JPH10334751A - フラットケーブルの製造方法 - Google Patents

フラットケーブルの製造方法

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Publication number
JPH10334751A
JPH10334751A JP9141994A JP14199497A JPH10334751A JP H10334751 A JPH10334751 A JP H10334751A JP 9141994 A JP9141994 A JP 9141994A JP 14199497 A JP14199497 A JP 14199497A JP H10334751 A JPH10334751 A JP H10334751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
roll
fused portion
insulated wire
fusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP9141994A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Mizushima
里志 水島
Masaaki Aoyanagi
雅昭 青柳
Takayasu Asai
孝康 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械停止時間を大幅に短縮できる上に、融着部
と非融着部の長さ及びそのインターバルを自在にコント
ロールすることの可能な、フラットケーブルの製造方法
を提供すること。 【解決手段】いずれも全周溝付とした上下のロールの間
に絶縁線心並列群を通過させ、当該上下のロールを常に
同一の速度で回転させながら、上ロールを下降させて融
着部を形成し、同上ロールを上昇させて非融着部を形成
する方法からなる。この方法によれば、上ロール回転速
度は、上昇、下降時ともに下ロールと同一の速度で回転
し、上ロールの下降時すなわち融着部形成時に起こるフ
ラットケーブルの外傷を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の絶縁線心を
並列させた絶縁線心並列群の長手方向に絶縁線心相互の
融着部と非融着部とを繰り返し形成する、フラットケー
ブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のフラットケーブルの製造
方法の典型例を示している。この従来例は、いずれも溝
付の上下のロール1,2を用い、下ロール1は全周溝付
とするが、上ロール2は外周部を一部欠如させて段付溝
付とし、この段付溝付の上ロール2を下ロール1に対し
て絶縁線心並列群3を介しつつ対設して回転させること
により、図5に示すような絶縁線心相互の融着部4と非
融着部5とを繰り返し形成するようにしていた。図6
(イ)は非融着部5の横断面を具体的に示し、図6
(ロ)は融着部4の横断面を具体的に示している。
【0003】尚、絶縁線心相互の融着部4を形成するた
めの熱源としては、ロール自体を加熱したり或いは絶縁
線心に熱風を吹きつける等々により得ていた。
【0004】一方、上記の従来例とは別な方法として、
図7のように、いずれも全周溝付とした上下のロール1
1,12を用い、上側のロール12は、下側のロール1
1上を通過する絶縁線心並列群8に対して、(イ)のよ
うに下降させて押し付け接触させたり、(ロ)のように
上昇させて離反させたりするように上下動させる。この
ように接触離反の上下動を繰り返すことにより、絶縁線
心並列群8の長手方向において、融着部と非融着部とを
繰り返し形成する。この技術では、上ロール12の接触
離反の動作タイミングをコントロールすることにより、
融着部の長さ、及びそのインターバルを自在にした、フ
ラットケーブルが製造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のう
ち、図4に示す方法では、上ロールを段付溝付として段
部の間隔により融着部の間隔が決定されるので、融着部
と非融着部の長さが異なる毎に、ロールそのものの交換
を必要とし、その交換作業のために長時間の機械停止等
が発生し、能率的;経済的であるとはいい難かった。ま
た、融着部と非融着部の長さ及びそのインターバルが常
に一定のもののみの製品しか製造できないため、顧客の
使用状況に応じたフレキシブルな長さ及び融着部インタ
ーバルのフラットケーブルを製造することができなかっ
た。
【0006】一方、図7に示す方法によれば、融着部と
非融着部の長さ及び融着部インターバルに任意のものが
得られるが、上側のロールが下側のロールよりも径が小
さいために上下ロールの回転速度が異なり、フラットケ
ーブルに損傷を受ける恐れがあった。
【0007】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、機械停止時間を大幅に短縮できる上に、融着部と非
融着部の長さ及びそのインターバルを自在にコントロー
ルすることの可能な、フラットケーブルの製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するフ
ラットケーブルの製造方法は、多数の絶縁線心を並列さ
せた絶縁線心並列群の長手方向に絶縁線心相互の融着部
と非融着部とを繰り返し形成する方法において、いずれ
も全周溝付とした上下のロールの間に絶縁線心並列群を
通過させ、当該上下のロールを常に同一の速度で回転さ
せながら、上ロールを下降させて融着部を形成し、同上
ロールを上昇させて非融着部を形成する方法からなる。
【0009】上記のような方法によれば、上ロール回転
速度は、上昇、下降時ともに下ロールと同一の速度で回
転し、上ロールの下降時すなわち融着部形成時に起こる
フラットケーブルの外傷を防ぐことができる。
【0010】また、上記の方法によれば、上ロールの下
降時のフラットケーブルへの押圧力を自在にコントロー
ルできるので、融着部の断面形状を任意に選択できる。
【0011】前記上下のロールを同一の径とすることで
前記の上下ロールの同一速度回転を達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかるフラット
ケーブルの製造方法の実施例を示している。図2及び図
3は同上の製造方法により製造されたフラットケーブル
を示している。
【0013】本実施例のフラットケーブルの製造方法
は、全周溝付で同一径とされた上下のロール6,7を用
い、上ロール7は、下ロール6上を通過する絶縁線心並
列群8に対して、(イ)のように下降して接触したり、
(ロ)のように上昇して離反したりする動作を行わせる
ようにする。
【0014】上記のように上ロール7が絶縁線心並列群
8に対して接触離反の動作を繰り返すことにより、絶縁
線心並列群8の長手方向において、図2のように、融着
部9,9′,9″と非融着部10,10′とが形成され
る。図3(イ)は非融着部10,10′の横断面を示
し、図3(ロ)は融着部9,9′,9″の横断面を示し
たものである。
【0015】ここで、前述した上ロール7の絶縁線心並
列群8への接触離反の動作タイミングをコントロールす
ることにより、融着部9,9′,9″の長さ及び融着部
インターバルの任意にしたフラットケーブルを製造する
ことが簡単に行える。因みに、図2に示すフラットケー
ブルでは、3種類の長さの異なる融着部9,9′,9″
が形成されている。また、融着部9,9′の間隔と融着
部9′,9″との間隔も異ならしめている。
【0016】尚、上ロール7の接触離反の動作(上下往
復運動)は、ロール軸をエアーシリンダー等で動かす方
式が適当であるが、これに限定されることなく適宜の駆
動方式を選択できる。また、ロールの駆動は、モータ、
ギア等適宜の駆動方式を選択できるが、何れの場合も上
下のロールの回転速度を同一にすることが重要である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、機
械停止時間を大幅に短縮できる上に、融着部と非融着部
の長さ及びそのインターバルを自在にコントロールする
ことの可能な、フラットケーブルの製造方法を提供する
という所期の課題(目的)を達成することができる。
【0018】そして、本発明のフラットケーブルの製造
方法によれば、絶縁線心並列群の融着部の長さ及び融着
部インターバルの異なる顧客要求値に対して、その都度
ロールを交換する必要がなくなり、全周溝付の上ロール
と絶縁線心並列群との接触のタイミング及びその時間を
コントロールすることにより、顧客要求値にあった融着
部と非融着部とを繰り返したフラットケーブルを製造す
ることが可能となり、機械停止時間の大幅な短縮から得
られる経済的効果は蓋し大きいといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるフラットケーブルの製造方法の
実施例を示し、(イ)は融着部形成する過程の説明図、
(ロ)は非融着部を形成する過程の説明図。
【図2】本発明のフラットケーブルの製造方法により製
造されたフラットケーブルの平面説明図。
【図3】図2に示すフラットケーブルの要部を示し、
(イ)は非融着部の横断面説明図、(ロ)は融着部の横
断面説明図。
【図4】従来のフラットケーブルの製造方法の例を示す
説明図。
【図5】従来のフラットケーブルの製造方法により製造
されたフラットケーブルの平面説明図。
【図6】図5に示すフラットケーブルの要部を示し、
(イ)は非融着部の横断面説明図、(ロ)は融着部の横
断面説明図。
【図7】従来のフラットケーブルの製造方法の他の例を
示し、(イ)は融着部を形成する過程の説明図、(ロ)
は非融着部を形成する過程の説明図。
【符号の説明】
6 全周溝付の下ロール 7 全周溝付の上ロール 8 絶縁線心並列群 9,9′,9″ 融着部 10,10′ 非融着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の絶縁線心を並列させた絶縁線心並列
    群の長手方向に絶縁線心相互の融着部と非融着部とを繰
    り返し形成する方法において、いずれも全周溝付とした
    上下のロールの間に絶縁線心並列群を通過させ、当該上
    下のロールを常に同一の速度で回転させながら、上ロー
    ルを下降させて融着部を形成し、同上ロールを上昇させ
    て非融着部を形成する、フラットケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記上下のロールを同一の径とする、請求
    項1記載のフラットケーブルの製造方法。
JP9141994A 1997-05-30 1997-05-30 フラットケーブルの製造方法 Pending JPH10334751A (ja)

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JP9141994A JPH10334751A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 フラットケーブルの製造方法

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JPH10334751A true JPH10334751A (ja) 1998-12-18

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