JPH10336306A - ドアホン子機 - Google Patents

ドアホン子機

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JPH10336306A
JPH10336306A JP14248397A JP14248397A JPH10336306A JP H10336306 A JPH10336306 A JP H10336306A JP 14248397 A JP14248397 A JP 14248397A JP 14248397 A JP14248397 A JP 14248397A JP H10336306 A JPH10336306 A JP H10336306A
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microphones
microphone
mic3
noise
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Tetsuya Sumita
哲哉 住田
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Aiphone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲騒音の大きい環境下において、インターホ
ンを通して良好な通話を可能にする。 【解決手段】ドアホン子機筐体に第1、第2、第3のマ
イクロホンMIC1、MIC2、MIC3を垂直方向に所定間隔で順
次配置し、第1、第2のマイクロホンの出力の差、第
2、第3のマイクロホンの出力の差をそれぞれとる差動
回路2、3と、両差動回路の出力の和をとって音声信号
f1を取り出す加算回路4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアホン子機に関
し、特に周囲騒音の大きな環境下において、良好なイン
ターホン通話が可能なドアホン子機に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示すような、周囲騒音
の大きな環境下において通信される音声を取り出す方法
として、マイクロホンから入力された騒音の周波数帯域
を含んだ音声信号の周波数特性を変化させ、騒音を減衰
させた音声信号を取り出すドアホン子機が提案されてい
る。
【0003】図8のドアホン子機AQ51は、周囲騒音の
大きな環境下で音声信号f50を入力するマイクロホンMI
C51と、マイクロホンMIC51に入力された音声信号f50の
周波数帯域から、人間の声などの音声の周波数帯域f51
のみを通過させ、騒音の周波数帯域f52は減衰させるフ
ィルタF51とが設けられている。マイクロホンMIC51の
出力側はフィルタF51の一方に接続されており、フィル
タF51の他方はドアホン子機側接続端子T51に接続され
ている。また、ドアホン子機側接続端子T51は伝送路L
51を介して居室親機BQ51に接続されている。
【0004】このように構成されている従来のドアホン
子機AQ51において、周囲騒音の大きな環境下でマイク
ロホンMIC51に入力された図9に示すような音圧レベル
の音声信号f50を、フィルタF51を介して人間の声等の
周波数帯域f51のみを通過させ、前述の周波数帯域以外
の騒音の周波数帯域f52に対してはフィルタをかけて減
衰させることにより、ドアホン子機AQ51のマイクロホ
ンMIC51に入力された音声信号f50のうち、音声の周波
数帯域f51のみを伝送路L51を介して居室親機BQ51へ
伝送し、出力することで聞き取りやすくしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドアホン子機AQ51では、周囲騒音の大きな環境下でマ
イクロホンMIC51から入力される音声信号f50に含まれ
る騒音の周波数帯域f52内に音声の周波数帯域f51が存
在する際、フィルタF51の遮断(減衰)特性が十分でな
い為に、必ずしも騒音が減衰されずにフィルタF51を通
過してしまう上に、騒音の周波数帯域f52が環境によっ
て変化する為、前述のフィルタF51を使用しても騒音を
減衰可能な場所と、騒音を減衰不可能な場所の両方が存
在してしまうという難点があった。
【0006】本発明は、以上のような難点を解消するた
めになされたもので、インターホンを通して、マイクロ
ホンから遠距離に存在する騒音を取り除き、近距離の通
話品質を向上させることが可能なドアホン子機を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のドアホン子機は、ドアホン子機筐体に第1、
第2、第3のマイクロホンを垂直方向に所定間隔で順次
配置し、第1、第2のマイクロホンの出力の差、第2、
第3のマイクロホンの出力の差をそれぞれとる差動回路
と、両差動回路の出力の和をとって音声信号を取り出す
加算回路とを備えたものである。
【0008】本発明のドアホン子機において、ドアホン
子機筐体に垂直同一直線上に均等に設置されている第
1、第2、第3のマイクロホンに、周囲騒音の大きな環
境下で入力される音声信号を、近距離に存する音声源か
ら出力されるされる音声信号と、遠距離に存する騒音源
から出力される騒音信号とを音圧レベルで分類し、前述
の3つのマイクロホンの各入力レベルで取り出す。各マ
イクロホンからの異なる出力の音声レベル差を2つの差
動回路を介して出力し、加算回路にて前述の両差動回路
からの出力の和をとり、音声信号として取り出す。ま
た、騒音信号については、3つのマイクロホンに入力さ
れる音圧レベルがほぼ同等であるために打ち消されて除
去される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のドアホン子機の一
実施例について、図面を参照して説明する。図1に示す
本発明のドアホン子機AQ1は、周囲騒音の大きな環境
下で各入力レベルで音声信号f1を入力する第1、第
2、第3のマイクロホンMIC1、MIC2、MIC3と、第1、第
2、第3のマイクロホンMIC1、MIC2、MIC3からの出力の
音声レベル差をとる差動回路2、3と、差動回路2、3
からの出力の和をとる加算回路4とが設けられている。
【0010】第1、第2、第3のマイクロホンMIC1、MI
C2、MIC3は、図2に示すようにドアホン子機筐体1の垂
直同一直線上に所定の間隔Y0で設置されており、図1
に示すように第1、第2のマイクロホンMIC1、MIC2の各
出力側は差動回路2の入力側に接続されている。また、
第2、第3のマイクロホンMIC2、MIC3の各出力側は差動
回路3の入力側に接続されている。差動回路2、3の各
出力側は加算回路4の入力側に接続されており、加算回
路4の出力側はドアホン子機側接続端子T1に接続され
ている。また、ドアホン子機側接続端子T1は伝送路L1
を介して居室親機BQ1に接続されている。
【0011】以上のように構成されている本発明のドア
ホン子機AQ1について、以下その動作について説明す
る。図3に示すような周囲騒音の大きな環境下におい
て、図1、図2に示すようなドアホン子機筐体1に設置
されている第1、第2、第3のマイクロホンMIC1、MIC
2、MIC3は、騒音源S0から出力される騒音信号f0と、
人間の声等の音声源S1から出力される音声信号f1とを
各々の入力レベルで入力する。
【0012】図3の騒音源S0から出力される騒音信号
f0は平面波であり、騒音源S0と第1、第2、第3のマ
イクロホンMIC1、MIC2、MIC3との各距離l+、l0、l-
がほぼ等しい(l+≒l0≒l-)遠距離であるために、
第1、第2、第3のマイクロホンMIC1、MIC2、MIC3には
ほぼ同レベルの信号の入力がある。よって図1に示すよ
うな差動回路2、3および加算回路4を介した出力は
「0」となり、第1、第2、第3のマイクロホンMIC1、
MIC2、MIC3に入力された騒音信号f0は打ち消されて除
去される。
【0013】図3および図4に示すように、第1、第
2、第3のマイクロホンMIC1、MIC2、MIC3の各マイクロ
ホン面から、人間の声等の音声信号f1を出力する音声
源S1の高さ方向のパラメータYを加えた音声源S1まで
の距離L+、L0、L-は、下記(1)〜(3)式で表わ
される。
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】
【数3】
【0017】但し、X0:マイクロホン面から音声源S1
までの距離、Y0:マイクロホンの間隔(−0.1m<Y0<
0.1m程度)、Y:音声源S1の高さ方向のパラメータ
(−0.3m<Y<0.3m程度)である。よって上記(1)〜
(3)式より、マイクロホン面から音声源S1までの距
離X0が大きければ大きいほど、L0、L+、L-の値はX
0の値に近づく。また、Y=Y0/2のときL+=L0、Y
=−Y0/2のときL-=L0となり、第1のマイクロホ
ンMIC1と第2のマイクロホンMIC2、第2のマイクロホン
MIC2と第3のマイクロホンMIC3の各音圧のレベル差はほ
とんどなくなるが、ドアホンの使い勝手上、マイクロホ
ン面から音声源S1までの距離X0の値は一定以上大きく
なることは考えられないことからL+=L0=L-となる
ことはないので、音声源S1の高さ方向のパラメータY
に依存することなく音声源S1からの音圧を取り出すこ
とが可能である。
【0018】すなわち、音声源S1から出力される音声
信号f1は、第1、第2、第3のマイクロホンMIC1、MIC
2、MIC3の各マイクロホン面から音声源S1までの距離L
+、L0、L-、(L+≠L0≠L-)が近い為、第1、第
2、第3のマイクロホンMIC1、MIC2、MIC3で入力される
音声信号f1の音圧のレベルのうち、必ず2つは違うレ
ベルとなることから、差動回路2を介した第1、第2の
マイクロホンMIC1、MIC2の出力差、差動回路3を介した
第2、第3のマイクロホンMIC2、MIC3の出力差を各々と
り、加算回路4にて各差動回路2、3の和をとることに
より、音声信号f1を取り出すことが出来る。
【0019】また、図5、図6、図7のマイクロホンの
間隔Y0が15cm、5cm、10cmの際のマイクロホン面から音
声源S1までの距離X0と音圧(dB)の関係を示すグラフ
から、マイクロホンの間隔Y0が離れていればいるほ
ど、マイクロホン面から音声源S1までの距離X0が多少
離れても、音声源S1からの音圧を拾うことが可能であ
る。しかしながら、マイクロホンの間隔Y0が離れすぎ
ると周囲騒音も拾ってしまい、逆にマイクロホンの間隔
Y0が近すぎると近くの音声でも騒音と同じように打ち
消しされて除去されてしまうという問題が生じる。故
に、マイクロホン面から音声源S1までの距離X0=30cm
程度で音声信号f1を出力するのであれば、第2のマイ
クロホンMIC2(中点のマイクロホン)から少し離れたと
ころから話した方が良いことが言える。
【0020】上記実施例ではドアホンの場合について説
明したが、音声源からの距離の測定や、指向性のあまり
ない集音マイクロホンとしても同様の効果を奏する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のドアホン子機によれば、周囲騒音の大きな環境下にお
いてマイクロホンに入力される音声(信号)と騒音(信
号)とを入力レベルで分離させることにから、マイクロ
ホンに対し遠距離から出力される騒音(信号)を入力レ
ベルの打ち消し合いにより除去し、マイクロホンに対し
近距離から出力される音声(信号)だけを拾うことによ
り、周波数特性も良好なインターホン通話が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアホン子機の一実施例を示す構成
図。
【図2】本発明のドアホン子機の一実施例のドアホン子
機筐体を示す構成図。
【図3】本発明のドアホン子機の一実施例に使用される
3つのマイクロホンの各マイクロホン面と、騒音源およ
び音声源との距離を示す説明図。
【図4】図3に示すマイクロホン面と音声源との距離
に、音声源の高さ方向のパラメータを加えた図。
【図5】図4に示すマイクロホンの間隔が15cmのとき
の、マイクロホン面から音声源までの距離と音圧の関係
を示すグラフ。
【図6】図4に示すマイクロホンの間隔が5cmのとき
の、マイクロホン面から音声源までの距離と音圧の関係
を示すグラフ。
【図7】図4に示すマイクロホンの間隔が10cmのとき
の、マイクロホン面から音声源までの距離と音圧の関係
を示すグラフ。
【図8】従来のドアホン子機を示す構成図。
【図9】従来のドアホン子機に使用されるマイクロホン
およびフィルタの周波数特性説明図。
【符号の説明】
1・・・・・ドアホン子機筐体 2、3・・・・・差動回路 4・・・・・加算回路 MIC1、MIC2、MIC3・・・・・第1、第2、第3のマイクロホ
ン f1・・・・・音声信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアホン子機筐体(1)に第1、第2、第
    3のマイクロホン(MIC1、MIC2、MIC3)を垂直方向に所
    定間隔で順次配置し、前記第1、第2のマイクロホンの
    出力の差、前記第2、第3のマイクロホンの出力の差を
    それぞれとる差動回路(2、3)と、前記両差動回路の
    出力の和をとって音声信号(f1)を取り出す加算回路
    (4)とを備えたことを特徴とするドアホン子機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005244968A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Microsoft Corp モバイル・デバイス上のマルチセンサによるスピーチ改良のための方法および装置

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