JPH10334560A - 光ディスク装置およびデータ制御方法 - Google Patents

光ディスク装置およびデータ制御方法

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JPH10334560A
JPH10334560A JP14363397A JP14363397A JPH10334560A JP H10334560 A JPH10334560 A JP H10334560A JP 14363397 A JP14363397 A JP 14363397A JP 14363397 A JP14363397 A JP 14363397A JP H10334560 A JPH10334560 A JP H10334560A
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Application number
JP14363397A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsunoda
剛 角田
Hiroyuki Matsuba
浩幸 松葉
Nobuo Jikuya
伸夫 軸屋
Yuji Terajima
祐二 寺島
Takaaki Goto
孝明 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の記録再生時間を短縮した光ディスク装
置およびデータ制御方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 情報記録媒体である光ディスク32を保
持し回転するスピンドルモータ31を備え、レーザダイ
オード34aと光検出器37aを有する固定光学部33
aと、固定光学部33aから出射された光束を光ディス
ク32の記録面近傍に集光させる対物レンズ40aを有
する可動光学部38aと、可動光学部38aを光ディス
ク32の半径方向に移動させる移動機構42aを有する
光ピックアップ46aと同様な光ピックアップ46b,
46cとを有し、情報の記録再生を終了した光ピックア
ップ46が、他の光ピックアップ46の情報の記録再生
を分担することを特徴とする光ディスク装置およびデー
タ制御方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROMや光
磁気ディスクなどの光ディスクからデータを読み出し、
あるいは光ディスクへデータの書き込みを行う光ディス
ク装置およびデータ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置の構成について、
以下に説明を行なう。
【0003】図21は、従来の光ディスク装置の構成を
示す平面図であり、図22は、図19に示す従来の光デ
ィスク装置の構成を示す側面図である。
【0004】図に示すように、この光ディスク装置は、
スピンドルモータ1と、光ピックアップ3と、駆動部1
0を備えて構成されている。また、光ピックアップ3
は、レーザダイオード4と、ハーフミラー5と、反射ミ
ラー6と、対物レンズ7と、光検出器8を有している。
図23は、この光検出器8のさらに詳細な構成を示す拡
大図である。また、駆動部10は、送りシャフト11
と、ガイドシャフト12と、ラック13と、板バネ14
と、送りギア15と、減速ギア16と、送りモータ17
と、ピニオンギア18を有している。
【0005】上記したスピンドルモータ1は、光ディス
ク2を保持しつつ回転させる。また、光ピックアップ3
においては、レーザダイオード3は、データ書込み又は
データ読出し用のレーザ光を光ディスク2に出射する。
また、ハーフミラー5は、板状に形成され、入射光の約
50%を透過し、約50%を反射する。このため、レー
ザダイオード3からのレーザ光は対物レンズ7に導か
れ、光ディスク2からの反射光は、光検出器8に導かれ
る。反射ミラー6は、レーザ光を光ディスク2へ垂直に
立ち上げる(図22参照)。また、対物レンズ7は、レ
ーザ光を光ディスク2上に集束させる(図22参照)。
光検出器8は、4箇所の受光領域を有しており、光ディ
スク2からの反射光の強度を検出する(図23参照)。
また、対物レンズ7は、レンズ駆動手段(図示せず)に
より、対物レンズ7の光軸方向及び光ディスク2の半径
方向に、約1mm程度、光ピックアップ3に対して駆動
される。
【0006】駆動部10においては、送りシャフト11
は、外側面に螺旋状の溝が形成された丸棒状部材であ
り、駆動部10のフレーム(図示せず)上に回転自在に
配置され、光ピックアップ3のラック13と嵌合してお
り、回転することにより光ピックアップ3を光ディスク
2の半径方向に移送する。ガイドシャフト12は、駆動
部10のフレーム上に固定された丸棒状部材であり、送
りシャフト11により移送される光ピックアップ3を光
ディスク2の半径方向に案内する。ラック13は、送り
シャフト11の螺旋状溝と噛み合う突起を有し、光ピッ
クアップ3にその一端が固定された板バネ14上に設け
られ、螺旋状溝へ押圧付勢されている。これにより、ラ
ック13は、ガタつくことなく螺旋状溝に嵌合してい
る。送りギア15は、送りシャフト11に同軸に取り付
けられたギアであり、フレーム上に回転自在に軸支され
た減速ギア16と噛み合っている。減速ギア16は、送
りモータ17に設けられたピニオンギア18と噛み合っ
ている。
【0007】次に上記した従来の光ディスク装置におけ
る情報読出し動作について説明する。
【0008】まず、レーザダイオード4から出射された
光束は、ハーフミラー5で約50%反射され、さらに反
射ミラー6で垂直上方へ立ち上げられ、対物レンズ7で
集束されて光ディスク2の記録面近傍に集光される。光
ディスク2からの反射光は、光路を逆行して再び対物レ
ンズ7に入射し、反射ミラー6を経てハーフミラー5を
約50%透過し、光検出器8に入射する。光検出器8
は、4分割された受光領域を利用して反射光の強度分布
を検出し、対物レンズ7による集光スポットの情報トラ
ックからのズレ量を検出し、そのズレ量に応じてレンズ
駆動手段(図示せず)により対物レンズの位置を補正す
るとともに、情報を読み取る。
【0009】光ディスク2上のデータ領域への移動は、
送りモータ17によるピニオンギア18の回転が減速ギ
ア16を介して送りギア15に伝えられ、送りシャフト
11の回転が送りシャフト11の螺旋状溝とかみ合った
ラック13が光ピックアップ3を光ディスク2の半径方
向に沿って移動させることによって行なわれる。
【0010】次に、従来の光ディスク装置と電子計算機
とを接続した場合の構成について、以下に説明を行な
う。
【0011】図24は、従来の光ディスク装置と電子計
算機との接続構成を示すブロック図であり、図25は、
従来の光ディスク装置におけるデータ書き込み動作を説
明する図である。
【0012】図に示すように、光ディスク装置21は、
光ディスク22へのデータ書込み又は光ディスク22か
らのデータ読出しを行なう光ピックアップ23を備えて
構成されている。光ピックアップ23の詳細な構成は、
上記した光ピックアップ3と同様である。また、光ディ
スク装置21の他の部分の構成は、図21,22に示し
た光ディスク装置の場合と同様である。
【0013】また、上記の光ディスク装置21は、コン
トローラ24と、バス25と、バスインターフェース2
6と、計算機バス27によってコンピュータ等の計算機
28に接続されている。
【0014】コントローラ24は、光ディスク装置21
を制御する装置であり、スピンドル制御部24aと、ア
クセス制御部24bと、ヘッド位置決め制御部24c
と、読出し/書込み制御部24dと、メモリ24eを有
している。
【0015】これらのうち、スピンドル制御部24a
は、光ディスク装置21のスピンドルモータ(図示せ
ず)の回転制御を行う。アクセス制御部24bは、光ピ
ックアップ23のアクセス制御を行う。また、ヘッド位
置決め制御部24cは、光ピックアップ23のヘッド位
置決め制御を行う。読出し/書込み制御部24dは、光
ディスク22へのデータ書込み動作、又はデータ読出し
動作を制御する。また、メモリ24eは、光ディスク2
2へ書き込むデータや読み込まれたデータを格納する記
憶装置である。
【0016】また、バス25は、コントローラ24をネ
ットワークに接続する。バスインターフェース26は、
バス25をネットワーク上に送出するためにデータ変換
を行なう。計算機バス27は、バスインターフェース2
6で変換されたデータをコンピュータなどの計算機28
へ送出する。計算機28は、計算機バス27に接続され
るCPUを有するコンピュータ等の計算機である。
【0017】次に、上記の計算機28から出力されたデ
ータが上記の光ディスク装置21に記録される過程につ
いて説明する。図25は、図24に示す従来の光ディス
ク装置におけるデータ書き込み動作を説明する図であ
る。
【0018】図に示すように、計算機28からデータA
が出力されたとき、データAは、計算機バス27と、バ
スインターフェース26と、バス25とを通過し、コン
トローラ24に届く。コントローラ24は、データAを
任意の論理ブロックサイズに分割する。ここで、データ
Aは、任意に決定された論理ブロックサイズに従い、図
23に示すA(1),A(2),A(3),A(4),
A(5),A(6),A(7),A(8),A(9)と
いう9つのブロックに分割され、コントローラ24内の
メモリ24eに格納される。
【0019】分割され格納されたデータは、コントロー
ラ24により、A(1)から、A(2),A(3),・
・・という順序で、光ディスク装置21へ送信される。
そして、コントローラ24のスピンドル制御部24aに
より光ディスク装置21のスピンドルモータの回転が制
御され、アクセス制御部24bにより光ピックアップ2
3のアクセス制御が行われ、ヘッド位置決め制御部24
cにより光ピックアップ23内のヘッドの位置決め制御
が行われ、読出し/書込み制御部24dにより書込み制
御が行われ、光ディスク22にデータの書き込みが行わ
れる。
【0020】次に、光ディスク22からのデータ読み込
みの制御方法について説明する。計算機28からデータ
Aの読み込み命令が発生した場合、コントローラ24に
より、A(1)が光ピックアップ23により読み込ま
れ、さらに引き続いて、A(2)〜A(9)が読み込ま
れ、コントローラ24のメモリ24e内でA(1)〜A
(9)が継ぎ合わせられ、連続したデータ形式としてデ
ータAとなり、バス25、バスインターフェース26、
計算機バス27を通過し、計算機28に伝送される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光ディスク装置においては、情報の記録再生時
間の短縮化、情報が記録された領域へ光ピックアップを
移動させるためのアクセス速度の高速化、スピンドルモ
ータの回転数増大による情報の転送速度の向上などが要
請されているが、現状では画期的な解決策がない。
【0022】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、情報の記録再生時間を短縮化し得る光
ディスク装置およびデータ制御方法を提供することを目
的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、円盤状の光学
的情報記録媒体を保持し回転駆動する媒体回転駆動手段
と、情報記録媒体に情報を記録、再生する情報記録再生
手段とを有し、情報記録再生手段は、固定された発光部
と受光部とを有する固定光学部と、固定光学部から出射
された光束を情報記録媒体の記録面近傍に集光させる対
物レンズを含む可動光学部と、可動光学部を情報記録媒
体の半径方向に移動させる移動手段と、光ディスク装置
全体の動作を司ると共に情報の記録再生を制御する制御
手段と、一枚の情報記録媒体に対して複数の情報記録再
生手段とを有する光ディスク装置及びそのデータ制御方
法であって、制御手段は、記録再生されるべきデータを
複数の情報記録再生手段に分割し、同時に複数の情報記
録再生手段を動作させると共に、分割されたデータを記
録再生し終えたある情報記録再生手段は記録再生のまだ
完了していない他の分割されたデータの記録再生を行う
ように分割したデータを配分することにより情報記録媒
体の記録再生の時間が最短となるように制御することを
特徴とする光ディスク装置及びそのデータ制御方法であ
る。
【0024】本発明によれば、情報の記録再生時間を短
縮し得る光ディスク装置とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1から請求項5並
びに請求項10に記載の発明は、円盤状の光学的情報記
録媒体を保持し回転駆動する媒体回転駆動手段と、情報
記録媒体に情報を記録、再生する情報記録再生手段とを
有し、情報記録再生手段は、固定された発光部と受光部
とを有する固定光学部と、固定光学部から出射された光
束を情報記録媒体の記録面近傍に集光させる対物レンズ
を含む可動光学部と、可動光学部を情報記録媒体の半径
方向に移動させる移動手段と、光ディスク装置全体の動
作を司ると共に情報の記録再生を制御する制御手段と、
一枚の情報記録媒体に対して複数の情報記録再生手段と
を有する光ディスク装置及びそのデータ制御方法であっ
て、制御手段は、記録再生されるべきデータを複数の情
報記録再生手段に分割し、同時に複数の情報記録再生手
段を動作させると共に、分割されたデータを記録再生し
終えたある情報記録再生手段は記録再生のまだ完了して
いない他の分割されたデータの記録再生を行うように分
割したデータを配分することにより情報記録媒体の記録
再生の時間が最短となるように制御することを特徴とす
る光ディスク装置及びそのデータ制御方法である。
【0026】本発明によれば、情報の記録再生時間を短
縮し得る光ディスク装置とすることができ、特に請求項
1と請求項3にかかる発明は固定光学部を可動光学部に
一体化することにより光ディスク装置全体の小型化を図
るものである。
【0027】本発明の請求項6から請求項9並びに請求
項11に記載の発明は、円盤状の光学的情報記録媒体を
保持し回転駆動する媒体回転駆動手段と、発光部及び受
光部を有する固定光学部と、固定光学部から出射された
光束を情報記録媒体の記録面近傍に集光させる対物レン
ズを含む可動光学部と、可動光学部を情報記録媒体の半
径方向に移動させる移動手段とを有し情報記録媒体に情
報を記録、再生する複数の情報記録再生手段と、媒体回
転駆動手段と複数の情報記録再生手段とを1組の光ディ
スクユニットとする複数組の光ディスクユニットと、各
ユニット全体の動作を司ると共に情報の記録再生を制御
する制御手段とを有し、制御手段は、記録再生されるべ
きデータを複数の情報記録再生手段に分割し、同時に複
数の光ディスクユニットを動作させると共に、分割され
たデータを記録再生し終えたある情報記録再生手段は記
録再生のまだ完了していない他の分割されたデータの記
録再生を行うように分割したデータを配分することによ
り各ユニット全体の記録再生の時間が最短となるように
制御することを特徴とする光ディスクシステム及びその
データ制御方法である。
【0028】本発明によれば、光ディスク装置を複数台
接続し、情報の記録再生時間を短縮し得る光ディスクシ
ステムとすることができ、特に請求項6と請求項8にか
かる発明は固定光学部を可動光学部に一体化することに
より光ディスク装置全体の小型化を図るものである。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、その
詳細を図面を参照しながら説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である光ディスク装置の構成を示す平面図であ
る。また、図2は、図1に示す本発明の実施の形態1で
ある光ディスク装置の構成を示す側面図である。
【0031】図に示すように、この光ディスク装置は、
ベース47と、スピンドルモータ31と、3つの光ピッ
クアップ46a,46b,46cを備えて構成されてい
る。各光ピックアップ46a〜46cはそれぞれ同一の
構成を有しており、例えば、光ピックアップ46aは、
固定光学部33aと、可動光学部38aと、移動機構4
2aを有している。固定光学部33aは、レーザダイオ
ード34aと、ハーフミラー35aと、コリメータレン
ズ36aと、光検出器37aを有している。可動光学部
38aは、反射ミラー39aと、対物レンズ40aと、
コイル41aを有している。また、移動機構42aは、
ヨーク43aと、磁石44aと、リニアベアリング45
aを有している。
【0032】スピンドルモータ31は、ベース47に設
けられ、光ディスク32を保持しつつ回転させる。
【0033】また、固定光学部33aにおいては、レー
ザダイオード34aは、データ書込み又はデータ読出し
用のレーザ光を出射する。ハーフミラー35aは、板状
に形成され、入射光の約50%を透過し、約50%を反
射する。コリメータレンズ36aは、レーザダイオード
34aから出射された発散光を平行光に変換する。光検
出器37aは、4箇所の受光領域を有しており、光ディ
スク32からの反射光の強度を検出する。
【0034】また、可動光学部38aにおいては、反射
ミラー39aは、固定光学部33aからの平行光束を光
ディスク32へ垂直に立ち上げる(図2参照)。対物レ
ンズ40aは、光束を光ディスク32上に集光させる
(図2参照)。コイル41aは、電線を巻いて構成され
ている。
【0035】また、移動機構42aは、スピンドルモー
タ31に保持されて回転する光ディスク32の半径方向
に可動光学部38aを移動させる機構である。移動機構
42aにおいては、ヨーク43aは、可動光学部38a
に設けられたコイル41aを貫通している。また、磁石
44aは、ヨーク43aに配置されている。また、図2
に示すように、リニアベアリング45aは、可動光学部
38aを光ディスク32の半径方向に案内しつつ移動さ
せる。
【0036】上記のような構成により、光ピックアップ
46aは、光ディスク32に対する情報の記録又は再生
を行う。また、他の光ピックアップ46b及び46c
は、上記した光ピックアップ46aと同一の構成を有し
ており、添字aをb又はcに変えた構成要素は、添字a
の構成要素と同一の構成及び作用を有しているため、そ
の説明は省略する。これら3個の光ピックアップ46
a,46b,46cは、スピンドルモータ31とともに
同一のベース47に固定され、高精度な位置精度が確保
されている。
【0037】次に、上記した光ディスク装置における情
報読出し動作について説明する。まず、レーザダイオー
ド34a,34b,34cから出射された光束は、ハー
フミラー35a,35b,35cで約50%反射された
後、コリメータレンズ36a,36b,36cで平行光
となり、固定光学部33a,33b,33cより出射さ
れる。出射した光束は可動光学部38a,38b,38
cに入射し、反射ミラー39a,39b,39cにより
折り曲げられ、対物レンズ40a,40b,40cで集
光され、光ディスク32の記録面近傍に集束される。光
ディスク32からの反射光は、再び対物レンズ40a,
40b,40cに入射し、反射ミラー39a,39b,
39cを経て可動光学部38a,38b,38cより固
定光学部33a,33b,33cへと戻り、コリメータ
レンズ36a,36b,36cを経てハーフミラー35
a,35b,35cで約50%透過し、集束光が光検出
器37a,37b,37cに入射する。光検出器37
a,37b,37cは4分割された受光領域を利用して
反射光の強度分布から対物レンズ40a,40b,40
cによる集光スポットの情報トラックからのズレ量を検
出し、そのズレ量からレンズアクチュエータ(図示せ
ず)により対物レンズ40a,40b,40cの位置を
補正するとともに、情報を読み取る。
【0038】光ディスク32上のデータ領域への移動
は、可動光学部38a,38b,38cに設けられたコ
イル41a,41b,41cに電流を流し、磁石44
a,44b,44c及びヨーク43a,43b,43c
で構成された磁気回路における磁界との相互作用による
電磁力を利用して行われる。
【0039】上記のように、実施の形態1の光ディスク
装置によれば、複数の光ピックアップを設けたので、従
来の装置よりも情報の記録再生時間を短縮化することが
できる。光ピックアップの個数は2個以上であれば何個
であってもよい。
【0040】次に、本発明の実施の形態1の光ディスク
装置と電子計算機とを接続した場合の構成について、以
下に説明を行なう。
【0041】図3は、本発明の実施の形態1の光ディス
ク装置と電子計算機との接続構成を示すブロック図であ
る。
【0042】図に示すように、光ディスク装置51は、
光ディスク52へのデータ書込み又は光ディスク52か
らのデータ読出しを行なう複数個の光ピックアップ53
を備えて構成されている。光ピックアップ53の詳細な
構成は、上記した光ピックアップ46a,46b,46
cと同様である。また、光ディスク装置51の他の部分
の構成は、図1,2に示した光ディスク装置の場合と同
様である。
【0043】また、上記の光ディスク装置51は、シス
テムコントローラ54と、複数個の光ピックアップ53
ごとに設けられたディスクコントローラ59と、バス5
5と、バスインターフェース56と、計算機バス57に
よってコンピュータ等の計算機58に接続されている。
【0044】システムコントローラ54は、複数のディ
スクコントローラ59を介して複数の光ピックアップ5
3を制御する装置であり、スピンドル制御部54aと、
アクセス制御部54bと、ダイレクトメモリアクセス
(DMA)54cを有している。
【0045】これらのうち、スピンドル制御部54a
は、光ディスク装置51のスピンドルモータ(図示せ
ず)の回転制御を行う。アクセス制御部54bは、光ピ
ックアップ53のアクセス制御を行う。また、ダイレク
トメモリアクセス(DMA)54cは、書き込みされる
データや読み込んだデータを記録する。
【0046】ディスクコントローラ59は、システムコ
ントローラ54からの制御を受けて各光ピックアップ5
3を制御する装置であり、ヘッド位置決め制御部59c
と、読出し/書込み制御部59dと、メモリ59eを有
している。これらのうち、ヘッド位置決め制御部59c
は、光ピックアップ53のヘッド位置決め制御を行う。
読出し/書込み制御部59dは、光ディスク52へのデ
ータ書込み動作、又はデータ読出し動作を制御する。ま
た、メモリ59eは、光ディスク52へ書き込むデータ
や読み込まれたデータを格納する記憶装置である。
【0047】また、バス55は、システムコントローラ
54をネットワークに接続する。バスインターフェース
56は、バス55をネットワーク上に送出するためにデ
ータ変換を行なう。計算機バス57は、バスインターフ
ェース56で変換されたデータをコンピュータなどの計
算機58へ送出する。計算機58は、計算機バス57に
接続されるCPUを有するコンピュータ等の計算機であ
る。
【0048】次に、上記の計算機58から出力されたデ
ータが上記の光ディスク装置51に記録される過程につ
いて説明する。図4は、本発明の実施の形態1である光
ディスク装置におけるデータ書き込み動作を説明する図
である。
【0049】図4に示すように、計算機58からデータ
Aが出力された場合、データAは、計算機バス57と、
バスインターフェース56と、バス55とを通過し、シ
ステムコントローラ54に届く。システムコントローラ
54は、データAを任意の論理ブロックサイズに分割す
る。ここで、データAは、任意に決定された論理ブロッ
クサイズに従い、A(1),A(2),A(3),A
(4),A(5),A(6),A(7),A(8),A
(9)という9つのブロックに分割され、システムコン
トローラ54内のDMA54cに記録される。
【0050】システムコントローラ54内のDMA54
cに記録された分割データは、システムコントローラ5
4により、A(1)から、A(2),A(3),・・・
という順序で、光ディスク装置51に送信される。そし
て、システムコントローラ54のスピンドル制御部54
aにより光ディスク装置51のスピンドルモータの回転
が制御され、アクセス制御部54bにより複数の光ピッ
クアップ53のアクセス制御が行われ、さらに各ディス
クコントローラ59内のヘッド位置決め制御部59cに
より各光ピックアップ53内のヘッドの位置決め制御が
行われ、読出し/書込み制御部59dにより書込み制御
が行われ、複数の光ピックアップ53に対してデータが
分配され、光ディスク52にデータの書き込みが行われ
る。
【0051】次に、送信されたデータの書き込みの過程
について説明する。図4に示すように、光ディスク装置
51は、3個の光ピックアップ53を有している。ま
ず、3個の光ピックアップ53に対して、システムコン
トローラ54により、それぞれ分割データA(1),A
(2),A(3)が送信され、光ディスク52への書き
込み動作が行われる。次に、3個の光ピックアップ53
に対して、システムコントローラ54により、それぞれ
A(4),A(5),A(6)の分割データが送信され
て光ディスク52への書き込みが行われ、さらに同様に
して3個の光ピックアップ53に対してシステムコント
ローラ54によりそれぞれA(7),A(8),A
(9)の分割データが送信されて光ディスク52への書
き込みが行われ、データAの光ディスク52への書き込
みが終了する。
【0052】上記の説明においては、1個のデータが計
算機58から出力された場合の書込み動作について説明
を行ったが、以下に複数のデータが送信された場合につ
いて説明する。
【0053】(1)データA,データBの2つのデータ
が送信された場合 図5は、本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おける2つのデータの同時書き込み動作を説明する図で
ある。
【0054】図5に示すように、データA,データBの
2つのデータが計算機58から出力された場合には、シ
ステムコントローラ54により、データ長の短いデータ
Bが光ピックアップ53のうちの1つに割り当てられ、
データ長の長いデータAが、残りの2つの光ピックアッ
プ53,53に割り当てられる。そして、システムコン
トローラ54により、データAは、任意に決定された論
理ブロックサイズに従い、A(1),A(2),A
(3),A(4),A(5),A(6)という6つのブ
ロックに分割され、システムコントローラ54内のDM
A54cに記録される。また、データBは、システムコ
ントローラ54により、任意に決定された論理ブロック
サイズに従い、B(1),B(2),B(3),B
(4)という4つのブロックに分割され、システムコン
トローラ54内のDMA54cに記録される。
【0055】システムコントローラ54内のDMA54
cに記録された上記の分割データのうち、まず、A
(1),A(2),B(1)が、システムコントローラ
54により、光ディスク装置51に送信され、上記と同
様なシステムコントローラ54及びディスクコントロー
ラ59,59,59の制御により3つの光ピックアップ
53に分配され、光ディスク52に書き込まれる。次
に、同様にして、分割データA(3),A(4),B
(2)が光ディスク52に書き込まれ、さらに分割デー
タA(5),A(6),B(3)が光ディスク52に書
き込まれ、最後に残った分割データB(4)が光ディス
ク52に書き込まれて、データA及びBの光ディスク5
2への書き込みが終了する。
【0056】(2)データA,データB,データCの3
つのデータが送信された場合(光ピックアップの個数と
入力されてきたデータの数が等しい場合) 図6は、本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おける3つのデータの同時書き込み動作を説明する図で
ある。
【0057】図6に示すように、データA,データB,
データCの3つのデータが計算機58から出力された場
合には、システムコントローラ54により、1つのデー
タに対して、1つの光ピックアップ53が割り当てられ
る。そして、システムコントローラ54により、データ
Aは、任意に決定された論理ブロックサイズに従い、A
(1),A(2),A(3),A(4),A(5),A
(6)という6つのブロックに分割され、システムコン
トローラ54内のDMA54cに記録される。また、デ
ータBは、システムコントローラ54により、任意に決
定された論理ブロックサイズに従い、B(1),B
(2),B(3),B(4)という4つのブロックに分
割され、システムコントローラ54内のDMA54cに
記録される。また、データCは、システムコントローラ
54により、任意に決定された論理ブロックサイズに従
い、C(1),C(2)という2つのブロックに分割さ
れ、システムコントローラ54内のDMA54cに記録
される。
【0058】システムコントローラ54内のDMA54
cに記録された上記の分割データのうち、まず、A
(1),B(1),C(1)が、システムコントローラ
54により、光ディスク装置51に送信され、上記と同
様なシステムコントローラ54及びディスクコントロー
ラ59,59,59の制御により3つの光ピックアップ
53に分配され、光ディスク52に書き込まれる。その
後は、第2回目がA(2),B(2),C(2)、第3
回目がA(3),B(3),A(4)、第4回目がA
(5),B(4),A(6)というように、順番にデー
タA、B、Cの分割データの書き込みを行う。この場
合、データCの書き込みが最も早く終了するため、デー
タCの書き込みを行っていた光ピックアップ53は、デ
ータCの書込み終了後は、データ長の最も長いデータA
の書き込みを開始し、データA,B,Cの書き込み時間
が短縮される。
【0059】(3)データA,データB,データC,デ
ータDの4つのデータが送信された場合(光ピックアッ
プの個数が入力されてきたデータの数より小さい場合) 図7は、本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おける4つのデータの同時書き込み動作を説明する図で
ある。
【0060】図7に示すように、データA,データB,
データC,データDの4つのデータが計算機58から出
力された場合には、システムコントローラ54により、
データ長の短いデータから光ピックアップ53に割り当
てられる。図7の例では、データA,データB,データ
C,データDの順にデータ長が短くなるため、まず、デ
ータD,データC,データBに光ピックアップ53が割
り当てられる。そして、システムコントローラ54によ
り、データDは、任意に決定された論理ブロックサイズ
に従い、D(1),D(2)という2つのブロックに分
割され、システムコントローラ54内のDMA54cに
記録される。また、データCは、システムコントローラ
54により、任意に決定された論理ブロックサイズに従
い、C(1),C(2),C(3),C(4)という4
つのブロックに分割され、システムコントローラ54内
のDMA54cに記録される。また、データBは、シス
テムコントローラ54により、任意に決定された論理ブ
ロックサイズに従い、B(1),B(2),B(3),
B(4),B(5),B(6)という6つのブロックに
分割され、システムコントローラ54内のDMA54c
に記録される。さらに、データAは、システムコントロ
ーラ54により、任意に決定された論理ブロックサイズ
に従い、A(1),A(2),A(3),A(4),A
(5),A(6),A(7),A(8)という8つのブ
ロックに分割され、システムコントローラ54内のDM
A54cに記録される。
【0061】システムコントローラ54内のDMA54
cに記録された上記の分割データのうち、まず、D
(1),C(1),B(1)が、システムコントローラ
54により、光ディスク装置51に送信され、上記と同
様なシステムコントローラ54及びディスクコントロー
ラ59,59,59の制御により3つの光ピックアップ
53に分配され、光ディスク52に書き込まれる。その
後は、第2回目がD(2),C(2),B(2)という
ように、順番にデータD、C、Bの分割データの書き込
みを行う。そして、データDの書き込みが終了すると、
データDの書き込みを担当していた光ピックアップ53
は、データAの分割データの書込みを開始する。このた
め、その後は、第3回目はA(1),C(3),B
(3)、第4回目はA(2),C(4),B(4)とい
うように、順番にデータA、C、Bの分割データの書き
込みを行い、データCの書き込みが終了すると、データ
Cの書き込みを担当していた光ピックアップ53は、デ
ータAの分割データの書込みを開始する。このため、そ
の後は、第5回目はA(1),A(4),B(5)、第
6回目はA(5),A(6),B(6)というように、
順番にデータA、A、Bの分割データの書き込みが行わ
れ、データBの書き込みが終了すると、データBの書き
込みを担当していた光ピックアップ53は、書込みを終
了する。このため、その後は、第7回目にA(7),A
(8)の分割データの書き込みが行われ、全データの書
込みが終了する。このようにして、システムコントロー
ラ54は、計算機58から入力されてきたデータが最も
短時間にディスク52に書き込まれるように操作するの
で、データA,B,C,Dの書き込み時間が短縮され
る。
【0062】次に、光ディスク52からのデータ読み込
みの制御方法について説明する。図8は、本発明の実施
の形態1である光ディスク装置におけるデータ読み込み
動作を説明する図である。
【0063】図8に示すように、計算機58から、デー
タAに続いてデータBの読み込み命令が出されたとす
る。この場合には、まず、先に来たデータAの読み込み
命令に従い、3つの光ピックアップ53により、データ
Aの読み込みが開始され、光ピックアップ53により分
割データA(1),A(2),A(3)が読み込まれ
る。このデータAの読み込み途中にデータBの読み込み
命令が発生したとすると、システムコントローラ54
は、第2回目の読み込みにおいて、3つの光ピックアッ
プ53のうち1つをデータBの読み込みに割り当て、デ
ータAとデータBを同時に読み込む。さらに、第3回目
の読み込みにおいて、データAの読み込みを担当してい
た1つの光ピックアップ53の読み込みが終了するた
め、システムコントローラ54は、データAの読み込み
が終了した光ピックアップ53にデータBの読み込みを
割り当てるように操作し、最短時間でデータの読み込み
を完了させる。
【0064】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明を行う。図9は、本発明の実施の形態
2である光ディスク装置と計算機との接続構成を示すブ
ロック図である。
【0065】図9に示すように、光ディスク装置61は
複数個(例えば5個)設けられ、光ディスク62へのデ
ータ書込み又は光ディスク62からのデータ読出しを行
なう複数個(例えば各光ディスク装置61ごとに3個で
総計15個)の光ピックアップ63を備えて構成されて
いる。光ピックアップ63の詳細な構成は、上記した光
ピックアップ46a,46b,46cと同様である。ま
た、光ディスク装置61の他の部分の構成は、図1,2
に示した光ディスク装置の場合と同様である。
【0066】また、上記の光ディスク装置61は、シス
テムコントローラ64と、複数個の光ディスク装置61
の複数個の光ピックアップ63ごとに設けられたディス
クコントローラ69と、バス65と、バスインターフェ
ース66と、計算機バス67によってコンピュータ等の
計算機68に接続されている。
【0067】システムコントローラ64は、複数のディ
スクコントローラ69を介して複数の光ピックアップ6
3を制御する装置であり、スピンドル制御部64aと、
アクセス制御部64bと、ダイレクトメモリアクセス
(DMA)64cを有している。
【0068】これらのうち、スピンドル制御部64a
は、光ディスク装置61のスピンドルモータ(図示せ
ず)の回転制御を行う。アクセス制御部64bは、光ピ
ックアップ63のアクセス制御を行う。また、ダイレク
トメモリアクセス(DMA)64cは、書き込みされる
データや読み込んだデータを記録する。
【0069】ディスクコントローラ69は、システムコ
ントローラ54からの制御を受けて各光ピックアップ6
3を制御する装置であり、ヘッド位置決め制御部(図示
せず)と、読出し/書込み制御部(図示せず)と、メモ
リ(図示せず)を有している。これらのうち、ヘッド位
置決め制御部は、光ピックアップ63のヘッド位置決め
制御を行う。読出し/書込み制御部は、光ディスク62
へのデータ書込み動作、又はデータ読出し動作を制御す
る。また、メモリは、光ディスク62へ書き込むデータ
や読み込まれたデータを格納する記憶装置である。
【0070】また、バス65は、システムコントローラ
64をネットワークに接続する。バスインターフェース
66は、バス65をネットワーク上に送出するためにデ
ータ変換を行なう。計算機バス67は、バスインターフ
ェース66で変換されたデータをコンピュータなどの計
算機68へ送出する。計算機68は、計算機バス67に
接続されるCPUを有するコンピュータ等の計算機であ
る。
【0071】次に、上記の計算機68から出力されたデ
ータが上記の光ディスク装置61に記録される過程につ
いて説明する。図10は、本発明の実施の形態2である
光ディスク装置における1つのデータの同時書き込み動
作を説明する図である。
【0072】図10に示すように、計算機68からデー
タAが出力された場合、データAは、計算機バス67
と、バスインターフェース66と、バス65とを通過
し、システムコントローラ64に届く。システムコント
ローラ64は、データAを任意の論理ブロックサイズに
分割する。ここで、データAは、任意に決定された論理
ブロックサイズに従い、A(1),A(2),A
(3),A(4),A(5),A(6),A(7),A
(8),A(9),A(10),A(11),A(1
2),A(13),A(14),A(15)という15
個のブロックに分割され、システムコントローラ64内
のDMA64cに記録される。
【0073】システムコントローラ64内のDMA64
cに記録された分割データは、システムコントローラ6
4により、A(1)から、A(2),A(3),・・・
という順序で、光ディスク装置61に送信される。そし
て、システムコントローラ64のスピンドル制御部64
aにより光ディスク装置61のスピンドルモータの回転
が制御され、アクセス制御部64bにより複数の光ピッ
クアップ63のアクセス制御が行われ、さらに各ディス
クコントローラ69内のヘッド位置決め制御部により各
光ピックアップ63内のヘッドの位置決め制御が行わ
れ、読出し/書込み制御部により書込み制御が行われ、
複数の光ピックアップ63に対してデータが分配され、
光ディスク62にデータが書き込まれる。
【0074】すなわち、図10に示すように、システム
コントローラ64により、分割データA(1),A
(2),A(3)が1台目の光ディスク装置61に出力
され、分割データA(4),A(5),A(6)が2台
目の光ディスク装置61に出力され、分割データA
(7),A(8),A(9)が3台目の光ディスク装置
61に出力され、分割データA(10),A(11),
A(12)が4台目の光ディスク装置61に出力され、
分割データA(13),A(14),A(15)が5台
目の光ディスク装置61に出力される。さらに、1台目
の光ディスク装置61に出力されたデータは、3個の各
光ピックアップ63に分配され、分割データA(1),
A(2),A(3)を同時に光ディスク62に書き込
む。また、2〜5台目の光ディスク装置61も同様に、
それぞれ3個の各光ピックアップ63に分配され、分割
データの同時書込みが行われ、データ書き込み処理が非
常に高速化される。
【0075】また、上記の説明においては1個のデータ
が計算機68から出力された場合の書込み動作について
説明を行ったが、以下に複数のデータが送信された場合
について説明する。
【0076】(1)データA,データB,データC,デ
ータD,データEの5つのデータが送信された場合(入
力されてきたデータ数よりも、光ピックアップの個数の
方が多い場合) 本発明の実施の形態2である光ディスク装置における5
つのデータの同時書き込み動作を説明する図である。
【0077】図11に示すように、データA,データ
B,データC,データD,データEの5つのデータが計
算機68から出力された場合には、システムコントロー
ラ64により、各データA,B,C,D,Eは、任意に
決定された論理ブロックサイズに従ってブロックに分割
され、システムコントローラ54内のDMA54cに記
録される。例えば、図11に示すように、データAは、
A(1),A(2),A(3),A(4),A(5),
A(6)という6つのブロックに分割され、データB
は、B(1),B(2),B(3),B(4),B
(5),B(6)という6つのブロックに分割され、デ
ータCは、C(1),C(2),C(3),C(4),
C(5),C(6)という6つのブロックに分割され、
データDは、D(1),D(2),D(3),D
(4),D(5),D(6)という6つのブロックに分
割され、データEは、E(1),E(2),E(3),
E(4),E(5),E(6)という6つのブロックに
分割される。
【0078】分割されたデータは、システムコントロー
ラ64により、それぞれの先頭データから、各光ディス
ク装置61に出力され、さらに各光ピックアップ63に
よって、光ディスク62への書き込みが行われる。
【0079】(2)データA,B,C,D,E,F,
G,H,I,J,K,L,M,N,O,Pの16個のデ
ータが送信された場合(光ピックアップの個数が入力さ
れてきたデータの数より小さい場合) 図12は、本発明の実施の形態2である光ディスク装置
における書き込みデータのデータ長を示す図である。
【0080】図12に示すようなデータ長を有する16
個のデータA,B,C,D,E,F,G,H,I,J,
K,L,M,N,O,Pが複数の計算機68から出力さ
れた場合には、システムコントローラ64により、任意
の論理ブロック単位で、例えば、データAについてはA
(1)〜A(16)の16個のブロックに、データBに
ついてはB(1)〜B(15)の15個のブロックに、
データCについてはC(1)〜C(14)の14個のブ
ロックに、データDについてはD(1)〜D(13)の
13個のブロックに、データEについてはE(1)〜E
(12)の12個のブロックに、データFについてはF
(1)〜F(11)の11個のブロックに、データGに
ついてはG(1)〜G(10)の10個のブロックに、
データHについてはH(1)〜H(9)の9個のブロッ
クに、データIについてはI(1)〜I(8)の8個の
ブロックに、データJについてはJ(1)〜J(7)の
7個のブロックに、データKについてはK(1)〜K
(6)の6個のブロックに、データLについてはL
(1)〜L(5)の5個のブロックに、データMについ
てはM(1)〜M(4)の4個のブロックに、データN
についてはN(1)〜N(3)の3個のブロックに、デ
ータOについては0(1)〜O(2)の2個のブロック
に、データPについてはP(1)の1個のブロックに、
それぞれ分割され、光ディスク装置61に送信される。
【0081】この場合、入力されてきたデータの数は1
6であり、各光ディスク装置61の光ピックアップ63
の総個数15個を越えているため、データ書き込みの優
先度を決定しなければならない。この優先度の決定方法
として、図13に示すような方法が採用される。図13
は、本発明の実施の形態2である光ディスク装置におけ
る多数のデータの同時書き込み動作を説明する図であ
る。
【0082】図13に示すように、システムコントロー
ラ64は、各データのうちデータ長の短いものを優先に
書き込む。この例では、図12に示すようにデータAが
最もデータ長が長いため、システムコントローラ64
は、まず、15個のデータB,C,D,E,F,G,
H,I,J,K,L,M,N,O,Pに対して、15個
の光ピックアップ63を割り当て、光ディスク62に書
き込みを行う。この場合、データPのデータ長が最も短
いため、最も早く書き込み作業が終了する。そこで、デ
ータPの書き込み終了後は、データPの書き込みを担当
していた光ピックアップ63は、システムコントローラ
64により、データAの書き込み担当として割り当てら
れる。次に、2回目の書き込みにおいてデータOの書き
込みが終了するため、その後は、システムコントローラ
64により、データOの書き込みを行っていた光ピック
アップ63がデータAの書き込み担当として割り当てら
れる。以下同様にして、データの書き込みが終了した光
ピックアップ63に対して、システムコントローラ64
が書き込みの完了していないデータの書込み担当として
割り当てることにより、要求の生じたデータの書き込み
が最短時間で完了する。
【0083】次に、光ディスク62からのデータ読み込
みの制御方法について説明する。図14は、本発明の実
施の形態2である光ディスク装置におけるデータ読み込
み動作を説明する図である。図14(A)は、ドライブ
(光ディスク装置)と、そのドライブに記録されている
分割データを示した図である。また、図14(B)は、
各ドライブ(光ディスク装置)からの読み込み動作を示
したタイムチャートである。
【0084】図14に示すように、計算機68からデー
タAに続いてデータBの読み込み命令が出されたとす
る。この場合には、まず、先に来たデータAの読み込み
命令に従い、データAが記録されている光ディスク62
が収納されているドライブ1,2,3の光ピックアップ
63により、データの読み込みが行われ、システムコン
トローラ64に送られる。このデータAの読み込み途中
にデータBの読み込み命令が発生した場合には、データ
Bが記録されている光ディスク62が収納されているド
ライブ3,4,5の光ピックアップ63のうち、ドライ
ブ3でデータAの読み込みを行っていない光ピックアッ
プ63からB(1)の読み込みが開始され、ドライブ
4,5では各ドライブの2個の光ピックアップ63によ
りB(2),B(5),B(3),B(6)の読み込み
が行われる。そして、ドライブ3のデータAの読み込み
が終了すると、データAの読み込みを担当していた光ピ
ックアップ63がB(4)の読み込みを開始する(図1
4(B)参照)。システムコントローラ64は、上記の
ように、データの読み込みが終了した光ピックアップ6
3に他のデータの読み込みを割り当てるように操作する
ので、最短時間でデータの読み込みを完了させることが
できる。
【0085】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について説明を行う。図15は、本発明の実施の形
態3である光ディスク装置の構成を示す平面図である。
【0086】図に示すように、この光ディスク装置は、
ベース87と、スピンドルモータ71と、3つの光ピッ
クアップ86A,86B,86Cを備えて構成されてい
る。各光ピックアップ86A〜86Cはそれぞれ同一の
構成を有しており、例えば、光ピックアップ86Aは、
固定光学部73Aと、可動光学部78Aと、移動機構8
2aを有している。固定光学部73Aは、2つのレーザ
ダイオード74a及び74bと、2つのハーフミラー7
5a及び75bと、2つのコリメータレンズ76a及び
76bと、2つの光検出器77a及び77bを有してい
る。可動光学部78Aは、2つの反射ミラー79a及び
79bと、2つの対物レンズ80a及び80bと、コイ
ル81Aを有している。また、移動機構82Aは、ヨー
ク83Aと、磁石84Aと、リニアベアリング(図示せ
ず)を有している。
【0087】スピンドルモータ71は、ベース87に設
けられ、光ディスク72を保持しつつ回転させる。
【0088】また、固定光学部83Aにおいては、レー
ザダイオード74a,74bは、データ書込み又はデー
タ読出し用のレーザ光を出射する。ハーフミラー75
a,75bは、板状に形成され、入射光の約50%を透
過し、約50%を反射する。コリメータレンズ76a,
76bは、レーザダイオード74a,74bから出射さ
れた発散光を平行光に変換する。光検出器77a,77
bは、4箇所の受光領域を有しており、光ディスク72
からの反射光の強度を検出する。
【0089】また、可動光学部78Aにおいては、反射
ミラー79a,79bは、固定光学部73aからの平行
光束を光ディスク72へ垂直に立ち上げる。対物レンズ
80a,80bは、光束を光ディスク72上に集光させ
る。コイル81Aは、電線を巻いて構成されている。
【0090】また、移動機構82Aは、スピンドルモー
タ71に保持されて回転する光ディスク72の半径方向
に可動光学部78Aを移動させる機構である。移動機構
82Aにおいては、ヨーク83Aは、可動光学部78A
に設けられたコイル81Aを貫通している。また、磁石
84Aは、ヨーク83Aに配置されている。また、リニ
アベアリング(図示せず)は、可動光学部78Aを光デ
ィスク72の半径方向に案内しつつ移動させる。以上の
各構成要素は2つの系統がそれぞれ左右対象に配置さ
れ、2つの対物レンズ80a,80bはコイル81Aの
通電制御に応じてそれぞれ独立に移動可能である。
【0091】上記のような構成により、光ピックアップ
86Aは、光ディスク72に対する情報の記録又は再生
を行う。また、他の光ピックアップ86B及び86C
は、上記した光ピックアップ86aと同一の構成を有し
ており、添字AをB又はCに変え、又は添字a,bを
c,d又はe,fに変えた構成要素は、添字A又はa,
bの構成要素と同一の構成及び作用を有しているため、
その説明は省略する。これら3個の光ピックアップ86
A,86B,86Cは、スピンドルモータ71とともに
同一のベース87に固定され、高精度な位置精度が確保
されている。
【0092】上記のように、実施の形態3の光ディスク
装置によれば、複数の光ピックアップに複数の対物レン
ズを設けたので、従来の装置よりも情報の記録再生時間
を短縮化することができる。光ピックアップの個数は2
個以上であれば何個であってもよい。また、対物レンズ
の個数は2個以上であれば何個であってもよい。
【0093】次に、上記した光ディスク装置における情
報読出し動作について、1つの光ピックアップ86Aを
例にとって説明する。他の光ピックアップ86B,86
Cの場合も同様である。
【0094】まず、レーザダイオード74a,74bか
ら出射された光束は、ハーフミラー75a,75bで約
50%反射された後、コリメータレンズ76a,76b
で平行光となり、固定光学部73Aより出射される。出
射した光束は可動光学部78Aに入射し、反射ミラー7
9a,79bにより折り曲げられ、対物レンズ80a,
80bで集光され、光ディスク72の記録面近傍に集束
される。光ディスク72からの反射光は、再び対物レン
ズ80a,80bに入射し、反射ミラー79a,79b
を経て可動光学部37Aより固定光学部73Aへと戻
り、コリメータレンズ76a,76bを経てハーフミラ
ー75a,75bで約50%透過し、集束光が光検出器
77a,77bに入射する。光検出器77a,77bは
4分割された受光領域を利用して反射光の強度分布から
対物レンズ80a,80bによる集光スポットの情報ト
ラックからのズレ量を検出し、そのズレ量からレンズア
クチュエータ(図示せず)により対物レンズ80a,8
0bの位置を補正するとともに、情報を読み取る。
【0095】光ディスク72上のデータ領域への移動
は、可動光学部78Aに設けられたコイル81Aに電流
を流し、磁石84A及びヨーク83Aで構成された磁気
回路における磁界との相互作用による電磁力を利用して
行われる。
【0096】本実施の形態の光ディスク装置では、複数
の対物レンズから出射される集光スポットにより、同一
トラックを追従させ、一方を記録用、他方を検証用とす
ることもできるし、また別々のトラックを追従させ、デ
ータの記録再生速度を高速化させるなど、種々の使用方
法が可能である。
【0097】次に、本発明の実施の形態3の光ディスク
装置と電子計算機とを接続した場合の構成について、以
下に説明を行なう。図16は、本発明の実施の形態3で
ある光ディスク装置と計算機との接続構成を示すブロッ
ク図である。
【0098】図に示すように、光ディスク装置91は複
数個(例えば2個)設けられ、光ディスク92へのデー
タ書込み又は光ディスク92からのデータ読出しを行な
う複数個(例えば各光ディスク装置91ごとに3個で総
計6個)の光ピックアップ93を備えて構成されてい
る。光ピックアップ93の詳細な構成は、上記した光ピ
ックアップ86A,86B,86Cと同様である。ま
た、光ディスク装置91の他の部分の構成は、図15に
示した光ディスク装置の場合と同様である。
【0099】また、上記の光ディスク装置91は、シス
テムコントローラ94と、複数個の光ピックアップ93
ごとに設けられたディスクコントローラ99と、バス9
5と、バスインターフェース96と、計算機バス97に
よってコンピュータ等の計算機98に接続されている。
【0100】システムコントローラ94は、複数のディ
スクコントローラ99を介して複数の光ピックアップ9
3を制御する装置であり、スピンドル制御部(図示せ
ず)と、アクセス制御部(図示せず)と、ダイレクトメ
モリアクセス(DMA:図示せず)を有している。
【0101】これらのうち、スピンドル制御部は、光デ
ィスク装置91のスピンドルモータ(図示せず)の回転
制御を行う。アクセス制御部は、光ピックアップ93の
アクセス制御を行う。また、ダイレクトメモリアクセス
(DMA)は、書き込みされるデータや読み込んだデー
タを記録する。
【0102】ディスクコントローラ99は、システムコ
ントローラ94からの制御を受けて各光ピックアップ9
3を制御する装置であり、ヘッド位置決め制御部(図示
せず)と、読出し/書込み制御部(図示せず)と、メモ
リ(図示せず)を有している。これらのうち、ヘッド位
置決め制御部は、光ピックアップ93のヘッド位置決め
制御を行う。読出し/書込み制御部は、光ディスク92
へのデータ書込み動作、又はデータ読出し動作を制御す
る。また、メモリは、光ディスク92へ書き込むデータ
や読み込まれたデータを格納する記憶装置である。
【0103】また、バス95は、システムコントローラ
94をネットワークに接続する。バスインターフェース
96は、バス95をネットワーク上に送出するためにデ
ータ変換を行なう。計算機バス97は、バスインターフ
ェース96で変換されたデータをコンピュータなどの計
算機98へ送出する。計算機98は、計算機バス97に
接続されるCPUを有するコンピュータ等の計算機であ
る。
【0104】次に、上記の計算機98から出力されたデ
ータが上記の光ディスク装置91に記録される過程につ
いて説明する。図17は、本発明の実施の形態3である
光ディスク装置における1つのデータの同時書き込み動
作を説明する図である。
【0105】図17に示すように、計算機98からデー
タAが出力された場合、データAは、計算機バス97
と、バスインターフェース96と、バス95とを通過
し、システムコントローラ94に届く。システムコント
ローラ94は、データAを任意の論理ブロックサイズに
分割する。ここで、データAは、任意に決定された論理
ブロックサイズに従い、A(1),A(2),A
(3),A(4),A(5),A(6),A(7),A
(8),A(9),A(10),A(11),A(1
2)という12個のブロックに分割され、システムコン
トローラ94内のDMAに記録される。
【0106】システムコントローラ94内のDMAに記
録された分割データは、システムコントローラ94によ
り、A(1)から、A(2),A(3),・・・という
順序で、光ディスク装置91に送信される。そして、シ
ステムコントローラ94のスピンドル制御部により光デ
ィスク装置91のスピンドルモータの回転が制御され、
アクセス制御部により複数の光ピックアップ93のアク
セス制御が行われ、さらに各ディスクコントローラ99
内のヘッド位置決め制御部により各光ピックアップ93
内のヘッドの位置決め制御が行われ、読出し/書込み制
御部により書込み制御が行われ、複数の光ピックアップ
93に対してデータが分配され、光ディスク92にデー
タの書き込みが行われる。
【0107】すなわち、図17に示すように、システム
コントローラ94から分割データA(1),A(2),
A(3),A(4),A(5),A(6)が1台目の光
ディスク装置91に出力され、分割データA(7),A
(8),A(9),A(10),A(11),A(1
2)が2台目の光ディスク装置91に出力される。さら
に、1台目の光ディスク装置91に出力されたデータ
は、各光ピックアップ93に分配され、各光ピックアッ
プ93により、分割データA(1)とA(2)、A
(3)とA(4)、A(5)とA(6)が同時に、光デ
ィスク92に書き込まれる。また、もう1台の光ディス
ク装置91により、上記の光ディスク装置の書き込みと
同様に、分割データA(7)とA(8)、A(9)とA
(10)、A(11)とA(12)の書き込みが行われ
る。
【0108】次に、光ディスク92からのデータ読み込
みの制御方法について説明する。図18は、本発明の実
施の形態3である光ディスク装置におけるデータ読み込
み動作を説明する図である。
【0109】図18に示すように、計算機98から、デ
ータAに続いてデータBの読み込み命令が出されたとす
る。この場合には、まず、先に来たデータAの読み込み
命令に従い、データAが記憶されているディスク92が
収納されている光ディスク装置91の3つの光ピックア
ップ93により、データAの読み込みが開始される。こ
のデータAの読み込み途中にデータBの読み込み命令が
発生したとすると、システムコントローラ54は、デー
タBが記憶されているディスク92が収納されている光
ディスク装置91の光ピックアップ93により、データ
の読み込みを行わせる。このように制御することによ
り、データ読み込みが最短時間で完了する。
【0110】上記において、スピンドルモータ31,7
1は、媒体回転駆動手段に相当している。また、レーザ
ダイオード34a〜34c,74a〜74fは、発光部
に相当している。また、光検出器37a〜37c,77
a〜77fは、受光部に相当している。また、移動機構
42a〜42c,82A〜82Cは、移動手段に相当し
ている。また、光ピックアップ46a〜46c,53,
63,86A〜86C,93は、情報記録再生手段に相
当している。また、システムコントローラ54,64,
94は、制御手段に相当している。
【0111】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について説明を行う。図19は、図1の固定光学部
を可動光学部に置き換えた光ディスク装置の構成を示す
平面図、図20は、図15の固定光学部を可動光学部に
置き換えた光ディスク装置の構成を示す平面図である。
前述の実施の形態1から3において、固定光学部を光デ
ィスクの回転範囲外に固定した例を示した。これは、構
成要素が増したとしても可動光学部を小型、軽量化する
ためである。
【0112】他方、光学部材の集積化技術と半導体の集
積化技術とを応用すれば、レーザダイオード34a〜3
4c程度の大きさの素子に受発光素子と集積化光学部材
とを集積することが可能である。本実施の形態4はこの
ような集積受発光部101を用いて光学系を構成した例
を示すものである。
【0113】両図に示すように、集積受発光部101は
対物レンズ40a〜40cの近傍に配置されてほぼ一体
の新たな可動光学部102となる。その結果、当然に固
定光学部は不要となり、可動光学部に導光するための無
限光学系(図示省略)もまた不要である。従って、前述
の可動光学部よりもさらに小型軽量化された新たな可動
光学部102を実現することができる。なお、前述の実
施の形態1から3と同一の構成要素には同一の符号を付
し、説明の重複を省略する。
【0114】このようにして、固定光学部を可動光学部
に一体化した新たな可動光学部102により光ディスク
装置全体の小型化を図るものである。
【0115】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ディス
クへの情報の記録あるいは、光ディスクからの情報の再
生を行う複数の情報記録再生手段を備える光ディスク装
置により、情報の記録再生時間を短縮することができ
る。また、複数の情報記録再生手段を備える光ディスク
装置を複数台接続することにより、情報の記録再生時間
を短縮することができる。さらに複数の情報再生手段へ
の情報の書込み又は読出しを効率的に制御する制御手段
を設けることにより、情報の記録再生時間をさらに短縮
することができる。
【0116】さらに、複数の情報記録再生手段を1つの
ベースに組入れることにより、読み込みの精度を向上
し、読み取り、書き込みのエラーを低減させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である光ディスク装置の
構成を示す平面図
【図2】図1に示す本発明の実施の形態1である光ディ
スク装置の構成を示す側面図
【図3】本発明の実施の形態1である光ディスク装置と
計算機との接続構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おけるデータ書き込み動作を説明する図
【図5】本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おける2つのデータの同時書き込み動作を説明する図
【図6】本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おける3つのデータの同時書き込み動作を説明する図
【図7】本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おける4つのデータの同時書き込み動作を説明する図
【図8】本発明の実施の形態1である光ディスク装置に
おけるデータ読み込み動作を説明する図
【図9】本発明の実施の形態2である光ディスク装置と
計算機との接続構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態2である光ディスク装置
における1つのデータの同時書き込み動作を説明する図
【図11】本発明の実施の形態2である光ディスク装置
における5つのデータの同時書き込み動作を説明する図
【図12】本発明の実施の形態2である光ディスク装置
における書き込みデータのデータ長を示す図
【図13】本発明の実施の形態2である光ディスク装置
における多数のデータの同時書き込み動作を説明する図
【図14】本発明の実施の形態2である光ディスク装置
におけるデータ読み込み動作を説明する図
【図15】本発明の実施の形態3である光ディスク装置
の構成を示す平面図
【図16】本発明の実施の形態3である光ディスク装置
と計算機との接続構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態3である光ディスク装置
における1つのデータの同時書き込み動作を説明する図
【図18】本発明の実施の形態3である光ディスク装置
におけるデータ読み込み動作を説明する図
【図19】図1の固定光学部を可動光学部に置き換えた
光ディスク装置の構成を示す平面図
【図20】図15の固定光学部を可動光学部に置き換え
た光ディスク装置の構成を示す平面図
【図21】従来の光ディスク装置の構成を示す平面図
【図22】図21に示す従来の光ディスク装置の構成を
示す側面図
【図23】図21に示す従来の光ディスク装置における
光検出器のさらに詳細な構成を示す拡大図
【図24】従来の光ディスク装置と電子計算機との接続
構成を示すブロック図
【図25】図24に示す従来の光ディスク装置における
データ書き込み動作を説明する図
【符号の説明】
31 スピンドルモータ 32 光ディスク 33a,33b,33c 固定光学部 34a,34b,34c レーザダイオード 35a,35b,35c ハーフミラー 36a,36b,36c コリメータレンズ 37a,37b,37c 光検出器 38a,38b,38c 可動光学部 39a,39b,39c 反射ミラー 40a,40b,40c 対物レンズ 41a,41b,41c コイル 42a,42b,42c 移動機構 43a,43b,43c ヨーク 44a,44b,44c 磁石 45a リニアベアリング 46a,46b,46c 光ピックアップ 47 ベース 51 光ディスク装置 52 光ディスク 53 光ピックアップ 54 システムコントローラ 54a スピンドル制御部 54b アクセス制御部 54c ダイレクトメモリアクセス 55 バス 56 バスインターフェース 57 計算機バス 58 計算機 59 ディスクコントローラ 59c ヘッド位置決め制御部 59d 読出し/書込み制御部 59e メモリ 61 光ディスク装置 62 ディスク 63 光ピックアップ 64 システムコントローラ 64a スピンドル制御部 64b アクセス制御部 64c ダイレクトメモリアクセス(DMA) 65 バス 66 バスインターフェース 67 計算機バス 68 計算機 69 ディスクコントローラ 71 スピンドルモータ 72 光ディスク 73A,73B,73C 固定光学部 74a,74b,74c,74d,74e,74f レ
ーザダイオード 75a,75b,75c,75d,75e,75f ハ
ーフミラー 76a,76b,76c,76d,76e,76f コ
リメータレンズ 77a,77b,77c,77d,77e,77f 光
検出器 78A,78B,78C 可動光学部 79a,79b,79c,79d,79e,79f 反
射ミラー 80a,80b,80c,80d,80e,80f 対
物レンズ 81A,81B,81C コイル 82A,82B,82C 移動機構 83A,83B,83C ヨーク 84A,84A,84C 磁石 86A,86B,86C 光ピックアップ 87 ベース 91 光ディスク装置 92 光ディスク 93 光ピックアップ 94 システムコントローラ 95 バス 96 バスインターフェース 97 計算機バス 98 計算機 99 ディスクコントローラ 101 集積受発光部 102 可動光学部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺島 祐二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後藤 孝明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状の光学的情報記録媒体を保持し回転
    駆動する媒体回転駆動手段と、前記情報記録媒体に情報
    を記録、再生する情報記録再生手段とを有する光ディス
    ク装置であって、 前記情報記録再生手段は、発光部と受光部と前記発光部
    から出射された光束を前記情報記録媒体の記録面近傍に
    集光させる対物レンズとを含む可動光学部と、前記可動
    光学部を前記情報記録媒体の半径方向に移動させる移動
    手段とを有し、一枚の前記情報記録媒体に対して複数の
    前記情報記録再生手段を有することを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】円盤状の光学的情報記録媒体を保持し回転
    駆動する媒体回転駆動手段と、前記情報記録媒体に情報
    を記録、再生する情報記録再生手段とを有する光ディス
    ク装置であって、 前記情報記録再生手段は、固定された発光部と受光部と
    を有する固定光学部と、前記固定光学部から出射された
    光束を前記情報記録媒体の記録面近傍に集光させる対物
    レンズを含む可動光学部と、前記可動光学部を前記情報
    記録媒体の半径方向に移動させる移動手段とを有し、 一枚の前記情報記録媒体に対して複数の前記情報記録再
    生手段を有することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】複数の前記情報記録再生手段のうち少なく
    とも1組の前記情報記録再生手段は、複数の前記可動光
    学部と複数の前記移動手段とを有する情報記録再生手段
    であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】複数の前記情報記録再生手段のうち少なく
    とも1組の前記情報記録再生手段は、複数の前記固定光
    学部と複数の前記可動光学部と複数の前記移動手段とを
    有する情報記録再生手段であることを特徴とする請求項
    2記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】光ディスク装置全体の動作を司ると共に情
    報の記録再生を制御する制御手段を有し、 前記制御手段は、記録再生されるべきデータを複数の前
    記情報記録再生手段に分割し、同時に複数の前記情報記
    録再生手段を動作させると共に、分割されたデータを記
    録再生し終えたある前記情報記録再生手段は記録再生の
    まだ完了していない他の分割されたデータの記録再生を
    行うように分割したデータを配分することにより前記情
    報記録媒体の記録再生の時間が最短となるように制御す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4記載の光ディ
    スク装置。
  6. 【請求項6】円盤状の光学的情報記録媒体を保持し回転
    駆動する媒体回転駆動手段と、 発光部と受光部と前記発光部から出射された光束を前記
    情報記録媒体の記録面近傍に集光させる対物レンズとを
    含む可動光学部と、前記可動光学部を前記情報記録媒体
    の半径方向に移動させる移動手段とを有し前記情報記録
    媒体に情報を記録、再生する複数の情報記録再生手段
    と、 前記媒体回転駆動手段と前記複数の情報記録再生手段と
    を1組の光ディスクユニットとする複数組の前記光ディ
    スクユニットと、 各ユニット全体の動作を司ると共に情報の記録再生を制
    御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、記録再生されるべきデータを複数の前
    記情報記録再生手段に分割し、同時に複数の前記光ディ
    スクユニットをそれぞれ動作させると共に、分割された
    データを記録、再生し終えたある前記情報記録再生手段
    は記録再生のまだ完了していない他の分割されたデータ
    の記録再生を行うように分割したデータを配分すること
    により各ユニット全体の記録再生の時間が最短となるよ
    うに制御することを特徴とする光ディスクシステム。
  7. 【請求項7】円盤状の光学的情報記録媒体を保持し回転
    駆動する媒体回転駆動手段と、 発光部及び受光部を有する固定光学部と、前記固定光学
    部から出射された光束を前記情報記録媒体の記録面近傍
    に集光させる対物レンズを含む可動光学部と、前記可動
    光学部を前記情報記録媒体の半径方向に移動させる移動
    手段とを有し前記情報記録媒体に情報を記録、再生する
    複数の情報記録再生手段と、 前記媒体回転駆動手段と前記複数の情報記録再生手段と
    を1組の光ディスクユニットとする複数組の前記光ディ
    スクユニットと、 各ユニット全体の動作を司ると共に情報の記録再生を制
    御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、記録再生されるべきデータを複数の前
    記情報記録再生手段に分割し、同時に複数の前記光ディ
    スクユニットを動作させると共に、分割されたデータを
    記録再生し終えたある前記情報記録再生手段は記録再生
    のまだ完了していない他の分割されたデータの記録再生
    を行うように分割したデータを配分することにより各ユ
    ニット全体の記録再生の時間が最短となるように制御す
    ることを特徴とする光ディスクシステム。
  8. 【請求項8】複数の前記情報記録再生手段のうち少なく
    とも1組の前記情報記録再生手段は、複数の前記可動光
    学部と複数の前記移動手段とを有する情報記録再生手段
    であることを特徴とする請求項6記載の光ディスクシス
    テム。
  9. 【請求項9】複数の前記情報記録再生手段のうち少なく
    とも1組の前記情報記録再生手段は、複数の前記固定光
    学部と複数の前記可動光学部と複数の前記移動手段とを
    有する情報記録再生手段であることを特徴とする請求項
    7記載の光ディスクシステム。
  10. 【請求項10】光学的情報記録媒体を回転駆動する媒体
    回転駆動ステップと、一枚の前記情報記録媒体に情報を
    記録、再生する複数の情報記録再生ステップとを有する
    データ制御方法であって、 光ディスク装置全体の動作を司ると共に情報の記録再生
    を制御する記録再生制御ステップを有し、前記記録再生
    制御ステップは、記録再生されるべきデータを複数の前
    記情報記録再生ステップに分割し、同時に複数の前記情
    報記録再生ステップを動作させると共に、分割されたデ
    ータを記録再生し終えたある前記情報記録再生ステップ
    は記録再生のまだ完了していない他の分割されたデータ
    の記録再生を行うように分割したデータを配分すること
    により前記情報記録再生ステップの全体の動作時間が最
    短となるように制御することを特徴とする光ディスク装
    置のデータ制御方法。
  11. 【請求項11】媒体回転駆動手段と複数の情報記録再生
    手段とを1組の光ディスクユニットとする複数組の前記
    光ディスクユニットと、各ユニット全体の動作を司ると
    共に情報の記録再生を制御する制御手段とを有し、 前記媒体回転駆動手段は光学的情報記録媒体を回転駆動
    する媒体回転駆動ステップを有し、前記情報記録再生手
    段は一枚の前記光学的情報記録媒体に情報を記録、再生
    する複数の情報記録再生ステップを有し、前記制御手段
    は全体の動作を司ると共に情報の記録再生を制御する記
    録再生制御ステップを有し、 前記記録再生制御ステップは、記録再生されるべきデー
    タを複数の前記情報記録再生ステップに分割し、同時に
    複数の前記情報記録再生ステップを動作させると共に、
    分割されたデータを記録再生し終えたある前記情報記録
    再生ステップは記録再生のまだ完了していない他の分割
    されたデータの記録再生を行うように分割したデータを
    配分することにより前記情報記録再生ステップの全体の
    動作時間が最短となるように制御することを特徴とする
    光ディスクシステムのデータ制御方法。
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