ダイオード、10 交流
負荷、11 交流リアクトル、12 交流コンデンサ、
13a,13b 変圧器。
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電源と、 前記直流電源に直列に接続された第1、第2スイッチン
グ素子と、 前記第1、第2スイッチング素子に並列に、且つ前記直
流電源に直列に接続された第3、第4スイッチング素子
と、 一端を前記第1、第2スイッチング素子間に接続され、
他端を前記第3、第4スイッチング素子間に接続された
交流負荷と、 前記第1乃至第4スイッチング素子のそれぞれに並列に
接続された還流用ダイオードと、 を備える単相フルブリッジインバータ装置において、 前記第1、第2スイッチング素子の一方及び前記第3、
第4スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御するこ
とを特徴とする単相フルブリッジインバータ装置。 - 【請求項2】 請求項2記載の単相フルブリッジインバ
ータ装置において、前記交流負荷と前記第1、第2スイ
ッチング素子及び前記第3、第4スイッチング素子との
間に、インバータ出力電圧の波形改善を行うLCフィル
タ回路を更に備えることを特徴とする単相フルブリッジ
インバータ装置。 - 【請求項3】 直流電源と、 前記直流電源に直列に接続された第1、第2スイッチン
グ素子と、前記第1、第2スイッチング素子に並列に、
且つ前記直流電源に直列に接続された第3、第4スイッ
チング素子と、前記第1乃至第4スイッチング素子のそ
れぞれに並列に接続された還流用ダイオードとを備える
第1単相インバータと、 前記直流電源に直列に接続された第5、第6スイッチン
グ素子と、前記第5、第6スイッチング素子に並列に、
且つ前記直流電源に直列に接続された第7、第8スイッ
チング素子と、前記第5乃至第8スイッチング素子のそ
れぞれに並列に接続された還流用ダイオードとを備える
第2単相インバータと、 一次側を、前記第1単相インバータの前記第1、第2ス
イッチング素子間及び前記第3、第4スイッチング素子
間に接続された第1の変圧器と、 一次側を、前記第2単相インバータの前記第5、第6ス
イッチング素子間及び前記第7、第8スイッチング素子
間に接続された第2の変圧器と、 前記第1、第2の変圧器の二次側にそれぞれ並列に接続
された交流負荷と、を備え、 前記第1、第2スイッチング素子の一方及び前記第3、
第4スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御すると
共に、前記第5、第6スイッチング素子の一方及び前記
第7、第8スイッチング素子の一方のみをパルス幅制御
することを特徴とする直列単相二重インバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9137098A JPH10337045A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9137098A JPH10337045A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337045A true JPH10337045A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15190823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9137098A Pending JPH10337045A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 単相フルブリッジインバータ装置及び直列単相二重インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337045A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008178284A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-31 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 電力変換器 |
JP2009131107A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 交直変換器 |
JP2013123330A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Toshiba Corp | 電力変換装置 |
CN103378657A (zh) * | 2012-04-18 | 2013-10-30 | 索尼公司 | 电力传输装置、非接触电力传输系统和信号生成方法 |
CN103378658A (zh) * | 2012-04-19 | 2013-10-30 | 索尼公司 | 电力传输装置、非接触电力传输系统以及信号生成方法 |
JP2015506084A (ja) * | 2012-01-13 | 2015-02-26 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 色及び調光制御を備えたled照明ユニット |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP9137098A patent/JPH10337045A/ja active Pending
Cited By (9)
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US9072142B2 (en) | 2012-01-13 | 2015-06-30 | Koninklijke Philips N.V. | LED lighting unit with color and dimming control |
CN103378657A (zh) * | 2012-04-18 | 2013-10-30 | 索尼公司 | 电力传输装置、非接触电力传输系统和信号生成方法 |
CN103378657B (zh) * | 2012-04-18 | 2016-12-28 | 索尼公司 | 电力传输装置、非接触电力传输系统和信号生成方法 |
CN103378658A (zh) * | 2012-04-19 | 2013-10-30 | 索尼公司 | 电力传输装置、非接触电力传输系统以及信号生成方法 |
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