JPH10336611A - データ放送受信装置 - Google Patents

データ放送受信装置

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JPH10336611A
JPH10336611A JP9141876A JP14187697A JPH10336611A JP H10336611 A JPH10336611 A JP H10336611A JP 9141876 A JP9141876 A JP 9141876A JP 14187697 A JP14187697 A JP 14187697A JP H10336611 A JPH10336611 A JP H10336611A
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JP
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data
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service
broadcast
identification number
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Application number
JP9141876A
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English (en)
Inventor
Atsushi Horioka
篤史 堀岡
Kazuaki Obara
和昭 小原
Takashi Takeda
享司 竹田
Shinya Kusuhara
信哉 楠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10336611A publication Critical patent/JPH10336611A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ映像信号の隙間を利用したデータ放送
において、データファイルを放送した放送局,事業者,
及び,サービスの名称を把握し、また、データファイル
をその放送局等から作成したディレクトリ下に自動的に
分類して格納することができるデータ放送受信装置を提
供する。 【解決手段】 データ信号を復号して出力するデータパ
ケットデコード手段3と、データファイル格納手段7
と、ST,PV,及び,SVの数値を含む伝送制御デー
タ信号を復号して出力する伝送制御データデコード手段
6と、ST,PV,及び,SVの数値を抽出する抽出手
段13と、ST,PV,及び,SVの数値と、該数値に
対応する放送局,事業者,及び,サービスの正式名称と
のペアからなる一覧表を格納する一覧表保存手段12
と、抽出手段で抽出された数値を一覧表により正式名称
に変換する変換手段14と、ブラウザ手段とを備えた構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ映像信号
の隙間を利用したデータ放送において、データを放送し
たサービスの名称を把握し、また、そのサービスごとの
ディレクトリに自動的にデータを分類することができる
データ放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビ映像信号の隙間(VBI=
垂直帰線消去期間)の特定の領域を利用して、データを
伝送するデータ放送の試みが開始されようとしている。
このようなデータ放送において、データは、データファ
イルとして放送局ごとに放送されるだけでなく、各放送
局が行なうデータ放送事業で複数に分類されたサービス
ごとに放送される。また、上記データが電波産業界の規
格(ARIB)に基づいてデータ信号として伝送される
とともに、時刻信号,運用信号,及び,伝送制御データ
(TCD)信号が同時に伝送される。これら4種類の信
号は、ヘッダ部の記述により、その種類を識別すること
ができる。上記時刻信号から放送局で管理されている時
刻情報が放送され、上記運用信号は試験用の信号として
使用される。また、上記TCD信号には、上記データを
放送する放送局に固有の放送局識別番号(ST),当該
データを放送する放送局が行なうデータ放送事業に固有
の事業者識別番号(PV),及び,当該データを放送す
るデータ放送事業が提供するサービスに固有のサービス
番号(SV)の値が含まれる。これらの値は、それぞ
れ、たとえば、101,301,及び,32のような数
値で表され、各放送局,各事業者,及び,各サービスに
は固有の数値がつけられるので、数値によって放送局,
事業者,及び,サービスは一意に判断される。なお、上
記サービスは、たとえば、天気予報に関するサービス,
道路交通情報に関するサービス等のように、提供するデ
ータの内容によって分けられ、1つの放送局が行なうデ
ータ放送事業において複数のサービスが提供される。し
たがって、上記データファイルは、各放送局が行なって
いるデータ放送事業で、データの内容によって分けられ
たサービスごとに放送され、あるデータファイルを受信
したとき、同時に受信するTCD信号に含まれるST,
PV,及び,SVの値より、当該データファイルが放送
された放送局,事業者,及び,サービスを知ることでき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サービ
ス等の数が多いと、上記ST,PV,及び,SVの値か
ら放送局,事業者,及び,サービスの名前を把握するこ
とは困難であったり、数値の羅列では見間違い等も発生
しやすい。また、上述のように、上記データファイル
は、各放送局が行なっているデータ放送事業で、データ
の内容によって分けられたサービスごとに放送されるに
もかかわらず、データ放送受信装置で上記データファイ
ルを受信した後、該データファイルは、そのサービス、
すなわち、データの内容とは無関係に受信した順に格納
されるので、利用したいデータファイルを簡単には見つ
けられない。たとえ、放送局側で付けられたファイル名
を利用することができ、該ファイル名から内容を把握で
きるとしても、異なる放送局が提供する別々のサービス
から同じファイル名のデータファイルが放送される可能
性があり、ファイル名がある場合でも、分類して格納さ
れているわけではないので、受信したデータファイル
は、利用者が判断して分類,保存する必要がある。
【0004】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたもので、テレビ映像信号の隙間を利用したデー
タ放送において、データファイルを伝送するデータ信号
とともに伝送される伝送制御データ(TCD)信号に記
述された放送局識別番号(ST),事業者識別番号(P
V),及び,サービス番号(SV)から、そのデータフ
ァイルを放送した放送局,事業者,及び,サービスの名
称を把握し、また、そのデータファイルをそのST,P
V,及び,SVから作成したディレクトリに自動的に分
類して格納することができるデータ放送受信装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)にかかるデータ放送受信装置
は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去区間を利用
したデータ放送において放送される番組のデータを受信
してブラウザ画面上に表示するデータ放送受信装置であ
って、パケット化して伝送されたデータ信号を復号して
パケット単位のデータを出力するデータパケットデコー
ド手段と、上記パケット単位のデータを連結してデータ
ファイルとして格納するデータファイル格納手段と、上
記データファイルを放送した放送局を示す放送局識別番
号,事業者を示す事業者識別番号,及び,サービスを示
すサービス番号の数値を含む伝送制御データ信号を復号
して出力する伝送制御データデコード手段と、上記伝送
制御データデコード手段の出力から上記放送局識別番
号,上記事業者識別番号,及び,上記サービス番号の数
値を抽出する抽出手段と、放送局を示す放送局識別番
号,事業者を示す事業者識別番号,及び,サービスを示
すサービス番号の数値と、該数値に対応する放送局,事
業者,及び,サービスの正式名称とのペアからなる一覧
表を格納する一覧表保存手段と、上記抽出手段で抽出さ
れた数値を、上記一覧表により上記正式名称に変換する
変換手段と、上記データファイル,又は,上記正式名称
を表示するブラウザとを備えたものである。
【0006】また、本発明(請求項2)にかかるデータ
放送受信装置は、請求項1に記載のデータ放送受信装置
において、上記データファイル格納手段は、1つの放送
局からデータ信号として放送された、該放送局を示す放
送局識別番号,該放送局が行なうデータ放送の事業者を
示す事業者識別番号,及び,該事業者が行なうデータ放
送のサービスを示すサービス番号の数値と、該数値に対
応する放送局,事業者,及び,サービスの正式名称との
ペアからなる一覧表をデータファイルとして格納するも
のであり、放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す
事業者識別番号,及び,サービスを示すサービス番号の
数値と、該数値に対応する放送局,事業者,及び,サー
ビスの正式名称とのペアからなる全放送局に関する一覧
表を格納する一覧表保存手段と、上記データファイル格
納手段が格納した一覧表と、上記一覧表保存手段にあら
かじめ格納されている一覧表とを比較して、該一覧表保
存手段の一覧表を更新する一覧表更新手段とをさらに備
えたものである。
【0007】また、本発明(請求項3)にかかるデータ
放送受信装置は、請求項2に記載のデータ放送受信装置
において、上記一覧表更新手段は、上記データファイル
格納手段が格納した1つの放送局から放送された一覧表
で、上記一覧表保存手段に保存されている一覧表のうち
の当該放送局に関する一覧表を置き換えるものである。
【0008】また、本発明(請求項4)にかかるデータ
放送受信装置は、請求項2に記載のデータ放送受信装置
において、上記一覧表更新手段は、上記データファイル
格納手段が格納した一覧表のうちの上記一覧表保存手段
の一覧表にない情報を、上記一覧表保存手段の一覧表に
追加するものである。
【0009】また、本発明(請求項5)にかかるデータ
放送受信装置は、請求項2に記載のデータ放送受信装置
において、上記一覧表更新手段が一覧表保存手段の一覧
表を更新することによって追加、或いは、抹消された上
記放送局識別番号,上記事業者識別番号,又は,上記サ
ービス番号の数値に対応する放送局,事業者,又は,サ
ービスの正式名称を画面上に表示するブラウザ手段を備
えたものである。
【0010】また、本発明(請求項6)にかかるデータ
放送受信装置は、地上波テレビジョン放送の垂直帰線消
去区間を利用したデータ放送において放送される番組の
データを受信してディレクトリ下に格納してブラウザ画
面上に表示するデータ放送受信装置であって、パケット
化して伝送されたデータ信号を復号してパケット単位の
データを出力するデータパケットデコード手段と、上記
データを放送した放送局を示す放送局識別番号,事業者
を示す事業者識別番号,及び,サービスを示すサービス
番号含む伝送制御データ信号を復号して出力する伝送制
御データデコード手段と、上記伝送制御データデコード
手段の出力から上記放送局識別番号,事業者識別番号,
及び,サービス番号の数値を抽出する抽出手段と、上記
抽出手段で抽出された数値を用いてディレクトリを作成
し、上記パケット単位のデータを連結して作成したデー
タファイルを、該ディレクトリ下に格納するデータファ
イル格納手段とを備えたものである。
【0011】また、本発明(請求項7)にかかるデータ
放送受信装置は、請求項6に記載のデータ放送受信装置
において、放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す
事業者識別番号,及び,サービスを示すサービス番号の
数値と、該数値に対応する放送局,事業者,及び,サー
ビスのディレクトリ用名称とのペアからなる一覧表を格
納する一覧表保存手段と、上記抽出手段で抽出された数
値を、上記一覧表により当該数値に対応するディレクト
リ用名称に変換する変換手段とをさらに備え、上記デー
タファイル格納手段は、上記変換手段で変換されたディ
レクトリ用名称を用いてディレクトリを作成し、該ディ
レクトリ下に上記データファイルを格納するものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。 実施の形態.まず、本発明の実施の形態によるデータ放
送受信装置の構成について説明し、次に、その動作につ
いて具体的な実施例1〜3に分けて説明する。図1は本
発明の実施の形態によるデータ放送受信装置の概略を説
明する図である。図において、1はチューナであり、デ
ータ放送の電波から所望の放送局のものを選択する。2
はデータ判定部であり、チューナ1で選択した信号から
データ信号,運用信号,時刻信号,及び,伝送制御デー
タ(TCD)信号を判定して出力する。3はデータパケ
ットデコード部であり、パケット化して伝送されたデー
タ信号を復号して出力する。6は伝送制御データデコー
ド部であり、伝送制御データ(TCD)信号を復号して
出力する。7はデータファイル格納部であり、データパ
ケットデコード部3から出力されたパケット化単位のデ
ータを連結してデータファイルとして格納する。11は
一覧表更新部であり、放送局識別番号(ST),事業者
識別番号(PV),及び,サービス番号(SV)の情報
が記述されたデータファイルを受け取り、当該情報が所
有している一覧表にない場合、該一覧表を更新する。1
2は一覧表保存部であり、一覧表更新部11で更新した
一覧表を蓄積する。13は抽出部であり、伝送制御デー
タデコード部6から出力された復号信号の伝送制御情報
に含まれる放送局識別番号(ST),事業者識別番号
(PV),及び,サービス番号(SV)を抽出する。1
4は変換部であり、一覧表保存部12に蓄積された一覧
表に基づき、抽出部13で抽出した放送局識別番号(S
T),事業者識別番号(PV),及び,サービス番号
(SV)の数値を対応する名称に変換する。15はブラ
ウザであり、データファイル,又は,ディレクトリ名等
を画面に表示、或いは、一覧表更新部11で更新した上
記情報を受け取る。ここで、上記運用信号は運用信号デ
コード部(図示せず)、上記時刻信号は時刻信号デコー
ド部(図示せず)に出力されてそれぞれ復号されるが、
これらの処理については本発明の主眼でないので記述を
省略する。
【0013】次に、動作について実施例1〜3に分けて
説明する。 実施例1.動作について説明する前に、本実施例1にお
いて用いる数値/正式名称対応一覧表について説明す
る。図2は実施例1においてデータ放送受信装置が所有
する数値/正式名称対応一覧表を示す図である。図にお
いて、21は各放送局に固有の数値である放送局識別番
号(ST)、22は放送局の正式名称である放送局名、
31は各事業者に固有の数値である事業者識別番号(P
V)、32はデータ放送の事業者の正式名称である事業
者名、41は各サービスに固有の数値であるサービス番
号、42はデータ放送のサービスの正式名称であるサー
ビス名である。
【0014】上記数値/正式名称対応一覧表は、データ
放送事業におけるサービスが、いずれの放送局,及び,
データ放送を行なっている事業者によって提供されてい
るものであるかを示すとともに、数値と正式名称とのペ
アが表示されており、図を参照しながら説明すると、放
送局識別番号21の列に放送局識別番号を示す“ST”
と、その数値“103”とが記述され、103は放送局
のテレビ夕陽に固有の数値であるため、放送局名22の
列には“テレビ夕陽”と記述されている。また、事業者
識別番号31の列には事業者識別番号を示す“PV”
と、テレビ夕陽が行なっているデータ放送事業に固有の
数値“304”とが記述され、そのデータ放送事業の正
式名称“アトモス”が事業者名32の列に記述されてい
る。さらに、サービス番号41にはサービス番号を示す
“SV”と、アトモスが提供しているサービスに固有の
数値“12”とが記述され、12はサービスであるアト
モス−Pに固有の数値であるため、サービス名42には
“アトモス−P”と記述されている。したがって、該数
値/正式名称対応一覧表には、上述のように、放送局識
別番号(ST)21と、事業者識別番号(PV)31
と、サービス番号(SV)41との関係、すなわち、デ
ータ放送事業におけるサービスが、いずれの放送局,及
び,データ放送を行なっている事業者によって提供され
ているものであるかを示すとともに、放送局識別番号
(ST)21,事業者識別番号(PV)31,及び,サ
ービス番号(SV)41の数値と、該数値にそれぞれ対
応する正式名称とのペアが表示されている。
【0015】次に、図1における本実施例1の動作につ
いて説明する。データ判定部2は、チューナ1が受信し
たデータ放送から、データ信号,及び,伝送制御データ
(TCD)信号を判定して、それぞれデータパケットデ
コード部3,及び,伝送制御データデコード部6に出力
する。データパケットデコード部3では、パケット化し
て伝送されたデータ信号を復号してパケット単位のデー
タを出力し、格納部7で該パケット単位のデータを連結
してデータファイルにして一旦格納する。
【0016】一方、上記TCD信号は、上述のように、
上記データが放送される放送局に固有の放送局識別番号
(ST),同じく上記データを放送する事業者に固有の
事業者識別番号(PV),及び,上記データが放送され
るサービスに固有のサービス番号(SV)が記述されて
いるので、伝送制御データデコード部6で復号された上
記TCD信号から上記ST,PV,及び,SVの数値を
抽出部13で抽出する。そして、変換部14では、一覧
表保存部12に格納された数値/正式名称対応一覧表
(図2)に基づき、抽出部13で抽出した数値を対応す
る正式名称に変換する。たとえば、抽出された上記S
T,PV,及び,SVの数値が103,304,及び,
13であれば、図2の数値/正式名称対応一覧表よりテ
レビ夕陽,アトモス,及び,アトモス−Pに変換する。
【0017】次に、ブラウザ46の画面上には、データ
ファイル格納部7に格納されていた上記データファイル
の内容とともに、当該データファイルが送信された放送
局,事業者,及びサービスの正式名称が表示される。
【0018】このように、本実施の形態によるデータ放
送受信装置は、本実施例1において、あらかじめ所有し
ている、ST,PV,及び,SVの数値と該数値に対応
する正式名称を表示した数値/正式名称対応一覧表を用
いて、データファイル受信時に、TCD信号に記述され
たST,PV,及び,SVの数値を、該数値に対応する
正式名称に変換して受信したデータファイルの内容とと
もにブラウザ画面上に表示する構成としたので、受信し
たデータファイルを提供した放送局,事業者,及び,サ
ービスがそれらのST,PV,及び,SVの数値ではな
く、放送局,事業者,及び,サービスの正式名称で把握
することができる。
【0019】実施例2.図1における本実施例2の動作
について説明する。まず、数値/正式名称対応一覧表が
データ放送の1番組として放送される該番組の信号をチ
ューナ1で選択すると、データ判定部2は、該信号か
ら、上記数値/正式名称対応一覧表が記述されたデータ
信号を判定して、データパケットデコード部3に出力す
る。データパケットデコード部3で復号された該データ
信号は出力されて、データファイル格納部7でパケット
化単位のまま復号されたデータ信号を連結してデータフ
ァイルにして一旦格納され、一覧表更新部11に出力さ
れる。
【0020】そして、一覧表更新部11では、受信した
数値/正式名称対応一覧表と一覧表保存部12に有して
いる数値/正式名称対応一覧表との内容が相違していれ
ば、これらを入れ替えて更新し、一覧表保存部12に格
納する。このとき、数値/正式名称対応一覧表の内容が
増加、すなわち、新たに提供されるサービスが増えた場
合、ブラウザ15は、この情報を一覧表更新部11から
受けて画面上に表示する。たとえば、“ST”“10
3”“テレビ夕陽”“PV”“304”“アトモス”
“SV”“14”“アトモス−U”(LF)という数値
/正式名称対応情報が増加した場合、ブラウザ画面上に
「テレビ夕陽/アトモス/アトモス−Uのサービスが開
始されました。」などと表示する。逆に、数値/正式名
称対応一覧表の内容が減少、すなわち、提供されていた
サービスが廃止された場合であれば、たとえば、「ニジ
テレビ/音波新聞の事業が廃止されました。」などと表
示する。もちろん正式名称ではなく、数値のみを画面上
に表示したり、数値と正式名称の両方を表示してもよ
い。なお、「ニジテレビ/音波新聞の事業が廃止」とい
うことは、音波新聞というデータ放送事業が廃止され、
従って音波新聞で行なっていた音波X及び音波Yのサー
ビスも廃止されたが、ニジテレビの放送局は存続してい
ることを示している。
【0021】ここで、1番組として放送される上記数値
/正式名称対応一覧表には、該番組を送信する1つの放
送局が提供するサービスに関する情報のみ有しており、
その他の放送局が提供するサービスについての対応関係
は記述されていない。また、送信される数値/正式名称
対応一覧表には、これを送信する放送局が提供するすべ
てのサービスに関する数値と正式名称との対応情報が記
述されているものと、新規に提供されるサービスについ
ての数値と正式名称との対応情報のみが記述されている
ものとの2種類がある。前者の場合、上述のように、送
信された数値/正式名称対応一覧表と一覧表保存部12
に有している数値/正式名称対応一覧表との内容が相違
していれば、これらを入れ替えて更新することになる
が、後者の場合、送信されたデータを提供しているサー
ビスが新規のサービスであれば、このサービスに関する
数値/正式名称対応情報を一覧表保存部12に保存され
ている数値/正式名称対応一覧表に追加更新し、一覧表
保存部12に格納する。
【0022】なお、上記数値/正式名称対応一覧表の番
組は、該数値/正式名称対応一覧表が、放送局が提供す
るすべての情報を記述したもののときは、データ量が多
いため1日1回位、新規に提供されるサービスについて
の情報のみが記述されているものについては、サービス
が開始されたときに1回だけ、或いは、その開始された
日に1時間毎に1回位放送するようにしてもよい。
【0023】また、上記数値/正式名称対応一覧表が記
述されたデータファイルには特別な識別子がついて、通
常のデータが記述されたデータファイルと容易に区別で
きるようになっており、上記数値/正式名称対応一覧表
が記述されたデータファイルは一覧表更新部11に出力
されるようになっている。
【0024】このように、本実施の形態によるデータ放
送受信装置は、本実施例2において、1番組として送信
された、1つの放送局に関するST,PV,及び,SV
の数値と該数値に対応する正式名称を表示した数値/正
式名称対応一覧表を受け取って、あらかじめ所有してい
る数値/正式名称対応一覧表の当該放送局に関する情報
と比較し、情報が異なれば更新し、異なる情報をブラウ
ザ16に出力する一覧表更新部11と、該異なる情報を
ブラウザ画面上に表示するブラウザ16を備えたから、
放送局,事業者,又は,サービスが増減した場合でも自
動的に上記一覧表を更新し、新たに開始されたサービス
が提供するデータファイルを受信するときでも、更新さ
れた一覧表に基づいて該データファイルを提供する放送
局,事業者,及び,サービスをそれらの数値ではなく正
式名称で把握でき、また、自動的にブラウザ画面上に表
示された放送局,事業者,又は,サービスの増減情報に
基づいて、適切にサービスを利用することができる。ま
た、上記一覧表更新部11は、新たに開始されたサービ
ス等についてのST,PV,及び,SVの数値と該数値
に対応する正式名称を表示した数値/正式名称対応一覧
表の情報のみを、あらかじめ所有している上記一覧表に
追加し、その追加情報をブラウザ画面上に出力するもの
としたから、必要な変更情報だけを受けて上記一覧表を
変更できるので、受信に時間がかからず無駄もない。
【0025】実施例3.図1における本実施例3の動作
について説明する。実施例1と同様にして、パケット単
位のまま復号されたデータ信号をデータファイル格納部
7で連結してデータファイルにする一方、抽出部13で
該データが放送される放送局等に固有のST,PV,及
び,SVの数値を抽出してデータファイル格納部7に出
力する。データファイル格納部7では、上記ST,P
V,及び,SVの数値よりディレクトリ、たとえば、抽
出部13で抽出した上記ST,PV,及び,SVの数値
が103,304,及び,13であれば、C:¥HOM
E¥103¥304¥13のディレクトリを作成し、該
ディレクトリ下に上記データファイルを格納する。この
ように格納されたデータファイルを選択するとき、ブラ
ウザ15にはディレクトリごとに受信順にデータファイ
ルのファイル名が表示される。なお、図4に図2及び図
3の一覧表に記載されたST,PV,及び,SVの数値
に対応するディレクトリ例を示した。
【0026】ここで、上記ファイル名は単に各データフ
ァイルを区別するために付けられるもので、たとえば、
ファイル1,ファイル2,ファイル3などのように便宜
的にディレクトリごとに受信した順に付けられる。この
後、利用者が入力してファイル名を付け直すとしても、
該データファイルが複数送信された場合でも、これらの
データファイルは上記ディレクトリに分類されて送信さ
れた順に格納されるので、容易に適切なファイル名を付
けることができる。また、送信側で付けられたファイル
名を受信側で使用するようにしてもよい。この場合、上
記ディレクトリと送信側で適切に付けられたファイル名
とによって、データファイルの内容を容易に把握するこ
とができ、異なるサービスから提供されるデータファイ
ルに同じファイル名が付けられているときでも別ディレ
クトリ下に格納されるので混乱することがない。
【0027】次に、ディレクトリを数値の代わりにディ
レクトリ用名称を用いて作成する場合について説明す
る。図3は実施例3においてデータ放送受信装置が所有
する数値/ディレクトリ用名称対応一覧表を示す図であ
る。図において、図2と同一符号は同一又は相当部分で
ある。また、23はディレクトリ用放送局名、33はデ
ィレクトリ用事業者名、43はディレクトリ用サービス
名である。
【0028】上記数値/ディレクトリ用名称対応一覧表
は、データ放送事業におけるサービスが、いずれの放送
局,及び,データ放送を行なっている事業者によって提
供されているものであるかを示すとともに、数値とディ
レクトリ用名称とのペアが表示されており、図を参照し
ながら説明すると、放送局識別番号21の列に放送局識
別番号を示す“ST”と、その数値“103”とが記述
され、103は放送局のテレビ夕陽に固有の数値である
ため、ディレクトリ用放送局名23の列には正式名称で
あるテレビ夕陽が容易に想起され、アルファベット8文
字以内で他の放送局と誤認することがないように設定さ
れた“TVYUHI”が記述されている。また、事業者
識別番号31の列には事業者識別番号を示す“PV”
と、テレビ夕陽が行なっているデータ放送事業に固有の
数値“304”とが記述され、ディレクトリ用事業者名
33には、304を有するデータ放送事業の正式名称
“アトモス”が容易に想起され、アルファベット8文字
以内で他の事業者と誤認することがないように設定され
た“ATOMOS”が記述されている。さらに、サービ
ス番号41にはサービス番号を示す“SV”と、アトモ
スが提供しているサービスに固有の数値“12”とが記
述され、12はサービスであるアトモス−Pに固有の数
値であるため、ディレクトリ用サービス名43には正式
名称であるアトモス−Pが容易に想起され、アルファベ
ット8文字以内で他のサービスと誤認することがないよ
うに設定された“ATOMOS−P”が記述されてい
る。
【0029】上記数値/ディレクトリ用名称対応一覧表
は、上述のように、放送局識別番号(ST)21と、事
業者識別番号(PV)31と、サービス番号(SV)4
1との関係、すなわち、データ放送事業におけるサービ
スが、いずれの放送局,及び,データ放送を行なってい
る事業者によって提供されているものであるかを示すと
ともに、放送局識別番号(ST)21,事業者識別番号
(PV)31,及び,サービス番号(SV)41の数値
と、該数値にそれぞれ対応するディレクトリ用名称との
ペアで表示されている。
【0030】上記数値/ディレクトリ用名称対応一覧表
を用いた場合の図1における本実施例3の動作について
説明する。上述のST,PV,及び,SVの数値を用い
てディレクトリを作成する場合と同様にして、パケット
単位のまま復号されたデータ信号をデータファイル格納
部7で連結してデータファイルにする一方、抽出部13
で該データが放送される放送局等に固有のST,PV,
及び,SVの数値を抽出して変換部14に出力する。変
換部14では、一覧表保存部12に格納されている上記
数値/ディレクトリ用名称対応一覧表に基づいて、上記
ST,PV,及び,SVの数値を対応するディレクトリ
用名称に変換する。たとえば、抽出された上記ST,P
V,及び,SVの数値が103,304,及び,13で
あれば、図3の数値/ディレクトリ用名称対応一覧表よ
りTVYUHI,ATOMOS,及び,ATOMOS−
Pに変換する。変換したディレクトリ用名称はデータフ
ァイル格納部7に出力される。
【0031】次に、データファイル格納部7では、上記
ディレクトリ用名称よりディレクトリ、たとえば、上記
ディレクトリ用名称がTVYUHI,ATOMOS,及
び,ATOMOS−PであればC:¥HOME¥TVY
UHI¥ATOMOS¥ATOMOS−Pのディレクト
リを作成し、該ディレクトリ下に上記データファイルを
格納する。ブラウザ15にはディレクトリごとに受信順
にデータファイルのファイル名が表示される。
【0032】なお、図5に図3の一覧表に記載されたS
T,PV,及び,SVのディレクトリ用名称に対応する
ディレクトリ例を示した。以上の方法によれば、データ
放送より得られたファイルを取り扱うファイルシステム
が、ファイル名とディレクトリ名に英数字の8文字まで
しか付与できない等の制限を持った簡単なものであって
も、使い易いディレクトリ分類を実現できる。しかし、
ファイルシステムが日本語(2バイト文字コード)に対
応しており、さらにファイル名とディレクトリ名の文字
列長を充分に長く設定できるような高機能のものであれ
ば、ディレクトリ名として正式名称を使用してもよいこ
とは言うまでもなく、数値/ディレクトリ用名称対応一
覧表の代わりに数値/正式名称対応一覧表を用いて、上
記動作と全く同様にすれば上記正式名称をディレクトリ
名として用いたディレクトリを作成して、該ディレクト
リにデータフィルを格納してブラウザ15で表示するこ
とが可能である。これによれば、より解り易いディレク
トリ名によって分類することが可能である。
【0033】ここで、実施例2において、ブラウザ15
は、新たに提供されるサービス等が増えた場合や提供さ
れていたサービス等が廃止された場合、これらの情報を
一覧表更新部11から受けて画面上に表示するものとし
たが、後者のサービス等が廃止された場合には、該サー
ビス等から受信して保存しているデータファイルを該サ
ービス等のディレクトリを消去することにより、すべて
消去するように設定することもできる。たとえば、上述
のように、音波新聞というデータ放送事業が廃止された
とき、音波新聞の音波Xでは最新の道路交通情報が放送
され、音波Yでは最新の株式市場情報が放送されていた
ような場合であって、利用者が道路交通情報については
最新の1日分だけ、株式市場情報は最新の1週間分だけ
をそれぞれ更新しながら保存していたような場合であれ
ば、今後新しい情報を入手できない以上、これら保存し
ているデータも必要なくなる。そこで、ブラウザ16の
画面上に「ニジテレビ/音波新聞の事業が終了しまし
た。」と表示する代わりに、自動的にこれらのデータが
保存されているディレクトリC:¥HOME¥NIJI
TV¥OMPAを消去する。ただし、サービスやデータ
放送事業が廃止されても、それまでに保存したデータが
必要なものである場合にまで、消去されるようになって
いては困るので、たとえば、あらかじめ利用者がディレ
クトリを選択しておいて、そのディレクトリに対応する
サービス等が廃止されたときには、そのディレクトリ内
のデータも消去するが、選択されていないディレクトリ
に対応するサービス等が廃止されても、当該ディレクト
リ内のデータは消去しないようにするなどの措置が必要
である。
【0034】また、上記数値/ディレクトリ用名称対応
一覧表は、実施例2のように、一覧表更新部11におい
て数値/正式名称対応一覧表が更新された場合には、同
様に更新しなければならない。ここで、ディレクトリ用
名称は放送局が決定するので、数値/ディレクトリ用名
称対応一覧表についても上記数値/正式名称対応一覧表
が更新されてデータファイルとして送信されるときに、
同時に放送局から送信される。なお、これらの数値/正
式名称対応一覧表,及び,数値/ディレクトリ用名称対
応一覧表は、別々の一覧表ではなく、数値,正式名称,
及び,ディレクトリ用名称をまとめて一覧表としたもの
であってもよい。
【0035】このように、本実施の形態によるデータ放
送受信装置は、本実施例3において、受信したデータ
を、該データと同時に送信されたTCD信号に記述され
たST,PV,及び,SVの数値を用いて作成したディ
レクトリに保存する構成としたので、受信したデータを
該データが送信されたサービスごとのディレクトリに自
動的に分類して保存することができる。また、データフ
ァイルとして送信される、ST,PV,及び,SVの数
値と該数値に対応するディレクトリ用名称を表示した数
値/ディレクトリ用名称対応一覧表を受け取って、あら
かじめ所有している数値/ディレクトリ用名称対応一覧
表にない新規な情報があれば更新して、当該更新した数
値/ディレクトリ用名称対応一覧表を用いて、データフ
ァイル受信時に、TCD信号に記述されたST,PV,
及び,SVの数値を、該数値に対応するディレクトリ用
名称に変換したものから作成したディレクトリに、上記
データファイルを格納する構成としたので、受信したデ
ータを該データが送信されサービスごとのディレクトリ
に自動的に分類して保存されるだけでなく、そのデータ
ファイルが容易にいずれのサービスから提供されたもの
であるかを把握することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)にか
かるデータ放送受信装置によれば、地上波テレビジョン
放送の垂直帰線消去区間を利用したデータ放送において
放送される番組のデータを受信してブラウザ画面上に表
示するデータ放送受信装置であって、パケット化して伝
送されたデータ信号を復号してパケット単位のデータを
出力するデータパケットデコード手段と、上記パケット
単位のデータを連結してデータファイルとして格納する
データファイル格納手段と、上記データファイルを放送
した放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す事業者
識別番号,及び,サービスを示すサービス番号の数値を
含む伝送制御データ信号を復号して出力する伝送制御デ
ータデコード手段と、上記伝送制御データデコード手段
の出力から上記放送局識別番号,上記事業者識別番号,
及び,上記サービス番号の数値を抽出する抽出手段と、
放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す事業者識別
番号,及び,サービスを示すサービス番号の数値と、該
数値に対応する放送局,事業者,及び,サービスの正式
名称とのペアからなる一覧表を格納する一覧表保存手段
と、上記抽出手段で抽出された数値を、上記一覧表によ
り上記正式名称に変換する変換手段と、上記データファ
イル,又は,上記正式名称を表示するブラウザとを備え
たから、受信したデータファイルを提供した放送局,事
業者,及び,サービスがそれらのST,PV,及び,S
Vの数値ではなく、放送局,事業者,及び,サービスの
正式名称で把握することができる効果がある。
【0037】また、本発明(請求項2)にかかるデータ
放送受信装置によれば、請求項1に記載のデータ放送受
信装置において、上記データファイル格納手段は、1つ
の放送局からデータ信号として放送された、該放送局を
示す放送局識別番号,該放送局が行なうデータ放送の事
業者を示す事業者識別番号,及び,該事業者が行なうデ
ータ放送のサービスを示すサービス番号の数値と、該数
値に対応する放送局,事業者,及び,サービスの正式名
称とのペアからなる一覧表をデータファイルとして格納
するものであり、放送局を示す放送局識別番号,事業者
を示す事業者識別番号,及び,サービスを示すサービス
番号の数値と、該数値に対応する放送局,事業者,及
び,サービスの正式名称とのペアからなる全放送局に関
する一覧表を格納する一覧表保存手段と、上記データフ
ァイル格納手段が格納した一覧表と、上記一覧表保存手
段にあらかじめ格納されている一覧表とを比較して、該
一覧表保存手段の一覧表を更新する一覧表更新手段とを
さらに備えたから、放送局,事業者,又は,サービスが
増減した場合でも自動的に上記一覧表を更新し、新たに
開始されたサービスが提供するデータファイルを受信す
るとき、更新された一覧表に基づいて該データファイル
を提供する放送局,事業者,及び,サービスをそれらの
数値ではなく正式名称で把握できる効果がある。
【0038】また、本発明(請求項3)にかかるデータ
放送受信装置によれば、請求項2に記載のデータ放送受
信装置において、上記一覧表更新手段は、上記データフ
ァイル格納手段が格納した1つの放送局から放送された
一覧表で、上記一覧表保存手段に保存されている一覧表
のうちの当該放送局に関する一覧表を置き換えるものと
したから、放送局,事業者,又は,サービスが増減した
場合でも自動的に上記一覧表を更新し、新たに開始され
たサービスが提供するデータファイルを受信するとき、
更新された一覧表に基づいて該データファイルを提供す
る放送局,事業者,及び,サービスをそれらの数値では
なく正式名称で把握できる効果がある。
【0039】また、本発明(請求項4)にかかるデータ
放送受信装置によれば、請求項2に記載のデータ放送受
信装置において、上記一覧表更新手段は、上記データフ
ァイル格納手段が格納した一覧表のうちの上記一覧表保
存手段の一覧表にない情報を、上記一覧表保存手段の一
覧表に追加するものとしたから、必要な変更情報だけを
受けて上記一覧表を変更できるので、受信に時間がかか
らず無駄も生じないという効果がある。
【0040】また、本発明(請求項5)にかかるデータ
放送受信装置によれば、請求項2に記載のデータ放送受
信装置において、上記一覧表更新手段が一覧表保存手段
の一覧表を更新することによって追加、或いは、抹消さ
れた上記放送局識別番号,上記事業者識別番号,又は,
上記サービス番号の数値に対応する放送局,事業者,又
は,サービスの正式名称を画面上に表示するブラウザ手
段を備えたから、自動的にブラウザ画面上に表示された
放送局,事業者,又は,サービスの増減情報に基づい
て、適切にサービスを利用することができる効果があ
る。
【0041】また、本発明(請求項6)にかかるデータ
放送受信装置によれば、地上波テレビジョン放送の垂直
帰線消去区間を利用したデータ放送において放送される
番組のデータを受信してディレクトリ化に格納してブラ
ウザ画面上に表示するデータ放送受信装置であって、パ
ケット化して伝送されたデータ信号を復号してパケット
単位のデータを出力するデータパケットデコード手段
と、上記データを放送した放送局を示す放送局識別番
号,事業者を示す事業者識別番号,及び,サービスを示
すサービス番号を含む伝送制御データ信号を復号して出
力する伝送制御データデコード手段と、上記伝送制御デ
ータデコード手段の出力から上記放送局識別番号,事業
者識別番号,及び,サービス番号の数値を抽出する抽出
手段と、上記抽出手段で抽出された数値を用いてディレ
クトリを作成し、上記パケット単位のデータを連結して
作成したデータファイルを、該ディレクトリ下に格納す
るデータファイル格納手段とを備えたから、受信したデ
ータを該データが送信されたサービスごとのディレクト
リに自動的に分類して保存することができる効果があ
る。
【0042】また、本発明(請求項7)にかかるデータ
放送受信装置によれば、請求項6に記載のデータ放送受
信装置において、放送局を示す放送局識別番号,事業者
を示す事業者識別番号,及び,サービスを示すサービス
番号の数値と、該数値に対応する放送局,事業者,及
び,サービスのディレクトリ用名称とのペアからなる一
覧表を格納する一覧表保存手段と、上記抽出手段で抽出
された数値を、上記一覧表により当該数値に対応するデ
ィレクトリ用名称に変換する変換手段とをさらに備え、
上記データファイル格納手段は、上記変換手段で変換さ
れたディレクトリ用名称を用いてディレクトリを作成
し、該ディレクトリ下に上記データファイルを格納する
ものとしたから、受信したデータを該データが送信され
サービスごとのディレクトリに自動的に分類して保存さ
れるだけでなく、そのデータファイルが容易にいずれの
サービスから提供されたものであるかを把握することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるデータ放送受信装置
の概略を説明する図である。
【図2】本発明の実施の形態によるデータ放送受信装置
が所有する数値/正式名称対応一覧表を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態によるデータ放送受信装置
が所有する数値/ディレクトリ用名称対応一覧表を示す
図である。
【図4】本発明の実施の形態によるデータ放送受信装置
が作成するディレクトリの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態によるデータ放送受信装置
が作成するディレクトリの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 チューナ 2 データ判定部 3 データパケットデコード部 6 伝送制御データデコード部 7 データファイル格納部 11 一覧表更新部 12 一覧表保存部 13 抽出部 14 変換部 15 ブラウザ 21 放送局識別番号 22 放送局名 23 ディレクトリ用放送局名 31 事業者識別番号 32 事業者名 33 ディレクトリ用事業者名 41 サービス番号 42 サービス名 43 ディレクトリ用サービス名
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠原 信哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用したデータ放送において放送される番組のデ
    ータを受信してブラウザ画面上に表示するデータ放送受
    信装置であって、 パケット化して伝送されたデータ信号を復号してパケッ
    ト単位のデータを出力するデータパケットデコード手段
    と、 上記パケット単位のデータを連結してデータファイルと
    して格納するデータファイル格納手段と、 上記データファイルを放送した放送局を示す放送局識別
    番号,事業者を示す事業者識別番号,及び,サービスを
    示すサービス番号の数値を含む伝送制御データ信号を復
    号して出力する伝送制御データデコード手段と、 上記伝送制御データデコード手段の出力から上記放送局
    識別番号,上記事業者識別番号,及び,上記サービス番
    号の数値を抽出する抽出手段と、 放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す事業者識別
    番号,及び,サービスを示すサービス番号の数値と、該
    数値に対応する放送局,事業者,及び,サービスの正式
    名称とのペアからなる一覧表を格納する一覧表保存手段
    と、 上記抽出手段で抽出された数値を、上記一覧表により上
    記正式名称に変換する変換手段と、 上記データファイル,又は,上記正式名称を表示するブ
    ラウザとを備えたことを特徴とするデータ放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ放送受信装置に
    おいて、 上記データファイル格納手段は、1つの放送局からデー
    タ信号として放送された、該放送局を示す放送局識別番
    号,該放送局が行なうデータ放送の事業者を示す事業者
    識別番号,及び,該事業者が行なうデータ放送のサービ
    スを示すサービス番号の数値と、該数値に対応する放送
    局,事業者,及び,サービスの正式名称とのペアからな
    る一覧表をデータファイルとして格納するものであり、 放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す事業者識別
    番号,及び,サービスを示すサービス番号の数値と、該
    数値に対応する放送局,事業者,及び,サービスの正式
    名称とのペアからなる全放送局に関する一覧表を格納す
    る一覧表保存手段と、 上記データファイル格納手段が格納した一覧表と、上記
    一覧表保存手段にあらかじめ格納されている一覧表とを
    比較して、該一覧表保存手段の一覧表を更新する一覧表
    更新手段とをさらに備えたことを特徴とするデータ放送
    受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ放送受信装置に
    おいて、 上記一覧表更新手段は、上記データファイル格納手段が
    格納した1つの放送局から放送された一覧表で、上記一
    覧表保存手段に保存されている一覧表のうちの当該放送
    局に関する一覧表を置き換えることを特徴とするデータ
    放送受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデータ放送受信装置に
    おいて、 上記一覧表更新手段は、上記データファイル格納手段が
    格納した一覧表のうちの上記一覧表保存手段の一覧表に
    ない情報を、上記一覧表保存手段の一覧表に追加するこ
    とを特徴とするデータ放送受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のデータ放送受信装置に
    おいて、 上記一覧表更新手段が一覧表保存手段の一覧表を更新す
    ることによって追加、或いは、抹消された上記放送局識
    別番号,上記事業者識別番号,又は,上記サービス番号
    の数値に対応する放送局,事業者,又は,サービスの正
    式名称を画面上に表示するブラウザ手段を備えたことを
    特徴とするデータ放送受信装置。
  6. 【請求項6】 地上波テレビジョン放送の垂直帰線消去
    区間を利用したデータ放送において放送される番組のデ
    ータを受信してディレクトリ下に格納してブラウザ画面
    上に表示するデータ放送受信装置であって、 パケット化して伝送されたデータ信号を復号してパケッ
    ト単位のデータを出力するデータパケットデコード手段
    と、 上記データを放送した放送局を示す放送局識別番号,事
    業者を示す事業者識別番号,及び,サービスを示すサー
    ビス番号含む伝送制御データ信号を復号して出力する伝
    送制御データデコード手段と、 上記伝送制御データデコード手段の出力から上記放送局
    識別番号,事業者識別番号,及び,サービス番号の数値
    を抽出する抽出手段と、 上記抽出手段で抽出された数値を用いてディレクトリを
    作成し、上記パケット単位のデータを連結して作成した
    データファイルを、該ディレクトリ下に格納するデータ
    ファイル格納手段とを備えたことを特徴とするデータ放
    送受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデータ放送受信装置に
    おいて、 放送局を示す放送局識別番号,事業者を示す事業者識別
    番号,及び,サービスを示すサービス番号の数値と、該
    数値に対応する放送局,事業者,及び,サービスのディ
    レクトリ用名称とのペアからなる一覧表を格納する一覧
    表保存手段と、 上記抽出手段で抽出された数値を、上記一覧表により当
    該数値に対応するディレクトリ用名称に変換する変換手
    段とをさらに備え、 上記データファイル格納手段は、上記変換手段で変換さ
    れたディレクトリ用名称を用いてディレクトリを作成
    し、該ディレクトリ下に上記データファイルを格納する
    ことを特徴とするデータ放送受信装置。
JP9141876A 1997-05-30 1997-05-30 データ放送受信装置 Pending JPH10336611A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077080A (ja) * 2000-06-13 2002-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓄積型放送サービスシステムおよび受信蓄積装置
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