JPH10335689A - 太陽電池装置 - Google Patents

太陽電池装置

Info

Publication number
JPH10335689A
JPH10335689A JP9143783A JP14378397A JPH10335689A JP H10335689 A JPH10335689 A JP H10335689A JP 9143783 A JP9143783 A JP 9143783A JP 14378397 A JP14378397 A JP 14378397A JP H10335689 A JPH10335689 A JP H10335689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
sunlight
light
prism element
cell device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9143783A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohito Murata
清仁 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9143783A priority Critical patent/JPH10335689A/ja
Publication of JPH10335689A publication Critical patent/JPH10335689A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光の損失が低減され、発電効率を向上で
きる太陽電池装置を提供する。 【解決手段】 断面が楔形状のプリズム要素10を2つ
略対称に対向配置し、2つの放射面22と1つの頂部2
4とを有する一体の山形形状の集光装置が、一定間隔L
1で配置されている。プリズム要素10の放射面22に
面して、太陽電池18が配置されている。放射面22
は、太陽電池18の受光面上で間隔L0離された状態と
なっている。これにより、太陽光は一部がプリズム要素
10で集光され、放射面22から太陽電池18に入射さ
れる。また残りの太陽光は、太陽電池18の間隔L0
領域に直接入射される。これにより、集光装置のプリズ
ム要素10における太陽光の損失を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池装置、特に
集光装置により集光しながら発電を行う太陽電池装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、集光装置を使用して太陽光を
集光することにより、高価な太陽電池の使用面積を減ら
した太陽電池装置が種々考案されている。特開昭54−
18762号公報には、このような集光装置を利用した
太陽電池装置の例が開示されている。本従来例において
は、図5に示されるような、楔形の集光装置が使用され
ている。図5において、高い屈折率を有する楔形のプリ
ズム要素10に太陽光12が入射面14から入射する
と、反射面16で反射され、入射面14で全反射され
る。このように入射面14及び反射面16で全反射及び
反射を繰り返し、太陽電池18に太陽光12を収束させ
るように構成されている。
【0003】以上のような構成の集光装置を用いた集光
型の太陽電池装置では、機械的な追尾機構を設けること
なく、比較的広範囲の太陽光12の入射角変化に対応す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の太
陽電池装置においては、太陽光12はすべて集光装置で
あるプリズム要素10を介して太陽電池18に入射して
くる。従って、太陽光12の透過率は100%になら
ず、プリズム要素10による損失が伴うので、その分、
発電効率が低下するという問題があった。
【0005】また、図6に示されるように、図5のプリ
ズム要素10を2つ組合せ、V字状の集光装置を形成す
ることも考えられる。この場合、V字の先端部分20
は、図5に示されるような鋭角に加工することが極めて
困難であるので、所定の幅lの平面形状となるように加
工されていた。このため、一旦プリズム要素10に入射
した太陽光12は、その一部が太陽電池18との界面で
反射され、この反射された光がV字の先端部分20の幅
lの平面から外に漏れだし、そのぶん集光効率が低下す
るという問題もあった。
【0006】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、太陽光の損失が低減され、発電
効率を向上できる太陽電池装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、集光装置を備えた太陽電池装置であっ
て、太陽電池の受光面に、集光装置を介することなく直
接太陽光を受光する直射光受光部を備えることを特徴と
する。
【0008】また、上記発明において、集光装置は、反
射と全反射とにより放射面から太陽光を放射する楔形状
のプリズム要素から構成されたものであることを特徴と
する。
【0009】また、上記発明において、集光装置は、プ
リズム要素2つが略対称に対抗配置された、2つの放射
面と1つの頂部を有する一体の山形形状とされたことを
特徴とする。
【0010】また、上記発明において、プリズム要素の
延長方向と直行する方向に延びる冷却水通路が太陽電池
の背面側に形成されたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0012】図1には、本発明に係る太陽電池装置に使
用される集光装置の例が示される。図1において、集光
装置は、2つの楔形状のプリズム要素10を、略対称に
対向配置させたものである。これにより、集光装置とし
ては2つの放射面22と1つの頂部24とを有する一体
の山形形状となっている。なお、図1において、集光装
置はその断面形状が示されており、図の紙面垂直方向に
延長された形状となっている。また、図1に示された集
光装置を形成するプリズム要素10では、図5に示され
た例と同様に、入射した太陽光が入射面14と反射面1
6との間で反射及び全反射を繰り返しながら放射面22
に到達し、そこから太陽電池18に入射される。
【0013】図1に示された例においては、2つの集光
装置が間隔L1で並んでおり、放射面22に太陽電池1
8の受光面の一部が面するように配置されている。太陽
電池18の幅はL2であるが、このうち幅L0の部分は、
集光装置の放射面22からではなく、集光装置を介さず
に直接太陽光が照射される構成となっている。この幅L
0の部分が本発明に係る直射光受光部に相当する。この
ような構成により、集光装置による太陽光の集光効果に
よって高価な太陽電池18の面積を減らすことができ
る。また、太陽電池18の受光面の一部には、集光装置
を介さず直接太陽光が照射されるので、集光装置のプリ
ズム要素10による太陽光の損失をなくすことができ
る。従って、太陽電池の発電効率を向上させることがで
きる。
【0014】本実施形態においては、山形形状の集光装
置を使用しており、集光装置を機械的に動かして太陽の
追尾を行わなくても、太陽光の入射角変化の広い範囲に
わたって集光することが可能となる。また、図1に示さ
れるように、山の頂部24は、図の縦方向に一定の肉厚
があるため、図6のV字の先端部分20のように平面形
状とする必要がなく鋭角に加工することが可能となる。
これにより、頂部24の部分から太陽電池18で反射し
てきた光が外に逃げ出すことを防止することができる。
これによっても、発電効率を向上させる効果がある。
【0015】さらに、集光装置は、太陽電池18の受光
面上でL0だけ間隔をあけて配置すればよいので、同じ
楔の角度であればその高さを低くすることができる。こ
のため、太陽電池装置の厚さを薄くすることができ、そ
の分太陽電池装置の設置性を向上させることができる。
【0016】なお、集光装置は必ずしも図1の山形形状
とする必要はない。例えば、山形形状を形成する2つの
プリズム要素10を頂部24で接合させず、それぞれ独
立させておくことも可能である。
【0017】図2には、図1に示された集光装置を使用
した、本発明に係る太陽電池装置の構成例が示される。
また図3には、図2のA−A断面が示され、図4にはB
−B断面がそれぞれ示される。
【0018】図2、図3、図4において、太陽電池18
は所定間隔で配置されており、この上に2つのプリズム
要素10によって構成される山形形状の集光器が所定の
間隔をあけて配置されている。この集光器の上部には、
カバーガラス26が設けられる。また、太陽電池18
は、基板28上に設けられている。なお、図2において
は、カバーガラス26、プリズム要素10をそれぞれ取
り除いた状態の三段階の図が示されている。これらのプ
リズム要素10、カバーガラス26、基板28等は、シ
ール材30及びねじ32により、フレーム34に固定さ
れている。太陽電池18の受光面上の間隔L0の範囲で
は、プリズム要素の放射面22が存在せず、この部分に
太陽光が直接照射される構成となっている。
【0019】太陽電池18が設けられた基板28の背面
側には、太陽電池18を冷却するための冷却水通路36
が水路構成板38によって構成されている。この冷却水
通路36の方向は、プリズム要素10の延長方向と直交
する方向となっている。このようにプリズム要素10と
冷却水通路36の延長方向が直交することにより、太陽
電池装置の強度を向上させることができる。また、本実
施形態では、太陽電池18の冷却に冷却水を用いている
ので、空冷とする場合に比べ基板28の背面側のスペー
スを薄くすることが可能となる。空冷の場合には、基板
28の背面側の空気の通りをよくするために広い間隔を
空ける必要があるからである。
【0020】さらに、図2には、太陽電池18を基板2
8を介して冷却する構成が示されているが、例えば、基
板28の太陽電池18の裏面に相当する部分に孔をあ
け、冷却水により太陽電池18を直接冷却する構成とす
ることも可能である。
【0021】本実施形態においては、太陽光の一部がカ
バーガラス26を通過した後プリズム要素10に入射
し、その放射面22から太陽電池18に入射する。また
残りの太陽光は、太陽電池18の幅L0の部分に直接入
射する。このように、本実施形態においては、太陽電池
18に入射する太陽光のうち一定部分が太陽電池18に
直接入射されるので、集光装置による損失を低減するこ
とができる。
【0022】太陽光が太陽電池18に入射されることに
より発電された電力は、図示しない配線により取り出さ
れ、必要な負荷部で消費される。また、太陽光のうち熱
に変換されたエネルギは、冷却水通路36を流れる水を
介して外部に運ばれ、熱源として利用される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
太陽光の一部を、太陽電池に直接入射させることができ
るので、集光装置による損失を低減でき、高い発電効率
を得ることができる。
【0024】また、山形形状の集光装置を使用すること
により、集光装置を機械的に動かして太陽を追尾しなく
ても、太陽光の入射角度の広い範囲にわたって集光する
ことができる。
【0025】また、集光装置の延長方向と冷却水通路の
延長方向とを直交させることにより、太陽電池装置の強
度を向上させることができる。さらに、集光装置は、太
陽電池の受光面上で一定間隔間をあけて配置できるの
で、楔形状の角度が同一の場合、プリズム要素の高さを
低くすることができる。これにより、太陽電池装置の厚
さを薄くすることができ、この点でも強度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る太陽電池装置に使用されるプリ
ズム要素の構成を示す図である。
【図2】 本発明に係る太陽電池装置の構成例を示す図
である。
【図3】 図2に示された実施形態のA−A断面図であ
る。
【図4】 図2に示された実施形態のB−B断面図であ
る。
【図5】 従来における楔形集光装置の例を示す図であ
る。
【図6】 従来における楔形のプリズム要素を2つ組み
合わせた集光装置の例を示す図である。
【符号の説明】
10 プリズム要素、12 太陽光、14 入射面、1
6 反射面、18 太陽電池、20 V字の先端部分、
22 放射面、24 頂部、26 カバーガラス、 2
8 基板、30 シール材、32 ねじ、34 フレー
ム、36 冷却水通路、38 水路構成板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集光装置を備えた太陽電池装置であっ
    て、太陽電池の受光面に、集光装置を介することなく直
    接太陽光を受光する直射光受光部を備えることを特徴と
    する太陽電池装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の太陽電池装置において、
    前記集光装置は、反射と全反射とにより放射面から太陽
    光を放射する楔形状のプリズム要素から構成されたもの
    であることを特徴とする太陽電池装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の太陽電池装置において、
    前記集光装置は、前記プリズム要素2つが略対称に対抗
    配置された、2つの放射面と1つの頂部を有する一体の
    山形形状とされたことを特徴とする太陽電池装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の太陽電池
    装置において、前記プリズム要素の延長方向と直行する
    方向に延びる冷却水通路が太陽電池の背面側に形成され
    たことを特徴とする太陽電池装置。
JP9143783A 1997-06-02 1997-06-02 太陽電池装置 Withdrawn JPH10335689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9143783A JPH10335689A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 太陽電池装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9143783A JPH10335689A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 太陽電池装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10335689A true JPH10335689A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15346909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9143783A Withdrawn JPH10335689A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 太陽電池装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10335689A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007041922A1 (fr) * 2005-10-09 2007-04-19 Chengwei Wang Dispositif d’énergie solaire produisant de l’électricité avec lumière de doublage
WO2011161051A2 (de) 2010-06-25 2011-12-29 Bayer Materialscience Ag Solarmodule mit strukturierter vorderseitiger kunststoffschicht

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007041922A1 (fr) * 2005-10-09 2007-04-19 Chengwei Wang Dispositif d’énergie solaire produisant de l’électricité avec lumière de doublage
WO2011161051A2 (de) 2010-06-25 2011-12-29 Bayer Materialscience Ag Solarmodule mit strukturierter vorderseitiger kunststoffschicht

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5255666A (en) Solar electric conversion unit and system
US20100024868A1 (en) Solar radiation collector
US4282862A (en) Thin-line collectors
US4029519A (en) Solar collector having a solid transmission medium
US20080251113A1 (en) Single mirror solar concentrator with efficient electrical and thermal management
WO2009125722A1 (ja) 集光用光学部材および集光型太陽光発電モジュール
US20100300432A1 (en) Electromagnetic radiation collector
JPH11243225A (ja) 太陽光発電装置及び太陽光発電モジュール並びに太陽光発電システムの設置方法
JPH10221528A (ja) 太陽電池装置
JP2013545260A (ja) 集束太陽光誘導モジュール
KR100922887B1 (ko) 광집속형 태양전지 모듈
RU2133415C1 (ru) Солнечный фотоэлектрический модуль (варианты)
JPH02213173A (ja) 集光型太陽電池
JPH10335689A (ja) 太陽電池装置
JP3048553B2 (ja) 回折面を持つ集光型太陽光発電装置及び集光型太陽光発電モジュール
US20170179875A1 (en) Beam splitting of solar light by reflective filters
JP7306359B2 (ja) 太陽光発電のための光電変換装置
JP2018060978A (ja) 集光型太陽光発電装置
JPH06511602A (ja) 光電池のための光学的装置
JPH1093117A (ja) 光電変換装置
JPS61226972A (ja) 光電変換装置
KR100602581B1 (ko) 수광밀도 균일화 복합포물면(cpc) 집속장치
JPS62101084A (ja) 光閉じ込め型太陽電池
JP2002270885A (ja) 集光型太陽光発電装置
CN111801888A (zh) 侧面聚光太阳能装置

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040122