JPH10335163A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JPH10335163A
JPH10335163A JP9145416A JP14541697A JPH10335163A JP H10335163 A JPH10335163 A JP H10335163A JP 9145416 A JP9145416 A JP 9145416A JP 14541697 A JP14541697 A JP 14541697A JP H10335163 A JPH10335163 A JP H10335163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関本体のプラグ取付孔内に配設される点火
コイルにおいて、その大型化を招くことなく、絶縁破壊
の発生を防止して耐久性を向上させる。 【解決手段】 略円柱状をなす点火コイル13は、エン
ジンのシリンダヘッド11に形成されたプラグ取付孔1
2内に挿入され、点火プラグ33に接続されている。点
火コイル13は、中心に配置された内部コア20と、同
コア20の外周に設けられた1次コイル23及び2次コ
イル28とを備える。2次コイル28の外周は絶縁層3
0によって被覆されている。絶縁層30は熱硬化性樹脂
材料であるエポキシ樹脂のみによって形成されている。
絶縁層30には円筒状の外部コア31が外嵌されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関用点火
コイルに係り、詳しくは、機関本体に形成されたプラグ
取付孔内に配設される内燃機関用点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、エンジン100に設けられた点
火装置を示す概略構成図である。同図に示すように、エ
ンジン100のシリンダヘッド101に形成されたプラ
グ取付孔101a内には、各気筒の燃焼室102に対応
して点火プラグ103がそれぞれ設けられている。各点
火プラグ103は高圧コード104を介してディストリ
ビュータ105にそれぞれ接続されている。また、ディ
ストリビュータ105は点火コイル106に接続されて
いる。この点火コイル106は、バッテリ107の電圧
(通常、12V)を30kV以上の高電圧にまで昇圧す
るための変圧器として機能する。
【0003】上記のような点火装置にあっては、電子制
御装置108において生成された点火信号に基づきイグ
ナイタ109によって点火コイル106の1次コイル
(図示略)に流れる電流が断続制御される。そして、こ
の断続制御によって点火コイル106の2次コイル(図
示略)に発生した高電圧がディストリビュータ105に
よって各点火プラグ103に順次配電される。
【0004】上記点火装置では、点火コイル106に発
生した高電圧をディストリビュータ105によって各点
火プラグ103に配電するようにしているが、近年で
は、図4に示すように、各点火プラグ103に対応して
点火コイル106をそれぞれ設けることにより、ディス
トリビュータを不要とした、いわゆるDLI点火方式
(Distributor Less Ignition system)を採用した点火
装置が提案されている。この装置にあっては、ディスト
リビュータの他、同ディストリビュータから点火プラグ
103に高電圧を供給するための高圧コードが不要にな
る。
【0005】ところで、図4に示す点火装置にあって
は、点火コイル106をエンジン100のシリンダヘッ
ド101に取り付けるようにしているが、このような構
成ではエンジン100の大型化を招くことになる。
【0006】そこで、このようなエンジン100の大型
化を回避するために、点火コイル106をプラグ取付孔
101a内に配設するようにした構成を採用することが
考えられる。特開平8−273949号公報には、この
ような構成に適用し得る棒状の点火コイル106が記載
されている。
【0007】この点火コイル106は、図5に示すよう
に、熱可塑性樹脂からなる筒状のケース200と、同ケ
ース200内に設けられた棒状の中心鉄心201と、こ
の中心鉄心に外嵌されたボビン202と、ケース200
に外嵌された外装鉄心203とを備えている。ボビン2
02には1次巻線204及び2次巻線205がそれぞれ
巻かれている。このボビン202と1次巻線204によ
り1次コイル206が構成され、また、同ボビン202
と2次巻線205により2次コイル207が構成されて
いる。
【0008】ケース200の内部には、ボビン202等
を固定するとともに同ケース200内における絶縁性を
確保するため、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂が充填
硬化されることにより絶縁層208が形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱可塑性樹
脂及び熱硬化性樹脂のように異種材料を密着させる場
合、その密着力は比較的弱くなる。このため、上記点火
コイル106において、ケース(熱可塑性樹脂)200
内に充填されたエポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)が硬化時
の収縮に伴って中心側に移動した際に、同ケース200
と絶縁層208との間に微少な空隙が形成される場合が
ある。そして、このような空隙の内部では絶縁抵抗が低
くなることから放電が発生するおそれがある。このよう
な放電が発生した場合、以下のような問題が生じる。
【0010】図6は、図5に示す点火コイル106のA
部を拡大して示している。同図(a)に示すように、ケ
ース200と絶縁層208との間に形成された空隙21
0内に放電が発生すると、最初にケース200に焼損が
進行する。一般に、ケース200の材料である熱可塑性
樹脂は絶縁層208の材料である熱硬化性樹脂と比較し
て焼損に対する耐久性が低いからである。そして、図6
(b)に示すように、ケース200が焼損して絶縁層2
08から外装鉄心203に至る空隙210が形成される
一方で、絶縁層208においても同様に焼損が進行す
る。そして、図6(c)に示すように、2次コイル20
7(2次巻線205)から外装鉄心203に至る空隙2
10が形成されてしまうと、点火コイル106に絶縁破
壊が生じ、同点火コイル106の耐久性が著しく低下し
てしまうという問題が生じる。
【0011】そこで、例えば、ケース200の厚みや絶
縁層208の厚みを大きくして、高電圧が発生する2次
コイル207と略接地電位にある外装鉄心203との間
の距離を増大させることにより、前記空隙210におけ
る電位勾配を小さくして放電の発生を抑制することが考
えられる。
【0012】しかしながら、このような構成変更は、必
然的に点火コイル106の大型化を招くことから、上記
のようにプラグ取付孔101a内に配設される点火コイ
ル106に適用することは望ましくない。点火コイル1
06において許容される形状変更は、プラグ取付孔10
1aの大きさによって限定されているからである。
【0013】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、機関本体のプラグ取付孔内
に配設される点火コイルにおいて、その大型化を招くこ
となく、絶縁破壊の発生を防止して耐久性を向上させる
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、内燃機関の機関本体に形成
されたプラグ取付孔内に取り付けられた点火プラグに対
して点火用電圧を供給すべく前記プラグ取付孔内に配設
される内燃機関用点火コイルにおいて、内部コアと、該
内部コアの外周に設けられたコイルと、該コイルを被覆
する単一の材料からなる絶縁層と、該絶縁層に外嵌され
た外部コアとを備えたことをその趣旨とする。
【0015】上記構成において、絶縁層は単一の材料か
ら形成されているため、空隙が形成され易い異種材料の
界面が存在しない。従って、絶縁層内に存在する空隙が
減少し、同空隙に放電が発生することに起因した絶縁層
の焼損が抑制される。
【0016】上記目的を達成するために、請求項2記載
の発明は、請求項1に記載した内燃機関用点火コイルに
おいて、絶縁層は、熱硬化性樹脂材料からなることをそ
の趣旨とする。
【0017】上記構成によれば、請求項1に記載した発
明の作用に加えて、機関本体やコイルの熱による絶縁層
の熱変形及び溶融が抑制される。更に、一般に、熱硬化
性樹脂材料は例えば熱可塑性樹脂材料と比較して絶縁抵
抗が大きいため、その絶縁性能が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両に搭載された
4気筒エンジンに設けられる点火コイルとして具体化し
た実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
【0019】図1に示すように、エンジン10のシリン
ダヘッド11には、各気筒の燃焼室(図示略)に通じる
4つのプラグ取付孔12が形成されている。このプラグ
取付孔12内に挿入された点火プラグ33(図2に示
す)は、その下部が燃焼室内に突出するようにしてシリ
ンダヘッド11に固定されている。
【0020】点火コイル13は、その上方に位置する接
続部14と、同接続部14の下方に位置する円柱状の挿
入部15とによって構成されている。点火コイル13
は、挿入部15が各プラグ取付孔12内に挿入され、同
挿入部15の下部が点火プラグ33の上部に嵌合される
ことによって、各プラグ取付孔12内に固定されてい
る。これら点火コイル13は車両に設けられた制御装置
16にそれぞれ接続されている。また、接続部14には
イグナイタ(図示略)が内蔵されるとともに、その側部
には点火コイル13と制御装置16とを信号線を介して
接続するためのソケット17が形成されている。
【0021】図2は点火コイル13を示す断面図であ
る。点火コイル13は、その中心に円柱状をなす内部コ
ア20を有している。この内部コア20は強磁性材料で
ある硅素鋼板を複数枚積層することにより形成されてい
る。
【0022】この内部コア20の外周には絶縁テープ2
1が巻かれ、更に、この絶縁テープ21上に1次巻線2
2が積層して巻かれることにより1次コイル23が構成
されている。このように、本実施形態における1次コイ
ル23はボビンレス構造を有している。
【0023】1次コイル23には略円筒状をなす2次ボ
ビン25が外嵌されている。この2次ボビン25は、耐
熱性及び耐絶縁性に優れた変成ポリフェニレンエーテル
(PPE)により形成されている。この2次ボビン25
の外周には複数のフランジ26が形成されており、各フ
ランジ26間には2次巻線27が積層して巻かれてい
る。これら2次ボビン25及び2次巻線27により2次
コイル28が構成されている。
【0024】この2次コイル28の外周は全周にわたっ
て絶縁層30によって被覆されている。この絶縁層30
は熱硬化性樹脂材料であるエポキシ樹脂により形成され
ている。また、前記接続部14も同様にエポキシ樹脂に
よって形成されている。絶縁層30の外周には円筒状を
なす外部コア31が外嵌されている。この外部コア31
は内部コア20と同様に硅素鋼板によって形成されてい
る。
【0025】挿入部15の下方内部にはその軸方向に延
びる取付孔(図示略)が形成されるとともに、2次コイ
ル28と電気的に接続された出力端子(図示略)が設け
られている。そして、点火プラグ33の上部端子は、取
付孔に嵌合されるとともに出力端子に接触して電気的に
接続されている。
【0026】上記点火コイル13を製造する際には、前
記内部コア20、各コイル23,28、イグナイタ等の
各部品を成形機の型内に配置し、同型内にエポキシ樹脂
を充填させて硬化させた後、更にこれを図2に示す形状
となるように機械加工する。その後、絶縁層30の外周
に外部コア31を外嵌させる。成形方法は射出成形或い
は真空成形のいずれであってもよいが、2次巻線27の
各素線間における空隙の発生を防止するうえでは真空成
形を採用することが望ましい。また、型は金属製の他、
樹脂製の型を採用することができる。樹脂製の型を採用
した場合には、離型性を向上させるために、型の内周面
にテフロンコート処理することが望ましい。
【0027】或いは、以下のような製造方法を採用する
こともできる。例えば、イグナイタ等を内蔵する接続部
14を予め機械加工等によって形成し、その接続部14
を内部コア20、各コイル23,28等とともに挿入部
(外部コア31を除く)15の外形と同形状の凹部を有
した型内に配置する。そして、この型内にエポキシ樹脂
を充填して硬化させることにより、挿入部15を接続部
14と一体に形成して点火コイル13を製造するように
してもよい。
【0028】或いは、絶縁層30の外周部分に相当する
円筒材をエポキシ樹脂を押出成形することにより形成す
る。そして、この円筒材をイグナイタ等を内蔵する接続
部14と接合させるとともに、円筒材の内部に内部コア
20等の部品をそれぞれ配置する。その後、同円筒材の
内部にエポキシ樹脂を充填して硬化させることによって
点火コイル13を製造するようにしてもよい。この製造
方法を採用すれば、絶縁層30を形成するための型が不
要になる。
【0029】以上のようにして製造された点火コイル1
3にあっては、制御装置16からの点火信号に基いて1
次コイル23に流れる電流がイグナイタによって断続制
御されることにより、2次コイル28においてバッテリ
50の電圧(12V)が点火用電圧(35kV)にまで
昇圧される。そして、この点火用電圧が点火プラグ33
に供給されると、同点火プラグ33の電極(図示略)間
に火花が生じて燃焼室内の混合気が着火される。
【0030】前述したように2次コイル28に点火用電
圧が発生すると、同2次コイル28と略接地電位に保持
される外部コア31との間に極めて大きな電位勾配が生
じる。このため、2次コイル28と外部コア31との間
にある絶縁層30内に空隙が存在していると、その空隙
内に放電が発生して絶縁層30が焼損するおそれがあ
る。また、この焼損が進行した場合には、2次巻線27
と外部コア31とを連通する空隙が絶縁層30内に形成
され、同空隙において点火コイル13の絶縁破壊が生じ
るおそれがある。
【0031】例えば、熱可塑性樹脂からなるケースの内
部に熱硬化性樹脂を充填させて硬化させた場合には、ケ
ースの内周面と熱硬化性樹脂との間の密着性が悪いた
め、同樹脂が硬化収縮する際に両者の間に上記のような
空隙が形成されやすい。また、前述したように、ケース
や熱硬化性樹脂の厚みを大きくして、2次巻線27及び
外部コア31間の電位勾配を小さくするようにした構成
にあっては、上記のような放電の発生は抑制されるもの
の、点火コイル13の大型化を招くことになる。
【0032】この点、本実施形態によれば、絶縁層30
を単一の材料であるエポキシ樹脂のみによって形成する
ようにしているため、同絶縁層30において2次巻線2
7と外部コア31との間の部分に空隙が形成され易い異
種材料の界面が存在していない。このため、絶縁層30
内の空隙が減少し、同空隙内の放電に起因した絶縁層3
0の焼損が抑制される。その結果、本実施形態によれ
ば、点火コイル13の絶縁破壊を防止して、その耐久性
を向上させることができる。また、本実施形態に係る点
火コイル13は、大型化を招くことなく絶縁破壊を防止
できるため、プラグ取付孔12内に配設される点火コイ
ル13に好適である。
【0033】更に、本実施形態では、絶縁層30を形成
する材料として熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を採用
するようにしている。従って、絶縁層30の熱変形や溶
融が抑制される。例えば、絶縁層30を熱可塑性樹脂に
よって構成した場合には、プラグ取付孔12内において
絶縁層30がシリンダヘッド11や1次コイル23或い
は2次コイル28の熱によって熱変形或いは溶融してし
まうことが考えられ、この場合にはエンジン10のメン
テナンス性を著しく低下させてしまう。本実施形態によ
れば、このような絶縁層30の熱変形や溶融が発生しな
いため、上記のようなメンテナンス性の低下を回避する
ことができる。
【0034】また、一般に、エポキシ樹脂等の熱熱硬化
性樹脂は例えば熱可塑性樹脂と比較して絶縁抵抗が大き
い。このため、本実施形態によれば、絶縁層30におけ
る絶縁破壊が更に抑制され、点火コイル13の耐久性を
更に向上させることができる。
【0035】上記実施形態は以下のように構成を変更し
て実施することもできる。このように構成を変更しても
上記実施形態と略同等の作用効果を奏することができ
る。 ・上記実施形態では、内部コア20の外周に絶縁テープ
21を介して1次巻線22を巻き、その1次巻線22の
外周に2次巻線27が巻かれた2次ボビン25を外嵌す
るようにしている。これに対して、内部コア20にボビ
ンを外嵌するとともに、この同一のボビンに1次巻線及
び2次巻線を巻いて1次コイル及び2次コイルを構成す
るようにしてもよい。また、2次コイル28を1次コイ
ル23よりも内部側に配設することもできる。
【0036】・上記実施形態では、点火コイル13の接
続部14にイグナイタを内蔵するようにしたが、このイ
グナイタは同点火コイル13の外部に設けられるもので
あってもよい。
【0037】・前記絶縁層30を形成するエポキシ樹脂
中にガラス繊維等の強化材を添加するようにしてもよ
い。このように、エポキシ樹脂中に強化材を添加するこ
とは、プラグ取付孔12内に配設されるために絶縁層3
0の厚みが制限される点火コイル13の剛性を増大させ
るうえで有効である。
【0038】・上記実施形態では、絶縁層30を熱硬化
性樹脂であるエポキシ樹脂により形成するようにした
が、例えば、熱可塑性樹脂により同絶縁層30を形成す
ることもできる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載した発明では、絶縁層を
単一の材料から形成するようにしている。従って、空隙
が形成され易い異種材料の界面が絶縁層内に存在しない
ため、同絶縁層内に存在する空隙が減少し、空隙内の放
電に起因した絶縁層の焼損が抑制される。その結果、本
発明によれば、点火コイルの大型化を招くことなく、絶
縁破壊の発生を防止して、その耐久性を向上させること
ができる。
【0040】請求項2に記載した発明では、絶縁層を熱
硬化性樹脂材料により形成するようにしている。従っ
て、機関本体やコイルの熱による絶縁層の熱変形や溶融
が抑制される。更に、一般に、熱硬化性樹脂材料は例え
ば熱可塑性樹脂材料と比較して絶縁抵抗が大きいため、
絶縁層における絶縁破壊が更に抑制される。その結果、
本発明によれば、請求項1に記載した発明の効果に加え
て、点火コイルの耐久性を更に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】点火コイルが設けられたエンジンを示す概略構
成図。
【図2】同点火コイルを示す断面図。
【図3】点火装置の構成例を示す概略構成図。
【図4】点火装置の構成例を示す概略構成図。
【図5】従来の点火コイルを示す断面図。
【図6】図5のA部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
10…エンジン、11…シリンダヘッド、12…プラグ
取付孔、20…内部コア、23…1次コイル、28…2
次コイル、30…絶縁層、31…外部コア、33…点火
プラグ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の機関本体に形成されたプラグ
    取付孔内に取り付けられた点火プラグに対して点火用電
    圧を供給すべく前記プラグ取付孔内に配設される内燃機
    関用点火コイルにおいて、 内部コアと、 該内部コアの外周に設けられたコイルと、 該コイルを被覆する単一の材料からなる絶縁層と、 該絶縁層に外嵌された外部コアとを備えたことを特徴と
    する内燃機関用点火コイル。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層は、熱硬化性樹脂材料からな
    ることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火コイ
    ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1435632A1 (de) 2002-12-30 2004-07-07 Volkswagen Aktiengesellschaft Zündspule mit vergossenen Wicklungen und entsprechendes Herstellungsverfahren

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1435632A1 (de) 2002-12-30 2004-07-07 Volkswagen Aktiengesellschaft Zündspule mit vergossenen Wicklungen und entsprechendes Herstellungsverfahren

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