JPH10336640A - 監視制御装置及び監視制御装置における画面調整方法 - Google Patents

監視制御装置及び監視制御装置における画面調整方法

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JPH10336640A
JPH10336640A JP14612897A JP14612897A JPH10336640A JP H10336640 A JPH10336640 A JP H10336640A JP 14612897 A JP14612897 A JP 14612897A JP 14612897 A JP14612897 A JP 14612897A JP H10336640 A JPH10336640 A JP H10336640A
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video
coordinate
window
graphic
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JP14612897A
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Takeshi Kaneko
剛 金子
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像表示部分とそれを囲むグラフィック枠の
相対位置のずれが発生した場合に、オンラインで調整で
きる監視制御装置、及び監視制御装置における画面調整
方法を提供する。 【解決手段】 ITV映像表示エリア70内に設定され
た、ITV映像表示コントロール座標入カエリア72を
マウスや、タッチパネルなどを用いて、ポインティング
操作を行うことにより、このエリアに対しての、オペレ
ータからの要求があることを監視制御装置装置が認識し
座標調整用ウィンドウを呼び出す。この座標調整用ウィ
ンドウを用いて、映像表示部分とそれを囲むグラフィッ
ク枠の相対位置のずれを調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像表示部分と監
視グラフィック画像表示部分の表示位置ずれを調整でき
る監視制御装置、及び監視制御装置における画面調整方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラでとらえた現場機器などの映像
を、CRT画面に監視グラフィツク画面とともに表示す
る監視制御装置において、その表示用設定値(座標、大
きさなど)は、通常単にCRT画面の任意の位置に表示
するのではなく、事前にプログラムしておくことが一般
である。
【0003】また、映像信号とグラフィック画像信号と
を合成するスーパーインポーズ装置にも、多くの種類が
存在し、現在では、一枚のカードに、映像信号を取り込
み、ディジタル化とスーパーインポーズを実現するもの
もあらわれているが、既存の専用ハードウェアで構成さ
れる監視制御装置に、スーパーインポーズ機能を追加す
る場合や、特別ハードウエアを改造、変更することなく
スーパーインポーズ機能を実現したい場合などには、外
部に専用スーパーインポーズ装置を設け、この装置内で
映像信号とグラフィック画像信号の合成を行うが、両信
号をアナログ信号で取り込み、スーパーインポーズ信号
を生成後、専用の監視制御装置のCRTへ出力する方法
が多く採用されている。
【0004】一方、ウィンドウの大きさ、表示座標を、
幾通りか定めておき、初回のスーパーインポーズ画面呼
び出し位置や表示モード(表示倍率、一般には整数倍)
を定めておくことにより、不用意なスーパーインポーズ
画面呼び出しにより、注目画面が隠れることが起きない
様、事前に設計しておくことが行われる。また、さらに
他の、監視画面との、境界をはっきりとさせ、よりメリ
ハリをつけて見やすくするために、スーパーインポーズ
される映像の外枠をグラフィツクにて、左右上下を特定
の色で線を引き、額縁の様に覆うことが行われる。この
額縁に用いるグラフィツクスの線幅は、通常数ライン程
度であるが、この額縁状に描画されたグラフィック矩形
枠内に、上記スーパーインポーズされる映像が、少しの
隙間や重なりが起きないよう、映像の表示サイズ、座標
位置と、額縁状矩形枠グラフィックの表示サイズ、座標
位置を、あらかじめ計算の上、その設定値をプログラミ
ングしておくということが行われている。スーパーイン
ポーズ画面表示には、監視制御装置のグラフィックコン
トローラが、所定の額縁状矩形枠を描画し、スーパーイ
ンポーズ用映像処理装置側も、設定された映像表示サイ
ズと座標値に従い、映像データをCRT装置タイミング
にあわせて出力し、結果として、所望の額縁状矩形枠内
に、映像が隙間もなく、また重なりもなく表示されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常は、このように問
題なくスーパーインポーズ画面が表示されるが、上述の
ように外付けとして、専用のスーパーインポーズ装置を
設けて、アナログ信号を取り込み合成する方法の場合、
主として外部のハードウェア要因によって、両者の相対
位置が微妙に異なり、その結果、隙間や、重なりが発生
することがある。
【0006】その程度は、走査線数本程度であり、監視
操作に直接の影響を与えるほどのものではないが、かな
り目障りとなる場合がある。その様な現象が発生した場
合、外部の要因を除去することで、復帰させたり、プロ
グラミングされたグラフィックデータや、映像表示の設
定値そのものを修正することが行われるが、いずれの場
合も、表示されるスーパーインポーズ画面を見ながら行
うので、ある程度試行錯誤的な要素があるため、容易で
はなく、手間がかかるという問題がある。
【0007】本発明は、以上の従来技術の抱える問題点
に鑑み、映像表示部分とそれを囲むグラフィック枠表示
部分の相対位置のずれが発生した場合においても、すみ
やかに対応できるよう、オンラインで調整できる監視制
御装置、及び監視制御装置における画面調整方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アナログ的に映像信号とグラフィック画像信号とを
合成して、映像表示部分とグラフィック画像表示部分と
からなるスーパーインポーズ画面を表示する監視制御装
置において、映像表示部分とグラフィック画像表示部分
との表示位置のずれを調整する座標調整用ウィンドウを
呼ぴ出すための、ポインティング入カを可能とする手段
を備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成とすることにより、スーパ
ーインポーズ画面のずれが発生したとき、例えばそのず
れたポイントにもっとも近いところをポインティングす
ることで、座標調整用ウィンドウを呼びだし、オンライ
ンで調整することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、アナログ的に映
像信号とグラフィック画像信号とを合成して、映像表示
部分と、少なくともこの映像表示部分をグラフィック枠
で囲んだグラフィック画像表示部分とからなるスーパー
インポーズ画面を表示する監視制御装置において、映像
表示部分とグラフィック画像表示部分との表示位置のず
れを調整する座標調整用ウィンドウに、調整対象を、映
像表示部分からなるウインドウとするか、映像表示部分
をグラフィック枠で囲んだグラフィック画像表示部分か
らなるウインドウとするかを指定する指定入カ手段を備
えたことを特徴とする。
【0011】座標調整用ウィンドウにより座標の修正を
行うに当たり、対象メディアを映像とするかグラフィッ
ク画像とするかによって、調整可能範囲などパラメータ
の相違が生ずるため、座標調整用ウィンドウの、調整値
設定メニュ画面も変わるが、このような構成とすること
により、調整対象を選択することで、よりきめ細かな調
整が可能になる。
【0012】請求項3に記載の発明は、アナログ的に映
像信号とグラフィック画像信号とを合成して、映像表示
部分とグラフィック画像表示部分とからなるスーパーイ
ンポーズ画面を表示する監視制御装置において、映像表
示部分とグラフィック画像表示部分との表示位置のずれ
を調整する座標調整用ウィンドウのタイトルバーの初回
時表示位置が、映像表示部分の外にあり、かつ表示画面
上認知できる位置にあるように制御する手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】通常、スーパーインポーズを行う場合、特
殊な機能(たとえば、クロマーキー)を使わない限り、
映像表示部分の上に任意のグラフィック画像などをオー
バーレイ表示することができないため、座標調整用ウィ
ンドウも、初回時の表示位置が悪いと、映像表示部と重
なった部分は、隠れて表示されなくなる。これを防止す
るために、スーパーインポーズ表示時画面の原点座標を
基準に、座標調整用ウィンドウの原点座標を補正して、
最低限タイトルバーだけでも表示されるよう、実行終了
ごとに座標調整用ウィンドウ原点座標補正を実施する必
要があるが、このような構成とすることにより、どのよ
うな場合でも、呼び出した座標調整用ウィンドウ全体が
映像表示エリアの下に隠れてまったく見えなくなるとい
うケースを回避することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、アナログ的に映
像信号とグラフィック画像信号とを合成して、映像表示
部分とグラフィック画像表示部分とからなるスーパーイ
ンポーズ画面を表示する監視制御装置において、前記映
像表示部分と前記グラフィック画像表示部分との表示位
置のずれを調整する座標調整用ウィンドウのタイトルバ
ーを、ドラツグすることにより、座標調整用ウィンドウ
を移動するように制御する手段を備えたことを特徴とす
る。
【0015】このような構成とすることにより、座標調
整用ウィンドウ全体を任意の位置に移動することができ
るので、座標調整用ウィンドウ全体を見やすい位置に表
示することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、アナログ的に映
像信号とグラフィック画像信号とを合成して、映像表示
部分とグラフィック画像表示部分とからなるスーパーイ
ンポーズ画面を表示する監視制御装置において、映像表
示部分とグラフィック画像表示部分との表示位置のずれ
を調整する座標調整用ウィンドウにより位置のずれを調
整したときの調整結果データを保存する手段と、スーパ
ーインポーズ画面を表示する表示モードが複数ある場
合、前記調整結果データを他の表示モードにも反映させ
て保存する手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】このような構成とすることにより、1つの
スーパーインポーズ表示画面が複数存在する場合、相互
の表示モードの関係(主に、拡大縮小倍率)から、他の
表示モード対応の、座標補正データを算出して、自動的
に補正することができる。こうすることにより、次回、
別の表示モードでスーパーインポーズ画面を呼び出した
際、再度座標調整用ウィンドウによる調整を行う必要が
なくなる。
【0018】請求項6に記載の発明は、アナログ的に映
像信号とグラフィック画像信号とを合成して、映像表示
部分とグラフィック画像表示部分とからなるスーパーイ
ンポーズ画面を表示する監視制御装置において、画面上
の所定箇所がポインティングされたことを検出して、前
記映像表示部分と前記グラフィック画像表示部分との表
示位置のずれを調整する座標調整用ウィンドウを表示す
るステップと、前記座標調整用ウィンドウのタイトルバ
ーがドラツグされたことを検出して、座標調整用ウィン
ドウを移動するように制御するステップとを備えた画面
調整方法である。
【0019】この調整方法によれば、スーパーインポー
ズ画面のずれが発生したとき、例えばそのずれたポイン
トにもっとも近いところをポインティングすることで、
座標調整用ウィンドウを呼びだし、また、呼び出した座
標調整用ウィンドウ全体を見やすい位置に移動して表示
することができるので、この座標調整用ウィンドウによ
り簡単に、オンラインで、スーパーインポーズ画面のず
れを調整することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の図面におい
ては、同符号は同一部分又は対応部分を示す。図1は、
一般的な監視制御装置のハードウェア構成を示したもの
である。
【0021】すなわち、この監視制御装置は、監視制御
装置本体1、監視CRT3、マウス5、キーボード6、
及び通信装置7からなる。監視制御装置本体1は、グラ
フィックカード2、入出力カード4、CPU/伝送カー
ド8、CPUカード9、及びハードディスク装置9aを
有する。なお、2aはRGBコネクタ、2bはCRT用
ケーブル、4aはマウスコネクタ、4bはキーボードコ
ネクタ、4cはシリアルポートコネクタである。
【0022】この実施形態と関係が深いのは、グラフィ
ックカード2、RGBコネクタ2a、CRT用ケーブル
2b、および監視CRT3である。図2は、この実施形
態に係る監視制御装置の概略構成を示すものである。
【0023】スーパーインポーズ装置10には、監視制
御装置本体1からのCRT表示信号(アナログRBG信
号)を入力するコネクタ(GR−INコネクタ)10a
と、被写体12を撮像したITV11などからの映像信
号(アナログNTSC信号)を入カするコネクタ(NT
SC−INコネクタ)10bがある。さらに、スーパー
インポーズする映像の、大きさ、座標などを監視制御装
置本体1から設定するための通信制御ポートコネクタ1
0cがある。これらの信号を合成して生成した信号は、
CRT用コネクタ(GR−OUTコネクタ)10dよ
り、監視CRT3に送られ、そこで表示される。
【0024】図3は、監視CRT3で表示されるスーパ
ーインポーズ画面の表示例を示したものである。通常の
監視画面21、22や、ITV映像20が、同一画面に
表示される。この場合、ITV映像20の周りに、グラ
フィックで、映像枠20a、20bを隙間なく描画して
表示している。このようにグラフィック映像枠20a、
20bを表示すると、映像表示部と、グラフィックによ
る他の監視用グラフィックウィンドウや、背景との境界
がはっきりして、見やすくなるため、よく用いられてい
る手法である。
【0025】図4は、ITV映像表示部と、上述のグラ
フィック映像枠20a、20bとの間に、水平方向誤差
23hや垂直方向誤差23vが発生した場合の、スーパ
ーインポーズ画面表示例である。このような現象の発生
する原因として、 1.ケーブルノイズ 2.デバイスの、遅延時間ばらつき(温度など) 3.画像、映像ピクセルの切り替えタイミングを、設定
値と切り替えタイミングを考慮、予測してはやめの切り
替えを実施しているが、かなりクリティカルなタイミン
グで行っており、使用デバイスの温度変化などによる遅
延時間変化などにより生じた、水平表示方向への誤差 4.水平ラインカウントPLL回路の誤差、ドットクロ
ックカウント誤差によるライン位置補正誤差などによ
る、垂直方向誤差などが考えられるが、特定すること
や、すぐに復帰させることは通常困難である。
【0026】図5は、スーパーインポーズ装置10の内
部構成を示すブロック図である。図において、30及び
40はADコンバータ、31及び41はデコーダ、32
及び42はクロックジェネレータ、33は色空間フィル
タ、34はVRAM、35はVRAMコントロール部で
ある。また、43はタイミングコントロール部、44は
グラフィックメモリ、50は制御ポートインタフェー
ス、51は設定値生成・保存回路、52はタイミング生
成部、53はDAコンバータである。
【0027】ここで、VRAM34は、AD変換を行っ
た映像信号を、1フレーム分貯えておくためのメモリで
あり、グラフィックメモリ44も、監視制御装置本体1
からのCRT信号をAD変換後、一旦貯えておくための
メモリである。スーパーインポーズする座標、大きさな
どの設定値は、監視制御装置本体1より通信制御ポート
10cを介して送られ、これを設定値生成・保存回路5
1に保存する。また、送られたその値に応じて、基本的
なタイミング信号(たとえば、CRTの表示タイミング
信号)をタイミング生成部52が生成するとともに、上
記VRAM34とグラフィックメモリ44の各メモリか
ら、必要量の表示データを、読み出すためのタイミング
信号をタイミングコントロール部43が生成する。読み
出された、映像データ及びグラフィックデータは、DA
コンバータ(DAC)53において、CRT表示信号に
変換されるものである。
【0028】図6は、図5における、タイミング生成部
52の生成する、ピクセル切り替え信号PSWと、グラ
フィックメモリ出カ44a、VRAM出カ34aおよび
CRT出カ信号53aとの、タイミグ関係をあらわした
ものである。ピクセルクロックPixclockの一周
期は、CRTの一画素を表示するために要する時間で、
1280x1024画素を60Hzノンインタレースで
表示する場合には、8〜9ns程度である。PSWをこ
のピクセルクロックPixclockに完全同期させ
て、切り替えることは困難であるため、通常、映像→グ
ラフィック、グラフィック→映像と切り替わるタイミン
グを、途中に関連するデバイスのスイッチング遅れ時間
(Tgvdelay、Tvgdelay)などを計算し
て、あらかじめ早めにスイッチングを行うようにされて
いるが、この遅れ時間自体が、温度などの周囲環境に応
じて変化することがあり、この場合映像、グラフィック
の表示位置がわずかではあるが、狂いを生ずる原因とな
りうる。
【0029】そこで、かかる問題が発生した場合、オン
ラインで調整を可能とするための座標調整用ウィンドウ
を呼び出すための、トリガー入カ手段として、例えば、
スーパーインポーズ画面のずれが発生したとき、そのず
れたポイントにもっとも近いところを、ポインティング
することで、座標調整用ウィンドウを呼びだし、調整す
るように構成することができる。
【0030】図7は、この実施形態における座標調整用
ウィンドウ80を呼び出すための、ITV映像表示エリ
ア70内に設定された、ITV映像表示コントロール座
標入カエリア72を示す図である。スーパーインポーズ
コントロール座標入カ検知エリア71と同様、このエリ
ア内をマウスや、タッチパネルなどを用いて、ポインテ
ィングを実施することで、このエリアに対しての、オペ
レータからの要求があることを監視制御装置装置が認識
することができる。
【0031】図8は、上記lTV映像表示コントロール
座標入カエリア72に、ポインティング操作が発生した
場合における、監視制御装置本体1内での認識する手順
をフローで示した図である。ルーチン75は、この座標
入カルーチンの入り口で、タツチパネル、マウスなどの
操作が行われると、その変化をハードウェアが検出して
このルーチンがコールされる。ステップ76で、入カ座
標を求め、ステップ77で、ITV映像表示コントロー
ル座標入カエリア72であれば、ステップ78で、座標
調整用ウィンドウ80を呼び出す。
【0032】図9(a)は、本発明における座標調整用
ウィンドウ80の画面例を示すものである。本例では、
映像部の調整のケースを例に記載している。座標調整用
ウィンドウタイトルバー81には、その名称のほか、ユ
ーザ入カ用に、調整座標データを監視制御装置本体1に
保存するとともに、スーパーインポーズ装置10に送信
し設定値生成・保存部51にセーブするための更新エリ
ア85が設けられる。また、複数の座標調整用ウィンド
ウ80が表示される可能性のある場合、それらを識別す
るために、対応する映像チャネル番号などを表示するた
めの、チャネル番号表示エリア81bが、そして、終了
する場合の終了コマンド入カエリア81aが設けられ、
全体は、座標調整用ウィンドウ座標入力検知エリア80
aとして設定される。このようにして、座標調整用ウィ
ンドウ80のタイトルバーが、画面上にあらわれれば、
これをポインティングすることで、見やすい場所に移動
(ドラッグ)することができる。また、更新エリア8
5、チャネル番号表示エリア81bは、必ずしもタイト
ルバー81上にある必要はなく、座標調整用ウィンドウ
80内であれば、特に問題ない。
【0033】実際の、映像とその枠の位置ずれの補正
は、ITV映像表示調整座標入カエリア82にある、映
像移動設定キー(←→↑↓)を用いて、スーパーインポ
ーズ画面を見ながら行う。これらのキ一が押されるごと
に、一定周期で、変化量がスーパーインポーズ装置側に
送信され、スーパーインポーズの映像表示位置が補正さ
れる。キー入カした座標移動量は、数値データとして確
認のために、調整座標値表示ウィンドウ83の調整表示
エリア83aに表示される。ITV映像表示絶対座標ウ
ィンドウ84の表示エリア84aに表示されるデータ
は、初回設定値と、移動量より求められる、CRT画面
上での座標を示すもので、オペレータヘのサービスウィ
ンドウの役割を果たす。
【0034】最終的に決定した場合には、更新エリア8
5を操作することで確定する。ところで、CRT画面に
多くのスーパーインポーズ画面が表示されている場合
や、1つのスーパーインポーズ画面で、いくつもの映像
チャネルを切り替えて表示する場合などに、この座標調
整用ウィンドウ80と、対応する映像ソース(チャネ
ル)との関係を明らかにするために、座標調整用ウィン
ドウ80にチャネル番号表示エリア81bが設けられて
おり、ここに映像ソースチャネル番号を表示する。
【0035】映像ソースチャネル番号は、表示担当して
いる、スーパーインポーズ表示タスク(グラフィック)
より、取り込む。このように構成することにより、同時
に複数のスーパーインポーズが画面をオープンして、座
標調整用ウィンドウも複数オープンしている場合や、1
つのスーパーインポーズ画面に対して、多くの映像チャ
ネルが存在する場合においても、座標調整用ウィンドウ
との対応が取り易くなり、操作ミスを軽減できる。
【0036】次に、座標の修正を行うに当たり、対象メ
ディアを選択する場合につき説明する。対象メディアに
よって、調整可能範囲などパラメータの相違が生ずるた
め、座標調整用ウィンドウの、調整値設定メニュ画面も
変わる。調整対象を選択することで、よりきめ細かな調
整が可能になる。
【0037】図9(b)は、図9(a)と同様に、座標
調整用ウィンドウ80であるが、座標調整する対象メデ
ィアを選択するための枠/映像選択エリア90を設けた
ものである。ここで、映像を選択すれば図9(a)のウ
ィンドウのAの部分に示す画面が、グラフィック画像で
ある枠を指定すればこの図9(b)のウィンドウのBの
部分に示す画面が表示される。どちらが選択されている
かは、選択されている側を色表示する(図示せず)など
して、簡単に識別できるよう処理する。このウィンドウ
のBの部分に示す画面が表示されている場合、表示枠の
座標調整は、ITV映像枠調整座標入カエリア92を用
い、図9(a)の例と同様、矢印キーを用いて行い、そ
の結果である、移動量とCRT画面上座標は枠調整値表
示ウィンドウ93の表示エリア93aおよび枠絶対座標
表示ウィンドウ94の表示エリア94aに表示されるも
のである。枠の調整は、グラフィックであるため、映像
に比べれば、調整方法は、より柔軟に対応できるため、
初回のスーパーインポーズ表示座標位置が、多少かわる
ことを問題としない場合には、図9(a)における方法
しか提供できない場合に比べて、より柔軟な調整方法を
提供できる。
【0038】ところで、この実施形態におけるようなス
ーパーインポーズ方式の場合、特殊な機能(たとえば、
クロマーキー)を使わない限り、映像の上に任意のグラ
フィックなどをオーバーレイ表示することができなく、
座標調整用ウィンドウ80も、初回時の表示位置が悪い
と、映像表示部と重なった部分は、隠れて表示されなく
なることがある。これを防止するために、スーパーイン
ポーズ表示時画面の原点座標を基準に、座標調整用ウィ
ンドウの原点座標を補正して、最低限タイトルバーだけ
でも表示されるよう、実行終了ごとに座標調整用ウィン
ドウ原点座標補正を実施する必要がある。
【0039】図10は、これを説明するための図であ
る。ステップ100の表示画面モード自動対応ルーチン
(CoAdjWin)は、スーパーインポーズ画面21
の、移動処理、または終了処理(図示せず)を行ってい
る場合、1プロセスとして、コールされる。ここでは、
移動処理中の場合を例に記載している。ステップ101
では、スーパーインポーズ画面の現状の左上座標であ
る、原点(Xs、Ys)を取り出し、この値をべ一ス
に、ステップ102でx方向、y方向それぞれあらかじ
め決めたバイアス値α、β値を加減算することで、座標
調整用ウィンドウの原点Xw,Ywをもとめる(Xw=
Xs−α、Yw=Ys−β)。このバイアス値は、座標
調整用ウィンドウのタイトルバーが、スーパーインポー
ズ画面の少し上に出て、見えるような値をあらかじめ設
定しておくものであるから、座標調整用ウィンドウが初
回コールされる際、必ずタイトルバーなどの一部は見え
るようになる。
【0040】ステップ103では、座標調整用ウィンド
ウの、更新エリア85、または終了エリア81aがポイ
ンティングされて終了信号が入力されたかどうか、すな
わち座標調整用ウィンドウ自身が終了過程にあるか否か
を判断するルーチンで、もし終了ルーチンであれば、こ
の座標値Xw,Ywを、次回の座標調整用ウィンドウの
表示位置として、ステップ104で、セーブ(保存)し
ておく。但し、この場合、次回スーパーインポーズ画面
の表示位置は、終了時と同じ位置に表示される場合であ
る。そうではなく、初回はいつも同じ座標に表示される
モードであれば、セーブする際に使用するスーパーイン
ポーズ画面原点には、現在値(Xs,Ys)ではなく、
スーパーインポーズ画面原点座標初期値(Xs0、Ys
0)を用いればよい。
【0041】このように構成すると、どのような場合で
も、呼び出した座標調整用ウィンドウ全体が映像表示エ
リアの下に隠れて、まったく見えなくなるケースを回避
することができる。
【0042】上述のようにすることにより座標調整用ウ
ィンドウ全体が映像表示エリアの下に隠れて、まったく
見えなくなるケースはなくなるが、座標調整用ウィンド
ウの一部しか表示されなかったり、その表示位置が悪い
ことがある。このような場合、座標調整用ウィンドウの
タイトルバーをドラッグすることで、座標調整用ウィン
ドウ全体を見やすい位置にドラッグする必要がある。そ
こで、座標調整用ウィンドウ全体を任意の位置に表示す
る手段につき説明する。
【0043】図11は、これを説明するためのフローで
ある。ステップ110の調整ウィンドウドラッグルーチ
ンDgAdjWinは、座標調整用ウィンドウ座標入カ
検知エリア80aに、トリガが発生したときに、割り込
みなどでコールされる。座標調整用ウィンドウ座標入カ
検知エリア80aのトリガーがONの状態、すなわち、
まだ次のイベントが入カされるまでの間、ステップ11
2の調整ウィンドウ移動量補正(Xw=Xw+aw、Y
w=Yw+bw)およびステップ113調整ウィンドウ
新座標に再描画のルーチンで、座標調整用ウィンドウの
移動(ドラッグ)および表示(再描画)操作が繰り返さ
れる。
【0044】ステップ114で、入カOFF、すなわ
ち、座標調整用ウィンドウ座標入力検知エリア80aか
らマウスや指が離されたかどうか、すなわち、再度イベ
ントが発生したか否かを検出して、イベントが発生した
場合には、ステップ115において、現在の表示位置を
新座標値として、制定する。
【0045】ドラッグの際、タイトルバーのみではな
く、座標調整用ウィンドウ全体を移動させること自体
は、容易なことである。次に、1つのスーパーインポー
ズ表示画面が複数存在する場合、相互の表示モードの関
係(主に、拡大縮小倍率)から、他の表示モード対応
の、座標補正データを算出して、自動的に補正する場合
につき説明する。このようにすることにより、次回別の
表示モードでスーパーインポーズ画面を呼び出した際、
再度座標調整用ウィンドウによる調整を行う必要がなく
なる。
【0046】図12は、これを説明するための図であ
る。ステップ120の表示画面モード自動対応ルーチン
AutoAdjWinは、座標調整用ウィンドウ80の
終了処理中(図示せず)に、または、座標調整用ウィン
ドウ起動中の適当な、あるいは一定タイミングでバッチ
的に実施されるルーティンである。ここでは、終了処理
中に行われる場合を例に記載している。ステップ121
では、座標調整用ウィンドウの更新エリア85の処理が
完了していればステップ122に進み、ここで今の座標
調整用ウィンドウが担当している、スーパーインポーズ
画面に関して、ほかに表示モードが存在するか否かを調
ベ、もしたとえば、現在は標準サイズで表示している
が、縮小モードなどでの、表示モードがあるのであれ
ば、その各々のケースに応じて、ステップ124aから
ステップ124bを処理する。各ステップ124aから
124bでは、座標調整用ウィンドウにて補正された座
標値を、各表示モードに応じた値に変換し、新座標値と
して更新する。
【0047】たとえば、現在の表示モードが、標準であ
り、調整値△x=2、△y=3であるとき、2倍拡大表
示モードに対しては、△x=4、△y=6、というよう
に、表示モードに応じて調整値自体を変換して、次回の
表示に備えて、事前に座標補正を実施しておくものであ
る。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
ーパーインポーズ画面の、メディア表示位置ずれに関し
て、容易に対応する手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図l】 一般的な監視制御装置の構成を示すブロック
図。
【図2】 本発明の一実施形態に係る監視制御装置の構
成を示すブロック図。
【図3】 監視画面における、スーパインポーズ映像の
表示例を示す図。
【図4】 図3において、グラフィック矩形枠とITV
映像との表示ずれが発生した場合の表示例を示す図。
【図5】 スーパインポーズ装置の内部構成を示すブロ
ック図。
【図6】 矩形枠・ITV映像切り替えタイミングを示
す図。
【図7】 ITV映像表示コントロール座標入カエリア
を示す図。
【図8】ITV映像表示コントロール座標入カエリア
に、ポインティング操作が発生した場合における、監視
制御装置本体内での認識手順を示すフローチャート。
【図9】 座標調整用ウィンドウの画面例を示す図。
【図10】 座標調整用ウィンドウの原点座標補正の処
理手順を示すフローチャート。
【図11】 座標調整用ウィンドウの移動(ドラッグ)
および表示(再描画)操作の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図12】 保存調整結果データをもとに、他のスーパ
ーインポーズ画面表示モードにも反映させる機能の処理
手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…監視装置本体 2…グラフィックカード 2a…RGBコネクタ 2b…CRT用ケーブル 3…監視CRT 4…入出力カード 4a…マウスコネクタ 4b…キーボードコネクタ 4c…シリアルポートコネクタ 5…マウス 6…キーボード 7…通信装置 8…CPU/伝送カード 9…CPUカード 9a…ハードディスク装置 10…スーパーインポーズ装置 10a…コネクタ(GR−INコネクタ) 10b…コネクタ(NTSC−INコネクタ) 10c…通信制御ポートコネクタ 10d…CRT用コネクタ 20…ITV映像 20a、20b…グラフィック映像枠 20d…スーパーインポーズコントロールメニューエリ
ア 21、22…監視画面 23h…水平方向誤差 23v…垂直方向誤差 30、40…ADコンバータ 31、41…デコーダ 32、42…クロックジェネレータ 33…色空間フィルタ 34…VRAM 35…VRAMコントロール部 43…タイミングコントロール部 44…グラフィックメモリ 50…制御ポートインタフェース 51…設定値生成・保存回路 52…タイミング生成部 53…DAコンバータ 70…ITV映像表示エリア 71…スーパーインポーズコントロール座標入カ検知エ
リア 72…ITV映像表示コントロール座標入カエリア 80…座標調整用ウィンドウ 81…座標調整用ウィンドウタイトルバー 81a…終了コマンド入カエリア 81b…チャネル番号表示エリア 83…調整座標値表示ウィンドウ 83a…調整表示エリア 84…ITV映像表示絶対座標ウィンドウ 84a…表示エリア 85…更新エリア 92…ITV映像枠調整座標入カエリア 93…枠調整値表示ウィンドウ 93a…表示エリア 94…枠絶対座標表示ウィンドウ 94a…表示エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/00 510 G09G 5/00 510X 5/14 5/14 Z 5/36 520 5/36 520L 5/38 5/38 Z H04N 5/45 H04N 5/45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ的に映像信号とグラフィック画像
    信号とを合成して、映像表示部分とグラフィック画像表
    示部分とからなるスーパーインポーズ画面を表示する監
    視制御装置において、前記映像表示部分と前記グラフィ
    ック画像表示部分との表示位置のずれを調整する座標調
    整用ウィンドウを呼び出すための入カ手段を備えたこと
    を特徴とする監視制御装置。
  2. 【請求項2】アナログ的に映像信号とグラフィック画像
    信号とを合成して、映像表示部分と、少なくともこの映
    像表示部分をグラフィック枠で囲んだグラフィック画像
    表示部分とからなるスーパーインポーズ画面を表示する
    監視制御装置において、前記映像表示部分と前記グラフ
    ィック画像表示部分との表示位置のずれを調整する座標
    調整用ウィンドウに、調整対象を、前記映像表示部分か
    らなるウインドウとするか、前記映像表示部分をグラフ
    ィック枠で囲んだグラフィック画像表示部分からなるウ
    インドウとするかを指定する指定入カ手段を備えたこと
    を特徴とする監視制御装置。
  3. 【請求項3】アナログ的に映像信号とグラフィック画像
    信号とを合成して、映像表示部分とグラフィック画像表
    示部分とからなるスーパーインポーズ画面を表示する監
    視制御装置において、前記映像表示部分と前記グラフィ
    ック画像表示部分との表示位置のずれを調整する座標調
    整用ウィンドウのタイトルバーの初回時表示位置が、映
    像表示部分の外にあり、かつ表示画面上認知できる位置
    にあるように制御する手段を備えたことを特徴とする監
    視制御装置。
  4. 【請求項4】アナログ的に映像信号とグラフィック画像
    信号とを合成して、映像表示部分とグラフィック画像表
    示部分とからなるスーパーインポーズ画面を表示する監
    視制御装置において、前記映像表示部分と前記グラフィ
    ック画像表示部分との表示位置のずれを調整する座標調
    整用ウィンドウのタイトルバーを、ドラツグすることに
    より、座標調整用ウィンドウを移動するように制御する
    手段を備えたことを特徴とする監視制御装置。
  5. 【請求項5】アナログ的に映像信号とグラフィック画像
    信号とを合成して、映像表示部分とグラフィック画像表
    示部分とからなるスーパーインポーズ画面を表示する監
    視制御装置において、前記映像表示部分と前記グラフィ
    ック画像表示部分との表示位置のずれを調整する座標調
    整用ウィンドウにより位置のずれを調整したときの調整
    結果データを保存する手段と、スーパーインポーズ画面
    を表示する表示モードが複数ある場合、前記調整結果デ
    ータを他の表示モードにも反映させて保存する手段とを
    備えたことを特徴とする監視制御装置。
  6. 【請求項6】アナログ的に映像信号とグラフィック画像
    信号とを合成して、映像表示部分とグラフィック画像表
    示部分とからなるスーパーインポーズ画面を表示する監
    視制御装置において、画面上の所定箇所がポインティン
    グされたことを検出して、前記映像表示部分と前記グラ
    フィック画像表示部分との表示位置のずれを調整する座
    標調整用ウィンドウを表示するステップと、前記座標調
    整用ウィンドウのタイトルバーがドラツグされたことを
    検出して、座標調整用ウィンドウを移動するように制御
    するステップとを備えたことを特徴とする画面調整方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003274319A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Astro Design Inc 映像補正システム、映像補正方法、プログラム、及び記録媒体

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